JPH1181211A - 低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物 - Google Patents

低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物

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JPH1181211A
JPH1181211A JP25624797A JP25624797A JPH1181211A JP H1181211 A JPH1181211 A JP H1181211A JP 25624797 A JP25624797 A JP 25624797A JP 25624797 A JP25624797 A JP 25624797A JP H1181211 A JPH1181211 A JP H1181211A
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信行 根本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐流動性や耐剥離性を維持しつつ、十分な量
のゴム片を混入することが可能であると共に、常温で施
工可能な、低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物、
並びに、そのような低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温
混合物によって構築された低騒音型弾性体凍結抑制舗装
体を得ることを課題とする。 【解決手段】 骨材、アスファルト乳剤、水硬性無機材
料及びゴム片を含んだ、低騒音機能と凍結抑制機能とを
兼ね備えた、低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合
物、並びに、そのような低騒音型弾性体凍結抑制舗装用
常温混合物によって構築された低騒音型弾性体凍結抑制
舗装体を提供することによって、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性体凍結抑制舗
装用常温混合物に関し、更に詳しくは、骨材、アスファ
ルト乳剤、水硬性無機材料及びゴム片を含んだ低騒音機
能と凍結抑制機能とを兼ね備えた、いわゆる低騒音型弾
性体凍結抑制舗装用常温混合物、並びに、その常温混合
物を用いて構築された低騒音機能と凍結抑制機能とを兼
ね備えた低騒音型弾性体凍結抑制舗装体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、交通環境に対する要請はますます
厳しくなる状況にあるが、特に、スパイクタイヤの禁止
に伴う冬季の安全対策の一つとして、ゴム片を舗装体中
に混入させこの弾性を利用して路面の結氷を剥離除去す
るタイプの凍結抑制舗装(以下、「弾性体凍結抑制舗
装」という)が注目され、種々の試みが為されている。
【0003】弾性体凍結抑制舗装には、加熱アスファ
ルト混合物の舗設直後にゴム片を散布しローラーで圧入
するホットロールドタイプ、単粒度のゴム片とフィラ
ー及びアスファルトを混合したマスチックを流し込むマ
スチックタイプ、混合物中の骨材の一部をゴム片に置
き換える骨材置換タイプなどがあり、いずれのタイプ
も、ロードヒーティングや地下水散布などの熱融解方式
に比べ、初期投資額が少なく運転費が不要である点、ま
た、塩化物の溶出による氷点降下を利用した方式に比べ
塩の溶出による弊害がなく凍結抑制効果が持続的である
点で優れており、更には、ゴム片の弾性により、舗装面
と車両タイヤとの間に発生する摩擦音が低減され、騒音
抑制効果が得られることも大きな特徴である。
【0004】しかしながら、このような弾性体凍結抑制
舗装には、車両重量載荷時にゴム片の変形に伴って舗装
体に大きな歪みが生じ、この歪みによって、ゴム片とバ
インダーであるアスファルトとの接着性が十分でない
と、両者の界面に剥離が発生し、舗装体の耐流動性や耐
剥離性が損なわれ易いという問題があった。
【0005】このような問題に対して、従来は、耐流動
性や耐剥離性を骨材とアスファルトとの接着力に依存し
て維持しようとの考えから、混合物中のゴム片の配合割
