JPH1172262A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH1172262A
JPH1172262A JP9233953A JP23395397A JPH1172262A JP H1172262 A JPH1172262 A JP H1172262A JP 9233953 A JP9233953 A JP 9233953A JP 23395397 A JP23395397 A JP 23395397A JP H1172262 A JPH1172262 A JP H1172262A
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air conditioner
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controller
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JP9233953A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Domae
浩 堂前
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
    • F24F11/46Improving electric energy efficiency or saving
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2140/00Control inputs relating to system states
    • F24F2140/60Energy consumption

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電式空調機(1A,1D,1E) の蓄電池(11) の状
態を遠隔監視し、蓄電池(11) の確実な保守管理を行
い、蓄電池(11) を有効に利用する。 【解決手段】 複数の蓄電式空調機(1A,1D,1E) と遠隔
制御盤(80) とを、集中コントローラ(70) を介して接続
する。そして、蓄電式空調機(1A,1D,1E) が、商用電力
の遮断を検出し、その遮断が遠隔制御盤(80) の遮断表
示部(81) に表示される。また、蓄電式空調機(1A,1D,1
E) が蓄電池(11) の電池寿命の終了を検出し、その寿命
終了が遠隔制御盤(80) の寿命表示部(82) に表示され、
蓄電池(11) の充放電が禁止される。また、残量検出部
により蓄電池(11) の蓄電残量が検出され、蓄電残量と
各蓄電式空調機(1A,1D,1E) における空調負荷とに基づ
いて、各蓄電式空調機(1A,1D,1E) の運転制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池を備えた空
気調和装置に関し、特に遠隔監視システムに係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開平6
−137651号公報に開示されているように、蓄電池
を備えたものがある。この種の蓄電式空気調和装置は、
商用電源に接続された電源ラインに室外ユニットと室内
ユニットとが接続されて構成され、該室外ユニットに
は、圧縮機モータや室外ファンモータなどの他、蓄電池
が設けられている。該圧縮機モータは、コンバータ部と
インバータ部とを有する電力変換回路を介して主電源線
に接続される一方、上記蓄電池は、コンバータ部とイン
バータ部との間の中間回路である直流部に放電回路を介
して接続されている。
【0003】そして、上記蓄電式空気調和装置は、電力
需要の小さい夜間に商用電力により蓄電池を充電し、電
力需要の大きい昼間は蓄電池に蓄えられた電力を用いて
空調運転を行うようにしている。これにより、昼間の最
大需要電力である電力ピークを低減し、商用電力の電力
負荷の平準化を図ると共に、料金の安い夜間電力を使用
することにより、電力コストを低減するようにしてい
る。
【0004】また、空気調和装置には、特開平7−71
803に開示されているように、遠隔監視装置を備えた
ものがある。つまり、複数の空調機の運転データを受信
する複数のローカルコントローラと、該ローカルコント
ローラと交信可能に構成されたホストコントローラとを
備え、該空調機の運転状態をホストコントローラで遠隔
監視するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記蓄
電式空気調和装置に上述のような遠隔監視装置を設けた
場合、遠隔監視装置のホストコントローラは、遠隔操作
や各種の運転状態の表示を行うものの、蓄電池との間に
おいては、何らの対策も講じられてないため、蓄電池の
有効利用等がなされないという問題がある。
【0006】つまり、ホストコントローラは、蓄電池の
劣化度や充電量等を検知できず、これらの劣化度や充電
量等に応じて空調機の運転制御を行うことができないと
いう問題がある。
【0007】また、蓄電池は充放電を繰り返すことによ
り性能が劣化し、この劣化が進行した蓄電池を使用し続
けた場合、蓄電池の破裂や蓄電池の過熱による火災等が
発生する危険があるため、蓄電池に対しては、寿命管理
等の保守管理を確実に行う必要がある。これに対して、
従来は、上述のように蓄電池の状態を遠隔監視すること
ができないため、蓄電池の保守管理に多大の労力が必要
となり、寿命管理等を確実に行うことが困難であるとい
う問題がある。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、蓄電池の状態を遠隔
監視し、該蓄電池の状態に応じて空調運転の制御を行う
