JPH1173025A - 画像形成方法及び電子写真現像剤 - Google Patents
画像形成方法及び電子写真現像剤Info
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Abstract
い画像形成方法の提供、また、画像濃度が高く高解像度
な画像形成方法を提供すること。 【解決手段】 (a)トナー顕像保持部材上に保持さ
れ、液体現像剤により現像されて得られたトナー像と、
該トナー像を覆う現像液層から、スクイズ部材によって
現像液層をスクイズした後、(b)電圧を印加された電
圧印加部材から該トナー像に電圧を印加し、次いで、
(c)トナー画像を中間転写部材に転写した後、更に、
(d)トナー画像を転写部材に転写することを特徴とす
る画像形成方法。
Description
電子写真用現像剤に関し、詳しくは、特にフルカラーコ
ピーの再現性のよい画像形成方法、そしてそれに適する
液体現像剤、乾式現像剤に関するものである。
刷等のプロセスにおいて、静電潜像担持体上に形成され
た静電荷像を現像する方法には、液体現像剤を使う液体
現像法と粉体現像剤を使う乾式現像法が知られている。
乾式現像法は粉体現像剤の粒子径が7μm程度とかなり
粗大なために、高精細な画像を得るという点からは限界
がある。一方、液体現像法では現像粒子が2μm以下、
通常は1μm程度以下と粉体トナー粒子に比べて極めて
微細であるために、近年の市場動向である高画質化が可
能であり、その長所が見直されてきている。
は、電気絶縁性の有機溶剤中に着色微粉体(トナー粒
子)を懸濁させたものであり、このトナー粒子の粒子径
が非常に小さいために、乾式現像法に比較して細線再現
性が良く、なお且つハイコントラストの画像を得ること
ができ、また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の4色のトナーを用いたフルカラー現像においてもその
特徴を発揮し、高解像度、高階調の画質が得られる。
画質を損なうことなく、さらに複写の高速化を実現する
ために、中間転写体を用いた技術がUSP4,945,
387号明細書、USP4,984,025号明細書に
提案されている。中間転写体の使用には、紙等のシート
状の転写媒体以外の転写媒体にもトナーを転写できると
いう長所もある。しかし、この方法においても、依然静
電転写方式を利用しているために、やはり高画質・高速
対応には限界がある。そこで、例えばUSP4,70
8,406号明細書に開示されているような、転写時の
画質劣化を防止する目的で、密着状態で一定圧力をもっ
て静電荷像担持体上からトナー像をベルトないしローラ
状の中間転写体表面に一旦転写し、さらにこのトナー像
を同様な方法で紙等の転写媒体に転写する方法がある。
この方法の場合、実際の装置においては与えられる圧力
に限界があり、まだ転写効率が十分ではなく転写時の画
質劣化も完全には防止できないことが多い。また、PC
T、Wo90/05942号公報にあるように、トナー
像を転写する方法として転写したトナー像を熱により粘
着性を与え、転写性と転写媒体への定着性を向上させる
技術がある。この場合も中間転写ローラを加熱するため
熱による劣化が大きく、信頼性のないプロセスであっ
た。
いては、転写前の感光体上のトナー像にプレチャージを
行なうと転写体のコピー像がプレチャージのない場合に
比べて、特にシャープ性すなわち画像の解像度の点に関
して良好になることが知られている。このプレチャージ
の効果についての仮説を図1及び図2に基づいて説明す
る。すなわち、感光体(1)の表面には所定厚さの現像
液層(2)が形成されるものであるが、この現像液層
(2)においてはトナー(3)が現像時に電気泳動する
際に溶剤(4)の成分比が大きく、現像後は図1に示す
ように膨潤トナーが画像に含まれている。この膨潤トナ
