JPH1188221A - 放送受信機能付無線通信機 - Google Patents

放送受信機能付無線通信機

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JPH1188221A
JPH1188221A JP9252788A JP25278897A JPH1188221A JP H1188221 A JPH1188221 A JP H1188221A JP 9252788 A JP9252788 A JP 9252788A JP 25278897 A JP25278897 A JP 25278897A JP H1188221 A JPH1188221 A JP H1188221A
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JP
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frequency
signal
circuit
oscillation
radio
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JP9252788A
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Tetsuo Sato
哲夫 佐藤
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程での管理、調整を容易とし、セット
の部品コストを削減するとともに、トータル不良率の低
減を図る。 【解決手段】 PLL周波数シンセサイザ49におい
て、水晶振動子40で発振回路44を励振して発生させ
た基準周波数信号と一定の周波数関係を持つ周波数でV
CO43を発振させ、無線送信時はベースバンド信号を
VCO43に印加し、FM変調波を出力させる。無線受
信時は、VCO43から無線受信回路60での第1周波
数変換に用いる第1ローカル発振信号を出力させ、発振
回路44から取り出した発振信号で無線受信回路60の
発振回路69を励振し、第2周波数変換に用いる第2ロ
ーカル発振信号を発生させる。ラジオ受信時は、発振回
路44から取り出した発振信号でラジオ放送受信回路2
のローカル信号発生用のPLL周波数シンセサイザの発
振回路14を励振し、基準周波数信号を安定発振させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送受信機能付無線
通信機に係り、とくに、水晶振動子を用いて周波数の安
定化を図った放送受信機能付無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】トランシーバなどの無線通信機には、相
手局と交信しないときにラジオ等の放送を聴取できるよ
うにした放送受信機能付のものがある。図2に従来のラ
ジオ放送受信機能付FMトランシーバの構成例を示す。
まず、ラジオ放送受信系につき説明すると、1はラジオ
放送受信用のアンテナ、2はアンテナ1と接続されて、
ユーザ所望のFMラジオ放送を受信し、音声信号を出力
するラジオ放送受信回路であり、この内、3はアンテナ
1での受信信号を高周波増幅するRFアンプ、4は混合
器(ミキサ)であり、受信信号をローカル発振信号LO
と混合して10.7MHzの中間周波信号IFに変換す
る。ここでは、下側ヘテロダイン方式で変換するとし
て、L0 の周波数は希望局より10.7MHzだけ小さ
く設定される。5は中間周波信号IFを増幅するIFア
ンプ、6はIFをFM検波し音声信号を復調するFM検
波器である。
【0003】7はFM検波器6の出力と後述する無線受
信回路(符号60参照)の出力を択一的に選択して出力
するスイッチ回路であり、後述するシステムコントロー
ラ(符号72参照)の制御により、無線受信中でないと
きFM検波器6の側に切り換えられ、所望の相手局から
無線受信中に無線受信回路の側に切り換えられる。8は
スイッチ回路7から出力された音声信号の電力増幅をす
るオーディオパワーアンプ、9はスピーカである。
【0004】10は水晶振動子、11はPLL−IC、
12はLPF、13はVCOであり、10〜13により
0 を発生するためのPLL周波数シンセサイザが構成
されている。PLL−IC11の内、14は水晶振動子
10で励振されて21.25MHzの振動数で安定発振
し、周波数FS1の基準周波数信号を出力する発振回路、
15は基準周波数信号を固定の分周比で分周して周波数
C1=12.5kHzの比較信号を作成するデバイダ、
16はVCO13の出力を可変の分周比mにより周波数
を1/m(mは正の整数)に分周するプログラマブルデ
バイダ、17はプログラマブルデバイダ16の出力と周
波数FC1の比較信号との位相比較を行い位相差信号を出
力する位相比較器(PD)である。LPF12は位相比
較器17の出力する位相差信号の低域成分を取り出し、
制御電圧を形成してVCO13に印加し、発振周波数制
御を行う。10〜13によるPLL周波数シンセサイザ
のフィードバック制御により、VCO13は12.5・
m(kHz)の発振周波数のL0 を生成する。mはシス
テムコントローラにより、ユーザの選局操作に従い可変
設定され、ラジオ放送受信回路2を所望放送に同調させ
る。
【0005】次に、無線送受信系について説明する。2
0はマイク、21はマイク入力された音声信号の増幅、
IDC制御、帯域制限(300〜3000Hz)を行う
マイクアンプ回路である。22は所望の特定相手局だけ
との選択的通話を可能とするためのCTCSS(Contin
uous Tone Controlled Squelch System )回路であり、
CTCSSがオンのとき、システムコントローラの制御
を受けて無線送信時は所望局に対応する周波数のトーン
信号を発生し、無線受信時は、相手局から受信したトー
ン信号の周波数が所望局に一致するか判別し、一致する
とき一致信号を出力する。23はCTCSS回路22で
発生されたトーン信号と音声信号を加算し、ベースバン
ド信号を作成する加算器であり、無線送信時、後述する
VCO(符号43参照)の共振回路(図示せず)に設け
られた変調用の第1可変容量ダイオードD1にベースバ
ンド信号を印加させて、FM変調を行わせ、所望の送信
周波数でのFM変調波を出力させる。なお、無線受信
時、システムコントローラはVCO43の共振回路に対
し発振周波数域のシフト制御を行い、この際、第1可変
容量ダイオードD1のベースバンド信号入力をグラウン
ドに落とし、FM変調が掛からないようにする。
【0006】40は水晶振動子、41はPLL−IC、
42はLPF、43はVCO、48はバッファアンプで
あり、40〜43と48により、無線送信時、無線送信
用のFM変調波を発生させ、無線受信時、無線受信用の
第1ローカル発振信号LO1を発生させるPLL周波数シ
ンセサイザ49が構成されている。PLL−IC41の
内、44は水晶振動子40で励振されて例えば21.2
5MHzの振動数で安定発振し、周波数FS2の基準周波
数信号を出力する発振回路、45は基準周波数信号を固
定の分周比で分周して周波数FC2=12.5kHzの比
較信号を作成するデバイダ、46はVCO43の出力を
可変の分周比nにより周波数を1/n(nは正の整数)
