JPH1179010A - クローラ走行装置 - Google Patents

クローラ走行装置

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Publication number
JPH1179010A
JPH1179010A JP24439297A JP24439297A JPH1179010A JP H1179010 A JPH1179010 A JP H1179010A JP 24439297 A JP24439297 A JP 24439297A JP 24439297 A JP24439297 A JP 24439297A JP H1179010 A JPH1179010 A JP H1179010A
Authority
JP
Japan
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crawler
wheel
coil spring
upper movable
obstacle
Prior art date
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Pending
Application number
JP24439297A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Mishima
圭介 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication of JPH1179010A publication Critical patent/JPH1179010A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラが障害物を乗り越える際の衝撃をコ
イルスプリングおよびクローラによって有効に吸収する
ようにする。 【解決手段】 駆動輪、遊転輪、下部固定転輪、下部可
動転輪17および上部可動転輪15を張設しているクロ
ーラ16が障害物18を乗り越える際に、障害物18の
大きさが小さい場合には、上下に対向して配設されてい
る下部可動転輪17および上部可動転輪15との間に介
在されているコイルスプリング22を圧縮させるだけで
障害物乗り越え時の衝撃を吸収する。また、障害物18
の大きさが大きくコイルスプリング22が密着する程度
に圧縮される場合には、前記クローラ16を介して押し
上げられる下部可動転輪17がコイルスプリング22お
よび上部可動転輪15を介してクローラ16の上側が押
し上げることになり、クローラ16およびコイルスプリ
ング22によって衝撃を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クローラ走行装
置に係り、詳しくはコンバインなどの作業車が障害物を
乗り越える際のショックを吸収するようにしたクローラ
走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の作業車のクローラ走行装置には、
例えば特開平7−117735号公報に示すようなもの
がある。すなわち、上述のクローラ走行装置1は、例え
ばコンバインの走行部となるもので、図6に示すように
前部の駆動輪2と、後部の遊転輪3と、トラックフレー
ム4の下側に回転可能に支持された前後2組に分割され
た複数の下部固定転輪5a,5bと、トラックフレーム
4の上側に回転可能に支持された上部転輪5cとにクロ
ーラ6を張設したもので、このクローラ6は駆動輪2お
よび遊転輪3のギヤ(図示せず)にそれぞれ噛合してい
る。
【0003】また、前側の下部固定転輪5aと後側の下
部固定転輪5bとの間には、下部可動転輪7が備えられ
ている。この下部可動転輪7は、トラックフレーム4に
一端が回動自在に支持された揺動アーム8の他端に回動
自在に支持されている。この揺動アーム8の一端の枢支
軸8aには、常時下部可動転輪7をクローラ6に押し付
けるように付勢するコイルバネ9が巻回されている。
【0004】このように構成されたクローラ走行装置に
おいて、図示を省略したミッションより伝達される駆動
力によって駆動輪2を前進方向に駆動すると、クローラ
6が前進方向に駆動され、クローラ走行装置1が前進す
ることになる。
【0005】そして、クローラ走行装置1が前進走行
し、例えば畦などの走行面に形成された凸部(障害物)
を通過する際に、この凸部が前側の下部固定転輪5aと
後側の下部固定転輪5bとの間の空間部に対応するクロ
ーラ6を押し上げる場合、クローラ6の位置を下部可動
転輪7が押し付けて、クローラ6の捻じれや下部固定転
輪5a,5b、下部可動転輪7などからクローラ6が脱
輪してしまうのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクローラ走行装置1において、コイルバネ9
によって揺動アーム8を回動させ、揺動アーム8の先端
に支承されている下部可動転輪7を介してクローラ6を
押し付けている構成であるために、コイルバネ9が装置
本体の重量を支えることはできず、揺動アーム8はクロ
ーラ6の動きに合わせて下部可動転輪7を介して移動す
るだけであり、クローラ6が凸部を乗り越える衝撃を有
効に吸収することができないという問題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、クローラが障害物を乗り越える
際の衝撃をコイルスプリングおよびクローラによって有
効に吸収するようにしたクローラ走行装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この発明に係るクローラ走行装置は、装置本
体の前後に配設された駆動輪(12)および遊転輪(1
1)と、これら駆動輪(12)および遊転輪(11)の
間に配設され、トラックフレーム(13)の下側に回転
可能に支持されている下部固定転輪(14a,14b)
と、これら転輪群を張設するクローラ(16)とを備え
