JPH1192235A - 焼成炉用セッターの整列方法 - Google Patents

焼成炉用セッターの整列方法

Info

Publication number
JPH1192235A
JPH1192235A JP9252134A JP25213497A JPH1192235A JP H1192235 A JPH1192235 A JP H1192235A JP 9252134 A JP9252134 A JP 9252134A JP 25213497 A JP25213497 A JP 25213497A JP H1192235 A JPH1192235 A JP H1192235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setter
setters
stacking
firing furnace
stacked
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9252134A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Manabe
八州男 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc filed Critical Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority to JP9252134A priority Critical patent/JPH1192235A/ja
Publication of JPH1192235A publication Critical patent/JPH1192235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 段積みセッターの各側面の整列を自動的に行
うことを可能とし、未焼成回路基板のパレットからの取
り出しから焼成炉への搬送までを自動化できる方法を提
供する。 【解決手段】焼成すべき素材を載置したセッターを多段
に積載し、得られた積載セッターを整列させてから焼成
炉のリターンコンベア上に積み込み、焼成炉に搬送する
方法において、前記積載セッターを、X方向と、これに
直交するY方向の2方向のそれぞれの両側面に対して整
列板を対向させ、該整列板に取付けられたシリンダを作
動させて両側面から挟持させ、対向する両シリンダをタ
イミングをずらせて押出すとともに、片方の整列板を基
準にして、積載セッターの各側面に見られる位置ずれを
矯正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼成炉用セッター
の整列方法、特に、自動操作を可能とする焼成炉用セッ
ター整列方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス製の回路基板、パッケージ
などは、成形・組立後に焼成して製品とするが、その際
に、多数の未焼成回路基板、つまり焼成すべき素材をセ
ッターと呼ばれる基台上に載置し、このようなセッター
を例えば一山35枚以上も段積みし、そのような段積みセ
ッターを、その側面が同一面をなすように各セッターを
整列させてから、焼成炉のリターンコンベアに積込み、
焼成炉に搬送するのである。
【0003】このとき段積みセッターを整列させるの
は、それを把持して焼成炉のリターンコンベアに移載さ
せる適宜チャック機構による取扱いを容易にするためば
かりでなく、取扱中あるいは焼成中に段積みセッターが
力学的に不安定にならないようにするためである。
【0004】従来は、未焼成回路基板をパレットから取
り出してセッター上へ載置し、そのような各セッターを
段積みするまでの作業は、予めプログラムがセットされ
た自動化機械により行い、その後の段積みされたセッタ
ーを整列させ、リターンコンベアへ積込みむまでの作業
は作業者が手作業で行っていた。
【0005】セッターへの未焼成回路基板の載置は、特
に位置決めが厳密でないため自動化は容易であるが、各
セッターを段積みして上述のように35段も積み上げた段
積みセッターとするときには、より正確な位置決めが必
要であり、しかも各段のズレが見られると、つまり段積
みされたセッターの整列が十分に行われていないと、全
体として湾曲した側面となり、力学的に不安的な段積み
セッターとなってしまう。
【0006】しかも、段積みの作業は自動化されている
が、その位置決めの精度は十分でなく、そのため段積み
後に各セッターを整列させる必要がある。しかし、手作
業の場合、目視による確認であるため、焼成炉内での段
積みセッターの倒壊事故が発生したり、また労働負荷が
大であり作業能率が悪い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここに、本発明の目的
は、段積みセッターの各側面の整列を自動的に行うこと
ができる方法を提供することである。本発明の別の目的
は、未焼成回路基板のパレットからの取り出しから焼成
炉への搬送までを自動化できる方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すでに述べたように、従
来技術において段積みセッターの整列を手動で行ってい
るのは、35段にも高くセッターを積み重ねることを自動
的に行なおうとすると、非常に精密な位置決めを可能と
するロボットを必要とし、かえってコスト増をもたらす
ことになる。そこで、現状では大体の位置に自動化機械
で段積みしてから、最終的に人手によって整列させてい
るのである。
【0009】しかし、本発明者は、段積みセッターのそ
れぞれ反対側の側面に位置決め板を押し当てることによ
って少なくとも一つの方向の両側面の整列を行えれば、
自動化が可能になることに着目し、試行錯誤を続けてい
るうちに、シリンダに取り付けた位置決め板を反対方向
から段積みセッターの側面に押し付ける際に、両側面に
対して非対称の速度で位置決め板を押し付けるととも
に、いずれか一方を基準にすることで、きれいに各セッ
ター側面が整列され、上述のような目的が達成されるこ
とを知り、本発明を完成した。
【0010】よって、本発明は、焼成すべき素材を載置
したセッターを多段に積載し、得られた段積みセッター
の側面を整列させてから焼成炉のリターンコンベア上に
積み込み、焼成炉に搬送する方法において、前記段積み
セッターを、少なくとも1方向の両側面に対して整列板
を対向させ、該整列板に取付けられたシリンダを作動さ
せて両側面から挟持させ、対向する両シリンダをタイミ
ングをずらせて押出すとともに、片方の整列板を基準に
して、段積みセッターの各セッターの位置ずれを矯正す
ることを特徴とする焼成炉用セッターの整列方法であ
る。
【0011】本発明の好適態様によれば、前記段積みセ
ッターの水平面において、X方向と、これに直交するY
方向の2方向から前記段積みセッターの側面を挟持させ
る上記記載の焼成炉用セッター整列方法である。
【0012】ここに、段積みセッターの「整列」とは、
各セッターの平面形状は同一であるから、これを積み上
げた場合の段積みセッターの各側面は同一面をなす筈で
あるが、それぞれのセッターを載置する場合の位置決め
が必ずしも正確ではないため、実際には各セッターの側
面が凹凸になるように段積みされることから、これを同
一平面上にくるようにする操作を言う。
【0013】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明の
実施の形態について具体的に説明する。図1は、セッタ
ーに未焼結回路板のような焼成素材10を載置した様子を
示すセッター12の模式的斜視図であり、図2はそのよう
に焼成素材を載置した各セッター12を図示例では35枚、
高さにして35枚のセッターを段積みして得た段積みセッ
ター14の同じく略式斜視図である。
【0014】本発明において用いるセッターの形状、材
質などは特に本発明において制限されないが、通常は90
%アルミナから成る焼成品を用い、その厚さはほぼ9mm
であり、通常は4隅に脚部16が設けられており、段重ね
