JPH1184206A - 光学機器 - Google Patents
光学機器Info
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- JPH1184206A JPH1184206A JP9244374A JP24437497A JPH1184206A JP H1184206 A JPH1184206 A JP H1184206A JP 9244374 A JP9244374 A JP 9244374A JP 24437497 A JP24437497 A JP 24437497A JP H1184206 A JPH1184206 A JP H1184206A
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- lens frame
- lens
- optical axis
- optical
- guide shafts
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Abstract
(57)【要約】
【課題】移動する鏡枠間の相対的な光軸精度を、簡単な
構成で十分確保することのできる光学機器を提供。 【解決手段】光軸に平行な2本のガイドシャフト24
a,24bと、該ガイドシャフトに嵌合する2個所の嵌
合部と光軸に平行な軸受け部とを有し前記ガイドシャフ
トに沿って摺動可能な第1のレンズ枠13Gと、該第1
のレンズ枠13Gの該軸受け部に嵌合するピン33と該
ガイドシャフトの一方に嵌合する嵌合部とを有し、前記
第1のレンズ枠13Gと相対的に接離可能に設けられた
第2のレンズ枠14Gと、からなるレンズ移動機構を備
えたことを特徴とする光学機器。
構成で十分確保することのできる光学機器を提供。 【解決手段】光軸に平行な2本のガイドシャフト24
a,24bと、該ガイドシャフトに嵌合する2個所の嵌
合部と光軸に平行な軸受け部とを有し前記ガイドシャフ
トに沿って摺動可能な第1のレンズ枠13Gと、該第1
のレンズ枠13Gの該軸受け部に嵌合するピン33と該
ガイドシャフトの一方に嵌合する嵌合部とを有し、前記
第1のレンズ枠13Gと相対的に接離可能に設けられた
第2のレンズ枠14Gと、からなるレンズ移動機構を備
えたことを特徴とする光学機器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レンズ等の光学
要素がガイドシャフトに案内されて光軸に沿う方向に移
動することによって、所定の光学的調節等が行なわれ得
るように構成された、例えばカメラ等の光学機器に関す
る。
要素がガイドシャフトに案内されて光軸に沿う方向に移
動することによって、所定の光学的調節等が行なわれ得
るように構成された、例えばカメラ等の光学機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばカメラ等の光学機器にお
いては、ズーミングレンズのような特定の光学要素をガ
イドシャフト等のガイド部材により案内して移動可能に
構成することによって、当該光学要素による像の倍率を
変更するなど何らかの光学的調節を行ない得るようにし
た機構が備えられることが多い。
いては、ズーミングレンズのような特定の光学要素をガ
イドシャフト等のガイド部材により案内して移動可能に
構成することによって、当該光学要素による像の倍率を
変更するなど何らかの光学的調節を行ない得るようにし
た機構が備えられることが多い。
【0003】ズームレンズ等の鏡枠では、共通のガイド
シャフトに複数のレンズ群が配置されている。
シャフトに複数のレンズ群が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、共通の
ガイドシャフトに複数のレンズ群が支持されている形式
では、移動するレンズ群同士の相対的な光軸ずれは、そ
れぞれの枠とレンズの組み立て精度や枠とガイドシャフ
トの嵌合のすきま等とガイドシャフトが途中に介在して
いることもあつて、誤差が累積される。そして、固定の
レンズ枠同士に比較してかなり光軸の悪くなるが、個々
の部品精度を上げていくにも自ずとから限界がある。
ガイドシャフトに複数のレンズ群が支持されている形式
