JPH1170372A - 超音波発生装置 - Google Patents

超音波発生装置

Info

Publication number
JPH1170372A
JPH1170372A JP23407297A JP23407297A JPH1170372A JP H1170372 A JPH1170372 A JP H1170372A JP 23407297 A JP23407297 A JP 23407297A JP 23407297 A JP23407297 A JP 23407297A JP H1170372 A JPH1170372 A JP H1170372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
ultrasonic
drive signal
reflected wave
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23407297A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sato
佐藤  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP23407297A priority Critical patent/JPH1170372A/ja
Publication of JPH1170372A publication Critical patent/JPH1170372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は超音波振動子を効率よく発振駆動さ
せることができるようにした超音波発生装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 超音波振動子19を所定の周波数で超音
波振動させる超音波発生装置において、上記超音波振動
子を駆動する駆動信号の周波数を設定するPLL回路部
22と、このPLL回路部によって設定された駆動信号
の周波数と上記超音波振動子からの反射波の周波数を検
出する検波器24と、この検波器によって検出された駆
動信号と反射波との周波数の比を求め、その比が所定値
になるよう上記PLL回路部によって駆動信号の周波数
を制御する制御装置27とを具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば被洗浄
物を洗浄する洗浄液に超音波振動を付与するために用い
られる超音波発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶製造装置や半導体製造装置において
は、液晶用ガラス基板や半導体ウエハなどの被洗浄物を
高い清浄度で洗浄することが要求される工程がある。上
記被洗浄物を洗浄する方式としては、洗浄液中に複数枚
の被洗浄物を浸漬するデイップ方式や被洗浄物に向けて
洗浄液を噴射して一枚づつ洗浄する枚葉方式があり、最
近では高い清浄度が得られるとともに、コスト的に有利
な枚葉方式が採用されることが多くなってきている。
【0003】枚葉方式の1つとして被洗浄物に噴射され
る洗浄液に超音波振動を付与し、その振動作用によって
上記被洗浄物から微粒子を効率よく除去するようにした
洗浄方式が実用化されている。
【0004】洗浄液に付与する振動は、従来は20〜50k
Hz程度の超音波であったが、最近では600 〜3000kH
z程度の極超音波帯域の音波を付与する超音波発生装置
が開発されている。
【0005】ところで、上記超音波発生装置は装置本体
を有し、この装置本体には超音波振動子が取り付けられ
た振動板が設けられている。上記超音波振動子には超音
波発振器が接続される。この超音波発振器は所定の周波
数の駆動信号を出力し、その駆動信号を上記超音波振動
子に印加する。それによって、上記超音波振動子が超音
波振動するから、その超音波振動に上記振動板が連動
し、この振動板によって洗浄液に超音波振動を付与する
ようになっている。
【0006】上記構成の超音波発生装置においては、超
音波発振器と負荷側(超音波振動子側)とのインピ−ダ
ンスのマッチングがとれていないと、発振効率が低下す
るということがある。
【0007】そこで、そのような場合、発振効率を向上
させるために超音波振動子を駆動する進行波の周波数
と、超音波振動子からの反射波の周波数とを測定し、こ
れら周波数の比である、定在波比(VSWR)を1に近
付けることで、発振効率を向上させるということが行わ
れている。
【0008】従来、定在波比は、進行波の周波数を手動
で設定することで行われていた。手動で進行波の周波数
を設定するようにすると、その設定を精度よく行うこと