と共に、該蓄電池の確実な保守管理を行い、該蓄電池を
有効に利用することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓄電池(11)
の劣化度又は電池寿命を監視可能な遠隔制御器(80) を
設けると共に、該蓄電池(11) により空調機(1A,1D,1E)
と遠隔制御器(80) との通信を確保するするようにした
ものである。
【0010】具体的に、請求項1記載の発明が講じた手
段は、図1に示すように、電源(21)から電源電力が供給
される空調機(1A) のコントローラ(70) に遠隔制御器
(80)が接続される一方、上記空調機(1A) に
は、電源(21) から電源電力を受けて充電すると共に、
2次電力を空調機(1A) の駆動機器に供給するための蓄
電池(11) が搭載され、上記コントローラ(70) と遠隔制
御器(80) との間で制御信号を授受して空調機(1A) を運
転制御し、空調運転を行う空気調和装置を前提としてい
る。そして、上記蓄電池(11) の劣化度を検出し、該劣
化度が所定値になると、蓄電池(11) の電池寿命の終了
を示す寿命信号を出力する寿命検出手段(65) を設ける
一方、上記遠隔制御器(80) には、寿命検出手段(65) が
寿命信号を出力すると、上記電池寿命の終了を表示する
寿命表示部(82) を設けるものである。
【0011】また、請求項2記載の発明が講じた手段
は、電源(21) から電源電力が供給される空調機(1A) の
コントローラ(70) に遠隔制御器(80) が接続される一
方、上記空調機(1A) には、電源(21) から電源電力を受
けて充電すると共に、2次電力を空調機(1A) の駆動機
器に供給するための蓄電池(11) が搭載され、上記コン
トローラ(70) と遠隔制御器(80) との間で制御信号を授
受して空調機(1A) を制御し、空調運転を行う空気調和
装置を前提としている。そして、上記電源(21) からの
電源電力の供給状態を検出し、該電源電力の供給が遮断
されると、遮断信号を出力する電力検出手段(63) と、
該電力検出手段(63) が遮断信号を出力すると、少なく
とも上記コントローラ(70) が制御動作を継続するよう
に、上記蓄電池(11) の2次電力をコントローラ(70) に
供給する電力切換手段(64) とを設けるものである。
【0012】また、請求項3記載の発明が講じた手段
は、請求項2記載の発明において、蓄電池(11) の劣化
度を検出し、該劣化度が所定値になると、蓄電池(11)
の電池寿命の終了を示す寿命信号を出力する寿命検出手
段(65) を設ける一方、遠隔制御器(80) に、寿命検出手
段(65) が寿命信号を出力すると、上記電池寿命の終了
を表示する寿命表示部(82) を設けるものである。
【0013】また、請求項4記載の発明が講じた手段
は、請求項2又は3記載の発明において、遠隔制御器(8
0) に、電力検出手段(63) が遮断信号を出力すると、電
源電力の供給の遮断を表示する遮断表示部(81) を設け
るものである。
【0014】また、請求項5記載の発明が講じた手段
は、請求項2又は3記載の発明において、空調機(1A,1
D,1E) を複数台設け、該各空調機(1A,1D,1E) を遠隔制
御器(80)に信号授受可能に接続する一方、上記各空調機
(1A,1D,1E) における蓄電池(11)の蓄電残量を検出して
残量信号を出力する残量検出手段(67) と、電力検出手
段(63) が遮断信号を出力すると、上記残量検出手段(6
7) の残量信号を受けて、各空調機(1A,1D,1E) における
蓄電池(11) の蓄電残量と空調負荷とに基づいて各空調
機(1A,1D,1E) の空調能力を制御する能力制御手段(83)
とを設けるものである。
【0015】また、請求項6記載の発明が講じた手段
は、請求項1又は3記載の発明において、寿命検出手段
(65) が寿命信号を出力すると、蓄電池(11) の充放電を
禁止する充放電禁止手段(66) を設けるものである。
【0016】また、請求項7記載の発明が講じた手段
は、請求項1又は3記載の発明において、寿命検出手段
(65) を、蓄電池(11) の放電回数を検出して蓄電池(11)
の劣化度を検出するように構成するものである。
【0017】また、請求項8記載の発明が講じた手段
は、請求項1又は3記載の発明において、寿命検出手段
(65) を、蓄電池(11) の放電回数と各放電時の放電量と
を検出して蓄電池(11) の劣化度を検出するように構成
するものである。
【0018】−作用− 請求項1記載の発明では、蓄電池(11) の2次電力を利
用して空調機(1A) の運転等が行われる一方、寿命検出
手段(65) が、蓄電池(11) の劣化度を検出すると共に、
該劣化度が所定値となると蓄電池(11) の電池寿命が終
了したと判断して寿命信号を出力する。該寿命信号が出
力されると、遠隔制御器(80) に設けられた寿命表示部
(82) が、上記蓄電池(11) の電池寿命の終了を表示す
る。
【0019】また、請求項2記載の発明では、電力検出
手段(63) が、電源(21) からの電源電力の供給状態を検
出し、該電源電力の供給が遮断されると遮断信号を出力
する。電力切換手段(64) は、上記遮断信号を受けて蓄
電池(11) の2次電力をコントローラ(70) へ供給し、該
コントローラ(70) の制御動作を継続する。
【0020】また、請求項3記載の発明では、上記請求
項2記載の発明において、寿命検出手段(65) が、蓄電
池(11) の劣化度を検出すると共に、該劣化度が所定値
となると蓄電池(11) の電池寿命が終了したと判断して
寿命信号を出力する。該寿命信号が出力されると、遠隔
制御器(80) に設けられた寿命表示部(82) が、上記蓄電
池(11) の電池寿命の終了を表示する。