に分周するプログラマブルデバイダ、47はプログラマ
ブルデバイダ46の出力と周波数FC2の比較信号との位
相比較を行い位相差信号を出力する位相比較器(PD)
である。LPF42は位相比較器47の出力する位相差
信号の低域成分を取り出し、制御電圧を形成してVCO
43の共振回路に設けられた第2可変容量ダイオードD
2に印加させる。
【0007】無線送信時には、システムコントローラに
よりプログラマブルデバイダ46に所望CHの送信周波
数(CHi=422.2MHz+(i−1)×12.5
kHz、但し、i=1〜9)に対応した分周比n(=3
3776+(i−1))が設定され、VCO43に対す
るシフト制御を解除される。PLL周波数シンセサイザ
50のフィードバック制御によりVCO43は12.5
kHz×n倍の中心周波数で発振し、かつ、ベースバン
ド信号の瞬時値変化に応じて発振周波数を変化させるこ
とで、所望の送信周波数でのFM変調波を出力する。
【0008】また、無線受信時には、システムコントロ
ーラによりプログラマブルデバイダ46に所望CHの受
信周波数(CHi=422.2MHz+(i−1)×1
2.5kHz、但し、i=1〜9)より21.25MH
zだけ低い周波数に対応した分周比n(=32076+
(i−1))が設定されるとともに、VCO43に対し
シフト制御がされ、VCO43の発振周波数域が送信時
より21.25MHzだけ低くされる(この際、第1可
変容量ダイオードD1のベースバンド信号入力がグラウ
ンドに落とされる)。PLL周波数シンセサイザ50の
フィードバック制御によりVCO43は12.5kHz
×n倍の周波数で発振し、受信用の第1ローカル発振信
号L01を出力する。
【0009】48はVCO43の出力側に設けられて、
VCO43と次段とのアイソレーションを行うバッファ
アンプである。50はバッファアンプ48からの入力を
2系統の内の一方に択一的に選択して出力するスイッチ
回路であり、システムコントローラの制御により、無線
送信時は送信パワーアンプ51の側に切り換えられ、無
線受信時は無線受信回路60の後述する第1混合器(第
1ミキサ。符号62参照)の側に切り換えられる。送信
パワーアンプ51は無線送信時、VCO43から出力さ
れたFM変調波を電力増幅して出力する。52は送受切
り換え用のスイッチ回路、53は通信に用いる無線周波
数帯(422.0〜442.4MHz)の上側と下側の
不要周波数成分を除去するバンドパスフィルタ(BP
F)、54は通信に用いる無線周波数帯より高い高調波
成分(442.4MHz以上の成分)を除去するローパ
スフィルタ(LPF)、55は無線通信用のアンテナで
ある。
【0010】スイッチ回路52はシステムコントローラ
の制御により、無線送信時はバンドパスフィルタ53と
送信パワーアンプ51の間を導通状態とし、バンドパス
フィルタ53と無線受信回路60との間を非導通状態と
する。反対に、無線受信時は、バンドパスフィルタ53
と無線受信回路60との間を導通状態とし、バンドパス
フィルタ53と送信パワーアンプ51の間を非導通状態
とする。よって、無線送信時、送信パワーアンプ51で
電力増幅されたFM変調波は、スイッチ回路52からバ
ンドパスフィルタ53の側に送出され、該バンドパスフ
ィルタ53とローパスフィルタ54とにより不要周波数
成分が除去されたのち、アンテナ55から空間に発射さ
れる。
【0011】反対に、無線受信時、アンテナ55でキャ
ッチされた受信信号は、ローパスフィルタ54とバンド
パスフィルタ53により妨害波が除去されたのち、無線
受信回路60に入力される。無線受信回路60は相手局
からの送信信号を受信し、音声信号を含むベースバンド
信号を出力する機能を有しており、この内、61は受信
信号を高周波増幅するRFアンプ、62は第1周波数変
換手段としての第1混合器(第1ミキサ)であり、所望
CHの受信信号を、PLL周波数シンセサイザ49から
スイッチ回路49を介して入力した第1ローカル発振信
号LO1と混合して下側ヘテロダインにより21.7MH
zの第1中間周波信号IF1 に変換する。
【0012】63は第1中間周波信号IF1 を増幅する
第1IFアンプ、64は第2周波数変換手段としての第
1混合器(第2ミキサ)であり、第1中間周波信号IF
1 を第2ローカル発振信号LO2と混合して下側ヘテロダ
インにより450kHzの第2中間周波信号IF2 に変
換する。65は第2中間周波信号IF2 を増幅する第2
IFアンプ、66は第2中間周波信号IF2 をFM検波
し音声信号を含むベースバンド信号を復調するFM検波
器である。FM検波器66の出力はスイッチ回路7に入
力されている。67は受信検知回路であり、FM検波器
66の検波出力中の高域のノイズレベルを検出し、一定
以下に下がると受信検知信号をシステムコントローラに
出力する。68は水晶振動子、69は水晶振動子68で
励振されて21.25MHzの振動数で安定発振し、第
2ローカル発振信号LO2を出力する発振回路である。
【0013】70はPTT.SWであり、ユーザが押圧
して送信を指示したり、解放して受信を指示したりす
る。71はキー操作パネルであり、セットの動作モード
をラジオ受信専用モード、無線通信専用モード、ラジオ
受信・無線通信両用モードの3つの中の任意の1つに切
り換えるモードキー、ラジオ放送の選局操作キー、無線
通信のCH選択キー、CTCSSオン・オフキー、トー
ン周波数の選択キーなどを有している。72はマイコン
構成のシステムコントローラであり、キー操作パネル7
1での操作とPTT.SW70の操作に従い、セット各
部に対する動作モード切り換え制御をしたり、ラジオ放
送の選局制御をしたり、無線通信CHの切り換え制御を
したり、無線送信と無線受信の切り換え制御をしたり、
CTCSS制御をしたりする。73は電源選択供給回路
であり、システムコントローラ72の制御に従い、セッ
ト中のラジオ放送受信回路2、PLL周波数シンセサイ
ザ49、送信パワーアンプ51、オーディオパワーアン
プ8に対する電源供給をオン・オフする。
【0014】次に、上記の如く構成されたラジオ放送受
信機能付FMトランシーバの動作を説明する。 (1)ラジオ受信専用モード キー操作パネル71のモードキーでラジオ受信専用モー
ドに切り換えられると、システムコントローラ72は電
源選択供給回路73を制御してラジオ放送受信回路2に
電源を供給させて受信動作状態とさせ、オーディオパワ
ーアンプ8にも電源を供給させ、PLL周波数シンセサ
イザ49と送信パワーアンプ51と無線受信回路60へ
の電源供給はオフさせ、スイッチ回路7をラジオ放送受
信回路2の側に切り換えさせる。そして、前回、最後に
聴取していた放送局の周波数がFRA(MHz)であれ
ば、 m=(FRA−10.7)/0.0125 の計算を行い、PLL−IC11のプログラマブルデバ
イダ16にmを設定する。VCO13はFRA−10.7
(MHz)のローカル発振信号LO を出力する。これに
より、ラジオ放送受信回路2で周波数FRAの放送が受信
され、FM検波器6から音声信号が出力される。ユーザ
がキー操作パネル71で選局操作をすると、システムコ
ントローラ72は操作に応じて変更したmをプログラマ
ブルデバイダ16に再設定し、同調周波数を変更させ
る。ラジオ受信専用モードのとき、システムコントロー
ラ72はスイッチ回路7をラジオ放送受信回路2の側に
