JPH1189332A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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Publication number
JPH1189332A
JPH1189332A JP27510497A JP27510497A JPH1189332A JP H1189332 A JPH1189332 A JP H1189332A JP 27510497 A JP27510497 A JP 27510497A JP 27510497 A JP27510497 A JP 27510497A JP H1189332 A JPH1189332 A JP H1189332A
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JP
Japan
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seedling
planting
worker
seedlings
transmission case
Prior art date
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Pending
Application number
JP27510497A
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English (en)
Inventor
Isao Ishida
石田  伊佐男
Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Shiro Katsuno
勝野  志郎
Kazuyuki Suzuki
主幸 鈴木
Katsuyuki Aoki
勝行 青木
Shoji Suzuki
昭二 鈴木
Makoto Arai
誠 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Kanto Noki Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Kanto Noki Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の負担軽減。 【解決手段】 人手により補給される苗を苗植付具に供
給する苗供給装置4と、補給用の苗を載置しておく苗載
台とを備えた苗移植機において、前記苗供給装置4の左
右片側に前記苗載台55を設けると共に、これら苗供給
装置4及び苗載台55の後方と、苗載台55がある側と
反対側の苗供給装置4の側方とに、作業者が機体の進行
に合わせて歩きながら苗の補給作業を行うことのできる
空間部A,Bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人手により補給さ
れる苗を苗植付具に供給する苗供給装置と、補給用の苗
を載置しておく苗載台とを備えた苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】野菜苗の移植機として、例えば、ターン
テーブル型の苗供給装置に人手で野菜のポット苗を補給
し、該苗供給装置が苗を一株づつ所定位置に供給し、そ
の苗を苗植付具が地面に植付けるように構成した野菜用
苗移植機(以下、野菜移植機とする)がある。従来、こ
の種の野菜移植機は、作業者が機体の進行に合わせて機
体の左右いずれかの側方を歩きながら、苗供給装置の近
傍に設けられている苗載台の苗を苗供給装置に補給する
ようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の野菜移植機
は、一人の作業者で苗補給を行わなければならなかった
ので、高速植付作業時には作業者の負担が大きかった。
また、作業者が歩く側にハウスの壁等がある場合、作業
者が歩きにくく苗補給作業が困難であるという問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のように構成した、すなわち、本発明にか
かる苗移植機は、人手により補給される苗を苗植付具に
供給する苗供給装置と、補給用の苗を載置しておく苗載
台とを備えた苗移植機において、前記苗供給装置の左右
片側に前記苗載台を設けると共に、これら苗供給装置及
び苗載台の後方と、苗載台がある側と反対側の苗供給装
置の側方とに、作業者が機体の進行に合わせて歩きなが
ら苗の補給作業を行うことのできる空間部を形成したこ
とを特徴としている。
【0005】一人の作業者は、苗供給装置及び苗載台の