【0021】また、請求項4記載の発明では、遠隔制御
器(80) に設けられた遮断表示部(81) が、電力検出手段
(63) の遮断信号を受けて、電源電力の供給の遮断を表
示する。
【0022】また、請求項5記載の発明では、複数台の
空調機(1A,1D,1E) が遠隔制御器(80) に接続され、各空
調機(1A,1D,1E) と遠隔制御器(80) との間で信号の授受
が行われる。一方、残量検出手段(67) が、上記各空調
機(1A,1D,1E) に設けられた蓄電池(11) の蓄電残量を検
出し、残量信号を出力する。そして、能力制御手段(83)
が、電力検出手段(63) の遮断信号を受け、該残量検出
手段(67) の残量信号と空調負荷とに基づいて各空調機
(1A,1D,1E) の空調能力を制御する。
【0023】また、請求項6記載の発明では、充放電禁
止手段(66) が、寿命検出手段(65)の寿命信号を受け
て、蓄電池(11) の充放電を禁止する。
【0024】また、請求項7記載の発明では、寿命検出
手段(65) が、蓄電池(11) の放電回数を検出すると共
に、この放電回数に基づいて蓄電池(11) の劣化度を検
出する。
【0025】また、請求項8記載の発明では、寿命検出
手段(65) が、蓄電池(11) の放電回数と各放電時の放電
量とを検出すると共に、この放電回数及び放電量に基づ
いて蓄電池(11) の劣化度を検出する。
【0026】
【発明の効果】従って、請求項1記載の発明によれば、
寿命表示部(82) により、寿命検出手段(65) からの寿命
信号を受けて、遠隔制御器(80) に蓄電池(11) の寿命終
了を表示することができる。この結果、蓄電池(11) の
検査を直接に行うことなく、該蓄電池(11) の寿命終了
を知ることができるので、蓄電池(11) の保守や点検を
容易に行うことができる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、電源
(21) からの電源電力の供給が遮断された場合でも、蓄
電池(11) の2次電力がコントローラ(70) に供給される
ため、該コントローラ(70) が制御動作を継続して行う
ことができる。この結果、電源電力の供給が遮断された
場合でも、コントローラ(70) と遠隔制御器(80) との間
の通信を行うことができることから、遠隔制御器(80)
で電源電力の遮断等の状態を確実に把握することができ
る。
【0028】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明で得られる効果に加えて、蓄電池(11)
の検査を直接に行うことなく、遠隔制御器(80) の電池
寿命の終了の表示によって該蓄電池(11) の電池寿命の
終了を知ることができる。
【0029】また、請求項4記載の発明によれば、空調
機(1A) を直接に調べることなく、遠隔制御器(80) の表
示により、電源電力の供給が遮断されたことを知ること
ができる。
【0030】また、請求項5記載の発明によれば、能力
制御手段(83) により、残量検出手段(67) の残量信号と
空調負荷とに基づいて各空調機(1A,1D,1E) を制御する
ことができる。この結果、例えば、複数台の空調機(1A,
1D,1E) に設けられた複数の蓄電池(11) のうち、より蓄
電残量の多いものから優先的に使用するといったような
制御が可能となり、蓄電池(11) の有効利用を図ること
ができる。
【0031】また、請求項6記載の発明によれば、寿命
検出手段(65) の寿命信号により、蓄電池(11) への充放
電を禁止することができる。この結果、劣化が進行した
蓄電池(11) に対する充放電による危険を回避すること
ができ、装置の信頼性及び安全性を向上させることがで
きる。
【0032】また、請求項7記載の発明によれば、蓄電
池(11) の放電回数に基づいて、蓄電池(11) の劣化度を
確実に検出することができる。
【0033】また、請求項8記載の発明によれば、蓄電
池(11) の放電回数と各放電時の放電量とに基づいて、
蓄電池(11) の劣化度を確実に且つ正確に検出すること
ができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0035】図2に示すように、本実施形態における空
気調和装置は、6台の空調機(1A〜1F) と集中コントロ
ーラ(70) と遠隔制御盤(80) とを備えており、各空調機
(1A〜1F) は、それぞれ集中コントローラ(70) を介して
遠隔制御盤(80) と接続されて、相互間での通信が可能
に構成されている。
【0036】上記6台の空調機(1A〜1F) は、建物内部
の空調を行うよう構成され、6台の内の3台、即ちユニ
ットA(1A) 、ユニットB(1B) 及びユニットC(1C) の
各空調機は、建物の2階フロアの空調を行う一方、他の
3台、即ちユニットD(1D)、ユニットE(1E) 及びユニ
ットF(1F) の各空調機は、建物の1階フロアの空調を
行っている。また、上記ユニットA(1A) 、ユニットD
(1D) 及びユニットE(1E) には蓄電池(11) が設けられ
て、蓄電式空調機に構成される一方、ユニットB(1B)
、ユニットC(1C) 及びユニットF(1F) には蓄電池(1
1) は設けられず、通常空調機に構成されている。
【0037】上記各空調機(1A〜1F) は、1台の室外ユ
ニット(10a) に、4台の室内ユニット(10b) が接続され
て成るヒートポンプ式空気調和装置であって、図3に示
すように、空調運転制御を行う室外コントローラ(60)
を備えている。尚、図3には、蓄電式空調機(1A,1D,1E)
の電気回路が示されているが、通常空調機(1B,1C,1F)
は、蓄電回路系統を除き蓄電式空調機(1A,1D,1E) と同
