JPH1190942A - セルローストリアセテートフィルムの製造方法及び製造装置 - Google Patents

セルローストリアセテートフィルムの製造方法及び製造装置

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JPH1190942A
JPH1190942A JP25690397A JP25690397A JPH1190942A JP H1190942 A JPH1190942 A JP H1190942A JP 25690397 A JP25690397 A JP 25690397A JP 25690397 A JP25690397 A JP 25690397A JP H1190942 A JPH1190942 A JP H1190942A
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JP
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web
cellulose triacetate
tenter
triacetate film
drying
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JP25690397A
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Tatsu Kondo
達 近藤
Katsuya Hashimoto
勝也 橋本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持体から剥離後、ウエブをテンター或いは
ロールに導入する際、ウエブの両端がカールし折れた
り、裂けたりして生産を中断しなければならにことが多
々あり、また導入出来たとしても出来上がりのセルロー
ストリアセテートフィルムの平面性が悪く使用出来ない
ことがあり、改善しなければならない課題である。 【解決手段】 セルローストリアセテートフィルムを溶
液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離後、
巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生するカ
ール部分を抑制して搬送することを特徴とするセルロー
ストリアセテートフィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン化銀写真感
光材料或いは液晶画像表示装置に有用なセルローストリ
アセテートフィルムの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セルローストリアセテートフィルムの溶
液流延法による製膜方法において、支持体からドープ膜
(ウエブともいう)を剥離した後、図1に示したロール
群6を通して乾燥させるやり方、また図2に示したよう
なテンター8に導入して乾燥し、必要に応じて引き続き
ロール群を通して乾燥させる方法があるが、何れにおい
ても、剥離後乾燥が進行するにつれウエブの端部のカー
ルが大きくなり、ロールに通す際、ウエブ端部が鋭く湾
曲して折れてしまたり、裂けてしまったりして、生産が
中断するという問題があった。また、テンター8のクリ
ップ11との接触部であるウエブ1端部がカールしてい
ることによりクリッピングの安定性を欠き、ウエブに対
して均一な張力がかけられなくなり歪みなどを生じ、製
品フィルムの平面性を損ねる原因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドープ膜は支持体上で
流延後一方がベルト面から、また片方が空気面から熱が
加わり乾燥されるから、ウエブ自身の表裏の或いは断面
方向の乾燥度合いが異なり、剥離後その乾燥度のアンバ
ランスから乾燥中にどうしてもどちらかの面がより収縮
しやすいため、ウエブの最端部がカールを引き起こし、
最も悪い状態ではウエブ全体がカールしてしまうことも
ある。ドープ条件で異なるが、前述のカールによる折
れ、裂け等の問題は、一般的に高残留溶媒量でウエブの
弾性率が小さく、支持体から剥離してテンター導入部ま
での区間、特にテンター導入部、又はフィルム加工の下
引塗布から巻き取りの区間でも発生が多く見られる。一
般的にはカールの程度を如何に最小限にくい止めるか支
持体上での両面の乾燥に工夫がなされている。しかしな
がら、完全にウエブが平らであることは難しく、カール
が残ることはやむを得ないため、これに対処することが
以前からの課題であった。
【0004】本発明の目的は、セルローストリアセテー
トフィルムの製造に関し、平面性や塗布性等品質に優
れ、かつ安定に生産出来る製造方法及び製造装置を提供
する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記
(1)から(10)の構成によって解決することが出来
た。
【0006】(1)セルローストリアセテートフィルム
