JPH11728A - ヒートシンク及びヒートシンク組み立て方 - Google Patents

ヒートシンク及びヒートシンク組み立て方

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JPH11728A
JPH11728A JP18886897A JP18886897A JPH11728A JP H11728 A JPH11728 A JP H11728A JP 18886897 A JP18886897 A JP 18886897A JP 18886897 A JP18886897 A JP 18886897A JP H11728 A JPH11728 A JP H11728A
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JP
Japan
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heat sink
base
heat
force
heating element
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JP18886897A
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English (en)
Inventor
Atsushi Terada
厚 寺田
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TOUSUI KIKAKU KK
Original Assignee
TOUSUI KIKAKU KK
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Publication date
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Publication of JPH11728A publication Critical patent/JPH11728A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】押し出し材制作技術の制約を受けることなく高
性能でかつ低価格、軽量でフィン抜けのないヒートシン
クを提供することにある。 【構成】左右に発熱素子を取り付けるベース部分(2)
とその中間に前記ベース面からの熱を放熱させるフィン
部(4)を構成したヒートシンク部分片(1)同志をこ
のベース部(2)に構成されている嵌め合い幅のほぼ同
じである凹状部(2a)とこれに対応するもう一方のヒ
ートシンクの一部に構成された凸状部(2b)とこの間
に前記ヒートシンク部分片(1)より長さが短い平板材
(5)を前記ヒートシンク部分片(1)の前後にスペー
スを残した状態で挟み込み圧力にて次々に嵌め合わせ、
圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に設けられた角度
によって起こる凹凸状部の加工硬化、内部応力、カジリ
などの複合力を利用してその結合力及び熱伝達力を強固
なものにし、発熱素子を取り付ける広いベース面を構成
させると同時に平板材(5)を2つのヒートシンク部分
片(1)の間に固定してあること特徴とするヒートシン
クの組み立て方。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPU,トランジスタ
ー類の発熱素子電子部品を冷却するヒートシンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型ヒートシンク制作時の、炉を
用いない工法としてはアルミニュームの平板を直接ベー
スにかしめる工法と押し出し材からなるベースとフィン
を圧入にて接続する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、かしめ工法は圧入に比べ比較的薄い冷却に適したア
ルミニューム等の冷間平板材を使用できるが、押し出し
材技術に制限があり、かしめに適した深くて細い溝は制
作が困難であり、フィンの固定に困難が伴なった、また
ベースは通常押し出し材から製造されるためフィンとの
材質による相違から熱膨張率が異なりそのためフィンが
抜ける危険性があった、一方圧入の場合は、フィンもベ
ースも同じ押し出し材から作られるので熱膨張の違いに
よるフィン抜けの危険性はないが、同じく押し出し材の
技術制約により厚み1mm以下の薄いフィンの制作が困