様である。
【0038】上記室外ユニット(10a) は、パッケージ型
に構成され、図示しないが、圧縮機と四路切換弁と膨張
弁と熱源側熱交換器としての室外熱交換器とが接続され
て成る室外側の冷媒回路が設けられる一方、室内ユニッ
ト(10b) は、利用側熱交換器としての室内熱交換器を備
えた室内側の冷媒回路が設けられている。そして、上記
冷媒回路は、冷房運転と暖房運転とを行うように冷媒循
環方向の可逆な回路に構成されている。
【0039】上記室外ユニット(10a) は、電源電力とし
ての商用電力が供給されるように電源ライン(20) に接
続され、該電源ライン(20) は、電源としての商用電源
(21)からブレーカ(22) とカレントトランス(CT) とが順
に接続されている。該商用電源(21) は、1次電力であ
る三相交流の商用電力を供給する一方、上記カレントト
ランス(CT) は、商用電源(21) からの入力電流を検出
し、検出電流値を出力するよう構成されている。
【0040】上記室外ユニット(10a) は、電源ライン(2
0) に接続された主電源線(30) を備え、該主電源線(30)
には、主接点である主電磁継電器(31) と電力変換回路
(32)と圧縮機モータ(M1) とが順に接続されている。
【0041】上記電力変換回路(32) は、コンバータ部
(33) と、該コンバータ部(33) の後段に設けられたイン
バータ部(34) とより構成されている。
【0042】上記コンバータ部(33) は、交流の商用電
源(21) を直流電力に変換して出力する変換回路であっ
て、整流回路(35) と平滑回路(36) とを備えている。該
整流回路(35) は、ダイオードを備えたダイオードモジ
ュールで構成される一方、上記平滑回路(36) は、直流
電圧を平滑にするためのコイルとコンデンサとを備えて
いる。
【0043】上記インバータ部(34) は、コンバータ部
(33) が出力する直流電力を所定の交流電力に変換して
圧縮機モータ(M1) に供給する変換回路であって、例え
ば、パルス幅変調方式が採用され、IGBT(Insulate
Gate Bipolar Transistor)などのスイッチング素子を
備えたトランジスタモジュールで構成されている。ま
た、上記インバータ部(34) には、室外コントローラ(6
0) からのドライブ制御信号に基づいて該インバータ部
(34) を駆動するよう構成されたドライブ回路(12) が接
続されており、これによってインバータ部(34) から
は、所定周波数の交流電力である制御電力が出力され
る。
【0044】上記圧縮機モータ(M1) は、インバータ部
(34) から出力される制御電力を受けて圧縮機を駆動し
ており、回転数が制御されて圧縮機の容量を調整するよ
うに構成されている。
【0045】上記室外コントローラ(60) は、空調コン
トローラ(61) と電力コントローラ(62)とを備え、空調
運転の制御を行うよう構成されている。また、上記空調
コントローラ(61) 及び電力コントローラ(62)には、降
圧器(56) を備えた直流供給回路(55) が接続されてい
る。
【0046】該直流供給回路(55) は、電力変換回路(3
2) の平滑回路(36) とインバータ部(34) との間に接続
され、該空調コントローラ(61) 及び電力コントローラ
(62) に電力変換回路(32) からの直流電力を供給するよ
う構成されている。上記降圧器(56) は、電力変換回路
(32) からの直流電力の電圧を、空調コントローラ(61)
及び電力コントローラ(62) の駆動に適した電圧に降圧
するよう構成されている。
【0047】上記空調コントローラ(61) は、運転状態
を検出するために空調機(1A〜1F) の各部に設けられた
図示しない各種センサにおける検出値と、リモコン(13)
からの設定温度信号とが入力されると共に、上記集中
コントローラ(70) を介して遠隔制御盤(80) に接続さ
れ、該遠隔制御盤(80) からの運転指令信号が入力され
るよう構成されている。そして、該空調コントローラ(6
1) は、これらの検出値、設定温度信号及び運転指令信
号に基づき、ドライブ回路(12) へドライブ制御信号を
出力して圧縮機モータ(M1) の回転数を制御すると共
に、膨張弁開度や室内外ユニットに設けられたファンの
制御を行うことにより、空調運転の制御を行うよう構成
されている。上記電力コントローラ(62) は、主電磁継
電器(31) 等を制御するように構成されている。
【0048】一方、上記蓄電式空調機(1A,1D,1E) の室
外ユニット(10a) には、上記電力変換回路(32) などの
他、蓄電池(11) が搭載され、以下のように充電回路(4
0) 等が設けられている。上記蓄電池(11) は、2次電力
を圧縮機モータ(M1) に供給する2次電源を構成してい
る。該蓄電池(11) は、充電回路(40) を介して主電源線
(30)のブレーカ(22) と主電磁継電器(31) との間に接続
され、電源からの電源電力を受けて充電されるよう構成
されると共に、電流センサ(14) と放電回路(50)とを介
して電力変換回路(32) の平滑回路(36) とインバータ部
(34) との間に接続され、圧縮機モータ(M1) に2次電力
を供給するよう構成されている。
【0049】上記充電回路(40) は、充電用電磁継電器
(41) と充電用変換部(42) とが順に接続されている。該
充電用電磁継電器(41) は、蓄電池(11) の充電時にはオ
ンされるよう構成されている。また、上記充電用変換部
(42) は、交流の商用電力を直流電力に変換し、該直流
電力を蓄電池(11) の充電に適した電圧に降圧するよう
構成されている。
【0050】上記放電回路(50) は、直流スイッチ(51)
