JPH1175396A - 位置センサレス・モータ駆動装置 - Google Patents

位置センサレス・モータ駆動装置

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JPH1175396A
JPH1175396A JP9234930A JP23493097A JPH1175396A JP H1175396 A JPH1175396 A JP H1175396A JP 9234930 A JP9234930 A JP 9234930A JP 23493097 A JP23493097 A JP 23493097A JP H1175396 A JPH1175396 A JP H1175396A
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JP
Japan
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current
phase
motor
circuit
commutation
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JP9234930A
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Inventor
Shinichi Miyazaki
新一 宮▲崎▼
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性の異なるモータに対しても各相の転流を
常に最適なタイミングで行い安定運転を行う。 【解決手段】 モータの回転子の位置を検出する回転子
位置検出回路と,モータに流れる電流を検出する電流検
出回路と,電流検出回路によって検出された電流値をA
/D変換するA/Dコンバータと,A/D変換された電
流波形のピーク値を保持するピークホールド回路と,検
出電流ピーク値に応じて最適な転流点まで転流パルスを
遅延させるのに必要な電気角遅延量を決定し,出力する
進角調整回路とを備え,進角調整回路においては,乗算
方式あるいはROM方式により,外部から遅延特性を容
易に変更することを可能とし,さらにセレクタによって
乗算方式とROM方式を随時切替えることで,特性の異
なる様々なモータに対しても柔軟に対応できる構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は,ステッピングモ
ータあるいはDCブラシレスモータなどを位置センサレ
スで駆動する際,広範な回転域において脱調を防ぎ,安
定的に駆動するための最適な励磁タイミングを生成する
モータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,高効率かつ良好な制御性などの点
から各種の機器に利用されているブラシレスDCモータ
において,小型化の必要性からホール素子等の位置検出
器を用いることなしに駆動を行う位置センサレス駆動の
技術が研究,開発されている。一方,開ループで正確な
位置決め制御が可能なステッピングモータにおいても,
脱調を避けるためには,エンコーダなどのセンサを使用
して回転子の位置を検出し,回転状況に応じて最適なタ
イミングで固定子巻線を励磁する閉ループ制御が必要と
なる。また,ステッピングモータの低コスト性を生か
し,従来ブラシレスDCモータを使用していた用途に積
極的にステッピングモータを利用することもある。この
ような場合にも上述したようなセンサを使用した閉ルー
プ制御が要求される。ここでも,閉ループ制御のために
外付センサを使用したのでは装置の小型化の妨げになる
とともに,センサを追加したことによるコスト上昇のた
めに,ステッピングモータの低コスト性を生かすことが
できなくなってしまう。従って,上記のような小型,低
コストが要求されるような用途では,ステッピングモー
タの閉ループ制御にも近年は位置センサレス駆動が用い
られている。
【0003】従来,位置センサレス駆動を行うのに,モ
ータ各相の端子電圧から回転子の位置を検出して固定子
巻線に転流し,駆動するという構成がとられている。以
下図面に基づいて,前記従来の位置センサレス駆動装置
の一例について説明する。図1は前記従来の位置センサ
レス・モータ駆動装置を3相ステッピングモータの位置
センサレス駆動に適用した場合の回路構成図で,前記従
来の位置センサレス・モータ駆動装置は,インバータ
2,回転子位置検出回路3,転流信号生成回路9,駆動
