JPH117263A - 車両用表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示器の表示像を傾動可能な反射面で投影さ
せる自動車用表示装置であって、特にその自動車用表示
装置の取付作業性を高めさらには、その自動車用表示装
置の内部へ水滴、塵埃等が侵入されることのない構造と
すること。 【解決手段】 インストルメントパネル２１の上面に設
けた開口部２２を閉塞するようにして該開口部２２に嵌
着される枠体２６と、該枠体２６に対して枠体２６の表
側で起伏可能に軸支されている蓋体４５を有し、枠体２
６の裏側には、表示器３４と蓋体４５の傾動を行なう駆
動機構３７を設備し、さらに、枠体２６の表示器取付面
には、表示器３４からの表示像を枠体表側へ投影せしめ
る透明窓部２９に形成し、また上記の蓋体４５の裏側に
は、駆動機構３７に回転伝達されている反射鏡フレーム
４６を固定し、この反射鏡フレーム４６には、上記透明
窓部２９を透した表示器３４からの表示像を反射せしめ
るための反射鏡５０を支持せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、車両のインストル
メントパネルに設備されている表示器の表示像を、傾動
可能な反射面で投影させる自動車用表示装置であって、
特にその自動車用表示装置の内部へ水滴、塵埃等が侵入
されることのない構造となした自動車用表示装置に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】最近では、例えば自動車の運転情報等を
搭乗者へ知らせるための情報装置として、インストルメ
ントパネルの上面において傾動可能（起伏可能）な反射
鏡（コンバイナ）を設けると共に、そのインストルメン
トパネル内に表示器を組込み、この表示器により表示さ
れる表示像を上記反射鏡で反射表示せしめるようにして
インストルメントパネル上で情報表示を行なうことがで
きるようにした反射表示装置が知られている。

【０００３】この自動車用情報表示装置は、図９及び図
１０で示す構造であって、１は自動車のインストルメン
トパネルであり、このインストルメントパネル１の上面
には、開口部２を形成し、この開口部の下方には表示器
３を収納配設すると共に、その表示器３上に、透過性の
平板７を被せ、またその開口部２の上方には、上記表示
器３による表示像を乗員側に反射視認せしめるための反
射面（反射鏡）４を備えた蓋体５を支軸６を介して傾動
可能（起伏可能）に軸支せしめて、反射面４を適宜位置
に傾動調整せしめた後上記表示器３から表示される表示
像を、上記透過性平板７を透しかつ反射面４を介して乗
員側に反射せしめる構造となっている。また図１１に示
す他の従来例（特開昭６２−１０１５３５号）にあって
は、インストルメントパネル１の上面に開口部２を形成
すると共に、該インストルメントパネル１の内部には、
上記開口部２に位置される表示面８を有する表示器３
と、その表示面８から表示される表示像を、乗員方向へ
反射表示せしめるために傾動位置調整可能に軸支せしめ
ている反射板４とからなる表示器ユニットを、インスト
ルメントパネル１の内部に位置されている固定支持台９
に対してベアリング１０を介して水平方向へ回動位置調
整可能に支持せしめており、モーター１１を駆動するこ
とにより、反射板４の横方向の向きを自由に調整するこ
とができ、またモーター１２を駆動することにより反射
板４の縦方向の向きを調整することができる反射表示装
置となっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記いずれ
の従来例にあっても、表示器又は表示器ユニットをイン
ストルメントパネルの内部に収納配置し、さらにそれら
表示器から表示される表示像をインストルメントパネル
の外部で乗員側へ反射表示せしめるために、インストル
メントパネル１の上面に開口部２を穿設しなければなら
ず、この開口部２がインストルメントパネル１上に設け
られていることで車室内へ侵入した塵埃、あるいは、イ
ンストルメントパネル上で生じた水滴等が、上記開口部
２を経てインストルメントパネル内及び表示器３内へ侵
入したり、駆動機構部に付着する等のことが生じ、これ
が原因で、蓋体５の傾動、表示器ユニットの回動あるい
は、表示器の電子部品等に悪影響が及ぼされたり、さら
には上記機器類の故障の原因となるという不具合があっ
た。

【０００５】また上記表示器及び反射鏡等は直射日光を
受けやすいインストルメントパネル上に配置されている
ためにそれら表示器及び反射鏡等が、直射日光を受けて
例えば表示器の表面温度が約１００℃程度まで上昇して
しまい、表示器の保証保存温度（９０℃）を越えてしま
うという不具合もあった。

