JPH1188286A - 多周波数網方式ならびにその送信装置、中継装置 - Google Patents

多周波数網方式ならびにその送信装置、中継装置

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JPH1188286A
JPH1188286A JP9238265A JP23826597A JPH1188286A JP H1188286 A JPH1188286 A JP H1188286A JP 9238265 A JP9238265 A JP 9238265A JP 23826597 A JP23826597 A JP 23826597A JP H1188286 A JPH1188286 A JP H1188286A
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裕二 樋口
Haruo Takeda
陽夫 武田
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JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYST KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線伝送方式にOFDM方式を採用した放送
または通信の多周波数網方式において、移動体送受信に
伴うドプラーシフトによるキャリア間干渉の影響を軽減
する。 【解決手段】 送信装置のマッピング回路1において、
OFDM方式を構成するキャリアのN(Nは2以上の整
数)本おきに情報を乗せ、他はヌルキャリアとする。中
継装置においては情報を乗せるキャリアの周波数を受信
した信号の情報が乗せられたキャリアの周波数とは異な
ったものとする。上記送信装置、中継装置により多周波
数網を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送または通信の
無線伝送に使用され、特にデジタル信号をOFDM(直
交周波数分割多重)方式により伝送するシステムに供さ
れる多周波数網方式ならびに送信装置、中継装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の多周波数網方式としては、複数の
周波数帯域を交互に使用する方式が知られている。具体
的な技術文献として、1995年テレビジョン学会年次
大会講演予稿集(1995年7月26日発行)277頁
に「OFDMによる地上ディジタル放送―二周波数放送
波中継(DFN)の検討―」(都竹愛一郎、福地一著)
がある。図8を参照して上記の文献に記載される二周波
数網方式の概要を説明する。
【0003】図8に示す方式では、日本におけるテレビ
ジョン放送に応用する場合を考慮し、2つの周波数チャ
ンネルf1,f2を放送局Aから中継局B,C,…毎に
交互に使用して伝送するようにしている。このように、
従来から行なわれている多周波数網方式の検討は、現在
の地上アナログ放送と同様に固定受信についてのもので
ある。このため、現行の6MHz幅のチャンネルを使用
して1つの放送を行なうことが前提となっている。
【0004】一方、OFDM方式はマルチキャリア方式
の一種であり、例えばテレビジョン信号を伝送する場合
には、数百から数千のキャリアを使用する。この結果、
各キャリアの伝送速度は低速となり、ガードインターバ
ルと呼ばれる時間軸方向の冗長な区間を設けた場合に
も、伝送速度を低下させる比率を小さくすることが可能
となる。
【0005】上記ガードインターバルは遅延時間差のあ
るマルチパスゴーストに対する耐性を持たせるものであ
り、この結果、OFDMはマルチパスゴーストの存在す
る環境下において有効な方式であるとされる。これによ
り、単一の周波数帯を利用して放送網を構成する単一周
波数網や、複数の周波数帯を利用して、放送網を構成す
る多周波数網を構成することができる。このことは、マ
ルチパスゴーストが多数存在する移動体送受信にも適し
ているといえる。したがって、放送のデジタル化により
移動体受信も可能となる。
【0006】前述のガードインターバルは時間軸方向の
冗長な区間であり、この期間を長くとることで、遅延時
間の長いマルチパスゴーストに対する耐性を持たせるこ
とが可能となる。但し、情報の伝送速度は低下すること
になる。情報の伝送速度の低下を押さえつつ長いガード
インターバル期間を確保することは、OFDMのシンボ
ル長を長くすれば可能である。
【0007】これに対し、移動体送受信の場合には、移
動体の移動に伴うドプラーシフトが存在することから、
マルチキャリア方式の場合には、直接波と反射波との間
