JPH1179738A - 水酸化アルミニウム粉末およびその製造方法 - Google Patents

水酸化アルミニウム粉末およびその製造方法

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JPH1179738A
JPH1179738A JP9244203A JP24420397A JPH1179738A JP H1179738 A JPH1179738 A JP H1179738A JP 9244203 A JP9244203 A JP 9244203A JP 24420397 A JP24420397 A JP 24420397A JP H1179738 A JPH1179738 A JP H1179738A
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Japan
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aluminum hydroxide
silane coupling
coupling agent
treatment
coated
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Akira Onishi
晃 尾西
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水酸化アルミニウムのシランカップリング剤
処理において、該剤の歩留まりを向上させるとともに、
水酸化アルミニウム表面に強く吸着したり、反応して固
着し脱落する量が少ない処理法及びシランカップリング
剤被覆水酸化アルミニウム粉末を提供する。 【解決手段】 シランカップリング剤を被覆する前に、
水酸化アルミニウムをオゾン雰囲気中に保持することを
特徴とし、該剤を強固に吸着等した水酸化アルミニウ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シランカップリン
グ剤被覆した水酸化アルミニウム粉末およびその製造方
法に関する。この水酸化アルミニウムは、ゴム、樹脂等
の充填用フィラーとして適し、充填時の高分散性に優れ
るとともに、充填時の作業性も優れ、充填された樹脂等
の組成物は変質も、変色も少なく、耐久性も良好なもの
となる。
【0002】
【従来の技術】水酸化アルミニウム粉末は、従来より、
カーペット、ゴム、プラスチックの成形品、電線・ケー
ブル、人造大理石や不燃紙等、幅広い分野の複合材料の
充填材として使用されている。これらの複合材料の特性
は、充填材、基材それぞれの特性のみならず、無機粉体
である充填材と有機材料である基材の界面接着状態が大
きく影響する。よって、接着界面の制御は複合材料の特
性制御にとって重要である。中でも人造大理石用充填フ
ィラーである水酸化アルミニウムは、とりわけ界面の制
御が重要であると言われている。よって以下人造大理石
を中心に説明する。人造大理石とは、不飽和ポリエステ
ル樹脂あるいはアクリル樹脂等に水酸化アルミニウム粉
末などを充填した樹脂組成物であり、バスタブ、キッチ
ンカウンター等の素材に利用されている。該用途におい
ては、天然の大理石に近い質感(重量感)を出すため、
樹脂中に多量の水酸化アルミニウム粉末を充填すること
が行われている。しかし水酸化アルミニウム粉末には、
樹脂との複合による補強効果がないため、機械的強度は
樹脂単体よりも著しく低下する。また、特にバスタブ用
途のように耐熱水性が要求される分野では、フィラーと
樹脂の界面結合が弱い場合、煮沸によって界面剥離が起
こり、人造大理石である成形物が白化し、人造大理石独
特の半透明な風合いを失うという問題があった。このよ
うなことから、耐熱水性を向上させた樹脂の使用や、樹
脂との界面強度を向上させるためシランカップリング剤
で水酸化アルミニウムの表面を処理することが行われて
いる。
【0003】水酸化アルミニウムの表面処理は一般に以
下のような方法で行われている。即ち、水酸化アルミニ
ウムをヘンシェルミキサー等の高速撹拌機に入れて高速
撹拌しながらシランカップリング剤を滴下、あるいはス
プレーにより添加し、均一になるように撹拌した後、加
熱する。または、シランカップリング剤を水、または有
機溶媒に分散させた溶液に、水酸化アルミニウムを撹拌
しながら分散させ、水酸化アルミニウム表面を充分にシ
ランカップリング剤に接触させてから適当な濾過装置を