合を低く抑制すると共に、施工面からも、アスファルト
と骨材との接着力を確保するために、加熱方式を採用し
ている。
【0006】即ち、従来の技術においては、弾性体凍結
抑制舗装において耐流動性や耐剥離性を確保しようとす
れば、骨材置換タイプでは、アスファルト混合物中のゴ
ム片量は5重量%程度、最大でも10重量%未満までし
か混合できず、十分な結氷剥離性能が得られないだけで
なく、弾性体凍結抑制舗装の特徴である騒音抑制効果も
十分に得られていないのが現状である。また、骨材置換
タイプでは、施工に加熱アスファルト混合物を使用して
いるため、エネルギー消費の点や安全性の面からも十分
に満足のいくものではない。
【0007】一方、マスチックタイプでは、アスファル
ト混合物中に体積比で20〜30%のゴム片を混入する
ことが可能であるが、材料の特性上、平均施工厚が3〜
6mmと超薄層であり、耐久性に問題がある。
【0008】このように従来の弾性体凍結抑制舗装はい
ずれも決して満足できるものではなく、耐流動性や耐剥
離性を維持しつつゴム片量を増すことによって、結氷剥
離性能や騒音低減性能に優れると共に、十分に騒音抑制
効果を備えた、常温で施工可能な低騒音型弾性体凍結抑
制舗装用混合物が強く望まれている。
【0009】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の欠点を解決するために為されたもので、耐
流動性や耐剥離性を維持しつつ、十分な量のゴム片を混
入することが可能であると共に、常温で施工可能な、低
騒音機能と凍結抑制機能とを兼ね備えた低騒音型弾性体
凍結抑制舗装用常温混合物、並びに、そのような低騒音
型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物によって構築された
低騒音機能と凍結抑制機能とを兼ね備えた低騒音型弾性
体凍結抑制舗装体を得ることを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、骨材とア
スファルトとの接着力に依存して耐流動性と耐剥離性を
維持しようという従来の考え方を根本的に転換し、むし
ろ多量に混合すべきゴム片とバインダーとして使用され
るアスファルト等との接着力を積極的に利用することに
よって舗装体の耐流動性や耐剥離性を改善するという観
点から研究を重ねた結果、意外にも、従来の加熱アスフ
ァルトに代えて常温で施工可能なアスファルト乳剤を用
い、かつ、セメント等の水硬性無機材料を併存させるこ
とによって、耐流動性と耐剥離性を十分に維持しつつ従
来の弾性体凍結抑制舗装よりも多量のゴム片を混合でき
ることを見出して本発明を完成した。
【0011】即ち、本発明は、骨材、アスファルト乳
剤、水硬性無機材料及びゴム片を含んだ、低騒音機能と
凍結抑制機能とを兼ね備えた、低騒音型弾性体凍結抑制
舗装用常温混合物、並びに、そのような低騒音型弾性体
凍結抑制舗装用常温混合物によって構築された、低騒音
機能と凍結抑制機能とを兼ね備えた低騒音型弾性体凍結
抑制舗装体を提供することによって、上記課題を解決す
るものである。
【0012】本発明の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常
温混合物においては、使用するアスファルト乳剤を適宜
の改質剤で改質したり、アスファルト乳剤に石油樹脂等
の粘着付与剤を添加することにより、更には、使用する
ゴム片を予め有機溶剤で処理しておくことによって、ゴ
ム片とアスファルト等のバインダーとの接着力をより一
層高めることが可能であり、多量のゴム片を混合した場
合でも、良好な耐流動性や耐剥離性を維持することがで
きるので、冬季にあっては優れた結氷剥離性能を発揮す
るのみならず、冬季以外にあっても優れた低騒音性能を
発揮することができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の低騒音型弾性体凍
結抑制舗装用常温混合物について詳細に説明する。
【0014】本発明の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常
温混合物に使用するアスファルト乳剤とは、レーキアス
ファルト等の天然アスファルト、ストレートアスファル
トやブローンアスファルト、セミブローンアスファル