では、移動するレンズ群同士の相対的な光軸ずれは、そ
れぞれの枠とレンズの組み立て精度や枠とガイドシャフ
トの嵌合のすきま等とガイドシャフトが途中に介在して
いることもあつて、誤差が累積される。そして、固定の
レンズ枠同士に比較してかなり光軸の悪くなるが、個々
の部品精度を上げていくにも自ずとから限界がある。
【0005】本発明の目的は、上記のような移動する鏡
枠間の相対的な光軸精度を簡単な構成で確保することの
できる光学機器を提供することにある。
枠間の相対的な光軸精度を簡単な構成で確保することの
できる光学機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の光学機器は以下に示す如く構
成されている。
達成するために、本発明の光学機器は以下に示す如く構
成されている。
【0007】(1)本発明の光学機器は、光軸に平行な
2本のガイドシャフトと、該ガイドシャフトに嵌合する
2個所の嵌合部と光軸に平行な軸受け部とを有し前記ガ
イドシャフトに沿って摺動可能な第1のレンズ枠と、該
第1のレンズ枠の該軸受け部に嵌合するピンと該ガイド
シャフトの一方に嵌合する嵌合部とを有し、前記第1の
レンズ枠と相対的に接離可能に設けられた第2のレンズ
枠と、からなるレンズ移動機構を備えたことを特徴とし
ている。
2本のガイドシャフトと、該ガイドシャフトに嵌合する
2個所の嵌合部と光軸に平行な軸受け部とを有し前記ガ
イドシャフトに沿って摺動可能な第1のレンズ枠と、該
第1のレンズ枠の該軸受け部に嵌合するピンと該ガイド
シャフトの一方に嵌合する嵌合部とを有し、前記第1の
レンズ枠と相対的に接離可能に設けられた第2のレンズ
枠と、からなるレンズ移動機構を備えたことを特徴とし
ている。
【0008】(2)本発明の光学機器は、前記(1)に
記載の光学機器であって、上記軸受け部は、内部に第2
のレンズ枠のピンが挿通されるスリーブと、該スリーブ
を保持固定する前記第1のレンズ枠に設けた軸受け保持
部とを備えたものであることを特徴としている。
記載の光学機器であって、上記軸受け部は、内部に第2
のレンズ枠のピンが挿通されるスリーブと、該スリーブ
を保持固定する前記第1のレンズ枠に設けた軸受け保持
部とを備えたものであることを特徴としている。
【0009】(3)本発明の光学機器は、前記(2)に
記載の光学機器であって、上記第1、2のレンズ枠のい
ずれか一方に光軸と同軸的な位置決め凸部を設け、他方
のレンズ枠に上記凸部に嵌合する位置決め凹部を設けた
ことを特徴としている。
記載の光学機器であって、上記第1、2のレンズ枠のい
ずれか一方に光軸と同軸的な位置決め凸部を設け、他方
のレンズ枠に上記凸部に嵌合する位置決め凹部を設けた
ことを特徴としている。
【0010】
(第1実施形態)図1は本発明を電子カメラに適用した
本発明の第1実施形態に係る光学機器の外観を示す図
で、(a)は正面斜視図、(b)は背面斜視図である。
本発明の第1実施形態に係る光学機器の外観を示す図
で、(a)は正面斜視図、(b)は背面斜視図である。
【0011】図1の(a)(b)において、1はカメラ
本体、2は光学系(対物レンズやズーミングレンズ等の
光学部品を含む)、3はファィンダー、4はモニター用
液晶表示部、5はストロボ、6はレリーズボタン、7は
電源スイッチである。以下、本発明の主要部である光学
系2を含む鏡枠ユニットについて詳しく説明する。
本体、2は光学系(対物レンズやズーミングレンズ等の
光学部品を含む)、3はファィンダー、4はモニター用
液晶表示部、5はストロボ、6はレリーズボタン、7は
電源スイッチである。以下、本発明の主要部である光学
系2を含む鏡枠ユニットについて詳しく説明する。
【0012】図2は前記カメラ本体に内蔵されている光
学系を含む鏡枠ユニットの分解斜視図である。図2の中
央に示されている略円筒形状をなす筒体は、その両端が
開放された保持鏡筒21であり、該保持鏡筒21の図中
左側に位置する前部開放端には、固定レンズ鏡枠22が
ネジ止め等の固定手段により固定される。また、該保持
鏡筒21の図中右側に位置する後部開放端には、やはり
ネジ止め等の固定手段により取り付け基板23が固定さ
れる。
学系を含む鏡枠ユニットの分解斜視図である。図2の中
央に示されている略円筒形状をなす筒体は、その両端が
