JPH1186087A - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JPH1186087A
JPH1186087A JP24101697A JP24101697A JPH1186087A JP H1186087 A JPH1186087 A JP H1186087A JP 24101697 A JP24101697 A JP 24101697A JP 24101697 A JP24101697 A JP 24101697A JP H1186087 A JPH1186087 A JP H1186087A
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Yoichi Osagawa
洋一 長川
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貴子 長川
Kazuaki Suga
和章 菅
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Oki Electric Industry Co Ltd
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OKI SOFTWARE OKAYAMA KK
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関の口座を複数人で共有しても、自動
取引装置での取引を使い勝手よく行えるようにしようと
課題があった。 【解決手段】 一つの口座に、複数の名義人1,2,
3,…を登録し、それぞれの名義人に対しキャッシュカ
ード1,2,3,…を発行し、それぞれのカード毎に暗
証番号1,2,3,…を付与しておく。そして、それら
のキャッシュカードを使用して自動取引装置でそれぞれ
の名義人が取引を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関の口座に
対して預金の入出金や振込等の処理を行う自動取引シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金融機関では、一つの口座は一
人の名義人として運用している。このため、従来の自動
取引システムでは、口座に対応する口座情報を記憶した
キャッシュカードから前記口座情報を読み出すカード処
理部及び顧客に暗証番号等を入力させる入力部を有する
自動取引装置と、前記口座情報と暗証番号に対応する口
座の顧客情報を格納する顧客情報管理データベースを有
するホストコンピュータとを接続してネットワークを構
築し、契約した口座に対応する一枚のキャッシュカード
を名義人に発行しておき、その名義人のみがそのキャッ
シュカードを使用して自動取引装置を操作し預金の入出
金や振込等を行うことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動取引システムでは、次のような場合に名義人に不都
合を与える問題があった。すなわち、結婚などで家族と
して共同生活を始めるときに一家族としての口座を作る
必要が生じた場合には、家族の内の一人を代表とした名
義人にして一つの口座を持たなければならない。この場
合、結婚前に使用していた夫か妻のいずれかの口座を家
族の口座として使用するのが一般的であり、例えば、妻
が夫名義の口座の通帳や印鑑、キャッシュカードと暗証
番号を借りて処理するようにしている。このため、共稼
ぎをしている場合には、お互いの給料は、互いに本人名
義人の口座に振り込んでもらうため、家計をまかなう家
族の口座に少なくとも片方が家計費負担分の金額を移し
替えなければ管理しにくくなり、その移し替え処理が煩
わしい問題がある。また、夫婦によっては、通帳を家計
簿として使用したい場合もあるが、その移し替え処理を
行わなければならないため、家計簿としての使用が面倒
になってしまう問題がある。
【0004】さらに、例えば、夫の口座を家族の口座に
使用している場合に、夫が出張にその口座に対応するキ
ャッシュカードを持参してしまったときに、妻が夫の出
張中に家族の口座に関する処理を行うには金融機関の営
業時間内に夫の通帳と印鑑を持って窓口で処理を行わな
ければならないため、妻に負担がかかってしまう問題が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、口座に
対応する口座情報を記憶した記憶媒体から前記口座情報
を読み出す記憶媒体処理部及び顧客に暗証番号等を入力
させる入力部を有する自動取引装置と、前記口座情報と
暗証番号に対応する口座の残高や暗証番号等の顧客情報
を格納する顧客情報管理データベースを有するホストコ
ンピュータとを接続してネットワークを構築し、複数の
名義人で一つの口座を共有するものとし、その口座に対
応する記憶媒体を複数枚発行しておき、前記自動取引装
置では、各名義人が所有する記憶媒体を使用して各種取