ト、溶剤脱瀝アスファルト(例えば、プロパン脱瀝アス
ファルト)等の石油アスファルト、重油、タール、ピッ
チ等の1種、または2種以上を混合した瀝青物を、各種
界面活性剤やクレー(例えばベントナイト)などの乳化
剤を用い、さらには、アルカリ、酸、塩、分散剤、保護
コロイドなどを必要に応じて添加して、コロイドミル、
ホモジナイザー、ホモミキサーなどの適当な乳化機によ
って、水中に乳化させたものである。
【0015】乳化剤としては、カチオン系、アニオン
系、両性系のいずれをも用いることができ、本発明で使
用できるカチオン系の乳化剤としては、長鎖アルキル基
を有する脂肪族あるいは脂環族のモノアミン、ジアミ
ン、トリアミン、アミドアミン、ポリアミノエチルイミ
ダゾリン、長鎖ヒドロキシアルキルジアミン、ロジンア
ミン、これらアミン類の酸化エチレン付加物、アミンオ
キサイド、または、これらのアミン系界面活性剤に塩
酸、スルファミン酸、酢酸などの酸を作用させた水溶性
ないし水分散性の塩、さらには、これらのアミン系界面
活性剤の第四級アンモニウム塩等が挙げられる。また、
これらの界面活性剤と共に、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテ
ル、オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコーポ
リマーなどのノニオン系界面活性剤を併用することもで
きる。
【0016】本発明で使用できるアニオン系の乳化剤と
しては、高級アルコール硫酸エステル、アルキルアリル
スルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、αオレ
フィンスルホン酸塩、高級アルコールエトオキシレー
ト、高級アルコールエトオキシレートサルフェート、石
鹸、ナフタリンスルホン酸塩およびホルマリン変性物、
アルカリリグニン塩、リグニンスルホン酸塩、カゼイン
のアルカリ塩、ポリアクリル酸塩等が挙げられる。
【0017】本発明で使用できる両性系の乳化剤として
は、アルキルフェノール、モノおよび多価アルコール
酸、脂肪族類、脂肪族アミン類、脂肪族アミド類、エタ
ノールアミン類等のアルキレンオキシドの付加物、など
が挙げられる。
【0018】また、本発明で使用するアスファルト乳剤
に用いられる分散剤や保護コロイドとしては、ナフタリ
ンスルホン酸ソーダ、カゼイン、アルギン酸、ゼラチ
ン、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、
ポリアクリル酸ソーダ、リグニンスルホン酸塩、ニトロ
フミン酸塩等が挙げられる。
【0019】また、これらのアスファルト乳剤に、耐熱
性向上や、紫外線等による劣化防止、作業性向上、並び
に接着性向上等の目的で、紫外線吸収剤や、各種添加
剤、粘度調整剤などを添加しても良い。
【0020】本発明で使用するアスファルト乳剤中の固
形分含有量は50〜85重量%の範囲が好ましい。固形
分が50重量%未満の場合には、混合物の性能を発揮す
るためにアスファルト乳剤の使用量を多くしなければな
らないので、混合物の舗設時にアスファルト乳剤が施工
現場に未分解のまま流れ出したりして作業性が悪くなる
ばかりでなく、硬化時間が長くなり安定度も期待できな
くなるので好ましくない。一方、固形分が85重量%を
越えると、アスファルト乳剤の分解や硬化速度が必要以
上に速くなり、返って施工性が悪くなるので好ましくな
い。なお、アスファルト固形分は、分解、硬化後の特性
を考慮して、針入度(25℃)が40〜100程度のも
のが好ましい。
【0021】本発明においては、アスファルト乳剤は、
ゴム片との接着力を増す観点から、改質されているのが
望ましい。改質剤としては、通常使用されている天然ゴ
ム、合成ゴム、合成樹脂等種々のものが使用可能である
が、後に述べるゴム片との関係からは、天然ゴム、カタ
パーチャ、環化ゴム、スチレン・ブタジエンゴム(SB
R)、スチレン・イソプレンゴム、ポリイソブチレンゴ
ム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、
ハロゲン化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、クロロス
