JPH1193321A - 天井の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数で、天井材の連結を簡易に且
つ強固に行う。天井構成材の簡素化により省施工化、工
期の短縮化及び低コスト化を実現する。天井の施工及び
メンテナンス性を向上させる。照明器具等の取付けを外
観良く行う。 【解決手段】 天井下地１に固定された吊りボルト２の
下端部に、天井材３の端部３ａ同士を互いに連結するた
めのジョイント金具４を一体に取付ける。ジョイント金
具４の両側にそれぞれ側方に開口したコ字状の天井材差
込み部５を設ける。天井材差込み部５，５間に、照明器
具、カーテンレール、間仕切りレール等の各種機能部材
８が取付け可能な下方に開口した逆Ｕ字状の取付け凹所
６を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、天井の構造に関
し、詳しくは例えばクリーンルームのような気密性を必
要とする建造物の天井構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えばクリーンルームにおいて、上下２
枚の金属外皮１１の間に断熱材１２が充填されてなる天
井材３を施工するにあたっては、図７及び図８に示すよ
うに、天井下地（図示せず）に固定された吊りボルト２
の下端部に角筒形の天井材支持金物３１の上端面を取付
け、この天井材支持金物３１の下端面を固定具３１′を
用いて天井材３の上側の金属外皮１１に固定するように
していた。

【０００３】また複数の天井材３を接続するにあたって
は、天井材３の対向する２辺の接続は雄実と雌実との嵌
合により行われ、天井材３の残りの２辺の接続は、前記
吊りボルト２、天井材支持金物３１とは別部材のジョイ
ント金具４′を用いて行われている。このジョイント金
具４′の両側にはそれぞれ側方にコ字状に開口した天井
材差込み部が形成されており、天井材３の端部３ａを差
し込むことによって天井材３の端部３ａ，３ａ同士を連
結するものである。尚図７中の４０は壁パネル、４１は
シリコンコーキングである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の天井
材３の接続構造にあっては、天井材３の上側の金属外皮
１１と天井材支持金物３１とを固定具３１′で固定し、
更に天井材支持金物３１と吊りボルト２とを固定する必
要があり、しかも、天井材３の端部３ａ（雄実、雌実が
設けられない端部）の連結は、天井材支持金物３１や吊
りボルト２とは別部品のジョイント金具４′を用いて行
っているため、天井構成部材の数が増えて天井材３の施
工に手間がかかるという問題がある。しかも、ジョイン
ト金具４′は吊りボルト２で直接支持されていないため
に、天井材３の施工時やメンテナンス時に作業者は直接
天井材３の上を安心して歩行できず、キャットウォーク
が別途必要になる。さらに、天井材３に照明器具等を取
付けるにあたっては、従来は、天井材３の下面に照明器
具フレームを直接取付けているために、照明器具フレー
ムの取付け時の寸法合わせが困難であるばかりか、照明
器具フレームをネジ止めする際には、照明器具フレーム
を手で支えながらドライバーでネジを天井材３に打ち込
む必要があり、また照明用の配線も別途行う必要がある
ために、照明器具の取付け作業に多くの手間と時間がか
かり、そのうえ照明器具フレームが天井材３の下面に露
出することによって天井の外観が損なわれるという問題
もあった。