引を行う際に、前記記憶媒体処理部がその記憶媒体から
前記口座情報を読み出し、その記憶媒体に対応する暗証
番号を入力部から入力された場合には、口座情報と暗証
番号をホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピ
ュータでは、受信した口座情報及び暗証番号により対応
する口座の顧客情報を顧客情報管理データベースから検
索し、その検索した口座の顧客情報に基づいて各種取引
を実行する自動取引システムを提供する。
【0006】なお、一つの口座を複数の暗証番号に対応
した領域に分割して、その分割した領域数に応じた人数
の複数の名義人で一つの口座を共有するものとし、各領
域に対応した記憶媒体を複数枚発行するとともに各領域
毎に暗証番号を付与してその暗証番号を顧客情報管理デ
ータベースに登録しておき、前記自動取引装置では、各
名義人が所有する記憶媒体を使用して各種取引を行う際
に、前記記憶媒体処理部がその記憶媒体から前記口座情
報を読み出し、その記憶媒体に対応する暗証番号を入力
部から入力された場合には、口座情報と暗証番号をホス
トコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータで
は、受信した口座情報により対応する口座の顧客情報を
顧客情報管理データベースから検索し、検索した口座中
で対応する暗証番号の領域の情報を抽出し、その領域の
情報に基づいて各種取引を実行するようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態を説明する。 第1の実施の形態 図1は 自動取引システムの概念図である。図におい
て、本実施の形態では、口座に対応する口座情報を記憶
した記憶媒体から前記口座情報を読み出す図示しない記
憶媒体処理部及び顧客に暗証番号等を入力させる図示し
ない入力部を有する自動取引装置1と、前記口座情報と
暗証番号に対応する口座の顧客情報を格納する図示しな
い顧客情報管理データベースを有するホストコンピュー
タ2とを接続してネットワークを構築している。その記
憶媒体は、例えば、磁気カードやICカード等でよい
が、ここでは、磁気カードとしてのキャッシュカード3
を想定する。そして、複数の名義人で一つの口座を共有
するものとし、その口座に対応する複数枚の同一口座の
キャッシュカード3(1),(2),(3) を発行しておく。な
お、その同一口座のキャッシュカード3(1),(2),(3) の
暗証番号は、それぞれ異なるものとする。
【0008】前記自動取引装置1では、各名義人が所有
するキャッシュカード3を使用して各種取引を行う際
に、前記記憶媒体処理部がそのキャッシュカード3から
前記口座情報を読み出し、そのキャッシュカード3に対
応する暗証番号を入力部から入力された場合には、口座
情報と暗証番号をホストコンピュータ2に送信する。前
記ホストコンピュータ2では、受信した口座情報及び暗
証番号により対応する口座の顧客情報を図示しない顧客
情報管理データベースから検索し、その検索した口座の
顧客情報に基づいて各種取引を実行する。
【0009】図2は、自動取引装置の要部を示すブロッ
ク構成図である。4はタッチパネルであり、誘導メッセ
ージを表示するとともに、操作キーを表示し、各種入力
をさせるためのものである。5は媒体処理部であるカー
ド処理部で、前記キャッシュカード3の図示しない磁気
ストライプからデータを読み込む等の処理を行うもので
ある。6は現金処理部であり、図示しない硬貨や紙幣の
入出金を行うものである。7は制御部で、自動取引装置
1の全体の動作制御を行うものであり、プログラムを実
行することにより行う。8は記憶部であり、制御部7で
実行するプログラム等を格納するところであり、例え
ば、CD−ROMやハードディスク等の記憶媒体であ
る。9は通信制御部であり、ホストコンピュータ2との
通信を制御するものである。
【0010】図3は、ホストコンピュータの要部を示す
ブロック構成図である。10は顧客情報管理データベー
スで、複数の口座毎に顧客情報を格納しておくものであ
る。顧客情報には、例えば、取引店舗名、名義人氏名、
口座番号や預金残高があるが、本発明では、特に、複数
のキャッシュカードを発行した場合にそのキャッシュカ
ード毎の暗証番号を登録しておく。11は制御部で、ホ
ストコンピュータ2の全体の動作制御を行うものであ
り、プログラムを実行することにより行う。12は記憶
部であり、制御部11で実行するプログラム等を格納す
るところであり、例えば、CD−ROMやハードディス
ク等の記憶媒体である。13は通信制御部であり、自動
取引装置1との通信を制御するものである。
【0011】ここで、本実施の形態の口座の構造を説明
する。図4は、口座の概念図である。図に示すように、
本実施の形態では、一つの口座に、複数の名義人1,
2,3,…を登録し、それぞれの名義人に対しキャッシ
ュカード(以下「カード」という。)1,2,3,…を
発行する。そして、それぞれのカード毎に暗証番号1,
