JPH1172437A - 電気化学発光測定用セル - Google Patents

電気化学発光測定用セル

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JPH1172437A
JPH1172437A JP24934697A JP24934697A JPH1172437A JP H1172437 A JPH1172437 A JP H1172437A JP 24934697 A JP24934697 A JP 24934697A JP 24934697 A JP24934697 A JP 24934697A JP H1172437 A JPH1172437 A JP H1172437A
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    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/76Chemiluminescence; Bioluminescence

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作用電極の表面の全体で均一な電気化学発光
を生じさせることができ,生じた光を精度良く測定でき
る電気化学発光測定用セルを提供することにある。 【解決手段】 測定液を流通させるセル62と,セル6
2内において表面同士が所定の間隔を持って対向して配
置された作用電極72及び対向電極77と,測定液中に
含有される被測定物を作用電極72の表面上に磁気吸着
させる磁石75とを備えた電気化学発光測定用セルにお
いて,セル62内に露出する作用電極72の表面を円盤
形状とし,セル62内に露出する対向電極77の表面を
該円盤形状と同心で,内径が該円盤形状の直径と同じか
該円盤形状の直径よりも大きいリング形状とし,該リン
グ形状の中央に光の透過部を形成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電気化学発光測定
用セルに関する。
【0002】
【従来の技術】電気化学発光(Electrochem
iluminescence:ECL)とは,金属キレ
ートなどの電気化学発光物質と発光補助剤が電極反応を
生ずることにより,発光物質が励起状態となって発光す
る現象を言う。電気化学発光物質で標識化された反応生
成物や発光補助物質を含んだ電解質からなる測定液をセ
ル内に導入し,該セル内に於いて電極反応させて,その
反応で生じるイオンの消滅反応により励起された電気化
学発光物質からの発光を検出する方法が,例えば特公平
8−26054号,特公平7−37464号,特公平0
7−6913号及び特表平6−508203号等に開示
されている。
【0003】そして従来より,電気化学発光を利用して
抗原や抗体などの微量物質を検出,定量する方法が執り
行われている。ここで電気化学発光を利用して抗原や抗
体などの微量物質を検出し,定量する方法を具体的に説
明すると,次のようになっている。まず,図1はウイル
ス抗原,癌抗原,あるいは異常代謝物などの抗原1を検
出する方法である。この場合は抗原1に対する抗体結合
磁気ビーズ2と標識抗体3を用いる。抗体結合磁気ビー
ズ2はフェライトを含有せしめたラテックスなどからな
る磁気ビーズ5にモノクローナル抗体などからなる抗体
6を固相化させた構成である。標識抗体3は,次式
(1)で示されるRu(bpy)3 2+などの電気化学発
光物質7にモノクローナル抗体などからなる抗体8を固
相化させた構成である。
【0004】
【化1】
【0005】そしてこの抗原1を検出するに当たって
は,抗体結合磁気ビーズ2と標識抗体3を,抗原1を含
む検体と反応させる。これにより,抗原1に抗体結合磁
気ビーズ2と標識抗体3を接合させて,抗原1を磁石に
よって捕捉できかつ標識化された状態(サンドイッチ形
成された状態)9にし,検出及び定量を行う。
【0006】一方,抗体10を検出する場合は,図2に
示すように,抗原結合磁気ビーズ11と,抗体10を認
識する標識抗体12を用いる。抗原結合磁気ビーズ11
は磁気ビーズ13と抗原14との固層体で構成される。
標識抗体12は電気化学発光物質15に抗体10を認識
する抗体16を結合させた構成である。そして,この抗
体10を含む検体に抗原結合磁気ビーズ11と標識抗体
12とを抗体反応させることにより,磁石によって捕捉
できかつ標識化された状態(サンドイッチ形成された状
態)17にして,検出及び定量が行われる。
【0007】図3は,検出及び定量の方法の一例とし