用いて固液分離し、加熱する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シランカップリング剤
処理した場合、該剤の一部は加熱の際、揮発してしま
う。また揮発しなかったシランカップリング剤でも、加
熱後、表面に弱く付着しているだけのものが存在する。
加熱の際のシランカップリング剤の揮発は、シランカッ
プリング剤の歩留まりを悪化させる。また加熱後表面に
弱く付着しているだけのシランカップリング剤は、樹脂
に充填する際、混練等により樹脂側に溶出し、樹脂の硬
化阻害を起こしたり、人造大理石である成形物の着色、
ひいては耐熱水性の低下を招くということが知られてい
る。本発明は、このような問題点を招くことのないよう
に、シランカップリング剤が水酸化アルミニウム表面に
強力に吸着したり、反応して、固着し脱落するシランカ
ップリング剤が少ない被覆水酸化アルミニウムを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水酸化ア
ルミニウムの表面に強力に固着するシランカップリング
剤処理方法について鋭意検討した結果、表面処理の前段
で水酸化アルミニウム粉末をオゾン処理し、該水酸化ア
ルミニウム表面を改質することで、表面処理時のシラン
カップリング剤の揮発を抑え、かつ水酸化アルミニウム
表面に強固に結合するシランカップリング剤量を増加さ
せることができることを見出し、従来にない固着Si量
の多いシランカップリング剤被覆水酸化アルミニウム粉
末が得られた。
【0006】得られたものは、下記に規定する固着Si
率が60wt%以上であることを特徴とするシランカッ
プリング剤被覆水酸化アルミニウム粉末である。 固着Si率:シランカップリング剤被覆水酸化アルミニ
ウム0.1gをメタノール10mlに懸濁し、1時間静
置後、遠心分離器により該水酸化アルミニウムを沈降さ
せ、上澄み液9mlを除去する。更に新しいメタノール
10mlを加えて遠心分離をかけ、上澄み液10mlを
除去する操作を3回行った後、100℃で2時間乾燥す
る。該処理後の水酸化アルミニウム中のSi量をDと
し、該処理前の試料である水酸化アルミニウム中のSi
量をCとし、(D/C)×100の値(wt%)を、固
着Si率と規定する。
【0007】そのため、シランカップリング剤の歩留ま
りは向上するとともに、フィラーとして充填する際に高
分散性に優れるとともに、充填作業性も向上し、充填さ
れた樹脂等組成物、成形体の変質、変色も少なく、耐久
性も優れたものが得られることとなった。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。本発明に用いうる水酸化アルミニウムは一般式Al
23 ・3H2 Oで示されるアルミナ3水和物であり、
粒子径は特に限定されるものではない。本発明における
水酸化アルミニウムのオゾン処理とは、乾燥空気等を原
料として放電法あるいは紫外線法等により生成させたオ
ゾン雰囲気に、25〜35℃程度にて水酸化アルミニウ
ムを保持することである。オゾン雰囲気としては、オゾ
ン濃度は10〜250ppmが好ましい。オゾン以外の
ガスは空気、N2 ガス、不活性ガス等が好ましいが、特
に限定されるものではない。オゾン濃度が10ppm未
満では水酸化アルミニウム表面の改質効果が少なく、ま
た、250ppmを越えると更に濃度を上げても改質効
果に向上は見られず、経済的でないため好ましくない。
また、オゾン雰囲気で水酸化アルミニウムを保持する時
間は10秒〜1時間が好ましい。10秒未満では水酸化
アルミニウム表面の改質効果が少なく、また1時間を越
えて保持しても改質効果の更なる向上は見られないので
作業効率的には好ましくない。
【0009】次に本発明に用いうるシランカップリング
剤について説明する。本発明に用いるシランカップリン
グ剤は、一般式XSi(OR)3 (但しRは加水分解可
能な基(メトキシ基、エトキシ基等)、Xは有機物と反
応する官能基(メタクリル基、アミノ基、ビニル基、エ
ポキシ基等))で表される化合物であり、具体的には、
メタクリルトリメトキシシラン、メタクリルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリクロロシラン、アミノシラン等
が挙げられる。これらの化合物は水酸化アルミニウムを
充填する樹脂の種類によって適宜選定される。その使用
量は表面が単分子層で被覆できる程度であればよく、一
般には水酸化アルミニウム100重量部に対して約0.
