JPH1175546A - 植物の育成装置 - Google Patents

植物の育成装置

Info

Publication number
JPH1175546A
JPH1175546A JP23960197A JP23960197A JPH1175546A JP H1175546 A JPH1175546 A JP H1175546A JP 23960197 A JP23960197 A JP 23960197A JP 23960197 A JP23960197 A JP 23960197A JP H1175546 A JPH1175546 A JP H1175546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
lamp
frames
reflector
central portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23960197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Namita
正幸 波多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP23960197A priority Critical patent/JPH1175546A/ja
Publication of JPH1175546A publication Critical patent/JPH1175546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプ部の光線が苗棚上の苗に直接的に照射
されることを防止し、ランプ部の光線を反射板で略均等
に反射させて単一の照明灯によって育成装置内の昇温を
抑制しながら均一苗の育成を良好に行なうことができる
装置を提供する。 【解決手段】 箱枠状のベンチ2内に形成した苗棚3に
苗を載置し、該苗棚3毎の上部に照明灯6と反射板5を
設け、該照明灯6の光線を反射板で反射させて苗を育成
する育成装置において、前記反射板5を下向き状の彎曲
面に形成して苗棚3に設けるとともに、該反射板5の中
央部に沿って照明灯6のランプ部60を、反射間隔Kを
持ってランプ台62側を下方にして取付けた植物の育成
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接ぎ木後の接ぎ木
苗の育成、或いは花苗や野菜苗等の育成を行なう植物の
育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接ぎ木後の接ぎ木苗を養生育成す
る育成装置として特開平7−203769号公報に示さ
れる構造のものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この公報のよ
うな構成による育成装置は、ベンチ内に形成した1つの
植物棚に載置した苗を、上方に並列条に設けた複数本の
長管の人工照明灯(以下ランプという)を用いて直接苗
に照射することにより育成するようにしているため、苗
に対する光量の大きなバラツキが出ると共に複数のラン
プから生ずる熱量が多くなり室内の温度が必要以上に上
昇するために苗の成育が不揃いとなる等の育成障害を伴
い易い欠点があり、更にベンチ内の雰囲気温度を低下さ
せるための冷却装置(空調装置)を常時作動させなけれ
ばならないことからランニングコストが高くなる等の問
題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記したような
従来の問題点を解決するためになされたものであって箱
枠状のベンチ内に形成した苗棚に苗を載置し、該苗棚の
上部に照明灯と反射板を設け、該照明灯の光線を反射板
で反射させて苗を育成する育成装置において、前記反射
板を下向き状の彎曲面に形成して苗棚に設けるととも
に、該反射板の中央部に沿って照明灯のランプ部を、反
射間隔を持ってランプ台(安定器)側を下方にして取付
けたことを特徴としている。
【0005】また、前記ベンチ2は四隅に設けた縦枠
と、これらの縦枠の間を枠状に連結する横枠と、対向す
る該横枠の間であって、該横枠の長さ方向の中央部と、
その両側に平行に配置した連結枠を有して形成し、更に
前記中央部の連結枠の上面に反射板の中央部を、両側の
2本の連結枠の下面に取付具を介して前記反射板の端部
側を取付けて構成している。
【0006】また、前記ベンチ2は四隅に設けた縦枠
と、これらの縦枠の間を枠状に連結する横枠と、対向す
る該横枠の間であって、該横枠の長さ方向の中央部と、
その両側に平行に配置した連結枠を有して形成し、更に
前記中央部の連結枠の上面に反射板の中央部を、両側の
2本の連結枠の下面に取付具を介して前記反射板の端部
側を取付けると共に、前記取付具の長さを調節自在に形
成して反射板の湾曲形状を調整できるように構成してい
る。
【0007】更に、前記ベンチは四隅に設けた縦枠と、
これらの縦枠の間を枠状に連結する横枠と、対向する該
横枠の間であって、該横枠の長さ方向の中央部と、その
両側に平行に配置した連結枠を有して形成し、更に前記
中央部の連結枠の上面に反射板の中央部を、両側の2本
の連結枠の下面に取付具を介して前記反射板の端部側を
取付け、前記取付具の長さを調節自在に形成すると共に
前記中央部の連結枠と反射板の下面との間に高さ調節部
材を配置し、該取付具と高さ調節部材とによって前記反
射板の湾曲形状を調節できるように構成している。
【0008】本発明は、苗棚の上部に、下面に湾曲した
反射板を配置し、この反射板の中央下部に、この反射板
に向かって光を照射する照明灯のランプ部を設け、この
反射板で反射させて光を下側に配置した苗棚上の苗に照
射する間接照明を併用しているので、照明灯と反射板と
の間の距離、即ち反射間隔が短かくても、苗にほぼ均一
な光を照射することができるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。1は、本発明に係る育成装置であ
り、この育成装置1は図1及び図2に示すように、金属
製パイプあるいは合成樹脂製のパイプからなるパイプ材
によって箱枠状に形成し、その下部にキャスタ2aを設
けたベンチ(即ち棚枠)2を形成している。
【0010】そしてこのベンチ2の四隅の縦枠20を横
枠21で上下に多段に仕切って連結して苗を収容した苗
箱(図示せず)を複数列に並べて載置できる苗棚3を形
成している。そしてこのベンチ2を空調装置等を備えた
育成室(図示せず)内に簡単に出し入れできるようにし