と電圧変換器(52) とが順に接続されている。該直流ス
イッチ(51) は、例えば、サイリスタによって構成さ
れ、蓄電池(11) の放電時にオンするように構成されて
いる。また、上記電圧変換器(52) は、蓄電池(11) の直
流電力を圧縮機モータ(M1) の駆動に適した電圧に昇圧
するように構成されている。
【0051】上記電流センサ(14) は、蓄電池(11) から
放電される2次電力の電流を検出し、検出電流値を出力
している。
【0052】上記電力コントローラ(62) は、本発明の
特徴とするものであり、図4に示すように、電力検出部
(63a) と電力切換手段(64) と寿命検出手段(65) と充放
電禁止手段(66) と残量検出手段(67) とを備えると共
に、リモコン(13) からの運転信号及び停止信号に基づ
いて、上記主電磁継電器(31) 及び充電用電磁継電器(4
1) を制御するよう構成されている。
【0053】上記電力検出部(63a) は、カレントトラン
ス(CT) からの検出電流値が入力され、該検出電流値を
監視することにより商用電源(21) からの商用電力の供
給状態を検出し、該商用電力の供給が遮断されると遮断
信号を出力するよう構成されており、該電力検出部(63
a) とカレントトランス(CT) とで電力検出手段(63) を
構成している。
【0054】上記電力切換手段(64) は、電力検出部(63
a) の遮断信号を受けて直流スイッチ(51) をオンし、蓄
電池(11) の2次電力を圧縮機モータ(M1) 、空調コント
ローラ(61) 、電力コントローラ(62) 及び集中コントロ
ーラ(70) へ供給するよう構成されている。
【0055】上記寿命検出手段(65) は、蓄電池(11) の
放電回数を計数する放電計数部(65a) を備え、該放電回
数部で計数された放電回数を蓄電池(11) の劣化度とし
て検出している。そして、劣化度としての放電回数が所
定値に達すると、蓄電池(11)の電池寿命が終了したと判
断して寿命信号を出力するよう構成されている。また、
上記放電計数部(65a) は、電力コントローラ(62) が直
流スイッチ(51) をオンした回数を計数しており、該直
流スイッチ(51) が1回オンされると、1回放電が行わ
れたとして計数するよう構成されている。
【0056】上記充放電禁止手段(66) は、上記寿命検
出手段(65) の寿命信号を受けて直流スイッチ(51) 及び
充電用電磁継電器(41) を常にオフの状態に維持し、蓄
電池(11) の充電及び放電を禁止するよう構成されてい
る。
【0057】上記残量検出手段(67) は、蓄電池(11) の
放電量を導出する放電量導出部(67a) を備え、該放電量
導出部(67a) での検出放電量に基づいて蓄電池(11) の
蓄電残量を検出し、残量信号を出力するよう構成されて
いる。つまり、あらかじめ蓄電池(11) の満充電時の満
充電量を記憶する一方、この満充電量から放電量導出部
(67a) で検出した放電量を差し引くことにより蓄電残量
を検出する。上記放電量導出部(67a) は、電流センサ(1
4) からの検出電流値が入力され、該検出電流値と放電
の継続時間とに基づいて放電量を導出するよう構成され
ている。
【0058】上記集中コントローラ(70) は、本発明の
コントローラを構成し、上記電力コントローラ(62) を
介して直流供給回路(55) からの直流電力が供給される
と共に、通信インターフェース(71) を備え、6台の各
空調機(1A〜1F) からの運転状態を表す各種信号を受け
て遠隔制御盤(80) へ送信すると共に、遠隔制御盤(80)
からの運転指令信号等を受けて各空調機(1A〜1F) へ送
信するよう構成されている。
【0059】上記遠隔制御盤(80) は、上記各空調機(1A
〜1F) が設置されている建物から離れた場所、例えば、
空調機の保守点検を行う会社のサービスステーション等
に設置された遠隔制御器であって、上記集中コントロー
ラ(70) とは電話回線(90) を介して接続されている。ま
た、該遠隔制御盤(80) には、本発明の特徴とする、遮
断表示部(81) 、寿命表示部(82) 及び能力制御手段(83)
が設けられ、遠隔制御器に構成されている。
【0060】上記遮断表示部(81) は、電力検出手段(6
3) の遮断信号を受けて、商用電源(21) の商用電力の供
給が遮断された旨の表示を行うよう構成されている。
【0061】上記寿命表示部(82) は、寿命検出手段(6
5) の寿命信号を受けて、蓄電池(11)の電池寿命が終了
した旨の表示を行うよう構成されている。
【0062】上記能力制御手段(83) は、残量検出手段
(67) の残量信号と共に、上記集中コントローラ(70) を
介して各空調機(1A〜1F) からの運転状態を表す各種信
号が入力されている。そして、該各空調機(1A〜1F) の
各種信号に基づいて各空調機(1A〜1F) における空調負
荷を導出し、この導出した空調負荷と残量検出手段(67)
の残量信号とに基づき、集中コントローラ(70) を介し
て各空調機(1A〜1F) に対して運転指令信号を出力し、
各空調機(1A〜1F) の空調能力を制御するよう構成され
ている。
【0063】−運転動作− 次に、上述した空調機(1A〜1F) の運転動作について説
明する。
【0064】先ず、商用電源(21) の商用電力を受けて
空調運転を行う通常運転時の動作について説明すると、
各空調機(1A〜1F) は、リモコン(13) から運転信号が入
力されると、この運転信号が空調コントローラ(61) を
介して電力コントローラ(62)に転送され、該電力コント
ローラ(62) が主電磁継電器(31) をオンする。この主電
磁継電器(31) のオンによって、商用電力がコンバータ
部(33) の整流回路(35)に入力し、直流電力に変換され