1〜約3重量部、好ましくは0.3〜2重量部を使用す
ればよい。0.1重量部未満では樹脂組成物の機械的強
度の改善効果が見られず、3重量部を越えると樹脂組成
物に黄色の着色が生じる場合があり好ましくない。本発
明での水酸化アルミニウムのシランカップリング剤処理
は従来公知の方法で実施すればよく、特に限定されるも
のではないが、例えば以下の2つの方法が挙げられる。
即ち、方法1として、水酸化アルミニウムをヘンシェル
ミキサー等の高速撹拌機に入れて高速撹拌しながらシラ
ンカップリング剤を滴下、あるいはスプレーにより添加
し、均一になるように撹拌した後加熱する。方法2とし
て、シランカップリング剤を水、または有機溶剤に分散
させた溶液に、水酸化アルミニウムを撹拌しながら分散
させ、水酸化アルミニウム表面を充分にシランカップリ
ング剤に接触させてから適当な濾過装置を用いて固液分
離した後、加熱する。それぞれ加熱する条件は110〜
130℃にて、0.5〜8.0時間処理するのが好まし
い。以上のようにして表面処理剤が強固に表面に結合し
た水酸化アルミニウムを製造する。
【0010】このようにして得られた被覆水酸化アルミ
ニウムのシランカップリング剤固着率、即ち固着Si率
は60wt%以上で、好ましくは80wt%以上であ
る。ここでいう固着Si率は、以下に規定するものであ
る。即ち、シランカップリング剤被覆水酸化アルミニウ
ム0.1gをメタノール10mlに懸濁し、1時間静置
後、遠心分離器により該水酸化アルミニウムを沈降さ
せ、上澄み液9mlを除去する。更に新しいメタノール
10mlを加えて遠心分離をかけ、上澄み液10mlを
除去する操作を3回行った後、100℃で2時間乾燥す
る。該処理後の水酸化アルミニウム中のSi量をDと
し、該処理前の試料である水酸化アルミニウム中のSi
量をCとし、(D/C)×100の値(wt%)を、固
着Si率と規定する。
【0011】また、Si量の測定は、下記の方法によ
る。試料である水酸化アルミニウム0.5gを加圧テフ
ロン容器(内容積50ml、ステンレス製加圧ホルダー
付、使用範囲250℃以下、500気圧以下)中で、リ
ン酸6mlと硝酸1mlの混合液に分散し、220℃±
10℃で、15時間以上にて加圧溶解する。その後、精
製水(純水)で100mlに定容し、測定試料液とす
る。該試料液をICP発光分光(Inductively Coupled
Plasma Emission Spectroscopy)にて強度を測定し、予
め作製しておいた各種濃度の溶液によるSi検量線か
ら、試料中のSi量を求める。
【0012】固着Si率が60wt%未満の表面処理水
酸化アルミニウムでは樹脂に充填する際、混練等により
樹脂側にシランカップリング剤が溶出し、樹脂の硬化阻
害を起こしたり、成形物の着色ひいては耐熱水性の低下
が生じることがあるので好ましくない。また、このよう
にして表面処理された水酸化アルミニウムは従来公知の
方法で充填剤として適用されうる。本発明の水酸化アル
ミニウムの配合対象となる樹脂は特に制限されないが、
人造大理石用としては例えば不飽和ポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、ビニルエステル樹脂等が挙げられる。
【0013】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明するが、本
発明は実施例に限定されるものではない。 実施例1 乾燥空気を原料として、放電法によりオゾンを生成させ
る。室温にて該オゾン濃度50ppmの雰囲気中に市販
の水酸化アルミニウム(ハイジライトH−3201 昭
和電工(株)製、平均粒子径10μm)を1分間保持し
た。その後、市販のシランカップリング剤(A−174
日本ユニカー(株)製ν−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン)をエタノールに1g/lの濃度にな
るように溶解させ、標準溶液を調整した。標準溶液20
lに対し水酸化アルミニウムを1kgの割合で懸濁さ
せ、室温で1時間静置後、ロータリーエバポレーターを
用いて60℃で溶媒を除去した。その後120℃で1時
間加熱した。このようにして得られた水酸化アルミニウ
ム180重量部を、市販のビニルエステル樹脂(リポキ
シRF−300シリーズ 昭和高分子(株)製)100
重量部に配合し、80℃、1時間にて加熱硬化させた。
得られた被覆水酸化アルミニウムにつき、シランカップ
リング剤の揮発率を評価した。表面処理の際のシランカ
ップリング剤揮発率は以下のように定義した。即ち、シ
ランカップリング剤による表面処理時の加熱の前の水酸
化アルミニウム中のSi量を(A)とし、加熱後の水酸
化アルミニウム中のSi量を(B)とすると、(A)か
ら(B)を引いたものを、(A)で割った値に100を
乗じた値を揮発率とした。
【0014】また、得られた樹脂成形体につき、下記の
2つの評価もした。 (a)機械的強度評価 加熱硬化させて得られた成形物の機械的強度は以下のよ
うにして評価した。JIS K7203に基づき6mm
厚×10mm幅×110mm長に切り出し、曲げ強度試
験機(インストロン万能試験機 1185型 インスト
ロン・ジャパン(株)製)にて3点曲げ強度測定を行っ
た。 (b)耐熱水性評価 加熱硬化させて得られた成形物の耐熱水性は以下のよう
にして評価した。得られた成形物を80mm角に切り出
し、ハンター色差計(デジタル測色色差計算機「SM−
4−CH」 スガ試験機(株)製)にて反射L,a,b
値を測定した後、測定面が94±1℃の熱水に接触する
ようにバッチ式片面浸漬装置に取り付け1000時間浸
漬した。その後取り出して同様に反射L,a,b値を測
定し、それらの値より求めた熱水に浸す前後の色調の変
化ΔE値(ΔE:(浸漬前後のL値の差の2乗+a値の
差の2乗+b値の差の2乗)の平方根)で耐熱水性を評
価した。該水酸化アルミニウムの表面処理時のシランカ
ップリング剤揮発率は10.4wt%、シランカップリ
ング剤固着Si率は87.4wt%であった。また成形
物の曲げ強度は9.0[kgf/mm2 ]、ΔEは2.