のドプラーシフトによる周波数差によってキャリア間干
渉を生ずる。
【0008】このキャリア間干渉の影響を軽減するに
は、キャリア間間隔を大きくとればよいが、キャリア間
隔の逆数が有効シンボル長となる関係が存在するため、
キャリア間隔を広く取ると有効シンボル長が短くなって
しまう。このことは、ガードインターバルの時間長が同
じ場合には、冗長な区間であるガードインターバルの比
率が高くなり、伝送速度が低下することを意味する。
【0009】また、OFDM信号の伝送パラメータとし
ては、伝送速度とキャリア間隔とを勘案して定める必要
を生じるが、キャリア間干渉を無視できない値を採用せ
ざるを得ない場合も有り得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、無
線伝送方式にOFDM方式を採用した従来の放送または
通信の多周波数網方式では、移動体受信を考慮した場
合、移動体の移動に伴うドプラーシフトによるキャリア
干渉の影響を軽減する必要があるが、そのためにキャリ
ア間隔を広くとると伝送速度が犠牲となってしまう。ま
た、OFDM信号の伝送パラメータもキャリア間干渉を
無視できない値を採用せざるを得ない場合も有り得る。
【0011】そこで、本発明の課題は、多周波数網を構
成する場合に、伝送速度を犠牲にすることなく、ドプラ
ーシフトによるキャリア間干渉量を低く抑えることので
きる多周波数網方式ならびに送信装置、中継装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明に係る多周波数網方式は、以下のように構成され
る。
【0013】(1)複数の送信局または中継局が少なく
とも2以上の異なった周波数のキャリア群を利用し、O
FDM(直交周波数分割多重)方式により情報を無線伝
送する放送システムまたは通信システムに供される多周
波数網方式であって、前記複数の送信局または中継局そ
れぞれの送信装置または中継装置においてOFDM方式
を構成する複数のキャリアの内、N(Nは1以上の整
数)本おきのキャリアを情報伝送用キャリアとして使用
し、他のキャリアをヌルキャリアとして使用し、かつM
(Mは2以上の整数)局それぞれが、同一周波数帯の他
局に情報伝送用キャリアとして割り当てられるキャリア
を使用する場合も含むN本おきのキャリアを使用して情
報を伝送する。
【0014】(2)(1)の構成において、前記中継局
にあっては、親送信局がOFDM方式を構成する複数の
キャリアの内のN(Nは1以上の整数)本おきのキャリ
アを情報伝送用キャリアとして送信する信号を受信し、
受信した信号を送信している親送信局を含む送信局と同
一の周波数のキャリアまたは他の送信局が使用していな
いN本おきのキャリアを用いて再送信する。
【0015】(3)(1)の構成において、前記放送ま
たは通信システムが周波数分割多重または時分割多重に
より階層伝送を行なうシステムであって、前記複数の送
信局または中継局が前記階層伝送の1以上の階層のみに
ついて少なくとも2以上の異なった周波数のキャリア群
を利用して多周波数網方式により情報を伝送する場合に
は、前記複数の送信局または中継局それぞれの送信装置
または中継装置において、多周波数網が構成される階層
のOFDM方式を構成する複数のキャリアの内、N(N
は1以上の整数)本おきのキャリアを情報伝送用キャリ
ア、他のキャリアをヌルキャリアとし、かつM(Mは2
以上の整数)局それぞれの情報伝送用キャリアとして、
同一周波数帯の他局が情報の伝送用キャリアとして割り
当てられるキャリアを使用する場合も含むN本おきのキ
ャリアを使用する。
【0016】(4)(1)の構成において、前記送信局
または中継局の送信装置または中継装置は、隣接するキ
ャリアにより各局間で互いに同一の情報を伝送する。
【0017】また、本発明に係る多周波数網方式の送信
装置は、以下のように構成される。
【0018】(5)OFDM方式により情報を無線伝送
する放送または通信システムの送信局または中継局に用
いられ、OFDM方式を構成する複数のキャリアの内、
N(Nは1以上の整数)本おきのキャリアを情報伝送用
キャリアとし、他のキャリアをヌルキャリアとして送信
信号を生成して送信する。
【0019】(6)(5)の構成において、前記放送ま
たは通信システムが周波数分割多重または時分割多重に
より階層伝送を行なうシステムであって、複数の送信局
または中継局が前記階層伝送の1以上の階層のみについ
て少なくとも2以上の異なった周波数のキャリア群を利
用して多周波数網方式により情報を伝送する場合に、前
記多周波数網が構成される階層のOFDM方式を構成す
る複数のキャリアの内、N(Nは1以上の整数)本おき