ルホン化ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、EP
Tゴム、アルフィンゴム、スチレン・ブタジエン・スチ
レン共重合ゴム(SBS)、スチレン・イソプレンブロ
ック重合ゴムなどが望ましく、中でも、スチレン・ブタ
ジエンゴム(SBR)又はスチレン・ブタジエン・スチ
レン共重合ゴム(SBS)が特に望ましい。これらの改
質剤は、その内の1種を単独で使用しても良いし、2種
以上を併用しても良い。なお、混入されるゴム片と同じ
材料、もしくは同系統の材料からなる改質剤を使用する
と、改質アスファルト乳剤とゴム片との剥離防止効果が
一層高められて好都合である。
【0022】アスファルト乳剤中のアスファルトと改質
剤との配合割合は、アスファルト分100重量部に対し
て、改質剤が25〜100重量部の範囲にあることが好
ましい。改質剤の量が25重量部未満の場合には、改質
アスファルト乳剤が硬化した後の改質アスファルトのゴ
ム片等に対する接着力・把握力が劣るので好ましくな
く、また、改質剤の量が100重量部を越える場合に
は、必要以上の接着力・把握力が生じ、混合性や作業性
が悪くなるばかりでなく、経済的でもない。
【0023】本発明で使用する改質アスファルト乳剤の
製造方法は特に問うものではなく、上記のアスファルト
及び改質剤の、それぞれ1種もしくは2種以上を適宜混
和してプレミックスタイプの改質アスファルトを製造
し、これを適宜の乳化剤、分散剤、安定剤等を使用して
水中に乳化分散させても良いし、改質剤としてラテック
ス状のものやエマルジョン状のものを使用する場合に
は、水中油滴型のアスファルト乳剤に直接それらの改質
剤を混和するポストミックスタイプの製造方法でも良
い。
【0024】本発明で使用するアスファルト乳剤もしく
は改質アスファルト乳剤には、ゴム片との接着性を改良
するために、粘着付与剤を加えるのが好ましい。粘着付
与剤の配合量は、使用するアスファルト乳剤もしくは改
質アスファルト乳剤中のアスファルト分100重量部に
対して、0.1〜50重量部の範囲が好ましい。
【0025】粘着付与剤としては通常のものが使用で
き、例えば、ロジン系(フォーラル、スーパーエステ
ル)樹脂、テルペン系樹脂(Yレジン、ピコライト、ゾ
ンタックYSレジンTO、クレオロン)、石油樹脂等が
挙げられるが、特に石油樹脂、中でも、C5 留分を原料
とする石油樹脂、もしくは、C5およびC9留分を原料と
するC5、C9共重合石油樹脂を用いるのが好ましい。
【0026】C5 留分を原料とする石油樹脂とは、ナフ
サを熱分解してエチレンやプロピレンを製造する時の分
解生成物であるC5 留分の重合物であり、シクロペンタ
ジエン(CPD)やジンクロペンタジエン(DCPD)
の含有量が多く、軟化点が100〜150℃と高いもの
が好ましい。また、分子量は、200〜2000、中で
も、1000〜1500程度のものが好ましい。
【0027】C5、C9共重合石油樹脂としては、軟化点
が90〜180℃、分子量は約300〜3000のもの
であるが、ガードナー指数が6以下で透明度の高いもの
が好ましく、軟化点は100℃以上のものが好ましい。
【0028】本発明の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常
温混合物におけるアスファルト乳剤もしくは改質アスフ
ァルト乳剤の使用量は、ゴム片及び骨材を合わせた乾燥
重量100重量部に対し、アスファルト固形分として5
〜35重量部の範囲が好ましい。アスファルト乳剤もし
くは改質アスファルト乳剤の使用量がアスファルト固形
分として5重量部未満では、バインダーとしての量が不
足することになり、得られる舗装体の安定度が小さくな
るのに対して、アスファルト固形分として35重量部を
越える場合には、夏期高温時にフラッシュを生じる恐れ
があるだけでなく、経済的でもない。
【0029】本発明の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常
温混合物に使用する水硬性無機材料としては、セメン
ト、無水石膏、半水石膏、粉末状スラグなどが挙げられ
るが、中でもセメントが、固化速度並びに固化後の物性
の点で好ましい。
【0030】使用するセメントとしては、普通ポルトラ
ンドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポル
トランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、白色
ポルトランドセメント、高炉セメント、シリカセメン
ト、アルミナセメント、膨張セメント、高炉コロイドセ
メント、コロイドセメント、超速硬セメント、白色セメ
ント、フライアッシュセメント、耐硫酸塩セメント、ジ
ェットセメントなどが挙げられる。その他、市販の特殊
セメントも使用できる。
【0031】本発明において水硬性無機材料は、低騒音
型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物の可使時間や硬化時
間の調整に有効であるばかりでなく、ゴム片を多量に混
合した場合においても硬化後の舗装体の耐流動性や耐剥
離性を維持するのに極めて有効である。
【0032】使用する水硬性無機材料の量は、アスファ
ルト乳剤もしくは改質アスファルト乳剤100重量部に
対して、通常、15〜60重量部の範囲が好ましい。水
硬性無機材料の量が15重量部未満では、混合物の硬化
が遅く安定度が劣るばかりでなく、構築された舗装体の
耐流動性や耐剥離性が劣るという不都合がある。一方、
水硬性無機材料の量が60重量部を越えた場合には、混
合物の硬化が速くなり過ぎて作業性や混合性が悪くなる
と共に、耐流動性や耐剥離性の向上にそれほどの改善が
見られず、単に高価な混合物となるだけであって好まし
くない。
【0033】本発明においては、水硬性無機材料に加え
て、通常使用される混和剤、例えば、収縮抑制剤、硬化
促進剤、硬化遅延剤、分散剤、空気連行剤、増粘剤、減
水剤、充填材等を併用することも適宜可能である。
【0034】本発明で使用する骨材とは、社団法人日本
道路協会発行の「アスファルト舗装要綱」に記載されて
いる舗装用の骨材で、砕石、玉砕、砂利、鉄鋼スラグ等
である。また、これらの骨材にアスファルトやアスファ
ルト乳剤を被覆したアスファルト被覆骨材および再生骨
材なども使用できる。その他、これに類似する粒状材料
で、人工焼成骨材、焼成発泡骨材、人工軽量骨材、陶磁
器粒、ルクソバイト、シノパール、アルミニウム粒、プ
ラスチック粒、セラッミックス、エメリー等も使用する
ことができる。
【0035】本発明で使用する粗骨材としては、特に粒
径範囲による規制はないが、一般的には、粒径範囲2.
5〜5mmの7号砕石、粒径範囲5〜13mmの6号砕
石を使用するのが好ましい。これらの骨材は、1種、ま
たは、2種以上を混合して使用しても良く、これら骨材
には、骨材に対して0.3〜1重量%程度のアスファル
ト乳剤又はストレートアスファルトを被覆しておくのが
好ましい。
【0036】また、本発明で使用する細骨材とは、一般
的に粒径が2.5mm以下のもので、例えば、川砂、丘
砂、山砂、スクリーニングス、砕石ダスト、人工骨材、
石粉、焼却炉灰、クレー、タルクフライアッシュ、カー
ボンブラック等であるが、これら以外にも、例えば、ゴ
ム粉粒、コルク粉粒、木質粉粒、樹脂粉粒、パルプ、シ
リカサンド等も用いることができる。中でも、川砂、石
粉が得られる舗装体の特性の点から好ましい。
【0037】本発明においては、上記粗骨材及び細骨材
をそれぞれ単独で、1種もしくは2種以上使用しても良
く、また、粗骨材と細骨材とをそれぞれ1種もしくは2
種以上混合して併用しても良いが、得られる舗装体の特
性の点から言えば、粗骨材と細骨剤とを併用するのが好
ましい。
【0038】本発明で使用するゴム片としては、バイン
ダーであるアスファルト乳剤との結合性が良く、入手が
容易なものであれば、特に問うものではないが、スチレ
ン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴムなど
が好ましく用いられる。
【0039】ゴム片の粒径は、使用する骨材の粒度にも
依るが、粒径が余りに小さいと舗装体に所期の弾性を付
与することができず、また、逆に粒径が余りに大きいと
舗装体に十分な耐流動性や耐剥離性を与えることが困難
になるので、一般に0.3〜10mmの範囲が好まし
く、中でも、1〜7mmの範囲が特に好ましい。
【0040】本発明においては、骨材とゴム片との配合
割合は、重量比で骨材:ゴム片=(20〜90);(8
0〜10)の範囲にあることが好ましい。ゴム片の配合
