JPH1183923A - 電子機器検査装置 - Google Patents

電子機器検査装置

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JPH1183923A
JPH1183923A JP9245711A JP24571197A JPH1183923A JP H1183923 A JPH1183923 A JP H1183923A JP 9245711 A JP9245711 A JP 9245711A JP 24571197 A JP24571197 A JP 24571197A JP H1183923 A JPH1183923 A JP H1183923A
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inspection
procedure
electronic device
measuring
measurement
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JP9245711A
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Akira Naruse
明 成勢
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SHINEI DENSHI KEISOKKI KK
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SHINEI DENSHI KEISOKKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 計測器本体10と本体にPIO接続された
パソコン20とからなる検査装置であって、本体10には
検査対象である電子機器の複数の特性をそれぞれ検査す
るための複数の計測器と、電子機器に検査のための出力
を与える出力チャンネル13、14と、電子機器から発生す
る信号を入力する入力チャンネル11、12と、複数の検査
手段のうち1の計測器を出力チャンネル及び/又は入力
チャンネルに接続する選択手段とを備えており、コンピ
ュータ20は複数の検査手段の動作を設定された手順に従
って制御するとともに検査手順及び検査結果を表示部に
表示する。各検査手段による検査結果は記憶され、検査
終了後、検査報告書を作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、電子機器、特に
携帯電話、PHS、ポケベルなどの通信機器の修理工程に
おいてその種々の特性を検査するための装置に係り、特
に複数の検査項目を所定の手順に従って順次検査するこ
とが可能な電子機器検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の修理工程においては、故障原
因を調べるために機器の特性検査を行う。この修理工程
における特性検査は、故障の状態に応じて、複数の検査
項目を順次実行し、その原因であるハード部分を突き止
め、その交換等を行う。この検査手順は、通常電子機器
の修理のための検査手順書として予め用意されており、
修理者はこの手順書に従い、種々の計測器を用いて検査
する。例えば携帯電話やPHSの場合、オシロスコープ、
ロジックスコープ、周波数カウンター、パルスカウンタ
ー、オーディオアナライザー、DC電圧計等の種々の計
測器が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の修理
工程では、種々の検査項目に対応した計測器を用意する
必要があり、それぞれのスペースを確保する必要があっ
た。また修理者は、検査手順により、各計測器の設置さ
れた場所に移動するか計測器を移動し、検査を進めなけ
ればならなかった。さらにどのような手順で検査するか
については、その都度検査手順書を見る必要があり、熟
練者以外の者が容易に検査することができなかった。
【0004】そこで本発明は、1台の検査装置で複数の
検査を行うことができ、且つ検査装置自体が検査手順書
と一体化された検査装置を提供することを目的とする。
また本発明は、熟練者によらず誰にでも簡単に操作でき
る検査装置を提供することを目的とする。さらに本発明
は、故障機器の搬入から修理後の報告書作成までの管理
を一括して行うことができる検査装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の検査装置は、検査対象である電子機器の複数
の特性をそれぞれ検査するための複数の検査手段と、前
記電子機器に検査のための出力を与える出力チャンネル
と、前記出力に応答して電子機器から発生する信号を入
力する入力チャンネルと、前記複数の検査手段のうち1
の検査手段の出力を前記出力チャンネルに接続し、前記
入力チャンネルを1の検査手段の入力に接続する選択手
段とを備えた本体、前記複数の検査手段の動作を設定さ
れた手順に従って制御する制御手段、前記手順及び各検
査手段による検査結果を記憶する記憶手段並びに前記手
順及び検査結果を表示する表示部を備えたものである。
【0006】修理者は制御手段に設定された手順に従っ
て、検査対象である電子機器に対し順次複数の検査手段