のキャリアを情報伝送用キャリア、他のキャリアをヌル
キャリアとして送信信号を生成して送信する。
【0020】また、本発明に係る多周波数網方式の中継
装置は、以下のように構成される。
【0021】(7)OFDM方式により情報を無線伝送
する放送または通信システムの中継用として用いられ、
OFDM方式を構成する複数のキャリアの内、N(Nは
1以上の整数)本おきのキャリアを情報伝送用キャリア
とし、他のキャリアをヌルキャリアとしたOFDM方式
による情報を受信し、当該受信信号を再送信する。
【0022】(8)(7)の構成において、前記放送ま
たは通信システムが周波数分割多重または時分割多重に
より階層伝送を行なうシステムであって、複数の送信局
または中継局が前記階層伝送の1以上の階層のみについ
て少なくとも2以上の異なった周波数のキャリア群を利
用して多周波数網方式により情報を伝送する場合に、前
記多周波数網が構成される階層のOFDM方式を構成す
る複数のキャリアの内、N(Nは1以上の整数)本おき
のキャリアを情報伝送用キャリアとし、他のキャリアを
ヌルキャリアとしたOFDM方式による情報を受信し、
当該受信信号を再送信する。
【0023】(9)(7)、(8)の構成において、受
信信号をFFT(高速フーリエ変換)により周波数軸上
の信号に変換した後、IFFT(逆高速フーリエ変換)
により再び時間軸上の信号に変換して送信する場合に、
前記FFT出力を前記IFFTに入力するときに、前記
FFTの読み出しアドレスと前記IFFTの書き込みア
ドレスとを異なったアドレスとすることにより、ヌルキ
ャリアとするキャリアの周波数を変更する。
【0024】(10)(9)の構成において、前記FF
Tと前記IFFTとの間にしきい値による判定を用いた
等化回路を具備する。
【0025】(11)(9)の構成において、前記IF
FTの入力として、ヌルキャリアとする周波数のデータ
を”0”に置き換える。
【0026】すなわち、本発明の多周波数網方式では、
シンボル長を変えずに等価的にキャリア間隔を広くする
ことが可能なため、ドプラーシフトによるキャリア間干
渉の影響を軽減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の最良の実施の形態を示すも
ので、図1(A)は送信装置の構成、図1(B)は
(A)の送信装置に用いられるマッピング回路の具体的
な構成、図1(C)は上記マッピング回路の出力信号例
を示している。
【0029】図1(A)に示す送信装置において、マッ
ピング回路1は、放送信号として入力される映像、音声
のデジタル信号を各キャリアに対応させると共に、ヌル
のキャリアを挿入するもので、その出力はIFFT(逆
高速フーリエ変換)回路2に送られる。
【0030】このIFFT回路2は、マッピング回路1
の出力である周波数軸方向に配列された信号を時間軸上
の信号に変換するもので、その変換出力は直交変調回路
3に送られる。この直交変調回路3は、IFFT出力を
直交変調するもので、その変調出力は送信機4により電
力増幅されて空中線5より空間に向けて送出される。
【0031】次に、本発明の実施の形態の動作について
詳細に説明する。
【0032】図1(A)に示す送信装置において、映
像、音声のデジタル信号はマッピング回路1に入力され
る。図1(B)はマッピング回路1の構成例であり、キ
ャリアの変調方式としてQPSKを採用した場合の例を
示す。
【0033】QPSKの場合には1キャリア1シンボル
当たり2ビットの情報を伝送できるので、シリアルパラ
レル変換部6において2ビットパラレルの信号に変換さ
れる。シリアルパラレル変換部6の出力信号はQPSK
マッパー7により複素平面上にマッピングされる。QP
SKマッパー7により、各複素座標軸上のデータに変換
された信号(実部データ出力信号、虚部データ出力信
号)はスイッチ8を経て出力される。このスイッチ8は
各複素軸上のデータの間に”0”を挿入するための回路
であり、各複素軸上のデータが共に”0”となった場合
にヌルキャリアを生ずる。
【0034】マッピング回路1の出力信号はIFFT回
路2に入力される。このIFFT回路2の入力信号はO
FDM信号を構成する各周波数のキャリアに対応するも
のである。図1(C)にマッピング回路1の出力信号列
を示す。
【0035】図1(C)において、実数データ出力信
号、虚数データ出力信号にそれぞれ示す1または−1は
伝送すべき情報を示し、0はヌルキャリアを示す。図1
(C)における横方向は、マッピング回路1の出力が接
続されるIFFT回路2のアドレスを示し、このアドレ
スはキャリアの周波数に対応する。また、各出力信号で