開放された保持鏡筒21であり、該保持鏡筒21の図中
左側に位置する前部開放端には、固定レンズ鏡枠22が
ネジ止め等の固定手段により固定される。また、該保持
鏡筒21の図中右側に位置する後部開放端には、やはり
ネジ止め等の固定手段により取り付け基板23が固定さ
れる。
【0013】一対のガイドシャフト24a,24bは、
各一端が前記取り付け基板23に接着固定され、各他端
が該固定レンズ鏡枠22の周辺部に対して嵌合支持され
ている。これら一対のガイドシャフト24a,24b
は、前記保持鏡筒21の内部に光軸と平行となるように
配設されている。上記一対のガイドシャフト24a,2
4bに案内され、複数の移動鏡枠25(12G、13
G、14G等)が保持鏡筒21内を光軸方向に摺動自在
に移動可能となっている。
各一端が前記取り付け基板23に接着固定され、各他端
が該固定レンズ鏡枠22の周辺部に対して嵌合支持され
ている。これら一対のガイドシャフト24a,24b
は、前記保持鏡筒21の内部に光軸と平行となるように
配設されている。上記一対のガイドシャフト24a,2
4bに案内され、複数の移動鏡枠25(12G、13
G、14G等)が保持鏡筒21内を光軸方向に摺動自在
に移動可能となっている。
【0014】なお、移動鏡枠14Gは後述するところか
ら明らかなように、実際には移動枠体14Zに搭載され
た状態で,12G、13G等と共にガイドシャフト24
a,24bに沿って移動するものとなっている。本実施
形態では、説明の便宜上、レンズを有している光学部品
をGで表し、レンズを有しない光学部品をZで表してい
る。そして、必ずしも明確な区分けがなされるわけでは
ないが、12G及び13Gは主としてズーム用のもので
あり、14Zおよび14Gはオートフォーカス(AF)
用のものである。なお14Gと14Zとは、14Z上に
設置されているAFモータ14Zmにより相対的に接近
また離反することで、フォーカスを自動調節し得るもの
となっている。
ら明らかなように、実際には移動枠体14Zに搭載され
た状態で,12G、13G等と共にガイドシャフト24
a,24bに沿って移動するものとなっている。本実施
形態では、説明の便宜上、レンズを有している光学部品
をGで表し、レンズを有しない光学部品をZで表してい
る。そして、必ずしも明確な区分けがなされるわけでは
ないが、12G及び13Gは主としてズーム用のもので
あり、14Zおよび14Gはオートフォーカス(AF)
用のものである。なお14Gと14Zとは、14Z上に
設置されているAFモータ14Zmにより相対的に接近
また離反することで、フォーカスを自動調節し得るもの
となっている。
【0015】上記保持鏡筒21の内面には、複数本(本
実施形態では3本)のリブ21x,21y,21zが光
軸と平行に設けられている。これらのリブ21x,21
y,21zは、保持鏡筒21の前部開口端から奥方向の
位置(通過する光量の調節を行なうための光量調節装置
27すなわち絞りシャッタユニットが設置される位置よ
りも奥方向の位置)まで設けられている。かくして上記
リブ21x,21y,21zは前記光量調節装置27の
ガイドレールとしての機能を有している。すなわち光量
調節装置27の略円盤状をなす基板周辺の切り欠き部
を、上記リブ21x,21y,21zにそれぞれ係合さ
せ、上記リブ21x,21y,21zをガイドとして光
量調節装置27を摺動させることにより、光量調節装置
27は保持鏡筒21の前部開口端から奥の方へ簡単に収
容し得るものとなっている。
実施形態では3本)のリブ21x,21y,21zが光
軸と平行に設けられている。これらのリブ21x,21
y,21zは、保持鏡筒21の前部開口端から奥方向の
位置(通過する光量の調節を行なうための光量調節装置
27すなわち絞りシャッタユニットが設置される位置よ
りも奥方向の位置)まで設けられている。かくして上記
リブ21x,21y,21zは前記光量調節装置27の
ガイドレールとしての機能を有している。すなわち光量
調節装置27の略円盤状をなす基板周辺の切り欠き部
を、上記リブ21x,21y,21zにそれぞれ係合さ
せ、上記リブ21x,21y,21zをガイドとして光
量調節装置27を摺動させることにより、光量調節装置
27は保持鏡筒21の前部開口端から奥の方へ簡単に収