信号生成回路10から構成されている。1は3相の固定
子巻線がY型に結線された3相ステッピングモータ,L
a,Lb,Lcはそれぞれ前記3相ステッピングモータ
のA相,B相,C相の固定子巻線,インバータ2は出力
端子Da,Db,Dcを介して前記3相ステッピングモ
ータ1の固定子巻線La,Lb,Lcに転流し,回転子
を回転駆動する。インバータ2の出力端子電圧Da,D
b,Dc即ちモータ端子電圧から,回転子位置検出回路
3によってA,B,C各相に対する回転子の位置関係を
表す回転子位置信号X′,Y′,Z′がそれぞれ生成さ
れる。そして前記回転子位置信号X′,Y′,Z′に基
づいて,転流信号生成回路9において転流信号AP〜C
Nが生成され,駆動信号生成回路10を介してインバー
タ2が制御される。
【0004】図2は前記回転子位置検出回路3の1相分
の回路図である。回転子位置検出回路はフィルタ21,
積分器22,コンパレータ23,ホトカプラ24から構
成される。図3は図1の3相ステッピングモータ1の
A,B,C各相の端子電圧波形35,36,37と,前
記端子電圧35,36,37を積分した波形38,3
9,40,及び前記回転子位置信号X′,Y′,Z′の
波形との関係を示す図,図4はモータ端子電圧から前記
回転子位置信号X′,Y′,Z′を生成する機構を説明
する図,図5は前記回転子位置信号波形X′,Y′,
Z′と転流信号波形AP〜CNとの関係を示す図であ
る。図2,図3,図4及び図5に基づき,A相を例にし
て上記従来の位置センサレス・モータ駆動装置の回転子
位置検出,転流機構について以下に説明する。
【0005】上記インバータ出力端子Daに現れるモー
タ端子電圧波形35はフィルタ21を介して直流成分が
カットされた後,積分器22によって積分される。積分
後の波形は図3または図4の38のようになる。コンパ
レータ23では前記積分波形38と基準電圧Vrefと
を比較し,積分波形電圧が基準電圧Vrefよりも大き
ければ正の電圧を,小さければ負の電圧を出力し,積分
波形電圧と基準電圧Vrefが等しくなる点において出
力電圧の正負が切替る。負電圧から正電圧への立上りあ
るいは正電圧から負電圧への立下りは非常に急峻であ
り,コンパレータ23の出力波形は矩形波となる。前記
矩形波をホトカプラ24を介して電圧レベル変換を行
い,A相に対する回転子位置信号X′を出力する。ここ
で,基準電圧Vrefのレベルを0Vとすると,積分波
形38のゼロクロス点で回転子位置信号の立上りエッジ
もしくは立下りエッジが現れる。前記ゼロクロス点の間
隔は電気角180度になるため,前記回転子位置信号
X′,Y′,Z′は図3に示すように周期が電気角36
0度,デューティー比が50%で各々の位相が120度
ずつずれた矩形波となる。
【0006】図4において,積分波形38のゼロクロス
点の位置CP即ちA相に対する回転子位置信号X′の立
下りエッジから,60度進み方向に位相をシフトした位
置にA相の転流点CAが存在する。上記のように,各相
に対する回転子位置信号X′,Y′,Z′は,120度
ずつ位相がずれたデューティー比50%でパルス幅が電
気角180度の矩形波であるから,図3に示すように,
X′,Y′,Z′のパルスエッジはそれぞれ60度ずつ
位相がずれている。よって,前記A相の転流点CAとB
相に対する回転子位置信号Y′の立上りエッジの位相と
が一致することになる。そこで,前記Y′の立上りエッ
ジを検出してA相+側を転流すれば,正しいタイミング
で転流することができることになる。同様にX′の立下
りエッジは,図3に示すように,A相を除く他の相(こ
こではC相−側にあたる)の転流点と一致する。同様に
B,C相についても考えると,ある相の回転子位置信号
のパルスエッジはその相を除く他の相の転流点に一致す
る。従って,図5に示すように,各相に対する回転子位
置信号X′,Y′,Z′の立上り,立下りエッジにおい
てそのまま転流することで回転子を回転駆動することが
できる。
【0007】以上より,上記従来のセンサレス・モータ
駆動装置では,回転子位置検出回路3において,モータ
端子電圧を積分して得られた回転子位置信号X′,
Y′,Z′のパルスエッジを検出し,そのまま転流する
ことによって回転子を回転駆動する。この手法によれ
ば,特別な位相シフト回路等を必要としないため,回路
構成が簡素になり,当該センサレス・モータ駆動装置を
低コストで提供することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手法におい
ては,モータ端子電圧を積分した波形のゼロクロス点が
