JPH1179520A - 紙葉類収納装置 - Google Patents

紙葉類収納装置

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JPH1179520A
JPH1179520A JP23981797A JP23981797A JPH1179520A JP H1179520 A JPH1179520 A JP H1179520A JP 23981797 A JP23981797 A JP 23981797A JP 23981797 A JP23981797 A JP 23981797A JP H1179520 A JPH1179520 A JP H1179520A
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JP
Japan
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paper sheet
housing
storage device
rotating member
sheet
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Withdrawn
Application number
JP23981797A
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English (en)
Inventor
Takahiro Otomo
孝弘 大友
Kiyoko Endo
貴代子 遠藤
Takashi Okada
隆司 岡田
Ikuo Sudo
育男 須藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣に傷を付けずに収納する。 【解決手段】 収納部1は紙幣2を筐体1a内に収納す
る。その筐体1aの一側面上方には開口部1bが形成し
てあり、筐体1a内で開口部1b近傍には、夫々溝8が
形成された2個の円筒状ローラ7a(もう一方は図示せ
ず)から成る紙幣収納ガイド7が設けられている。2個
の円筒状ローラ7aの回転中心は偏心している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類を収納する
紙葉類収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に紙葉類収納装置には、縦にして搬
送される紙葉類を収納する装置があった。このような装
置にあっては紙葉類に十分なコシが付かず、従って紙葉
類を収納した際、その収納先頭部が丸まる等して収納不
良を発生し易い問題点があった。そこで、従来の紙葉類
収納装置では、紙葉類を収納する際に紙葉類を波形にす
る等して、紙葉類にコシを与えて収納していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
紙葉類収納装置では、紙葉類を波形にする等して紙葉類
にコシを与えているので、紙葉類に傷がついてしまうと
いう問題が発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、収納用の紙葉類が進入
する開口部が上方に形成され、開口部から進入した紙葉
類が内部底面に積層される筐体と、開口部に近接して筐
体内に偏心して取り付けられ、開口部から進入した紙葉
類の進入方向と平行な両端部を保持して筐体内に案内
し、且つ回転により該紙葉類から離隔して紙葉類を保持
状態から解除し底面に積層させる回転部材と、開口部か
ら進入した紙葉類の後端部が筐体内に入ったことを検知
すると、回転部材を紙葉類から離隔する方向へ回転させ
る制御部とを設けたものである。
【0005】上述の解決手段によれば、回転部材は開口
部から進入した紙葉類の進入方向と平行な両端部を保持
して筐体内に案内する。制御部は、紙葉類の後端部が筐
体内に入ったことを検知すると、回転部材を紙葉類から
離隔する方向へ回転させる。これにより、紙葉類は回転
部材による保持状態から解除されて筐体内の底面に積層