ーはカーボン等による顔料(5)の周囲に溶出成分より
なる樹脂層(6)が形成されているものであり、このよ
うな状態は感光体(1)にゆるく付着しているものであ
るため、このまま転写すると転写紙と感光体(1)との
間の押圧によってトナー像は容易にくずれ、転写乱れが
ひどくなてしまうものと考えられる。これに対しプレチ
ャージを行なうと図2に示すようにトナー(3)がしま
って感光体(1)上に緊密にしっかり付着し、これによ
り転写ムラがなく、特にシャープ性の優れた画像が得ら
れるものと考えられる。
00秒以上と高い高品質紙ではベタ均一性は良好だが、
平滑度が60秒以下の低平滑紙では画像濃度、ベタ均一
性も劣るといった転写紙の平滑性の違いによって画像品
質が異なる欠点があった。
点に鑑みなされたもので、転写部材の平滑性によらず、
ベタ均一性が高い画像形成方法の提供、また、画像濃度
が高く高解像度な画像形成方法の提供を目的とするもの
であり、そして、かかる画像形成方法に最適な現像剤を
提供することを目的とするものである。また、本発明は
同様な効果が期待できる乾式現像剤を提供することも目
的とするものである。
ナー顕像保持部材上に保持され、液体現像剤により現像
されて得られたトナー像と、該トナー像を覆う現像液層
から、スクイズ部材によって現像液層をスクイズした
後、(b)電圧を印加された電圧印加部材から該トナー
像に電圧を印加し、次いで、(c)トナー画像を中間転
写部材に転写した後、更に、(d)トナー画像を転写部
材に転写することで画像を形成することにより転写部材
の平滑性によらずベタ均一性が高い画像形成方法を得ら
れることを見い出した。その結果、電圧の印加、そして
中間転写部材を設けることにより現像剤中の余分な溶媒
を除去できる上に、その溶媒を回収することが可能とな
る。他の中間転写部材を設ける効果としては、受像部材
は紙以外のフィルム等にも転写することが可能となる。
また、カラー画像を得る装置においては各色ごとの現像
部を重ねて配置することが可能となり、装置全体の小型
化が可能となる。そして、該電圧印加部材と前記トナー
顕像保持部材との間のギャップが前記スクイズ部材と前
記トナー顕像保持部材との間のギャップより広くするこ
とによりローラの汚れに起因する地汚れの防止に効果が
あることを見い出した。また、前記電圧印加部材が、前
記スクイズの回転方向とは逆方向に回転されることによ
り転写精度が向上する。前記電圧印加部材が、前記トナ
ー顕像保持部材上のトナー像に非接触であることにより
ベタ均一性が向上する。前記電圧印加部材により、前記
トナー顕像保持部材の帯電電位と逆極性の電圧を印加
し、1〜100μAの電流を流すことにより解像度が向
上する。
静電潜像を形成した静電荷像担持体(感光体)は、液体
現像剤に接触ないし浸漬することによって、静電潜像と
反対極性のトナー粒子が潜像方向へ電気泳動しトナー像
を形成する。本発明に用いるトナー顕色保持部材として
は、硫化カドミウム、アモルファスシリコン、セレン等
の他、有機感光体が用いられる。この際に、上記現像が
行なわれるところにおいては、静電潜像の形成する電気
力線の方向を揃え画像の再現性を向上させるために、静
電荷像担持体に対向し接地した導体(現像電極)を設け
ることが望ましい。また、更に好ましくは、上記現像電
極は円筒型で、静電荷像担持体との対向部分において静
電荷像担持体と逆方向に回転するもの(リバースロー
ラ)であることが望ましい。これは、トナー顕像保持部
材の回転方向と逆方向に回転することで、現像部材が現
像電極として機能するだけでなく、現像後の静電荷像担
持体上の余剰のキャリア液体をある程度絞り取る働きが
あるためである。同様に、この後に設けるスクイズ部材
もトナー顕像保持部材の回転方向と逆回転であることが
望ましい。これによって静電荷像担持体の余剰のキャリ
ア液体が殆ど除去され、それ以降の転写が極めて容易に