ると共に、平滑回路(36) によって平滑され、直流電力
がインバータ部(34) に入力する。
【0065】一方、空調コントローラ(61) は、空調機
(1A〜1F) に設けられた各種センサの検出値と、リモコ
ン(13) からの温度設定値とに基づいて必要とされる空
調負荷を導出し、この導出した空調負荷を満足する空調
能力を発揮するよう、膨脹弁開度やファン回転数を制御
すると共に、圧縮機モータ(M1) の回転数指令値をドラ
イブ回路(12) へ出力する。該ドライブ回路(12) は、空
調コントローラ(61) からの回転数指令値を受けて、圧
縮機モータ(M1) の回転数が該回転数指令値となるよう
インバータ部(34) へ制御信号を出力する。そして、イ
ンバータ部(34) は、該制御信号によってインバータ部
(34) のスイッチング素子がオンオフ制御されることに
より所定の交流制御電力を出力し、これによって、圧縮
機モータ(M1)の回転数が上記回転数指令値となるよう制
御される。
【0066】次に、蓄電池(11)の2次電力を受けて行う
空調運転を行う、蓄電式空調機(1A,1D,1E) における蓄
電運転時の動作について説明する。リモコン(13) から
運転信号の入力があると、この運転信号が空調コントロ
ーラ(61) を介して電力コントローラ(62) に転送され、
該電力コントローラ(62) が直流スイッチ(51) をオンす
る。この直流スイッチ(51) のオンによって、直流電力
である蓄電池(11) の2次電力が、電圧変換器(52) で昇
圧された後にインバータ部(34) に入力する。また、空
調コントローラ(61) の動作は、上記通常運転の場合と
同様である。
【0067】そして、あらかじめ設定されたスケジュー
ルに基づいて、上記通常運転と蓄電運転との切り換えが
行われることにより、いわゆるピークカット運転が行わ
れる。尚、通常運転と蓄電運転との切り換えは、リモコ
ン(13) 、集中コントローラ(70) 及び遠隔制御盤(80)
からの指示により強制的に行うようにしてもよい。
【0068】また、昼間においては、上記通常運転又は
蓄電運転が行われるのに対し、夜間においては、一般に
リモコン(13) より停止信号が入力され、空調運転を停
止した状態で蓄電池(11) の充電動作が行われる。つま
り、電力コントローラ(62) が主電磁継電器(31) をオフ
すると共に、充電用電磁継電器(41) をオンする。そし
て、充電回路(40) によって商用電力を直流電力に変換
すると共に蓄電池(11) の充電に適した電圧に降圧さ
れ、蓄電池(11) が充電される。
【0069】また、上記通常運転中には、電力検出手段
(63) の電力検出部(63a) が、カレントトランス(CT) か
らの検出電流値を監視することにより、商用電源(21)
からの商用電力の供給状態を検出している。そして、商
用電力の供給が遮断されると、該電力検出手段(63) が
遮断信号を出力する。
【0070】該電力検出手段(63) の遮断信号が出力さ
れると、電力切換手段(64) が、直流スイッチ(51) をオ
ンすることにより、蓄電池(11) の2次電力を、圧縮機
モータ(M1) と、コントロール部の電力コントローラ(6
2) 及び空調コントローラ(61)と、集中コントローラ(7
0) とに供給する。また、上記遮断信号を受けて、遠隔
制御盤(80) の遮断表示部(81) が、商用電源(21) の商
用電力の供給が遮断された旨を表示すると共に、遠隔制
御盤(80) の能力制御手段(83) が、後述する能力制御動
作を行う。
【0071】また、上記蓄電運転を開始する際に、電力
コントローラ(62) により直流スイッチ(51) がオンされ
ると、寿命検出手段(65) の放電計数部(65a) が、蓄電
池(11)の放電が1回行われたと判断し、それまでの放電
回数に1回が加算される。そして、寿命検出手段(65)
は、放電計数部(65a) で計数した放電回数と、あらかじ
め設定されている所定回数との比較を行い、放電回数が
所定回数に達すると、寿命信号を出力する。
【0072】該寿命検出手段(65) の寿命信号が出力さ
れると、充放電禁止手段(66) が、直流スイッチ(51) 及
び充電用電磁継電器(41) を常にオフの状態に維持し、
蓄電池(11) の充電及び放電を禁止する。また、該寿命
信号を受けて、遠隔制御盤(80)の寿命表示部(82) が、
蓄電池(11) の電池寿命が終了した旨の表示を行う。
【0073】また、上記蓄電運転中には、残量検出手段
(67) の放電量導出部(67a) が、電流センサ(14) からの
検出電流値を受けて蓄電池(11) からの放電量を導出
し、該放電量導出部(67a) で導出した放電量に基づいて
蓄電池(11) の蓄電残量を検出し、残量信号を出力す
る。
【0074】上記能力制御手段(83) の能力制御動作
は、上述のように電力検出手段(63) の遮断信号を受け
て行われる。つまり、商用電源(21) の商用電力の供給
が遮断された状態、例えば停電時において、各蓄電式空
調機(1A,1D,1E) に対する運転制御を行う。
【0075】具体的に、上記商用電力の供給が遮断され
た場合、通常空調機であるユニットB(1B) 、ユニット
C(1C) 及びユニットF(1F) は、空調運転を行うことが
できず停止する一方、蓄電式空調機であるユニットA(1
A) 、ユニットD(1D) 及びユニットE(1E) は蓄電運転
を行う。これにより、建物の1階フロアの空調を行って
いるのはユニットD(1D) 及びユニットE(1E) となり、
建物の2階フロアの空調を行っているのはユニットA(1
A) のみととなる。このため、各蓄電式空調機(1A,1D,1
E) の空調負荷が増大することが予想されるため、遠隔
制御盤(80) の運転指令信号により、各蓄電式空調機(1