後方にある空間部を歩きながら苗の苗補給作業を行う。
苗供給装置の左右片側に苗載台が設けられているので、
苗載台の苗を苗供給装置に容易に補給できる。また、も
う一人の作業者は、苗載台がある側と反対側の苗供給装
置の側方にある空間部を歩きながら苗補給作業を行う。
このように二人の作業者で苗補給作業を行うことができ
るので、高速植付作業時でも作業者の負担とならない。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図7は本発明を施した苗移
植機の一例としての野菜移植機を表している。この野菜
移植機1は、走行車輪2,2,3,3を有する走行部1
aによって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら、
苗供給装置4、苗植付装置5等からなる植付部1bで野
菜のポット苗を畝Uの上面に植付ける構成となってい
る。作業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜
機体を操向操作すると共に、植付作業時には機体側方を
歩きながら苗供給装置4へ苗を補給する。以下、各部の
構成について説明する。
【0007】走行部1aは、走行部ミッションケース7
の前側にエンジン9が配置されている。エンジン9の左
側面部には該エンジンの動力で駆動する油圧ポンプ10
が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タ
ンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆
っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視
長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられ
ており、この連結フレームの背面右端部に走行部1aと
操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が
固着連結されている。メインフレーム14は、植付部1
bの平面視右側を通って後方に延び、途中で斜め上向き
に湾曲し、そのまま植付部1bの後方位置まで延びてい
る。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取
り付けられている。
【0008】走行部ミッションケース7の左右側面から
突出する回動筒部15,15に走行伝動ケース16,1
6が一体に取り付けられ、その走行伝動ケースの先端部
に駆動走行車輪である後輪2,2が軸支されている。ま
た、エンジン9の下側に前後方向のピボット軸17aを
中心に揺動自在に設けた前輪支持フレーム17の左右両
端部に前輪支持ロッド18,18が高さ調節可能に取り
付けられ、該ロッドの下端部に従動走行車輪である前輪
3,3が軸支されている。
【0009】走行部1aには機体に対し後輪2,2を上
下動させて機***置を制御する機体制御機構が設けられ
ている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース
7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向
けて昇降シリンダ21が設けられ、該シリンダのピスト
ンロッドの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに
回動自在に取り付けられている。ピストンロッドは、前
後両端が油圧バルブユニット20とメイフレーム14に
取り付けた取付部材23とに支持されたガイド軸24に
沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両
端部と、回動筒部15,15に固着したスイングアーム
25,25とが、連結ロッド26,26を介して連結さ
れている。左側の連結ロッド26は、ローリングシリン
ダ27が組み込まれており、該シリンダを伸縮作動させ
ることにより長さを変えられるようになっている。
【0010】昇降シリンダ21及びローリングシリンダ
27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油
圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制
御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動さ
せると、左右の後輪2,2が同方向に同量だけ機体に対
