JPH1192654A - 水系ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

水系ポリウレタン樹脂組成物

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JPH1192654A
JPH1192654A JP9257231A JP25723197A JPH1192654A JP H1192654 A JPH1192654 A JP H1192654A JP 9257231 A JP9257231 A JP 9257231A JP 25723197 A JP25723197 A JP 25723197A JP H1192654 A JPH1192654 A JP H1192654A
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polyurethane resin
polyol
aqueous polyurethane
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acid
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忠洋 仲田
Shuichi Kaneda
修一 金田
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保 永松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分散物の保存安定性および硬化物物性に優
れ、特に繊維製品の処理剤として用いた場合において風
合いがよく、消臭性、抗菌性および耐洗濯性に優れた繊
維製品を提供することが可能な水系ポリウレタン樹脂組
成物の提供。 【解決手段】 水系ポリウレタン樹脂に特定のエーテル
エステル化合物を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系ポリウレタン
樹脂組成物に関し、詳しくは、特定のエーテルエステル
化合物を配合してなる、水分散物の保存安定性および硬
化物物性に優れた水系ポリウレタン樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】塗料、
接着剤、バインダー、コーティング剤、繊維などの処理
剤あるいは各種仕上げ加工剤などの分野においてポリウ
レタン樹脂が用いられているが、斯る分野においても、
環境問題や人体への悪影響を考え、有機溶剤の使用が制
限されてきており、有機溶剤をほとんど含まない水系ポ
リウレタン樹脂への移行が進行し、その使用量も増加し
ている。
【0003】この水系ポリウレタン樹脂は、一般に、末
端にイソシアネート基を有するプレポリマーを、低分子
量の鎖延長剤および必要に応じて界面活性剤を含有する
水中に加えることによって鎖延長(高分子量化)と水分
散を同時に行わせて製造されるため、ポリマー主鎖に多
量のウレタン結合またはウレア結合を有することとな
り、その構造が剛直化し伸びが小さくなる欠点があっ
た。また、乾燥後に残存する界面活性剤は乾燥塗膜の物
性に悪影響を及ぼすことが多いため、界面活性剤の使用
量を低減したりあるいは界面活性剤を使用しなくとも水
分散性または水溶性を付与するために、分子中にカルボ
キシル基またはスルホン酸基を有するポリオールまたは
分子中に塩基性基を有するポリオールを用いて構造中に
親水性基を導入することも行われているが、この場合に
は、用いられるこれらのポリオールが低分子量の化合物
であるため、上記の欠点がより顕著に現れる。
【0004】また、繊維処理剤として水系ポリウレタン
樹脂を使用した場合にも、上記の欠点によって風合いが
不良となることが多かった。
【0005】これまで、ポリウレタン樹脂に可塑剤を配
合して柔軟性を付与することが行われており、例えば、
特開平7−26137号公報にはジオクチルフタレー
ト、ジオクチルアジペート等のエステル系可塑剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル等のポリエーテル系可
塑剤、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート等の低分子量エーテルエステル系可塑剤を配合した
ポリウレタンエラストマーが記載されている。しかしな
がら、水系ポリウレタン樹脂にこれらの可塑剤を配合し
ても物性の改善効果が不十分で、また、クリーニングを
繰り返した場合にその効果が失われてしまうばかりでな
く、水系ポリウレタン樹脂の保存安定性が低下する欠点
もあり、実用上満足できるものではなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、水分散物の保存
安定性および硬化物物性に優れ、特に繊維製品の処理剤
として用いた場合において風合いがよく、消臭性、抗菌
性および耐洗濯性に優れた繊維製品を提供することが可
能な水系ポリウレタン樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々検討