を溶液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離
後、巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生す
るカール部分を裁断して搬送することを特徴とするセル
ローストリアセテートフィルムの製造方法。
【0007】(2)前記カール部分のカールをウエブ面
に対して垂直方向に±30mm以下に裁断することを特
徴とする(1)に記載のセルローストリアセテートフィ
ルムの製造方法。
【0008】(3)前記カール部分を裁断したウエブを
テンターによって搬送することを特徴とする(1)又は
(2)に記載のセルローストリアセテートフィルムの製
造方法。
【0009】(4)セルローストリアセテートフィルム
を溶液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離
後、巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生す
るカール部分を抑制して搬送することを特徴とするセル
ローストリアセテートフィルムの製造方法。
【0010】(5)前記カール部分のカールをウエブ面
に対して垂直方向に±30mm以下に抑制することを特
徴とする(4)に記載のセルローストリアセテートフィ
ルムの製造方法。
【0011】(6)前記カール部分のカールを抑制した
ウエブをテンターによって搬送することを特徴とする
(4)又は(5)に記載のセルローストリアセテートフ
ィルムの製造方法。
【0012】(7)セルローストリアセテートフィルム
を溶液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離
後、巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生す
るカール部分を裁断する装置を有することを特徴とする
セルローストリアセテートフィルムの製造装置。
【0013】(8)前記裁断する装置に続いてテンター
を有することを特徴とする(7)に記載のセルロースト
リアセテートフィルムの製造方法。
【0014】(9)セルローストリアセテートフィルム
を溶液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離
後、巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生す
るカール部分のカールを抑制する装置を有することを特
徴とするセルローストリアセテートフィルムの製造装
置。
【0015】(10)前記抑制する装置に続いてテンタ
ーを有することを特徴とする(9)に記載のセルロース
トリアセテートフィルムの製造装置。
【0016】本発明を詳述する。
【0017】本発明において用いる溶液流延製膜法と
は、図1乃至図3に示したように、一般的にセルロース
トリアセテートフィルムを製膜する方法である。すなわ
ち、セルローストリアセテートをセルローストリアセテ
ートの良溶媒、例えば、メチレンクロライド等に溶解し
てドープとし、加圧ギヤポンプ等で定量的にダイス2に
送り、支持体3上に流延し、ウエブ1を支持体3上約一
周した剥離点4で剥離し、ロール群6或いはテンター8
のクリップ11で搬送しながら乾燥させてセルロースト
リアセテートフィルムを作製する方法である。
【0018】本発明において、流延されたドープが支持
体3上で乾燥され、支持体3から剥離出来るまでになっ
たドープの膜をウエブ1と呼ぶこととし、更に乾燥され
しっかりしたフィルムになるまでもウエブと呼ぶことと
するが、それらの物理的な区別は難しいので曖昧さが残
るままウエブとかフィルムとかを使用することを断って
おく。
【0019】前述のごとく剥離されたウエブ1の両端は
表裏の乾燥度の違いから乾燥中に非常にカールしやす
い。この状態のままテンターやロールに導入されるとウ
エブ1が折れやすく、裂けやすくなるので、これを避け
るために、発生するカールを大きくしないでテンター8
やロール6に導入する方法を検討した結果、図4(テン
ターを用いる装置)のように両端を裁断してカール部分
をスリッター9で取り除き直ぐにテンター8(或いはロ
ール)に導入することでこの課題を解決できることを本
発明者は見いだした。
【0020】また、他の方法として、テンター8やロー
ル6に導入されるウエブのカールが大きくならないよう
に抑制する抑制装置10を用いてウエブの切断を防ぐ方
法をも同様に見いだした。なお、スリッターやカール抑
制装置の設置位置は、支持体から剥離後乾燥を経て、巻
き取る工程に対して、剥離から巻き取りまでの間におい
て、テンターやロールの前であればよく、何れの前でも
よい。ドープ条件や乾燥条件で異なるが、前述のカール
による折れや裂け等の問題は、一般的に高残留溶媒量で
ウエブの弾性率が小さく、支持体の剥離部からテンター
導入部までの区間、特にテンター導入口、ハロゲン化写
真感光材料の下引塗布から巻き取りまでの区間でも発生