切り換えさせているので、所望放送の音声信号がオーデ
ィオパワーアンプ8に入力されて電力増幅され、スピー
カ9より音声出力される。
【0015】(2)無線通信専用モード(CTCSSオ
フ) PTT.SW70が解放された状態でキー操作パネル7
1のモードキーで無線通信専用モードに切り換えられる
と、システムコントローラ72は電源選択供給回路73
を制御してラジオ放送受信回路2への電源供給をオフさ
せ、無線受信回路60へ電源を供給させて受信動作状態
とさせ、PLL周波数シンセサイザ49にも電源を供給
させ(オーディオパワーアンプ8にはまだ電源供給をさ
せない)、VCO43に対しシフト制御をする。また、
スイッチ回路50、52、7を無線受信回路60の側に
切り換えさせる。また、前回、最後に運用していたとき
にCTCSSがオフであったならば、CTCSS回路2
2に対しCTCSSオフ制御をし、トーン信号の送信を
禁止するとともに受信トーン信号周波数の検出及び指定
周波数との一致判別も禁止させる。
【0016】そして、例えば、前回、最後に運用してい
た周波数がFTR=422.2(MHz)であれば、 n=(FTR−21.7)/0.0125 ・・(1) =32040 の計算を行い、PLL−IC41のプログラマブルデバ
イダ46にnを設定する。キー操作パネル71でCHを
iに切り換える操作がされたとき、システムコントロー
ラ72は運用周波数FTRを422.2+(i−1)×
0.0125(MHz)に変更し、変更後のFTRから
(1)式で求めたnを設定する。CH3が選択されたと
すると、FTR=422.2250(MHz)、n=32
042となる。
【0017】VCO43に対しシフト制御がなされてい
るとき、VCO43の出力周波数は400.525(M
Hz)となり、第1ローカル発振信号LO1として第1混
合器62に出力される。これにより、無線受信回路60
は422.2250(MHz)の受信周波数に同調する
(下側ヘテロダイン)。CH3で送信している相手局が
有るとき、アンテナ55での受信信号がローパスフィル
タ54、バンドパスフィルタ53を経て無線受信回路6
0に入力され、RFアンプ61で増幅後、第1ミキサ6
2によりLO1と混合されて21.7MHzに変換され、
第1IFアンプ63で増幅後、更に、第2混合器64に
より発振回路69から出力された周波数21.25MH
zの第2ローカル発振信号LO2と混合されて450kH
zに変換される。そして、第2IFアンプ65で増幅
後、FM検波器66でFM検波されて元のベースバンド
信号が復調される。このベースバンド信号は受信検知回
路67とスイッチ回路7に入力される。
【0018】受信検知回路67は復調出力中の高域ノイ
ズレベルを検出し、一定以下であればHレベルの受信検
知信号を出力し、一定以下でなければLレベルを出力す
る。システムコントローラ72はCTCSSオフ時、受
信検知回路67からHレベルの受信検知信号が入力され
ている間、電源選択供給回路73を制御してオーディオ
パワーアンプ8に電源を供給させ、FM検波器66から
スイッチ回路7を経て入力したベースバンド信号を電力
増幅させ、スピーカ9から音声出力させる。受信検知回
路67からHレベルの受信検知信号が入力されていない
間は、オーディオパワーアンプ8への電源の供給をオフ
させ、スピーカ9から雑音が出ないようにさせるととも
に節電を図る。
【0019】PTT.SW70が押圧されて送信が指示
されると、システムコントローラ72は無線受信回路6
0とオーディオパワーアンプ8への電源供給をオフさ
せ、現在の運用周波数FTR=422.2250(MH
z)から、 n=FTR/0.0125 ・・(2) =33778 の計算を行い、PLL−IC41のプログラマブルデバ
イダ46にnを設定し、VCO43に対しシフト解除制
御をし、またスイッチ回路50を制御して送信パワーア
ンプ51の側に切り換え、スイッチ回路52を制御して
送信パワーアンプ51とバンドパスフィルタ53を導通
状態とし、バンドパスフィルタ53と無線受信回路60
とは非導通状態とする。但し、CTCSSオフなので、
CTCSS回路22にトーン信号の出力はさせない。
【0020】マイク入力された音声信号は、マイクアン
プ回路21で増幅、IDC制御、帯域制限がなされ、加
算器23を経てベースバンド信号としてVCO43に印
加される。PLL周波数シンセサイザ49は、VCO4
3を12.5kHz×n倍の中心周波数で発振させ、か
つ、ベースバンド信号の瞬時値変化に応じて発振周波数
を変化させることで、CH3に対応する送信周波数(=
422.2250(MHz))でのFM変調波を出力さ
せる。VCO43から出力されたFM変調波は、送信パ
ワーアンプ51で電力増幅されたあと、バンドパスフィ
ルタ53、ローパスフィルタ54を経てアンテナ55か
ら発射される。その後、PTT.SW70が解放されれ
ば、システムコントローラ72は前述と同様にして再
び、無線受信回路60で無線受信を行わせる。
【0021】(3)無線通信専用モード(CTCSSオ
ン) 無線通信専用モード下において、キー操作パネル72で
CTCSSオン操作がされ、或るトーン周波数が選択さ
れると、システムコントローラ72はCTCSS回路2
2に対しCTCSSオン制御をし、トーン周波数を指定
する。そして、PTT.SW70が押圧されている間、
CTCSS回路22にトーン信号発生指令を与えて指定
周波数のトーン信号を発生させる。トーン信号は加算器
23により音声信号と加算されて相手局に送信される。
一方、PTT.SW70が解放されている間、CTCS
S回路22は無線受信回路60からの入力に基づきトー
ン信号の検出を行い、検出されたとき周波数が指定周波
数と一致するか判別し、一致すれば一致信号を出力す
る。システムコントローラ72はCTCSSオン時、C
TCSS回路22から一致信号を入力している間、オー
ディオパワーアンプ8に電源を供給させ、一致信号を入
力していないときは電源供給をオフさせる。
【0022】(4)ラジオ受信・無線通信両用モード PTT.SW70がオフの状態でキー操作パネル71の
モードキーでラジオ受信・無線通信両用モードに切り換
えられると、システムコントローラ72はラジオ放送受
信回路2に電源を供給させ受信動作をさせ、無線受信回
路60に電源を供給し受信動作をさせ、更に、オーディ
オパワーアンプ8、PLL周波数シンセサイザ49に電
源を供給する。そして、スイッチ回路50、52を無線
受信回路60の側に切り換えさせ、前回、最後に聴取し
ていたラジオの放送周波数に対応する分周比mをプログ
ラマブルデバイダ16にセットし、また前回、最後に運
用していた無線CHの周波数より21.7MHz低い周
波数に対応する分周比nをプログラマブルデバイダ46
にセットし、かつVCO43に対しシフト制御をする。
【0023】更に、システムコントローラ72は、前回
の運用時にCTCSSオフ状態であれば、CTCSS回
路22に対しCTCSSオフ制御をし、前回の運用時に
CTCSSオン状態であれば、CTCSS回路22に対
しCTCSSオン制御をし、前回の指定周波数を指定す
る。CTCSSオフであれば、その後、受信検知回路6
7で相手局の受信が検知されていないとき、システムコ
ントローラ72はスイッチ回路7をラジオ放送受信回路
2の側に切り換えさせてラジオ放送を音声出力させ、受