容し得るものとなっている。
【0016】上記各リブ21x,21y,21zのそれ
ぞれの一端には、前記固定レンズ鏡枠22をネジ止めす
るためのネジ穴が設けてある。
ぞれの一端には、前記固定レンズ鏡枠22をネジ止めす
るためのネジ穴が設けてある。
【0017】固定レンズ鏡枠22は、外部からアダプタ
レンズやフィルター等の光学部品を着脱自在に取り付け
得るように、その前面の内周面に取り付け用のネジ溝2
2dが切ってある。又固定レンズ鏡枠22の周辺部に
は、前記3本のリブ21x,21y,21zの一端に設
けてあるネジ穴21a〜21cと対応するネジ挿通孔2
2a〜22cが設けてある。
レンズやフィルター等の光学部品を着脱自在に取り付け
得るように、その前面の内周面に取り付け用のネジ溝2
2dが切ってある。又固定レンズ鏡枠22の周辺部に
は、前記3本のリブ21x,21y,21zの一端に設
けてあるネジ穴21a〜21cと対応するネジ挿通孔2
2a〜22cが設けてある。
【0018】前記保持鏡筒21の外周には、前記移動鏡
枠25を光軸方向に進退自在に移動させるためのカム筒
26が摺接回動し得る如く嵌めこまれている。このカム
筒26は、内面に凸カムMを有する第1のカム筒26a
と、内面に凹カムNを有する第2のカム筒26bとが連
結されており、取り付け基板23に固定されているズー
ムモータ23aにより、一体的に回転駆動されるものと
なっている。
枠25を光軸方向に進退自在に移動させるためのカム筒
26が摺接回動し得る如く嵌めこまれている。このカム
筒26は、内面に凸カムMを有する第1のカム筒26a
と、内面に凹カムNを有する第2のカム筒26bとが連
結されており、取り付け基板23に固定されているズー
ムモータ23aにより、一体的に回転駆動されるものと
なっている。
【0019】前記保持鏡筒21の外周には、前記移動鏡
枠25を光軸方向に進退自在に移動させるためのカム筒
26が摺接回動し得る如く嵌めこまれている。このカム
筒26は、内面に凸カムMを有する第1のカム筒26a
と、内面に凹カムNを有する第2のカム筒26bとが連
結されており、取り付け基板23に固定されているズー
ムモータ23aにより、一体的に回転駆動されるものと
なっている。
枠25を光軸方向に進退自在に移動させるためのカム筒
26が摺接回動し得る如く嵌めこまれている。このカム
筒26は、内面に凸カムMを有する第1のカム筒26a
と、内面に凹カムNを有する第2のカム筒26bとが連
結されており、取り付け基板23に固定されているズー
ムモータ23aにより、一体的に回転駆動されるものと
なっている。
【0020】第1のカム筒26aの連結端面には凸部が
設けられており、第2のカム筒26bの連結端面の対応
する箇所には凹部が設けられており、これらは互いに嵌
合可能となっている。したがって特別な部品なしで二つ
のカム筒26a,26bが回転方向に連結される。
設けられており、第2のカム筒26bの連結端面の対応
する箇所には凹部が設けられており、これらは互いに嵌
合可能となっている。したがって特別な部品なしで二つ
のカム筒26a,26bが回転方向に連結される。
【0021】上記第1のカム筒26aの内周に形成され
たカム部は凸カムMであって、前記凸カムMの両側面が
それぞれ別個のカム面を構成している。13G,14Z
はバネで近接方向に付勢され、それぞれ上記各カム面に
接触し、カム筒26の回動によって移動する。
たカム部は凸カムMであって、前記凸カムMの両側面が
それぞれ別個のカム面を構成している。13G,14Z
はバネで近接方向に付勢され、それぞれ上記各カム面に
接触し、カム筒26の回動によって移動する。
【0022】鏡枠14Gはガイドシャフト24a,24
bにより光軸方向に移動可能に案内される。該鏡枠14
Gを光軸方向に沿って駆動するために、枠体14Zの駆
動源すなわちAFモータ14Zmには、リードスクリュ
ウが取付けられている。該リードスクリュウには、ナッ
ト部が螺合している。このナット部は14Zの一部に形
成された回転規制部によって回転を規制されている。か
くしてこのナット部は、前記リードスクリュウの回転に
伴って光軸方向にのみ移動する。該ナット部の動きに対
して前記鏡枠14Gが追従動作するように、前記鏡枠1