なる。このようにトナー顕像保持部材から得られた画像
が、現像部材に反映され、一次画像が形成され、そして
一次画像からスクイズ部材により感光体上の余剰の現像
剤や溶剤が除去される。更に、画像に非接触な部材、例
えば回転するローラに電圧を印加して電流を流す手段
(電圧印加部材)により電圧を印加することにより画像
の定着がなされる。その後、トナー顕像保持部材上のト
ナーが中間転写部材に圧力、熱、静電気力、またはこれ
らの組み合わせにより転写し、次に転写紙等の転写体に
最終画像が転写される。
高いものが好ましく、特にその表面の接触角が3°〜1
80°、好ましくは5°〜90°であれば中間転写体に
余分な現像剤が付着しにくくなることにより地汚れがな
くなる。接触角は協和科学(株)の協和コンタクトアン
グルメーターCA−D型などにより測定すればよい。具
体的な中間転写体の材料としては、天然若しくは合成樹
脂、合成ゴムまたはその組み合わせやポリ塩化ビニル、
シリコーンゴム、フッ素ゴム、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リエチレンテレフタレート等の撥水撥油材料等である。
そして中間転写体上のトナーは圧力、熱、静電気力、ま
たはこれらの組み合わせにより、転写部材に転写され
る。また、定着方法は熱ローラの裏面からの加熱、若し
くはフラッシュ光による定着も可能である。本発明はこ
うした知見に基づいてなされたものである。
「(a)トナー顕像保持部材上に保持され、液体現像剤
により現像されて得られたトナー像と、該トナー像を覆
う現像液層から、スクイズ部材によって現像液層をスク
イズした後、(b)電圧を印加された電圧印加部材から
該トナー像に電圧を印加し、次いで、(c)トナー画像
を中間転写部材に転写した後、更に、(d)トナー画像
を転写部材に転写することを特徴とする画像形成方
法」、(2)「該電圧印加部材と前記トナー顕像保持部
材との間のギャップが前記スクイズ部材と前記トナー顕
像保持部材との間のギャップより広いことを特徴とする
前記(1)項に記載の画像形成方法」、(3)「前記電
圧印加部材が、前記スクイズの回転方向とは逆方向に回
転されることを特徴とする前記(1)又は(2)項に記
載の画像形成方法」、(4)「前記電圧印加部材が、前
記トナー顕像保持部材上のトナー像に非接触であること
を特徴とする前記(1)乃至(3)項の何れか1に記載
の画像形成方法」、(5)「前記中間転写体の表面の接
触角が3°〜180°であることを特徴とする前記
(1)乃至(4)項の何れか1に記載の画像形成方
法」、(6)「前記電圧印加部材により、前記トナー顕
像保持部材の帯電電位と逆極性の電圧を印加し、1〜1
00μAの電流を流すことを特徴とする前記(1)乃至
(5)項の何れか1に記載の画像形成方法」、(7)
「前記中間転写体上のトナーを、圧力、熱、静電気力、
又はこれらの組み合わせにより、前記転写部材に転写す
ることを特徴とする前記(1)乃至(6)項の何れか1
に記載の画像形成方法」、(8)「前記トナー顕像保持
部材上のトナーを、圧力、熱、静電気力、又はこれらの
組み合わせにより、前記中間転写体に転写することを特
徴とする前記(1)乃至(7)項の何れか1に記載の画
像形成方法」によって解決される。
有する電子写真現像剤において、着色剤がシアンはフタ
ロシアニン系顔料、イエローはジスアゾ系顔料、マゼン
タはカーミン系及び/又はキナクリドン系顔料、ブラッ
クはカーボンブラックであることを特徴とする前記
(1)乃至(8)項の何れか1に記載の画像形成方法に
用いられる電子写真現像剤」、(10)「前記電子写真
現像剤に用いられる樹脂がアクリル樹脂、ロジン変性樹
脂、シリコーン変性樹脂、ポリオレフィン又はその共重
合体、ウレタン樹脂であることを特徴とする前記(9)
項に記載の電子写真現像剤」によって解決される。