て,抗体結合磁気ビーズ2と標識抗体3を用いて抗原1
をサンドイッチ形成させて,電極反応によって生じた電
気化学発光を検出する方法を,時系列に示した物であ
る。即ち,該検出方法は (1)容器20に反応溶液21を供給する工程 (2)容器20に抗原1を含む検査検体22を供給する
工程 (3)容器20に抗原1に対する抗体結合磁気ビーズ2
を供給する工程 (4)所定温度(例えば37℃)で所定時間(例えば1
5分間)撹拌して抗原1と抗体結合ビーズ2を十分に反
応させ,(ビーズ)−(抗体)−(抗原)の複合物を形
成させた後,磁石23を容器20の周囲に配置させて抗
原1と反応した抗体結合磁気ビーズ2を容器20に保持
する。そして,この状態で液部分を排除し,バッファを
供給して洗浄することにより,容器20内の未反応の検
査検体22をバッファと供に除去する工程 (5)容器20に抗原1に対する標識抗体3を供給する
工程 (6)再び撹拌して抗原1と標識抗体3を反応させるこ
とにより抗原1を磁石により捕集でき,かつ,標識化さ
れた状態(サンドイッチ形成された状態)9にした後,
磁石25を容器20の周囲に配置させて標識化された抗
原1を容器20内に保持する。そして,この状態で洗浄
することにより,容器20内の未反応標識抗体3をバッ
ファと供に除去する工程 (7)燐酸二水素カリウム(KH2PO4)などの電解液
にTPA(Tripropylamine)などの電気
化学発光補助物質を含ませてなる測定液(電気化学発光
(ECL)電解液)26を,洗浄された(ビーズ)−
(抗体)−(抗原)の複合物の残っている容器20に供
給して懸濁状態にして計測電極に送る工程 (8)測定液26に電流を通じて電気化学反応を生じさ
せ,電気反応で生じたイオンの消滅反応により励起され
た電気化学発光物質7からの発光を検出する工程を含ん
でいる。
【0008】ここで,上記工程(8)において行われる
電気化学発光の発生原理を図4について説明すると,次
の様になっている。即ち,抗原1に結合した標識抗体3
に保持されている電気化学発光物質7であるRu(bp
y)3 2+は,陽電極(作用電極)30で上で酸化されて
Ru(bpy)3 3+となる。また電気化学補助物質31
として電解液中に含まれているTPAは,陽電極30で
酸化されて陽イオンラジカルTPA+*となり,更にプロ
トン(−H+)を失って,還元状態のラジカルTPA*
なる。そして,このラジカルTPA*から電子が与えら
れることにより,前記Ru(bpy)3 3+は,2価の励
起状態であるRu(bpy)3 2+になって,概略620
nmの波長のホトン(光子)32を放出し,再び基底状
態のRu(bpy)3 2+に戻ることとなる。そして,ホ
トン32の放出と供にTPAは消費されるが,TPAは
Ru(bpy)3 2+に比べて過剰に存在するので速やか
に補給される。基底状態のRu(bpy)3 2+は,再び
図4に示すような反応を循環して行い,こうして電気化
学発光物質7であるRu(bpy)3 2+は繰り返し励起
されてホトン32を次々に放出するのである。
【0009】従って,陽電極30で励起されたRu(b
py)3 2+から放出されたホトン32を光電子倍増管な
どの光検出器を用いて検出することによって,その光量
から液中に含まれる抗原1を検出し,定量することがで
きる。かかる電気化学発光を利用した検出法は,化学発
光法(CL)等による測定法に比べて測定液の調整が容
易であるだけでなく,より高度な検出が可能な方法であ
り,微量物質の検出法として臨床医学面などの分野にお
いて大きな期待を寄せている。
【0010】このように電気化学発光を利用して抗原や
抗体などの微量物質を検出,定量する方法は,例えば次
の文献1〜3に開示されている。 「文献1」”電気化学発光法(Electrochem
iluminescence:ECL)による高感度免
疫学的測定法の検討”「日本臨検査自動化学会誌」,第
21巻,680−686,1996 「文献2」”Electrogenerated Ch
emiluminescence.An oxidat
i−vereduction type ECLrea
ction sequence using trip
ropyl amine”,「J.Electroch
em.Soc.」,Vol.137,3127−313
1,1990 「文献3」”Electrochemilumines
cence detection for devel
opment of immunoassayand
DNA probe assay for clini
cal diagno−stics”「Clin.Ch
em.」,Vol 37,1534−1539,199