【０００５】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、少ない部品点数で、天井材の連結を簡易に且つ強
固に行うことができると共に、天井構成材の簡素化によ
り省施工化、工期の短縮化及び低コスト化を実現でき、
しかも天井の歩行機能が向上して天井材の施工及びメン
テナンスが容易となり、さらに、照明器具、カーテンレ
ール、間仕切りレール等の各種機能部材を外観良く取付
けることができ、意匠性を高めて高級感を得ることがで
きる天井の構造を提供することを課題とし、また、ジョ
イント金具内に各種機能部材を容易に組み込むことがで
きると共に、配線コードの収まりを良くした天井の構造
を提供することを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、天井下地１に固定された吊りボルト２の
下端部に、天井材３の端部３ａ同士を互いに連結するた
めのジョイント金具４が一体に取付けられ、ジョイント
金具４の両側にはそれぞれ側方に開口したコ字状の天井
材差込み部５が設けられ、天井材差込み部５，５間に
は、照明器具、カーテンレール、間仕切りレール等の各
種機能部材８が取付け可能な下方に開口した逆Ｕ字状の
取付け凹所６を設けて成ることを特徴としており、この
ように構成することで、吊りボルト２に一体に取付けら
れたジョイント金具４を利用して、天井材３の端部３ａ
同士の連結を簡易に且つ強固に行うことができ、しか
も、ジョイント金具４は吊りボルト２と一体に取付けら
れているので、使用する部品数が少なくて済み、さらに
ジョイント金具４は吊りボルト２により天井下地１に直
接支持されているから、天井材３の施工時やメンテナン
ス時に作業者は直接天井材３の上を安心して歩行するこ
とができる。そのうえジョイント金具４の取付け凹所６
内に照明器具、カーテンレール、間仕切りレール等の各
種機能部材８を容易にしかも外観良く取付けることが可
能となる。

【０００７】また、取付け凹所６内の下半部６ａを機能
部材８の取付け部９とし、上半部６ｂを配線ダクト１０
とするのが好ましく、この場合、ジョイント金具４を利
用して機能部材８の取付け施工を外観良く行うことがで
きると同時に配線作業も容易となる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。クリーンルームの天井材３は、例えば図１に
示すように、上下２枚の金属外皮１１の間に断熱材１２
を充填して構成されたサンドイッチパネルで構成されて
いる。天井材３の対向する２辺の接続は、本発明のジョ
イント金具４を用いて行われる。なお、天井材３の残り
の２辺の接続は、従来と同様、雄実と雌実との嵌合によ
り行われる。

【０００９】ジョイント金具４は、天井下地１に固定さ
れた吊りボルト２の下端部に一体に取付けられている。
天井下地１は、約９００〜１８００ｍｍの間隔Ｄ（図３
（ｂ））で設置されたＣ型バーなどから成る。吊りボル
ト２は、図２に示すように、例えばＣバーから成る天井
下地１に引っ掛けられるハンガー部２ａと、ハンガー部
２ａに螺合されたボルト部２ｂとから成り、ボルト部２
ｂの下端部がジョイント金具４の上部に設けたボルト取
付け部１３にナット２ｃにて締結固定されている。な
お、ボルト部２ｂは、天井下地１に螺合するボルトとジ
ョイント金具４のボルト取付け部１３に螺合するボルト
とが連結軸により連結された構造を有しているが、必ず
しもこの構造に限定されるものではない。

【００１０】ジョイント金具４は、例えばアルミ製バー
から成り、その上下寸法Ｈ（図１）は天井材３の厚みｈ
₂ （例えば３５ｍｍ）よりも大きく設定（例えば６５ｍ
ｍ）されており、また、ジョイント金具４の天井材３の
下面からの突出幅ｈ₃ （約１０ｍｍ）は小さく設定さ
れ、その分だけ天井材３の上面への突出幅ｈ₂ （約２０
ｍｍ）が大きく設定されている。このジョイント金具４
は、天井材３の幅寸法に合わせて図３（ａ）のように約
１８００〜３０００ｍｍの間隔Ｌで設置されている。

【００１１】ジョイント金具４の上端部には、図４に示
すように、吊りボルト２の下端部に取付けられるボルト
取付け部１３が設けられている。ジョイント金具４の両
側部には、図５及び図６に示すように、側方に開口した
一対のコ字状の天井材差込み部５がそれぞれ設けられて
いる。各天井材差込み部５は、縦片１５の下端部から横
方向に突出した下横片１８と、縦片１５の上端部から突
出したフック片１９と、一端がフック片１９に係止され
且つ他端が天井材３の端部３ａの上面に固定される断面
Ｌ形の押さえ片２０とで構成されている。なお、天井材
３，３の端部３ａ，３ａ間の気密性をより高めるため
に、縦片１５から下横片１８に沿って図５（ｂ）に示す
シール材２１を取付けるのが望ましい。