ができないということがあったり、設定後に負荷側のイ
ンピ−ダンスが変動すると、それに気付かずに運転を継
続してしまうなどのことがあるから、超音波発生装置の
発振効率が低下し、消費電力のロスや超音波振動子の早
期損傷を招くなどのことがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、発振効率
を向上させるために進行波の周波数と反射波の周波数と
の比を設定する場合、従来はその設定を手動で行うよう
にしていたので、精度よく設定できなかったり、設定後
の変動に気付かずに運転を継続してしまうなどのことが
あった。
【0010】この発明は、進行波の周波数を、反射波の
周波数に応じて自動的に設定できるようにすることで、
発振効率を向上させることができるようにした超音波発
生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、超音
波振動子を所定の周波数で超音波振動させる超音波発生
装置において、上記超音波振動子を駆動する駆動信号の
周波数を設定する周波数設定手段と、この周波数設定手
段によって設定された駆動信号の周波数と上記超音波振
動子からの反射波の周波数を検出する検出手段と、この
検出手段によって検出された駆動信号と反射波との周波
数の比を求め、その比が所定値になるよう上記周波数設
定手段によって駆動信号の周波数を制御する制御手段と
を具備したことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明によれば、検出手段によっ
て検出された駆動信号の周波数と超音波振動子からの反
射波の周波数との比に応じて周波数設定手段により設定
される駆動信号の周波数が制御手段により制御されるか
ら、駆動信号と反射波との周波数の比が所定の値となる
よう、自動的に設定される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0014】図2に示す超音波洗浄装置は本体1を備え
ている。この本体1はノズル口体2aと基部2bとに分
割されている。上記基部2bには上記ノズル口体2aが
嵌合する嵌合孔3が形成されている。ノズル口体2aと
基部2bとの接合面間にはこれらの液密状態を維持する
ために、ゴムや合成樹脂などで形成された弾性シ−ト4
が介装されている。
【0015】上記ノズル口体2aには流路5が形成され
ている。この流路5は上端から下端にゆくにつれて幅寸
法が次第に狭くなるテ−パ形状をなしていて、下端は上
記ノズル口体2aの下端面に開口したノズル口6となっ
ている。
【0016】上記基部2bに形成された嵌合孔3は、第
1の段差部7と第2の段差部8を介して上記基部2bの
上面側に開放している。上記第2の段差部8には振動板
9がパッキング11を介して液密に接合され、保持体1
2によって取付け固定されている。それによって、上記
振動板9は、上記流路5の上端側と振動板9の下面側と
の間に液密な空間部13を形成している。
【0017】上記ノズル口体2aには、上記流路5の下
端部の一側にノズル口体2aの長手方向(図1の紙面に
直交する方向)に沿って主供給路14が形成され、他側
には主排出路15が形成されている。
【0018】上記主供給路14と上記空間部13とは、
ノズル口体2aと基部2bとにわたって穿設された分岐
供給路16によって連通されている。上記主排出路15
と上記空間部とは、同じくノズル口体2aと基部2bと
にわたって穿設された分岐排出路17によって連通され
ている。なお、上記分岐供給路16と分岐排出路17と
は図面上は1つだけ示されているが、実際には本体1の
長手方向に沿って所定間隔で複数設けられている。
【0019】上記振動板9の上面には超音波振動子19
が接合固定されている。この超音波振動子19には超音
波発振器21から所定の周波数の駆動信号が供給され
る。それによって、振動子19は600 〜3000kHz程度
で超音波振動するようになっている。
【0020】上記超音波発振器21は図1に示すように
周波数設定手段としてのPLL(Phase Locked Loop)回
路部22を有する。このPLL回路部22は電源Pから
の電力を所定の周波数の駆動信号に変換することができ
るようになっている。
【0021】上記PLL回路部22からの駆動信号は増
幅器23で増幅され、この増幅器23の出力側に同軸ケ
−ブル20を介して接続された上記超音波振動子19に
印加される。それによって、超音波振動子19は駆動信
号の周波数で超音波振動するから、この超音波振動子1
9が接合された振動板9もその振動に同期して振動す
る。
【0022】上記増幅器23の出力側には検出手段とし
ての検波器24が接続されている。この検波器24は上