信検知回路67で相手局の受信が検知されたとき、スイ
ッチ回路7を無線受信回路60の側に切り換えさせて相
手局からの音声を出力させる。CTCSSオンであれ
ば、その後、CTCSS回路22から一致信号が入力さ
れていないとき、システムコトントローラ72はスイッ
チ回路7をラジオ放送受信回路2の側に切り換えさせて
ラジオ放送を音声出力させ、CTCSS回路22から一
致信号が入力されたとき、スイッチ回路7を無線受信回
路60の側に切り換えさせて相手局からの音声を出力さ
せる。
【0024】ラジオの選局操作がされれば、システムコ
ントローラ72は操作に応じて変更したmをプログラマ
ブルデバイダ16に再セットし、ラジオ放送受信回路2
の受信周波数を可変させ、無線通信の運用CHの切り換
え操作がされれば、操作に応じて変更したnをプログラ
マブルデバイダ46に再セットし、無線受信回路60の
受信周波数を可変させる。CTCSSオン・オフ操作が
されれば、CTCSS回路22に対しCTCSSオン・
オフ制御をする。
【0025】PTT.SW70が押圧されたとき、ラジ
オ放送受信回路2、無線受信回路60、オーディオパワ
ーアンプ8への電源供給を停止させ、スイッチ回路50
と52を送信パワーアンプ51の側に切り換えさせ、該
送信パワーアンプ51に電源を供給させる。また、運用
中の無線CHの周波数に対応する分周比nをプログラマ
ブルデバイダ46にセットし、かつVCO43に対しシ
フト解除制御をして無線送信動作をさせる。CTCSS
がオンの場合は、CTCSS回路22に指定周波数のト
ーン信号を発生させ、トーン信号とマイク入力された音
声信号を含むベースバンド信号をFM変調により送信さ
せる。
【0026】このあと、PTT.SW70が解放されれ
ば、システムコントローラ72はラジオ放送受信回路
2、無線受信回路60、オーディオパワーアンプ8に電
源を供給そせ、そして、スイッチ回路50、52を無線
受信回路60の側に切り換えさせ、前回、最後に聴取し
ていたラジオの放送周波数に対応する分周比mをプログ
ラマブルデバイダ16にセットし、また前回、最後に運
用していた無線CHの周波数より21.7MHz低い周
波数に対応する分周比nをプログラマブルデバイダ46
にセットし、かつVCO43に対しシフト制御をする。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように、ラジオ受
信機能付トランシーバによれば、所望の相手局と無線交
信ができるほか、交信していない間はラジオ放送を聴取
することもできるので非常に便利である。ところが、上
記した従来のラジオ放送受信機能付トランシーバでは、
ラジオ放送受信回路2でのヘテロダイン動作に用いるロ
ーカル発信信号LO の発生用と、FM変調及び無線受信
回路60での第1段階のヘテロダイン動作に用いる第1
ローカル発信信号LO1の発生用と、無線受信回路60で
の第2段階のヘテロダイン動作に用いる第2ローカル発
信信号LO2の発生用とに、それぞれ別個の水晶振動子1
0、40、68を設けるようにしているので、製造工程
で3つの水晶振動子を管理し、かつ、発振周波数調整を
しなければならず、非常に手間が掛かるという問題があ
った。また、セットの部品コストが上昇し、元々、水晶
振動子は不良率が大きいため、3つも用いることでトー
タル不良率が悪化してしまう問題があった。本発明は上
記した従来技術の問題に鑑み、製造工程での管理、調整
が容易で、セットの部品コストを削減できるとともに、
トータル不良率の低減を図ることのできる放送受信機能
付無線通信機を提供することを、その目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
放送受信機能付無線通信機では、水晶振動子で励振させ
た発振回路で発生した基準周波数信号に対し,可変の所
望の周波数関係を維持するようにVCOの発振周波数を
制御する第1PLL周波数シンセサイザを含み、無線受
信時は、無線通信アンテナでの所望の受信周波数の受信
信号を高周波増幅後,第1混合器で第1PLL周波数シ
ンセサイザのVCOの出力を第1ローカル発振信号とし
て混合し,第1中間周波信号に変換し,更に,第2混合
器で所定の発振回路で発振させた周波数固定の第2ロー
カル発振信号と混合して第2中間周波信号に変換し,該
第2中間周波信号から音声信号を得る無線通信手段と、
発振回路で発生した基準周波数信号に対し,可変の所望
の周波数関係を維持するようにVCOの発振周波数を制
御する第2PLL周波数シンセサイザを含み、放送受信
アンテナでの所望の放送周波数の受信信号を,混合器で
第2PLL周波数シンセサイザのVCOの出力であるロ
ーカル発振信号と混合することで中間周波信号に変換
し,該中間周波信号から音声信号を得る放送受信手段
と、無線通信手段で受信した音声信号と放送受信手段で
受信した音声信号を切り換えて出力する音声信号切り換
え手段と、音声信号切り換え手段の出力を電力増幅する
音声信号電力増幅手段と、電力増幅後の音声信号を入力
して音響変換する音響変換手段と、を備え、第1PLL
周波数シンセサイザの発振回路の発振信号を、そのまま
の周波数、または周波数てい倍または周波数分周したあ
と、無線通信手段の第2ローカル発振信号を発生する発
振回路とラジオ受信手段の第2PLL周波数シンセサイ
ザの発振回路に出力するようにしたことを特徴としてい
る。
【0029】これにより、1つの水晶振動子により、無
線受信用の第1ローカル発振信号を出力する第1PLL
周波数シンセサイザの基準周波数信号用発振回路の励振
と、第2ローカル発振信号を出力する発振回路の励振
と、放送受信用のローカル発振信号を出力する第2PL
L周波数シンセサイザの基準周波数信号用発振回路の励
振を行うことができ、水晶振動子の数を減らすことがで
きる。よって、製造工程での水晶振動子の管理、発振周
波数調整が容易となり、セットの部品コストを削減でき
るとともに、トータル不良率の低減を図ることができ
る。
【0030】本発明の請求項3記載の放送受信機能付無
線通信機では、水晶振動子で励振させた発振回路で発生
した基準周波数信号に対し,可変の所望の周波数関係を
維持するようにVCOの発振周波数を制御する第1PL
L周波数シンセサイザを含み、無線受信時は、無線通信
アンテナでの所望の受信周波数の受信信号を高周波増幅
後,第1混合器で第1PLL周波数シンセサイザのVC
Oの出力を第1ローカル発振信号として混合し,第1中
間周波信号に変換し,更に,第2混合器で所定の第2ロ
ーカル発振信号と混合して第2中間周波信号に変換し,
該第2中間周波信号から音声信号を得る無線通信手段
と、基準周波数信号に対し,可変の所望の周波数関係を
維持するようにVCOの発振周波数を制御する第2PL
L周波数シンセサイザを含み、放送受信アンテナでの所
望の放送周波数の受信信号を,混合器で第2PLL周波
数シンセサイザのVCOの出力であるローカル発振信号
と混合することで中間周波信号に変換し,該中間周波信
号から音声信号を得る放送受信手段と、無線通信手段で
受信した音声信号と放送受信手段で受信した音声信号を
切り換えて出力する音声信号切り換え手段と、音声信号
切り換え手段の出力を電力増幅する音声信号電力増幅手
段と、電力増幅後の音声信号を入力して音響変換する音
響変換手段と、を備え、第1PLL周波数シンセサイザ