転流タイミングと一致することを利用して転流を行って
いる。しかし実際には,モータ端子には図7あるいは図
8に示すようなスパイク電圧が発生する。このスパイク
電圧によってモータ端子電圧の積分波形は歪み,図8に
示すように,スパイク電圧が発生しない場合の積分波形
よりも位相が進む。これにより,前記積分波形のゼロク
ロス点も進んでしまう。従って,上記従来の手法によっ
て,前記積分波形のゼロクロス点において転流すると,
転流タイミングも全て進んでしまうことになる。特に負
荷トルクが大きくなる即ちモータに流れる電流値が大き
くなると,スパイク電圧の幅が大きくなるため,積分波
形のゼロクロス点の進み位相量も大きくなる。よって転
流タイミングのずれが大きくなり,回転が不安定になっ
て最悪の場合には脱調を引き起こしてしまうというよう
な課題がある。また,遅延量を決定するために電流値を
検出する際,従来は変圧器やホール効果を利用した電流
検出素子が用いられているが,検出器自体が比較的高価
であることから,装置全体のコストが高くなったり,装
置の小型化も制約されるというような課題がある。
【0009】そこで本発明は,回転子の位置検出に積分
方式を採用し,スパイク電圧による積分波形のゼロクロ
ス点つまり検出した回転子位置の進み位相ずれの大きさ
に応じて転流タイミングを遅延させることによって,常
に最適なタイミングで転流を行い,脱調を防いで安定的
に駆動させることを目的としている。さらに,外部から
遅延特性を容易に変更できる構成をとることによって,
特性の異なるモータの駆動に際しても柔軟に対応するこ
とを目的としている。また,遅延量を決定するための電
流検出回路に上記のように特別な検出器を用いず,検出
すべき箇所に直列に挿入されたシャント抵抗の両端に発
生する電位差を差動増幅器で増幅することによって,電
流値を検出するという簡素な構成をとることによって,
低コストかつ省スペースを実現することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明に係
る位置センサレス・モータ駆動装置は,モータを回転駆
動するインバータ回路を備え,モータ端子電圧を利用し
て回転子位置を検出し,外付の位置検出器を用いること
なく固定子巻線に転流し駆動する位置センサレス・モー
タ駆動装置であって,モータ端子電圧を積分する積分回
路と,前記積分回路出力から回転子の位置を示す方形波
を生成するコンパレータとから構成される回転子位置検
出回路と,前記回転子位置信号から電気角1度に相当す
る時間を計算する単位電気角計測回路と,モータに流れ
る電流を検出する電流検出回路と,前記電流検出回路に
よって検出された電流値をA/D変換するA/Dコンバ
ータと,A/D変換された電流波形のピーク値を保持す
るピークホールド回路と,前記検出電流ピーク値に応じ
て最適な転流点まで転流パルスを遅延させるのに必要な
電気角遅延量を決定し,出力する進角調整回路とを備え
た構成としている。
【0011】本願請求項2の発明に係る位置センサレス
・モータ駆動装置は,前記進角調整回路を,外部から与
えた乗算定数をもとに検出電流値から遅延量を計算する
乗算器と,各検出電流値に対応する遅延量の関係を予め
記述した読出専用記憶装置と,前記乗算器と読出専用記
憶装置とから出力される遅延量のどちらかを選択するセ
レクタとから構成し,前記乗算定数もしくは前記読出専
用記憶装置の内容を変更することによって遅延特性を容
易に変えることを可能としている。
【0012】本願請求項3の発明に係る位置センサレス
・モータ駆動装置は,前記電流検出回路を,インバータ
とモータとの間に直列に挿入されたシャント抵抗と,前
記シャント抵抗の両端間の電位差を増幅する差動増幅器
とにより構成し,前記差動増幅器の出力電圧を以て前記
モータに流れる電流を検出するという簡素な回路構成と
している。
【0013】
【作用】モータを位置センサレスで駆動するため,モー
タ各相の端子電圧を回転子位置検出回路において積分,
比較処理し,前記各相に対する回転子の位置を示す方形
波を生成する。単位電気角計測回路では,前記方形波の
パルス幅を計測し,電気角1度あたりの時間を算出す
る。ここで,回転子の回転に伴って固定子巻線に発生す
る逆起電力により,モータ端子にはスパイク電圧が現れ
る。このスパイク電圧によって前記回転子位置検出回路
におけるモータ端子電圧積分波形に歪みが生じ,結果と
して前記回転子位置信号に進み位相ずれが発生する。
【0014】上記進み位相ずれをキャンセルするため,
電流検出回路において,回転子の回転に伴い固定子巻線