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。各実施の形態では、紙
葉類収納装置として紙幣を扱う紙幣入出金装置に備えた
紙幣収納部を例に挙げて説明する。なお、各図面に共通
する要素には同一の符号を付す。
【0007】第1の実施の形態 図1は本発明に係る第1の実施の形態における収納部を
示す側面概略構成図である。図2は第1の実施の形態の
収納部の後面図であり、図1の収納部を矢印D方向から
見ている。図3は第1の実施の形態の収納部の前面図で
あり、図1の収納部を矢印A方向から見ている。図4は
第1の実施の形態の収納部の前面概略図である。
【0008】収納部1は図示せぬ紙幣入出金装置に内臓
されており、紙幣入出金装置で入金した紙幣2を収納す
る。収納部1は紙幣2を内部に収納する筐体1aを有し
ており、この筐体1aの一側面上方には紙幣2が進入す
る開口部1bが形成してある。開口部1bには紙幣の搬
送路3が接続されており、この搬送路3にはプレッシャ
ローラ4及びこれに圧接したフィードローラ5が配設さ
れている。フィードローラ5の同軸上には舌片ローラ6
が設けてある。両ローラ4、5の紙幣搬送方向(矢印A
方向)上流には紙幣2の有無を検出するセンサ3aが設
けられている。本実施の形態では、センサ3aは発光素
子及び受光素子を備えた光学センサを使用している。
【0009】筐体1aの内部で開口部1bの近傍には、
2個の円筒状ローラ7a、7b(図4参照)から成る紙
幣収納ガイド7が設けられている。円筒状ローラ7a、
7bは同じ構造をしており、夫々図示せぬブラケットに
回転可能に軸支され、夫々矢印A、D方向に延びる溝8
が形成されている。両溝8には、開口部1bから進入す
る紙幣2の矢印A方向と平行な両端部が入り込み、両溝
8に沿って紙幣2が筐体1a内に案内される。
【0010】なお、両溝8の開口部1b側は、図1に示
すように搬送路3の高さに合わせて広くなっている。従
って、開口部1bから進入する紙幣2の両端部は溝8に
スムーズに入り込むことができる。
【0011】円筒状ローラ7aにはギア9が固定され、
ギア9により回転駆動される。円筒状ローラ7aの中心
はギア9の回転中心に対し偏心している。ギア9は、図
2に示すようにモータ11の駆動力をカウンタギア12
を介して伝達され回転される。また円筒状ローラ7bに
はギア10(図2参照)が固定され、ギア10により回
転駆動される。円筒状ローラ7bの中心は円筒状ローラ
7aと同様にギア10の回転中心に対し偏心している。
ギア9の回転力はカウンタギア13、14を介してギア
10に伝達される。本実施の形態ではギア9とギア10
の回転数は同じにしてある。
【0012】なお、ギア9の同軸上にはディスク15が
固定されている。ディスク15の外周部の1箇所にはス
リット15aが形成されており、このスリット15aを
検出するセンサ16が筐体1a側に備えられている。本
実施の形態では、センサ16は光学センサであり、セン
サ16がディスク15により遮光された時をオン状態と
している。センサ16がディスク15のスリット15a
を検出した時(オフ状態)、円筒状ローラ7a、7bは
図4に示す状態になる。即ち、円筒状ローラ7a、7b
の両溝8は夫々、向きが逆で且つ平行な関係となる。
【0013】筐体1a内には、底面17と対向して、ス
テージ18が矢印B、C方向に移動自在に設けられてい
る。ステージ18上には紙幣2が載置、集積される。ま
た、ステージ18は、ステージ18と底面17との間に
設けたスプリング19により、矢印B方向へ付勢されて
いる。
【0014】紙幣2が載置されるステージ18の面18
aと対向してガイド20が設けてある。ガイド20は、
筐体1aの上面内側に固定され、ステージ18の矢印B
方向への上昇を規制すると共に、紙幣2の収納時に集積
した紙幣2がずれるのを防いでいる。
【0015】ここで、第1の実施の形態の制御系につい
て図5を加えて説明する。図5は第1の実施の形態の制
御系を示すブロック図である。
【0016】制御部21は収納部1の動作を制御してお
り、センサ3a、16の出力を監視している。また制御
部21には、モータ駆動回路22が接続されており、モ