【００１２】ジョイント金具４の天井材差込み部５，５
間には、下方に向けて開口した逆Ｕ字状の取付け凹所６
が形成されている。取付け凹所６は、ボルト取付け部１
３と一体の上片１４と、上片１４の両端部から下方に垂
下した縦片１５とで形成されている。図１に示す実施形
態では、取付け凹所６内の下半部６ａが照明器具フレー
ム７の取付け部９とされ、上半部６ｂが照明用の配線コ
ードを配線するための配線ダクト１０とされる。照明器
具フレーム７の取付け部９は、図４に示すように、各縦
片１５の内側からそれぞれ突出した一対の略ト字状の上
側突起部１６と、上側突起部１６の下方に突出した一対
の爪状の下側突起部１７とで構成されている。

【００１３】一方、図４に示す照明器具フレーム７は、
ジョイント金具４の上側突起部１６に係止される弾性変
形可能な水平片７ａと、下側突起部１７に係止される一
対の係止片７ｂとを備えている。水平片７ａの両端部は
下向きＬ字状に湾曲しており、これにより照明器具フレ
ーム７を前記取付け凹所６内に押し込むことによって、
水平片７ａの両端部が取付け凹所６内の左右の上側突起
部１６を乗り越えて、これに係止できるものであり、こ
れと同時に一対の係止片７ｂが左右の下側突起部１７に
それぞれ係止することによって、照明器具フレーム７を
取付け凹所６内に抜け止め状態で嵌め込み可能となって
いる。尚、水平片７ａは図１においてその図示が省略さ
れている。

【００１４】なお、上記天井材３の壁側端部３ｂは、図
１に示すアルミ製の見切り緑２３によって壁面２８に支
持されている。この見切り縁２３は縦片２４と下横片２
５と上横片２６とで略コ字状に形成されており、縦片２
４をネジ２７で壁面２８に固定した状態で、天井材３の
壁側端部３ｂを下横片１８上に乗せ、Ｌ形の押さえ片２
２の一端を上横片２６の先端に係止させ、他端をネジ２
７ａで天井材３の壁側端部３ｂの上面に固定することに
より、天井材３の壁側端部３ｂを上下から挟持した状態
で固定できるようになっている。また、見切り縁２３の
上下寸法Ｈ′は、前記ジョイント金具４の上下寸法Ｈと
略等しく設定され、見切り緑２３の天井材３の下面から
の突出幅ｈ₃ ′（約１０ｍｍ）を小さくし、その分だけ
天井材３の上面への突出幅ｈ₂ ′（約２０ｍｍ）を大き
くしてある。なお、見切り縁２３の下横片２５の幅ｄは
約３５ｍｍ程度に設定されている。図１中の２９はシリ
コンコーキングである。

【００１５】しかして、天井材３の取付けを行うにあた
っては、先ず、天井下地１に吊りボルト２の上端を固定
し、吊りボルト２の下端にジョイント金具４のボルト取
付け部１３を一体に取付ける。その後、図６に示すよう
に、天井材３の端部３ａを天井材差込み部５の下横片１
８上に乗せ、Ｌ形の押さえ片２０の垂直部をネジ６０で
ジョイント金具４の縦片１５に固定し、且つ押さえ片２
０の水平部をネジ６１で天井材３の端部３ａの上面に固
定することにより、天井材３の端部３ａを上下から挟持
固定することができる。なお、天井材３の残り２辺は従
来と同様、雄実と雌実との嵌合によって接続する。これ
により天井材３の取付けが完了する。

【００１６】このように、吊りボルト２に一体に取付け
られたジョイント金具４の天井材差込み部５に天井材３
の端部３ａを差込んで、押さえ片２０で固定することに
よって、天井材３の端部３ａを天井材差込み部５に対し
て抜け止め状態で固定できるので、ジョイント金具４を
介して、天井材３の端部３ａ同士の連結支持を簡易に且
つ強固に行うことができ、地震対策にも万全を期すこと
ができる。しかも、従来のように角筒形の天井材支持金
物３１（図７）を天井材３の上側外皮１に固定したり、
天井材支持金物と吊りボルト２とを固定したりする必要
がなく、天井材３の取付けを容易且つ短時間で行うこと
ができる。しかも、本発明のジョイント金具４は吊りボ
ルト２と一体に取付けられているので、天井構成材が簡
素化して、部品数が少なくて済み、工期の短縮化及び低
コスト化を実現できるようになる。