は、IFFT回路2のアドレス数が2のべき乗であり、
送信に必要なキャリア数との間に差があるため、その両
側が0で埋められている。
【0036】IFFT回路2に取り込まれた信号は、逆
高速フーリエ変換されることにより時間軸上の信号に変
換され、続いて直交変調回路3により直交変調されて高
周波のOFDM信号となる。このOFDM信号は送信機
4により周波数変換並びに増幅され、空中線5から送信
される。
【0037】図2は上記構成による送信装置のOFDM
信号のキャリアの配列を示すものであり、ここでは2つ
のキャリア群を用いて多周波数網を構成した場合の例を
示している。
【0038】図2における(A)と(B)とは異なった
送信装置から送信される信号のキャリア配列を示してい
る。図2において実線は情報を伝送するキャリアを示
し、破線は電波が送信されないヌルのキャリアを示して
いる。図2から明らかなように(A)、(B)の各信号
のキャリア間隔はヌルキャリアを挿入しない場合の2倍
となっている。
【0039】図3はヌルキャリアを挿入することにより
ドプラーシフトに対する耐性が強くなる様子を示すもの
である。図3において(A)はヌルキャリアを挿入した
OFDM信号の場合を、(B)は通常のOFDM信号の
場合を示す。図3において、実線はドプラーシフトを受
けていない信号を示し、破線はドプラーシフトを受けて
いる信号が同じ強度で受信された場合を示している。
【0040】図3(A)の場合には、隣接キャリアのサ
イドローブによるキャリア間干渉のみを生じているが、
図3(B)の場合には隣接キャリアのメインローブによ
るキャリア間干渉も生じている。図3(A)、(B)を
比較することで、本発明によるヌルキャリアを挿入した
OFDM信号の方がキャリア間干渉の影響が少ないこと
が判る。
【0041】図4は3つのキャリア群を用いて多周波数
網を構成する場合のキャリアの配置例を示すものであ
り、図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ異なった送
信装置から送信される。尚、同様に4つ以上のキャリア
群を用いて多周波数網を構成することも可能である。
【0042】図5は本発明に係る中継装置の実施の形態
を示す図である。図5(A)において、空中線10で受
信された信号は、高周波増幅回路11により増幅された
後に、混合回路12により周波数変換されて中間周波数
帯の信号となる。このとき、周波数変換のための局部発
振信号は、基準発振回路14の周波数を基準として局部
発振回路13において生成される。
【0043】上記混合回路12から出力される中間周波
信号は、中間周波増幅回路15により増幅された後に、
混合回路16により周波数変換され、再び高周波帯の信
号となる。このとき、周波数変換のための局部発振信号
は、基準発振回路14の周波数を基準として局部発振回
路17において生成される。
【0044】上記混合回路16の出力信号は電力増幅回
路18により増幅され、空中線19より送信される。
尚、混合回路12、16にそれぞれ入力される局部発振
信号は、受信信号のキャリア間隔の2分の1の零または
正の整数倍の周波数差を有する。また、混合回路12、
16にそれぞれ入力される局部発振信号を生成する局部
発振回路13、17は、共に同一の基準発振回路14の
出力信号を基準としているので、基準発振回路14の発
振周波数精度は送信周波数の周波数偏差に殆ど影響を与
えない。
【0045】図5(B)は上記中継装置における受信信
号と送信信号との周波数関係を示す図であり、受信信号
のキャリア間隔の2分の1だけ周波数を変えて再送信す
る場合のキャリアの周波数関係を示している。図中の矢
印は同一の情報が伝送されるキャリアの関係を示すもの
である。この結果、親送信局と中継局とからの送信信号
を同時に受信した場合には、隣接したキャリアで同一の
情報が伝送される信号を受信することとなる。
【0046】図6は本発明になる中継装置の第2の実施
の形態を示す図である。図6(A)において、空中線1
0で受信された信号は、高周波増幅回路11により増幅
された後、混合回路12により周波数変換されて中間周
波数帯の信号となる。このとき、周波数変換のための局
部発振信号は、局部発振回路13において生成された信
号が使用される。
【0047】混合回路12から出力される中間周波信号
は、中間周波増幅回路15により増幅された後に、直交
復調回路20により直交復調される。直交復調回路20
の出力は時間軸上の複素のOFDM信号である。この信
号はFFT回路21により各キャリアに対応した周波数
軸上の信号に変換される。この周波数軸上の信号は、通
常のシングルキャリアによる多値QAMやQPSKと同