ータ11、及びフィードローラ5を駆動するモータ23
を駆動制御する。
【0017】次に、第1の実施の形態の収納部1の紙幣
収納動作を図6を加えて説明する。図6は第1の実施の
形態の収納部の収納動作説明図である。
【0018】紙幣収納ガイド7が図4に示す状態におい
て、収納部1の制御部21は、図示せぬ上位から紙幣2
の収納命令を入力すると、モータ駆動回路22を介して
モータ23を駆動し、フィードローラ5を反時計方向
(矢印L方向)に回転させ、プレッシャローラ4を時計
方向(矢印R方向)に回転させる。また制御部21はセ
ンサ3aの出力を監視、即ち紙幣2がセンサ3aを通過
するのを監視している。
【0019】紙幣2が搬送路3を搬送され、センサ3a
の光が紙幣2により遮断され、センサ3aの出力がオフ
状態からオン状態に変化した後、再びオフ状態に戻る
と、制御部21は紙幣2がセンサ3aを通過したと判断
し、判断した時点からモータ23を所定時間駆動する。
紙幣2はプレッシャローラ4及びフィードローラ5によ
り挟持搬送され、開口部1bから筐体1a内へ進入す
る。紙幣2の両端部は円筒状ローラ7a、7bの溝8に
入り込み、溝8に保持されて両ローラ4、5により筐体
1aの奥へ案内される。
【0020】舌片ローラ6はフィードローラ5の回転に
より回転しており、紙幣2を矢印A方向へ押している。
従って、両ローラ4、5を離れた紙幣2の後端部は舌片
ローラ6に押されて筐体1a内に送られ、これにより紙
幣2の集積性は向上する。上記所定時間の経過後、制御
部21はモータ駆動回路22を介してモータ23を停止
する。このとき、搬送路3から進入した紙幣2は、筐体
1a内において、紙幣収納ガイド7のみで保持されてい
る(図4参照)。
【0021】次に、制御部21はモータ駆動回路22を
介してモータ11を駆動する。これにより図2に示すよ
うにカウンタギア12が矢印R方向に回転し、従って、
ギア9は矢印L方向に、ギア10は矢印R方向に回転す
る。同時に図4に示すように円筒状ローラ7aは矢印R
方向に回転し、円筒状ローラ7bは矢印L方向に回転す
る。これにより円筒状ローラ7a、7bに保持された紙
幣2(以下、保持紙幣2と記す)は溝8を形成する壁に
より、ステージ18上に集積された紙幣2(以下、集積
紙幣2と記す)側に押し付けられ、図6(a)に示すよ
うに、集積紙幣2側へ撓む。
【0022】円筒状ローラ7a、7bの回転中心は上述
したように夫々偏心しているので、回転により両ローラ
7a、7bの溝8が集積紙幣2の両端側の位置へ移動す
ると、図6(b)に示すように溝8は保持紙幣2の両端
部から離れ、保持紙幣2は集積紙幣2上に集積される。
円筒状ローラ7a、7bはさらに回転を続け、両溝8が
筐体1aの外側を向くと、円筒状ローラ7a、7bは集
積紙幣2から離れる。従って、スプリング19の付勢力
によりステージ18は上昇し、図6(c)に示すように
最上位の集積紙幣2はガイド20に当接する。
【0023】円筒状ローラ7a、7bは引き続き回転し
ており、この間、制御部21はセンサ16の出力を監視
している。センサ16がディスク15のスリット15a
を検出すると、即ちセンサ16の出力がオン状態からオ
フ状態になると収納部1は図3に示す状態になり、制御
部21はモータ11を停止する。円筒状ローラ7a、7
bは図4に示す位置に戻り、次の収納動作に備える。
【0024】第1の実施の形態では、円筒状ローラ7
a、7bに夫々溝8を形成するという簡単な構成により
収納用の紙幣2の両端部を保持でき紙幣2を筐体1a内
に案内することができる。これにより、紙幣2にコシを
与える動作を行わせる必要がない。
【0025】さらに円筒状ローラ7a、7bの回転中心
を夫々偏心させているので、収納動作においては、回転
により両ローラ7a、7bの溝8が保持紙幣2の両端部
から徐々に離れるので、紙幣2の両端部が両ローラ7
a、7bに引っ掛かり、収納不良を発生させてしまうこ
とはない。
【0026】また、円筒状ローラ7a、7b及び円筒状
ローラ7a、7bを回転駆動する部材のみで、紙幣2の
筐体1a内への案内及び収納を行うことができるので、
紙幣2にコシを与えて収納する複雑な機構を備えた場合