【0011】以上のような電気化学発光を利用して検出
を行うための装置には,測定液を流通させるセルが設け
てあり,このセル内には,作用電極と対向電極が表面同
士を所定の間隔にして対向配置されている。また,磁石
によって測定液中に含有される被測定物を作用電極の表
面上に磁気吸着させる構成が採られている。セル内に流
通される測定液は,先に図4で説明した工程7において
作られた測定液であり,測定液中には抗体結合磁気ビー
ズと標識抗体を用いてサンドイッチ形成された抗原を含
んでいる。このセルの底面と上面には陽電極である作用
電極と対向電極が設けられている。ここで従来の装置で
は,作用電極には正方形もしくは長方形の金属板が使用
されている。また対向電極は,この作用電極の側方に沿
って上方に配置された一対の細長い金属板や,作用電極
の側方を上方において囲むように配置されたフレーム形
状の金属板で構成されているのが一般である。このよう
に作用電極に正方形や長方形の金属板を使用し,対向電
極に一対の細長い金属板やフレーム形状の金属板を使用
した従来例として,例えば特開平7−209189号が
公知である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような電気化学
発光を実施する場合,精度の高い測定を行うためには作
用電極の表面上で均一な電気化学発光が生じるようにし
なければならない。電気化学発光では,作用電極の表面
において電位を印加された測定液(電解液)が界面でイ
オン乖離を生じ,セル内の測定液と作用電極が電気二重
層となってイオン種により定まる逆起電圧が発生し,こ
の逆起電圧を超えた電位が測定液との間に生じたとき,
その差電圧に基づき流れる電流が実際の電気化学反応を
進行させる。均一で理想的な電解反応を起こすために
は,(1)イオンの乖離が起きてから電気二重層が形成
されるまでの時間の均一化,及び(2)作用電極の表面
全体における酸化還元反応の進行と強さの均一化,とい
った二つの条件を満たす必要がある。これら(1)と
(2)を同時に満たすためには作用電極と対向電極を同
一の形状にし,セル内の上下面に両者を平行に向かい合
わせて配置することが最も望ましい。しかしそうする
と,作用電極の表面で起きる発光現象を観察する際に対
向電極が邪魔となり,測定しづらくなる。
【0013】また一方,作用電極の表面で電気化学反応
を生じさせるために過剰な電位を与えると,発光ノイズ
を生じ,感度が低下してしまう。特開平7−20918
9号の装置では方形の作用電極の上方に流路に平行に2
つの対向電極を配置することにより,発光が起きる酸化
還元電位を低下させて計測の感度や再現性の向上がはか
れたとし,更にその効果が増大する改良として,流路に
平行な対向電極を両端と中央部で連結したフレーム形状
の対向電極を設けることを開示している。この特開平7
−209189号の装置によれば,対向電極と作用電極
の位置が接近しており,両電極間に満たされている測定
液の持つ抵抗値が減少し,その結果測定液中を電流が流
れた時起きる電位ドロップが少なくなるので,必然的に
電位が低下することになる。この特開平7−20918
9号の装置によれば,先に示した(1)イオンの乖離が
起きてから電気二重層が形成されるまでの時間の均一化
といった課題は達成される。しかし,先に示した(2)
作用電極の表面全体における酸化還元反応の進行と強さ
の均一化といった課題については,作用電極の真上に対
向電極の存在しない部分の面積が多く,作用電極の表面
において酸化還元反応が強く進行する部分とそうでない
部分とが生じるといった問題を相変わらず残している。
また,作用電極面上での電気化学発光は磁気粒子が磁石
によってどのように補足されるかによってもその発光特
性は変化するので,磁石の形状や磁力線の方向だけでな
くセル内の試料液流速によってもその発光効率が異な
る。
【0014】本願発明の目的は,作用電極の表面の全体
で均一な電気化学発光を生じさせることができ,生じた
光を精度良く測定できる電気化学発光測定用セルを提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに請求項1の発明は,測定液を流通させるセルと,該
セル内において表面同士が所定の間隔を持って対向して
配置された作用電極及び対向電極と,測定液中に含有さ
れる被測定物を作用電極の表面上に磁気吸着させる磁石
とを備えた電気化学発光測定用セルにおいて,セル内に
露出する作用電極の表面を円盤形状とし,セル内に露出
する対向電極の表面を該円盤形状と同心で,内径が該円