2,3,…を付与しておく。なお、登録印鑑は、名義人
1の印鑑1で代表させてもよく、また、それぞれの名義
人に対し、印鑑2,3,…を登録させるようにしてもよ
い。
【0012】以下に、本実施の形態における口座取引処
理である入出金処理、複数名義人口座への振り込み処理
及び複数名義人口座からの振り込み処理を順に説明す
る。図5は、入出金処理の流れ図である。 Sa1:自動取引装置1の制御部7は、図示しない挿入
口からキャッシュカード3が挿入されると、カード処理
部5が口座に関する口座番号等の情報を読み取り、処理
を次に移す。 Sa2:自動取引装置1の制御部7は、タッチパネル4
に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を待ち、
その暗証番号が入力されると処理を次に移す。 Sa3:自動取引装置1の制御部7は、通信制御部9を
介してホストコンピュータ2にキャッシュカード3から
読み取った口座番号等の情報と暗証番号を送信する。 Sa4:ホストコンピュータ2の制御部11は、通信制
御部13を介して受信したキャッシュカード3から読み
取った口座番号等の情報に基づき、顧客情報管理データ
ベース10を検索し、その口座番号等の情報を呼び出
す。そして、その呼び出した口座番号等の情報の中に受
信した暗証番号が登録されているか否かを判断する。自
動取引装置1に挿入されたキャッシュカードに対する暗
証番号が入力されていれば処理をSa5に移し、入力さ
れていなければ処理をSa6に移す。なお、呼び出した
口座番号等の情報の中に複数のキャッシュカードに対す
る暗証番号が登録されている場合にも、挿入されたキャ
ッシュカードと暗証番号は1対1の関係にしてあるの
で、入力された暗証番号との照合も1対1の関係にあ
り、セキュリティ上安全である。 Sa5:ホストコンピュータ2の制御部11は、入出金
等の取引の可否を判断し、処理続行可能な場合には自動
取引装置1にその旨を返送し、入出金処理等の取引を実
行する。 Sa6:ホストコンピュータ2の制御部11は、処理続
行不可能と判断すると自動取引装置1にその旨を返送
し、顧客に再度始めからやり直させるために、自動取引
装置1に対しキャッシュカード3を返却させる。
【0013】図6は、複数名義人口座への振り込み処理
の流れ図である。 Sb1:自動取引装置1の制御部7は、顧客がタッチパ
ネル4を操作して振込先口座番号と名義人の情報を入力
すると、処理を次に移す。 Sb2:自動取引装置1の制御部7は、タッチパネル4
に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を待ち、
振込先口座番号と名義人等の情報をホストコンピュータ
2に送信する。 Sb3:ホストコンピュータ2の制御部11は、通信制
御部13を介して受信した振込先口座番号と名義人等の
情報に基づき、顧客情報管理データベース10を検索
し、その口座の情報を呼び出す。そして、その呼び出し
た口座の情報の中に受信した名義人が登録されているか
否かを判断する。登録されていれば処理をSb4に移
し、登録されていなければ処理をSb5に移す。なお、
複数の名義人が登録されている場合には、振込先として
入力された名義人と対象の口座に登録された名義人は1
対1の関係にしてあるので、セキュリティ上安全であ
る。また、名義人のチェックを行わないで処理をする場
合には、入力された名義人を振込先として振込処理を実
行する。 Sb4:ホストコンピュータ2の制御部11は、振込取
引の可否を判断し、処理続行可能な場合には自動取引装
置1にその旨を返送し、振込の取引を実行する。なお、
その振込処理の実行は、すぐに処理する場合と後に金融
機関が一括して処理する場合のいずれでもよいが、一括
して処理する場合にはホストコンピュータ2への送信・
確認等の処理は顧客が立ち去った後にすぐに実行するの
が好ましい。 Sb5:ホストコンピュータ2の制御部11は、処理続
行不可能と判断して自動取引装置1にその旨を返送し、
顧客に再度始めからやり直させるために、再入力処理に
移るか処理を中断する。
【0014】図7は、複数名義人口座からの振り込み処
理の流れ図である。 Sc1:自動取引装置1の制御部7は、図示しない挿入
口からキャッシュカード3が挿入されると、カード処理
部5が口座に関する口座番号等の情報を読み取り、処理
を次に移す。 Sc2:自動取引装置1の制御部7は、タッチパネル4
に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を待ち、
その暗証番号が入力されると処理を次に移す。 Sa3:自動取引装置1の制御部7は、通信制御部9を
介してホストコンピュータ2にキャッシュカード3から
読み取った口座番号等の情報と暗証番号を送信する。 Sc4:ホストコンピュータ2の制御部11は、通信制
御部13を介して受信したキャッシュカード3から読み
取った口座番号等の情報に基づき、顧客情報管理データ