よりも収納部1の機構が簡単になり、これにより収納部
の小型化も図ることができる。
【0027】第2の実施の形態 第2の実施の形態の収納部は、収納した紙幣を出金用紙
幣として筐体から繰り出している。以下、図5及び図
7、図8、図9、図10を用いて第2の実施の形態を説
明する。図7は第2の実施の形態の収納部を示す側面概
略構成図である。図8は第2の実施の形態の収納部の後
面図であり、図7の収納部を矢印D方向から見ている。
図9は第2の実施の形態の収納部に設けられた紙幣搬送
機構を説明する図、図10は第2の実施の形態の収納部
の前面概略図である。
【0028】収納部30の開口部1bには、第1の実施
の形態で説明した搬送路3とは別に、収納部30から繰
り出した紙幣2を搬送する搬送路31が接続され、開口
部1bは紙幣2の入口(搬送路3側)と出口(搬送路3
1側)とに縦方向に分割されている。搬送路31には2
個のリバースローラ32が配設されている。なお第2の
実施の形態のプレッシャローラ4は、図9に示すように
同軸上に4個設けてあり、その内の2個がフィードロー
ラ5と圧接している。リバースローラ32はプレッシャ
ローラ4の間に設けられており、図5に示すモータ駆動
回路22に接続された図示せぬモータにより駆動され矢
印L方向に回転する(図7参照)。
【0029】センサ3aは、第2の実施の形態では、搬
送路3、31での紙幣2の有無を検出する他に、筐体1
aから繰り出される紙幣2の繰り出し間隔を一定化する
役目を有している。
【0030】円筒状ローラ7aに固定されたギア9の同
軸上にはディスク33が固定されている。ディスク33
は略半分が切り欠かれており(図8参照)、この切欠き
33aを検出するセンサ16が筐体1a側に備えられて
いる。センサ16は第1の実施の形態で説明した光学セ
ンサであり、制御部21はセンサ16のオン状態からオ
フ状態及びオフ状態からオン状態を検出することで、円
筒状ローラ7a、7bの収納ポジション及び出金ポジシ
ョンを決定する。
【0031】なお、収納ポジションとは、紙幣2を筐体
1a内に収納する際の円筒状ローラ7a、7bの位置で
あり、図10(a)のポジションを指す。またこの時、
ディスク33は図8の状態となっている。出金ポジショ
ンとは、紙幣2を筐体1a外に繰り出す際の円筒状ロー
ラ7a、7bの位置であり、図10(b)のポジション
を指す。
【0032】また筐体1aの搬送路3側には、シャッタ
34が矢印B、C方向に移動可能に設けられている。シ
ャッタ34は、図示せぬリンク系により円筒状ローラ7
a、7bの回転に同調して矢印B、C方向に昇降し、紙
幣2の入口を開閉する。
【0033】筐体1a内には、ステージ18の面18a
と対向してガイド35が上面内側に固定されて設けてあ
る。ガイド35は、搬送路31を接続した分第1の実施
の形態のガイド20よりも矢印B、C方向の高さが低く
なっているが、第1の実施の形態と同様、ステージ18
の上昇を規制すると共に、紙幣2の収納時に集積した紙
幣2がずれるのを防いでいる。このガイド35にはピッ
カローラ36が回転可能に設けられている。ピッカロー
ラ36は、モータ駆動回路22に接続された図示せぬモ
ータにより駆動され図7に示すように矢印L方向に回転
する。ピッカローラ36のローラ面は、ガイド35から
ステージ18側へ僅かに突出している。
【0034】その他の構造は第1の実施の形態と同様で
あるので、説明は省略する。
【0035】次に、第2の実施の形態の収納部30の紙
幣2の収納及び繰り出し動作を同じく図5及び図7〜図
10を用いて説明する。なお、制御部21は第2の実施
の形態では収納部30の動作を制御しているものとす
る。
【0036】先ず紙幣2の収納動作から説明するが、紙
幣2がプレッシャローラ4及びフィードローラ5により
挟持搬送され、開口部1bから筐体1a内へ進入し円筒
状ローラ7a、7bに保持されるまでの動作について
は、第1の実施の形態で説明した動作と同様であるので
説明は省略する。
【0037】図10(a)の状態において、制御部21
はモータ駆動回路22を介してモータ11を駆動する。