たものであって、前記トラックフレーム(13)の下側
に上下方向移動可能に支持される下部可動転輪(17)
と、前記トラックフレーム(13)の上側に上下方向移
動可能に支持される上部可動転輪(15)と、前記下部
可動転輪(17)と前記上部可動転輪(15)との間に
介在されて、これら下部可動転輪(17)と上部可動転
輪(15)とを互いに離れる方向に付勢するコイルスプ
リング(22)とを備えたことを特徴とする。
【0009】[作用]以上の構成に基づき、遊転輪(1
1)、駆動輪(12)、下部固定転輪(14a,14
b)、下部可動転輪(17)および上部可動転輪(1
5)を張設しているクローラ(16)が障害物(18)
を乗り越える際に、障害物(18)の大きさが小さい場
合には、上下に対向して配設されている下部可動転輪
(17)および上部可動転輪(15)との間に介在され
ているコイルスプリング(22)を圧縮させるだけで障
害物乗り越え時の衝撃を吸収する。また、障害物(1
8)の大きさが大きくコイルスプリング(22)が密着
する程度に圧縮される場合には、前記クローラ(16)
を介して押し上げられる下部可動転輪(17)がコイル
スプリング(22)および上部可動転輪(15)を介し
てクローラ(16)の上側が押し上げることになり、ク
ローラ(16)およびコイルスプリング(22)によっ
て衝撃を吸収する。
【0010】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照
するためのものであって、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。 〈第1実施の形態〉図1は、この発明の第1実施の形態
に係るクローラ走行装置の全体を示す側面図、図2は、
同上の要部を示す拡大側面図、図3は、同上の要部の作
用を説明する図、図4は、同じく要部の作用を説明する
図である。
【0012】図1において、10は、クローラ走行装置
で、このクローラ走行装置10は、例えばコンバインの
走行部となるもので、走行部の前側の遊転輪11と、後
側の駆動輪12と、トラックフレーム13の下側に回転
可能に支持された前後2組に分割された複数の下部固定
転輪14a,14bと、トラックフレーム13の上側に
回転可能に支持された上部可動転輪15とにクローラ1
6を張設したもので、このクローラ16は遊転輪11お
よび駆動輪12のギヤ(図示せず)にそれぞれ噛合して
いる。また、遊転輪11は、図示を省略した張力調節装
置を介して取り付けられている。
【0013】また、前側の下部固定転輪14aと後側の
下部固定転輪14bとの間の中間部には、トラックフレ
ーム13の下側に下部可動転輪17が配設され、トラッ
クフレーム13の上側に上部可動転輪15が配設されて
いる。そして、上部可動転輪15は、Zトラックフレー
ム13を貫通しているフレームボス19の内側を嵌挿す
る上部可動転輪ボス20の一端に回転自在に支持され、
下部可動転輪17は上部可動転輪ボス20の内側を嵌挿
する下部可動転輪ボス21の一端に回転自在に支持され
ている。さらに、この下部可動転輪ボス21の他端は、
コイルスプリング22を介して上部可動転輪ボス20内
に嵌合しているストッパ23に当接している。これによ
り、遊転輪11、駆動輪12および下部固定転輪14
a,14bを巻回しているクローラ16を、上下方向に
対向して配設されている下部可動転輪17および上部可
動転輪15によって張設させている。
【0014】このように構成されたクローラ走行装置1
0において、通常クローラ16は図2に示すように初期
張力によって保持されており、この状態においては、上
部可動転輪15がコイルスプリング22によりクローラ
16の上部を弛ませないように上方へ押し上げ、下部可
動転輪17がコイルスプリング22によりクローラ16
の下部を接地させている。
【0015】クローラ走行装置10が障害物である凸部
18を乗り越える場合、まず図3に示すようにクローラ
16および下部可動転輪17を介して押し上げられる下
部可動転輪ボス21がコイルスプリング22を圧縮し、
上部可動転輪ボス20がコイルスプリング22のスプリ
ング力によってフレームボス19内を上方へ移動するこ
とになる。これによりクローラ走行装置10が凸部18
を乗り越える際の衝撃を、コイルスプリング22によっ
て吸収することになる。
【0016】さらに、凸部18の高さが高くなると、図
4に示すようにコイルスプリング22はさらに圧縮され
るとともに、上部可動転輪15によってクローラ16を
押し上げることになる。このように上部可動転輪15が
押し上げられることによりクローラ16の張力が増加
し、クローラ16の下側が凸部18を押し下げようとす
る。したがって、クローラ16の上側の重量およびコイ
ルスプリング22のスプリング力、そしてクローラ16
の張力を受けて高い凸部18も乗り越えることができ、
衝撃を吸収することができる。 〈第2の実施の形態〉次に、第2の実施の形態を図5に
基づいて説明する。
【0017】上述の第1の実施の形態において、クロー
ラ16が高い凸部18を乗り越えることによって図1に
示すコイルスプリング22が密着するまで圧縮されるよ
うな非常に大きな荷重がクローラ16に作用すると、ク
ローラ16を破断させてしまう虞があるので、このクロ
ーラ16を介して遊転輪11を支持している張力調節装
置によって荷重を受けるようにしていた。すなわち、第
1の実施の形態では、クローラ16に非常に大きな荷重
が作用した場合、遊転輪11の軸受部分を破損させるよ
うに構成させていた。
【0018】しかし、上述のクローラ16に過負荷が作
用して遊転輪11の一部が破損してしまうと、クローラ
走行装置10の走行が不能となってしまう問題があっ
た。
【0019】そのため、本実施の形態における張力調節
装置では、遊転輪11を破断させないようにスプリング
によってクローラ16に作用する異常な荷重(過負荷)
を緩和させるように構成している。
【0020】すなわち、本実施の形態の張力調節装置2