盤形状の直径と同じか該円盤形状の直径よりも大きいリ
ング形状とし,該リング形状の中央に光の透過部を形成
したことを特徴とする。
【0016】この請求項1の電気化学発光測定用セルに
おいて,被測定物としての抗体結合磁気ビーズと標識抗
体を用いてサンドイッチ形成された抗原を含む測定液を
セル内に流通させる。そして,磁石によって作用電極の
表面上に被測定物を磁気吸着させる。そして,作用電極
と対向電極の間に電位差を印加し,測定液中に電流を通
じて電気化学反応を生じさせる。その際,円盤形状の作
用電極とリング形状の対向電極の間で電圧を印加してい
ることにより,作用電極の表面全体に均一な電気化学発
光を生じさせることができる。こうして生じた電気化学
発光はリング形状に形成された対向電極の中央を透過
し,適宜検出されることとなる。
【0017】この請求項1の電気化学発光測定用セルに
おいて,請求項2に記載したように,前記磁石を円柱体
形状に形成すると共に,該円柱体の中心軸の方向にN極
とS極を配置し,これらN極もしくはS極となる円柱体
の端面を前記作用電極の裏面に近接離隔自在に構成する
ことが好ましい。この場合,請求項3に記載したよう
に,前記磁石の端面周縁部が面取りされた形状になって
いることが好ましい。これら請求項2,3の構成を採用
することにより,作用電極の表面上に被測定物を良好に
磁気吸着させることができるようになる。
【0018】また,請求項4に記載したように,前記対
向電極を横断面形状が前記リング形状である両端が開口
した円筒形状に形成すると共に,該対向電極の内面を鏡
面に形成することが好ましい。そうすれば,対向電極の
中央を透過する斜めの光を鏡面によって反射させること
により拡散させることなく集光させて効率の良い測光が
可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は,本発明の好ましい実施の
形態にかかるセル62を備えた電気化学発光検出装置6
0を例示している。該装置60において,本体61の内
部にセル62が設けられている。なお,この本体61の
分解図を図2に示す。本体61は,中央に平面視で木の
葉形状をした空間部(セル)62を有するスペーサ65
と,このスペーサ65の上面に密着してセル62の上方
を塞ぐ上面66と,スペーサ65の下面に密着してセル
62の下方を塞ぐ底面67とを備えている。底面67に
は,セル62内に測定液を流通させる接続口69a,6
9bが形成されている。そして,これらスペーサ65,
上面66,及び底面67とを重ねることによりセル62
が構成される。
【0020】セル62には,底面67に形成された接続
口67a,67bを介して送液管68と排液管70が接
続され,排液管70にはポンプ71が装着される。ポン
プ71は例えばチューブポンプで構成され,このポンプ
71の稼働によって測定液が送液管68からセル62内
に導入され,また,セル62内の測定液が排液管70か
ら排出される。セル62内に導入される測定液は,先に
図3で説明した工程(7)において作られた測定液,即
ち,抗体結合磁気ビーズ2と標識抗体3を用いてサンド
イッチ形成させられた抗原1を含む電解質からなる測定
液である。
【0021】図7に示すように,セル62の底面67に
は,作用電極72を下から挿入するための孔90が穿設
されており,この孔90の上端は作用電極72を上方か
ら押さえるためのストッパ部91に形成されている。図
8に示すように,この実施の形態では,作用電極72は
半径rの円盤形状をなす上部72aの下側に上部72a
よりも半径の大きい円盤形状をなすフランジ部72bを
形成した構成を有している。図9は,この作用電極72
をセル62の底面67に固定する固定具92を示してお
り,該固定具92は,孔90に丁度嵌合する直径を有す
る中空のリング形状をなしている。そして図7に示すよ
うに,孔90に作用電極72を下から挿入し,更にその
下方に固定具92を挿入して押さえることにより,セル
62の底面67に直径dの円盤形状をなす作用電極72
の上面が露出する構成になっている。
【0022】この作用電極72は,金,白金,ニッケル
等の金属,炭素などの導電材料からなる。またこの作用
電極72の下面には,図1に示すように,アーム73の
先端に取り付けられた磁石75が近接離隔自在になって
いる。アーム73は軸76を中心に回動し,アーム73
が上昇すると磁石75が作用電極72の下面に接近した
状態となり,アーム73が下降すると磁石75が作用電
極72下方の凹部72bから退避した状態となる。
【0023】ここで,図10は磁石75の斜視図を示し
ている。図示の形態では,磁石75はセル62の底面6