【０００６】またインストルメントパネル１に開口部２
を設け、この開口寸法に適応した寸法の蓋体５を形成し
ようとしても、インストルメントパネルは、大型な樹脂
成形品であることから、樹脂変形が伴ない、高寸法精度
のインストルメントパネルを作成することができず、こ
のために、インストルメントパネル１と蓋体５との間で
表面が滑らかに面一となるインストルメントパネルの構
成が不可能であって、インストルメントパネルの表面
と、蓋体５表面との間で段差や隙間が生じてしまい、イ
ンストルメントパネルの品質低下が生じるという不具合
もあった。

【０００７】本発明はかかる不具合に着目してなされた
もので、自動車のインストルメントパネル上面に開口部
を形成し、この開口部の下方に表示器を収納し、開口部
の上方に上記表示器による表示像を反射表示せしめる蓋
体を具備せしめた自動車用情報表示装置において、上記
開口部からインストルメントパネル内部への塵埃、水滴
等の侵入を有効に防止することができるようにすると共
に、インストルメントパネルへの表示装置の組立作業性
を高め、さらには、インストルメントパネルの表面を蓋
体表面との面一精度及び隙間精度を高めることができる
車両用表示装置の提供を第１の目的とする。

【０００８】さらに本発明では、インストルメントパネ
ル表面と同一面で位置される蓋体の表面に直射日光が照
射されても、その蓋体の裏側に位置される反射鏡及び表
示器等への熱伝導を抑制して、反射鏡及び表示器の耐久
性を高めることを第２の目的としている。

【０００９】さらに本発明では、インストルメントパネ
ルの開口部内側に収納配置する表示器を薄型構造となし
て、インストルメントパネル内部における表示器の占有
スペースを削減することができるようにすると共にイン
ストルメントパネル内に設備される他部分との干渉を防
いで表示器の組付作業性を高めることを第３の目的とし
ている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために、請求項１では、自動車のインストルメントパ
ネル上面に開口部を形成し、該開口部の下方には、表示
器を配設し、開口部の上方には、表示器からの表示像を
乗員に向けて反射せしめるための反射鏡を備えた車両用
表示装置において、上記開口部を閉塞するようにして該
開口部に嵌着される枠体と、該枠体に対して枠体の表側
で起伏可能に軸支されている蓋体を有し、上記枠体の裏
側には、表示器と、上記蓋体の傾動を行なう駆動機構を
設備し、さらに、上記枠体の表示器取付面には、表示器
からの表示像を枠体表側へ投影せしめる透明窓部に形成
し、また上記の蓋体の裏側には、上記駆動機構に回転伝
達されている反射鏡フレームを固定し、さらにこの反射
鏡フレームには、上記透明窓部を透した表示器からの表
示像を反射せしめるための反射鏡を支持せしめている車
両用表示装置であることを特徴としている。

【００１１】また上記第２の目的を達成するために、請
求項２では上記の請求項１に加えて、蓋体と、反射鏡を
支持する反射鏡フレームとの間に断熱材を配設せしめた
車両用表示装置であることを特徴としている。

【００１２】また上記第３の目的を達成するために、請
求項３では請求項１において、蓋体と反射鏡フレームと
の間に回路基板を配置したこと、請求項４では請求項２
において断熱材と反射フレームとの間に回路基板を配置
した車両用表示装置であることを特徴としている。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に本発明を、図面に示す実施
形態に基いて詳細に説明する。

【００１４】２１は自動車の車室内前方に設備されるイ
ンストルメントパネルであって、このインストルメント
パネル２１上面の、例えば運転席と助手席との略中間部
に穿設せしめている開口部２２に、ユニット化構成とな
した本発明の車両用表示装置ユニット２３を取付ける構
造となっている。なおこのインストルメントパネル２１
の構成は周知のように、芯材２１Ａ、発泡層２１Ｂ、表
皮２１Ｃの三層構造である。以下に上記車両用表示装置
ユニット２３の構造について説明する。