を重ねた結果、水系ポリウレタン樹脂に特定のエーテル
エステル化合物を配合することによって、上記目的が達
成されることを見出し、本発明に到達した。
【0008】即ち、本発明は、水系ウレタン樹脂に下記
一般式(I−1)〜(I−4)で表されるエーテルエス
テル化合物を配合してなる水系ポリウレタン樹脂組成物
を提供するものである。
【0009】
【化2】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水系ポリウレタン
樹脂組成物について詳述する。
【0011】本発明において用いられる水系ポリウレタ
ン樹脂は、例えば、(1)界面活性剤を用いて強制乳化す
る方法、(2)オキシエチレン骨格を導入して自己乳化性
を付与する方法あるいは(3)分子中にカチオン性基また
はアニオン性基を導入してこれを中和する方法などによ
り得られるものである。
【0012】これらの中でも特に(3)の方法により得ら
れるものが、特に硬化物の風合いおよび耐水性などの物
性が優れ、かつ、水分散物の保存安定性が優れるため好
ましく、具体的には、有機ポリイソシアネート(A)、
ポリオール(B)および分子中にカルボキシル基または
スルホン酸基を有するポリオールまたは分子中に塩基性
基を有するポリオール(C)を、反応に不活性で水との
親和性の大きい溶媒中でウレタン化反応させてプレポリ
マーとし、次いで、プレポリマーを中和、鎖延長し、水
を加えて水性ウレタン樹脂とすることによって製造され
る。
【0013】水系ポリウレタン樹脂を製造するために使
用される上記有機ポリイソシアネート(A)としては、
脂肪族、脂環式および芳香族ポリイソシアネートがあげ
られ、具体的には、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、フェニレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキ
シリレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネートエステル、1,4−シクロヘキシレンジイ
ソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフ
ェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソ
シアネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート等があげられ
る。
【0014】これらの有機ポリイソシアネート(A)
は、上記ポリオール(B)、上記ポリオール(C)およ
び後述する鎖延長剤の活性水素の合計に対し、好ましく
は0.8〜3倍当量、より好ましくは1〜2倍当量とな
るように使用される。有機ポリイソシアネート(A)の
使用量が0.8倍当量未満の場合には過剰のポリオール
等が残存することとなり、また、3倍当量より多い場合
には水を加えたときに尿素結合を多量に生成することと
なり、いずれの場合もその特性を低下させるおそれがあ
る。
【0015】水系ポリウレタン樹脂を製造するために使
用される上記ポリオール(B)としては、公知のポリオ
ールがあげられるが、芳香環構造を有するポリオールの
少なくとも一種を全ポリオール成分中10重量%以上、
特に50重量%以上を用いることが、より安定性に優れ
たものが得られるため好ましい。
【0016】上記芳香環構造を有するポリオールとして
は、例えば、ハイドロキノン、レゾルシン、ビスフェノ
ールAのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオ
キシド付加物等の芳香族環を有する低分子量ポリオール
あるいはこれらを開始剤としてエチレンオキシドおよび
/またはプロピレンオキシドを付加してなるポリエーテ
ルポリオール;エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレング
リコール、1,3−プロピレングリコール、1,2−ブ
チレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,
4−ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、
ハイドロキノン、レゾルシン、水添ビスフェノールA、
ビスフェノールAのエチレンオキシドおよび/またはプ
ロピレンオキシド付加物等の低分子量ポリオールあるい
はこれらを開始剤としてエチレンオキシドおよび/また
はプロピレンオキシドを付加して得られるポリエーテル
ポリオールとフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
トリメリット酸、ピロメリット酸、ビフェニルテトラカ
ルボン酸等の芳香族多価カルボン酸の少なくとも一種か
ら選ばれる多塩基酸との縮合物あるいはこれら芳香族多
価カルボン酸とともにコハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、セバチン酸等のその他の多塩基酸との縮合物である