4Gの一部を前記ナット部に圧接させる付勢バネ(引っ
張りバネ)を備えている。
bにより光軸方向に移動可能に案内される。該鏡枠14
Gを光軸方向に沿って駆動するために、枠体14Zの駆
動源すなわちAFモータ14Zmには、リードスクリュ
ウが取付けられている。該リードスクリュウには、ナッ
ト部が螺合している。このナット部は14Zの一部に形
成された回転規制部によって回転を規制されている。か
くしてこのナット部は、前記リードスクリュウの回転に
伴って光軸方向にのみ移動する。該ナット部の動きに対
して前記鏡枠14Gが追従動作するように、前記鏡枠1
4Gの一部を前記ナット部に圧接させる付勢バネ(引っ
張りバネ)を備えている。
【0023】図3は極めてシビアな光学的位置関係を要
求されるレンズ枠13Gと、レンズ枠14Gとの相互結
合関係を示す図である。ここでは説明の便宜上、レンズ
枠13Gを第1のレンズ枠13Gと呼び、レンズ枠14
Gを第2のレンズ枠14Gと呼ぶことにする。
求されるレンズ枠13Gと、レンズ枠14Gとの相互結
合関係を示す図である。ここでは説明の便宜上、レンズ
枠13Gを第1のレンズ枠13Gと呼び、レンズ枠14
Gを第2のレンズ枠14Gと呼ぶことにする。
【0024】第1のレンズ枠13Gは、前記ガイドシャ
フト24a,24bに沿って摺動可能な如く設けられた
もので、該ガイドシャフト24a,24bに嵌合する2
個所の嵌合部13Ga,13Gbを有すると共に、光軸
に平行な軸受け部30を有している。この軸受け部30
は、内部に第2のレンズ枠14Gのピン33が挿通され
るスリーブ31と、このスリーブ31を収容保持し得る
如く前記第1のレンズ枠13Gに穿設された軸受け保持
部32とを備えたものである。スリーブ31は後述する
手法を用いて軸受け保持部32の内部に接着固定され
る。
フト24a,24bに沿って摺動可能な如く設けられた
もので、該ガイドシャフト24a,24bに嵌合する2
個所の嵌合部13Ga,13Gbを有すると共に、光軸
に平行な軸受け部30を有している。この軸受け部30
は、内部に第2のレンズ枠14Gのピン33が挿通され
るスリーブ31と、このスリーブ31を収容保持し得る
如く前記第1のレンズ枠13Gに穿設された軸受け保持
部32とを備えたものである。スリーブ31は後述する
手法を用いて軸受け保持部32の内部に接着固定され
る。
【0025】第2のレンズ枠14Gは、一部に前記第1
のレンズ枠13Gのスリーブ31に挿通されるピン33
の基端部を保持する保持部14Gaを有し、他端に前記
ガイドシャフト24a,24bのうちの一方24bに嵌
合する嵌合部14Gbを有している。かくして第1のレ
ンズ枠13Gと第2のレンズ枠14Gとは、相対的に接
離可能に設けられている。
のレンズ枠13Gのスリーブ31に挿通されるピン33
の基端部を保持する保持部14Gaを有し、他端に前記
ガイドシャフト24a,24bのうちの一方24bに嵌
合する嵌合部14Gbを有している。かくして第1のレ
ンズ枠13Gと第2のレンズ枠14Gとは、相対的に接
離可能に設けられている。
【0026】なお第1,2のレンズ枠13G,14Gの
いずれか一方(本実施形態では14G)に光軸と同軸的
な位置決め凸部14Gcが設けられている。また他方の
レンズ枠(本実施形態では13G)に上記凸部に嵌合す
る位置決め凹部が設けられている。
いずれか一方(本実施形態では14G)に光軸と同軸的
な位置決め凸部14Gcが設けられている。また他方の
レンズ枠(本実施形態では13G)に上記凸部に嵌合す
る位置決め凹部が設けられている。
【0027】ところで前記スリーブ31は次のような手
順で軸受け保持部32の内部に接着固定される。まず、
軸受け保持部32の内部に、ある程度自由な姿勢を取り
得る状態で収容されているスリーブ31に対し、第2の
レンズ枠14Gに植設されているピン33を挿通する。
そして第1のレンズ枠13Gに対して第2のレンズ枠1
4Gを接近させ、両者の対向面に形成されている凹凸部
13Gcと14Gcとを嵌合させて両者を破線矢印で示
す如く接合させる。このような現物合わせを行い、レン
ズ鏡枠間の光軸合わせが十分に確保できたところで、ス
リーブ31と軸受け保持部32との隙間に接着剤ないし
充填材を流し込み、固化させることにより、スリーブ3