が多く見られるため、前記区間に設置するのが好まし
く、ハロゲン化写真感光材料用では両区間にそれぞれ設
置するのが好ましい。この方法を図5(テンターを用い
る装置)に示した。図6はテンター8のクリップ11で
ある。この型はポリエステルの延伸によく用いられるも
のである。図7はピン型クリップの例を示した。
【0021】本発明に用いられるクリップとしては、ポ
リエステル延伸型のクリップ(断らない限り、単にクリ
ップと呼ぶこととする)やピン型クリップ(図7)があ
る。
【0022】図8はウエブ1がテンター17のクリップ
11により搬送される様子を示した平面図である。図9
はクリップ11によって搬送され、テンター8の導入口
21にウエブ1が導入されるところの図であり、テンタ
ー8のクリップ11がウエブ1を保持する直前で、抑制
装置10によってウエブ1のカールを抑制しながらクリ
ップ11に保持されて行く態様を示したもので、抑制装
置10を通してテンター8に導入する態様を示した斜視
図である。つまり、導入されてくるウエブ1の両端が抑
制装置10を通り、テンター8のクリップ11に保持さ
れて、テンター導入口21へ導入されていくのである。
また、ピン型クリップ16も有用である。
【0023】図10はカール抑制装置のウエブ進行方向
つまりX方向及びウエブの幅方向つまりY方向から見た
抑制装置のいくつかの態様と配置図である。図10のX
方向において、及びは棒状の、また、、及
びは板状の抑制装置である。また、、及びは片
面のみ抑制するようになっており、他は両面からのもの
である。とはウエブの端の方が狭まっている形のも
のである。更に図10のY方向でははウエブに対して
平行で、とは上下の装置が平行でないタイプのもの
である。
【0024】図9の抑制装置10は図10のX方向の
とY方向のを組み合わせたものである。図11は下引
塗布を行った直後に発生するカールにも同様の装置で抑
制出来ることを示したものである。図11において下引
装置22の内部の下引塗布機23で下引液や帯電防止液
を塗布し、引き続き乾燥させてセルローストリアセテー
トフィルムを得る図で、下引塗布機23と下引前の抑制
装置10を有する溶液流延法製膜装置の断面図である。
図12はテンター8前にスリッター9が、また下引塗布
機23前に抑制装置10の両方が装備されている溶液流
延製膜装置の断面図である。
【0025】本発明は、セルローストリアセテート溶液
(ドープ)をダイス2から支持体3上に流延したドープ
膜つまりウエブ1を支持体3上を約一周してところでの
剥離点4で剥離した後、ウエブがテンターやロールに導
入される時、ウエブの両端が何れかの面側にカールして
折れて導入されないように抑制する技術を提供すること
にある。
【0026】本発明の一つの方法及び装置はウエブがテ
ンターやロールに導入される直前で、両端のウエブを裁
断するものである。この方法は堅いウエブ又はフィルム
を裁断するのと訳が異なり、柔らかいウエブを切るので
刃とか治具に特別の工夫がいる。例えば、超音波を当て
超微振動を刃に与えることによって裁断する超音波カッ
ターなどがある。この場合、ウエブの両端から5mm以
上15mm以下裁断することが好ましい。5mm以下で
はカールが小さく抑制効果が小さい。また15mm以上
ではロスが大きい。
【0027】なお、本発明で裁断された切り屑はひも状
で他のガイドに導かれ、フィルムクズ回収部に送られ乾
燥され再度使用に供せられる。
【0028】第2の本発明は、剥離後テンターやロール
にウエブ1が導入される時は、図9に示したような抑制
装置10を通して導入される。抑制装置10は板状のも
の、或いは棒状なものでもよく、導入が容易で抑制作用
があれば何でもよい。抑制する形状は何れも抑制装置1
0の出口つまり導入直前のところが抑制装置10の入口
より狭まっている。またその形はウエブと平行であった
り、両端の方に傾いているもの、ウエブの片面側にある
ものなど多様であり、抑制の役割を果たせる形状であれ
ば、何でもよい。抑制装置10に使用される材質は金属
でもプラスチックでもその種類に制限がないが、柔らか
いウエブが擦れてもウエブが傷が付かなかったり、粘着
したりしないものなどが好ましい。このような物として
テフロン樹脂を表面に持つ金属被覆体であっても、プラ
スチック被覆体であっても、またテフロンそのものであ
ってもよい。抑制装置10の表面は平滑なものがよい。
【0029】本発明の抑制装置10の形状はウエブの両
端のカールの導入される全体平面に対して端のカール変
形高さによって選択される。そして、抑制装置による抑
制後のカール状態は全体に対して端のカール変形高さ垂
直に±30mm以下であることが好ましく、更に好まし
くは±20mm以下である。
【0030】本発明の剥離後何れかの工程で、ウエブの
端カールを裁断或いは抑制してテンターやロールに導入
することによって搬送が安定し、しわやクリップつれな
どがなく、品質のよいセルローストリアセテートフィル
ムが得られたばかりでなく、折れや裂けがなくウエブの