に流れ込むあるいは固定子巻線から流れ出す電流を電流
値と等価な電圧値として検出する。検出された電流値は
A/Dコンバータでディジタル値に変換された後,ピー
クホールド回路で電流波形のピーク値(波高値)が保持
される。上述した電流波形ピークの検出電流値より,進
角調整回路で前記電流値に対応する電気角遅延量を決定
し,上記単位電気角から上記進み位相ずれをキャンセル
すべき実際に転流タイミングに反映する電気角遅延量を
決定し,出力する。
【0015】その後,転流信号生成回路において,前記
各相の回転子位置信号に対して前記電気角遅延量だけ位
相を遅らせた転流信号を形成する。そして,位相シフト
された各相の転流タイミングに基づいて駆動信号が生成
され,インバータによって固定子巻線が励磁されて回転
子が回転する。これにより,モータ駆動状況に応じて常
に最適なタイミングで固定子巻線を励磁することがで
き,モータの安定駆動が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき,本発明の一実
施例を説明する。図6は本実施例に係る位置センサレス
・モータ駆動装置を3相ステッピングモータの位置セン
サレス駆動に適用した回路ブロック図である。まず図6
に基づき,本実施例における位置センサレス・モータ駆
動装置の動作概略を説明する。1は3相の固定子巻線が
Y型に結線された3相ステッピングモータ,La,L
b,Lcはそれぞれ前記3相ステッピングモータのA
相,B相,C相の固定子巻線,2は固定子巻線La,L
b,Lcに転流して前記3相ステッピングモータ1を回
転駆動するためのインバータである。インバータ2は,
出力端子Da,Db,Dcを介して前記3相ステッピン
グモータ1の固定子巻線La,Lb,Lcにそれぞれ通
電し,回転子を回転駆動する。
【0017】本実施例では前記3相ステッピングモータ
1をエンコーダ等の位置センサを別途用いることなく閉
ループ制御を行う。即ち位置センサレスで駆動する。前
記3相ステッピングモータ1の回転子の位置は,前記イ
ンバータ2の出力端子の電圧を回転子位置検出回路3で
処理することで検出することができる。前記回転子位置
検出回路3からは,前記3相ステッピングモータ1の
A,B,C各相に対する回転子の位置関係を表す矩形波
信号である回転子位置信号X,Y,Zがそれぞれ出力さ
れる。前記回転子位置信号X,Y,Zより,前記固定子
巻線La,Lb,Lcに転流するタイミングを生成す
る。
【0018】ところで,上述したように,回転子の回転
に伴って前記3相ステッピングモータ1の固定子巻線L
a,Lb,Lcには逆起電力が発生する。この逆起電力
によって,モータ端子又は前記インバータ出力端子D
a,Db,Dcの電圧波形には鋭いスパイク電圧が現れ
る。このスパイク電圧のために,回転子の位置を正しく
表しているスパイク電圧が発生しない場合の回転子位置
信号に対して,前記回転子位置信号X,Y,Zの位相が
進む方向にずれるという現象が発生する。従って,上記
従来の手法により前記回転子位置信号X,Y,Zからそ
のまま転流を行うと転流タイミングも進んでしまい,最
適なタイミングでの転流ができなくなる。そこで,本発
明では,図1に示した上記従来の位置センサレス・モー
タ駆動装置に,図6に示すように単位電気角計測回路
4,電流検出回路5,A/Dコンバータ6,ピークホー
ルド回路7及び進角調整回路8を追加した構成をとり,
以下に述べる手段によって,上記進み位相ずれをキャン
セルする。
【0019】上記進み位相ずれの大きさは前記固定子巻
線La,Lb,Lcに流れる電流に比例する。よって,
前記3相ステッピングモータ1の固定子巻線La,L
b,Lcとインバータ出力端子Da,Db,Dcとの間
にそれぞれシャント抵抗Rsを直列に挿入し,前記シャ
ント抵抗Rsに電流が流れた際にRsの両端に発生する
電圧から,電流検出回路5において,回転子の回転に伴
って前記固定子巻線La,Lb,Lcに流れる電流値
を,それと等価な電圧値として検出する。検出された電
流値はA/Dコンバータ6でディジタル値に変換された
後,ピークホールド回路7で電流波形のピーク値(波高
値)を保持する。単位電気角計測回路4では,前記回転
子位置信号X,Y,Zのパルス幅を計測し,電気角1度
あたりの時間を計測する。電流波形ピークの検出電流値
と前記単位電気角計測回路4から出力される電気角1度
の時間とを基に,進角調整回路8で前記進み位相ずれを
キャンセルすべき電気角遅延量dを生成する。転流信号
生成回路9では,前記各相に対する回転子位置信号X,
