JPH1177460A - 工作機械のオートバランサー - Google Patents

工作機械のオートバランサー

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JPH1177460A
JPH1177460A JP24056697A JP24056697A JPH1177460A JP H1177460 A JPH1177460 A JP H1177460A JP 24056697 A JP24056697 A JP 24056697A JP 24056697 A JP24056697 A JP 24056697A JP H1177460 A JPH1177460 A JP H1177460A
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JP
Japan
Prior art keywords
cam
spindle head
ball
moving body
machine tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP24056697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sugihara
勉 杉原
Takanori Yoneda
隆則 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
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Publication of JPH1177460A publication Critical patent/JPH1177460A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 応答性が速く、油圧又はエアー切れによる落
下防止ブレーキも不要で、モータ軸換算慣性モーメント
が小さく、加減速時のモータへの負担が小さく、油圧を
使用することによる摩擦力の増大に起因するモータへの
負担を小さくする工作機械のオートバランサーを提供す
る。 【解決手段】 主軸ヘツドを含む移動体にカムを設け、
コラムにばねを介して設けたカム押圧体を前記カムに弾
発的に係合せしめて前記移動体に働く重量を負荷させる
工作機械のオートバランサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のオート
バランサーに関し、更に詳しくは主軸ヘッドを含む移動
体に働く重量を弾発的に負荷する工作機械のオートバラ
ンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のオートバランサーの技
術に関しては、種々の装置が提案されている。第1のも
のは、主軸ヘッド等の重量に見合うバランスウエートで
該主軸ヘッド等の重量を負担させるものである。
【0003】第2のものは、被加工物を搭載し移動可能
に形成された移動物体に油圧シリンダーを設け、この油
圧シリンダー内に油圧源からの圧油を減圧弁およびリリ
ーフ弁を介して供給して移動物体をバランスさせる油圧
バランス装置において、上記減圧弁の調整軸に駆動モー
タを設け、且つ上記駆動モータに接続して電力増幅器を
設け、上記電力増幅器に接続して移動物体上の被加工物
の荷重に応じて電気信号を発する荷重検出器を設けた自
動調整油圧バランス装置であり、具体的には、予じめ移
動物体上の被加工物の荷重を締着前に電気信号として検
出し、この検出された電気信号を電力増幅器を介して減
圧弁に具備されたサーボモータに供給し、このサーボモ
ータを電圧の極性に対応して回転させることにより、こ
れに連結する調整軸の針弁と弁座との圧着力をばねによ
り変化させ、被加工物の重量変化による負荷変動に合わ
せて油圧シリンダのバランス力を調整するものである
(実開昭52ー21084号公報)。
【0004】第3のものは、ボールねじを介してサーボ
モータにより変位する治具を含む対象物品を支持するた
めの油圧シリンダと、前記サーボモータの回転トルクを
検出するコントローラと、前記対象物品の標準重量を保
持し、電気信号として出力する標準重量設定器と、前記
コントローラから前記対象物品の重量に係るトルク信号
と標準重量設定器からの信号とを比較し、その偏差信号
を出力する比較器と、前記比較器からの偏差信号を増幅
器を介して受けて弁開度の調整を行い、所定量の圧油を
前記油圧シリンダに送給する比例電磁式減圧弁と、前記
比例電磁式減圧弁に所定の圧油を送給する油圧ポンプと
を含む重量バランス制御装置で、具体的にはボールねじ
を回転駆動するサーボモータに着目し、重量変化分前記
サーボモータを回転させてそのトルク信号により弁開度
の調整を図るものである(特公平5ー73523号公
報)。
【0005】第4のものは、上下に移動可能に支持され
工具が取り付けられる主軸ヘッドと、この主軸ヘッドを
上下に駆動する送りモータを有した工作機械のバランサ
装置において、上記主軸ヘッドに連結され、該主軸ヘッ
ドに上又は下方向に力を付勢するする負荷手段と、常時
は上記主軸ヘッドに働く重力に抗して上方向に力を付勢