の発振回路の発振信号を、そのままの周波数で、または
周波数てい倍または周波数分周し、第2ローカル発振信
号として無線通信手段に出力するとともに、第1PLL
周波数シンセサイザの発振回路の発振信号を、そのまま
の周波数で、または周波数てい倍または周波数分周し、
ラジオ受信手段の第2PLL周波数シンセサイザに基準
周波数信号として出力するようにしたことを特徴として
いる。
【0031】これにより、1つの水晶振動子により、無
線受信用の第1ローカル発振信号を出力する第1PLL
周波数シンセサイザの基準周波数信号用発振回路の励振
と、第2ローカル発振信号の発生と、放送受信用のロー
カル発振信号を出力する第2PLL周波数シンセサイザ
の基準周波数信号の発生を行うことができ、水晶振動子
の数を減らすことができる。よって、製造工程での水晶
振動子の管理、発振周波数調整が容易となり、セットの
部品コストを削減できるとともに、トータル不良率の低
減を図ることができる。
【0032】本発明の請求項2、4記載の放送受信機能
付無線通信機では、請求項1、3記載の通信機におい
て、放送受信手段と無線通信手段の無線受信系は各々、
電源の供給をオン・オフすることで作動状態と非作動状
態に切り換え可能であり、第1PLL周波数シンセサイ
ザの発振回路の発振信号を、放送受信手段と無線送受信
手段の無線受信系の内、電源の供給を受けて作動中の側
だけに選択的に出力する選択出力手段を設けたこと、を
特徴としている。これにより、放送受信手段と無線通信
手段の無線受信系の内、非作動となっている側への第1
PLL周波数シンセサイザの発振回路の発振信号の出力
を禁止し、該発振信号が放送受信手段と無線通信手段の
無線受信系の内、非作動となっている側からセット各部
に不用意に回り込み、受信信号に干渉するのを阻止する
ことができる。
【0033】
【発明の実施の態様】次に、図1を参照して本発明の実
施の態様を説明する。図1は本発明に係るラジオ放送受
信機能付FMトランシーバのブロック図であり、図2と
同一の構成部分には同一の符号が付してある。電源選択
供給回路73からラジオ放送受信回路2への電源供給ラ
インERAは、PLL周波数シンセサイザ49のPLL−
IC41の電源端子とも接続されており、該PLL−I
C41は無線通信専用受信モードやラジオ受信・無線通
信両用モードでなく、ラジオ受信専用モードであっても
ラジオ放送受信回路2に電源が供給されれば作動し、発
振回路44が水晶振動子40の励振により発振動作をす
るようになっている。
【0034】発振回路44からは発振信号が取り出さ
れ、次段とのアイソレーション用のバッファアンプ80
(このバッファアンプ80には常時、給電される)を介
して選択出力回路81に入力されるようになっている。
選択出力回路81には電源選択供給回路73からラジオ
放送受信回路2への電源供給ラインERA及び電源選択供
給回路73から無線受信回路60への電源供給ラインE
REが接続されている。選択出力回路81は電源選択供給
回路73からラジオ放送受信回路2へ電源が供給されて
RAが立ち上がると、バッファアンプ80から入力した
発振信号をラジオ放送受信回路2の発振回路14に出力
し、安定化周波数FS2で励振を行い、発振回路14を安
定発振させて周波数FS1(=FS2)の基準周波数信号を
発生させる。また、電源選択供給回路73から無線受信
回路60へ電源が供給されてEREが立ち上がると、バッ
ファアンプ80から入力した発振信号を無線受信回路2
の発振回路69に出力し、安定化周波数FS2での励振を
行い、発振回路69をFS2で安定発振させて第2ローカ
ル発振信号LO2を発生させる。その他の構成部分は図2
と全く同様に構成されている。
【0035】次に、上記した実施の態様の動作を説明す
る。 (1)ラジオ受信専用モード キー操作パネル71のモードキーでラジオ受信専用モー
ドに切り換えられると、システムコントローラ72は電
源選択供給回路73を制御してラジオ放送受信回路2と
オーディオパワーアンプ8へ電源を供給させ、PLL周
波数シンセサイザ49と送信パワーアンプ51と無線受
信回路60への電源供給をオフさせ、スイッチ回路7を
ラジオ放送受信回路2の側に切り換えさせる。そして、
前回、最後に聴取していた放送局の周波数がFRA(MH
z)であれば、 m=(FRA−10.7)/0.0125 の計算を行い、PLL−IC11のプログラマブルデバ
イダ16にmを設定する。
【0036】電源供給ラインERAを通じてラジオ放送受
信回路2に電源が供給されると、PLL−IC49にも
電源が供給され、発振回路44が水晶振動子40で励振
されて安定発振し、周波数FS2=21.25MHzの発
振信号をバッファアンプ80を介して選択出力回路81
に入力する。選択出力回路81はERAの立ち上がりを受
けてバッファアンプ80の出力をラジオ放送受信回路2
の発振回路14に入力する。発振回路14は周波数FS2
で励振されて安定発振し、周波数FS1=21.25MH
zの基準周波数信号を発生する。この結果、VCO13
はFRA−10.7(MHz)のローカル発振信号LO
出力する。
【0037】これにより、ラジオ放送受信回路2が受信
動作状態となり、周波数FRAの放送が受信され、FM検
波器6から音声信号が出力される。ユーザがキー操作パ
ネル71で選局操作をすると、システムコントローラ7
2は操作に応じて変更したmをプログラマブルデバイダ
16に再設定し、同調周波数を変更させる。ラジオ受信
専用モードのとき、システムコントローラ72はスイッ
チ回路7をラジオ放送受信回路2の側に切り換えさせて
いるので、所望放送の音声信号がオーディオパワーアン
プ8に入力されて電力増幅され、スピーカ9より音声出
力される。なお、ラジオ受信専用モードのとき、無線受
信回路60には電源が供給されておらず、EREが立ち下
がっているので、選択出力回路81はバッファアンプ8
0から入力した発振信号を無線受信回路60へ出力する
ことはしない。よって、周波数FS2の発振信号が無線受
信回路60からセット各部に回り込み、ラジオ放送から
の受信信号に干渉し、妨害を与えるのを阻止することが
できる。また、VCO43にも電源が供給されないの
で、VCO43の発振信号がセット各部に回り込み、ラ
ジオ放送からの受信信号に干渉することはない。
【0038】(2)無線通信専用モード(CTCSSオ
フ) PTT.SW70が解放された状態でキー操作パネル7
1のモードキーで無線通信専用モードに切り換えられる
と、システムコントローラ72は電源選択供給回路73
を制御してラジオ放送受信回路2への電源供給をオフさ
せ、無線受信回路60へ電源を供給させて受信動作状態
とさせ、PLL周波数シンセサイザ49にも電源を供給
させ(オーディオパワーアンプ8にはまだ電源供給をさ
せない)、VCO43に対しシフト制御をする。また、
スイッチ回路50、52、7を無線受信回路60の側に
切り換えさせる。また、前回、最後に運用していたとき
CTCSSがオフであったならば、CTCSS回路22
に対しCTCSSオフ制御をし、トーン信号の送信を禁
止するとともに受信トーン信号周波数の検出及び指定周
波数との一致判別も禁止させる。
【0039】そして、例えば、前回、最後に運用してい
た周波数がFTR=422.2(MHz)であれば、 n=(FTR−21.7)/0.0125 ・・(3) =32040 の計算を行い、PLL−IC41のプログラマブルデバ