難なため軽量なヒートシンク制作が困難になっている。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、押し出し材制作技術の制約を受けることなく、
かつフィン抜け危険性のない高性能でかつ低価格、軽量
なヒートシンクを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右に発熱素
子を取り付けるベース部分(2)とその中間に前記ベー
ス面からの熱を放熱させるフィン部(4)を構成したヒ
ートシンクの部分(1)同志をこのベース部(2)に構
成されている嵌め合い幅のほぼ同じである凹状部(2
a)とこれに対応するもう一方のヒートシンク部分
(1)に構成された凸状部(2b)を圧力にて次々に嵌
め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に設け
られた角度によって起こる凹凸状部の加工硬化、内部応
力、カジリなどの複合力を利用してその結合力及び熱伝
達力を強固なものにし、両面に発熱素子を取り付ける広
いベース面を構成させてあること特徴とするヒートシン
クである。
【0006】本発明は、左右に発熱素子を取り付けるベ
ース部分(2)とその中間に前記ベース面からの熱を放
熱させるフィン部(4)を構成したヒートシンク部分
(1)同志をこのベース部(2)に構成されている嵌め
合い幅のほぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応す
るもう一方のヒートシンク部分(1)に構成された凸状
部(2b)を圧力にて次々に嵌め合わせ、圧入時の圧力
及び凹状部または凸状部に設けられた角度によって起こ
る凹凸状部の加工硬化、内部応力、カジリなどの複合力
を利用してその結合力及び熱伝達力を強固なものにし、
両面に発熱素子を取り付ける広いベース面を構成させて
あること特徴とするヒートシンクの組み立て方である。
【0007】本発明は、左右に発熱素子を取り付けるベ
ース部分(2)とその中間に前記ベース面からの熱を放
熱させるフィン部(4)を構成したヒートシンク部分
(1)同志をこのベース部(2)に構成されている嵌め
合い幅のほぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応す
るもう一方のヒートシンク部分(1)に構成された凸状
部(2b)とこの間に前記ヒートシンク部分(1)より
長さが短い平板材(5)を前記ヒートシンク部分(1)
の前後にスペースを残した状態で挟み込み圧力にて次々
に嵌め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に
設けられた角度によって起こる凹凸状部の加工硬化、内
部応力、カジリなどの複合力を利用してその結合力及び
熱伝達力を強固なものにし、両面に発熱素子を取り付け
る広いベース面を構成させると同時に平板材(5)を2
つのヒートシンク部分(1)の間に固定してあること特
徴とするヒートシンクである。
【0008】本発明は、左右に発熱素子を取り付けるベ
ース部分(2)とその中間に前記ベース面からの熱を放
熱させるフィン部(4)を構成したヒートシンク部分
(1)同志をこのベース部(2)に構成されている嵌め
合い幅のほぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応す
るもう一方のヒートシンク部分(1)に構成された凸状
部(2b)とこの間に前記ヒートシンク部分(1)より
長さが短い平板材(5)を前記ヒートシンク部分(1)
の前後にスペースを残した状態で挟み込み圧力にて次々
に嵌め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に
設けられた角度によって起こる凹凸状部の加工硬化、内
部応力、カジリなどの複合力を利用してその結合力及び
熱伝達力を強固なものにし、両面に発熱素子を取り付け
る広いベース面を構成させると同時に平板材(5)を2
つのヒートシンク部分(1)の間に固定してあること特
徴とするヒートシンクの組み立て方である。
【0009】
【作 用】本ヒートシンクはベース面に取り付けられた
CPU,トランジスター類の発熱素子からの熱をフィン
に移動させファンからの風などをフィンにあてることに
よりこれらの熱をフィンから空気中に移動させ、これら
発熱素子の熱による破壊を防ぐ。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、本発明におけるヒートシンクを形成する部分
(1)である。(2)はベース面を構成する部分であり
(3)の面に発熱素子が取り付けられる(2a)部はも