ベース10を検索し、その口座番号等の情報を呼び出
す。そして、その呼び出した口座番号等の情報の中に受
信した暗証番号が登録されているか否かを判断する。自
動取引装置1に挿入されたキャッシュカードに対する暗
証番号が入力されていれば処理をSc5に移し、入力さ
れていなければ処理をSc6に移す。なお、呼び出した
口座番号等の情報の中に複数のキャッシュカードに対す
る暗証番号が登録されている場合にも、挿入されたキャ
ッシュカードと暗証番号は1対1の関係にしてあるの
で、入力された暗証番号との照合も1対1の関係にあ
り、セキュリティ上安全である。 Sc5:ホストコンピュータ2の制御部11は、振込取
引の可否を判断し、処理続行可能な場合には自動取引装
置1にその旨を返送し、振込取引を実行する。 Sc6:ホストコンピュータ2の制御部11は、処理続
行不可能と判断すると自動取引装置1にその旨を返送
し、顧客に再度始めからやり直させるために、自動取引
装置1に対しキャッシュカード3を返却させる。
【0015】なお、一つの口座に対する預金通帳は、一
つのものとする。これにより、対象の口座に対する入出
金の記録を残すことができるため、家計をまかなう入金
や出金、自動振替記録等の全ての情報が一つの口座にま
とめることができる。したがって、上記実施の形態によ
ると、一つの口座に対して複数の名義人が登録し、それ
ぞれの名義人に対してキャッシュカードを発行するよう
にしたので、家計をまかなう入金や出金、自動振替記録
等の全ての情報が一つの口座にまとめることができるよ
うになり、通帳を家計簿として利用することができる効
果が得られる。このため、家計の管理を簡単に行うこと
ができるため、金融機関の顧客サービスの向上に繋がる
効果が得られる。また、金融機関は、従来の場合に取引
履歴が通帳に記帳されないまま一定量または一定期間を
越えた場合に、その履歴を集計して1行にまとめ、その
旨を連絡する「おまとめ連絡」等の手続きの件数を減少
させることができ、処理を軽減することができる効果が
得られる。
【0016】さらに、家族の各々にキャッシュカードを
発行し、その各々が異なる暗証番号を登録するようにす
ると、家族全員が利用する口座の処理を行うことができ
るため、顧客にとって、妻や夫のカードを借りて暗証番
号を教えてもらうなどの手間を省くことができる効果が
得られる。また、例えば、夫が出張する際に家族の口座
のキャッシュカードを持参したとしても、それぞれの者
が別々にキャッシュカードを使用して同一の口座を利用
することができる効果が得られる。また、共稼ぎの場
合、それぞれの給料を同一口座に振り込むことができる
ようになるので、従来のように移し替える手間を省くこ
とができる効果がえられる。
【0017】第2の実施の形態 以下では、上記第1の実施の形態と相違する点を説明す
るものとし、同一の点の説明は省略する。なお、自動取
引装置及びホストコンピュータの要部のブロック構成は
同様であるため説明を省略するものとし、必要がある場
合は同一部分は同一符号を用いて説明する。
【0018】本実施の形態では、一つの口座を複数の暗
証番号に対応した領域に分割して、その分割した領域数
に応じた人数の複数の名義人で一つの口座を共有するも
のとし、各領域に対応したキャッシュカード3を複数枚
発行するとともに各領域毎に暗証番号を付与してその暗
証番号を顧客情報管理データベース10に登録してお
く。また、自動取引装置1では、各名義人が所有するキ
ャッシュカード3を使用して各種取引を行う際に、前記
カード処理部5がそのキャッシュカード3から前記口座
情報を読み出し、そのキャッシュカード3に対応する暗
証番号を入力部から入力された場合には、口座情報と暗
証番号をホストコンピュータ2に送信する。一方、ホス
トコンピュータ2では、受信した口座情報により対応す
る口座の顧客情報を顧客情報管理データベース10から
検索し、検索した口座中で対応する暗証番号の領域の情
報を抽出し、その領域の情報に基づいて各種取引を実行
するようにした。
【0019】ここで、本実施の形態の口座の構造を説明
する。図8は、口座の概念図である。図に示すように、
本実施の形態では一つの口座を複数の区画(1),(2),(3),
(4)…に分割し、それぞれの区画(1),(2),(3),(4) …毎
に暗証番号を付与し、その暗証番号に対応する名義人毎
にキャッシュカードを発行する。そして、各区画(1),
(2),(3),(4) …を選択的に利用することができるように
する。すなわち、図に示すように、名義人1,2は区画
(1),(2),(3),(4) を利用可能、名義人3は区画(3) のみ
利用可能、名義人4は区画(4) のみ利用可能というよう
にする。なお、登録印鑑は、名義人1の印鑑1で代表さ
せてもよく、また、それぞれの名義人に対し、印鑑2,
3,…を登録させるようにしてもよい。
【0020】図9に、口座概念の例示を示す。図におい
て、一つの口座を、「通常利用区画」「プール区画」
「息子区画」「娘区画」というように分割し、それぞれ