ポリエステルポリオールなどがあげられるが、特に芳香
族多価カルボン酸を用いて得られる芳香族環含有ポリオ
ールを用いることが、水分散物の保存安定性が一層優れ
たものが得られるため好ましい。
【0017】また、上記ポリオール(B)として用いら
れるその他の公知のポリオールとしては、例えば、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−
プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、水添ビスフェノール
Aのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシ
ド付加物等の低分子量ポリオール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン/プロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等、
または、上記低分子量ポリオールを開始剤としてエチレ
ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを付加し
てなるポリエーテルポリオール、上記低分子量ポリオー
ルとコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバチン酸等
の多塩基酸あるいは炭酸との縮合物であるポリエステル
ポリオール、ポリカーボネートポリオールおよびポリカ
プロラクトン等があげられる。
【0018】水系ポリウレタン樹脂を製造するために使
用される上記ポリオール(C)のうち、分子中にカルボ
キシル基もしくはスルホン酸基を有するポリオールとし
ては、例えば、2,2−ジメチロールプロピオン酸、
2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草
酸、1,4−ブタンジオール−2−スルホン酸等があげ
られ、また、分子中に塩基性基を有するポリオールとし
ては、例えば、メチルジエタノールアミン、ブチルジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミンなどがあげられ、特に、カルボキシル基
を有するポリオールを用いた場合には分散性に優れる水
性ウレタンが得られるので好ましい。
【0019】これらのポリオール(C)の使用量は、用
いるポリオールおよびポリイソシアネートの種類にもよ
るが、通常は、水系ポリウレタン樹脂を構成する全ての
反応成分に対して、0.5〜50重量%、好ましくは1
〜30重量%が用いられる。ポリオール(C)の使用量
が0.5重量%未満では保存安定性が劣り、また、50
重量%を超えて使用すると特性に悪影響を及ぼすことが
ある。
【0020】水系ポリウレタン樹脂を製造するために使
用される上記の反応に不活性で水との親和性の大きい溶
媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、N−メチル−2−ピ
ロリドン等をあげることができる。これらの溶媒は、通
常、プレポリマーを製造するために用いられる上記原料
の合計重量に対して、10〜100重量%が用いられ
る。
【0021】また、上記プレポリマーを中和する中和剤
としては、上記プレポリマーがアニオン系の場合(ポリ
オール(C)として分子中にカルボキシル基もしくはス
ルホン酸基を有するポリオールを使用した場合)と、上
記プレポリマーがカチオン系の場合(ポリオール(C)
として塩基性基を有するポリオールを使用した場合)と
によって異なり、上記プレポリマーがアニオン系の場
合、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、トリブチルアミン、N−メチルジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミ
ン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等
の無機塩基があげられ、これらはカルボキシル基または
スルホン酸基を中和するに十分な量が用いられる。ま
た、上記プレポリマーがカチオン系の場合、例えば、蟻
酸、蓚酸、リン酸、硼酸、塩酸、炭酸、酢酸、ジメチロ
ールプロピオン酸等の酸類があげられ、これらはポリオ
ール塩基を中和するのに十分な量が用いられる。
【0022】また、上記プレポリマーを鎖延長する鎖延
長剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコールなどのポリオール類、エチレンジアミン、
プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリレ
ンジアミン、キシリレンジアミン、ジアミノジフェニル
メタン、ジアミノシクロヘキシルメタン、ピペラジン、
2−メチルピペラジン、イソホロンジアミン、メラミ
ン、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、
