JPH1179955A - シャンプー - Google Patents

シャンプー

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JPH1179955A
JPH1179955A JP25763997A JP25763997A JPH1179955A JP H1179955 A JPH1179955 A JP H1179955A JP 25763997 A JP25763997 A JP 25763997A JP 25763997 A JP25763997 A JP 25763997A JP H1179955 A JPH1179955 A JP H1179955A
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JP
Japan
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hair
shampoo
fatty acid
resistance
amino acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP25763997A
Other languages
English (en)
Inventor
Arikazu Kanetani
有員 金谷
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Katsumi Kanayama
勝美 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIRUBON KK
Original Assignee
MIRUBON KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダメージ毛(損傷毛)に対しても充分な柔軟
性を付与し、かつ毛髪の周囲の水分変化に対する抵抗
力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力などを高め得
るシャンプーを提供する。 【解決手段】 アミノ酸系アニオン活性剤とショ糖脂肪
酸エステルとを含有させてシャンプーを調製する。上記
シャンプー中におけるアミノ酸系アニオン活性剤の含有
量としては3〜18重量%が好ましく、ショ糖脂肪酸エ
ステルの含有量としては0.2〜20重量%が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプーに関
し、さらに詳しくは、ダメージ毛(損傷毛)に対しても
充分な柔軟性を付与し、かつ毛髪の周囲の水分変化に対
する抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力など
を高めるのに適したシャンプーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に使用されているシャンプ
ーは、その主剤としてアルキルサルフェート塩、ポリオ
キシエチレンアルキルサルフェート塩などのアニオン活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸ア
ルキロールアミドなどのノニオン活性剤、アルキルベタ
イン、アルキルアミンオキサイドなどの両性活性剤を単
独でまたはそれらの混合物を含有したものであり、ま
た、毛髪に柔軟でしっとりとした感じを与えるため、カ
チオン活性剤を添加したものも提案されている。
【0003】しかしながら、これらの活性剤を含有する
シャンプーによる場合、ダメージ毛やくせ毛に対して充
分な柔軟性を付与することができず、また毛髪の周囲の
水分変化に対する抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電
防止能力なども充分に高めることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のシャンプーの有する問題点を解決し、ダメージ
毛やくせ毛に対しても充分な柔軟性を付与することがで
き、また、毛髪の周囲の水分変化に対する抵抗力、広が
りに対する抑制力、帯電防止能力などを充分に高めるこ
とができるシャンプーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アミノ酸系アニオ
ン活性剤とショ糖脂肪酸エステルとを含有させてシャン
プーを調製するときは、ダメージ毛やくせ毛に対して充
分な柔軟性を付与することができ、かつ、毛髪の周囲の
水分変化に対する抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電
防止能力などを充分に高めることができることを見出
し、本発明を完成するにいたった。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、アミノ酸系アニ
オン活性剤は、毛髪を洗浄する際の主剤となるものであ
るとともに、ショ糖脂肪酸エステルとの併用によりダメ
ージ毛やくせ毛に対して充分な柔軟性を付与する作用を
有するものであるが、このようなアミノ酸系アニオン活
性剤としては、たとえば、N−ヤシ油脂肪酸アシル加水
分解酵母カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル加水分解ト
ウモロコシたん白カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル加
水分解バレイショたん白カリウム、N−ヤシ油脂肪酸ア
シルグリシンカリウム液、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L
−グルタミン酸、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタ
ミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタ
ミン酸トリエタノールアミン液、N−ヤシ油脂肪酸アシ
ル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸/
