JPH1174016A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH1174016A
JPH1174016A JP23200597A JP23200597A JPH1174016A JP H1174016 A JPH1174016 A JP H1174016A JP 23200597 A JP23200597 A JP 23200597A JP 23200597 A JP23200597 A JP 23200597A JP H1174016 A JPH1174016 A JP H1174016A
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JP
Japan
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terminal
housing
plug
stopper
connector
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Pending
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JP23200597A
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English (en)
Inventor
Kenichi Konaka
健一 小中
Hideo Tadokoro
英雄 田所
Nobuhiro Kimura
伸博 木村
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UNION MACH KK
Original Assignee
UNION MACH KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型であっても、ハウジングと端子との係止
保持を確実に行って相手方端子との接続を確実に行うこ
とができるコネクタを得る。 【解決手段】 プラグハウジング10は、ハウジングラ
ンス12と、ハウジングロック部18と、挿入ストッパ
となる嵌合部12の保持孔面12bとが形成されてい
る。ハウジングランス12は、ストッパ受容空間15に
前端面12aが面して形成され、ハウジングロック部1
8は端子保持孔13内に突出して形成されている。端子
30には、端子ストッパ34と、第二抜け止めストッパ
となる接触部支持部32の後端面32cが形成され、ハ
ウジングランス12は端子30の挿入時に外側へ弾性変
形する。端子30が所定位置まで挿入されたときは、端
子ストッパ34がストッパ受容空間15に位置し、接触
部支持部32がハウジングロック部18の前方に位置し
て後方への抜け止めとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線を圧着した端
子をハウジングに挿入保持させるタイプのコネクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコネクタとしては、図8に
示すようなコネクタ101が従来から知られている。こ
のコネクタ101は、いわゆるプラグコネクタであり、
電線Dが圧着されたプラグ端子130をプラグハウジン
グ110内に保持して構成されている。
【0003】そして、レセプタクルコネクタ105のレ
セプタクルハウジング150内にプラグハウジング11
0を挿入して、プラグコネクタ101とレセプタクルコ
ネクタ105とを嵌合させることにより、プラグ端子1
30とレセプタクル端子160とを接続させるようにな
っている。
【0004】図9にも示すように、プラグ端子130に
おける接触部131の上方には、上方に伸びる端子スト
ッパ134が形成されている。また、プラグハウジング
110の上面にはハウジングランス116が形成され、
ハウジングランス116の前方(図8においては左方)
には開口部115が形成されている。
【0005】このように形成されたプラグハウジング1
10には、後方(図8においては右方)からプラグ端子
130を挿入して、プラグ端子保持孔113内に保持さ
せる。このプラグ端子130の挿入時にはハウジングラ
ンス116が上方に押し上げられ、完全に挿入された状
態においては端子ストッパ134がハウジングランス1
16の前端面116aに当接する。
【0006】これにより、レセプタクルコネクタ105
との嵌合時に、レセプタクル端子160によってプラグ