う一方のヒートシンク部分(1)を嵌めあわせる際の結
合用凹状部であり(2b)はこれに対応する凸状部であ
る。(4)はベース面からの発熱素子の熱を放熱させる
フィン部である。
【0011】図2は、ヒートシンク部分(1)を圧力に
より次々に勘合することを示した図であり、図3はその
A−A部部分拡大図である。図3において(d)は凹状
部溝幅でありこれに対応する凸状部(d1)は通常dよ
り若干大きめにつくられているが幅(W)に対応する幅
(W1)を大きめにつくっても同じことである。これは
締結力を考慮にいれてこれらの公差を変化させる。圧力
により、凸状部が凹状部に圧入されると、凸状部の先端
が凹状部の接触面の表面を摩擦にて剥ぎ取り、さらなる
力にて凸状部は変化する角度αにて強制的に曲げられる
ため加工硬化が生じこの溝内で硬化するこれに圧入時の
応力と摩擦により剥ぎ取られた面にカジリが生じこれら
の複合力により強力に2つのヒートシンク部分(1)は
締結される。
【0012】図4は、これらのヒートシンク部分(1)
を次々に勘合させ制作したヒートシンクの斜視図であ
る。ベース3の集合体に発熱素子をとりつけることがで
きるこの図においては発熱体は1つであるが両側のベー
ス面に取り付けることができる。
【0013】図5は、ヒートシンク部分片間に平板のア
ルミ板を挟み込んである図である、これは図6に示すよ
うに、ヒートシンク部分を勘合する際にその間にアルミ
平板材を挟み込み圧力にてヒートシンク部分を勘合する
力で平板も同時にこの2つのヒートシンク片に勘合して
いる図である。これにより、押し出し材では制作不可能
な薄いフィンをヒートシンク内に形成させることができ
るばかりでなく、これらの上下部分を固定できるのでこ
のアルミ板の上下方向への抜けを防止することができ
る。
【0014】図7は、平板アルミを挟み込みフィン数を
増加させた完成ヒートシンク正面図である。図8は図7
のB−B断面図であり、平板材(5)はヒートシンク部
分(1)よりやや短く制作されその両端にスペースL
(このLは両方とも同じ長さでなくともよい)が設けら
れる、そのため図9に示すように平板材を挟み込みヒー
トシンク部分(1)を勘合した際その圧力によりヒート
シンク部分(1)の平板材(5)に面する部分が僅かに
S分だけ凹み平板材の長手方向の抜けを防ぐことができ
る。
【0015】
【発明の効果】押し出し材の技術に制限を受けることな
く高性能、低価格、軽量でフィン抜けのないヒートシン
クを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートシンク部分である。
【図2】ヒートシンク部分の締結図である。
【図3】A−Aの拡大図である。
【図4】ヒートシンク斜視図である。
【図5】ヒートシンク部分に平板材を挟み込んだ図
【図6】ヒートシンク部分と平板材の勘合図
【図7】平板材を挟み込んだヒートシンク正面図であ
る。
【図8】B−B断面図
【図9】C−C部分拡大図
【図10】(a)ヒートシンク正面図、背面図 (b)ヒートシンク正面図、背面図(平板材挟み込み) (c)ヒートシンク平面図、底面図 (d)ヒートシンク右左側面図
【符号の説明】
【図1】 1、ヒートシンク部分 2、ベース部 2a、凹状部 2b、凸状部 3、発熱素子取付ベース面 4、フィン部
【図2】 1、ヒートシンク部分
【図3】 3、発熱素子取付ベース面 4、フィン
【図4】 2、フィン 3、発熱素子取付ベース面
【図5】 2、ベース部 2a、凹状部 2b、凸状部 3、発熱素子取付ベース面 4、フィン部 5、平板材
【図6】 2、ベース部 4、フィン部 5、平板材
【図7】 2、ベース部 3、発熱素子取付ベース面 4、平板材
【図8】 2、ベース部 4、フィン部 5、平板材
【図9】 2、ベース部 4、フィン部 5、平板材
【図10】 (a)ヒートシンク正面図、背面図 (b)ヒートシンク正面図、背面図(平板材挟み込み) (c)ヒートシンク平面図、底面図 (d)ヒートシンク右左側面図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ヒートシンク及びヒートシン
ク組み立て方法
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】ヒートシンク及びヒートシンク組み立て
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPU,トランジスタ
ー類の発熱素子電子部品を冷却するヒートシンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型ヒートシンク制作時の、炉を