ている。各苗棚3の前後に配置した横枠21,21の間
を複数本の連結杆22で連結して床構造を形成してお
り、図示例においてこの連結杆22は横枠21の中央部
の1本と、左右に所定の間隔で配置した2本の合計3本
設けて苗箱を載置可能にし、更に中央部の1本は後述す
る反射板5の取付部材を兼ねるようにしている。
【0011】6は、苗棚3の中央部に配置した連結杆2
2の下方に、その長手方向に沿って吊下げられている照
明灯である。この照明灯6は、図3及び図4に示すよう
に、連結杆22に設けた取付部22aの下方に取付ネジ
22bによって着脱自在に固定した、側面視でコ字形に
形成した取付腕23(ブラケット)の下辺上に、安定器
を内蔵するランプ台62上に設けたソケット部61,6
1の間に管棒状の蛍光管等からなるランプ部60を支持
して構成している。
【0012】この照明灯6は図1に示すように中央の連
結杆22の上面を中心とし、その両隣りの連結杆22の
下方に迄延長配置した反射板5の下面との間に所定の距
離をおいて反射間隔Kを形成してランプ部60を上向き
に設けている。なお、ランプ台62はボックス状に形成
されてその内部にチョーク等の電装機器が設けてある。
【0013】この実施例においては、前記連結杆22は
中央部の1本とその両側の2本の計3本のものを1組と
して反射板5の支持部材を構成しているが、更に多数の
連結杆22を使用したベンチ2においてはこの反射板5
を支持する連結杆22は3本より多数本となり、それに
伴なって反射板5を湾曲させる形状を正確な曲面を形成
させるために精度良く調節ができる。このような意味に
おいて本発明においては少なくとも3本の連結杆22を
使用して反射板5を支持することを条件とするもので、
当然、それ以上の本数であっても良い。
【0014】一方、前記の反射板5は、鉄板又はプラス
チック板からなる、前記連結杆22長さの長方形の板
を、断面視で下向きの彎曲状に形成するとともに、その
中央部と両側を、それぞれ相当する連結杆22に適数の
取付具5aを介して下向き彎曲形状を維持するようにし
ている。前記取付具5aは簡単なものは長さが変更でき
ないものであるが、個々のベンチ2に合わせた反射板5
の湾曲形状を正確に形成するためには、これの長さを変
更できるものを使用するのが良い。
【0015】また、この実施例においては中央部に配置
した連結杆22の上に直接に反射板5を載せているが、
この部分にも取付具ないしはスペーサーを置いて反射板
5の形状を整えると正確な反射面を形成することができ
る。また、この反射板5はランプ部60に平行に配置し
ており、その彎曲面は中央部に位置する1本の蛍光灯か
らなるランプ部60から照射される光線を、図1に示す
ように下方の苗棚3に略均一に反射させることができる
曲率と巾に形成している。
【0016】以上のように構成した育成装置1は、各苗
棚3に載置された苗を1本のランプ部60から照射され
る光線を反射板5で反射させて略均一に照らすことによ
り育成を良好且つ低コストに行なうことができるもので
ある。即ち、照明灯6はランプ部60を上にして反射板
5の中央部との間に適正な反射間隔Kをもって設けてい
るので、このランプ部60より照射される光線を図1に
矢示するように、この反射板5の彎曲面で分散状態で下
方に反射して、効率よく下方の苗棚3の全幅にわたって
広く反射することができる。
【0017】更に、この反射板5の中央部において照明
灯6はランプ部60の下方にランプ台62を、従来の照
明灯の場合とは逆向きに配置していることから、このラ
ンプ部60の光線を直接的に苗に照射することがなく、
安定器を内蔵するランプ台62で下方に向かう光線を遮
ぎりながら、上方の反射板5に向けて投射してこの反射
板5の表面で反射させて下方に向けて照射することがで
きる。
【0018】従って、照明灯6が設置された反射板5の
中央部の直下が著しく照らされることを、ランプ部60
のランプ台62を利用して簡単且つ廉価な構成で防止す
る。そして苗棚3上に載置された苗に、1本のランプ部
60を用いながら略均等に照らして育成を良好に行なう
ことができる。また、本発明の育成装置1は前記の構造
から本質的に発熱量が少ないので、この育成装置1を送
込んだ育成室内の雰囲気温度を大きく昇温することがな
く、空調装置等のランニングコスト等も低減することが
できる。
【0019】更に、育成室内に還流される風を前記反射
板5の彎曲面で一側から他側に向けて適切な風流を形成
することができることから、苗の育成を良好に行なうこ
とができる等の利点がある。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による植物の育成装置によれば、下向き状の彎曲面に形
成した反射板の央部にランプ部をランプ台が下側になる
ように沿設したことにより、ランプ部の光線が苗棚に載
置される苗に直接的に照射されることを防止するととも
に、ランプ部の光線を反射板で略均等に反射させること
ができるので、苗の育成を1つの照明灯によって育成装
置内部の昇温を抑制しながら良好に行なうことができ
る。また、育成装置の構成を簡単なものにすることがで
きるとともに、ランニングコストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】育成装置の正面図である。
【図2】育成装置の要部を示す斜視図である。
【図3】照明灯の取付構造を示す側面図である。
【図4】図3の正面図である。
【符号の説明】
1 育成装置 2 ベンチ 3 苗棚 5 反射板 6 照明灯 K 反射間隔 22 連結杆 60 ランプ部 62 ランプ台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱枠状のベンチ2内に形成した苗棚3に
    苗を載置し、該苗棚3の上部に照明灯6と反射板5を設
    け、該照明灯6の光線を反射板で反射させて苗を育成す
    る育成装置において、 前記反射板5を下向き状の彎曲面に形成して苗棚3に設
    けるとともに、該反射板5の中央部に沿って照明灯6の
    ランプ部60を、反射間隔Kを持ってランプ台62側を
    下方にして取付けたことを特徴とする植物の育成装置。
  2. 【請求項2】 前記ベンチ2は四隅に設けた縦枠20
    と、これらの縦枠20の間を枠状に連結する横枠21
    と、対向する該横枠21,21の間であって、該横枠2
    1,21の長さ方向の中央部と、その両側に平行に配置
    した連結枠22を有して形成し、更に前記中央部の連結