イダ46にnを設定する。キー操作パネル71でCHを
iに切り換える操作がされたとき、システムコントロー
ラ72は運用周波数FTRを422.2+(i−1)×
0.0125(MHz)に変更し、変更後のFTRから
(1)式で求めたnを設定する。CH3が選択されたと
すると、FTR=422.2250(MHz)、n=32
042となる。
【0040】VCO43に対しシフト制御がなされてい
るとき、VCO43の出力周波数は400.525(M
Hz)となり、第1ローカル発振信号LO1として第1混
合器62に出力される。これにより、無線受信回路60
は422.2250(MHz)の受信周波数に同調する
(下側ヘテロダイン)。CH3で送信している相手局が
有るとき、アンテナ55での受信信号がローパスフィル
タ54、バンドパスフィルタ53を経て無線受信回路6
0に入力され、RFアンプ61で増幅後、第1混合器6
2によりLO1と混合されて21.7MHzの第1中間周
波信号IF1 に変換され、第1IFアンプ63で増幅さ
れて第2混合器64に出力される。
【0041】一方、選択出力回路81はEREの立ち上が
りを受けてバッファアンプ80の出力を無線受信回路6
0の発振回路69に入力する。発振回路69は周波数F
S2で励振されて安定発振し、21.25MHzの第2ロ
ーカル発振信号LO2を出力する。よって、第1中間周波
信号IF1 は第2混合器64により発振回路69から出
力されたLO2と混合されて450kHzの第2中間周波
信号IF2 に変換される。そして、第2IFアンプ65
で増幅後、FM検波器66でFM検波されて元のベース
バンド信号が復調される。このベースバンド信号は受信
検知回路67とスイッチ回路7に入力される。
【0042】受信検知回路67は復調出力中の高域ノイ
ズレベルを検出し、一定以下であればHレベルの受信検
知信号を出力し、一定以下でなければLレベルを出力す
る。システムコントローラ72はCTCSSオフ時、受
信検知回路67からHレベルの受信検知信号が入力され
ている間、電源選択供給回路73を制御してオーディオ
パワーアンプ8に電源を供給させ、FM検波器66から
スイッチ回路7を経て入力したベースバンド信号を電力
増幅させ、スピーカ9から音声出力させる。受信検知回
路67からHレベルの受信検知信号が入力されていない
間は、オーディオパワーアンプ8への電源の供給をオフ
させ、スピーカ9から雑音が出ないようにさせるととも
に節電を図る。
【0043】PTT.SW70が押圧されて送信が指示
されると、システムコントローラ72は無線受信回路6
0とオーディオパワーアンプ8への電源供給をオフさ
せ、現在の運用周波数FTR=422.2250(MH
z)から、 n=FTR/0.0125 ・・(4) =33778 の計算を行い、PLL−IC41のプログラマブルデバ
イダ46にnを設定し、VCO43に対しシフト解除制
御をし、またスイッチ回路50を制御して送信パワーア
ンプ51の側に切り換え、スイッチ回路52を制御して
送信パワーアンプ51とバンドパスフィルタ53を導通
状態とし、バンドパスフィルタ53と無線受信回路60
とは非導通状態とする。但し、CTCSSオフなので、
CTCSS回路22にトーン信号の出力はさせない。
【0044】マイク入力された音声信号は、マイクアン
プ回路21で増幅、IDC制御、帯域制限がなされ、加
算器23を経てベースバンド信号としてVCO43に印
加される。PLL周波数シンセサイザ49は、VCO4
3を12.5kHz×n倍の中心周波数で発振させ、か
つ、ベースバンド信号の瞬時値変化に応じて発振周波数
を変化させることで、CH3に対応する送信周波数(=
422.2250(MHz))でのFM変調波を出力さ
せる。VCO43から出力されたFM変調波は、送信パ
ワーアンプ51で電力増幅されたあと、バンドパスフィ
ルタ53、ローパスフィルタ54を経てアンテナ55か
ら発射される。その後、PTT.SW70が解放されれ
ば、システムコントローラ72は前述と同様にして再
び、無線受信回路60で無線受信を行わせる。
【0045】なお、無線通信専用モードのとき、ラジオ
放送受信回路2に電源が供給されておらず、ERAが立ち
下がっているので、選択出力回路81はバッファアンプ
80から入力した発振信号をラジオ放送受信回路2へ出
力することはしない。よって、周波数FS2の発振信号が
ラジオ放送受信回路2からセット各部に回り込み、無線
送信信号や無線受信信号に干渉し、妨害を与えるのを阻
止することができる。また、PTT.SW72が押圧さ
れたきは、無線受信回路60への電源供給がオフされる
ので、選択出力回路81はバッファアンプ80から入力
した発振信号を無線受信回路60へ出力しない。よっ
て、周波数FS2の発振信号が無線受信回路60から無線
送信系に回り込み、送信信号に干渉するのを阻止するこ
とができる。
【0046】(3)無線通信専用モード(CTCSSオ
ン) 無線通信専用モード下において、キー操作パネル72で
CTCSSオン操作がされ、或るトーン周波数が選択さ
れると、システムコントローラ72はCTCSS回路2
2に対しCTCSSオン制御をし、トーン周波数を指定
する。そして、PTT.SW70が押圧されている間、
CTCSS回路22にトーン信号発生指令を与えて指定
周波数のトーン信号を発生させる。トーン信号は加算器
23により音声信号と加算されて相手局に送信される。
一方、PTT.SW70が解放されている間、CTCS
S回路22は無線受信回路60からの入力に基づきトー
ン信号の検出を行い、検出されたとき周波数が指定周波
数と一致するか判別し、一致すれば一致信号を出力す
る。システムコントローラ72はCTCSSオン時、C
TCSS回路22から一致信号を入力している間、オー
ディオパワーアンプ8に電源を供給させ、一致信号を入
力していないときは電源供給をオフさせる。
【0047】(4)ラジオ受信・無線通信両用モード PTT.SW70がオフの状態でキー操作パネル71の
モードキーでラジオ受信・無線通信両用モードに切り換
えられると、システムコントローラ72はラジオ放送受
信回路2に電源を供給させ受信動作をさせ、無線受信回
路60に電源を供給し受信動作をさせ、更に、オーディ
オパワーアンプ8、PLL周波数シンセサイザ49に電
源を供給する。そして、スイッチ回路50、52を無線
受信回路60の側に切り換えさせ、前回、最後に聴取し
ていたラジオの放送周波数FRAに対応する分周比mをプ
ログラマブルデバイダ16にセットし、また前回、最後
に運用していた無線CHの周波数より21.7MHz低
い周波数に対応する分周比nをプログラマブルデバイダ
46にセットし、かつVCO43に対しシフト制御をす
る。更に、前回の運用時にCTCSSオフ状態であれ
ば、CTCSS回路22に対しCTCSSオフ制御を
し、前回の運用時にCTCSSオン状態であれば、CT
CSS回路22に対しCTCSSオン制御をし、前回の
指定周波数を指定する。
【0048】ラジオ放送受信回路2に電源が供給される
と、選択出力回路81から周波数FS2の発振信号が発振
回路14に出力され、発振回路14は安定発振してFS1
(=FS2)の基準周波数信号を発生するので、VCO1
3からVCO13はFRA−10.7(MHz)のローカ