端子130を押し出すような力が作用しても、この力に
抗してプラグ端子130をプラグハウジング110対し
て係止させることができるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなプラグコネクタ101においては、プラグハウジ
ング110とプラグ端子130との係止が端子ストッパ
134と前端面116aとの当接位置である1箇所だけ
でなされているため、プラグハウジング110とプラグ
端子130との係止が不十分になりやすく、特にプラグ
コネクタ101が小型化するとより不十分になって、プ
ラグ端子130とレセプタクル端子160との接触不良
を生じやすいという問題があった。
【0008】さらに、レセプタクル端子160との接触
する凸部131が上記の係止位置の下方にあるため、レ
セプタクルコネクタ105との嵌合時にプラグ端子13
0を斜め後方に引き下げるような力も作用する。このた
め、組立時にはプラグハウジング110とプラグ端子1
30とが係止されていても、両コネクタ101,105
の嵌合および解除を繰り返すことにより係止が不十分に
なることがあるという問題もあった。
【0009】また、レセプタクルコネクタ105におい
ては、凸部131がレセプタクルコネクタ105におけ
る左右端部から各々下方に伸びる左右接触部132a,
132bに形成されている。左右接触部132a,13
2bの下端部は開放しているため、両コネクタ101,
105の嵌合および解除を行うときに、左右方向にこじ
るような力が作用すると、左右接触部132a,132
bが開いた状態に永久変形してしまい、プラグ端子13
0とレセプタクル端子160との接触不良を生じるとい
う問題もあった。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、小型であっても、ハウジングとこのハウ
ジングの内部に配設される端子との係止保持を確実に行
ったり、端子の変形を防止したりして、端子と相手方端
子との接続を確実に行うことができるコネクタを提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のコネクタは、ハウジングと端子とから構
成されており、ハウジングは、前後方向に貫通する端子
保持孔を有して形成されるとともに、前方において相手
方ハウジングと嵌合するようになっており、端子は、電
線を圧着保持した状態でハウジングの後方から前方に向
けて端子保持孔内に挿入保持される。
【0012】そして、ハウジングには、ハウジングラン
スと、係止突起と、挿入ストッパとが形成されている。
ハウジングランスは、前方に形成されたストッパ受容空
間に前端部が面して外側へ弾性変形可能に形成され、係
止突起はハウジングランスに対向する位置において端子
保持孔内に突出して形成されている。また、挿入ストッ
パは、端子保持孔への端子の挿入を所定位置で規制する
ようになっている。
【0013】端子には、第一抜け止めストッパと、第二
抜け止めストッパとが形成されている。第一抜け止めス
トッパは、端子の外周方向に突出して形成されており、
端子保持孔内への挿入時にハウジングランスを外側へ弾
性変形させるとともに、端子が所定位置まで挿入された
ときにはストッパ受容空間に位置する。また、第二抜け
止めストッパは、端子が所定位置まで挿入されたとき
に、係止突起の前方に位置する。
【0014】このように構成されたコネクタによれば、
ハウジングの後方から端子保持孔内に端子を挿入させた
場合、第一抜け止めストッパが端子の外周から突出して
いても、ハウジングランスが外側に弾性変形するため端
子保持孔内に端子を挿入させることができる。
【0015】さらに、端子の挿入を行った場合、係止突
起上に端子が乗り上げることとなるため端子全体が端子
保持孔内で上動するが、この上動もハウジングランスの
弾性変形により吸収されるため、端子の挿入が阻止され
ることなく係止突起を乗り越えることができる。
【0016】そして、挿入ストッパに端子が当接してそ
れ以上の端子の挿入が規制される位置である所定位置に
端子が位置した状態においては、第一抜け止めストッパ
がハウジングランスを通り越してハウジングランスの前
方に形成されたストッパ受容空間内に位置し、第二抜け
止めストッパが係止突起の前方に位置する。
【0017】これにより、端子をハウジングの後方に引
き抜こうとすると、第一抜け止めストッパがハウジング
ランスの前端面に当接し、第二抜け止めストッパが係止