Y,Zに対して位相を前記電気角遅延量dだけ遅らせた
転流信号AP〜CNを生成する。そして位相シフトされ
た前記転流信号AP〜CNにより,駆動信号生成回路1
0で駆動信号A+〜C−を生成し,インバータ2を制御
することで最適なタイミングで固定子巻線La,Lb,
Lcが励磁されて回転子が回転する。
【0020】次に図6に示す位置センサレス・モータ駆
動装置を構成する各ブロックの詳細について,以下図面
に基づき説明する。図7は図6の3相ステッピングモー
タ1のA,B,C各相の端子電圧波形41,42,43
と,前記端子電圧41,42,43を積分した波形4
4,45,46,及び回転子位置信号X,Y,Zの波形
との関係を示す図,図8はモータ端子に発生するスパイ
ク電圧によって前記回転子位置信号X,Y,Zの位相が
進む現象を説明する図,図9は前記回転子位置信号波形
X,Y,Zと転流信号波形AP〜CN,及びモータに流
れる電流波形の関係を示す図である。図10は3相ステ
ッピングモータ1を回転駆動する120度通電電圧型イ
ンバータ2の回路構成例である。インバータ2は,P側
のMOSFET,Fa+,Fb+,Fc+と,N側のM
OS FET(以降単にFETと呼ぶ),Fa−,Fb
−,Fc−とから構成される。P側のFETとN側のF
ETとを一組組合せてチョッパ制御を行い,3相の直流
電流を各相の固定子巻線のうち選択的に2つの巻線に順
次通電して磁界を形成することにより回転子を回転駆動
させる。
【0021】上記インバータ2を制御し,最適なタイミ
ングで固定子巻線に転流するために回転子の位置を検出
する。本発明においては,図2に示した回転子位置検出
回路(1相分)を用い,上述したように,モータ端子電
圧を積分,比較処理することによって回転子の位置を検
出している。本実施例では3相ステッピングモータ1を
駆動しているので,A,B,C各相に対する回転子位置
信号X,Y,Zが得られることになる。
【0022】120度通電型のインバータにおいては,
各相毎に電気角360度の期間内に60度×2回の開放
期間(FETに駆動信号が印加されない期間)を有す
る。この開放期間にある相を開放相と称する。回転子の
回転に伴い固定子巻線に発生する逆起電力によって,図
7もしくは図8のA相端子電圧波形41に示すように,
開放期間には逆起電圧が発生すると同時にスパイク電圧
が発生する。このスパイク電圧によって,図8に示すよ
うに,スパイク電圧が発生しない場合の端子電圧積分波
形38に対して,実際の積分波形44は位相がd′進ん
だ歪んだ形状になる。
【0023】しかし,上述したように,実際にはスパイ
ク電圧によって積分波形のゼロクロス点の位相がd′進
んでしまうため,回転子位置信号Xにも,前記スパイク
電圧がない場合の回転子位置信号X′に対して,進み位
相量d′だけずれが生じる。よって,回転子位置信号X
の立上りもしくは立下りエッジでそのまま転流すると,
転流タイミングが進んでしまうことになるため,回転が
不安定になったり,最悪の場合には脱調を引き起こした
りする。従って,最適なタイミングでの転流を実現する
ためには,前記進み位相量d′を補正する機構が必要と
なる。ここで,前記積分波形44の歪み即ち進み位相量
d′の大きさは常に一定ではなく,モータの回転状況に
応じて変動する。従って,モータの回転状況に応じて時
々刻々変化する進み位相量d′を常に最適に補正しなく
てはならない。
【0024】進み位相量d′の大きさは前記スパイク電
圧のパルス幅に依存する。本発明では,スパイク電圧パ
ルス幅が回転負荷の大きさ即ちモータに流れる電流に比
例することに着目し,モータに流れる電流を検出して,
検出された電流値に基づいて進み位相量d′を推測,補
正し,最適なタイミングで転流を行うことを可能とする
構成とした。
【0025】図11は位置センサレス・モータ駆動装置
を構成する電流検出回路の1相分の回路図であり,シャ
ント抵抗Rs,差動増幅器25,出力レベル調整増幅器
26,クランプ回路27から構成される。シャント抵抗
Rsは,例えば0.5Ω程度の非常に小さい抵抗値を持
つものを使用し,図6もしくは図10に示すように,イ
ンバータ出力端子Da,Db,Dcとモータ固定子巻線
La,Lb,Lcとの間にそれぞれ挿入される。インバ
ータ2とモータ1との間に電流が流れると,前記シャン
ト抵抗Rsの両端間に電流値に応じた電位差が発生す
る。この電位差は図11に示す差動増幅器25によって
増幅され,出力レベル調整増幅器26を介して電流値と
等価な電圧値として出力される。モータに流れる電流は
図9の47に示す電流波形のように−側にも振れるた