にしたときにセッター上に載置した未焼成素材を保護し
ている。図示例のように35枚のセッターを重ねたときの
段積みセッターの寸法は110 ×110 ×315(mm) となる。
【0015】このときのセッターの段積みはすでに前工
程において未焼成素材 (未焼成回路基板) の載置操作に
引き続いて行われ、これは自動化されている。本発明に
よれば、その場合にも正確な位置決めは必要とせず、高
価なロボットを導入する必要はない。
【0016】上述のようにして各セッターを段積みした
後に、それを直接焼成炉に搬入するのではなく、一旦、
整列位置におかれて、ここで本発明にしたがって整列操
作が行われる。図3は、このとき本発明にしたがって行
われる段積みセッターの整列操作を説明する略式平面図
である。
【0017】図中、段積みセッター14は中心に置かれ、
その中心線に沿ってX方向およびY方向には、それぞれ
シリンダ18に取付けられた整列板20が設けられている。
X方向に対向するシリンダは一方を基準シリンダ、他方
を整列シリンダとしており、これはY方向においても同
様である。場合によってはこれはX、Yのいずれかの方
向だけに整列を行うだけでもよい。
【0018】ここに、基準シリンダとは、シリンダが進
行してそれに取付けた整列板が段積みセッターの側面に
接した場合にその位置でその進行が停止するシリンダを
言い、一方、整列シリンダは、その後もシリンダの進行
が行われ、それによって段積みセッターのそれぞれのセ
ッターの整列を行い、当該両側面を同一面上にくるよう
にするのである。
【0019】このとき、本発明によれば、対向する各シ
リンダの押出し速度は非対称とするのである。好ましく
は、基準シリンダのほうの押出し速度のほうを早くす
る。これにより基準シリンダに取付けた整列板のほうが
確実に早く段積みセッターの側面に到達できるのであ
る。つまり、シリンダーの押出スピードを片面基準と
し、整列用シリンダーのスピードを遅くする。
【0020】整列板20の大きさは段積みセッターのそれ
ぞれ4つの側面21において各セットに接する大きさとす
ればよい。セッターの整列が行われれば特定の形状のも
のに制限されない。
【0021】次に、本発明におけるセッターの整列方法
の操作手順を説明する。まず、本発明において焼成の対
象となるのは、CER-DIP 基板のような回路基板である
が、セッターを使って段積みされて焼成されるセラミッ
ク製品であれば本発明が適用されることは当業者には明
らかであろう。
【0022】前工程で段積みされ、パレット上にあるセ
ッターにはCER-DIP 基板などの回路基板が載置されてい
る。この時点ですでにセッターは段積みされている。こ
の段積みされたセッターは、すでに公知の手段である適
宜チャック機構により、挟持されて図3に示す整列部へ
移載する。
【0023】図3に示すように、移載された段積みセッ
ターは、図示のように水平面内でみてX方向基準シリン
ダーとX方向整列シリンダーの突出によりX方向につい
て整列された後、Y方向基準シリンダーとY方向整列シ
リンダーによりY方向について整列される。
【0024】このとき、上記シリンダの押出しスピード
を片面基準とし、整列用シリンダーの速度を遅くするこ
とが好ましい。このような操作によって、両方向共その
側面が整列された段積みセッターは、再度、同様なチャ
ック機構により挟持されて焼成炉のリターンコンベアへ
移載される。段積みセッターが、全セッターの全側面が
きれいに揃うようにXY両方向に整列されているので、
段積みセッターは力学的に安定であり、山が崩れにくく
なっている。
【0025】その結果、このリターンコンベアへの移送
も、従来は手作業で行っていたが、本発明によれば適当
なチャック機構により自動的に移送することが容易にな
る。従って、本発明に従って段積みセッタの整列が自動
化できれば、全工程の自動化が可能となる。
【0026】本発明による段積みセッターの整列を行っ
たことにより後続の焼成炉内での焼成時の段積みセッタ
ーの倒壊等の問題は全く解消された。しかも、本発明に
よれば、その他に異常セッターの検査等の利点が得られ
ることが分かった。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、段積みセッターの側面に整列板を押し付け、その際
に反対側の側面の整列を非対称で行うという簡単な操作
でもって効果的な整列が行われ、自動化の可能性の拡大
するのであって、それによって歩留の改善が行われると
いうことからも、製造コストの低減が強く求められてい
る今日的要求に沿うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】セッターに未焼成回路板のような未焼成素材を
載置した様子を示す模式的斜視図である。
【図2】図1の各セッターを段積みした段積みセッター
の略式斜視図である。
【図3】本発明にしたがって段積みセッターの整列を行
う操作を説明する略式平面図である。
【符号の説明】
10:焼成素材 12:セッター 14:段積みセッター 16:脚部 18:シリンダー 20:整列板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成すべき素材を載置したセッターを多
    段に積載し、得られた段積みセッターの側面を整列させ
    てから焼成炉のリターンコンベア上に積み込み、焼成炉
    に搬送する方法において、前記段積みセッターを、少な
    くとも1方向の両側面に対して整列板を対向させ、該整
    列板に取付けられたシリンダを作動させて両側面から挟
    持させ、対向する両シリンダをタイミングをずらせて押
    出すとともに、片方の整列板を基準にして、段積みセッ
    ターの各セッターの位置ずれを矯正することを特徴とす
    る焼成炉用セッターの整列方法。
  2. 【請求項2】 前記段積みセッターの水平面において、
    X方向と、これに直交するY方向の2方向から前記段積
    みセッターの側面を挟持させる請求項1記載の焼成炉用
    セッター整列方法。
JP9252134A 1997-09-17 1997-09-17 焼成炉用セッターの整列方法 Pending JPH1192235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9252134A JPH1192235A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 焼成炉用セッターの整列方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9252134A JPH1192235A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 焼成炉用セッターの整列方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1192235A true JPH1192235A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17232960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9252134A Pending JPH1192235A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 焼成炉用セッターの整列方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1192235A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017081702A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 住友金属鉱山シポレックス株式会社 Alcパネル搬送装置
US10524854B2 (en) 2010-07-23 2020-01-07 Ethicon Llc Surgical instrument