これによりカウンタギア12が矢印R方向に回転し、従
って、ギア9は矢印L方向に、ギア10は矢印R方向に
回転する(図8参照)。同時に円筒状ローラ7aは矢印
R方向に回転し、円筒状ローラ7bは矢印L方向に回転
する。これにより保持紙幣2は、第1の実施の形態と同
様、集積紙幣2上に集積される。
【0038】円筒状ローラ7a、7bはさらに回転を続
け、両溝8が筐体1aの外側を向くと、円筒状ローラ7
a、7bは回転中心が偏心しているので集積紙幣2から
離れる。従って、スプリング19の付勢力によりステー
ジ18は上昇し、図10(b)に示すように最上位の集
積紙幣2はピッカローラ36及びガイド35に当接す
る。
【0039】円筒状ローラ7a、7bは引き続き回転し
ており、この間、制御部21はセンサ16の出力を監視
している。センサ16の出力がオン状態からオフ状態と
なり、再びオン状態になった時点で、制御部21はモー
タ11を停止する。円筒状ローラ7a、7bは図10
(a)に示す収納ポジションに戻り、次の収納動作に備
える。
【0040】次に、紙幣2の繰り出し動作を説明する。
図10(a)に示す状態において、収納部30は図示せ
ぬ上位から出金命令を入力すると、先ず出金準備動作を
行う。制御部21はモータ11を駆動して円筒状ローラ
7aを矢印R方向に、円筒状ローラ7bを矢印L方向に
回転する。同時に制御部21は図示せぬリンク系を駆動
してシャッタ34を上昇させる。
【0041】この間、制御部21はセンサ16の出力を
監視する。センサ16の出力がオン状態からオフ状態に
変化すると、制御部21はモータ11を停止する。この
状態において円筒状ローラ7a、7bは半回転してお
り、図10(b)に示す状態となる。シャッタ34は紙
幣2の入口及び入口付近を塞いで、集積紙幣2が筐体1
aから搬送路3側へはみ出してしまわないようにしてい
る。ステージ18はスプリング19の付勢力により上昇
し、最上位の集積紙幣2はピッカローラ36及びガイド
35に当接する。以上により出金準備動作が終了する。
【0042】次に、制御部21はピッカローラ36を矢
印L方向に回転すると共に、リバースローラ32及びプ
レッシャローラ4を同方向に回転する。ピッカローラ3
6の回転により集積紙幣2が紙幣出口から搬送路31へ
繰り出される。繰り出された紙幣2は、重送されていれ
ばリバースローラ32及びプレッシャローラ4により1
枚に分離され、センサ3aへ送られる。
【0043】制御部21はセンサ3aの出力の変化によ
り、紙幣2の通過を検知し、複数枚出金時の場合は紙幣
2の繰り出し間隔を制御する。
【0044】第2の実施の形態では、開口部1bに搬送
路31を接続し、筐体1a内にピッカローラ36を設け
ることにより、筐体1a内に収納した紙幣2を出金用の
紙幣として扱うことができる。即ち、収納紙幣2のリサ
イクルが可能になる。
【0045】さらに、第2の実施の形態では、筐体1a
から繰り出した紙幣2を搬送する一対のローラの一方
(プレッシャローラ4)を収納用の一対のローラの一方
と兼用することにより、搬送路31に別に一対のローラ
を設ける場合よりも部品点数を削減することができる。
この結果、収納部のコスト低減が実現できる。
【0046】第3の実施の形態 図11は第3の実施の形態の収納部を示す側面概略構成
図であり、図11及び図5を用いて第3の実施の形態を
説明する。
【0047】収納部40には、第1の実施の形態のガイ
ド20の代りにガイド41が設けられている。ガイド4
1はリンク41a、41bを有しており、両リンク41
a、41bの一端は筐体1a内の天井に移動自在に取り
付けられている。また、ガイド41は押圧ガイド42を
有しており、両リンク41a、41bの他端は、押圧ガ
イド42に移動自在に取り付けられている。ガイド41
は、図5に示す制御部21に駆動制御されて動作し、押
圧ガイド42を矢印B、C方向に昇降させる。通常は、
押圧ガイド42は図11に示すように紙幣収納ガイド7
の溝8よりも上方に位置しており、紙幣2の収納時リン
ク41a、41bにより降下される。
【0048】第3の実施の形態では、押圧ガイド42の
矢印A方向の長さは紙幣2よりも短くなっているが、紙