硬化牛脂脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、
ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サルコシントリ
エタノールアミン、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸・酸化加水分解ケラチンカリウム液、
ヤシ油脂肪酸タウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチル
アラニンナトリウム液、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカ
リウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリンマグネシウム液、ヤシ油脂肪酸
リシン液、ラウロイル加水分解コラーゲンカリウム、ラ
ウロイル加水分解シルクナトリウム液、N−ラウロイル
−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン
酸カリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリ
ウム、ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールア
ミン、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシント
リエターノルアミン液、N−ラウロイル−N−メチル−
β−アラニン、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラ
ニントリエタノールアミン液、ラウロイルメチル−β−
アラニンナトリウム液、Nε−ラウロイル−L−リシン
などが挙げられる。
【0007】このアミノ酸系アニオン活性剤のシャンプ
ー中の含有量としては3〜18重量%、特に4〜15重
量%が好ましい。アミノ酸系アニオン活性剤のシャンプ
ー中の含有量が上記範囲より少ない場合は、泡立ちや洗
浄力が低下したり、毛髪に柔軟性を付与する作用や、毛
髪の周囲の水分変化に対する抵抗力、広がりに対する抑
制力、帯電防止能力などが低下するおそれがあり、アミ
ノ酸系アニオン活性剤のシャンプー中の含有量が上記範
囲より多い場合は、毛髪へのアミノ酸系アニオン活性剤
の収着量が多くなりすぎて、毛髪がごわついて風合いが
低下する上に、毛髪の柔軟性などがかえって低下するお
それがある。
【0008】このアミノ酸系アニオン活性剤は、前記の
ように、毛髪を洗浄する際の主剤となるものであるが、
このアミノ酸系アニオン活性剤に従来同様のアニオン活
性剤、ノニオン活性剤、両性活性剤、カチオン活性剤を
併用することもできる。
【0009】一方、ショ糖脂肪酸エステルとしては、た
とえば、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ステアリン
酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖オレ
イン酸エステルなどが代表的なものとして挙げられ、そ
れ以外にもヤシ油脂肪酸ショ糖エステルやトレハロース
なども用いることができる。
【0010】このショ糖脂肪酸エステルのシャンプー中
の含有量としては0.2〜20重量%、特に0.5〜5
重量%が好ましい。ショ糖脂肪酸エステルのシャンプー
中における含有量が上記範囲より少ない場合は、毛髪に
柔軟性を付与する作用や、毛髪の周囲の水分変化に対す
る抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力などが
低下するおそれがあり、ショ糖脂肪酸エステルのシャン
プー中における含有量が上記範囲より多い場合は、シャ
ンプーの粘稠性が強くなり、毛髪上での残存性が高くな
りすぎて、毛髪がべたつくようになるおそれがある。
【0011】本発明のシャンプーの調製にあたっては、
アミノ酸系アニオン活性剤およびショ糖脂肪酸エステル
を含有させることによって調製されるが、その調製は従
来のシャンプーの調製方法とほぼ同様の方法によって行
うことができる。
【0012】すなわち、水または水に適宜な溶剤を加え
た液にアミノ酸系アニオン活性剤とショ糖脂肪酸エステ
ルを溶解させることによって調製されるが、それら以外
にもそれらの効果を損なわない範囲で適宜他の成分を添
加することができる。
【0013】そのような添加成分としては、たとえば、
カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、ポリ塩
化ジアリルジメチルアンモニウム、ポリビニルピロリド
ン、ポリエチレンイミンなどのカチオン性ポリマー、両
性ポリマー、アニオン性ポリマーなどの合成ポリマー、
イソステアリン酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸
モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミ
ド、牛脂肪酸モノエタノールアミド、硬化牛脂肪酸ジエ
タノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ス
テアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸
モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミ
ド、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、
ラウリン酸エタノールアミド、ラウリン酸ジエタノール
アミド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミドなどの増粘
剤、ワックス、パラフィン、脂肪酸エステル、グリセラ
イド、動植物油などの油脂類、動植物抽出物、動植物由
来のタンパク加水分解ペプチドのN−第4級アンモニウ