による検査を行うことができ、その結果を表示部の表示
により確認しながら、次の検査に進むことができる。最
終的な検査結果は、検査報告書として所望の出力形態で
出力させることができる。
【0007】制御手段が、動作手順を設定、編集する機
能を備えたことにより、ユーザーが任意に手順を設定す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話器等通信
機器の修理用検査装置に適用した一実施例について説明
する。図1は、携帯電話の修理用検査装置の概要を示す
図で、この装置は主として、複数の計測器(検査手段)
及びメモリ(記憶手段)を内臓した本体10と、本体1
0にパラレルIO接続されたコンピュータ(制御手段)2
0と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示部30と、コン
ピュータ20への入力手段(図示せず)から構成され、
図ではコンピュータ、入力手段であるキーボードやマウ
ス及び表示部が一体となったノート型パソコンが使用さ
れる。この実施例では、本体10とパソコン20との接続を
パラレルIOとすることにより高速処理が可能で、また
インターフェイスとしてPCIカード等を利用できる。
但し、接続方式はこれに限定されず、これに代えて或い
は付加的にGP−IBやシリアルIO等を設けることが
できる。
【0009】本体10は、音声(オーディオ)系検査、
電源系検査、キーボード系検査、表示部(LCD)系検
査等のため種々の検査手段(信号発生器及び計測器)が
内臓されており、これら検査手段と検査対象である電話
器を接続するために、被検査電話器からの信号を入力す
る2つの入力チャンネル11、12と、被検査電話器に
検査に必要なロジック出力及びアナログ出力をそれぞれ
与える出力チャンネル13、14、電源出力を与える電
源出力チャンネル15を備え、これら入出力チャンネル
は計測器選択スイッチを介して複数の検査手段のいずれ
かに選択的に接続される。また本体10は被検査電話器
からの音声を入力するマイク16、被検査電話器に音声
を出力するためのスピーカ17及び本体を作動させるス
イッチとしてフットスイッチ18を備えている。
【0010】入力チャンネル11、12はそれぞれ図示
しないプローブと接続され、プローブを被検査電話器の
所定の検査ポイントに接続させることにより、検査を行
う。
【0011】本体10に内臓される検査手段は、主とし
て被検査電話器に検査のために必要な信号を送出するた
めの信号発生系と、被検査電話器からの信号を入力する
計測系とからなる。信号発生系としては、図2に全体ブ
ロック図で示すように、パルス発生器101、H/L信号
設定器102、オーディオ信号発生器103、レベル制御器10
4、DC電源105、製品電源発生装置106、スピーカアン
プ107を備えている。
【0012】パルス発生器101とH/L信号設定器102は
選択スイッチ123を介してロジック出力チャンネル13に
接続され、いずれか一方のロジック信号が被検査電話器
に入力される。
【0013】オーディオ信号発生器103はレベル制御器1
04を介して、DC電源105は直接、選択スイッチ124に接
続され、レベル制御器104及びDC電源105のいずれかの
出力がアナログ出力チャンネル14により被検査電話器に
入力される。製品電源発生装置106の出力は、電流セン
サー108及び電源オンオフスイッチ126を介して電源出力
チャンネル15に接続される。電流センサー108は電源出
力時の電流を計測するもので、電流A/D変換器109に接続
されている。
【0014】これら信号発生系から発生する信号の条件
はコンピュータ20により制御することができる。即ちパ
ルス発生器101のパルス周波数、H/L信号設定器102の
ロジック固定信号、オーディオ信号発生器103の周波
数、レベル制御器104のオーディオ信号レベル、DC電
源105及び製品電源発生装置106の電圧値は、コンピュー
タ20からの入力により設定される。
【0015】計測系としては、電話器の発生する信号の
周波数及びパルスを計測する計測器110として周波数カ
ンター、パルスカウンター及びパルス幅計測器と、オシ
ロスコープデータを計測し、記憶するための高速A/D変
換器111及びアナログ波形メモリ112と、ロジックスコー
プデータを計測し、記憶するためのコンパレータ波形整
形器113、114及びロジック波形メモリ115、116と、 A
Cレべル計測のための差動アンプ、フィルター及び終端
抵抗から成る音声系アンプ117と、DC電圧及び抵抗計
測のためのDCアンプ131、132と、マイクアンプ120と
を備え、更にAC/DC変換器118及び低速A/D変換器119を備
えている。
【0016】これら計測器の条件もまたコンピュータ20
からの指令により制御される。例えばコンピュータ20
は、周波数カウンターの時間ゲート制御、アナログ波形
メモリ112及びロジック波形メモリ115、116の記憶制
御、コンパレータ波形整形器113、114のトリガー及びス
レショルド制御、高速A/D変換器111の感度制御、音声系
アンプ117における感度、終端抵抗切り替え、フィルタ
ー制御等の制御を行う。
【0017】周波数及びパルス計測器110、高速A/D変換