幣2の長さと同じか或いは長くなっていてもよい。ま
た、押圧ガイド42の幅は円筒状ローラ7a、7b間の
設置距離よりも狭くしてある。
【0049】その他の構造は第1の実施の形態と同様で
あるので、説明は省略する。
【0050】次に、第3の実施の形態の紙幣収納動作を
図12を加えて説明する。図12は第3の実施の形態の
収納部の前面概略図である。
【0051】図示せぬ上位から紙幣2の収納命令を入力
してから、紙幣2の後端部が筐体1a内に送られ紙幣収
納ガイド7のみで保持されるまでの動作は、第1の実施
の形態で説明した動作と同様であるので説明は省略す
る。
【0052】紙幣2の後端部が筐体1a内に送られる
と、制御部21はガイド41のリンク41a、41bを
所定時間駆動し、押圧ガイド42を矢印C方向に下降さ
せ停止する。押圧ガイド42の幅は円筒状ローラ7a、
7b間の設置距離よりも狭くしてあるので、押圧ガイド
42は保持紙幣2の中央部分を押圧して、保持紙幣2の
中央部分を集積紙幣2に圧接させる(図12(a)参
照)。
【0053】次に、第1の実施の形態と同様、制御部2
1はモータ駆動回路22を介してモータ11を駆動し、
円筒状ローラ7a、7bを夫々保持紙幣2から離隔する
方向へ回転させ、保持紙幣2を集積紙幣2上に集積させ
る。
【0054】円筒状ローラ7a、7bの回転により、両
溝8が筐体1aの外側を向くと、第1の実施の形態と同
様、円筒状ローラ7a、7bは集積紙幣2から離れる。
押圧ガイド42は保持紙幣2を集積紙幣2に圧接させて
いるので、円筒状ローラ7a、7bが保持紙幣2から離
れる際、保持紙幣2が動くことはなく、さらにステージ
18は上昇しない。
【0055】円筒状ローラ7a、7bは引き続き回転し
ており、この間、制御部21はセンサ16の出力を監視
している。センサ16の出力がオン状態からオフ状態に
なると、制御部21はモータ11を停止し、円筒状ロー
ラ7a、7bは図12(a)に示す位置に戻る。制御部
21はガイド41のリンク41a、41bを駆動して、
押圧ガイド42を矢印B方向に上昇させ、次の収納動作
に備える。
【0056】第3の実施の形態では、保持紙幣2は集積
紙幣2に圧接させられて集積されるので、紙幣収納ガイ
ド7が保持紙幣2から離れる際、即ち集積の際、保持紙
幣2が集積紙幣2からずれて集積されることはない。従
って、第1の実施の形態よりも紙幣収納の確実性を向上
させることができる。
【0057】ところで第2の実施の形態の収納部30
に、ガイド35を設ける代りに第3の実施の形態のガイ
ド41及び押圧ガイド42を設けてもよい。
【0058】上述の第1〜第3の実施の形態では紙葉類
収納装置として、紙幣を扱う紙幣収納部を例に挙げて説
明しているが、紙幣に限らず他の紙葉類であってもよ
い。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
筐体の開口部から進入した紙葉類の両端部を保持して筐
体内に案内する回転部材を筐体内に偏心して取り付ける
ことにより、紙葉類を保持した回転部材を紙葉類から離
隔する方向へ回転させると、紙葉類を筐体底面に積層さ
せることができる。これにより紙葉類収納の際、紙葉類
を波形にする等して紙葉類にコシを与える必要がなく、
従って紙葉類に傷を付けずに収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の収納部を示す
側面概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態の収納部の後面図である。
【図3】第1の実施の形態の収納部の前面図である。
【図4】第1の実施の形態の収納部の前面概略図であ
る。
【図5】第1の実施の形態の制御系を示すブロック図で
ある。
【図6】第1の実施の形態の収納部の収納動作説明図で
ある。
【7図】第2の実施の形態の収納部を示す側面概略構成
図である。
【図8】第2の実施の形態の収納部の後面図である。
【図9】第2の実施の形態の紙幣搬送機構説明図であ
る。
【図10】第2の実施の形態の収納部の前面概略図であ
る。
【図11】第3の実施の形態の収納部を示す側面概略構