の区画に対し、「1111」〜「4444」の暗証番号
を付与して4枚のカードを発行する。父と母のカード
は、4つの暗証番号すべてに対して有効なものと設定
し、息子のカードは暗証番号「3333」のみ、娘のカ
ードは「4444」のみ有効なものと設定する。このよ
うにすると、夫妻の給与等や口座外から「通常使用区
画」に対して処理し、息子や娘はそれぞれに与えられた
区画のみに対してしか有効でないため、小遣いの分配等
を口座上で行うことができるようになる。すなわち、口
座内資金移動が容易に行うことができ、家計の管理に適
したものとなる効果が期待できる。この場合、利用でき
る区画の情報を表示画面上に一括表示し、その画面上で
操作することができるようにすれば、使い勝手がよいも
のとなる効果が期待できる。
【0021】また、区画範囲毎に、例えば、前述した4
区画全体に対して「1111」、息子区画のみに対して
「3333」のように暗証番号を付与し、父母のカード
を「1111」、息子のカードを「3333」に有効に
しておくことによって同様の効果がある。また、暗証番
号毎に利用できる区画範囲を割り付けることにしても良
い。さらに、例えば、娘や息子が、それぞれが管理範囲
の記録情報を残したい場合には、子通帳(情報の抜粋複
写記録)を用いることにしても良い。
【0022】以下に、本実施の形態における口座取引処
理である入出金処理、複数名義人口座への振り込み処理
及び複数名義人口座からの振り込み処理を順に説明す
る。図5は、入出金処理の流れ図である。 Sd1:自動取引装置1の制御部7は、図示しない挿入
口からキャッシュカード3が挿入されると、カード処理
部5が口座に関する口座番号等の情報を読み取り、処理
を次に移す。 Sd2:自動取引装置1の制御部7は、タッチパネル4
に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を待ち、
その暗証番号が入力されると処理を次に移す。 Sd3:自動取引装置1の制御部7は、通信制御部9を
介してホストコンピュータ2にキャッシュカード3から
読み取った口座番号等の情報と暗証番号を送信する。 Sd4:ホストコンピュータ2の制御部11は、通信制
御部13を介して受信したキャッシュカード3から読み
取った口座番号等の情報に基づき、顧客情報管理データ
ベース10を検索し、その口座番号等の情報を呼び出
す。そして、その呼び出した口座番号等の情報の中に受
信した暗証番号が登録されているか否かを判断する。自
動取引装置1に挿入されたキャッシュカードに対する暗
証番号が入力されていれば処理をSd5に移し、入力さ
れていなければ処理をSd6に移す。 Sd5:ホストコンピュータ2の制御部11は、処理続
行不可能と判断すると自動取引装置1にその旨を返送
し、顧客に再度始めからやり直させるために、自動取引
装置1に対しキャッシュカード3を返却させる。 Sd6:ホストコンピュータ2の制御部11は、入出金
等の取引の可否を判断し、処理続行可能な場合には自動
取引装置1にその旨を返送し、入出金処理等の取引を実
行する。ここで、対象の口座が複数の区画に分割されて
いるときには、入力された暗証番号に基づき利用が有効
な区画を判断する。 Sd7:ホストコンピュータ2の制御部11は、有効な
区画に対してのみの取引の実行を判断し、その判断結果
を自動取引装置1に返信する。自動取引装置1では、有
効な区画に対してのみの取引の実行をする。
【0023】上記第2の実施の形態のよると、上記第1
の実施の形態と同様の効果の他に、夫婦だけでなく、子
供についても家族の口座にすることにより、親の管理の
まま入出金管理を子供本人に委託し、自主性を持たせる
といった教育効果を得ることが期待できる。また、親元
を離れて下宿する学生などへの仕送りもいちいち振込等
を行う手間を省くことができる効果が得られる。さら
に、便宜上、複数の処理単位である区画毎の暗証番号を
1枚のカードで処理することができるようにしたため、
繁雑なお金の流れを管理することができるという効果が
期待できる。
【0024】上記各実施の形態では、家族の口座を例に
説明したが、これに限らず、団体で口座を共有する場合
にも有効である。例えば、企業等でも有効である。この
企業の場合の適用例を簡単に挙げておく。昨今盛んにな
っている通信販売を販売形態としている企業や、家賃/
場所代等を毎月払い込むようにしている企業では、「振
込」という処理を行う機会が多い。しかし、従来は、安
い手数料で払込を行うと、電信扱いとして「その場で処
理するのではなく、定時に金融機関が一括して処理する
形態」をする運用がとられる。この場合、入力ミス等を
していた場合、金融機関は、翌日以降に払込者に連絡を
とり、再度の手続きのやり直しをさせることになり、顧
客サービスに適さなかった。そこで、上述した本発明を
適用すると、払込先の複数名義人登録口座の任意の区画
に、正式社名以外に、略称や古い名称などの間違えやす
い名称や社長名等を予め登録しておき、振込者が自動取