用いない工法としてはアルミニュームの平板を直接ベー
スにかしめる工法と押し出し材からなるベースとフィン
を圧入にて接続する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、かしめ工法は圧入に比べ比較的薄い冷却に適したア
ルミニューム等の冷間平板材を使用できるが、押し出し
材技術に制限があり、かしめに適した深くて細い溝は制
作が困難であり、フィンの固定に困難が伴なった、また
ベースは通常押し出し材から製造されるためフィンとの
材質による相違から熱膨張率が異なりそのためフィンが
抜ける危険性があった、一方圧入の場合は、フィンもベ
ースも同じ押し出し材から作られるので熱膨張の違いに
よるフィン抜けの危険性はないが、同じく押し出し材の
技術制約により厚み1mm以下の薄いフィンの制作が困
難なため軽量なヒートシンク制作が困難になっている。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、押し出し材と平板アルミを併用することにより
押し出し材制作技術の制約を受けることなく、かつフィ
ン抜け危険性のない高性能でかつ低価格、軽量なヒート
シンクを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右に発熱素
子を取り付けるベース部分(2)とその中間に前記ベー
ス面からの熱を放熱させるフィン部(4)を構成した
し出し材からなるヒートシンクの部分(1)同志をこの
ベース部(2)に構成されている嵌め合い幅のほぼ同じ
である凹状部(2a)とこれに対応するもう一方のヒー
トシンク部分(1)に構成された凸状部(2b)を圧力
にて次々に嵌め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部または
凸状部に設けられた角度によって起こる凹凸状部の加工
硬化、内部応力、カジリなどの複合力を利用してその結
合力及び熱伝達力を強固なものにし、両面に発熱素子を
取り付ける広いベース面を構成させてあること特徴とす
るヒートシンクである。
【0006】本発明は、左右に発熱素子を取り付けるベ
ース部分(2)とその中間に前記ベース面からの熱を放
熱させるフィン部(4)を構成した押し出し材からなる
ヒートシンク部分(1)同志をこのベース部(2)に構
成されている嵌め合い幅のほぼ同じである凹状部(2
a)とこれに対応するもう一方のヒートシンク部分
(1)に構成された凸状部(2b)を圧力にて次々に嵌
め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に設け
られた角度によって起こる凹凸状部の加工硬化、内部応
力、カジリなどの複合力を利用してその結合力及び熱伝
達力を強固なものにし、両面に発熱素子を取り付ける広
いベース面を構成させてあること特徴とするヒートシン
クの組み立て方である。
【0007】本発明は、左右に発熱素子を取り付けるベ
ース部分(2)とその中間に前記ベース面からの熱を放
熱させるフィン部(4)を構成した押し出し材からなる
ヒートシンク部分(1)同志をこのベース部(2)に構
成されている嵌め合い幅のほぼ同じである凹状部(2
a)とこれに対応するもう一方のヒートシンク部分
(1)に構成された凸状部(2b)とこの間に前記ヒー
トシンク部分(1)より長さが短い平板材(5)を前記
ヒートシンク部分(1)の前後にスペースを残した状態
で挟み込み圧力にて次々に嵌め合わせ、圧入時の圧力及
び凹状部または凸状部に設けられた角度によって起こる
凹凸状部の加工硬化、内部応力、カジリなどの複合力を
利用してその結合力及び熱伝達力を強固なものにし、両
面に発熱素子を取り付ける広いベース面を構成させると
同時にアルミ平板材(5)を2つのヒートシンク部分
(1)の間に固定してあること特徴とするヒートシンク
である。
【0008】本発明は、左右に発熱素子を取り付けるベ
ース部分(2)とその中間に前記ベース面からの熱を放
熱させるフィン部(4)を構成した押し出し材からなる
ヒートシンク部分(1)同志をこのベース部(2)に構
成されている嵌め合い幅のほぼ同じである凹状部(2
a)とこれに対応するもう一方のヒートシンク部分
(1)に構成された凸状部(2b)とこの間に前記ヒー
トシンク部分(1)より長さが短い平板材(5)を前記
ヒートシンク部分(1)の前後にスペースを残した状態
で挟み込み圧力にて次々に嵌め合わせ、圧入時の圧力及
び凹状部または凸状部に設けられた角度によって起こる
凹凸状部の加工硬化、内部応力、カジリなどの複合力を
利用してその結合力及び熱伝達力を強固なものにし、両