【００１７】また、ジョイント金具４は吊りボルト２に
より直接支持されているので、天井材３の施工時やメン
テナンス時に作業者は別途キャットウォークを必要とす
ることなく、直接天井材３の上を安心して歩行すること
ができ、天井材３の施工やメンテナンスを容易に行うこ
とができる。また、メンテナンス時に天井材３を取外す
ときには、天井材３の両端部のいずれか一方のジョイン
ト金具４の押さえ片２０を取外して天井材３の一端部を
持ち上げて天井材３の他端部を他方のジョイント金具４
から引き抜くだけで、天井材３の取外しを簡単に行うこ
とができ、メンテナンス性が良好となる。

【００１８】さらにジョイント金具４を利用して照明器
具を取付けることができる。つまり、照明器具フレーム
７を取付け凹所６の下方から押し込むことによって、図
４に示すように照明器具フレーム７の水平片７ａの両端
部を上側突起部１６に嵌合させることができ、これと同
時に、両側の係止片７ｂが下側突起部１７にそれぞれ係
合することにより、照明器具フレーム７を取付け凹所６
の下半部６ａにワンタッチで取付け可能となる。その
後、照明器具フレーム７にクリーンルーム用の蛍光灯５
０を取付け、さらに取付け凹所６の上半部６ｂの配線ダ
クト１０を利用して照明用の配線コードを配線すること
によって、照明器具の取付けが完了する。

【００１９】このようにジョ イント金具４の取付け凹所
６内に照明器具フレーム７が組み込まれるために、照明
器具フレーム７が外部に露出せず、天井面の外観がすっ
きりしたものとなり、クリーンルームの天井の意匠性を
高めて、高級感が得られるようになる。また、照明器具
フレーム７の取付け時の寸法合わせも必要なく、そのう
え照明器具フレーム７はジョイント金具４に嵌め込み式
で取付けられるので、ネジを用いる必要もなく、照明器
具フレーム７を正確な位置に精度良く且つ容易に取付け
ることができると共に、照明用の配線コードは、取付け
凹所６内の上半部６ｂの配線ダクト１０を利用して配線
できるので、配線作業も楽に行うことができる。しか
も、配線ダクト１０の下側には照明器具フレーム７が取
付けられるので、配線コードが取付け凹所６の下方へ垂
れ下がるのを照明器具フレーム７によって防止でき、配
線コードの収まりも良好となる。また、取付け凹所６内
のスペースを利用して配線を行うことで、配線作業を室
内から行うことが可能となり、天井裏での配線作業を省
くことができるという利点もある。

【００２０】なお、前記実施形態では、取付け凹所６の
下半部６ａに機能部材８として照明器具フレーム７を取
付けるようにしたが、必ずしもこれに限定されるもので
はなく、他の機能部材８として、例えばカーテンレー
ル、間仕切りレール等のレール状取付金具を取付けるこ
ともできる。この場合、レール状取付金具にジョイント
金具４の取付け凹所６内の上側突起部１６及び下側突起
部１７にそれぞれ係合可能な係合手段（図４の水平片７
ａ、係合片７ｂに相当する部位）を設けておけばよいも
のである。また間仕切りは電動式のものであってもよ
く、この場合、配線ダクト１０を利用して間仕切り用配
線コードを収まり良く配線することができる。