    枠22の上面に反射板5の中央部を、両側の2本の連結
    枠22,22の下面に取付具5aを介して前記反射板5
    の端部側を取付けてなる請求項1記載の植物の育成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベンチ2は四隅に設けた縦枠20
    と、これらの縦枠20の間を枠状に連結する横枠21
    と、対向する該横枠21,21の間であって、該横枠2
    1,21の長さ方向の中央部と、その両側に平行に配置
    した連結枠22を有して形成し、更に前記中央部の連結
    枠22の上面に反射板5の中央部を、両側の2本の連結
    枠22,22の下面に取付具5aを介して前記反射板5
    の端部側を取付けると共に、前記取付具5aの長さを調
    節自在に形成して反射板5の湾曲形状を調整できるよう
    に構成した請求項2記載の植物の育成装置。
  4. 【請求項4】 前記ベンチ2は四隅に設けた縦枠20
    と、これらの縦枠20の間を枠状に連結する横枠21
    と、対向する該横枠21,21の間であって、該横枠2
    1,21の長さ方向の中央部と、その両側に平行に配置
    した連結枠22を有して形成し、更に前記中央部の連結
    枠22の上面に反射板5の中央部を、両側の2本の連結
    枠22,22の下面に取付具5aを介して前記反射板5
    の端部側を取付け、前記取付具5aの長さを調節自在に
    形成すると共に前記中央部の連結枠22と反射板5の下
    面との間に高さ調節部材を配置し、該取付具5aと高さ
    調節部材とによって前記反射板5の湾曲形状を調節でき
    るように構成した請求項2あるいは3記載の植物の育成
    装置。
JP23960197A 1997-09-04 1997-09-04 植物の育成装置 Pending JPH1175546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23960197A JPH1175546A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 植物の育成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23960197A JPH1175546A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 植物の育成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1175546A true JPH1175546A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17047191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23960197A Pending JPH1175546A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 植物の育成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1175546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078350A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Daifuku Co Ltd 植物栽培用移動ラック装置
JP2011101599A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Daifuku Co Ltd 植物栽培用ラック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078350A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Daifuku Co Ltd 植物栽培用移動ラック装置
JP2011101599A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Daifuku Co Ltd 植物栽培用ラック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6076944A (en) Horticulture illumination system with integrated air flow cooling
JP5095348B2 (ja) 植物栽培の照明装置
JP6123495B2 (ja) 多段棚式植物育成装置及び植物育成システム
GB2338292A (en) Horticultural lights
JP5676674B2 (ja) 照明システム
US20090301979A1 (en) Illuminating Device and Plant Growth Apparatus Equipped With the Illuminating Device
JP3105482B2 (ja) 育苗装置
JP2009011232A (ja) 植物栽培の照明装置
JP2001352838A (ja) 蛍光灯を用いた植物栽培装置
JP2004121074A (ja) 植物育成装置
US4768140A (en) Indoor light fixture for high intensity lamp
US5111612A (en) Plant culture apparatus
JPH1175546A (ja) 植物の育成装置
JP2015073511A (ja) 植物栽培装置
JPH0779647A (ja) 植物の発芽および接ぎ木活着処理装置とその制御方法
US20200288646A1 (en) Pod lighting system for plants
JP3912179B2 (ja) 植物育成貯蔵用装置
JP3926911B2 (ja) 苗貯蔵装置
JP3491525B2 (ja) 展示ケースの照明装置
KR20090083079A (ko) 시설하우스의 난방장치
JP2599881Y2 (ja) 人工光源装置を備えた植物育成装置
JP2018011564A (ja) 植物工場
JP3207142B2 (ja) 植物育成用人工光源装置及び植物育成装置
JP2834792B2 (ja) 植物栽培装置
JP2595301Y2 (ja) 照明装置