し上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリン
ダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2,2が逆方向
に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜す
る。
【0011】植付部1bは、前記連結フレーム13の上
面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部ミ
ッションケース30の下部が固着され、該植付部ミッシ
ョンケースの上部に第一植付伝動ケース31の基部が固
着され、更に該第一植付伝動ケースの先端部に第二植付
伝動ケース32の基部が固着されている。そして、第一
植付伝動ケース31と第二植付伝動ケース32に後述す
る苗植付装置5の作動機構が連結されている。苗植付装
置5の後記苗植付具60は、走行部1aよりも後側に位
置している。また、植付部ミッションケース30に基部
を固着した上部フレーム34に、苗植付具60の上方に
位置するように苗供給装置4と後記苗載台55,56が
取り付けられている。
【0012】図3に示すように、植付部ミッションケー
ス30の入力軸30aは該ケースの下端部から前方に突
出しており、これを走行部ミッションケース7のPTO
取出部7aに挿入することにより、該PTO取出部内の
走行部側の軸に伝動連結するようになっている。また、
植付部ミッションケース30は、前記連結フレーム13
にボルト35,…によって着脱自在に取り付けられてい
る。このため、ボルト35,…を外し、PTO取出部7
aから入力軸31aを抜くことにより、走行部1aから
植付部1bごと取り外せることができ、植付部1bのメ
ンテナンスが容易に行える。
【0013】側面視において、植付部ミッションケース
30は連結フレーム13から後方上向きに設けられ、且
つ第一植付伝動ケース31は植付部ミッションケース3
0の上端部から後方下向きに設けられ、且つ第二植付伝
動ケース32は第一植付伝動ケース31の下端部から水
平後方に設けられている。この構成とすることにより、
機体の前後長を必要以上に長くすることなく、第二植付
伝動ケース32の下側に前記天秤杆22が移動するため
のスペースが確保されている。
【0014】また、平面視において、植付部ミッション
ケース30は、連結フレーム13の右端部に固着されて
おり、昇降シリンダ21と天秤杆22と右側の連結ロッ
ド26の間に形成される機体制御機構の右側空間部を通
って上方に延びている。そして、第一植付伝動ケース3
1は植付部ミッションケース30の左側、第二植付伝動
ケース32は第一植付伝動ケース31のさらに左側に配
置されている。ローリングシリンダ27が設けられてい
ない分だけ左側空間部よりも右側空間部の方が広いの
で、植付部ミッションケース30を右側に配置するのが
好ましいのである。また、植付部ミッションケース3
0、第一植付伝動ケース31及び第二植付伝動ケース3
2を左右に振り分けて配置することにより、左右の重量
バランスが良好となる。
【0015】苗供給装置4は、複数の苗供給カップ4
0,…を円周上に等間隔で配置したターンテーブル41
を備えている。このターンテーブル41は機体の左右中
心よりも若干右寄りの位置に配置されている。ターンテ
ーブル41は、前記上部フレーム34に固定された支持
板42に、中心軸43を支点にして回転自在に設けられ
ている。中心軸43にはラチェットホイール45が取り
付けられ、そのラチェットホイールの歯に噛み合う方向
に付勢したラチェット爪46が中心軸43に回転自在に
嵌合するラチェットアーム47に取り付けられている。
ラチェットアーム47と、後記前リンク支持アーム67
Bと一体に作動する苗供給駆動アーム49とが苗供給駆
動ロッド50を介して連結されており、苗供給駆動アー
ム49が揺動することにより、ターンテーブル41が苗
植付装置5の作動と同期して苗供給カップ40,…の取
付間隔分づつ間欠的に回転する。
【0016】各苗供給カップ40,…の底部には開閉自
在なシャッタ52,…が取り付けられている。平面視で
前側やや左寄りの位置が切れたC字形のシャッタ閉じ棒
53が苗供給カップの底部に接する高さに設けられてお
り、上記シャッタ閉じ棒53の切れた部分に相当する苗
供給位置Pに位置する苗供給カップ40のシャッタ52
は自重もしくは苗の重量で開くが、それ以外の苗供給カ
ップ40,…のシャッタ52,…はシャッタ閉じ棒53
に規制されて閉じた状態になる。
【0017】ターンテーブル41の右側と前側には、育
苗トレイを1個づつ載せられる苗載台55,56が設け
られている。右側の苗載台55は、上部フレーム34か