ル発振信号LO を出力する。よって、ラジオ放送受信回
路2はFRAの放送に同調し、音声信号を出力する。一
方、無線受信回路60に電源が供給されると、選択出力
回路81から周波数FS2の発振信号が発振回路69に出
力され、発振回路69は安定発振してFS2=21.25
MHzの第2ローカル発振信号LO2を発生する。よっ
て、無線受信回路60は前回、最後に運用していた無線
CHに同調し、受信ベースバンド信号を出力する。
【0049】CTCSSオフであれば、その後、受信検
知回路67で相手局の受信が検知されていないとき、シ
ステムコントローラ72はスイッチ回路7をラジオ放送
受信回路2の側に切り換えさせてラジオ放送を音声出力
させ、受信検知回路67で相手局の受信が検知されたと
き、スイッチ回路7を無線受信回路60の側に切り換え
させて相手局からの音声を出力させる。CTCSSオン
であれば、その後、CTCSS回路22から一致信号が
入力されていないとき、システムコトントローラ72は
スイッチ回路7をラジオ放送受信回路2の側に切り換え
させてラジオ放送を音声出力させ、CTCSS回路22
から一致信号が入力されたとき、スイッチ回路7を無線
受信回路60の側に切り換えさせて相手局からの音声を
出力させる。
【0050】ラジオの選局操作がされれば、システムコ
ントローラ72は操作に応じて変更したmをプログラマ
ブルデバイダ16に再セットし、ラジオ放送受信回路2
の受信周波数を可変させ、無線通信の運用CHの切り換
え操作がされれば、操作に応じて変更したnをプログラ
マブルデバイダ46に再セットし、無線受信回路60の
受信周波数を可変させる。CTCSSオン・オフ操作が
されれば、CTCSS回路22に対しCTCSSオン・
オフ制御をする。
【0051】PTT.SW70が押圧されたとき、無線
受信回路60とオーディオパワーアンプ8への電源供給
を停止させ、スイッチ回路50と52を送信パワーアン
プ51の側に切り換えさせ、該送信パワーアンプ51に
電源を供給させる。また、運用中の無線CHの周波数に
対応する分周比nをプログラマブルデバイダ46にセッ
トし、かつVCO43に対しシフト解除制御をして無線
送信動作をさせる。CTCSSがオンの場合は、CTC
SS回路22に指定周波数のトーン信号を発生させ、ト
ーン信号とマイク入力された音声信号を含むベースバン
ド信号をFM変調により送信させる。
【0052】このあと、PTT.SW70が解放されれ
ば、システムコントローラ72はラジオ放送受信回路
2、無線受信回路60、オーディオパワーアンプ8に電
源を供給そせ、そして、スイッチ回路50、52を無線
受信回路60の側に切り換えさせ、直前に聴取していた
ラジオの放送周波数に対応する分周比mをプログラマブ
ルデバイダ16に再セットし、また今回の運用CHの周
波数より21.7MHz低い周波数に対応する分周比n
をプログラマブルデバイダ46にセットし、かつVCO
43に対しシフト制御をする。
【0053】なお、PTT.SW72が押圧されたき
は、ラジオ放送受信回路2、無線受信回路60への電源
供給がオフされるので、選択出力回路81はバッファア
ンプ80から入力した発振信号をラジオ放送受信回路
2、無線受信回路60へ出力しない。よって、周波数F
S2の発振信号がラジオ放送受信回路2、無線受信回路6
0から無線送信系に回り込み、送信信号に干渉し、妨害
を与えるのを阻止することができる。また、ラジオ放送
受信回路2への電源供給がオフされるので、発振回路1
4、VCO13の発振信号が送信信号に干渉することは
なく、無線受信回路60への電源供給がオフされるの
で、発振回路69の発振信号が送信信号に干渉すること
もない。
【0054】上記した実施の態様によれば、1つの水晶
振動子40により、無線送信のためのFM変調動作と無
線受信用の第1ローカル発振信号LO1の出力をするPL
L周波数シンセサイザ49の基準周波数信号用の発振回
路44の励振と、無線受信用の第2ローカル発振信号L
O2を出力する発振回路69の励振と、放送受信用のロー
カル発振信号LO を出力するPLL周波数シンセサイザ
の基準周波数信号用の発振回路14の励振を行うことが
でき、ラジオ放送受信機能付FMトランシーバに必要な
水晶振動子の数を大幅に減らすことができる。よって、
製造工程での水晶振動子の管理、発振周波数調整が容易
となり、セットの部品コストを削減できるとともに、小
型化も容易となり、更に、不良率の大きい水晶振動子の
数を減らせることでトータル不良率の低減を図ることが
できる。また、ラジオ放送受信回路2と無線受信回路6
0の内、非作動となっている側への発振回路44の発振
信号の出力を禁止し、該発振信号がラジオ放送受信回路
2と無線受信回路60の内、非作動となっている側から
セット各部に不用意に回り込み、受信信号等に干渉する
のを阻止することができる。
【0055】なお、上記した実施の態様では、ラジオ放
送を受信するようにしたが、テレビ放送の音声を受信す
るようにしても良い。また、発振回路44とラジオ放送
受信回路2の間及び、発振回路44と無線受信回路60
の間のアイソレーションがそれほど問題にならない場
合、バッファアンプ80を省略するようにしても良い。
また、選択出力回路81を省略し、発振回路44から取
り出した発振信号をラジオ放送受信回路2の発振回路1
4と無線受信回路60の発振回路69にそのまま入力さ
せるようにしても良い。
【0056】更に、発振回路44の発振周波数FS2と、
ラジオ放送受信回路2の発振回路14での必要な出力周
波数FS1が異なる場合、選択出力回路81と発振回路1
4の間に、周波数てい倍回路または周波数分周回路を設
け、必要な周波数にてい倍または分周したあと発振回路
14に入力するようにしても良く、或いは、発振回路1
4の入力段や出力段に周波数てい倍回路または周波数分
周回路を内蔵させても良い。また、発振回路14は省略
し、選択出力回路81から出力された発振信号をそのま
ま基準周波数信号としてデバイダ15に入力させるよう
にしても良く、この際、必要であれば、周波数てい倍回
路または周波数分周回路で所望周波数にてい倍または分
周したあとデバイダ15に入力させるようにしても良
い。
【0057】また、発振回路44の発振周波数FS2と、
無線受信回路60の発振回路69での必要な出力周波数
が異なる場合、選択出力回路81と発振回路69の間
に、周波数てい倍回路または周波数分周回路を設け、必
要な周波数にてい倍または分周したあと発振回路69に
入力するようにしても良く、或いは、発振回路69の入
力段や出力段に周波数てい倍回路または周波数分周回路
を内蔵させても良い。また、発振回路69は省略し、選
択出力回路81から出力された発振信号をそのまま第2
ローカル発振信号として第2混合器64に入力させても
良く。この際、必要であれば、周波数てい倍回路または
周波数分周回路で所望周波数にてい倍または分周したあ
と第2混合器64に入力させるようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、1つの水晶振動子によ
り、無線受信用の第1ローカル発振信号を出力する第1
PLL周波数シンセサイザの基準周波数信号用発振回路
の励振と、第2ローカル発振信号を出力する発振回路の
励振と、放送受信用のローカル発振信号を出力する第2
PLL周波数シンセサイザの基準周波数信号用発振回路