1と軸受け保持部32との接着固定を行なう。
順で軸受け保持部32の内部に接着固定される。まず、
軸受け保持部32の内部に、ある程度自由な姿勢を取り
得る状態で収容されているスリーブ31に対し、第2の
レンズ枠14Gに植設されているピン33を挿通する。
そして第1のレンズ枠13Gに対して第2のレンズ枠1
4Gを接近させ、両者の対向面に形成されている凹凸部
13Gcと14Gcとを嵌合させて両者を破線矢印で示
す如く接合させる。このような現物合わせを行い、レン
ズ鏡枠間の光軸合わせが十分に確保できたところで、ス
リーブ31と軸受け保持部32との隙間に接着剤ないし
充填材を流し込み、固化させることにより、スリーブ3
1と軸受け保持部32との接着固定を行なう。
【0028】(実施形態についての特徴点)実施形態
(変形例を含む)についての特徴点をまとめると次の通
りである。
(変形例を含む)についての特徴点をまとめると次の通
りである。
【0029】[1]実施形態に示された光学機器は、光
軸に平行な2本のガイドシャフトと、該ガイドシャフト
に嵌合する2個所の嵌合部と光軸に平行な軸受け部とを
有し、前記ガイドシャフトに沿って摺動可能な第1のレ
ンズ枠13Gと、該第1のレンズ枠13Gの該軸受け部
に嵌合するピンと該ガイドシャフト24a,24bの一
方に嵌合する嵌合部とを有し、前記第1のレンズ枠13
Gと相対的に接離可能に設けられた第2のレンズ枠14
Gと、からなるレンズ移動機構を備えたことを特徴とし
ている。
軸に平行な2本のガイドシャフトと、該ガイドシャフト
に嵌合する2個所の嵌合部と光軸に平行な軸受け部とを
有し、前記ガイドシャフトに沿って摺動可能な第1のレ
ンズ枠13Gと、該第1のレンズ枠13Gの該軸受け部
に嵌合するピンと該ガイドシャフト24a,24bの一
方に嵌合する嵌合部とを有し、前記第1のレンズ枠13
Gと相対的に接離可能に設けられた第2のレンズ枠14
Gと、からなるレンズ移動機構を備えたことを特徴とし
ている。
【0030】(効果):第1のレンズ枠13Gと第2の
レンズ枠14Gとの移動による光軸のずれが十分小さく
保たれる。よって光学特性の劣化を防止できる。
レンズ枠14Gとの移動による光軸のずれが十分小さく
保たれる。よって光学特性の劣化を防止できる。
【0031】[2]実施形態に示された光学機器は、前
記(1)に記載の光学機器であって、上記軸受け部は、
内部に第2のレンズ枠14Gのピンが挿通されるスリー
ブと、該スリーブを保持固定する前記第1のレンズ枠1
3Gに設けた軸受け保持部とを備えたものであることを
特徴としている。
記(1)に記載の光学機器であって、上記軸受け部は、
内部に第2のレンズ枠14Gのピンが挿通されるスリー
ブと、該スリーブを保持固定する前記第1のレンズ枠1
3Gに設けた軸受け保持部とを備えたものであることを
特徴としている。
【0032】(効果):第1レンズ枠3Gと第2レンズ
枠4Gとの光軸を合わせて、第1のレンズ枠3Gのスリ
ーブに第2のレンズ枠4Gのピンを嵌合させた状態で、
軸受け保持部にスリーブを適宜な接着ないし充填材料で
埋設固化等することができるので、レンズ枠の組み合わ
せ時のばらつきを吸収でき、移動による両者の光軸ずれ
を最小限に抑制することができる。
枠4Gとの光軸を合わせて、第1のレンズ枠3Gのスリ
ーブに第2のレンズ枠4Gのピンを嵌合させた状態で、
軸受け保持部にスリーブを適宜な接着ないし充填材料で
埋設固化等することができるので、レンズ枠の組み合わ
せ時のばらつきを吸収でき、移動による両者の光軸ずれ
を最小限に抑制することができる。
【0033】[3]実施形態に示された光学機器は、前
記(2)に記載の光学機器であって、上記第1、2のレ
ンズ枠3G,4Gのいずれか一方に光軸と同軸的な位置
決め凸部を設け、他方のレンズ枠に上記凸部に嵌合する
位置決め凹部を設けたことを特徴としている。
記(2)に記載の光学機器であって、上記第1、2のレ
ンズ枠3G,4Gのいずれか一方に光軸と同軸的な位置
決め凸部を設け、他方のレンズ枠に上記凸部に嵌合する
位置決め凹部を設けたことを特徴としている。
【0034】(効果):第1のレンズ枠13Gと第2の
レンズ枠14Gを直接嵌合させて、枠基準で両者の光軸
を一致させるので、簡単に精度がだせて、組み立て時の