割合が10未満であると、構築された舗装体に凍結抑制
に必要な十分な弾性を与えることができず、また、ゴム
片の配合割合が80を越えると、舗装体が十分な耐流動
性を維持できなくなると共に作業性が悪くなるので好ま
しくない。弾性と耐流動性、耐剥離性とのバランスから
言えば、重量比で骨材:ゴム片=(40〜75):(6
0〜25)の範囲が特に好ましい。
【0041】本発明で使用するゴム片を予め有機溶剤で
処理しておくことにより、バインダーとしてのアスファ
ルト乳剤もしくは改質アスファルト乳剤との接着性を一
層向上させることができる。即ち、ゴム片を有機溶剤中
に浸漬するとゴム片は溶剤分子を吸着し膨潤する。これ
を風乾すると徐々に溶剤を放出しつつ元の大きさにまで
体積を収縮させる。これを本発明のゴム片として用いる
と、バインダーとしてのアスファルトとゴム片との界面
に微量の溶剤が放出され、局部的にバインダーとしての
アスファルトが軟化し、ゴム片の収縮と共に、ミクロレ
ベルでバインダーとしてのアスファルトがゴム片表面の
凹凸に入り込み、接着性を改善する効果をもたらすもの
である。
【0042】使用する有機溶剤に特に制限はないが、キ
シレン、アセトン・メタノール混液、トルエン・ブタノ
ール混液などが好ましく、中でも、アセトン・メタノー
ル混液(体積比でアセトン:メタノール=50:50)
やトルエン・ブタノール混液(体積比でトルエン:ブタ
ノール=70:30)が特に好ましい。
【0043】有機溶剤処理の方法としては、ゴム片表面
と有機溶剤とを接触させることができるものであれば良
く特に制限はないが、有機溶剤中にゴム片を浸漬させる
のが最も手軽である。浸漬時間にも特に制限はないが、
ゴム片中に有機溶剤を十分に吸着させるには0.5〜4
8時間、好ましくは2〜24時間程度浸漬することが必
要である。また、浸漬後、ゴム片は乾燥させるのが好ま
しい。
【0044】以下、実施例を用いて、本発明を更に説明
するが、本発明がこれら実施例に限られるものでないこ
とは勿論である。
【0045】
【実施例1】SBRゴムを粉砕、篩い分けし、1〜6m
mとしたゴム片31.2重量部、粗骨材としての7号砕
石(5〜2.5mm)58.8重量部、細骨材としての
粗砂10.0重量部を用い、更に、アスファルト乳剤と
して、加熱溶融したストレートアスファルト(針入度6
0〜80)100重量部にスチレン・ブタジエン共重合
ゴム(SBR)(スチレン/ブタジエン=20/80)
26重量部を混合して改質したアスファルトをカチオン
系界面活性剤で乳化し蒸発残留分70重量%となるよう
に調製したアスファルト乳剤16重量部を用い、これに
水硬性無機材料としてのポルトランドセメントの量を変
えた厚さ5cmの供試体を作成し、ホイールトラッキン
グ試験及びラベリング試験を行った。変化させたポルト
ランドセメントの量および試験結果を表1及び図1、図
2に示す。なお、ホイールトラッキング試験及びラベリ
ング試験の結果の数値は5つの供試体の平均値である。
【0046】
【表1】
【0047】判定は、ホイールトラッキング試験値DS
が1,500回/mm以上、ラベリング試験の結果が
1.2cm2 以下という判定基準の双方を満足したもの
を◎とし、どちらか一方でも満足したものを○、どちら
も満足しなかったものを×とした。なお、表1中で測定
不能とは、試験中に供試体が壊れ、測定できなかったこ
とを示す。表1及び図1、図2の結果から明らかなよう
に、ポルトランドセメントをアスファルト乳剤に対して
重量比で約15%以上含む供試体は、ゴム片が従来の加
熱アスファルトを使用する骨材置換タイプの弾性体凍結
抑制舗装用混合物に比べて多量に含まれているにも拘わ
らず、満足のいく耐久性を示した。
【0048】
【実施例2】アスファルト乳剤を、種々の量のスチレン
・ブタジエン・スチレン共重合ゴム(SBS)(重量比
でスチレン/ブタジエン・スチレン=30/70)で改
質した以外は実施例1と同様にして供試体を作成し、ホ
イールトラッキング試験及びラベリング試験を行った。
SBSの量は、使用したアスファルト乳剤中のアスファ
ルト分に対する重量比(%)である。但し、ポルトラン
ドセメントの量は8重量部に固定した。結果を表2及び
図3、図4に示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2及び図3、図4の結果から明らかなよ