【００１５】この車両用表示装置ユニット２３は、イン
ストルメントパネル２１に穿設せしめている開口部２２
を閉塞するようにしてインストルメントパネル２１の芯
材２１Ａに、係止爪２４及び取付ねじ２５によって固定
される樹脂製の枠体２６を有し、この枠体２６は、図４
で示すように後述する駆動機構の出力ギヤを支出せしめ
るための透孔２７と軸孔２８を除いては孔部を有しない
構造となっている。２９は後述する表示器からの表示像
を透光させるために設けられている透明窓部であって、
この透明窓部２９は、公知の２色成形手段により枠体２
６を形成することにより、その透明窓部２９を、その他
部の不透明部分と継目を有することなく一体に成形する
ことができる。また上記透孔２７の孔縁表側には、水分
又は塵埃の侵入を規制するための突堤３０が形成されて
いる。３１は上記軸孔２８の外側よりその内側に突設さ
せる左右一対の軸部材であって、これらの軸部材３１
は、後述する蓋体４５に取付けられる反射鏡フレーム４
６を回動自在に軸支するためのものであり、取付ねじ３
２により枠体２６の側面に固定される。また枠体２６の
後部及び前部には、該枠体２６を、上記のインストルメ
ントパネル芯材２１Ａに結合させるときに使用される係
止爪２４及び取付孔３３が設けられている。

【００１６】３４は自発光タイプの例えばＬＣＤによる
表示器であって、この表示器３４により例えば自動車走
行時の情報、ナビゲーション表示テレビ等の表示がなさ
れ、この表示像が上記枠体２６に設けられている透明窓
部２９を透して枠体２６の外方へ放射されるように、上
記の表示器３４は、透明窓部２９の裏側に位置されてお
り、しかも図５で示すようにその表示器３４の外側壁に
突設されている取付部３５及び後述する保護カバー４１
の取付部４２と共に取付ねじ３６により、枠体２６に固
定される。

【００１７】３７は後述する蓋体を起伏動作せしめるた
めの駆動機構であって、この駆動機構は、モータ３８及
び該モータ３８の駆動軸に噛合される減速ギヤ群３９を
有し、これらの減速ギヤ群３９及びモータ３８はケース
４０内に収められている。４１は上記の駆動機構３７を
取付け収納すると共に、上記の表示器３４を保護する保
護カバーであって、該保護カバー４１はその取付部４２
に穿設されている取付孔４３内に挿通される取付ねじ３
６，４４により枠体２６に固定される。

【００１８】４５は、自動車が衝撃等を受けたときに乗
員に悪影響をおよぼさないように、柔らかい例えばエラ
ストマ系の材料で形成されていると共に、その前縁に
は、外光等が表示器の表示面に入射し、その入射光が反
射鏡側に反射され、さらに乗員側に反射されないよう
に、または表示器の表示光がフロントガラス等に映りこ
まないようにするひさし部４５Ａが一体に形成されてい
る蓋体であって、この蓋体４５の裏側には、上記枠体２
６の左右両側面に取付けられる軸部材３１が嵌入される
凹部４９を有して、該軸部材３１により起伏可能に軸支
される反射鏡フレーム４６が取付ねじ４７により固定さ
れており、この反射鏡フレーム４６と蓋体４５との間に
形成される空間には発泡系の材料または、グラスウール
等からなる断熱材４８が装着又は充填されている。上記
反射鏡フレーム４６の外側面には、上記表示器３４から
の表示像を受ける、例えばポリカーボネート（ＰＣ）の
表面に、アルミスパッタ又は銀蒸着等からなる反射膜を
施してなる反射鏡５０が例えば両面粘着テープ等による
接着手段で接着されているが、この反射鏡フレーム４６
は、該反射鏡フレーム４６による反射鏡の接着保持時に
おいて、該反射鏡５０の平面性を維持させるために剛性
を高めており、この剛性を高める手段として、図７で示
すようにハニカム構造を呈している。さらにこの反射鏡
フレーム４６の背面下部には、上記した駆動機構３７に
おける減速ギヤ群３９の最終ギヤと噛合される円弧状の
ラック５１が一体に形成されている。

【００１９】次に上記構成部材による表示ユニットの組
立て手順について述べると、モータ３８及び減速ギヤ群
３９をケース４０に組付け、該組付けられた駆動機構３
７を保護カバー４１内に収納し、該保護カバー４１と駆
動機構３７とを取付ねじ５２を用いて固定する。次にそ
の駆動機構３７を収納固定してなる保護カバー４１内に
表示器３４の表示面を上方に向け収納し、該表示器３４
が収納された保護カバー４１を、枠体２６の裏側に位置
させしかる後、その保護カバー４１を、取付ねじ３６，
４４で枠体２６に固定する（図５、図４（イ）参照）。