様に、しきい値による復調を行なうことができる信号で
ある。したがって、しきい値による判定により、伝送路
等で生じた本来の複素座標上の位置からのずれを補償す
ることができる信号である。
【0048】FFT回路21の出力は等化回路22に入
力され、等化回路22において本来のIQ座標上の位置
からのずれが補償される。尚、振幅方向のレベル差によ
る情報の伝送を行なわないQPSK、DQPSKでは、
しきい値による判定により信号の有無による等化を行な
うことができる。等化回路22の出力はスイッチ23を
経てIFFT回路24に入力される。
【0049】ここで、スイッチ23は、ヌルキャリアが
伝送される周波数に相当する信号を”0”に置き換え、
中継装置においてヌルキャリアとする周波数において不
要な信号が送信されることを防ぐ。
【0050】尚、この機能は等化回路に含めることも可
能であり、また等化回路22を使用せずに中継装置を構
成することも可能であるが、等化回路22の無い場合に
はスイッチ23で”0”に置き換えられる。さらに中継
装置においてヌルキャリアとする周波数において不要な
信号が送信されることが許容される場合には、スイッチ
23は不要である。
【0051】IFFT回路24に入力された周波数軸上
の信号は再び時間軸上の信号に戻されるが、FFT回路
21の出力信号をIFFT回路24に入力する場合のF
FT回路21とIFFT回路24のアドレスは異なった
ものとする。
【0052】図6(B)はこの様子を示す図である。図
6(B)において、FFT出力の各アドレスに対応する
データ列は、図中の矢印に示す様に、IFFTに入力さ
れる時にアドレスが一つずらされる。これにより、受信
信号においてヌルキャリアであった周波数に送信するキ
ャリアが割り当てられる。また、受信信号において情報
を伝送するキャリアであった周波数にヌルキャリアが割
り当てられる。
【0053】図6(A)において、情報を伝送するキャ
リアの周波数が変更されたIFFT回路24の出力信号
は、直交変調回路25によりOFDM信号の中間周波数
信号に変換され、混合回路16により所要の送信周波数
に変換された後に電力増幅回路18により増幅され、空
中線19から送信される。
【0054】混合回路16による周波数変換の際に使用
される局部発振信号は、局部発振回路13において生成
された信号であり、受信系の混合回路12において使用
される信号と同一のものである。したがって、局部発振
回路13の周波数が所要の周波数からずれた場合にも、
その影響は中継装置の送信周波数には現われない。
【0055】図7は周波数分割多重により階層伝送され
る場合の中継装置の実施の形態を示す図である。尚、図
7(A)において、図6(A)と同一部分には同一符号
を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
【0056】図7(A)に示す実施の形態の特徴とする
点は、図6(A)に示した実施の形態と比較して明らか
なように、アドレス制御部26を付加したことにある。
【0057】OFDM方式はマルチキャリア方式の一つ
であることから、使用するキャリアを複数の帯域に分
け、変調方式や誤り訂正符号の強度を変えることにより
階層伝送を行なうことができる。
【0058】具体的な例としては、固定向けの伝送に
は、多値QAMと誤り訂正能力の低い誤り訂正符号を使
用して高い伝送速度を確保し、固定受信に比較して受信
環境が劣悪である移動体向けには、QPSKと誤り訂正
能力の高い誤り訂正符号を使用してサービスエリアを確
保する場合がある。ドプラーシフトは移動体送受信にお
いてのみ生ずるので、この例の場合には、固定向けの帯
域ではヌルキャリアを挿入する必要が無く、移動体向け
の帯域にのみヌルキャリアを挿入すればよい。
【0059】この場合、中継装置では移動体向けの帯域
でのみキャリアの位置を変える応用が考えられる。図7
(A)に示す実施の形態はこれに対応するものである。
【0060】図7(A)に示す実施の形態において行な
われるキャリアの位置の変更の様子を図7(B)に示
す。図において横軸はFFT/IFFTのアドレスつま
りキャリアの周波数軸上での配列を示す。
【0061】図7(B)において、固定向けと表示した
帯域では、ヌルキャリアは挿入されず、移動体向けと表
示した帯域でのみヌルキャリアが挿入される。中継装置
では、移動体向けと表示した帯域についてのみ情報を伝
送するキャリアの周波数を変えて再送信する。図7
(B)では、再送信する場合に移動体向けの帯域のみ、
例えば1キャリア間隔だけ高い方向に周波数をシフトさ
せている様子を示している。図7(A)において、FF
T回路21により周波数軸上の信号に変換された信号は