し、上記工具による被加工物への加工時には下方向に付
勢し、あるいは力を加えないように上記負荷手段を制御
する制御手段を備えた工作機械のバランサ装置である
(特開平6ー297217)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1のもの
は、重量の大きいバランスウエートを採用するので広い
場所を取るとともに、主軸ヘッド等の重量変化に対し操
作上の手間がかかり、また、モータ軸換算慣性モーメン
トも大きく、加減速時のモータへの負担が大きいと云う
欠点を有する。
【0007】また、第2のものは、油圧源を必要とし、
又油圧が切れた場合に備えての落下防止ブレーキを必要
とし、さらに油圧を使用するので摩擦力も大きくモータ
への負担が大きく、応答性が遅く追従性が悪いと云う欠
点を有する。
【0008】さらに、第3のものは、第2のものと同じ
く油圧を利用するもので同様の欠点を有する。
【0009】またさらに、第4のものも、第2及び第3
のものと同じく油圧を利用するもので、同様の欠点を有
する。なお、第4のものは、油圧に代えてエアーを用い
ることもできるものであるが、落下防止ブレーキが必要
なことは云うまでもなく、またエアーを遮断しても残圧
がありアクチュエータが動くなどの危険性があり安全性
の面で問題がある。
【0010】そこで、本発明は、従来の技術を改良し、
応答性が速く、油圧又はエアー切れによる落下防止ブレ
ーキも不要で、モータ軸換算慣性モーメントが小さく、
加減速時のモータへの負担が小さく、油圧を使用するこ
とによる摩擦力の増大に起因するモータへの負担を小さ
くした工作機械のオートバランサーを提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の手段を採るものである。すなわち、
請求項1の発明は、コラムに対し上下に移動可能に支持
される主軸ヘッドと、この主軸ヘッドを上下に駆動する
送りモータとを含んでなる工作機械に於いて、該主軸ヘ
ッドを含む移動体にカムを設け、他方前記カムに係合す
るカム押圧体を該コラムに弾性的に設け、前記カム押圧
体を前記カムに弾発的に係合せしめて前記移動体の重量
を負荷することを特徴とする工作機械のオートバランサ
ーである。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に於いて、前記カムは、カム押圧体に弾発的に係合する
カムの係合位置如何に係わらず、該カムに働く垂直分力
が等しい形状を成している工作機械のオートバランサー
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図をまじえて詳細
に説明する。なお、図はあくまでも説明のためのもので
あり、本発明の精神を損なわない限り多少の変更は許容
される。
【0014】(第1実施形態)図1は、本発明の工作機
械のオートバランサーを工作機械に適用した例を示すも
ので、ー部破断略側面図である。同図において、送りモ
ータ3は駆動軸20を経てボールねじ5を回転せしめ
る。ボールねじ5にはナツト6が螺合されており、ボー
ルねじ5の回転によつてナツト6が上下動し、ナツト6
とともに主軸ヘツド1、主軸モータ4も上下動する。2
はスピンドルで、その先には工具Tが保持されている。
主軸ヘツド1の上部にブラケツト9がボルト21により
取り付けられ、ブラケツト9の上部にはカム10が設け
られている。11はカム10の曲面である。
【0015】他方、カム押圧体は、コラム7に弾性的に
好ましくはばねにより取り付けられ、前記カム10に弾
発的に係合している。図1ではカム押圧体の好ましい例
としてボール12が示されているが、ボール12は、ベ
ース8の上に立設されたコラム7の上部にブラケツト1
7を介してボルト18により取り付けられている。勿
論、ブラケット17を介さずに直接コラム7に取り付る
構造にしても良い。なお、ボール12は、ロツド15の
ー方の先端に設けられ、ロツド15はその途中の部分が
シリンダー19の中に収容され、鍔14、ばね13を備
えている。ボール12はカム10の下降により左方に押
しつけられ、ロツド15の左方への移動とともにばね1
3も圧縮されつつ、ボール12はばね13の復原力によ
り主軸ヘッドを含む移動体に働く重量を負荷することに
なる。16はガイド溝である。
【0016】図3〜5は、カム10とボール12との接
触位置関係を示す説明図であるが、同図においてボール
12からカム10に伝えられる垂直分力F1V、F2V,F
3Vの間に略F1V=F2V=F3Vの関係が示される曲面がカ
ム10の曲面11として好ましい。これは、急激な衝撃
力の発生を防止して正確、迅速な位置調整を図るためで
ある。
【0017】図1、3、4、5にもとづいて本発明の作
用を説明する。送りモータ3の回転によりボールねじ5
は回転せしめられ、このボールねじ5に螺合しているナ
ット6も回転する。図3は、ナット6の回転によりカム
10が下降したときの状態を示し、ボールねじ5に掛か
る主軸ヘッド1を含む移動体は、カム10に係合するボ
ール12からの力F1の垂直分力F1Vによって負荷され
る。なお、F1Hは水平分力である。図4は、ボール12
がカム10の上下中間位置でカム10と係合していると