にしたがって更に詳細に説明する。図4は、比較のた
め、従来方法による画像形成を示す。図3、図5の例に
おいて、まず、ドラム状に形成されたトナー潜像保持部
材となる感光体(7)が回転自在に設けられ、この感光
体(7)の周囲には現像部(8)と転写部(9)とが設
けられている。現像部(8)は感光体(7)の表面に沿
った円弧をもって形成された現像電極(10)を有し、
現像電極(10)は現像液(11)を貯える現像液タン
ク(12)内に設けられた供給ポンプ(13)に連通さ
れ、現像電極(10)の下方には現像液タンク(12)
に連通する受皿(14)が設けられている。なお、現像
電極(10)と感光体(7)との間隙(d0)は0.6
〜1.0mmに設定されている。また、現像部(8)
は、感光体(7)と非接触の現像ローラを用いることも
できる。この場合は、現像ローラ両端に間隙設定用のベ
アリング(15)、(16)を用いる。
あって受皿(14)内に位置させてスクイズローラ(1
7)と電圧を印加して電流を流すローラ(18)とが設
けられている。スクイズローラ(17)は前記感光体の
回転方向とは逆になるように高速回転(100〜400
rpm)するものである。ローラ(18)は高速回転
(100〜400rpm)するとともに、これらと同軸
的回転自在に設けられた直径のやや大きい間隙設定用ベ
アリング(15)、(16)を感光体(7)の両側に接
合させて、感光体(7)の表面との間隙を定めている。
ローラ(18)はスクイズローラ(17)と逆方向に回
転することで印刷精度を高められる。スクイズローラ
(17)と感光体(7)との間隙(d1)は最終段のロ
ーラ(18)と感光体(7)との間隙(d2)よりも低
く設定されている。これはローラ(18)にトナー層を
含む現像液がローラ(18)に接触しない状態で電圧を
印加し、電流を流すためである。具体的には、d1は5
0〜100μmであり、d2は100〜200μmであ
る。加電圧は、好ましくは500〜5000V、更に好
ましくは1000〜2000Vである。また、スクイズ
ローラ並びに電圧印加部材は強度の面からハードアルマ
イト部材であることが好ましい。また、前記ローラ(1
7)、(18)間には仕切り板(19)が設けられてい
るとともにそれぞれにはかき取った現像液(11)を除
去するブレード(20)、(21)が設けられている。
そして、スクイズローラ(17)にはバイアス電位(V
B1)を与えるバイアス電源(22)が接続され、前記ロ
ーラ(18)にはバイアス電位(VB2)を与えるバイア
ス電源(23)が接続されている。
0〜+1300Vとしたとき、バイアス電位(VB1)は
フロート状態であり、バイアス電位(VB2)は200〜
0Vであることが望ましい。また、感光体へは1〜10
00μA電流を流すのが望ましい。なお、符号(24)
は転写紙であり、符号(25)はトナーである。
ローラ(17)、(18)とはそれぞれの表面速度があ
らかじめ設定された状態になるように駆動され、図示し
ない部分において感光体(7)は帯電、露光され、その
表面に静電潜像が形成されている。この状態で現像部
(8)に達すると現像電極(10)上においてトナー
(25)が付着して顕像化されるが、その表面には粘性
に基づき現像液層が形成される。そして、スクイズロー
ラ(17)の部分では感光体(7)との間で相対的に移
動速度が零になる部分が生じるが、これを境にして余剰
現像液はスクイズローラ(17)により除去される。こ
のとき、特開昭51−8941号公報に掲載されている
ような作用原理により感光体(7)上のトナー像にくず
れは生じない。ついで、このローラ(17)はバイアス
電位(VB1)が印加されているので、図5に示したよう
にトナー(25)は均等にしたり、くずれが生じるおそ
れはない。このようにして、しまりの良好なトナー顕像
が形成されてから熱ローラ中間転写部(9)から転写紙