【００２１】本発明の天井の構造は、クリーンルーム以
外の天井にも広く適用できるのは勿論のことである。ま
た、天井材３としてサンドイッチパネルを説明したが、
もちろん、これに限定されるものではなく、金属単板或
いは合成樹脂ボード等であってもよいものである。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項１記載の発明は、天井下地に固定された吊りボルトの
下端部に、天井材の端部同士を互いに連結するためのジ
ョイント金具が一体に取付けられ、ジョイント金具の両
側にはそれぞれ側方に開口したコ字状の天井材差込み部
が設けられ、天井材差込み部間には、照明器具、カーテ
ンレール、間仕切りレール等の各種機能部材が取付け可
能な下方に開口した逆Ｕ字状の取付け凹所を設けて成る
から、吊りボルトに一体に取付けられたジョイント金具
に天井材の端部を差込みによって連結支持することによ
って、天井材の端部の連結をジョイント金具を用いて簡
易に且つ強固に行うことができるので、従来のように天
井材の上側の金属外皮と天井材支持金物とを固定具で固
定し、更に天井材支持金物と吊りボルトとを固定したり
する必要がなくなり、施工が容易となる。しかも、ジョ
イント金具は吊りボルトと一体に取付けられているの
で、使用する部品数が少なくて済み、天井構成材の簡素
化により工期の短縮化及び低コスト化を実現できると共
に、ジョイント金具は吊りボルトにより天井下地に直接
支持されているから、天井材の施工時やメンテナンス時
に作業者は別途キャットウォークを必要とすることな
く、直接天井材の上を安心して歩行することができ、天
井の歩行機能が向上して、天井材の施工やメンテナンス
を楽に行うことができる。さらに、ジョイント金具の取
付け凹所内に照明器具、カーテンレール、間仕切りレー
ル等の各種機能部材を取付けることによって、機能部材
の取付け位置の寸法合わせの必要がなくなり、機能部材
を外観良くしかも正確な位置に精度良く取付けることが
可能となり、天井の意匠性をより高めることができるも
のである。

【００２３】請求項２記載の発明は、請求項１記載の効
果に加えて、取付け凹所内の下半部を機能部材の取付け
部とし、上半部を配線ダクトとしたから、ジョイント金
具の取付け凹所内の下半部に照明器具、カーテンレー
ル、間仕切りレール等の各種機能部材を容易にしかも外
観良く組み込むことができ、しかも、取付け凹所内の上
半部の配線ダクトを利用して配線を行うことができると
共に、機能部材によって配線コードが取付け凹所の下方
へ垂れ下がるのを防止でき、配線コードの収まりを良く
することができる。また、取付け凹所内の下半部を配線
ダクトとしたことによって、室内から配線作業を容易に
行うことができ、メンテナンス性も良好となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態の一例を示す一部省略断面図
である。

【図２】同上のジョイント金具と吊りボルトとの取付け
状態の説明図である。

【図３】（ａ）（ｂ）は同上のクリーンルームの説明図
である。

【図４】同上のジョイント金具に照明器具フレームを取
付けた状態の説明図である。

【図５】（ａ）は同上のジョイント金具の側面図、
（ｂ）はシール材を取付けたジョイント金具の側面図で
ある。

【図６】同上のジョイント金具に天井材の端部を取付け
た状態の説明図である。

【図７】従来の天井の構造を示す断面図である。

【図８】従来のクリーンルームの説明図である。

【符号の説明】

１ 天井下地 ２ 吊りボルト ３ 天井材 ３ａ 端部 ４ ジョイント金具 ５ 天井材差込み部 ６ 取付け凹所 ６ａ 下半部 ６ｂ 上半部 ８ 機能部材 ９ 取付け部 １０ 配線ダクト

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｅ０４Ｂ 5/58 Ｐ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 天井下地に固定された吊りボルトの下端
   部に、天井材の端部同士を互いに連結するためのジョイ
   ント金具が一体に取付けられ、ジョイント金具の両側に
   はそれぞれ側方に開口したコ字状の天井材差込み部が設
   けられ、天井材差込み部間には、照明器具、カーテンレ
   ール、間仕切りレール等の各種機能部材が取付け可能な
   下方に開口した逆Ｕ字状の取付け凹所を設けて成ること
   を特徴とする天井の構造。
2. 【請求項２】 取付け凹所内の下半部を機能部材の取付
   け部とし、上半部を配線ダクトとしたことを特徴とする
   請求項１記載の天井の構造。