器111、コンパレータ波形整形器113及び音声系アンプ11
7は、それぞれ計測器選択スイッチ121を介して入力チャ
ンネル11に選択的に接続され、いずれかの計測器に検査
対象である電話器からの信号が入力される。またコンパ
レータ波形整形器114及び音声系アンプ117は、計測器選
択スイッチ122を介して入力チャンネル12に接続され
る。音声系アンプ117は、AC/DC変換器118及び信号選択
スイッチ125を介して低速A/D変換器119に接続されACレ
ベル計測が行われる。
【0018】また選択スイッチ121、122の出力側端子の
一つはDCアンプ131、132を介して信号選択スイッチ12
5の入力側端子に接続され、信号選択スイッチ125の切り
替えにより電話器からの信号が低速A/D変換器119に入力
され、DC電圧、抵抗計測がなされる。
【0019】計測器選択スイッチ121、122、選択スイッ
チ123、124、信号選択スイッチ125及び電源オンオフス
イッチ126の動作はコンピュータ20からの指令によって
制御される。
【0020】コンピュータ20は、上述した本体各回路又
は素子の制御の他、予め設定された良品についての計測
データと良品計測時における各測定器の設定条件をメモ
リーに記憶し、この設定された条件に従って、各計測項
目における条件を設定する。またコンピュータ20は各計
測器による検査品の計測データとメモリーに記憶された
良品のデータとを比較し、各検査項目についてNGか否
かの判定を行う機能を備えている。本実施例の検査装置
では、計測データとして波形データと数値データとが計
測され、そのうち波形データについては良品との目視に
よる評価を行い、数値データについてコンピュータ20に
よる判定を行うようにしている。
【0021】表示部30は、上述したコンピュータ20へ
の設定を行うために必要なGUIを表示し、検査手順書
及び仮想計測器を構成している。この仮想計測器上に、
コンピュータによる判定の結果や計測データが表示され
る。
【0022】ある検査品について実施されたすべての検
査項目についての結果は、メモリーに順次記憶され、パ
ソコン20に接続された適当なプリンター(図示せず)に
より、報告書として出力することができ、またデータ伝
送システムと接続することにより、他のシステムに転送
することができる。
【0023】次に上述の構成における検査装置の動作の
一実施例を説明する。
【0024】この検査装置では、まず計測の前提として
計測条件の設定及び良品データ(基準データ)の入力等
の登録を行う。このような登録は製作者側で行ってもよ
いし、ユーザーが行うこともできる。本発明の検査装置
を立ち上げると表示部30に図3に示すようなメニュー画
面が表示され、これに従い「検査手順作成」31を選択す
る。次に図4に示すような検査手順作成画面が、表示さ
れるので、この画面に表示された所定事項(測定内容4
1、信号計測42、電流計測43、出力項目設定44)を記入す
るような形で、各検査ポイントの計測条件および判定条
件の設定を行う。
【0025】例えば、図5のフロー図に示すように、測
定内容41の記入(501)では、検査ポイントや信号名を
記入する。次にスコープの設定(502)ではオシロスコ
ープかロジックスコープかを指定した後、トリガー、レ
ンジを指定する。信号計測42の設定(503)では、A
C、DC、グランド間抵抗、端子間抵抗の判定値及び周
波数、パルスのカウント数、パルス幅の判定値を設定す
る。電流計測43の設定(504)では、製品電流の判定値
を設定する。出力項目44としてアナログ出力信号の設定
(505)では、AC及びDC出力の設定を行い、ロジッ
ク出力信号の設定(506)では、ロジックパルスや固定
レベル出力の設定を行う。またセット電源の設定(50
7)では、製品電源電圧を設定する。ディレイ時間の設
定(508)では、設定から計測判定までの待ち時間を設
定する。最後にメモ45の記入(509)では、出力チャン
ネルと検査ポイントの接続や次の手順を指示する。
【0026】判定条件の入力は、基準となる良品の電話
器を用いて行うことができ、この良品の計測データ及び
良品を計測したときの設定内容(計測器の設定条件)並
びに検査手順がメモリーに記憶される。例えばDC電
圧、端子間抵抗、パルス数、パルス「H」或いは「L」
の幅等の数値データであれば良品の計測データに対し上
下限の2点の範囲を指定し、それが記憶される。またオ
シロスコープやロジックスコープデータは、良品の波形
データを測定し、その波形をアナログ波形メモリ112或
いはロジック波形メモリ115にデータ列形式で保存す
る。
【0027】また検査手順としては、音声(オーディ
オ)系検査、電源系検査、キーボード系検査、表示部
(LCD)系検査等の各検査グループ毎に順次遂行すべ
き計測項目が一連の番号(計測ナンバー)を付して記憶
される。さらに「検査手順作成」31の機能には、コピー
や貼り付け、新規追加機能等の編集機能が付加されてお
り、用意された手順をユーザーが任意に編集して所望の
検査手順を設定することができる。
【0028】上述のように検査手順作成・条件登録が完
了した状態で計測操作に入る。計測操作も図3に示すメ
ニュー画面から「計測モード」32を選択することにより
開始される。