(30)にトナー(25)が転写されるが、その転写さ
れた状態は図5に示される。すなわち、静電潜像の幅が
(W0)とした場合、転写されたトナー(25)の幅が
(W2)で大きな変化がなくシャープ性が良好である。
これに反して図4に示すものは転写前の電圧印加のない
場合で中間転写体から転写されたトナー(25)の幅
(W0)は(W2)に対してかなり大きい。また、図5の
方が画像濃度、ベタ均一性も高い。
7)、(18)を2段のものとして説明したが、実施に
当たっては3段以上に更に増加させてもよい。そして、
最終段のもののみ感光体(7)の帯電電位と逆極性のバ
イアス電位を印加し、他のものはフロート状態か、或い
はバイアス電位を印加するとしても感光体(7)のそれ
と同極性にする。
材の現像部から転写部までの間に複数のローラを設け、
これらのスクイズローラの表面の移動方向を感光体のそ
れと逆方向にし、トナー顕像保持部材表面のトナー像を
くずすことなく、余剰現像液を除去することができ、し
かも最終段のスクイズローラにトナー顕像保持部材の帯
電電位と逆極性のバイアス電位を印加したもので、転写
前にトナーを防止することができ、しかも転写ムラのな
い安定した転写を行なうことができる等の効果を有する
ものである。
用いることにより、高品質が得られる。図中(8’)は
現像ローラ、(17’)はスクイズローラ、(26)は
電圧印加ローラ(電圧を印加し放電電流を生じせしめる
ローラ)であり、(27)は中間転写ローラ、(31)
は転写紙、(29)は熱(この例においては120℃)
転写ローラである。このプロセスは図3のプロセスと同
様に遂行することができ図3のプロセスと同様な効果が
得られる。
電気力で中間転写体上のトナーを転写紙に転写する、本
発明の別の1例を示すものである。このプロセスにおい
ても図3のプロセス、図6のプロセスと同様に遂行され
図3のプロセス、図6のプロセスと同様な効果が得られ
る。
り、この例においては、タンデム型に形成したイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体現像、転写手
段を有する。(41)はクリーニングローラ、(42)
はクリーニングブレード、(43)はクエンチングラン
プ、(44)はコロナ放電部、(45)は現像剤、(4
6)は現像ローラ、(47)はスクイズローラ、(4
8)は帯電ローラ、(49)はコロナ放電部、(50)
は中間転写ベルト、(51)は転写ローラ、(52)は
転写部材例えば典型的には紙、(53)はクリーニング
ウエブであり、中間転写ベルトにトナー像を静電転写
後、熱100℃転写ローラにより転写部材上に転写する
ものであり、そのことにより転写部材の平滑度のいかん
に関わらずベタ均一性の高いカラーコピーが得られる。
例を示すものであり、この例の場合は中間転写ベルト
(50)から紙(52)に転写するのに静電転写部(5
4)により紙に静電転写するものである。
よいが、特に以下に示すものを用いることによって画像
濃度並びに解像度が向上する。ここでは便宜上、液体現
像剤を用いた例によって説明を進めることにする。
め、感光体上のトナー層上に5〜200μAの電流を流
して着色剤による劣化の差と、中間転写体への転写性、
中間転写体から転写紙への転写性を評価した。その結
果、現像剤に用いる着色剤がマゼンタはカーミン系及び
/又はキナクリドン系、シアンはフタロシアニン系、イ
エローはジスアゾイエローを、ブラックはカーボンブラ
ックを用いることが好ましいことが判明した。当然なが
ら、これらの現像剤は本発明のプロセス以外の別のプロ
セスにおいても用いることができる。
llow 12、Pigment Yellow 13、Pigment Yellow 14、Pig
ment Yellow 17、Pigment Yellow 55、Pigment Yellow