きの状態を示すもので、このときには力F2のうち垂直
分力F2Vが前記移動体を負荷する。また、F2Hは水平分
力である。図5は主軸ヘッド1を含む移動体が上方に移
動したときの説明図であるが、このときにはばね13の
復原力によってロッド15は右方に前進し、カム10に
は力F3が働き、そのうち垂直分力F3Vが前記移動体を
負荷する。なお、F3Hは水平分力である。
【0018】(第2実施形態)図2は、他の実施例を示
すもので本発明のオートバランサーを適用した機械の略
正面図である。図2のものは、図1のものと異なり、主
軸ヘツド1の両側にカム10がボルト23で取り付けら
れ、この両側のカム10にそれぞれ対応してボール12
が、前記カム10に斜め方向から係合するようにブラケ
ツト22を介してコラム7に弾性的に取り付けられてい
る。弾性的に取り付ける例として、図2ではロツド15
のー端の先端にボール12が設けられるとともに、ロツ
ド15の途中に鍔14、ばね13を備え、さらにそれら
の周りをシリンダ19で覆い、ロツド15の他端がガイ
ド溝16の中を摺動するようになっているものが示され
る。なお、24はボルトである。
【0019】ここで、作用について説明する。送りモー
タ3の回転によりボールねじ5が回転し、螺合している
ナツト6も回転し、それに応じてカム10が上昇し、ま
た下降することになる。カム10に係合するボール12
は、ボール12につながるロツド15がばね13の復原
力の影響を受けつつガイド溝16内を摺動することによ
り、主軸ヘツド1を含む移動体の重量を負荷することに
なる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、応答性が速
く、油圧又はエアー切れによる落下防止ブレーキも不要
で、モータ軸換算慣性モーメントが小さく、加減速時の
モータへの負担が小さく、油圧を使用することによる摩
擦力の増大に起因するモータへの負担を小さくした工作
機械のオートバランサーが提供されるという顕著な効果
が奏される。
【0021】請求項2の発明によれば、叙上の性能に加
え、さらに急激な衝撃力の発生の防止を図ることができ
る工作機械のオートバランサーが提供されるという顕著
な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を工作機械に適用した装置の第1実施形
態を示すー部破断略側面図である。
【図2】本発明を工作機械に適用した装置の第2実施形
態を示す略正面図である。
【図3】本発明に係るカムとボールとの接触位置関係を
示す説明図である。
【図4】本発明に係るカムとボールとの接触位置関係を
示す説明図である。
【図5】本発明に係るカムとボールとの接触位置関係を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 主軸ヘツド 2 スピンドル 3 送りモータ 4 主軸モータ 5 ボールねじ 6 ナット 7 コラム 9 ブラケツト 10 カム 12 ボール 13 ばね 14 鍔 15 ロツド 17 ブラケツト 22 ブラケツト T 工具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムに対し上下に移動可能に支持され
    る主軸ヘッドと、この主軸ヘッドを上下に駆動する送り
    モータとを含んでなる工作機械に於いて、該主軸ヘッド
    を含む移動体にカムを設け、他方前記カムに係合するカ
    ム押圧体を該コラムに弾性的に設け、前記カム押圧体を
    前記カムに弾発的に係合せしめて前記移動体の重量を負
    荷することを特徴とする工作機械のオートバランサー。
  2. 【請求項2】 前記カムは、カム押圧体に弾発的に係合
    するカムの係合位置如何に係わらず、該カムに働く垂直
    分力が等しい形状を成していることを特徴とする請求項
    1に記載の工作機械のオートバランサー。
JP24056697A 1997-09-05 1997-09-05 工作機械のオートバランサー Pending JPH1177460A (ja)

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JP24056697A JPH1177460A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 工作機械のオートバランサー

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JPH1177460A true JPH1177460A (ja) 1999-03-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016143408A1 (ja) * 2015-03-12 2016-09-15 パスカルエンジニアリング株式会社 回転軸用バランサ機構
CN106514304A (zh) * 2016-11-18 2017-03-22 江苏智石科技有限公司 一种氮气平衡器

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