突起の前面に当接するため、端子のハウジングに対する
後方への抜け止めとなり、端子をハウジング内にしっか
りと保持させることができる。
【0018】上記の目的を達成するために、他方の本発
明のコネクタは、前記のコネクタと同様にハウジングと
端子とから構成され、端子が、電線圧着部と、接触部支
持部と、接触部と、固定部とから構成されている。電線
圧着部は、電線の圧着保持が可能に構成され、接触部支
持部は、電線圧着部から前方に伸びて形成され、このコ
ネクタのハウジングと相手方ハウジングとの嵌合時に相
手方端子の左右に位置するようになっている。
【0019】接触部は、接触部支持部の各々の前端部か
ら後方に向かって戻るように伸びて外側への弾性変形が
可能に形成され、ハウジングと相手方ハウジングとの嵌
合時に相手方端子を挟持するようになっている。また、
固定部は、接触部支持部の上部および下部において左右
の接触部支持部を繋いで接触部支持部の左右方向への広
がりを防止するようになっている。
【0020】このように構成されたコネクタにおいて
は、相手方コネクタとの嵌合および解除時にコネクタを
左右方向にこじるような力が作用して、端子を左右に押
し開くような力が作用しても、接触部が弾性変形するの
みで接触部支持部自体が左右方向へ広がってしまうこと
がない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
であるコネクタをプラグコネクタとして用いた場合につ
いて、図1から図5を参照して説明する。このプラグコ
ネクタ1は、前記のプラグコネクタ101と同様に、電
線Dが圧着されたプラグ端子30をプラグハウジング1
0内に保持して構成されている。なお、このプラグコネ
クタ1は、2個のプラグ端子30,30を保持可能に構
成された2極のコネクタである。
【0022】まず、プラグ端子30について説明する。
プラグ端子30は、弾性を有する金属製(導電材料)の
板材を曲げ加工することにより成形され、平板状に形成
された本体部31と、この本体部31の前部(図2にお
いては左方)において下方に伸びて角パイプ状に形成さ
れた接触部支持部32と、本体部31の後部(図2にお
いては右方)において下方に伸びて形成された電線圧着
部33とを有して構成されている。
【0023】電線圧着部33は、電線Dにおける芯線D
aを圧着する芯線圧着部33aと、電線Dの外皮部を圧
着する外皮圧着部33bとから構成されており、電線D
が圧着される前は、図5に示すように、ともに下方が開
放したU字状に形成されている。そして、図示しない圧
着工具を用いて、図1および図2に示すように芯線Da
および電線Dの外皮を包み込むようにして電線Dを圧着
する。
【0024】本体部31の前部には、本体部31の一部
を切り欠いた状態から上方に向かって折り曲げることに
より、本体部31から上方に伸びる端子ストッパ(第一
抜け止めストッパ)34が形成されている。また、接触
部支持部32の左側面32aおよび右側面32bにおけ
る前端部からは、それぞれ後方に向かって戻るように
(U字状に)伸びて左右接触部35a,35bが形成さ
れている。
【0025】なお、接触部支持部32の下板36は、後
側部材36aおよび前側部材36bからなり、後側部材
36aは左側面32aから伸びて形成され、前側部材3
6bは右側面32bから伸びて形成されている。前側部
材36bには後方に突出する嵌合突起36cが形成さ
れ、後側部材36aには嵌合突起36cが受容可能な受
容溝36dが形成されている。
【0026】そして、図5(B)に示すように、接触部
支持部32を角パイプ状に折り曲げた状態においては、
受容溝36dに嵌合突起36cが受容され、両部材36
a,36bをしっかりと係合させることができるように
なっている。従って、プラグ端子30においては、本体
部31の前端部近傍および下板36が請求の範囲に記載
の固定部を構成する。
【0027】このように構成されたプラグ端子30は、
プラグハウジング10内に挿入される。このプラグハウ
ジング10は、絶縁性を有する樹脂材料によって形成さ
れ、基部11と、この基部11の前方に突出して形成さ
れた嵌合部12とからなる。そして、基部11の後端面
11aに開口して端子保持孔13が形成されるととも
に、嵌合部12の前端面12aを貫通して端子保持孔1
3に繋がるレセプタクル端子挿入孔12cが形成されて
いる。
【0028】この実施形態ではプラグハウジング10は
2極のプラグハウジングであるため、2つの端子保持孔
13,13が形成され、プラグハウジング10の後方か