フタル酸ジヒドラジド等のアミン類および水等があげら
れる。これらの鎖延長剤の使用量は、目的とするポリウ
レタン樹脂の分子量にもよるが、通常は、プレポリマー
に対して0.5〜10重量%が用いられる。
【0023】前述のように、これらの原料から水系ポリ
ウレタン樹脂を製造する製造方法自体は周知であり、こ
れらの原料の仕込み順序を適宜変更したり、あるいは分
割して仕込むことも可能である。
【0024】このようにして得られた水系ポリウレタン
樹脂は、通常、樹脂固形分が1〜90重量%、より好ま
しくは5〜80重量%となるように調整される。
【0025】また、水系ポリウレタン樹脂としては、市
販されている水系ポリウレタン樹脂をそのまま使用する
ことも勿論可能であり、例えば、旭電化工業(株)製の
「アデカボンタイター」シリーズ、三井東圧化学(株)
製の「オレスター」シリーズ、大日本インキ化学工業
(株)製の「ボンディック」シリーズ、「ハイドラン」
シリーズ、バイエル社製の「インプラニール」シリー
ズ、日本ソフラン(株)製の「ソフラネート」シリー
ズ、花王(株)製の「ポイズ」シリーズ、三洋化成工業
(株)製の「サンプレン」シリーズ、保土谷化学工業
(株)製の「アイゼラックス」シリーズ、第一工業製薬
(株)製の「スーパーフレックス」シリーズ、ゼネカ
(株)製の「ネオレッツ」シリーズ等を用いることがで
きる。
【0026】また、上記水系ポリウレタン樹脂に配合さ
れる上記一般式(I−1)〜(I−4)で表されるエー
テルエステル化合物において、該一般式中のR1、R3およ
びR4で示される炭素原子数1〜18のアルキル基として
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
タデシルなどの直鎖あるいは分岐の基があげられ、アリ
ール基としては、例えば、フェニル、ナフチルなどがあ
げられ、アルキルアリール基としては、例えば、上記ア
ルキル基によって置換されてなる上記アリール基などが
あげられ、R2で表される炭素原子数1〜12のアルキレ
ン基としては、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレ
ン、ノニレン、デシレン、ウンデシレン、ドデシレンな
どの直鎖あるいは分岐の基があげられ、アリーレン基と
しては、例えば、フェニレン、ナフチレンなどの基があ
げられ、Aで表される炭素原子数2〜4のアルキレン基
としては、エチレン、プロピレン、ブチレンなどの直鎖
あるいは分岐の基があげられる。
【0027】上記一般式(I−1)〜(I−4)で表さ
れるエーテルエステル化合物としては、例えば、下記の
化合物1〜40などがあげられる。ここでnは1〜20
の数を表す。
【0028】
【化3】
【0029】
【化4】
【0030】
【化5】
【0031】
【化6】
【0032】
【化7】
【0033】これらエーテルエステル化合物は、水系ポ
リウレタン樹脂の樹脂固形分100重量部に対して、好
ましくは1〜100重量部、より好ましくは5〜50重
量部使用され、1重量部未満の使用ではその使用効果が
ほとんどみられず、100重量部を越えて使用した場合
には、硬化物の物性を低下するおそれがある。
【0034】エーテルエステル化合物を水系ポリウレタ
ン樹脂に配合する方法は、水系ポリウレタン樹脂製造後
に配合する方法でもよく、エーテルエステル化合物の存
在下で有機ポリイソシアネート(A)、ポリオール
(B)およびポリオール(C)を反応させることによっ
て最終製品に残存させる方法でもよい。
【0035】また、本発明の水系ポリウレタン樹脂組成
物には、乳化剤を配合することができ、該乳化剤として
は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カ
チオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性
剤または反応性界面活性剤など全ての界面活性剤を使用
することができる。
【0036】上記アニオン性界面活性剤としては、例え
ば、ナトリウムドデシルサルフェート、カリウムドデシ
ルサルフェート、アンモニウムドデシルサルフェートな
どのアルキルサルフェート;ナトリウムドデシルポリグ
リコールエーテルサルフェート;ナトリウムスルホリシ
ノート;スルホン化パラフィンのアルカリ金属塩、スル
ホン化パラフィンのアンモニウム塩などのアルキルスル
ホネート;ナトリウムラウレート、トリエタノールアミ
ンオレート、トリエタノールアミンアビエテートなどの
脂肪酸塩;ナトリウムベンゼンスルホネート、アルカリ
フェノールヒドロキシエチレンのアルカリ金属サルフェ
ートなどのアルキルアリールスルホネート;高アルキル
ナフタレンスルホン酸塩;ナフタレンスルホン酸ホルマ
リン縮合物;ジアルキルスルホコハク酸塩;ポリオキシ
エチレンアルキルサルフェート塩;ポリオキシエチレン
アルキルアリールサルフェート塩などがあげられる。
【0037】上記ノニオン性界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル;ソルビタン脂肪酸