81、Pigment Yellow 83、 カーミン系マゼンタの例として:Pigment Red 5、Pigme
nt Red 57、Pigment Red 60、Pigment Red 114、Pigmen
t Red 146、Pigment Red 185、 キナクリドン系顔料の例として:Pigment Red 122、Pig
ment Red 209、 フタロシアニン系顔料の例として:Pigment Blue 15:1
(α−フタロシアニン)、Pigment Blue 15:3、Pigment B
lue 15:4、Pigment Blue 15:6、Pigment Blue 16、 等が挙げられる。
のものは更に有用である。 (ジスアゾイエロー系顔料)
及びR16が−H No.3−2 R1、R14が−Br、R2〜R13、R15
及びR16が−H No.3−3 R1、R6、R12、R14が−Cl、R2
〜R5、R7〜R11、R13、R15及びR16が−H No.3−4 No.3−1の化合物で金属CuがZ
n No.3−5 No.3−2の化合物で金属CuがC
a No.3−6 No.3−3の化合物で金属CuがB
a No.3−7 R1、R6、R10、R14が−OCH3、
R2〜R5、R7〜R9、R11〜R13、R15及びR16が−H No.3−8 R1、R6、R10、R14が−OC2H5、
R2〜R5、R6〜R9、R11〜R13、R15及びR16が−H
一般式(4)、(5)に挙げるアゾ染料を用いることが
可能である。
Rc、Rd、Reはそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、
−OH、−CnH2n+1又は−OCnH2n+1(nは1〜4の
整数)を表わす。)
析されていないが、分子中に適当に極性基が含まれるた
めに極性制御剤や樹脂の吸着が良好なため、トナー粒子
が放電電流によって極性のかたよりを生じないためと考
えられる。一般式(4)で表わされるアゾ顔料は公知の
赤色顔料であり、その代表例としては下記表1のような
ものが挙げられる。表中の化合物No.2の化合物は大
日精化社製の大日精化Red No.4として市販され
ている。その他、冨士色素のFuji Fast Re
d No.3500、有本化学社製のRed402等が
ある。
の赤色顔料であり、その代表例としては下記表2のよう
なものが挙げられる。表中の化合物No.2の化合物は
冨士色素社製のFuji Fast Carmine
No.550として市販されている。その他、大日精化
社製のSeika Carmine 3870、山陽色
素社製のParmanent Pink FBL等があ
る。
樹脂、必要に応じて極性制御剤等を添加し、ケディミ
ル、ビーズミル、アトライター、ボールミル等の分散機
を用いてトナーの粒子径を20μm以下、好ましくは
0.1〜3μmの平均粒子径に分散し構成したものであ
る。分散媒としては脂肪族炭化水素(商品名:アイソバ
ーH、G、L、M、エクソン化学社製)、シリコーンオ
イル(商品名:KF995、KF994、KF85、K
F96−3000CS等、信越化学社製)、イソドデカ
ン、n−ヘキサン、イソブチルミリステート、イソプロ
ピルミリステート等が挙げられる。分散媒は無極性液体
で高絶縁性、無臭であることが望ましい。
(メタ)樹脂、ポリオレフィン又はその共重合体、ポリ
ウレタン、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、エポキ
シ樹脂等が挙げられる。樹脂は分散剤、極性制御剤及び
定着剤としての機能を有することが望ましい。
が、これには金属石けん、レシチン等が用いられる。ト
ナーは着色剤1重量部に対し樹脂0.1〜20重量部
で、好ましくは0.5〜10重量部である。0.1重量
部以下では分散性や定着性が不十分であり、20重量部
以上では画像濃度が低下する。