【0029】計測操作は、図6のフロー図に示すよう
に、まず初期設定として検査する電話器の機種名、製品
製造番号、作業者名等を入力した後(601)、計測モー
ドに入り、表示部30には図7に示すような計測画面が表
示される。この画面71により、検査すべき電話器の故障
の申告内容に基づき検査グループ、例えばオーディオ系
検査か電源系検査かを選択指定する(602)。この指定
操作によりコンピュータ20は予め登録してあるその検査
グループの検査手順ファイルをメモリーから読み出し、
計測項目のナンバーに従い計測条件、判定条件、出力条
件72及びメモリ内基準波形73を表示する。
【0030】次いで製品条件設定(603)において必要
に応じて製品電源投入などの操作や外部からの被検査電
話器への操作(キー操作や待受状態にするなど)を行っ
た後、表示部30(ここではメモ)に表示される指示に従
い、本体の入力チャンネル11、12に接続されたプローブ
のいずれか或いは両方を電話器の所定の場所に接続させ
て、計測開始用のフットスイッチ18をオンにする。これ
により指定された検査グループの一つ計測器による計測
が行われ、その計測データが図7に示す画面74,75に表
示される。例えば検査項目がオシロスコープの場合、検
査された電話器のオシロスコープ波形が表示される。こ
の場合、操作者は両波形を目視により比べることにより
異常か正常かの判断を行うことができる。
【0031】また検査項目がDC電圧値などの数値デー
タの場合には、コンピュータは計測データが予め設定さ
れた良品データの範囲であるか否かを判定し(606)、
その判定結果は、図7に示す画面76に表示されるととも
に、コンピュータ20のメモリ内に記憶される。
【0032】このように判定された結果が、異常あり
(NG)であった場合には、修理作業を行うか(60
7)、修理のためのステーションに検査対象である電話
器を移動する。修理後の電話器は、再び同じ計測器によ
る同一項目の検査を行う。
【0033】一方、最初に選択された計測項目の検査結
果が異常なし(OK)であった場合には、同じ検査グル
ープ内の次の計測項目の検査を行う(608)。この際、
次に検査を行う計測項目は、予め設定された手順により
コンピュータ20が指示する。操作者はこの指示に従って
次の計測項目の計測を行ってもよいし、次の計測が必要
ないと判断した場合には、その検査グループ内の他の計
測項目を任意に選択して指定することも可能である。
【0034】このようにして故障の申告内容に対応する
検査グループの検査がすべて終了し修理後OKと判断さ
れると(609)、報告書の作成を行う(610)。報告書の
作成は、図7の機能キー(報告書ファンクション)77の
押下によって開始してもよいし、「報告書編集」33(図
3)メニューを選択してもよい。これにより例えば図8
に示すように予め設定されたフォーマットの報告書が表
示部30に表示される。この報告書に製品シリアル番号81
を入力すると、同一番号で既にコンピュータ20に入力さ
れ或いはメモリーに記憶された必要事項が報告書の所定
の欄に記載される。例えば、製品受入時に故障の申告内
容を入力したデータ82や受入時診断を行った結果(デー
タ)83が、コンピュータ内に記憶されているか、他の媒
体上に記憶されコンピュータによって読み取られると、
それらの内容がそれぞれ申告内容の欄及び受入診断の欄
に書き込まれる。操作者は検査担当者名などの必要事項
を入力するとともに、それまでに行った検査結果をもと
に、例えば故障原因84やそれに対する修理項目(処置/
対策)85を入力し、報告書を作成する。報告書は、図示
しないプリンタ等から出力できる。
【0035】このように本発明の検査装置では、複数の
計測器による検査から報告書作成までを1台の装置で連
続して行うことができる。従って数種類の計測器を設備
するための費用、スペースを削減できる。また検査手順
書が装置と一体となっているので、検査に際してはこの
手順に従って検査を進めることができるので検査手順書
をその都度参照する必要がなく、また熟練者でなくても
簡単に操作を行うことができる。
【0036】また以上の実施例では検査装置を単独に使
用する場合について説明したが、本発明の検査装置はパ
ソコンをネットワークに接続することにより、検査結果
や製品情報を一括管理することが可能となる。図9に本
発明の検査装置によるネットワーク構成の一実施例を示
す。この実施例では、各検査項目に対応した複数の検査
ステーションがネットワークによって接続された状態を
示しており、各ステーションは同じ作業所内であっても
全く離れた場所であってもよい。また一つのステーショ
ンが複数の検査項目に対応していてもよい。
【0037】このようなネットワーク構成において、製
品は製品シリアル番号で管理され、各ステーションでの
検査結果はすべてネットワークサーバー901のデータベ
ースに格納される。
【0038】例えば故障品受入用のステーション902に
製品が持ち込まれると、ここで製品シリアル番号ととも
に故障の申告内容及び受入時診断の結果が書き込まれ
る。このステーション902で書き込まれたデータは、ネ
ットワークサーバー901に送られデータベースの一部と
なる。このステーション902では、申告内容及び受入時