IFFT回路24により再び時間軸上の信号に変換され
るが、FFT回路21の出力をIFFT回路24に入力
する際に、アドレス制御回路26によって図7(B)に
示したアドレスの変更が行なわれる。
【0062】図7に示した実施の形態では、周波数分割
多重により階層伝送を実現する場合について示したが、
階層伝送は時分割多重によっても実現できることが知ら
れている。時間方向に分割して階層伝送を実現する場合
においても、移動体向けの信号が伝送される期間のみア
ドレス制御回路によりアドレスを変更することにより、
周波数方向に分割して階層伝送を行なう場合と同様に中
継装置を実現できることは明らかである。
【0063】以上の実施の形態から明らかなように本発
明を適用することにより、複数の送信装置が情報の伝送
に使用するキャリアとヌルキャリアとを交互に配置する
ことにより、等価的にキャリア間隔を広げ、移動体受信
時にドプラーシフトにより生ずるキャリア間干渉の影響
を軽減できる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、多周波数
網を構成する場合に、伝送速度を犠牲にすることなく、
ドプラーシフトによるキャリア間干渉量を低く抑えるこ
とのできる多周波数網方式ならびに送信装置、中継装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る送信装置の一実施形態として、
その全体構成、マッピング回路の構成及びマッピング回
路の出力信号例を示すブロック回路図及びデータ配列例
を示す図である。
【図2】 本発明の送信装置または中継装置のキャリア
配列例を示す図である。
【図3】 キャリア間干渉の例を示す図である。
【図4】 本発明に係る送信装置または中継装置のキャ
リア配列例を示す図である。
【図5】 本発明に係る中継装置の一実施形態として、
その全体構成及び受信信号と送信信号の例を示すブロッ
ク回路図及びキャリア配列例を示す図である。
【図6】 本発明に係る中継装置の一実施形態として、
その全体構成及びFFT,IFFTの出力信号例を示す
ブロック回路図及びデータ配列例を示す図である。
【図7】 本発明に係る中継装置の一実施形態として、
その全体構成及びFFT,IFFTの出力信号例を示す
ブロック回路図及びデータ配列例を示す図である。
【図8】 多周波数網方式の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1…マッピング回路 2…IFFT回路 3…直交変調回路 4…送信機 5…空中線 6…シリアルパラレル変換回路 7…QPSKマッパー 8…スイッチ 10…空中線 11…高周波増幅回路 12…混合回路 13…局部発振回路 14…基準発振回路 15…中間周波増幅回路 16…混合回路 17…局部発振回路 18…電力増幅回路 19…空中線 20…直交復調回路 21…FFT回路 22…等化回路 23…スイッチ 24…IFFT回路 25…直交変調回路 26…アドレス制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 陽夫 東京都府中市日新町1−10 日本電気株式 会社府中事業所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の送信局または中継局が少なくとも2
    以上の異なった周波数のキャリア群を利用し、OFDM
    (直交周波数分割多重)方式により情報を無線伝送する
    放送システムまたは通信システムに供される多周波数網
    方式であって、 前記複数の送信局または中継局それぞれの送信装置また
    は中継装置においてOFDM方式を構成する複数のキャ
    リアの内、N(Nは1以上の整数)本おきのキャリアを
    情報伝送用キャリアとして使用し、他のキャリアをヌル
    キャリアとして使用し、かつM(Mは2以上の整数)局
    それぞれが、同一周波数帯の他局に情報伝送用キャリア
    として割り当てられるキャリアを使用する場合を含むN
    本おきのキャリアを使用して情報を伝送することを特徴
    とする多周波数網方式。
  2. 【請求項2】前記中継局にあっては、親送信局がOFD
    M方式を構成する複数のキャリアの内のN(Nは1以上
    の整数)本おきのキャリアを情報伝送用キャリアとして
    送信する信号を受信し、受信した信号を送信している親
    送信局を含む送信局と同一の周波数のキャリアまたは他
    の送信局が使用していないN本おきのキャリアを用いて
    再送信することを特徴とする請求項1記載の多周波数網
    方式。