に分散媒、着色剤、樹脂、必要に応じて極性制御剤等を
加え、ケディミル、ビーズミル、アトライター、ボール
ミル等で室温近くで分散する方法が挙げられるが、これ
には、フラッシング法や混練法により着色剤と樹脂、必
要に応じて分散媒、極性制御剤を加えて着色剤を樹脂と
一体化したもの等を作り、更にメデアミルで分散し、ト
ナーを作る方法等が取り入れられる。このようにした方
が、着色剤が樹脂によく被覆されて、均一な分散がで
き、高解像度、高画像濃度でシャープネス、ベタ均一性
の高いトナーが得られる。
ず、樹脂1重量部に対し着色剤0.01〜0.3重量
部、極性制御剤等を少量添加し、加熱混練したものを3
〜10μmの粒子に分散する。
合の画像形成法であるが、この形成法であげたトナー中
の着色剤は一成分系及び二成分系の乾式現像剤を用いた
場合にも準用することができるものである。
する。なお、本実施例は本発明の一部にすぎず、本発明
は本実施例に拘束されない。なお、ここでの部は重量基
準である。
0.8μmの負極性のトナーであった。このトナー50
gをアイソバーH 1000mlに分散し、液体現像剤
1を作製した。
また、室温になるまで冷却しながら4時間分散し平均粒
径1.8μmのトナーを作製した。このトナー50gを
イソペンチルミリステート 1000mlに分散し、液
体現像剤2を作製した。
重量%のウエットケーキ)をフラッシャーにとり、混練
し、樹脂中にシアニン系No.3−8顔料をフラッシン
グした着色剤を得た。このフラッシング着色剤100部
にシリコーンオイルKF95を200部、ポリブチレン
マレイミドを0.5部加えアトライターで6時間分散し
た。このトナー50gをシリコーンオイル(KF95)
1000mlに分散し、液体現像剤3を作製した。
low 95を用いた以外は実施例1とまったく同様にして
現像剤4を調製した。 現像剤5 現像剤2のPigment Red 122の代わりにPigment Red
2を用いた以外は実施例2とまったく同様にして現像剤
5を調製した。 現像剤6 現像剤3のPigment Red 146の代わりにPigment Red
38を用いた以外は実施例3とまったく同様に現像剤6
を調製した。
ハードアルマイトからなるローラ(18)の印加電圧
(−)1000V、電流10μA。そして、ローラ(1
8)は感光体上のトナー層を含む現像液膜に比接触に配
置し、中間転写ローラは接触角4°のポリエチレンテレ
フタレートからなるベルトとし、120℃とした条件で
平滑度60秒の紙にコピーし、ベタの均一性、画像濃
度、解像度について評価を行ないその結果を表3にまと
めた。画像濃度と地肌汚れはマクベス反射濃度計で測
定、ベタ均一性と、シャープネスは段階見本5、4、
3、2、1で測定した。5が一番良く、1が最悪、3以
上が合格レベルとする。転写媒体の平滑度は王研式平滑
度測定器で測定している。その数値が大きいほど平滑性
が高く、その値が小さいほど平滑性が低い。
1000V、電流10μAで実施例1と同様に評価を行
なった。
ーを用い、実施例1と同様に評価を行なった。
を含む現像液膜に接触した状態で電圧を印加し、電流を
流し、実施例1と同様に評価を行なった。
コーンゴムローラを用い、実施例1と同様に評価を行な
った。 実施例6 図8の中間転写部材(50)に接触角20°のフッ素ゴ
ムを用い、実施例1と同様に評価を行なった。 実施例7 図8の中間転写部材(50)に接触角5.0°の塩ビベ
ルトを用い、実施例1と同様に評価を行なった。 実施例8 現像剤1を現像剤2に変更した以外は、実施例1と同様
に評価を行なった。 実施例9 現像剤1を現像剤3に変更した以外は、実施例1と同様
に評価を行なった。 実施例10 平滑度10秒の転写紙を使う以外は、実施例1と同様に
評価を行なった。
例1と同様に評価を行なった。 比較例2 図3の複写機から中間転写体(9)を除き、実施例1と