ら2個のプラグ端子30,30を挿入して保持すること
ができるようになっている。また、嵌合部12の左右側
面には、それぞれ嵌合突起14,14が形成されてい
る。
【0029】嵌合部12の上面は端子保持孔13に繋が
って開口部15が形成されており、基部11の上端部か
らはこの開口部15を覆うように前方に伸びるハウジン
グランス16が形成されている。このため、この開口部
15におけるハウジングランス16の前方部分が請求の
範囲に記載のストッパ受容空間を構成する。
【0030】なお、プラグハウジング10は樹脂材料に
よって形成されているためハウジングランス16は基部
11側において弾性変形することから、前端部が上下方
向に揺動自在となる。また、端子保持孔13の底面17
からは、端子保持孔13内に突出してハウジングロック
部(係止突起)18が形成されている。
【0031】端子保持孔13の内法高さH1は、プラグ
端子30の接触部支持部32の高さH2よりも若干(端
子ストッパ34の高さH4の寸法よりも小さい寸法で)
大きく形成されている。さらに、ハウジングランス16
の端子保持孔13側にはストッパ逃げ溝16bが、端子
ストッパ34の高さH4の寸法より若干少ない寸法H3
の深さで形成されている。
【0032】このように形成されたプラグハウジング1
0およびプラグ端子30によれば、電線Dが圧着された
プラグ端子30をプラグハウジング10の後方から端子
保持孔13内に挿入して保持させる。
【0033】このとき、プラグハウジング10の端子保
持孔13の開口部の高さ寸法(H1+H3)は、プラグ
端子30の全高(H2+H4)より大きいため、プラグ
端子30のプラグハウジング10への挿入を容易に行う
ことができる。特に、端子ストッパ34が立ち上がる位
置までは、接触部支持部32のみが端子保持孔13内に
挿入されるため、挿入当初の位置決めをスムーズに行う
ことができる。
【0034】その後、プラグ端子30の押し込みを行う
と、図1(A)に示すように、ハウジングロック部18
にプラグ端子30の下板36が当接する(乗り上げる)
ため、端子ストッパ34によってハウジングランス16
が上方に押し上げられる。
【0035】前記のようにハウジングランス16は弾性
変形が可能に構成されているため、さらにプラグ端子3
0の押し込みを行えば、(B)に示すように端子ストッ
パ34によってハウジングランス16がより上方に押し
上げられる。そして、接触部支持部32の前端面32d
が嵌合部12の保持孔面12bに当接するまでさらなる
押し込みを行うと、(C)に示すように、端子ストッパ
34がハウジングランス16の前方における開口部15
内に位置するとともに、接触部支持部32がハウジング
ロック18の前方に位置する。
【0036】この状態においては、ハウジングランス1
6はその弾性によって元の状態に戻るため、プラグ端子
30をプラグハウジング10から引き抜こうとする力を
加えても、端子ストッパ34がハウジングランス16の
前端面16aに当接するとともに、接触部支持部32の
後端面32cがハウジングロック18の前端面18aと
当接する(係止される)。
【0037】これにより、プラグ端子30は、プラグハ
ウジング10に対してそれ以上の前方への押し込みを行
うことができなくなるとともに、後方(挿入方向と反対
方向)への引き抜きを行うこともできない。このため、
プラグ端子30の接触部35が、レセプタクル端子挿入
孔12cに面した状態でしっかりと保持される。従っ
て、接触部支持部32の後端面32cが請求の範囲に記
載の第二抜け止めストッパを構成することとなり、嵌合
部12の保持孔面12bが請求の範囲に記載の挿入スト
ッパを構成することとなる。
【0038】なお、プラグ端子30の本体部31におけ
る端子ストッパ34の後方には上方に突出するハウジン
グランス受部31aが形成されており、上記のようにプ
ラグ端子30をプラグハウジング10内に完全に挿入し
た状態においては、ハウジングランス16の前部下端面
16bがハウジングランス受部31aと当接するように
なっている。これにより、プラグ端子30は、端子保持
孔13内において下方に押し下げられることとなるた
め、接触部支持部32とハウジングロック18との係止
をより確実に行わせることができる。
【0039】なお、プラグハウジング10の上部前方に
は開口部15の一部を覆う浮き上がり防止ストッパ19
が形成されている。この浮き上がり防止ストッパ19
は、その底面19aが端子保持孔13の上面と同一面で