【００２０】次に蓋体４５の裏側に断熱材４８を嵌入し
た後、その蓋体４５の裏側に、反射鏡フレーム４６を、
取付ねじ４７により被着固定し、次いでその反射鏡フレ
ーム４６の表面に、反射鏡５０を、両面粘着テープ等に
よる接着手段を介して貼着する（図６、図７参照）。

【００２１】次に、上記図４（イ）で示されるように半
ば組立てられている枠体２６の軸孔２８と、図６で示す
ように半ば組立てられている反射鏡フレーム４６に設け
られている凹部４９とを合致せしめた後に、枠体２６の
左右両外側から、その軸孔２８と凹部４９内に軸部材３
１を嵌入し、この軸部材３１を取付ねじ３２で枠体２６
に固定することにより、枠体２６に対して蓋体４５が起
伏可能に軸支された車両用表示装置ユニット２３が完成
される。なおこのとき、反射鏡フレーム４６に設けられ
ているラック５１は、駆動機構３７の減速ギヤ群３９と
噛合させることができ、モータ３８の駆動力により蓋体
４５は、軸部材３１を支軸として円弧方向で起伏動作せ
しめることができる。

【００２２】このようにして組立構成された車両用表示
装置ユニット２３をインストルメントパネル２１の開口
部２２に組付けるには、その車両用表示装置ユニット２
３の背後に突設されている係止爪２４を、インストルメ
ントパネル２１の芯材２１Ａに設けられている係止孔５
３内に係合させた後、インストルメントパネル２１の前
部で、上記芯材２１Ａと枠体２６を取付ねじ２５により
締結することにより、上記車両用表示装置ユニット２３
の枠体２６で、インストルメントパネル２１の開口部２
２を略気密に閉塞するようにして車両用表示装置ユニッ
ト２３がインストルメントパネル２１へ取付けられる。
従ってインストルメントパネル２１と枠体２６との間に
は隙間を有することなく枠体２６により閉塞されるの
で、その開口部２２からインストルメントパネル２１内
へ水滴又は塵埃等の侵入が有効に防止できる。また例え
枠体２６の上面で飲料水等を大量に零したとしても、そ
の枠体２６に穿設されている透孔２７の周囲には、突堤
３０が形成されていることからその突堤３０を乗越えて
インストルメントパネル２１内に水分が侵入されること
は回避でき、さらにその突堤３０の突設により、インス
トルメントパネル内への塵埃の侵入防止を一層高めるこ
とができる。

【００２３】また車両用表示装置は、表示器３４を取付
けた枠体２６に、蓋体４５を軸支せしめてなるユニット
構造となし、該ユニット構造を、係止爪２４及び取付ね
じ２５を用いて車両用表示装置のインストルメントパネ
ル開口部２２への取付ける構造となしたものであるか
ら、その車両用表示装置のインストルメントパネル２１
への取付作業性が大幅に向上される。さらに枠体２６と
蓋体４５とは、ユニット化されていることから、その枠
体２６と蓋体４５との組付け位置精度が良好であって、
上記車両用表示装置をインストルメントパネルへ組付け
た後の枠体２６と蓋体４５との連続した表面精度（曲面
精度）が高められ、特に蓋体４５とインストルメントパ
ネル２１との間で段差や隙間を生じることのない、良好
な組付けを維持できる。

【００２４】また上記蓋体４５と反射フレーム４６との
間に断熱材４８を介装したことにより、直射日光等によ
る反射鏡５０の加熱及び表示器３４の表面加熱を抑制す
ることができ、これにより反射鏡５０の熱変形を防止し
て、平面精度の高い反射鏡５０に維持せしめることがで
き、さらに表示器３４にあっては耐久性が向上される。
さらに枠体の左右方向に側壁が設けられていることによ
り塵埃、水等がインストルメントパネル内に侵入するこ
とを阻止できることは基より蓋体が開いている状態でも
インストルパネル内部が視認されることはなく、商品性
を高めることができる。

【００２５】図８で示される本発明の他の実施形態で
は、蓋体４５の裏面に設けている断熱材４８と、反射鏡
フレーム４６との間に、表示器３４による表示及びその
制御を行なう回路基板５４を内装せしめたものであっ
て、この回路基板５４と表示器３４とをフレキシブルプ
リント基板５５及びコネクタ５６を介して接続してい
る。このように、表示器３４に使用される回路基板５４
を、その表示器３４から分離させて、蓋体４５側に組付
けたことにより表示器３４の大きさ（厚さ）を大幅に縮
少することが可能となり、これにより、インストルメン
トパネル２１内で例えばエアダクト、あるいは各機種の
占有部分が大であったとしても、上記の車両用表示装置
ユニット２３を、インストルメントパネル内へ容易に組
付けることができる。