専用の治具も不要である。
レンズ枠14Gを直接嵌合させて、枠基準で両者の光軸
を一致させるので、簡単に精度がだせて、組み立て時の
専用の治具も不要である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、移動する鏡枠間の相対
的な光軸精度を、簡単な構成で十分確保することのでき
る光学機器を提供できる。
的な光軸精度を、簡単な構成で十分確保することのでき
る光学機器を提供できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る光学機器の外観を
示す図で、(a)は正面斜視図(b)は背面斜視図。
示す図で、(a)は正面斜視図(b)は背面斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る光学機器のカメラ
本体に内蔵されている光学系を含む鏡枠ユニットの分解
斜視図。
本体に内蔵されている光学系を含む鏡枠ユニットの分解
斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る光学機器のレンズ
枠13Gと、レンズ枠14Gとの相互結合関係を示す側
面図。
枠13Gと、レンズ枠14Gとの相互結合関係を示す側
面図。
1…カメラ本体 2…光学系 3…ファィンダー 4…モニター用液晶表示部 5…ストロボ 6…レリーズボタン 7…電源スイッチ 21…保持鏡筒 22…固定レンズ鏡枠 23…取り付け基板 24a,24b…ガイドシャフト 25…移動鏡枠 26…カム筒 27…光量調節装置27(絞りシャッタユニット) 30…軸受け部 31…スリーブ 32…軸受け保持部 33…ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図1の(a)(b)において、1はカメラ
本体、2は光学系(ズーミングレンズ等の光学部品を含
む)、3はファィンダー、4はモニター用液晶表示部、
5はストロボ、6はレリーズボタン、7は電源スイッチ
である。以下、本発明の主要部である光学系2を含む鏡
枠ユニットについて詳しく説明する。
本体、2は光学系(ズーミングレンズ等の光学部品を含
む)、3はファィンダー、4はモニター用液晶表示部、
5はストロボ、6はレリーズボタン、7は電源スイッチ
である。以下、本発明の主要部である光学系2を含む鏡
枠ユニットについて詳しく説明する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】なお、移動鏡枠14Gは後述するところか
ら明らかなように、実際には移動枠体14Zに搭載され
た状態で,12G、13G等と共にガイドシャフト24
a,24bに沿って移動するものとなっている。この実
施形態では、説明の便宜上、レンズを有している光学部
品をGで表し、レンズを有しない光学部品をZで表して
いる。そして、必ずしも明確な区分けがなされるわけで
はないが、12G及び13Gは主としてズーム用のもの
であり、14Z及び14Gはオートフォーカス(AF)
用のものである。なお14Gと14Zとは、14Z上に
設置されているAFモータにより相対的に接近または離
反することで、フォーカスを自動調節し得るものとなっ
ている。
ら明らかなように、実際には移動枠体14Zに搭載され
た状態で,12G、13G等と共にガイドシャフト24
a,24bに沿って移動するものとなっている。この実
施形態では、説明の便宜上、レンズを有している光学部
品をGで表し、レンズを有しない光学部品をZで表して
いる。そして、必ずしも明確な区分けがなされるわけで
はないが、12G及び13Gは主としてズーム用のもの
であり、14Z及び14Gはオートフォーカス(AF)
用のものである。なお14Gと14Zとは、14Z上に
設置されているAFモータにより相対的に接近または離
反することで、フォーカスを自動調節し得るものとなっ
ている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
Claims (3)
- 【請求項1】光軸に平行な2本のガイドシャフトと、 該ガイドシャフトに嵌合する2個所の嵌合部と光軸に平
行な軸受け部とを有し前記ガイドシャフトに沿って摺動