形成されている。これにより、プラグ端子30をプラグ
ハウジング10内に完全に挿入した状態(図1(C)に
示す状態)においては、プラグ端子30を上方に押し上
げる力が作用しても本体部31が底面19aと当接する
ため、ハウジングランス16が押し上げられることがな
い。
【0040】このようにプラグ端子30がプラグハウジ
ング10に保持されたプラグコネクタ1には、図6およ
び図7に示すように、レセプタクルコネクタ5が嵌合さ
れる。レセプタクルコネクタ5は、レセプタクルハウジ
ング50と、このレセプタクルハウジング50に保持さ
れたレセプタクル端子60とから構成されている。
【0041】レセプタクルハウジング50は、プラグハ
ウジング10と同様に絶縁性を有する樹脂材料によって
形成され、基部51と、この基部51の外周から前方に
伸びて形成された壁部52とからなり、この基部51と
壁部52によって囲まれた空間が、基部51の反対側に
開口するプラグ受容空間53を形成している。なお、壁
部52の左右側面には、プラグハウジング10との嵌合
時に嵌合突起14,14が係合する嵌合用溝54,54
が形成されている。
【0042】レセプタクル端子60は、導電材料によっ
て四角柱状に形成されて、基部51を前後方向に貫通し
て形成された端子保持孔51a内に挿入保持され、先端
部61がプラグ受容空間53内に突出している。レセプ
タクル端子60の基端部62は、プリント基板Kに形成
された配線パターン(図示せず)に繋がってプリント基
板Kに固着されている。
【0043】このように構成されたレセプタクルコネク
タ5は、プラグコネクタ1と嵌合することにより、レセ
プタクル端子60とプラグ端子30とが接続される。こ
の嵌合は、プラグ受容空間53の前方開口からプラグハ
ウジング10の嵌合部12を挿入することによってなさ
れる。
【0044】この挿入は、嵌合突起14,14を完全に
嵌合用溝54,54に位置させるまでなされるが、嵌合
部12の左右方向の幅寸法は、プラグ受容空間53の左
右方向の幅寸法とほぼ等しく形成されている。このた
め、嵌合突起14,14を完全に嵌合用溝54,54に
位置させるためには、両ハウジング10,50を弾性変
形させるように強く押し込む。
【0045】このようにプラグハウジング10とレセプ
タクルハウジング50とを嵌合させると、レセプタクル
端子60がプラグ端子30の左右の接触部35a,35
bの間に挿入される。このとき、両接触部35a,35
bは弾性変形するため、レセプタクル端子60を左右両
側から挟持するようにして両端子30,60をしっかり
と接続させることができる。
【0046】そして、両コネクタ1,5の嵌合を解除す
る場合には、基部11の両端部11b,11bを指で挟
んでプラグコネクタ1を引き抜くわけであるが、前記の
ように嵌合突起14,14が嵌合用溝54,54に位置
しているため、左右にこじるようにして引っ張った方が
抜きやすい。プラグコネクタ1を左右にこじるようにし
て引き抜くと、レセプタクル端子60によって接触部3
5を左右方向に押し開くような力が作用する。
【0047】このように接触部35を押し開くような力
が作用しても、両接触部35a,35bは弾性変形する
ため、両接触部35a,35b間の距離が広がってしま
うことがない。さらに、両接触部35a,35bが伸び
る接触部支持部32の左側面32aおよび右側面32b
は、下板36において嵌合突起36cと受容溝36dと
によりしっかりと係合されている。このため、両接触部
35a,35bを押し開くような力が作用しても、左側
面32aおよび右側面32bが左右方向に開いてしまう
ことがない。これにより、再度の嵌合時にも両端子3
0,60をしっかりと接続させることができる。
【0048】なお、上記の実施形態においては、両コネ
クタ1,5を2極のコネクタとした場合について説明し
たが、本発明はこれに限られるものではなく、1極もし
くは2極以上の多極のコネクタとしてももちろん用いる
ことができる。また、レセプタクルコネクタ5も、上記
のようにレセプタクル端子60が直線状に伸びて形成さ
れたいわゆるストレートタイプのコネクタに限られるも
のではなく、レセプタクル端子の基端部がL字状に曲が
って下方に伸びて形成された、いわゆるライトアングル
タイプのコネクタとしてももちろんよい。
【0049】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について再
度、図1から図7を参照して説明する。このプラグコネ
クタ1は、プラグハウジング10における端子保持孔1