ら右側方に突設した取付棒55a,55aに取り付けら
れ、育苗トレイを若干右上りに斜めに支持するようにな
っている。また、前側の苗載台56は、上部フレーム3
4から前方に突設した取付棒56a,56aに取り付け
られ、育苗トレイを水平に支持するように設けられてい
る。
【0018】人手により、苗載台55,56に載置され
ている育苗トレイのポット苗を各苗供給カップ40,…
に補給する。ターンテーブル41の回転により苗の入っ
た苗供給カップ40が苗供給位置Pまで移動すると、シ
ャッタ52が開き苗が苗植付装置5の苗植付具60の中
に落下する。
【0019】ターンデーブル41の左側方且つ左側の後
輪2の後方部分は、機体の進行に合わせて作業者が歩き
ながら苗補給作業を行うための空間部Aとなっている。
作業者がこの空間部Aを歩きながら苗補給作業を行う
際、ターンテーブル41と操縦ハンドル6の隙間から鎮
圧輪80と鎮圧輪80の間の畝面が見えるので、苗を植
付状況を監視しながら苗補給作業を行える。
【0020】苗植付装置5は、下端が尖ったカップ状の
苗植付具60を備えている。この苗植付具60は、前側
部材60aと後側部材60bとからなっており、苗植付
具60の後方に位置する前側部材回動軸61Aに回動自
在に支持された前側部材取付アーム62A,62Aに前
側部材60aが一体に取り付けられ、苗植付具60の前
方に位置する後側部材回動軸61Bに回動自在に支持さ
れた後側部材取付アーム62B,62Bに後側部材60
bが一体に取り付けられている。よって、回動軸61
A,61Bを支点にして両部材60a,60bが回動す
ると、苗植付具60の下部が開閉する。前側部材取付ア
ーム62Aと後側部材取付アーム62Bに形成された長
穴に遊嵌する連動ピン63によって、前側部材60aと
後側部材60bは互いに連動して回動する。前側部材取
付アーム62Aの脚部62aAと後側部材取付アーム6
2Bの脚部62aBとの間に、前側部材60a及び後側
部材60bを閉じる側に付勢するスプリング64が張設
されている。この苗植付具60は、下記の作動機構によ
って所定の動作を行う。
【0021】第二植付伝動ケース32から上方に突出す
る支持部33aに後リンク支持アーム67Aが回動自在
に取り付けられ、その支持アームに基部が枢着された後
リンク68Aの後端に前側部材回動軸61Aが連結され
ている。後リンク68Aの中間部には、第二植付伝動ケ
ース32の後端部に設けた後リンク駆動アーム69Aが
連結されている。また、植付部ミッションケース30に
前リンク支持アーム67Bが回動自在に取り付けられ、
その支持アームに基部が枢着された前リンク68Bの後
端に後側部材回動軸61Bが連結されている。前リンク
68Bの中間部には、第一植付伝動ケース31の後端部
に設けた前リンク駆動アーム69Bが連結されている。
両駆動アーム69A,69Bが駆動回転すると、後リン
ク68A及び前リンク68Bが基部の位置を前後に変動
させつつ上下に揺動し、苗植付具60が一定姿勢のまま
上下動する。
【0022】後リンク68Aの基部には開閉アーム71
が回動自在に取り付けられ、その開閉アーム71の先端
部と前側部材取付アーム62Aとが開閉ロッド72で連
結されている。また、後リンク68Aの中間部には後リ
ンク駆動アーム69Aと一体に回転する開閉カム73が
取り付けられている。この開閉カムのカムフォロアとし
てのローラ74が開閉アーム71に設けられている。苗
植付具60が下死点付近にある位置から上昇する行程
で、開閉カム73がローラ74に係合するようになって
いる。開閉カム73がローラ74に係合すると、開閉ロ
ッド72が引かれ、前側部材60aと後側部材60bが
互いに連動して回動し、苗植付具60が開く。開閉カム
73がローラ74に係合しない時は、スプリング64の
張力によって苗植付具60が閉じている。
【0023】苗植付具60が上死点にある時に、苗供給
装置4により苗が落下供給される。供給された苗は、前
側部材回動軸61Aと後側部材回動軸61Bに取り付け
られている筒状の苗ガイド76を通って苗植付具内に導
かれる。苗を保持した苗植付具60が下降し、下死点で
は苗植付具60の下部が畝の表土部に突き刺さり、苗移
植用穴を形成する。これとほぼ同期して苗植付具60が
開き、保持していた苗を上記苗移植用穴の中に解放す
る。そのまま苗植付具60が上昇し、上死点付近まで上
昇すると苗植付具60が閉じる。
【0024】前記第二植付伝動ケース32は苗植付装置
5の左側方に位置している。そして、該第二植付伝動ケ
ース32に固着して、苗植付具60の左側方から後方に
かけてを覆うカバー76が取り付けられている。これら
第二植付伝動ケース32とカバー76によって、苗補給