7であった。
【0015】実施例2 実施例1と同様な条件等で、オゾン雰囲気中に保持し、
オゾン処理した。その後、該水酸化アルミニウムをヘン
シェルミキサー内にて、高速撹拌(2000rpmの回
転数)しながら、水酸化アルミニウム100gに対し、
実施例1と同じシランカップリング剤1.0gを常温に
てスプレー添加した後、20分間撹拌した。その後、該
水酸化アルミニウムを熱風乾燥機にて、120℃で1時
間加熱した。このようにして得られた水酸化アルミニウ
ムを用いて実施例1と同様の評価を行った。該水酸化ア
ルミニウムの表面処理時のシランカップリング剤揮発率
は16.2wt%、シランカップリング剤固着Si率は
89.7wt%であった。また成形物の曲げ強度は1
0.2[kgf/mm2 ]、ΔEは4.2であった。
【0016】比較例1 実施例1において、前処理としてオゾン雰囲気中に保持
することをしないで、実施例1と同一の水酸化アルミニ
ウムを同一のシランカップリング剤にて、実施例1と同
一条件等で処理した。このようにして得られた水酸化ア
ルミニウムを用いて実施例1と同様の評価を行った。該
水酸化アルミニウムの表面処理時のシランカップリング
剤揮発率は34.6wt%、シランカップリング剤固着
Si率は58.5wt%であった。また成形物の曲げ強
度は8.1[kgf/mm2 ]、ΔEは7.4であっ
た。
【0017】比較例2 実施例2において、前処理としてオゾン雰囲気中に保持
することをしないで、実施例2と同一の水酸化アルミニ
ウムを同一のシランカップリング剤にて、実施例2と同
一条件等で処理した。このようにして得られた水酸化ア
ルミニウムを用いて実施例1と同様の評価を行った。該
水酸化アルミニウムの表面処理時のシランカップリング
剤揮発率は48.1wt%、シランカップリング剤固着
Si率は56.6wt%であった。また成形物の曲げ強
度は7.3[kgf/mm2 ]、ΔEは9.5であっ
た。
【0018】以上から明らかなように、水酸化アルミニ
ウムをオゾン雰囲気にて処理したのち表面処理すること
で、表面処理時の加熱によるシランカップリング剤の揮
発を抑え、なおかつ加熱後の水酸化アルミニウム表面に
強固に結合するシランカップリング剤量を増加させるこ
とが可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の水酸化アルミニウムは樹脂との
相溶性に優れ、樹脂組成物の機械的強度、耐熱水性を向
上させることができる。従って、また本発明の水酸化ア
ルミニウムの表面処理方法は、特に界面制御が重要な人
造大理石分野において、その要求特性を向上できる意味
から工業的効果は極めて大きい。また、本発明における
界面強度向上効果は表面処理水酸化アルミニウムを充填
材とする他の複合材料への応用展開も期待される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に規定する固着Si率が60wt%
    以上であることを特徴とするシランカップリング剤被覆
    水酸化アルミニウム粉末。 固着Si率:シランカップリング剤被覆水酸化アルミニ
    ウム0.1gをメタノール10mlに懸濁し、1時間静
    置後、遠心分離器により該水酸化アルミニウムを沈降さ
    せ、上澄み液9mlを除去する。更に新しいメタノール
    10mlを加えて遠心分離をかけ、上澄み液10mlを
    除去する操作を3回行った後、100℃で2時間乾燥す
    る。該処理後の水酸化アルミニウム中のSi量をDと
    し、該処理前の試料である水酸化アルミニウム中のSi
    量をCとし、(D/C)×100の値(wt%)を、固
    着Si率と規定する。
  2. 【請求項2】 水酸化アルミニウムをオゾン雰囲気中で
    保持した後、シランカップリング剤処理をすることを特
    徴とするシランカップリング剤被覆水酸化アルミニウム
    粉末の製造方法。
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