エステル;ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル;脂肪酸モノグリセライド;トリメチロールプロパン
脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンオキシプロピレン
共重合体;エチレンオキサイドの脂肪酸アミン、アミド
または酸との縮合生成物などがあげられる。
【0038】上記カチオン性界面活性剤としては、例え
ば、第1〜3級アミン塩;ピリジニウム塩;第4級アン
モニウム塩などがあげられる。
【0039】上記高分子界面活性剤としては、例えば、
ポリビニルアルコール;ポリ(メタ)アクリル酸ナトリ
ウム、ポリ(メタ)アクリル酸カリウム、ポリ(メタ)
アクリル酸アンモニウム、ポリヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート;ポリヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート;またこれらの重合体構成単位である重合性
単量体の2種以上の共重合体または他の単量体との共重
合体などがあげられる。また、クラウンエーテル類など
の相関移動触媒と称されるものも界面活性を示すものと
して有用である。
【0040】本発明の水系ポリウレタン樹脂組成物に
は、必要に応じて他の水性分散体や水分散液、例えば、
酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル系、アクリル系、
アクリル−スチレン系等のエマルジョン;スチレン−ブ
タジエン系、アクリロニトリル−ブタジエン系、アクリ
ル−ブタジエン系等のラテックス;ポリエチレン系、ポ
リオレフィン系等のアイオノマー;ポリエステル、ポリ
アミド、エポキシ樹脂等の各種水性分散体、水分散液を
併用することができる。
【0041】また、本発明の水系ポリウレタン樹脂組成
物には、必要に応じて、フェノール系抗酸化剤、有機ホ
スファイトまたはホスホナイトなどの有機リン系抗酸化
剤、チオエーテル系抗酸化剤、紫外線吸収剤あるいはヒ
ンダードアミン化合物などの光安定剤、フッ素系または
シロキサン系などの帯電防止剤、コロイダルシリカまた
はコロイダルアルミナなどの無機質コロイドゾル、シラ
ンカップリング剤、着色剤、ワックス類、防腐剤、消泡
剤、可塑剤、フィラー、溶剤、造膜助剤、分散剤、増粘
剤、香料等の慣用の添加物を加えることもできる。
【0042】本発明の水系ポリウレタン樹脂組成物は、
塗料、接着剤、バインダー、コーティング剤、繊維など
の処理剤あるいは各種仕上げ加工剤などの分野において
使用することができ、とりわけ、繊維製品の処理剤とし
て使用する場合、風合いを与え、また、難燃、消臭、抗
菌効果もあるので好ましい。
【0043】本発明の水系ポリウレタン樹脂組成物を繊
維製品の仕上げ剤として使用する場合の繊維基材として
は、例えば、綿、麻等の天然繊維、レーヨン、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル等の人工・
合成繊維、またこれらの混紡繊維あるいはガラス繊維、
炭素繊維等の無機繊維などがあげられる。
【0044】本発明の水系ポリウレタン樹脂組成物を繊
維製品の仕上げ剤として使用する場合には、これを含有
する処理浴を予め調製し、この中に繊維基材を浸漬、含
浸させ、必要な付着量となるようマングロール等で絞
り、乾燥させればよい。
【0045】また、本発明の水系ポリウレタン樹脂組成
物を塗料などとして使用する場合には、グラビアコート
法、リバースロールコート法、エアナイフコート法、バ
ーコート法、ドクターブレードコート法、カーテンロー
ルコート法、ディップコート法、スプレーコート法、ロ
ッドコート法などのコーティング法を用いて、基材に塗
布して乾燥することによって、塗膜を形成することがで
きる。
【0046】
【実施例】以下、製造例および実施例によって本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明は下記の実施例によっ
て制限を受けるものではない。尚、製造例および実施例
における部は特にことわりのないかぎり重量部を表す。
【0047】製造例1 ポリエステルポリオール1(イソフタル酸/アジピン酸
〔1:1〕とヘキサンジオールの縮合物、平均分子量1
000)100部、イソホロンジイソシアネート107
部、ジメチロールプロピオン酸20部およびN−メチル
ピロリドン100部を反応容器にとり、80〜100℃
に保ちながら反応させて、プレポリマーを製造した。
【0048】次いで、トリエチルアミン18部を加えて
中和した後、ヘキサメチレンジアミン5部を加え、水を
添加しながら35℃以下で架橋反応を行い、反応終了ま
でに650部の水を加えて樹脂固形分23重量%の水系
ポリウレタン樹脂Aを製造した。
【0049】上記製造例1と同様な操作により、次の
〔表1〕の水系ポリウレタン樹脂BおよびCを製造し
た。
【0050】製造例2 ポリエステルポリオール1(イソフタル酸/アジピン酸
〔1:1〕とヘキサンジオールの縮合物、平均分子量1