  3. 【請求項3】前記放送または通信システムが周波数分割
    多重または時分割多重により階層伝送を行なうシステム
    であって、前記複数の送信局または中継局が前記階層伝
    送の1以上の階層のみについて少なくとも2以上の異な
    った周波数のキャリア群を利用して多周波数網方式によ
    り情報を伝送する場合に、 前記複数の送信局または中継局それぞれの送信装置また
    は中継装置において、多周波数網が構成される階層のO
    FDM方式を構成する複数のキャリアの内、N(Nは1
    以上の整数)本おきのキャリアを情報伝送用キャリア、
    他のキャリアをヌルキャリアとし、かつM(Mは2以上
    の整数)局それぞれの情報伝送用キャリアとして、同一
    周波数帯の他局が情報の伝送用キャリアとして割り当て
    られるキャリアを使用する場合も含むN本おきのキャリ
    アを使用することを特徴とする請求項1記載の多周波数
    網方式。
  4. 【請求項4】前記送信局または中継局の送信装置または
    中継装置は、隣接するキャリアにより各局間で互いに同
    一の情報を伝送することを特徴とする請求項1記載の多
    周波数網方式。
  5. 【請求項5】OFDM方式により情報を無線伝送する放
    送または通信システムの送信局または中継局に用いら
    れ、OFDM方式を構成する複数のキャリアの内、N
    (Nは1以上の整数)本おきのキャリアを情報伝送用キ
    ャリアとし、他のキャリアをヌルキャリアとして送信信
    号を生成し、送信することを特徴とする多周波数網方式
    の送信装置。
  6. 【請求項6】前記放送または通信システムが周波数分割
    多重または時分割多重により階層伝送を行なうシステム
    であって、複数の送信局または中継局が前記階層伝送の
    1以上の階層のみについて少なくとも2以上の異なった
    周波数のキャリア群を利用して多周波数網方式により情
    報を伝送する場合に、 前記多周波数網が構成される階層のOFDM方式を構成
    する複数のキャリアの内、N(Nは1以上の整数)本お
    きのキャリアを情報伝送用キャリア、他のキャリアをヌ
    ルキャリアとして送信信号を生成し、送信することを特
    徴とする請求項5記載の多周波数網方式の送信装置。
  7. 【請求項7】OFDM方式により情報を無線伝送する放
    送または通信システムの中継用として用いられ、OFD
    M方式を構成する複数のキャリアの内、N(Nは1以上
    の整数)本おきのキャリアを情報伝送用キャリアとし、
    他のキャリアをヌルキャリアとしたOFDM方式による
    情報を受信し、再送信することを特徴とする多周波数網
    方式の中継装置。
  8. 【請求項8】前記放送または通信システムが周波数分割
    多重または時分割多重により階層伝送を行なうシステム
    であって、複数の送信局または中継局が前記階層伝送の
    1以上の階層のみについて少なくとも2以上の異なった
    周波数のキャリア群を利用して多周波数網方式により情
    報を伝送する場合に、 前記多周波数網が構成される階層のOFDM方式を構成
    する複数のキャリアの内、N(Nは1以上の整数)本お
    きのキャリアを情報伝送用キャリアとし、他のキャリア
    をヌルキャリアとしたOFDM方式による情報を受信
    し、当該受信信号を再送信することを特徴とする請求項
    7記載の多周波数網方式の中継装置。
  9. 【請求項9】前記受信信号をFFT(高速フーリエ変
    換)により周波数軸上の信号に変換した後、IFFT
    (逆高速フーリエ変換)により再び時間軸上の信号に変
    換して送信する中継装置であって、 前記FFT出力を前記IFFTに入力するときに、前記
    FFTの読み出しアドレスと前記IFFTの書き込みア
    ドレスとを異なったアドレスとすることにより、ヌルキ
    ャリアとするキャリアの周波数を変更することを特徴と
    する請求項7または8記載の多周波数網方式の中継装
    置。
  10. 【請求項10】前記FFTと前記IFFTとの間にしき
    い値による判定を用いた等化回路を具備することを特徴
    とする請求項9記載の多周波数網方式の中継装置。
  11. 【請求項11】前記IFFTの入力において、ヌルキャ
    リアとする周波数のデータを”0”に置き換えることを
    特徴とする請求項9記載の多周波数網方式の中継装置。
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