診断の内容に従って製品を検査すべき項目に分類する。
例えば電源系検査が必要であるか、オーディオ系検査が
必要であるかによって、製品を対応するステーション90
3〜905に搬送する。各ステーションには、それぞれの図
1に示す検査装置が設置されているとともに検査項目に
対応した交換部品などが用意されており、ここで図6に
示すような手順により計測を開始する。この場合、ステ
ーションによって検査項目(検査グループ)が決まって
いる場合には、ステップ602でその設定をすることな
く、ステップ603〜610を実行する。報告書記入時には、
報告書の記載内容のうち申告内容や受入診断の内容はデ
ータベースからデータを転送することにより記入される
ので、それ以外の必要な事項を記入することにより報告
書が作成できる。
【0039】一つのステーションで検査が終了するとそ
の結果はネットワークを介してサーバーのデータベース
に送られ、その一部となる。従って製品のシリアル番号
で管理された一つの製品について、これまでの検査結果
や修理記録が保存され、このデータは別のステーション
での検査や同じネットワークに接続された遠く離れた場
所にあるステーション906における検査でも参照するこ
とができる。
【0040】尚、以上の実施例では携帯電話器の修理工
程における検査装置を例にして説明したが、本発明は携
帯電話器に限らず複数の検査を必要とする電子機器の検
査装置に適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上の実施例からもわかるように本発明
の検査装置によれば、一つの検査装置内に複数の計測器
を内臓するとともに、それら計測器による検査手順や計
測器の設定条件等がコンピュータ内にプログラムされて
いるので、操作者は表示部の画面に表示された検査手順
に従って検査ポイントと本体のプローブとを接続するだ
けで、順次複数の計測を実行することができる。従って
複数の計測器を設置するスペースとコストを削減し、し
かも検査手順書に頼ることなく誰でも簡単に電子機器の
検査を行うことができ、検査終了時に報告書の作成を行
うことができる。
【0042】また本発明の検査装置によれば、プログラ
ムされた検査手順をユーザーが編集することができるの
で、検査ステーションの制約や必要性に合わせて所望の
検査手順を設定できる。
【0043】更に本発明の検査装置はコンピュータをネ
ットワーク構成とすることにより、遠隔地のステーショ
ンでの処理や複数のステーションでの処理を、どのステ
ーションからも管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施例の概要を示す図
【図2】本発明の検査装置の本体部分の一実施例を示す
ブロック図
【図3】本発明の検査装置における表示の一例を示す図
【図4】本発明の検査装置における表示の他の例を示す
【図5】本発明の検査装置における検査手順作成を示す
フロー図
【図6】本発明の検査装置における計測手順のフロー図
【図7】本発明の検査装置における表示の他の例を示す
【図8】本発明の検査装置における表示の他の例を示す
【図9】本発明の検査装置のネットワーク構成の一実施
例を示す図
【符号の説明】
10……本体 11、 12……入力チャンネル 13、14……出力チャンネル 20……制御手段(コンピュータ) 30……表示部 101、 102、103、105、106……信号発生系(検査手段) 108……電流センサー(検査手段) 110、 111、113、114、117……計測器(検査手段) 121、122……計測器選択スイッチ(選択手段) 123、 124……選択スイッチ(選択手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象である電子機器の複数の特性を
    それぞれ検査するための複数の検査手段と、前記電子機
    器に検査のための出力を与える出力チャンネルと、前記
    電子機器から発生する信号を入力する入力チャンネル
    と、前記複数の検査手段のうち1の検査手段を前記出力
    チャンネル及び/又は入力チャンネルに接続する選択手
    段とを備えた本体、前記複数の検査手段の動作を設定さ
    れた手順に従って制御する制御手段、前記手順及び各検
    査手段による検査結果を記憶する記憶手段、並びに前記
    手順及び検査結果を表示する表示部を備えたことを特徴
    とする電子機器検査装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記複数の検査手段の
    動作手順を設定、編集する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の電子機器検査装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、基準となる電子機器の
    特性と検査結果である電子機器の特性とを比較し、検査
    対象の良否を判定する手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の電子機器検査装置。
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