作業時に作業者が苗植付装置5に干渉することを防いで
いる。
【0025】苗植付位置の後方には、左右一対の鎮圧輪
80,80が設けられている。この鎮圧輪80,80
は、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに取り付
けられ、後記ロッド92に遊嵌させたスプリング81に
よって下向きに付勢されており、機体の進行に伴って畝
面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴の周囲の土
を崩落させて穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧す
るようになっている。
【0026】鎮圧輪80,80が取り付けられた鎮圧輪
フレーム82は、植付深さ調節ガイド枠83に上下に回
動自在に支持されている。植付深さ調節ガイド枠83に
は複数の係合部84a,…を有するガイド溝84が形成
されており、このガイド溝に鎮圧輪フレーム82と一体
の植付深さ調節レバー85が摺動自在に嵌合している。
植付深さ調節レバー85をガイド溝84の係合部84
a,…に係合させると、鎮圧輪フレーム82が回動しな
いように固定される。よって、植付深さ調節レバー85
の操作により、鎮圧輪80,80の取付高さを複数段階
に設定できる。これにより、苗の植付深さが段階的に調
節される。
【0027】また、上記植付深さ調節ガイド枠83は、
メインフレーム14の前後中間部に固着した支持枠86
に上下に揺動自在に支持された揺動フレーム87の後端
部に取り付けられている。畝面の凹凸に応じて鎮圧輪8
0,80が機体に対し上下動すると、その鎮圧輪の上下
動による鎮圧輪フレーム81の揺動が、連動機構88を
介して油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブに
伝えられ、揺動フレーム87の角度が元に戻る方向に昇
降シリンダ21を作動させる。これにより、畝の上面か
ら機体までの高さを一定に維持するように機体を昇降制
御する。
【0028】更に、メインフレーム14の後部には鎮圧
輪固定レバー90が回動自在に設けられ、該レバーと一
体のアーム91の長穴91aに下端部を揺動フレーム8
7に連結したロッド92の上端部がピン止めされてい
る。鎮圧輪固定レバー90をガイド溝93の係止部93
aに係止すると、鎮圧輪80,80が機体に対し一定高
さに固定され、上記昇降制御が機能しなくなる。機体を
非作業位置へ上昇させた状態で苗植付装置5を作動させ
る場合や、運搬時に鎮圧輪80,80が動くのを防止す
るために、上記方法で鎮圧輪80,80を固定する。
【0029】揺動フレーム87は機体の右側に配置され
ているので、機体の左側を歩行する作業者がこの揺動フ
レーム87に接触することがなく、確実な鎮圧を行える
と共に、機体の昇降を正確に行える。
【0030】なお、油圧バルブユニット20内のローリ
ング用油圧バルブは左右傾斜検出用の振り子95の動き
に連動して切り替わるようになっており、機体が左右に
傾斜するとローリングシリンダ27が適宜作動し、機体
を左右水平に戻すように制御する。
【0031】操縦ハンドル6は両端が後方に延びる平面
視略コ字形をしており、その両端部にグリップ6a,6
aが取り付けられている。旋回時や路上走行時には、作
業者がグリップ6a,6aを握って操縦する。また、図
7に示すように、操縦ハンドル6の内側に形成される空
間部Bに身体を入れた状態で歩きながら、右側の苗載台
55の苗を苗供給装置5に補給することもできる。操縦
ハンドル6は機体の左右中心から右側にずらせて設けら
れているので、畝の右側の溝を歩行しながらハンドル操
作や苗補給作業を行いやすく、また、機体の左側を歩行
しながら苗補給作業を行う時に邪魔にならない。
【0032】なお、ループ状の操縦ハンドル6を採用す
る場合には、図8に示す野菜移植機1′もしくは図9に
示す野菜移植機1″のように、操縦ハンドル6′
(6″)の内側に苗補給時に作業者の身体を入れること
のできる空間部B′(B″)を設ける。
【0033】グリップ6a,6aの下側にはサイドクラ
ッチレバー100,100が設けられている。また、操
縦ハンドル6の基部には操作パネル101が設けられ、
該操作パネルに、苗供給装置4及び苗植付装置5へ伝動
する植付クラッチの入・切操作と機体の昇降操作をする
植付昇降レバー102、メインクラッチの入・切操作を
するメインクラッチレバー103等が設けられている。
図中の符号104は苗の植付間隔を調節する株間調節レ
バーである。
【0034】また、ターンテーブル41の後側部分に操