A,1D,1E) に、より大きな空調能力を発揮させるよう制
御を行う。また、1階フロアにおいて空調負荷が小さい
場合は、ユニットD(1D) 及びユニットE(1E) のうち、
何れか一方を停止させる。このとき、残量検出手段(67)
の残量信号に基づき、蓄電残量の少ない蓄電式空調機
(1D,1E) を停止させ、蓄電残量の多い蓄電式空調機(1D,
1E) から優先的に蓄電運転させる。また、ユニットD(1
D) とユニットE(1E) とで蓄電池(11) の蓄電残量がほ
ぼ等しい場合は、寿命検出手段(65) で検出した蓄電池
(11) の劣化度に基づき、劣化の少ない蓄電池(11) を備
えた蓄電式空調機(1D,1E) から優先的に蓄電運転させ
る。その際、室内ユニット(10b) の風向を制御し、室内
温度をより均一に維持するようにする。
【0076】−実施形態の効果− 本実施形態によれば、以下のような効果が発揮される。
【0077】蓄電池(11) の電池寿命が終了すると、遠
隔制御盤(80) にその旨が表示されるため、蓄電池(11)
の検査を直接に行うことなく、該蓄電池(11) の寿命終
了を知ることができる。これにより、電池寿命終了の表
示が表示に基づいて、遠隔制御盤(80) の設置されてい
るサービスステーション等から蓄電池(11) の交換に向
かうことができ、この結果、蓄電池(11) の保守点検を
確実に行うことができる。
【0078】また、商用電源(21) の商用電力の供給が
遮断されると、遠隔制御盤(80) にその旨が表示される
ため、空調機(1A〜1F) が停止した原因を確実に把握す
ることができる。つまり、従来は、停電等により商用電
力が遮断されると、遠隔制御盤(80) には空調機(1A〜1
F) が停止した旨の表示しかされなかった。このため、
空調機(1A〜1F) の停止が、停電等によるものか空調機
(1A〜1F) の故障によるものかを判別することができ
ず、空調機(1A〜1F) の設置場所まで行って確認する必
要があった。これに対して、本実施形態においては、空
調機(1A〜1F) の設置場所から離れたサービスステーシ
ョン等に設けられた遠隔制御盤(80) によって、停電等
による停止か空調機(1A〜1F) の故障による停止かを確
実に判別することができる。
【0079】また、蓄電池(11) の電池寿命が終了する
と充放電禁止手段(66) により、蓄電池(11) への充放電
を禁止することができる。この結果、劣化が進行した蓄
電池(11) の使用を確実に禁止することができ、装置の
信頼性及び安全性を向上させることができる。
【0080】また、能力制御手段(83) の能力制御動作
により、停電時においても、様々な状況に応じた空調運
転を行うことができると共に、蓄電池(11) を有効に利
用して蓄電運転を行うことができる。
【0081】−実施形態の変形例− 上記実施形態においては、寿命検出手段(65) に放電計
数部(65a) を設け、該放電回数部で計数された放電回数
を蓄電池(11) の劣化度として検出するようにしたが、
上記残量検出手段(67) の放電量導出部(67a) において
導出した蓄電池(11) の放電量を入力し、蓄電池(11) の
放電量と放電回数とにより劣化度を導出するようにして
もよい。具体的に、例えば、放電量の満充電量に対する
比が、0.5であれば、放電回数0.5回と計数するというよ
うに、放電回数に対して放電量により重み付けを行うよ
うにする。
【0082】また、寿命検出手段(65) を室外コントロ
ーラ(60) の電力コントローラ(62)に設けるようにした
が、該寿命検出手段(65) を遠隔制御盤(80) に設けるよ
うにしてもよい。
【0083】これによって、蓄電池(11) の劣化度をよ
り正確に検出することができ、蓄電池(11) の有効利用
を図ることができる。
【0084】また、寿命検出手段(65) を室外コントロ
ーラ(60) の電力コントローラ(62)に設けるようにした
が、該寿命検出手段(65) を遠隔制御盤(80) に設けるよ
うにしてもよい。
【0085】また、蓄電運転時には、蓄電池(11) の2
次電力を圧縮機モータ(M1) に供給して空調運転を行う
ようにしたが、商用電源(21) の商用電力と蓄電池(11)
の2次電力との双方を圧縮機モータ(M1) に供給するよ
うにしてもよい。そして、通常運転と該蓄電運転とを切
り換えて、いわゆるピークシフト運転を行うようにして
もよい。更には、ピークカット運転とピークシフト運転
とを選択して運転可能にしてもよい。
【0086】また、遠隔制御盤(80) に寿命表示部(82)
を設け、蓄電池(11) の電池寿命が終了した旨の表示を
行うようにしたが、該寿命表示部(82) を集中コントロ
ーラ(70) にも設けるようにしてもよい。
【0087】また、集中コントローラ(70) と遠隔制御
盤(80) とを電話回線(90) を用いて接続するようにした
が、専用回線により接続するようにしてもよい。
【0088】また、集中コントローラ(70) を本発明の
コントローラに構成し、集中コントローラ(70) と遠隔
制御盤(80) との間で通信を行うようにしたが、各空調
機(1A〜1F) の室外コントローラ(60) を本発明のコント
ローラに構成し、該室外コントローラ(60) と遠隔制御
盤(80) との間で通信するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る空気調和装置の構成
を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る蓄電式空調機の構成
を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る蓄電式空調機の電力