7に形成された90に入る大きさを有する円柱体形状に
形成されている。この円柱体をなす磁石75の中心軸7
5’の方向にN極とS極が配置され,図示の形態では,
円柱体の上半部がS極,下半部がN極になっている。そ
して,前述のアーム73の上昇により,磁石75のS極
を作用電極72の下面に接近させることができるように
なっている。また,このように円柱体形状をなしている
磁石75の上下の端面周縁部はいずれも面取りされた形
状になっており,図示の例では上下の端面周縁部はいず
れも曲面(ラウンド面)に形成されている。
【0024】図11に示すように,セル62の上面66
には対抗電極77が設けられている。図12に示すよう
に,対抗電極77は横断面形状がリング形状である両端
が開口した円柱形をなしており,対抗電極77の内径
は,セル62の底面67に露出している円盤形状をなす
作用電極72の上面の直径dと同じか直径dよりも大き
くなっている。この対抗電極77の内径は,作用電極7
2の上面の直径dよりも0.5mm〜2.0mm程度大
きく,好ましくは1.0mm程度大きいことが好まし
い。なお,セル62の幅は,対向電極77の内径よりは
大きく,外径よりは小さい寸法が好適である。また,対
抗電極77の内部は中空であるため,光が透過できるよ
うになっている。また,このように円柱形状に形成され
た対向電極77の内面は鏡面77aに形成されており,
対抗電極77の内部に透過させた光をこの鏡面77aで
反射させることにより集光できるようになっている。こ
の対抗電極77も,作用電極72と同様に導電材料から
なる。
【0025】以上のような対抗電極77は,上面66の
下面に形成された凹部79に下側から嵌入されて固定さ
れている。そして,図5に示すように,対抗電極77と
前述の作用電極72の間に給電装置78によって電圧が
印加され,セル62内の測定液に所定の電流値の電流が
流れることにより,電極反応が行われるようになってい
る。そして,この電極反応が行われる際に陽電極となる
作用電極72の面上で電気化学発光が発生する。また,
給電装置78には,セル62内の測定液中に印加する電
圧や測定液中に流す電流の電流値を制御するための制御
信号が入力されるようになっている。
【0026】また,この図5に示すように,スペーサ6
5の上下を上面66と底面67で塞ぐことによりセル6
2を構成した際には,セル62内に露出している円盤形
状の作用電極72の表面と,セル62内に露出している
リング形状の対向電極77の表面が同心になるように配
置されている。これにより,セル62内の下面に円盤形
状の作用電極72の表面が露出し,セル62の上面にリ
ング形状の対向電極77の表面が作用電極72の表面周
縁部上方を囲む状態で配置されるようになっている。
【0027】セル62の上面66は,例えばアクリルや
ガラスなどの光を透過させる部材で構成され,作用電極
72の面上で発生した電気化学発光は,中空に形成され
た対抗電極77の内部を通って上方に透過される。そし
て,この上面66の上方には,測定液が電極反応するこ
とによって作用電極72の面上に生ずる電気化学発光
を,対抗電極77の内部及びセル62の上面66を介し
て検出し,電気信号に変換する,光検出器としての光電
子倍増管(PMT)80が近接して配置されている。な
お,セル62を構成する他の部材であるスペーサ65及
び底面67などを,上面66中央と同様にアクリルやガ
ラスなどで構成しても良いが,スペーサ65及び底面6
7は光透過性は要求されないので,テフロンなどの汚れ
難い材料で構成しても良い。
【0028】また,図示はしないが,本体61全体は暗
箱などの遮蔽手段によって覆われており,セル62内の
電気化学発光で発生した光以外の光は,光電子倍増管8
0には一切入らないように構成してある。
【0029】さて,以上の如く構成された検出装置60
においては,先ず測定に先立って,セル62内にクリー
ニング液(アルカリ液)が導入される。このクリーニン
グ液の導入は,クリーニング液が入った図示しない容器
等に送液管68の先端を投入した状態でポンプ71を稼
働することにより行われる。これにより,セル62の内
面が洗浄されると共に,セル62の底面67に設けられ
た作用電極72の表面と,セル62の上面66に設けら
れた対抗電極77の表面が洗浄され,後の電極反応が良
好に行われるようになる。
【0030】洗浄終了後,先ずセル62内のクリーニン
グ液が電解液と入れ替えられて,アーム73が上昇し,
磁石75が作用電極72の下方に嵌入した状態となる。
そして,ポンプ71が稼働してセル62内へ一定量の測
定液が電解液と共に導入される。