うに、改質剤の量が増すに連れてDS値は上昇し、ラベ
リング試験値は減少する。これはアスファルト乳剤が改
質されることによってゴム片との接着力を高めたためと
考えられる。DS値が判定基準の1,500回/mmを
越えるのは、アスファルト固形分に対する改質剤の量が
約25重量部付近である。
【0051】
【実施例3】改質剤をスチレン・ブタジエンゴム(SB
R)に換え、その使用量をアスファルト乳剤中のアスフ
ァルト分100重量部に対して40重量部に固定した以
外は実施例2と同様にして作成した供試体と、改質アス
ファルト乳剤に更に粘着付与剤としてC5 留分を原料と
する石油樹脂をアスファルト乳剤中のアスファルト分1
00重量部に対して4重量部加えて作成した供試体とを
用い、実施例2と同様にホイールトラッキング試験及び
ラベリング試験を行った。結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】表3の結果から明らかなように、粘着付与
剤として石油樹脂を添加することにより、構築される舗
装体の耐久性は向上することが分かる。
【0054】
【実施例4】実施例1で使用したのと同じゴム片100
重量部にトルエン混液(体積比でトルエン:ブタノール
=70:30)100重量部を加え、ゴム片表面のゴミ
が取れる程度に軽く撹拌した。そのまま常温にて24時
間静置後、溶剤を傾斜分別し、ゴム片を風乾した。風乾
は室温において1時間の重量減少率が0.002%以下
になるまで行った。このゴム片を用いた以外は実施例3
と同様に供試体を作成し、ホイールトラッキング試験及
びラベリング試験を行った。結果を表3に合わせて示
す。
【0055】表3の結果から明らかなように、ゴム片を
有機溶剤処理することによって、DS値は向上し、ラベ
リング試験値は低下して、全体として構築された舗装体
の耐久性は増していることが分かる。
【0056】
【実施例5】実施例3及び実施例4と同様に供試体を作
成し、供試体表面に人工的に厚さ約5mmの氷を結氷さ
せ、これに試験温度マイナス5℃で通過車両を模した動
的負荷を与えて結氷の剥離性を試験した。いずれの供試
体においても供試体表面に結氷した氷は、動的負荷の通
過によって容易に割れ、供試体表面から剥離するのが観
察された。
【0057】
【実施例6】実施例4において供試体を作成したのと同
じ材料を用いて、幅3.5m、長さ50mの舗装体を構
築し、その舗装体上で小型ワンボックス車を速度30k
m/h及び40km/hで走行させて、タイヤ近傍のこ
ろがり騒音を測定するとともに、ころがり騒音の周波数
分析(1/3オクターブ周波数分析)も行った。比較の
ため、従来の密粒度アスファルト混合物(13)を用い
て構築した舗装体においても同様の測定を行った。結果
を表4並びに図5に示す。
【0058】
【表4】
【0059】表4の結果から明かなように、本発明の低
騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物を使用して構築
した舗装体においては、従来の密粒度アスファルト混合
物(13)による舗装体に比して、顕著な騒音抑制効果
が認められた。また、図5の結果から明らかなように、
本発明の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物を使
用して構築した舗装体においては、測定全周波数にわた
って、顕著な騒音低減が認められた。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の低騒音機能と凍
結抑制機能とを兼ね備えた低騒音型弾性体凍結抑制舗装
用常温混合物は、アスファルト乳剤と共に水硬性無機材
料を使用するので、構築される舗装体の耐流動性や耐剥
離性を損なうことなく多量のゴム片を混合物中に配合す
ることができ、しかも常温施工が可能である。その結
果、本発明の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物
を用いて構築された舗装体は、安全かつ経済的に施工で
きるだけでなく、優れた騒音抑制効果を発揮し、しか
も、車両の通過によって十分に撓むことが可能となり、
舗装体表面に結氷した氷は容易に割れて舗装体表面から