同様に評価を行なった。 比較例3 図3の複写機から印加電圧ローラ(18)、中間転写体
(9)を除き、実施例1と同様に評価を行なった。 比較例4 平滑度10秒の転写紙を使う以外は、比較例1と同様に
評価を行なった。 比較例5 平滑度10秒の転写紙を使う以外は、比較例2と同様に
評価を行なった。
なように、(a)トナー顕像保持部材上に保持され、液
体現像剤により現像されて得られたトナー像と、該トナ
ー像を覆う現像液層から、スクイズ部材によって現像液
層をスクイズした後、(b)電圧を印加された電圧印加
部材から該トナー像に電圧を印加し、次いで、(c)ト
ナー画像を中間転写部材に転写した後、更に、(d)ト
ナー画像を転写部材に転写することを特徴とする画像形
成方法によれば、転写部材の平滑性によらずベタ均一性
が高く、また、特定の現像剤を用いることにより画像濃
度が高く解像度が高くなるという極めて優れた効果を発
揮する。
ジにより優れた画質が生じる理由に関する仮説を説明す
る図である。
ジにより優れた画質が生じる理由に関する仮説を説明す
る図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 (a)トナー顕像保持部材上に保持さ
れ、液体現像剤により現像されて得られたトナー像と、
該トナー像を覆う現像液層から、スクイズ部材によって
現像液層をスクイズした後、(b)電圧を印加された電
圧印加部材から該トナー像に電圧を印加し、次いで、
(c)トナー画像を中間転写部材に転写した後、更に、
(d)トナー画像を転写部材に転写することを特徴とす
る画像形成方法。 - 【請求項2】 該電圧印加部材と前記トナー顕像保持部
材との間のギャップが前記スクイズ部材と前記トナー顕
像保持部材との間のギャップより広いことを特徴とする
請求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項3】 前記電圧印加部材が、前記スクイズの回
転方向とは逆方向に回転されることを特徴とする請求項
1又は2に記載の画像形成方法。 - 【請求項4】 前記電圧印加部材が、前記トナー顕像保
持部材上のトナー像に非接触であることを特徴とする請
求項1乃至3の何れか1に記載の画像形成方法。 - 【請求項5】 前記中間転写体の表面の接触角が3°〜
180°であることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
か1に記載の画像形成方法。 - 【請求項6】 前記電圧印加部材により、前記トナー顕
像保持部材の帯電電位と逆極性の電圧を印加し、1〜1
00μAの電流を流すことを特徴とする請求項1乃至5
の何れか1に記載の画像形成方法。 - 【請求項7】 前記中間転写体上のトナーを、圧力、
熱、静電気力、又はこれらの組み合わせにより、前記転
写部材に転写することを特徴とする請求項1乃至6の何
れか1に記載の画像形成方法。 - 【請求項8】 前記トナー顕像保持部材上のトナーを、
圧力、熱、静電気力、又はこれらの組み合わせにより、
前記中間転写体に転写することを特徴とする請求項1乃
至7の何れか1に記載の画像形成方法。 - 【請求項9】 少なくとも着色剤、樹脂を有する電子写
真現像剤において、着色剤がシアンはフタロシアニン系
顔料、イエローはジスアゾ系顔料、マゼンタはカーミン
系及び/又はキナクリドン系顔料、ブラックはカーボン
ブラックであることを特徴とする請求項1乃至8の何れ
か1に記載の画像形成方法に用いられる電子写真現像
剤。 - 【請求項10】 前記電子写真現像剤に用いられる樹脂
がアクリル樹脂、ロジン変性樹脂、シリコーン変性樹
脂、ポリオレフィン又はその共重合体、ウレタン樹脂で
あることを特徴とする請求項9に記載の電子写真現像
剤。
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