引装置を操作している際に、それらの情報を読み出して
確認だけをさせるようにすると、顧客へのサービス向上
に適したものになる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動取引システムの概念図
【図2】自動取引装置の要部を示すブロック図
【図3】ホストコンピュータの要部を示すブロック図
【図4】第1の実施の形態の口座の概念図
【図5】入出金処理の流れ図
【図6】複数名義人口座への振り込み処理の流れ図
【図7】複数名義人口座からの振り込み処理の流れ図
【図8】第2の実施の形態の口座の概念図
【図9】第2の実施の形態の口座概念の例示図
【図10】第2の実施の形態の処理の流れ図
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 ホストコンピュータ 3 キャッシュカード
フロントページの続き (72)発明者 菅 和章 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口座に対応する口座情報を記憶した記憶
    媒体から前記口座情報を読み出す記憶媒体処理部及び顧
    客に暗証番号等を入力させる入力部を有する自動取引装
    置と、前記口座情報と暗証番号に対応する口座の残高や
    暗証番号等の顧客情報を格納する顧客情報管理データベ
    ースを有するホストコンピュータとを接続してネットワ
    ークを構築し、 複数の名義人で一つの口座を共有するものとし、その口
    座に対応する記憶媒体を複数枚発行しておき、 前記自動取引装置では、各名義人が所有する記憶媒体を
    使用して各種取引を行う際に、前記記憶媒体処理部がそ
    の記憶媒体から前記口座情報を読み出し、その記憶媒体
    に対応する暗証番号を入力部から入力された場合には、
    口座情報と暗証番号をホストコンピュータに送信し、 前記ホストコンピュータでは、受信した口座情報及び暗
    証番号により対応する口座の顧客情報を顧客情報管理デ
    ータベースから検索し、その検索した口座の顧客情報に
    基づいて各種取引を実行するようにしたことを特徴とす
    る自動取引システム。
  2. 【請求項2】 口座に対応する口座情報を記憶した記憶
    媒体から前記口座情報を読み出す記憶媒体処理部及び顧
    客に暗証番号等を入力させる入力部を有する自動取引装
    置と、前記口座情報と暗証番号に対応する口座の残高や
    暗証番号等の顧客情報を格納する顧客情報管理データベ
    ースを有するホストコンピュータとを接続してネットワ
    ークを構築し、 一つの口座を複数の暗証番号に対応した領域に分割し
    て、その分割した領域数に応じた人数の複数の名義人で
    一つの口座を共有するものとし、各領域に対応した記憶
    媒体を複数枚発行するとともに各領域毎に暗証番号を付
    与してその暗証番号を顧客情報管理データベースに登録
    しておき、 前記自動取引装置では、各名義人が所有する記憶媒体を
    使用して各種取引を行う際に、前記記憶媒体処理部がそ
    の記憶媒体から前記口座情報を読み出し、その記憶媒体
    に対応する暗証番号を入力部から入力された場合には、
    口座情報と暗証番号をホストコンピュータに送信し、 前記ホストコンピュータでは、受信した口座情報により
    対応する口座の顧客情報を顧客情報管理データベースか
    ら検索し、検索した口座中で対応する暗証番号の領域の
    情報を抽出し、その領域の情報に基づいて各種取引を実
    行するようにしたことを特徴とする自動取引システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175929A (ja) * 1999-12-17 2001-06-29 Sun Corp 会員情報管理装置
JP2002342565A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Nobuo Yoda 家計管理システム
JP2003022369A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Voice Bank:Kk 共同口座運営システム
JP2010128954A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sumitomo Mitsui Banking Corp 口座管理システムおよび口座管理プログラム
JP2015201080A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 株式会社 ゆうちょ銀行 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム

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