コントローラの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
(1A) ユニットA(空調機) (1D) ユニットB(空調機) (1E) ユニットC(空調機) (11) 蓄電池 (21) 商用電源 (電源) (63) 電力検出手段 (64) 電力切換手段 (65) 寿命検出手段 (66) 充放電禁止手段 (67) 残量検出手段 (70) 集中コントローラ(コントローラ) (80) 遠隔制御盤(遠隔制御器) (81) 遮断表示部 (82) 寿命表示部 (83) 能力制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源(21) から電源電力が供給される空
    調機(1A) のコントローラ(70) に遠隔制御器(80) が接
    続される一方、 上記空調機(1A) には、電源(21) から電源電力を受けて
    充電すると共に、2次電力を該空調機(1A) の駆動機器
    に供給するための蓄電池(11) が搭載され、 上記コントローラ(70) と遠隔制御器(80) との間で制御
    信号を授受して空調機(1A) を運転制御し、空調運転を
    行う空気調和装置において、 上記蓄電池(11) の劣化度を検出し、該劣化度が所定値
    になると、蓄電池(11)の電池寿命の終了を示す寿命信号
    を出力する寿命検出手段(65) が設けられる一方、 上記遠隔制御器(80) には、寿命検出手段(65) が寿命信
    号を出力すると、上記電池寿命の終了を表示する寿命表
    示部(82) が設けられていることを特徴とする空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】 電源(21) から電源電力が供給される空
    調機(1A) のコントローラ(70) に遠隔制御器(80) が接
    続される一方、 上記空調機(1A) には、電源(21) から電源電力を受けて
    充電すると共に、2次電力を空調機(1A) の駆動機器に
    供給するための蓄電池(11) が搭載され、 上記コントローラ(70) と遠隔制御器(80) との間で制御
    信号を授受して空調機(1A) を運転制御し、空調運転を
    行う空気調和装置において、 上記電源(21) からの電源電力の供給状態を検出し、該
    電源電力の供給が遮断されると、遮断信号を出力する電
    力検出手段(63) と、 該電力検出手段(63) が遮断信号を出力すると、少なく
    とも上記コントロー(70) が制御動作を継続するよう
    に、上記蓄電池(11) の2次電力をコントローラ(70) に
    供給する電力切換手段(64) とを備えていることを特徴
    とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の空気調和装置において、 蓄電池(11) の劣化度を検出し、該劣化度が所定値にな
    ると、蓄電池(11) の電池寿命の終了を示す寿命信号を
    出力する寿命検出手段(65) が設けられる一方、 遠隔制御器(80) には、寿命検出手段(65) が寿命信号を
    出力すると、上記電池寿命の終了を表示する寿命表示部
    (82) が設けられていることを特徴とする空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の空気調和装置にお
    いて、 遠隔制御器(80) には、電力検出手段(63) が遮断信号を
    出力すると、電源電力の供給の遮断を表示する遮断表示
    部(81) が設けられていることを特徴とする空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の空気調和装置にお
    いて、 空調機(1A,1D,1E) が複数台設けられ、該各空調機(1A,1
    D,1E) が遠隔制御器(80) に信号授受可能に接続される
    一方、 上記各空調機(1A,1D,1E) における蓄電池(11) の蓄電残
    量を検出して残量信号を出力する残量検出手段(67)
    と、 電力検出手段(63) が遮断信号を出力すると、上記残量
    検出手段(67) の残量信号を受けて、各空調機(1A,1D,1
    E) における蓄電池(11) の蓄電残量と空調負荷とに基づ
    いて各空調機(1A,1D,1E) の空調能力を制御する能力制
    御手段(83) とが設けられていることを特徴とする空気
    調和装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は3記載の空気調和装置にお
    いて、 寿命検出手段(65) が寿命信号を出力すると、蓄電池(1
    1) の充放電を禁止する充放電禁止手段(66) が設けられ
    ていることを特徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は3記載の空気調和装置にお
    いて、 寿命検出手段(65) は、蓄電池(11) の放電回数を検出し
    て蓄電池(11) の劣化度を検出するように構成されてい
    ることを特徴とする空気調和装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は3記載の空気調和装置にお
    いて、 寿命検出手段(65) は、蓄電池(11) の放電回数と各放電
    時の放電量とを検出して蓄電池(11) の劣化度を検出す
    るように構成されていることを特徴とする空気調和装
    置。
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