縦ハンドル6に固定した取っ手106が設けられ、その
取っ手106に補助メインクラッチレバー107が取り
付けられている。作業者が苗供給装置4の側方の空間部
Aを歩きながら苗補給を行う際、作業者がバランスを崩
したとき等に上記取っ手106をつかんで身体を支えら
れる。また、緊急に作業を停止させる必要が生じた場
合、補助メインクラッチレバー107を停止操作するこ
とにより、そのままの位置で作業を停止させられる。更
に、苗供給装置4及び苗載台55の後方の空間部Bを歩
きながら苗補給を行う際、作業者が上体を前方に乗り出
すときに上記取っ手106を支えにすることができる。
【0035】通常の植付作業時には、機体の進行に合わ
せて作業者が空間部Aを歩きながら、苗載台55,56
に載置されている育苗トレイTの苗をターンテーブル4
1の各苗供給カップ40,…に補給する。高速で植付作
業を行う時には二人作業を行い、一人は空間部Aを歩き
ながら前側の苗載台56に載置されている育苗トレイT
の苗を補給し、もう一人は空間部Bを歩きながら右側の
苗載台55に載置されている育苗トレイTの苗を補給す
る。また、ハウスの壁際等で空間部Aを作業者が歩きに
くい場合には、空間部Bを歩きながら補給作業を行えば
よい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる苗移植機は、苗供給装置及び苗載台の後方から
でも、苗載台がある側と反対側の苗供給装置の側方から
でも苗載台の苗を苗供給装置に補給できるので、二人が
同時に苗補給作業を行うことが可能となり、作業者に負
担をかけることなく高速植付作業を行えるようになっ
た。また、機体の左右片側からしか苗補給作業を行えな
い従来の苗移植機では難しかったハウスの壁際の植付作
業を、苗供給装置及び苗載台の後方から苗供給作業を行
うことにより、容易に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜移植機の側面図である。
【図2】野菜移植機の平面図である。
【図3】走行部と植付部の連結部分の斜視図である。
【図4】苗供給装置の底面図である。
【図5】苗植付装置等の側面図である。
【図6】苗植付装置等の平面図である。
【図7】野菜移植機の苗植付作業状態を表す平面図であ
る。
【図8】異なる野菜移植機の平面図である。
【図9】更に異なる野菜移植機の苗植付作業状態を表す
平面図である。
【符号の説明】
A 苗載台がある側と反対側の苗供給装置の側方にある
空間部 B 苗供給装置及び苗載台の後方にある空間部 1 野菜移植機(苗移植機) 2 後輪 3 前輪 4 苗供給装置 5 苗植付装置 6 操縦ハンドル 55,56 苗載台 60 苗植付具 80 鎮圧輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝野 志郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 鈴木 主幸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 青木 勝行 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 鈴木 昭二 栃木県小山市大字横倉新田493 関東農機 株式会社技術開発本部内 (72)発明者 荒井 誠 栃木県小山市大字横倉新田493 関東農機 株式会社技術開発本部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人手により補給される苗を苗植付具に供
    給する苗供給装置と、補給用の苗を載置しておく苗載台
    とを備えた苗移植機において、前記苗供給装置の左右片
    側に前記苗載台を設けると共に、これら苗供給装置及び
    苗載台の後方と、苗載台がある側と反対側の苗供給装置
    の側方とに、作業者が機体の進行に合わせて歩きながら
    苗の補給作業を行うことのできる空間部を形成したこと
    を特徴とする苗移植機。
JP27510497A 1997-09-22 1997-09-22 苗移植機 Pending JPH1189332A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009268476A (ja) * 2009-08-17 2009-11-19 Iseki & Co Ltd 農作業機
CN108684272A (zh) * 2018-05-10 2018-10-23 南京航空航天大学 一种温室穴苗移植机

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