め,図11のクランプ回路27によって−側成分をカッ
トした後,A/Dコンバータ6に入力する。なお,本実
施例では3相とも同様の電流波形となることから,1相
分の検出電流値のみ(本実施例ではA相)をA/Dコン
バータに入力するという構成をとっている。
【0026】図6に示すA/Dコンバータ6で8ビット
の2進データに変換された電流値は,ピークホールド回
路7で電流波形のピークの値(波高値)をサーチし,保
持する。ピークの保持期間は電気角360度で,その都
度ピーク値はリフレッシュされる構成としたことによ
り,リアルタイムな電流検出が可能となる。
【0027】検出された電流値を基に,図7及び図8に
示したd′進み位相の回転子位置信号X,Y,Zのパル
スエッジから,前記進み位相量d′をキャンセルする遅
延量dだけ転流を遅延させることで正規の転流点まで位
相を戻し,最適なタイミングで転流することができる。
ここで,遅延量dは電流値とモータ回転数の両方に依存
する。つまり,電流値が同じでも,モータ回転数が異な
れば遅延量dも異なるため,遅延量決定の際には電流値
とモータ回転数の2つのパラメータを考慮しなくてはな
らない。本発明では,遅延量を電気角で与えることによ
って,見かけ上モータ回転数というパラメータを消去
し,電流値に対する遅延量のみを考慮すればよいように
進角調整回路を構成した。さらに,電流値と遅延量との
対応関係を外部から設定,変更できるように構成したこ
とで,特性の異なるモータそれぞれに対して最適な遅延
をかけることを可能とした。
【0028】図6の単位電気角計測回路4において,電
気角180度のパルス幅を有する上記回転子位置信号
X,Y,Zから計測された電気角1度即ち単位電気角の
時間を基に,進角調整回路8において前記ピークホール
ド回路7から出力された検出電流値に対応する電気角遅
延量dを決定し,出力する。遅延量dの決定には,外部
から与えた乗算定数と検出電流値から遅延量を計算する
乗算方式と,それぞれの検出電流値に対応する遅延量の
関係を予め記述した読出専用記憶装置の内容を参照する
ROM方式の二通りが選択可能である。図12は前記進
角調整回路8の回路構成図である。乗算方式の場合は,
外部から例えばDIP SW等で構成される乗算定数設
定器28において8ビット2進データの乗算定数(検出
電流値との積が遅延量になる値)を設定し,乗算器29
において検出電流値と乗算定数との積即ち電気角遅延量
dが計算され,出力される。なお,前記乗算定数の設定
においては,前記乗算定数設定器28の代わりに,マイ
コン等から8ビット2進データの乗算定数を生成して入
力することによっても可能である。ROM方式の場合
は,読出専用記憶装置30に8ビット2進表記の電流値
をアドレスとして,前記電流値に対する電気角遅延量d
の値を予め記述しておき,検出電流値をアドレスとして
前記読出専用記憶装置30に入力すると,それに対応す
る電気角遅延量dが前記読出専用記憶装置30から出力
される。乗算方式とROM方式との切替はセレクタ31
によって行う。遅延量の転流信号生成回路への出力は,
上記ピークホールド回路7のリフレッシュタイミングに
合せて行われる。
【0029】一例として,乗算方式を用いた際の上記進
角調整回路8の動作を以下に説明する。電流値と電気角
遅延量との関係は図13に示すような直線であるとす
る。いま,電流値0〜2Aまでを8ビットで表現すれ
ば,0〜2Aまでを256段階で表すことになる。電流
値が2Aの時,乗算器29の入力端子Bに入力される信
号は10進表記で256であり,図13の遅延特性を適
用すると,この時の電気角遅延量は160度となる。従
って,ここでは入力された電流値を160/256倍す
れば,求める電気角遅延量が得られることになり,前記
160/256がここでの乗算定数となる。160/2
56=0.625で,これは2進表記で0.101であ
り,小数点以下8桁までの数値即ち10100000を
乗算定数として乗算定数設定器28で設定する。
【0030】例えば,電流値が0.5Aの時,乗算器2
9の端子Bには2進表記で01000000というデー
タが入力される。乗算器29では前記端子Bのデータ
と,端子Aに入力される前記乗算定数設定器28で設定
された10100000というデータとの各ビットごと
の論理積をとり,それらを加算して00101000と
いうデータで表される電気角遅延量をA×B端子に出力
する。前記出力は10進数では40となるから,この結
果は図13の遅延特性と一致する。ここで,乗算器29
は端子A,Bに入力された値の積(ただし8ビットデー