ム誘導体で、トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプ
ロピル誘導体、トリエチルアンモニオ−2−ヒドロキシ
プロピル誘導体、ジエチルメチルアンモニオ−2−ヒド
ロキシプロピル誘導体などのアルキル鎖が1〜4の第4
級アンモニウム誘導体、ヤシ油脂肪酸ジメチルアンモニ
オ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、ステアリルジメチ
ルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体などのア
ルキル鎖が8〜22の第4級アンモニウム誘導体、ポリ
サッカライドまたはその誘導体、グリセリン、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレン
グリコールなどの多価アルコール類、プロパノール、イ
ソプロパノールなどの低級アルコール類、セタノール、
ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニル
アルコールなどの高級アルコール類、L−アスパラギン
酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、
L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−シ
ステイン、L−スレオニンなどのアミノ酸、グリチルリ
チン酸、カルベノキソロン二ナオリウムをはじめとする
甘草誘導体、アラントイン、グアイアズレン、アロエ、
α−ビザボロールなどの消炎剤、サリチル酸、ジンクピ
リチオン、ピロクトンオラミン、イオウ、硫化セレン、
トリクロサン、レゾルシン、ビタミンA、ビタミンB6
などのフケ防止剤、コラーゲン、ケラチン、シルク、セ
リシン、カゼイン、大豆、小豆、トウモロコシ、ジャガ
イモ、酵母、キノコ類などの動植物および微生物由来の
タンパク加水分解物またはそのエステル類を挙げること
ができる。
【0014】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はおれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て溶液や分散液の濃度を示す%は重量%である。
【0015】実施例1および比較例1〜3 表1に示す組成で実施例1および比較例1〜3のシャン
プーを調製した。表1中の各成分の配合量を示す数値の
単位は重量部である。
【0016】
【表1】
【0017】上記実施例1および比較例1〜3のシャン
プーを用いて、ダメージ毛(ブリーチ処理後、パーマネ
ントウェーブ処理した毛髪)で構成される毛束のシャン
プー処理を行い、処理後の毛髪の柔軟性、周囲の水分変
化に対する抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電防止能
力について調べた。その結果を表2に示す。なお、上記
毛束およびシャンプー処理の詳細ならびに毛髪の柔軟
性、周囲の水分変化に対する抵抗力、広がりに対する抑
制力、帯電防止能力の試験方法は下記の通りである。
【0018】使用毛束:女性の均一な健康毛で作製した
長さ18cm、重さ8.7gの毛束(この毛束は一端を
糸で縛り、他端を自由端にしている関係で、自由端側が
若干広がっている)を5%ポリオキシエチレン(9E
O)ラウリルエーテル水溶液(ただし、EDTA−Na
を25mM含有させている)で洗浄した後、過酸化水素
系のブリーチ剤でブリーチ処理し、ついで、毛束を直径
10cmのロッドに巻き付け、システイン系パーマネン
トウェーブ剤でウェーブ処理した。
【0019】上記のようにして作製した毛束は、ブリー
チ処理およびそれに続くウェーブ処理によってダメージ
を受け、たとえば周囲の水分変化などの周囲の環境変化
による影響を受けやすくなり、また、帯電しやすくなる
とともに、上記ウェーブ処理によって自由端側の広がり
が大きくなり、固定端側から自由端側に向かってスカー
ト状に広がっている。
【0020】シャンプー処理:各シャンプーを毛束1本
当り6mlの割合で使用して、ぬるま湯で毛束を洗浄し
た後、水洗し、再度、上記同様に洗浄、水洗する。
【0021】柔軟性:上記シャンプー処理後の毛束を自
然乾燥した後、毛髪の柔軟性を10人のパネラーに指触
により評価させ、最も柔軟性の高いものを4点とし、以
下、柔軟性の高い順に3点、2点とし、最も柔軟性の低
いものを1点とし、評価結果を表2に10人の平均値で
示す。
【0022】周囲の水分変化に対する抵抗力:上記シャ
ンプー処理後の毛束を一定の湿度に調整した雰囲気中に
保存し、その保存前後の毛髪の水分率の変化から、毛髪
の周囲の水分変化に対する抵抗力を調べる。
【0023】すなわち、上記シャンプー処理後の毛束を
自然乾燥した後、その毛束中の一部の毛髪についてカー
ルフィッシャー法により180℃で15分間加熱して水
分量を測定し、これを保存前の水分とする。
【0024】つぎに、残りの毛髪を25℃、相対湿度4
0%の雰囲気中に72時間保存して調湿した後、カール
フィッシャー法により180℃で15分間加熱して水分
量を測定し、これを保存後の水分として、下記の式によ
り保存による水分変化率を求める。
【0025】
【0026】上記の式から求めた水分変化率では、その
値が小さいほど、周囲の水分変化に対する抵抗力が優れ
ているので、表2への表示にあたっては、実施例1、比
較例1〜3とも、その水分変化率の逆数を求め、比較例
1の値を100として換算した指数値(少数点以下は四
捨五入する)で「周囲の水分変化に対する抵抗力」を示
す。この指数表示によれば、その値が大きいほど、毛髪
の「周囲の水分変化に対する抵抗力」が優れている。
【0027】広がりに対する抑制力:上記シャンプー処
理後の毛束を自然乾燥した後、その毛束の中間部の幅を
ノギスで測定し、その後、上記毛束を25℃、相対湿度
40%の雰囲気中に72時間保存した後、再度、毛束の
中間部の幅をノギスで測定し、この保存後の毛束の幅と
保存前の毛束の幅から下記の式により毛髪の広がり率を
求める。
【0028】
【0029】上記式から求めた毛髪の広がり率では、そ