面に発熱素子を取り付ける広いベース面を構成させると
同時にアルミ平板材(5)を2つのヒートシンク部分
(1)の間に固定してあること特徴とするヒートシンク
の組み立て方である。
【0009】
【作 用】本ヒートシンクはベース面に取り付けられた
CPU,トランジスター類の発熱素子からの熱をフィン
に移動させファンからの風などをフィンにあてることに
よりこれらの熱をフィンから空気中に移動させ、これら
発熱素子の熱による破壊を防ぐ。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、本発明におけるヒートシンクを形成する押し出し
材からなる部分(1)である。(2)はベース面を構成
する部分であり(3)の面に発熱素子が取り付けられる
(2a)部はもう一方のヒートシンク部分(1)を嵌め
あわせる際の結合用凹状部であり(2b)はこれに対応
する凸状部である。(4)はベース面からの発熱素子の
熱を放熱させるフィン部である。
【0011】図2は、ヒートシンク部分(1)を圧力に
より次々に勘合することを示した図であり、図3はその
A−A部部分拡大図である。図3において(d)は凹状
部溝幅でありこれに対応する凸状部(d1)は通常dよ
り若干大きめにつくられているが幅(W)に対応する幅
(W1)を大きめにつくっても同じことである。これは
締結力を考慮にいれてこれらの公差を変化させる。圧力
により、凸状部が凹状部に圧入されると、凸状部の先端
が凹状部の接触面の表面を摩擦にて剥ぎ取り、さらなる
力にて凸状部は変化する角度αにて強制的に曲げられる
ため加工硬化が生じこの溝内で硬化するこれに圧入時の
応力と摩擦により剥ぎ取られた面にカジリが生じこれら
の複合力により強力に2つのヒートシンク部分(1)は
締結される。
【0012】図4は、これらのヒートシンク部分(1)
を次々に勘合させ制作したヒートシンクの斜視図であ
る。ベース3の集合体に発熱素子をとりつけることがで
きるこの図においては発熱体は1つであるが両側のベー
ス面に取り付けることができる。
【0013】図5は、ヒートシンク部分片間に平板のア
ルミ板を挟み込んである図である、これは図6に示すよ
うに、ヒートシンク部分を勘合する際にその間にアルミ
平板材を挟み込み圧力にてヒートシンク部分を勘合する
力で平板も同時にこの2つのヒートシンク片に勘合して
いる図である。これにより、押し出し材では制作不可能
な薄いフィンをヒートシンク内に形成させることができ
るばかりでなく、これらの上下部分を固定できるのでこ
のアルミ板の上下方向への抜けを防止することができ
る。
【0014】図7は、平板アルミを挟み込みフィン数を
増加させた完成ヒートシンク正面図である。図8は図7
のB−B断面図であり、平板材(5)はヒートシンク部
分(1)よりやや短く制作されその両端にスペースL
(このLは両方とも同じ長さでなくともよい)が設けら
れる、そのため図9に示すように平板材を挟み込みヒー
トシンク部分(1)を勘合した際その圧力によりヒート
シンク部分(1)の平板材(5)に面する部分が僅かに
S分だけ凹み平板材の長手方向の抜けを防ぐことができ
る。
【0015】
【発明の効果】押し出し材の技術に制限を受けることな
く高性能、低価格、軽量でフィン抜けのないヒートシン
クを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒートシンク部分である。
【図2】ヒートシンク部分の締結図である。
【図3】A−Aの拡大図である。
【図4】ヒートシンク斜視図である。
【図5】ヒートシンク部分に平板材を挟み込んだ図
【図6】ヒートシンク部分と平板材の勘合図
【図7】平板材を挟み込んだヒートシンク正面図であ
る。
【図8】B−B断面図
【図9】C−C部分拡大図
【図10】(a)ヒートシンク正面図、背面図 (b)ヒートシンク正面図、背面図(平板材挟み込み) (c)ヒートシンク平面図、底面図 (d)ヒートシンク右左側面図
【符号の説明】
【図1】 1、ヒートシンク部分 2、ベース部 2a、凹状部 2b、凸状部 3、発熱素子取付ベース面 4、フィン部
【図2】 1、ヒートシンク部分
【図3】 3、発熱素子取付ベース面 4、フィン
【図4】 2、フィン 3、発熱素子取付ベース面
【図5】 2、ベース部 2a、凹状部 2b、凸状部 3、発熱素子取付ベース面 4、フィン部 5、平板材
【図6】 2、ベース部 4、フィン部 5、平板材
【図7】 2、ベース部 3、発熱素子取付ベース面 4、平板材
【図8】 2、ベース部 4、フィン部 5、平板材
【図9】 2、ベース部 4、フィン部 5、平板材