3の開口部の内法高さH1が1.9mmに形成され、ス
トッパ逃げ溝16bの深さH3が0.35mmに形成さ
れ、ハウジングロック部18が0.15mm突出して形
成されている。また、プラグ端子30においては、接触
部支持部32の高さH2が1.7mmに形成され、端子
ストッパ34の高さH4が0.4mmに形成され、ハウ
ジングランス受部31aが0.1mm突出して形成され
ている。
【0050】このため、図1(C)に示すように、プラ
グハウジング10内にプラグ端子30を完全に挿入した
状態において、端子保持孔内13でプラグ端子30を浮
き上がらせるような力が作用しても、ハウジングロック
部18と接触部支持部32とには少なくとも0.05m
mの係合代が残っているため、プラグ端子30における
上端部の端子ストッパ34のみならず、プラグ端子30
の下端部においても、プラグ端子30を引き抜く方向の
ロック保持を行うことができる。
【0051】特に、プラグ端子30においては、端子ス
トッパ34の下方に接触部35が形成されているため、
レセプタクルコネクタ5との嵌合時(レセプタクル端子
60の挿入時)には、プラグ端子30を下方に向けてこ
じるような力が作用する。しかしながら、このプラグコ
ネクタ1においては、プラグ端子30の下端部において
ハウジングロック部18と当接してこの力を受けるここ
とができる。従って、両コネクタ1,5の嵌合時におけ
るプラグ端子30のプラグハウジング10に対する係止
をより確実に行うことができる。
【0052】また、プラグ端子30においては、左右接
触部35a,35bの間隔W1が0.3mmに形成さ
れ、この接触部35の間に挿入されるレセプタクル端子
60は、幅W2が0.5mmに形成されている。さら
に、両側面32a,32bと両接触部35a,35bの
先端部との間隙W3は、0.15mmに形成されてい
る。このため、接触部35a,35bの間にレセプタク
ル端子60を挿入した場合には、左右接触部35a,3
5bがそれぞれ0.1mmづつ外側に広がるようにたわ
むため、レセプタクル端子60をしっかりと挟持するこ
とができる。
【0053】さらに、この状態から左右接触部35a,
35bをさらに広げるようにこじる力が作用しても、左
右接触部35a,35bは0.05mmづつ広がる余裕
があるため、接触部35が永久変形してレセプタクル端
子60との接触不良を生じることもない。また、このよ
うに大きな力が作用しても、下面36にける嵌合突起3
6cと受容溝36dとの嵌合代W4は0.4mmあるた
めしっかりと係合され、左右側面32a,32bが左右
方向に開いてしまうことがない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコネクタ
は、端子の上下等の対向する位置に第一抜け止めストッ
パと第二抜け止めストッパとを設け、端子が所定位置ま
で挿入されたときには、第一抜け止めストッパはストッ
パ受容空間に位置するとともに、第二抜け止めストッパ
は係止突起の前方に位置するため、端子の対向する2箇
所においてハウジングに対する後方への抜け止めとな
る。このため、相手コネクタの嵌合時に相手方端子によ
り端子を後方へ押し出そうとする力が作用しても、ハウ
ジングにおける端子の保持をより確実に行うことがで
き、このコネクタの端子と相手方端子とを確実に接続さ
せることができる。
【0055】また、他方の本発明のコネクタは、端子の
接触部を相手方端子の左右に位置する接触部支持部から
後方に向かって戻るように伸びて形成して相手方端子を
挟持するように構成するとともに、固定部によって左右
の接触部支持部を上下で繋ぐことにより、接触部支持部
の左右方向への広がりを防止するようにしている。この
ため、相手コネクタの嵌合および解除時に相手方端子に
より端子を左右方向に押し開こうとする力が作用して
も、接触部支持部自体が左右方向に開くように変形しま
うことがなく、このコネクタの端子と相手方端子とを確
実に接続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタにおけるハウジングへの
端子の挿入状態を表す断面図であり、(A)には挿入初
期の状態を表し、(B)には挿入途中の状態を表し、
(C)には完全に挿入された状態を表している。
【図2】上記コネクタの平面図を(A)に表し、(A)
におけるB−B断面および側面を(B)に表している。
【図3】上記コネクタに用いられる端子の図2における
III矢視図を(A)に表し、(A)におけるB矢視図を