の値が小さいほど、毛髪の広がりに対する抑制力が優れ
ているので、表2への表示にあたって、実施例1、比較
例1〜3とも、上記毛髪の広がり率の逆数を求め、比較
例1の値を100として換算した指数値(小数点以下は
四捨五入する)で「広がりに対する抑制力」を示す。こ
の指数表示によれば、その値が大きいほど、毛髪の「広
がりに対する抑制力」が優れている。
【0030】帯電防止能力:上記シャンプー処理後の毛
束を自然乾燥した後、その毛束を日本レオロジー(株)
製の櫛電極で梳き、その際に発生した静電気量をユニバ
ーサルエレクトロメータを用いて測定し、これを保存前
の帯電量とし、ついで、上記毛束を25℃、相対湿度4
0%の雰囲気中に72時間保存した後、再度、上記同様
に静電気量を測定し、それを保存後の帯電量として、下
記の式により帯電量の変化率を求める。
【0031】
【0032】上記式から求めた帯電量の変化率では、そ
の値が小さいほど、帯電防止能力が優れているので、表
2への表示にあたっては、実施例1、比較例1〜3と
も、その帯電量の変化率の逆数を求め、比較例1の値を
100として換算した指数値(小数点以下は四捨五入す
る)で「帯電防止能力」を示す。この指数表示によれ
ば、その値が高いほど、毛髪の「帯電防止能力」が優れ
ている。
【0033】
【表2】
【0034】表2に示すように、実施例1のシャンプー
で処理した毛髪は、柔軟性が高く、かつ周囲の水分変化
に対する抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力
などの評価値が高かった。すなわち、アミノ酸系アニオ
ン活性剤に属するラウロイル−L−グルタミン酸トリエ
タノールアミンとショ糖ラウリン酸エステルを含有する
実施例1のシャンプーは、ダメージ毛に対しても好適な
柔軟性を付与し、かつ毛髪の周囲の水分変化に対する抵
抗力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力などを高め
ることができた。
【0035】これに対して、ラウロイル−L−グルタミ
ン酸トリエタノールアミン、ショ糖ラウリン酸エステル
のいずれも含有していない比較例1のシャンプーは、実
施例1のシャンプーに比べて、毛髪に柔軟性を付与する
作用が低く、かつ毛髪の周囲の水分変化に対する抵抗
力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力などを高める
作用が低かった。また、ラウロイル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミンを含有させているが、ショ糖ラウ
リン酸エステルを含有させていない比較例2のシャンプ
ーは、毛髪に柔軟性を付与する作用や毛髪の広がりに対
する抑制力を高める作用は比較的良好であったものの、
毛髪の周囲の水分変化に対する抵抗力や帯電防止能力な
どを高める作用が低く、ショ糖ラウリン酸エステルを含
有させているが、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ト
リエタノールアミンを含有させていない比較例3のシャ
ンプーは、毛髪に柔軟性を付与する作用、毛髪の周囲の
水分変化に対する抵抗力や広がりに対する抑制力を高め
る作用などが低かった。
【0036】実施例2〜3 表3に示す組成で実施例2〜3のシャンプーを調製し
た。表3中の各成分の配合量を示す数値の単位は重量部
である。
【0037】
【表3】
【0038】上記実施例2〜3のシャンプーを用い、実
施例1と同様のダメージ毛で構成される毛束をシャンプ
ー処理し、処理後の毛髪の柔軟性、周囲の水分変化に対
する抵抗力、広がりに対する抑制力、帯電防止能力につ
いて実施例1と同様に調べた。その結果を表4に示す。
ただし、毛髪の柔軟性に関しては、10人のパネラー
に、実施例2と前記比較例1〜3との間で評価させ、か
つ実施例3と前記比較例1〜3との間で評価させた。
【0039】
【表4】
【0040】表4に示す結果から明らかなように、実施
例2〜3のシャンプーは、前記実施例1のシャンプーと
同様に、ダメージ毛に対しても好適な柔軟性を付与し、
かつ毛髪の周囲の水分変化に対する抵抗力、広がりに対
する抑制力、帯電防止能力などを高めることができた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ダメ
ージ毛に対しても充分な柔軟性を付与し、かつ毛髪の周
囲の水分変化に対する抵抗力、広がりに対する抑制力、
帯電防止能力などを高め得るシャンプーを提供すること
ができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ酸系アニオン活性剤とショ糖脂肪
    酸エステルとを含有することを特徴とするシャンプー。
  2. 【請求項2】 アミノ酸系アニオン活性剤の含有量が3
    〜18重量%で、ショ糖脂肪酸エステルの含有量が0.
    2〜20重量%である請求項1記載のシャンプー。
JP25763997A 1997-09-04 1997-09-04 シャンプー Pending JPH1179955A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003026547A (ja) * 2001-05-09 2003-01-29 Milbon Co Ltd シャンプー組成物
WO2005034895A1 (en) * 2003-10-10 2005-04-21 Frenchtop Natural Care Products B.V. Shampoo and body wash composition
JP2010285395A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Hoyu Co Ltd 洗浄剤組成物
JP2010285397A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Hoyu Co Ltd 毛髪用処理剤

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030724