成図である。
【図12】第3の実施の形態の収納部の前面概略図であ
る。
【符号の説明】
1、30、40 収納部 1a 筐体 1b 開口部 2 紙幣 7 紙幣収納ガイド 7a、7b 円筒状ローラ 8 溝 18 ステージ 19 スプリング 20、41 ガイド 21 制御部 34 シャッタ 36 ピッカローラ 42 押圧ガイド
フロントページの続き (72)発明者 須藤 育男 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を収納する紙葉類収納装置におい
    て、 収納用の紙葉類が進入する開口部が上方に形成され、開
    口部から進入した紙葉類が内部底面に積層される筐体
    と、 前記開口部に近接して前記筐体内に偏心して取り付けら
    れ、開口部から進入した紙葉類の進入方向と平行な両端
    部を保持して筐体内に案内し、且つ回転により該紙葉類
    から離隔して紙葉類を保持状態から解除し前記底面に積
    層させる回転部材と、 前記開口部から進入した前記紙葉類の後端部が筐体内に
    入ったことを検知すると、前記回転部材を紙葉類から離
    隔する方向へ回転させる制御部とを設けたことを特徴と
    する紙葉類収納装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体内の底面と対向し且つ底面に対
    し接離自在に配設され、紙葉類が載置されるステージ
    と、 前記ステージを前記回転部材側へ付勢する押圧手段とを
    設けた請求項1記載の紙葉類収納装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体内上方に配設され、前記回転部
    材側へ移動する前記ステージの移動を規制するガイドを
    設けた請求項2記載の紙葉類収納装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部は前記筐体の側面に形成さ
    れ、且つ縦方向に並べて形成した紙葉類入口及び紙葉類
    出口に分けられ、 前記ステージ上の紙葉類を前記紙葉類出口から前記筐体
    外へ繰り出す繰出しローラを筐体内に設けた請求項3記
    載の紙葉類収納装置。
  5. 【請求項5】 前記紙葉類出口は前記紙葉類入口よりも
    上方に形成され、 前記繰出しローラにより紙葉類を繰り出すときに前記紙
    葉類入口及び紙葉類入口付近を塞ぐ移動可能なシャッタ
    を前記筐体の側面に設け、 前記制御部は、前記繰出しローラにより紙葉類を繰り出
    すとき前記回転部材を紙葉類から離隔する方向へ回転さ
    せる請求項4記載の紙葉類収納装置。
  6. 【請求項6】 前記紙葉類出口から繰り出された紙葉類
    を挟持搬送するローラ対と、 前記ローラ対の片方のローラとにより構成され、前記紙
    葉類入口に紙葉類を搬送する別のローラ対とを設けた請
    求項5記載の紙葉類収納装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部に駆動されて前記ガイドを前
    記ステージに対し接離方向に移動させるガイド移動機構
    を設け、 前記制御部は前記紙葉類の後端部が筐体内に入ったこと
    を検知すると、前記回転部材を回転させる前に、前記ガ
    イドを前記ステージに接近方向へ移動して回転部材に保
    持されている紙葉類をステージ側に押圧させる請求項3
    又は請求項4記載の紙葉類収納装置。
  8. 【請求項8】 前記回転部材は、前記進入する紙葉類の
    両端側に配置され、紙葉類の両端部を保持する溝部が形
    成された円筒状ローラである請求項3記載の紙葉類収納
    装置。
JP23981797A 1997-09-04 1997-09-04 紙葉類収納装置 Withdrawn JPH1179520A (ja)

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Effective date: 20041207