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10524854B2 (en) 2010-07-23 2020-01-07 Ethicon Llc Surgical instrument
JP2017081702A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 住友金属鉱山シポレックス株式会社 Alcパネル搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2005082751A1 (ja) 基板搬出入装置および基板搬出入方法
US6412622B1 (en) Apparatus for the automated processing of workpieces
JP2000351449A (ja) ガラス基板搬送装置
JPH1192235A (ja) 焼成炉用セッターの整列方法
JP4827573B2 (ja) 基板の位置決め方法、基板の位置決め装置、プラズマディスプレイ用背面板の製造装置。
JP2000037846A (ja) ソルダペースト印刷機
JPH04149917A (ja) グリーンシート基板のブロック化装置
JP2000233828A (ja) 4面把持式パレットチェンジャー
JP3655752B2 (ja) 搬送吸着パッド装置
JP2001252842A (ja) 被加工物位置決め装置、被加工物位置決め方法及びこの被加工物位置決め装置を用いたレーザ加工装置
JPH05116753A (ja) プリント基板のワーク搭載装置
JP3911039B2 (ja) パレットを用いた搬送装置
JPH01220641A (ja) パレタイズロボット用コンベア装置
JP2972489B2 (ja) 薄板材料の位置決め装置
JP7429579B2 (ja) アライナ装置および板状ワークの位置ずれ補正方法
CN214059211U (zh) 先进先出运输设备
CN211441506U (zh) 一种自动搬运印刷装置
JP2650977B2 (ja) パレット搬送装置
TWI739647B (zh) 先進先出運輸設備及其使用方法
JP5110078B2 (ja) 薄板搬送方法と薄板加工装置
JPH10238964A (ja) 窯炉用棚板及び窯炉用支柱一体型棚板
JPH0558453A (ja) パネル状ワークの取り出し方法
JP2001205395A (ja) 鋳型乾燥装置
JPH03177788A (ja) セラミック焼成用匣
JPH0324513Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040127

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070410