【0031】ポンプ71の稼働によって測定液は電解液
と共に送液管68からセル62内に導入され,更に排液
管70から排出される。こうして,抗原1を含んでいる
測定液が電解液と共にセル62内を連続的に流動される
と,抗体結合磁気ビーズ2が磁石75の磁力で吸着され
ることにより,測定液中に含まれている抗原1は作用電
極72の表面に捕集される。こうして,所定量の測定液
がセル62内を通過したら,ポンプ71の稼働を停止さ
せ,電解液の導入を終了させる。次いで,アーム73が
下降して磁石75が作用電極72の下方から退避した状
態となる。
【0032】こうして,セル62内は測定液である電解
質によって満たされ,かつ,所定量の測定液中に含まれ
ていた抗原1が作用電極72の表面に捕集された状態と
なる。この状態において,給電装置78によって作用電
極72と対抗電極77との間に電圧が印加され,セル6
2内の測定液に,制御信号に基づく所定の電流値の電流
が流されて電極反応が開始する。
【0033】セル62内の測定液中に印加される電圧や
測定液中を流れる電流の制御は,作用電極72の表面全
体に電気二重膜が形成されるまでは,イオン消滅反応が
起きない程度の低い電位,或いは低い電流を与えるよう
にする。そして,作用電極72の表面全体に電気二重膜
が形成された後は,急速にイオン消滅反応を起こさせる
程度の高い電位,或いは高い電流を与えるようにする。
このように電位或いは低い電流を変化させることによっ
て,2段階の電気化学発光を行うように制御する。
【0034】かくして,測定液中に所定の電位あるいは
電流が印加されることにより制御された電極反応が行わ
れ,セル62内において,先に図4で説明した反応が生
じて,陽電極である作用電極72の近傍で電気化学発光
が発生する。こうして発生した光はセル62の上面66
に取り付けられた対抗電極77の内部を透過し,光電子
倍増管80で検出されて電気信号に変換され,処理され
る。この際,対抗電極77の内部が鏡面77aに形成さ
れているので,対抗電極77の内部を透過する光は鏡面
77aで反射されて集光され,光電子倍増管80に効率
よく入光することとなる。電気化学発光によって発生す
る光の量は測定液中の抗原1の量に比例することから,
測定液を電極反応させて光らせてその光を検出すれば,
測定液に含まれた抗原1を検出,定量することが可能と
なる。なお,こうして電気化学発光を利用した検出,定
量が終了した後,再び,ポンプ71の稼働によってセル
62内にクリーニング液(アルカリ液)が導入され,セ
ル62内の洗浄が実施される。
【0035】
【実施例】次に,図5等で説明した電気化学発光検出装
置を実際に作成し,本発明の作用効果を調べる実施例を
行った。その結果を示す。
【0036】先ず,磁石の方向と形状の違いによる発光
強度の変化を調べた。図13に示すように,6×6mm
の角形の単極磁石を測定液の流れ方向に対して平行に磁
極を置いた場合,図14に示すように,同様の角形の磁
石を測定液の流れ方向に対して垂直に磁極を置いた場
合,図15に示すように,6φ×6mmの円柱形の磁石
を測定液の流れ方向に対して垂直に磁極を置いた場合,
のそれぞれを磁気粒子捕捉用の磁石として用いて,発光
強度の変化を調べた。磁石はいずれの場合も磁束密度
3,500ガウスの着磁をしたサマリウムコバルトを用
いた。これら図13〜15の条件で磁石を先に説明した
図5の電気化学発光検出装置に装着し,作用電極の表面
にRu錯体標識抗体結合磁気ビーズとして補足された磁
気粒子の量をECL発光強度で測定した。そして,磁気
吸着の能力を調べるために,ポンプの稼働量を制御して
セル内における測定液の流速を変化させ,流速とECL
発光強度の関係を調べた。
【0037】その結果,図16に示す関係を得た。先
ず,図13のように角形の磁石を測定液の流れ方向に対
して平行に磁極を置いた場合は,図16中の曲線aに示
すように,測定液の流速が約2.5cm/secのとき
に発光強度の最大値が認められ,これより流速が遅くて
も早くてもECL発光強度は減少した。図14のように
角形の磁石を測定液の流れ方向に対して垂直に磁極を置
いた場合は,測定液の流速が約2.6〜3.2mm/s
ecのときに発光のピーク値が認められ,これより流速
が遅くても早くても発光強度は減少した。これに対し,
図15のように円柱形の磁石を測定液の流れ方向に対し
て垂直に磁極を置いた場合は,測定液の流速が約2.2
〜4.2mm/secの広い範囲でECL発光強度がほ
ぼ一定で,しかも図13,14の場合に比べて140〜
120%も高い発光強度が測定された。また更に,円柱