(B)に表している。
【図4】上記端子の図3(A)におけるIV−IV断面図で
ある。
【図5】上記端子の斜視図であり、下板36の展開状態
を(A)に示し、折り曲げた状態を(B)に示してい
る。
【図6】本発明に係るコネクタと相手コネクタとの嵌合
状態を示す平面図であり、図7におけるVI−VI断面図で
ある。
【図7】上記コネクタの図6におけるVII−VII断面図で
ある。
【図8】従来のコネクタの断面図である。
【図9】従来のコネクタに用いられる端子の平面図を
(A)に表し、(A)におけるB矢視図を(B)に表
し、(B)におけるC矢視図を(C)に表している。
【符号の説明】
1 プラグコネクタ 5 レセプタクルコネクタ 10 プラグハウジング 30 プラグ端子 50 レセプタクルハウジング 60 レセプタクル端子 D 電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に貫通して端子保持孔が形成さ
    れ、前方において相手方ハウジングとの嵌合が自在なハ
    ウジングと、電線を圧着保持して前記ハウジングの後方
    から前方に向けて前記端子保持孔内に挿入保持される端
    子とからなるコネクタであって、 前記ハウジングに、 前方に形成されたストッパ受容空間に前端部が面して外
    側へ弾性変形可能なハウジングランスと、 このハウジングランスに対向する位置において前記端子
    保持孔内に突出する係止突起と、 前記端子保持孔への前記端子の挿入を所定位置で規制す
    る挿入ストッパとが形成され、 前記端子に、 外周方向に突出して、前記端子保持孔内への挿入時に前
    記ハウジングランスを外側へ弾性変形させ、前記端子が
    前記所定位置まで挿入されたときに前記ストッパ受容空
    間に位置して前記端子の前記ハウジングに対する後方へ
    の抜け止めとなる第一抜け止めストッパと、 前記端子が前記所定位置まで挿入されたときに前記係止
    突起の前方に位置して前記端子の前記ハウジングに対す
    る後方への抜け止めとなる第二抜け止めストッパとが形
    成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前後方向に貫通して端子保持孔が形成さ
    れ、前方において相手方ハウジングとの嵌合が自在なハ
    ウジングと、電線を圧着保持して前記ハウジングの後方
    から前方に向けて前記端子保持孔内に挿入保持される端
    子とからなるコネクタであって、 前記端子が、 前記電線の圧着保持が可能な電線圧着部と、 この電線圧着部から前方に伸びて形成され、前記ハウジ
    ングと前記相手方ハウジングとの嵌合時に相手方端子の
    左右に位置する接触部支持部と、 この接触部支持部の各々の前端部から後方に向かって戻
    るように伸びて外側への弾性変形が可能に形成され、前
    記ハウジングと前記相手方ハウジングとの嵌合時に相手
    方端子を挟持する接触部と、 前記左右の接触部支持部を上部および下部で繋いで前記
    接触部支持部の左右方向への広がりを防止する固定部と
    からなることを特徴とするコネクタ。
JP23200597A 1997-08-28 1997-08-28 コネクタ Pending JPH1174016A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078138A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Delphi Technologies Inc 電気コネクタ
JP2012021609A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Nsk Ltd リニアアクチュエータ
JP2018186058A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 第一精工株式会社 電気コネクタ及び電気コネクタ装置
US11746087B1 (en) 2022-03-18 2023-09-05 Enveric Biosciences Canada Inc. C4-carboxylic acid-substituted tryptamine derivatives and methods of using

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