の励振を行うことができ、水晶振動子の数を減らすこと
ができる。よって、製造工程での水晶振動子の管理、発
振周波数調整が容易となり、セットの部品コストを削減
できるとともに、トータル不良率の低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の態様に係るラジオ受信機
能付FMトランシーバのブロック図である。
【図2】従来のラジオ受信機能付FMトランシーバのブ
ロック図である。
【符号の説明】
1、55 アンテナ 2 ラジオ放送受
信回路 3、61 RFアンプ 4 混合器 5 IFアンプ 6、66 FM検
波器 7、50、52 スイッチ回路 8 オーディオパ
ワーアンプ 9 スピーカ 11、41 PL
L−IC 13、43 VCO 14、44、69
発振回路 16、46 プログラマブルデバイダ 17、47 位相比較器 20 マイク 40 水晶振動子 49 PLL周波
数シンセサイザ 60 無線受信回路 62 第1混合器 63 第1IFアンプ 64 第2混合器 65 第2IFアンプ 70 PTT.S
W 71 キー操作パネル 72 システムコ
ントローラ 73 電源選択供給回路 80 バッファア
ンプ 81 選択出力回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶振動子で励振させた発振回路で発生
    した基準周波数信号に対し,可変の所望の周波数関係を
    維持するようにVCOの発振周波数を制御する第1PL
    L周波数シンセサイザを含み、無線受信時は、無線通信
    アンテナでの所望の受信周波数の受信信号を高周波増幅
    後,第1混合器で第1PLL周波数シンセサイザのVC
    Oの出力を第1ローカル発振信号として混合し,第1中
    間周波信号に変換し,更に,第2混合器で所定の発振回
    路で発振させた周波数固定の第2ローカル発振信号と混
    合して第2中間周波信号に変換し,該第2中間周波信号
    から音声信号を得る無線通信手段と、 発振回路で発生した基準周波数信号に対し,可変の所望
    の周波数関係を維持するようにVCOの発振周波数を制
    御する第2PLL周波数シンセサイザを含み、放送受信
    アンテナでの所望の放送周波数の受信信号を,混合器で
    第2PLL周波数シンセサイザのVCOの出力であるロ
    ーカル発振信号と混合することで中間周波信号に変換
    し,該中間周波信号から音声信号を得る放送受信手段
    と、 無線通信手段で受信した音声信号と放送受信手段で受信
    した音声信号を切り換えて出力する音声信号切り換え手
    段と、 音声信号切り換え手段の出力を電力増幅する音声信号電
    力増幅手段と、 電力増幅後の音声信号を入力して音響変換する音響変換
    手段と、 を備え、 第1PLL周波数シンセサイザの発振回路の発振信号
    を、そのままの周波数、または周波数てい倍または周波
    数分周したあと、無線通信手段の第2ローカル発振信号
    を発生する発振回路に出力するとともに、第1PLL周
    波数シンセサイザの発振回路の発振信号を、そのままの
    周波数、または周波数てい倍または周波数分周したあ
    と、ラジオ受信手段の第2PLL周波数シンセサイザの
    発振回路に出力するようにしたこと、 を特徴とする放送受信機能付無線送受信機。
  2. 【請求項2】 放送受信手段と無線通信手段の無線受信
    系は各々、電源の供給をオン・オフすることで作動状態
    と非作動状態に切り換え可能であり、第1PLL周波数
    シンセサイザの発振回路の発振信号を、放送受信手段と
    無線送受信手段の無線受信系の内、電源の供給を受けて
    作動中の側だけに選択的に出力する選択出力手段を設け
    たこと、 を特徴とする請求項1記載の放送受信機能付無線通信
    機。
  3. 【請求項3】 水晶振動子で励振させた発振回路で発生
    した基準周波数信号に対し,可変の所望の周波数関係を
    維持するようにVCOの発振周波数を制御する第1PL
    L周波数シンセサイザを含み、無線受信時は、無線通信
    アンテナでの所望の受信周波数の受信信号を高周波増幅
    後,第1混合器で第1PLL周波数シンセサイザのVC
    Oの出力を第1ローカル発振信号として混合し,第1中
    間周波信号に変換し,更に,第2混合器で所定の第2ロ
    ーカル発振信号と混合して第2中間周波信号に変換し,
    該第2中間周波信号から音声信号を得る無線通信手段
    と、 基準周波数信号に対し,可変の所望の周波数関係を維持
    するようにVCOの発振周波数を制御する第2PLL周
    波数シンセサイザを含み、放送受信アンテナでの所望の
    放送周波数の受信信号を,混合器で第2PLL周波数シ
    ンセサイザのVCOの出力であるローカル発振信号と混
    合することで中間周波信号に変換し,該中間周波信号か
    ら音声信号を得る放送受信手段と、 無線通信手段で受信した音声信号と放送受信手段で受信
    した音声信号を切り換えて出力する音声信号切り換え手
    段と、 音声信号切り換え手段の出力を電力増幅する音声信号電
    力増幅手段と、 電力増幅後の音声信号を入力して音響変換する音響変換
    手段と、 を備え、 第1PLL周波数シンセサイザの発振回路の発振信号
    を、そのままの周波数で、または周波数てい倍または周
    波数分周し、第2ローカル発振信号として無線通信手段
    に出力するとともに、第1PLL周波数シンセサイザの
    発振回路の発振信号を、そのままの周波数で、または周
    波数てい倍または周波数分周し、ラジオ受信手段の第2
    PLL周波数シンセサイザに基準周波数信号として出力
    するようにしたこと、 を特徴とする放送受信機能付無線送受信機。
  4. 【請求項4】 放送受信手段と無線通信手段の無線受信
    系は各々、電源の供給をオン・オフすることで作動状態
    と非作動状態に切り換え可能であり、第1PLL周波数
    シンセサイザの発振回路の発振信号を、放送受信手段と
    無線送受信手段の無線受信系の内、電源の供給を受けて
    作動中の側だけに選択的に出力する選択出力手段を設け
    たこと、 を特徴とする請求項3記載の放送受信機能付無線通信
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100347994B1 (ko) * 1998-09-22 2002-08-09 가부시끼가이샤 도시바 주파수 가변 방법, 이것을 이용한 전압 제어 발진기 및 이것을 이용한 스팩트럼 확산 통신 수신기

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KR100347994B1 (ko) * 1998-09-22 2002-08-09 가부시끼가이샤 도시바 주파수 가변 방법, 이것을 이용한 전압 제어 발진기 및 이것을 이용한 스팩트럼 확산 통신 수신기

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