切断による生産の停止や折れしわの削除におおわらわす
ることもなく安心して生産をすることが出来た。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0032】(実施例1)セルローストリアセテート1
00重量部、メチレンクロライド390重量部、エタノ
ール40重量部及びトリフェニルホスフェート(可塑
剤)12重量部を混合して溶解し、ドープとした。図1
3のような装置を用いて、精密に送液出来る加圧タイプ
のギヤポンプで、コートハンガータイプのダイス2から
出来上がりセルローストリアセテートフィルムの厚さが
130μmになるように流延した。支持体3上で乾燥さ
せ、約一周した剥離点4で剥離し、ロール群6の乾燥装
置5に導入し、60℃で乾燥後に設置したスリッター9
でウエブ1の両端から10mmのところを裁断し、テン
ター8に導入しクリップ11で両端をつかみ、ウエブ幅
が収縮しないように幅保持を行った。90℃〜110℃
で乾燥した。テンター8を出てから、ロール群6の乾燥
装置5を通し、120℃で乾燥させた後、後述の処方の
下引層とバック層を下引塗布機23で塗布、乾燥させた
後、巻き取りセルローストリアセテートフィルムを得
た。
【0033】(実施例2)スリッターを用いず、抑制装
置10を図10のX方向とY方向の組み合わせで使
用後、ロール群6の乾燥装置5に導入した以外は、実施
例1と同様にセルローストリアセテートフィルムを作製
した。なお剥離後のウエブの高さは空気側に18mmで
あった。
【0034】(実施例3)テンター前にスリッター、下
引塗布後に抑制装置の両方を設置し、該抑制装置に図1
0の抑制装置10のX方向、Y方向の組み合わせで
使用した以外は実施例1と同様にセルローストリアセテ
ートフィルムを作製した。なお、下引塗布後のウエブの
高さは空気側に14mmであった。
【0035】(比較例1)剥離後のウエブの両端から4
mmのところを裁断し、テンターに導入した以外は実施
例1と同様にセルローストリアセテートフィルムを作製
した。
【0036】(比較例2)剥離後のウエブを裁断するこ
となくテンターに導入した以外は実施例1と同様にセル
ローストリアセテートフィルムを作製した。
【0037】評価方法 〈平面性〉幅90cm、長さ100cmの大きさに各試
料を切り出し、50W蛍光灯を5本並べて試料台に45
°の角度から照らせるように高さ1.5mの高さに固定
し、試料台の上に各フィルム試料を置き、フィルム表面
に反射して見える凹凸を目で見て、次のように判定し
た。この方法によって「つれ」とか「しわ」の判定が出
来る。
【0038】 A:蛍光灯が5本とも真っすぐに見えた B:蛍光灯が少し曲がって見えるところがある C:蛍光灯が全体的に少し曲がって見える D:蛍光灯が大きくうねって見える E:蛍光灯が大きい曲がりの中にも細かいうねりが見え
る。
【0039】〈塗布ムラ〉各フィルムに下記の処方の下
引層とバック層を塗布乾燥させ、下引面に下記染料入り
のゼラチン溶液を塗布乾燥させた。
【0040】 (下引塗布液) 酢酸ビニル:無水マレイン酸交互共重合体 3g アセトン 810g イソプロパノール 150g (バック層塗布液) 酸化スズ:酸化アンチモン複合微粒子(平均粒径0.05μm) 14g セルロースジアセテート 6g アセトン 800g シクロヘキサノン 200g (ゼラチン塗布液) ゼラチン 4g 水 100g メチルバイオレット(染料) 0.2g サポニン 0.1g 各試料をシャーカステンの上に乗せ、「しわ」や「つ
れ」などの欠陥、塗布ムラを観察し、下記のように評価
した。
【0041】 A:ムラがなく非常にスムースである B:細かいムラが若干ある C:ややムラがあるような感じ D:はっきりとムラが見える E:非常に大きなムラが見える。
【0042】(作業性) A:生産中ウエブの切断もなく安定に長時間生産出来た B:若干弱い「つれ」が見えたが切断もなく、安定して
長時間生産できた C:「つれ」や「しわ」が発生し、生産を途中で中止し
た D:「折れ」が発生し、テンターやロールに導入出来な
かった。
【0043】(結果)実施例1のフィルムは平面性が優
れ、また安定長時間生産ができたのに対し、比較例1の
フィルムは連続生産は出来たものの、平面性が劣ってい
た。比較例2は全くテンターに導入出来ず生産出来なか
った。
【0044】これらの結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】セルローストリアセテートフィルム溶液
流延製膜装置にテンター或いはロールの導入口前に装備
したことにより剥離後、或いは下引塗布後両端がカール
したウエブを裁断或いは抑制することにより容易に導入
することが出来、生産性が向上し、品質も優れたものに
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶液流延法製膜装置の断面図。
【図2】テンターを用いた溶液流延法製膜装置の断面
図。
【図3】テンターを用いた溶液流延法製膜装置の断面
図。