【００２６】

【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１によれ
ば車両用表示装置がユニット化されていることで、その
車両用表示装置のインストルメントパネル（車体）への
組付作業性が良好となり、さらにその車両用表示装置と
インストルメントパネル間での組付精度を高品質に維持
させることができる。

【００２７】また本発明の請求項２によれば、特に直射
日光を受けても反射鏡の変形（歪み）及び表示器の劣化
を防止することができ、長期に亘り表示品質と表示の信
頼性が高められる。

【００２８】また本発明の請求項３及び請求項４によれ
ば、表示器を薄型化することが可能であって、これによ
り、インストルメントパネル内での限られたスペース内
で上記車両用表示装置の組付が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明よりなる車両用表示装置をインストルメ
ントパネルに組付けた状態の斜視図。

【図２】本発明よりなる車両用表示装置の全体構造を示
した断面説明図。

【図３】本発明よりなる車両用表示装置の全体構造を示
した裏面斜視図。

【図４】（イ）は枠体の正面側斜視図、（ロ）は軸取付
部を示した断面図。

【図５】本発明よりなる車両用表示装置の構成部材を示
す特に裏面の斜視図。

【図６】本発明よりなる車両用表示装置の反射鏡取付構
造の斜視図。

【図７】本発明よりなる車両用表示装置の分解斜視図。

【図８】本発明よりなる車両用表示装置の他の実施形態
を示した断面図。

【図９】従来の車両用表示装置の外観斜視図。

【図１０】従来の車両用表示装置の断面説明図。

【図１１】さらに他の従来例の車両用表示装置を示す断
面図。

【符号の説明】

２１…インストルメントパネル ２２…開口部 ２３…車両用表示装置ユニット ２４…係止爪 ２５…取付ねじ ２６…枠体 ２７…透孔 ２８…軸孔 ２９…透明窓部 ３０…突堤 ３１…軸部材 ３２…取付ねじ ３３…取付孔 ３４…表示器 ３５…取付部 ３６…取付ねじ ３７…駆動機構 ３８…モータ ３９…減速ギヤ群 ４０…ケース ４１…保護カバー ４２…取付部 ４３…取付孔 ４４…取付ねじ ４５…蓋体 ４５Ａ…ひさし部 ４６…反射鏡フレーム ４７…取付ねじ ４８…断熱材 ４９…凹部 ５０…反射鏡 ５１…ラック ５２…取付ねじ ５３…係止孔 ５４…回路基板 ５５…フレキシブルプリント基板 ５６…コネクタ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車のインストルメントパネル（２
   １）上面に開口部（２２）を形成し、該開口部（２２）
   の下方には、表示器（３４）を配設し、開口部（２２）
   の上方には、表示器（３４）からの表示像を乗員に向け
   て反射せしめるための反射鏡（５０）を備えた車両用表
   示装置において、上記開口部（２２）を閉塞するように
   して該開口部（２２）に嵌着される枠体（２６）と、該
   枠体（２６）に対して枠体（２６）の表側で起伏可能に
   軸支されている蓋体（４５）を有し、上記枠体（２６）
   の裏側には、表示器（３４）と、上記蓋体（４５）の傾
   動を行なう駆動機構（３７）を設備し、さらに、上記枠
   体（２６）の表示器取付面には、表示器（３４）からの
   表示像を枠体表側へ投影せしめる透明窓部（２９）に形
   成し、また上記の蓋体（４５）の裏側には、上記駆動機
   構（３７）に回転伝達されている反射鏡フレーム（４
   ６）を固定し、さらにこの反射鏡フレーム（４６）に
   は、上記透明窓部（２９）を透した表示器（３４）から
   の表示像を反射せしめるための反射鏡（５０）を支持せ
   しめたことを特徴とする車両用表示装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の車両用表示装置におい
   て、蓋体（４５）と反射鏡（５０）を支持する反射鏡フ
   レーム（４６）との間に断熱材（４８）を配設せしめた
   ことを特徴とする車両用表示装置。
3. 【請求項３】 蓋体（４５）と反射鏡フレーム（４６）
   との間に、回路基板（５４）を配設したことを特徴とす
   る請求項１記載の車両用表示装置。
4. 【請求項４】 断熱材（４８）と反射フレーム（４６）
   との間に回路基板（５４）を配設したことを特徴とする
   請求項２記載の車両用表示装置。