【図10】 (a)ヒートシンク正面図、背面図 (b)ヒートシンク正面図、背面図(平板材挟み込み) (c)ヒートシンク平面図、底面図 (d)ヒートシンク右左側面図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に発熱素子を取り付けるベース部分
    (2)とその中間に前記ベース面からの熱を放熱させる
    フィン部(4)を構成したヒートシンク部分(1)同志
    をこのベース部(2)に構成されている嵌め合い幅のほ
    ぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応するもう一方
    のヒートシンク部分(1)に構成された凸状部(2b)
    を圧力にて次々に嵌め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部
    または凸状部に設けられた角度によって起こる凹凸状部
    の加工硬化、内部応力、カジリなどの複合力を利用して
    その結合力及び熱伝達力を強固なものにし、両面に発熱
    素子を取り付ける広いベース面を構成させてあること特
    徴とするヒートシンク。
  2. 【請求項2】 左右に発熱素子を取り付けるベース部分
    (2)とその中間に前記ベース面からの熱を放熱させる
    フィン部(4)を構成したヒートシンク部分(1)同志
    をこのベース部(2)に構成されている嵌め合い幅のほ
    ぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応するもう一方
    のヒートシンク部分(1)に構成された凸状部(2b)
    を圧力にて次々に嵌め合わせ、圧入時の圧力及び凹状部
    または凸状部に設けられた角度によって起こる凹凸状部
    の加工硬化、内部応力、カジリなどの複合力を利用して
    その結合力及び熱伝達力を強固なものにし、両面に発熱
    素子を取り付ける広いベース面を構成させてあること特
    徴とするヒートシンクの組み立て方。
  3. 【請求項3】 左右に発熱素子を取り付けるベース部分
    (2)とその中間に前記ベース面からの熱を放熱させる
    フィン部(4)を構成したヒートシンク部分(1)同志
    をこのベース部(2)に構成されている嵌め合い幅のほ
    ぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応するもう一方
    のヒートシンク部分(1)に構成された凸状部(2b)
    とこの間に前記ヒートシンク部分(1)より長さが短い
    平板材(5)を前記ヒートシンク部分(1)の前後にス
    ペースを残した状態で挟み込み圧力にて次々に嵌め合わ
    せ、圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に設けられた
    角度によって起こる凹凸状部の加工硬化、内部応力、カ
    ジリなどの複合力を利用してその結合力及び熱伝達力を
    強固なものにし、両面に発熱素子を取り付ける広いベー
    ス面を構成させると同時に平板材(5)を2つのヒート
    シンク部分(1)の間に固定してあること特徴とするヒ
    ートシンク。
  4. 【請求項4】 左右に発熱素子を取り付けるベース部分
    (2)とその中間に前記ベース面からの熱を放熱させる
    フィン部(4)を構成したヒートシンク部分(1)同志
    をこのベース部(2)に構成されている嵌め合い幅のほ
    ぼ同じである凹状部(2a)とこれに対応するもう一方
    のヒートシンク部分(1)に構成された凸状部(2b)
    とこの間に前記ヒートシンク部分(1)より長さが短い
    平板材(5)を前記ヒートシンク部分(1)の前後にス
    ペースを残した状態で挟み込み圧力にて次々に嵌め合わ
    せ、圧入時の圧力及び凹状部または凸状部に設けられた
    角度によって起こる凹凸状部の加工硬化、内部応力、カ
    ジリなどの複合力を利用してその結合力及び熱伝達力を
    強固なものにし、両面に発熱素子を取り付ける広いベー
    ス面を構成させると同時に平板材(5)を2つのヒート
    シンク部分(1)の間に固定してあること特徴とするヒ
    ートシンクの組み立て方。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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