4は、図5に示すように遊転輪11の回転軸11aを支
持するロッド25をストッパ25aとプレート26とに
よってアイドラ保持シリンダ27内に嵌挿支持させ、か
つストッパ25aとプレート26との間にスプリング2
8を介在させた構成である。この場合、ストッパ25a
はロッド25に一体的に固着されているとともに、アイ
ドラ保持シリンダ27内に嵌合している抜け止めリング
27aによって抜け止めされている。また、プレート2
6はアイドラ保持シリンダ27内に嵌着されている。
【0021】また、アイドラ保持シリンダ27には、円
筒体29を貫通している押し付け棒30が連結されてお
り、押し付け棒30にナット30aを螺合させて円筒体
29に対する押し付け棒30およびアイドラ保持シリン
ダ27の進退を調節させてクローラ16の張力を張設さ
せている。
【0022】このようにスプリングを緩衝材として使用
した構成とすることにより張力調節装置24が破損する
ことなく、遊転輪11に作用する過負荷を緩衝させるこ
とができる。
【0023】また、押し付け棒30によってアイドラ保
持シリンダ27を進退させるようにしたので、装置を小
型化することができ、効率的な作業が可能となった。
【0024】なお、図5において、図1ないし図4に示
す構成と同一または均等な構成部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、駆動輪、遊転輪、下部固定転輪、下部可動転
輪および上部可動転輪を張設しているクローラが障害物
を乗り越える際に、障害物の大きさが小さい場合には、
上下に対向して配設されている下部可動転輪および上部
可動転輪との間に介在されているコイルスプリングを圧
縮させるだけで障害物乗り越え時の衝撃を吸収するとと
もに、障害物の大きさが大きくコイルスプリングが密着
する程度に圧縮される場合には、前記クローラを介して
押し上げられる下部可動転輪がコイルスプリングおよび
上部可動転輪を介してクローラの上側が押し上げること
になり、クローラおよびコイルスプリングによって衝撃
を吸収するようにしたので、クローラ走行装置が障害物
を乗り越える際の衝撃の吸収を有効にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施の形態に係るクローラ走行
装置の全体を示す側面図である。
【図2】同上の要部を示す拡大側面図である。
【図3】同上の要部の作用を説明する図である。
【図4】同じく要部の作用を説明する図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係るクローラ走
行装置の張力調節装置を示す側面断面図である。
【図6】従来のクローラ走行装置の一例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
11 遊転輪 12 駆動輪 13 トラックフレーム 14a 下部固定転輪 14b 下部固定転輪 15 上部可動転輪 16 クローラ 17 下部可動転輪 18 障害物(凸部) 22 コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の前後にそれぞれ配設された駆
    動輪および遊転輪と、これら駆動輪および遊転輪の間に
    配設され、トラックフレームの下側に回転可能に支持さ
    れている下部固定転輪と、これら転輪群によって張設さ
    れるクローラとを備えたクローラ走行装置において、 前記トラックフレームの下側に上下方向移動可能に支持
    される下部可動転輪と、 前記トラックフレームの上側に上下方向移動可能に支持
    される上部可動転輪と、 前記下部可動転輪と前記上部可動転輪との間に介在され
    て、これら下部可動転輪と上部可動転輪とを互いに離れ
    る方向に付勢するコイルスプリングと、を備えたことを
    特徴とするクローラ走行装置。
JP24439297A 1997-09-09 1997-09-09 クローラ走行装置 Pending JPH1179010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24439297A JPH1179010A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 クローラ走行装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP24439297A JPH1179010A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 クローラ走行装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1179010A true JPH1179010A (ja) 1999-03-23

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ID=17118000

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JP24439297A Pending JPH1179010A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 クローラ走行装置

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JP (1) JPH1179010A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102061716A (zh) * 2009-11-11 2011-05-18 株式会社晓泉 多用途装载机
CN104163213A (zh) * 2014-08-09 2014-11-26 河北工业大学 一种被动自适应履带结构

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