【図4】スリッター付き溶液流延法製膜装置の断面図。
【図5】抑制装置付き溶液流延法製膜装置の断面図。
【図6】クリップ概略図。
【図7】ピン型クリップの斜視図。
【図8】テンター平面図。
【図9】抑制装置を通してテンターに導入する態様を示
した斜視図。
【図10】抑制装置のX方向及びY方向から見た抑制装
置の形態と配置図。
【図11】下引塗布機と下引前抑制装置付き溶液流延法
製膜装置の断面図。
【図12】剥離後と下引塗布機後にスリッターと抑制装
置を装備した溶液流延製膜装置の断面図。
【図13】剥離後、乾燥装置の後のテンター導入口にス
リッターを装備した溶液流延装置の断面図。
【符号の説明】
1 ウエブ 2 ダイス 3 支持体 4 剥離点 5 乾燥装置 6 ロール(群) 7 乾燥風 8 テンター 9 スリッター 10 抑制装置 11 クリップ 12 レバー 13 シュー 14 固定台 15 ピン 16 ピン型クリップ 17 テンター 18 レール 19 スプロケット 20 チェーン 21 テンター導入口 22 下引装置 23 下引塗布機 24 下引乾燥機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルローストリアセテートフィルムを溶
    液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離後、
    巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生するカ
    ール部分を裁断して搬送することを特徴とするセルロー
    ストリアセテートフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記カール部分のカールをウエブ面に対
    して垂直方向に±30mm以下に裁断することを特徴と
    する請求項1に記載のセルローストリアセテートフィル
    ムの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記カール部分を裁断したウエブをテン
    ターによって搬送することを特徴とする請求項1又は2
    に記載のセルローストリアセテートフィルムの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 セルローストリアセテートフィルムを溶
    液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離後、
    巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生するカ
    ール部分を抑制して搬送することを特徴とするセルロー
    ストリアセテートフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記カール部分のカールをウエブ面に対
    して垂直方向に±30mm以下に抑制することを特徴と
    する請求項4に記載のセルローストリアセテートフィル
    ムの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記カール部分のカールを抑制したウエ
    ブをテンターによって搬送することを特徴とする請求項
    4又は5に記載のセルローストリアセテートフィルムの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 セルローストリアセテートフィルムを溶
    液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離後、
    巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生するカ
    ール部分を裁断する装置を有することを特徴とするセル
    ローストリアセテートフィルムの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記裁断する装置に続いてテンターを有
    することを特徴とする請求項7に記載のセルローストリ
    アセテートフィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 セルローストリアセテートフィルムを溶
    液流延法により製膜するにあたり、支持体から剥離後、
    巻き取るまでの間の乾燥搬送工程で、端部に発生するカ
    ール部分のカールを抑制する装置を有することを特徴と
    するセルローストリアセテートフィルムの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記抑制する装置に続いてテンターを
    有することを特徴とする請求項9に記載のセルロースト
    リアセテートフィルムの製造装置。
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