タ同士の積は16ビットデータとなるため,そのうち下
位8ビットのデータは切捨てる)を出力するという機能
を果たしている。同様の場合にROM方式では,読出専
用記憶装置30内の01000000(電流値を2進表
記したもの)のアドレスに前記電流値01000000
(=0.5A)に対応する電気角遅延量データ0010
1000(=40度)を予め格納しておき,前記電流値
が端子ADに入力されたら前記電気角遅延量が端子DA
TAから出力される。
【0031】以上は,電流値と電気角遅延量との関係を
図13に示すような直線であるとして述べた。しかし実
際には,電流値と電気角遅延量との間の,モータを安定
駆動するための最適な関係は常に直線であるとは限ら
ず,モータによっては曲線状になることもある。また,
モータに掛かる負荷が小さいときには直線状であって
も,負荷即ち電流が大きくなるにつれて曲線状になるこ
ともある。ROM方式においては,電流値と電気角遅延
量との関係を直線に限らず,任意の曲線にすることがで
きるので,広範囲な運転領域において常に最適な遅延を
かけることが可能となる。
【0032】ROM方式では,一度設定した遅延特性を
変更するには,読出専用記憶装置自体を交換する必要が
ある。一方,乗算方式においては,乗算定数設定器にお
いて遅延特性を随時変更することができるため,モータ
の特性が変わっても装置自体を変更する必要がなく,柔
軟に対応することができる。また,乗算方式による進角
調整機構においては,前記進角調整回路を含めて,当該
モータ駆動回路を1チップIC化することができるた
め,当該モータ駆動回路を低コストで提供することが可
能となる。
【0033】さらに,本発明では,遅延量決定に際し
て,乗算方式とROM方式とをセレクタによって切替え
る構成としたことで,前記乗算方式とROM方式双方の
利点を生かすことができる。例えば,検出電流値に応じ
て遅延量決定方式を切替えるということも可能となる。
つまり,電流値が0〜1Aまでは乗算方式を選択し,1
〜2AまではROM方式を選択するというような形態に
することもできる。従って,従来よりも広範な運転領域
において脱調を抑え,特性の異なる様々なモータに対し
ても柔軟に対応し,常に安定的に駆動することが可能と
なる。
【0034】本実施例では,転流信号生成回路におい
て,図9のAP〜CNの波形に示すように,A,B,C
各相に対して+側と−側それぞれのFETを制御する計
6本の転流信号を生成する。前記転流信号AP〜CN
は,図9に示すように回転子位置信号X,Y,Zの立上
り,立下りエッジに対して,上記進角調整回路8から出
力される電気角遅延量dだけそれぞれ遅延させたタイミ
ングで立上げ,立下げが行われ,パルスHIGH期間が
電気角120度の矩形波となる。以上のように構成する
ことで最適なタイミングでの転流が行われる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
回転子の位置を検出するのに高価なエンコーダやホール
素子等を必要としない位置センサレス方式であり,電流
検出回路にも高価な部品を必要としない簡素な構成とし
たことから,省スペースでコストが安くなるという効果
が創出される。
【0036】さらに,検出した電流値に応じて進み位相
ずれを補正する進角調整回路を備え,前記進角調整回路
における電気角遅延量決定機構を,乗算方式とROM方
式を用い,両方式を切替えることで外部から遅延特性を
任意に設定,変更することが可能な構成としたことによ
り,従来よりも広範な運転領域において脱調を抑え,特
性の異なる様々なモータに対しても柔軟に対応し,常に
安定的に駆動することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の位置センサレス・モータ駆動装置を3
相ステッピングモータの位置センサレス駆動に適用した
回路ブロック図である。
【図2】 回転子位置検出回路の1相分の回路図であ
る。
【図3】 スパイク電圧が発生しない場合の3相ステッ
ピングモータ端子電圧波形と端子電圧積分波形及び回転
子位置信号波形の関係を示す図である。
【図4】 従来の位置センサレス・モータ駆動装置にお
いて,モータ端子電圧から回転子位置信号を生成する機
構を説明する図である。
【図5】 従来の位置センサレス・モータ駆動装置にお
ける回転子位置信号波形と転流信号波形との関係を示す
図である。
【図6】 本発明の一実施例に係る位置センサレス・モ
ータ駆動装置を3相ステッピングモータの位置センサレ
ス駆動に適用した回路ブロック図である。