剥離するという優れた凍結抑制効果をも発揮するもので
ある。これらの優れた効果はアスファルト乳剤を改質す
ることによって更に増し、アスファルト乳剤に粘着付与
剤を添加したり、ゴム片を予め有機溶剤処理しておくこ
とにより、更に一層向上する。このように本発明の低騒
音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合物並びにそれを用い
て構築された低騒音型弾性体凍結抑制舗装は、極めて優
れた効果を有するものであり、産業上、極めて有用な発
明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ホイールトラッキング試験結果とポルトラン
ドセメント量との関係を示す図である。
【図2】 ラベリング試験結果とポルトランドセメント
量との関係を示す図である。
【図3】 ホイールトラッキング試験結果とSBSの量
との関係を示す図である。
【図4】 ラベリング試験結果とSBSの量との関係を
示す図である。
【図5】 ころがり騒音の周波数分析の結果を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 とおる 栃木県宇都宮市一条1丁目3番地7号 一 条スカイコーポ503号室 (72)発明者 伊藤 亮 栃木県下都賀郡国分寺町駅東4丁目16番地 19号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材、アスファルト乳剤、水硬性無機材
    料及びゴム片を含む低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温
    混合物。
  2. 【請求項2】 骨材とゴム片との配合割合が、重量比で
    骨材20〜90に対しゴム片80〜10の範囲にあるこ
    とを特徴とする請求項1記載の低騒音型弾性体凍結抑制
    舗装用常温混合物。
  3. 【請求項3】 アスファルト乳剤100重量部に対し
    て、水硬性無機材料を15〜60重量部含むことを特徴
    とする請求項1又は2記載の低騒音型弾性体凍結抑制舗
    装用常温混合物。
  4. 【請求項4】 アスファルト乳剤が改質されていること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の低騒音型弾性体
    凍結抑制舗装用常温混合物。
  5. 【請求項5】 アスファルト乳剤が、アスファルト乳剤
    中のアスファルト分100重量部に対して、25〜10
    0重量部の改質剤によって改質されていることを特徴と
    する請求項4記載の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温
    混合物。
  6. 【請求項6】 ゴム片と同じもしくは同系統の材料から
    なる改質剤によって改質されていることを特徴とする請
    求項4又は5記載の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温
    混合物。
  7. 【請求項7】 アスファルト乳剤が、アスファルト乳剤
    中のアスファルト分100重量部に対して、0.1〜5
    0重量部の粘着付与剤を含むことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の低騒音型弾性体凍結抑
    制舗装用常温混合物。
  8. 【請求項8】 粘着付与剤が石油樹脂であることを特徴
    とする請求項7記載の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常
    温混合物。
  9. 【請求項9】 ゴム片が予め有機溶剤で処理されたもの
    であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温
    混合物。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9記載の低騒音型弾性体凍結抑制舗装用常温混合
    物を用いて構築された低騒音型弾性体凍結抑制舗装体。
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