可能な第1のレンズ枠と、 該第1のレンズ枠の該軸受け部に嵌合するピンと該ガイ
ドシャフトの一方に嵌合する嵌合部とを有し、前記第1
のレンズ枠と相対的に接離可能に設けられた第2のレン
ズ枠と、 からなるレンズ移動機構を備えたことを特徴とする光学
機器。 - 【請求項2】上記軸受け部は、内部に第2のレンズ枠の
ピンが挿通されるスリーブと、該スリーブを保持固定す
る前記第1のレンズ枠に設けた軸受け保持部とを備えた
ものであることを特徴とする請求項1に記載の光学機
器。 - 【請求項3】上記第1、2のレンズ枠のいずれか一方に
光軸と同軸的な位置決め凸部を設け、他方のレンズ枠に
上記凸部に嵌合する位置決め凹部を設けたことを特徴と
する請求項2記載の光学機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9244374A JPH1184206A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9244374A JPH1184206A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 光学機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184206A true JPH1184206A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17117743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9244374A Pending JPH1184206A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184206A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149629A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | Fuji Photo Optical Co Ltd | カメラ |
JPH0634869A (ja) * | 1992-07-14 | 1994-02-10 | Canon Inc | レンズ鏡筒 |
JPH0694963A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-08 | Olympus Optical Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JPH09197237A (ja) * | 1996-01-24 | 1997-07-31 | Olympus Optical Co Ltd | カメラの撮影レンズ |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP9244374A patent/JPH1184206A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149629A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | Fuji Photo Optical Co Ltd | カメラ |
JPH0634869A (ja) * | 1992-07-14 | 1994-02-10 | Canon Inc | レンズ鏡筒 |
JPH0694963A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-08 | Olympus Optical Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JPH09197237A (ja) * | 1996-01-24 | 1997-07-31 | Olympus Optical Co Ltd | カメラの撮影レンズ |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040831 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070710 |