000)100部、イソホロンジイソシアネート107
部、ジメチロールプロピオン酸20部、N−メチルピロ
リドン100部およびエーテルエステル化合物10(n
=7)100部を反応容器にとり、80〜100℃に保
ちながら反応させて、プレポリマーを製造した。
【0051】次いで、トリエチルアミン18部を加えて
中和した後、ヘキサメチレンジアミン5部を加え、水を
添加しながら35℃以下で架橋反応を行い、反応終了ま
でに550部の水を加えて樹脂固形分33重量%の水系
ポリウレタン樹脂Dを製造した。
【0052】上記製造例2と同様な操作により、次の
〔表1〕の水系ポリウレタン樹脂E〜Gを製造した。
【0053】
【表1】
【0054】実施例1 上記製造例により得られた水系ポリウレタン樹脂を用い
て、次の〔表2〕および〔表3〕に示したような水性分
散体(水系ポリウレタン樹脂組成物)を調製し、5℃お
よび40℃で3か月および6か月後の保存安定性を下記
基準により評価した。ただし、可塑剤成分を配合する場
合は、水系ポリウレタン樹脂の樹脂固形分100部に対
して10部撹拌混合した。
【0055】(保存安定性の評価基準) 1:良好なエマルジョンを保っている。 2:若干分離が見られる。 3:分離が見られる。 4:完全に分離している。
【0056】また、型枠をつけたガラス板上にシートの
厚さ1mmとなるように上記水性分散体を流し込み、4
0℃で2日間乾燥した。これを100℃で3分間乾燥し
てJIS K 7113に準じて100%モジュラス
(Kg/cm2 )および伸び(%)を求めた。
【0057】また、上記水性分散体にT/C=65/3
5綿ブロード布を浸漬し、マングルロールで固形分付着
率70%に絞った後、100℃で2分さらに170℃で
1分熱風乾燥処理し、剛軟度、風合いおよび色合いを評
価した。また、ドライクリーニングを3回実施したもの
についても評価した。
【0058】ここで剛軟度は、JIS L 1096に
準じてカンチレバー法にて剛軟度を測定し、風合いは手
触り、色合いは目視により評価した。
【0059】その結果を次の〔表2〕および〔表3〕に
示した。
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】実施例および比較例から明らかなように、
水系ポリウレタン樹脂に可塑剤成分を全く使用しない場
合(比較例1−3)には柔軟性が得られず、これで繊維
製品を処理した場合にも、風合いは硬く、色合いもくす
んだ感じのものしかえられず、これに本発明以外のエー
テルエステル化合物を配合した場合(比較例1−1)も
これらの改善効果は小さい。さらに汎用の可塑剤である
ジ−2−エチルヘキシルフタレート又はエポキシ化大豆
油を配合したもの(比較例1−4および比較例1−2)
は、繊維処理剤として使用した場合に初期における風合
いや色合いは優れたものを提供するが、クリーニングを
繰り返すことによりその性能は低下し、エマルジョンの
保存安定性も不十分である。
【0063】これに対して、水系ポリウレタン樹脂に特
定のエーテルエステル化合物を配合してなる本発明の水
系ポリウレタン樹脂組成物を繊維処理剤として使用した
場合(実施例1−1〜1−9)には、エマルジョンの安
定性に優れ、また柔軟なシートを提供し、さらに繊維に
良好な風合いや色合いを付与し、クリーニングをした後
においてもその性能は維持される。
【0064】
【発明の効果】本発明の水系ポリウレタン樹脂組成物
は、水分散物の保存安定性および硬化物物性に優れ、特
に繊維製品の処理剤として用いた場合において風合いが
よく、消臭性、抗菌性および耐洗濯性に優れた繊維製品
を提供することが可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水系ポリウレタン樹脂に下記一般式(I
    −1)〜(I−4)で表されるエーテルエステル化合物
    を配合してなる水系ポリウレタン樹脂組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 水系ポリウレタン樹脂の樹脂固形分10
    0重量部に対し、エーテルエステル化合物1〜100重
    量部を配合してなる請求項1記載の水系ポリウレタン樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】 水系ポリウレタン樹脂が、有機ポリイソ
    シアネート(A)、ポリオール(B)および分子中にカ
    ルボキシル基もしくはスルホン酸基を有するポリオール
    または分子中に塩基性基を有するポリオール(C)から
    製造されるポリウレタン樹脂に、中和剤を併用したもの
    である請求項1または2記載の水系ポリウレタン樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】 ポリオール(B)として、芳香環構造を
    有するポリオールの少なくとも一種を使用する請求項1
    〜3のいずれかに記載の水系ポリウレタン樹脂組成物。
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