【図7】 本発明の一実施例に係る3相ステッピングモ
ータの端子電圧波形と端子電圧積分波形及び回転子位置
信号波形の関係を示す図である。
【図8】 モータ端子に発生するスパイク電圧によって
回転子位置信号の位相が進む現象を説明する図である。
【図9】 本発明の一実施例に係る回転子位置信号波形
と転流信号波形及びモータに流れる電流波形の関係を示
す図である。
【図10】 3相120度通電電圧型インバータの回路
構成例である。
【図11】 電流検出回路の1相分の回路図である。
【図12】 進角調整回路の回路構成図である。
【図13】 検出電流値に対する電気角遅延量の対応関
係を表す遅延特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 3相ステッピングモータ 2 120度通電電圧型インバータ 3 回転子位置検出回路 4 単位電気角計測回路 5 電流検出回路 6 A/Dコンバータ 7 ピークホールド回路 8 進角調整回路 9 転流信号発生回路 10 駆動信号発生回路 21 フィルタ 22 積分器 23 コンパレータ 24 ホトカプラ 25 差動増幅器 26 出力レベル調整回路 27 クランプ回路 28 乗算定数設定器 29 乗算器 30 読出専用記憶装置 31 セレクタ 35 スパイク電圧のないA相端子電圧波形 36 スパイク電圧のないB相端子電圧波形 37 スパイク電圧のないC相端子電圧波形 38 スパイク電圧が発生しない場合のA相端子電圧積
分波形 39 スパイク電圧が発生しない場合のB相端子電圧積
分波形 40 スパイク電圧が発生しない場合のC相端子電圧積
分波形 41 A相端子電圧波形 42 B相端子電圧波形 43 C相端子電圧波形 44 A相端子電圧積分波形 45 B相端子電圧積分波形 46 C相端子電圧積分波形 47 C相電流波形 X,Y,Z A,B,C相に対する回転子位置信号 X′,Y′,Z′ スパイク電圧が発生しない場合のA
相に対する回転子位置信号 AP A相+側転流信号 AN A相−側転流信号 BP B相+側転流信号 BN B相−側転流信号 CP C相+側転流信号 CN C相−側転流信号 A+ A相+側駆動信号 A− A相−側駆動信号 B+ B相+側駆動信号 B− B相−側駆動信号 C+ C相+側駆動信号 C− C相−側駆動信号 d′ ゼロクロス点進み位相量 d 電気角遅延量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを回転駆動するインバータ回路を
    備え,モータ端子電圧を利用して回転子位置を検出し,
    外付の位置検出器を用いることなく固定子巻線に転流し
    駆動する位置センサレス・モータ駆動装置であって,モ
    ータ端子電圧を積分する積分回路と,前記積分回路出力
    から回転子の位置を示す方形波を生成するコンパレータ
    とから構成される回転子位置検出回路と,前記回転子位
    置信号から電気角1度に相当する時間を計算する単位電
    気角計測回路と,モータに流れる電流を検出する電流検
    出回路と,前記電流検出回路によって検出された電流値
    をA/D変換するA/Dコンバータと,A/D変換され
    た電流波形のピーク値を保持するピークホールド回路
    と,前記検出電流ピーク値に応じて最適な転流点まで転
    流パルスを遅延させるのに必要な電気角遅延量を決定
    し,出力する進角調整回路とを備えたことを特徴とする
    位置センサレス・モータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記進角調整回路を,外部から与えた乗
    算定数と検出電流値から遅延量を計算する乗算器と,各
    検出電流値に対応する遅延量の関係を予め記述した読出
    専用記憶装置と,前記乗算器と読出専用記憶装置とから
    出力される遅延量のどちらかを選択するセレクタとから
    構成したことを特徴とする請求項1記載の位置センサレ
    ス・モータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出回路を,インバータとモー
    タとの間に直列に挿入されたシャント抵抗と,前記シャ
    ント抵抗の両端間の電位差を増幅する差動増幅器とによ
    り構成したことを特徴とする請求項2記載の位置センサ
    レス・モータ駆動装置。
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