形磁石の端面を面取りした磁石を用いると,作用電極の
表面の周縁部分での粒子の沈着がより減少することがわ
かった。このように面取りされた円柱形磁石を用い,そ
の磁力線を垂直方向とすることにより,測定液の流速が
変動した場合でも的確に磁気粒子を作用電極表面に捕捉
できることがわかった。
【0038】以上のように角形の磁石に比べ円柱形の磁
石はより迅速,均一に磁気粒子の捕捉が行えるが,作用
電極として角形の電極を用いる限り,作用電極の周辺に
無効な電極面が露出することとなる。そこで,セル内に
円盤形状の作用電極とこの作用電極と同心でかつ内径が
作用電極の直径が少しだけ大きいリング状の対向電極を
露出させて配置した。リング状の対向電極の内面は光を
反射できるように鏡面に磨き上げた。以上のように構成
した電気化学発光検出装置を作成して実際に測定を行っ
たところ,発光を検出器に効率よく伝えることができ
た。また,対向電極の内面を黒く塗装して反射を押さえ
た場合と,対向電極の内面を研磨して反射性を良くした
場合とでは,検出される発光強度が1.6倍改善され
た。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば,セル内に露出する作用
電極の表面を円盤形状とし対向電極の表面を所定のリン
グ形状としたことにより,作用電極の表面の全体で均一
な電気化学発光を生じさせることができるようになる。
また,リング形状として対向電極の内部に光を透過させ
ることができるので,作用電極上で生じた光を効率よく
集光させることができ,精度の高い測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気化学発光を利用して抗原を検出する方法の
基本原理の説明図である。
【図2】電気化学発光を利用して抗体を検出する方法の
基本原理の説明図である。
【図3】電気化学発光を利用した検出方法の工程説明図
である。
【図4】電気化学発光の発生原理の説明図である。
【図5】電気化学発光検出装置の説明図である。
【図6】本体の分解図である。
【図7】本体を構成する底面の断面図である。
【図8】作用電極の斜視図である。
【図9】固定具の斜視図である。
【図10】磁石の斜視図である。
【図11】本体を構成する上面の断面図である。
【図12】対向電極の斜視図である。
【図13】角形の磁石を測定液の流れ方向に対して平行
に磁極を置いた実施例の説明図である。
【図14】角形の磁石を測定液の流れ方向に対して垂直
に磁極を置いた実施例の説明図である。
【図15】円柱形の磁石を測定液の流れ方向に対して垂
直に磁極を置いた実施例の説明図である。
【図16】流速とECL発光強度の関係を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
62 セル 72 作用電極 77 対向電極 75 磁石 80 光電子倍増管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定液を流通させるセルと,該セル内に
    おいて表面同士が所定の間隔を持って対向して配置され
    た作用電極及び対向電極と,測定液中に含有される被測
    定物を作用電極の表面上に磁気吸着させる磁石とを備え
    た電気化学発光測定用セルにおいて,セル内に露出する
    作用電極の表面を円盤形状とし,セル内に露出する対向
    電極の表面を該円盤形状と同心で,内径が該円盤形状の
    直径と同じか該円盤形状の直径よりも大きいリング形状
    とし,該リング形状の中央に光の透過部を形成したこと
    を特徴とする電気化学発光測定用セル。
  2. 【請求項2】 前記磁石を円柱体形状に形成すると共
    に,該円柱体の中心軸の方向にN極とS極を配置し,こ
    れらN極もしくはS極となる円柱体の端面を前記作用電
    極の裏面に近接離隔自在に構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の電気化学発光測定用セル。
  3. 【請求項3】 前記磁石の端面周縁部が面取りされた形
    状になっていることを特徴とする請求項2に記載の電気
    化学発光測定用セル。
  4. 【請求項4】 前記対向電極を横断面形状が前記リング
    形状である両端が開口した円筒形状に形成すると共に,
    該対向電極の内面を鏡面に形成したことを特徴とする請
    求項1,2又は3のいずれかに記載の電気化学発光測定
    用セル。
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