記増幅器23で増幅された駆動信号の周波数と、上記超
音波振動子19からの反射波の周波数とを検出するよう
になっている。つまり、超音波発振器21側と超音波振
動子19側とのインピ−ダンスのマッチングが取れてい
ない場合、それらのインピ−ダンスの差に応じた強度で
反射波が生じるから、その反射波の周波数が検出され
る。
【0023】上記検波器24で検出された駆動信号の周
波数は第1のA/D変換器25でデジタル信号に変換さ
れ、上記検波器24で検出された反射波の周波数は第2
のA/D変換器26でデジタル信号に変換される。
【0024】各変換器25、26で変換されたデジタル
信号は制御装置27に入力される。この制御装置27は
上記第1のA/D変換器25と第2のA/D変換器26
からのデジタル信号、つまり駆動信号の周波数と反射波
の周波数とを比較する比較部27aと、この比較部27
aでの比較値に応じた出力信号を出力する出力部27b
とを有する。この出力部27bからの出力信号はI/O
インタフェ−ス28を介して上記PLL回路部22に入
力されるようになっている。
【0025】つまり、上記制御装置27は,上記比較部
27aで比較された駆動信号の周波数と反射波の周波数
との比の値に基づき、その比の値が1になるよう、上記
PLL回路部22を駆動して駆動信号の周波数を制御す
るようになっている。
【0026】つぎに、上記構成の超音波洗浄装置の作用
について説明する。
【0027】電源PからPPL回路部22に電力が供給
されると、その電力はPPL回路部22によって所定の
周波数の駆動信号に変換される。その駆動信号は増幅器
23で増幅されて超音波振動子19に印加されるから、
この超音波振動子19は駆動信号の周波数によって超音
波振動し、この振動に振動板9が連動する。
【0028】したがって、本体1の空間部13に供給さ
れた洗浄液は上記振動板9によって超音波振動が付与さ
れ、ノズル口6から図示しない被洗浄物に向けて噴射さ
れることになる。
【0029】超音波発振器21側と負荷側である、超音
波振動子19側とのインピ−ダンスのマッチングがとれ
ていないと、上記超音波振動子19から反射波が生じ、
発振効率が低下する。そこで、発振効率を高めるため
に、反射波をできるだけ小さくし、定在波比を1に近付
けることが行われる。
【0030】すなわち、増幅器23から出力された駆動
信号の周波数と、反射波の周波数とが検波器24で検出
され、これら周波数の比が制御装置27で算出される。
制御装置27はその算出値に基づいてPLL回路部22
を制御する。それによって、駆動信号の周波数と反射波
の周波数との比が1に近付くよう、駆動信号の周波数が
制御されるから、発振効率を高めることができる。
【0031】つまり、駆動信号の周波数は、制御装置2
7からの制御信号によって自動的に設定される。そのた
め、手動で設定する場合に比べて高精度に行えるばかり
か、超音波洗浄装置を作動させている間は常時、制御装
置27からの制御信号によって定在波比が1になるよう
自動的に制御されるから、これらのことにより、発振効
率を向上させて電力のロスを最小限にすることができ
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検出手段によ
って検出された駆動信号の周波数と超音波振動子からの
反射波の周波数との比に応じて周波数設定手段により設
定される駆動信号の周波数を制御手段により制御するよ
うにしたから、駆動信号の周波数を、最適な発振周波数
になるよう自動的に設定することができる。
【0033】そのため、駆動信号の周波数を精度よく設
定することができるから、発振効率を確実に向上させる
ことができ、しかも使用中に駆動信号の周波数が最適値
からずれれば、直ちにその周波数が補正されるから、そ
のことによっても発振効率を向上させ、使用電力のロス
を低減することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す制御回路図。
【図2】同じく超音波洗浄装置の概略的構成図。
【符号の説明】
19…超音波振動子 22…PLL回路部(周波数設定手段) 24…検波器(検出手段) 27…制御装置(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を所定の周波数で超音波振
    動させる超音波発生装置において、 上記超音波振動子を駆動する駆動信号の周波数を設定す
    る周波数設定手段と、 この周波数設定手段によって設定された駆動信号の周波
    数と上記超音波振動子からの反射波の周波数を検出する
    検出手段と、 この検出手段によって検出された駆動信号と反射波との
    周波数の比を求め、その比が所定値になるよう上記周波
    数設定手段によって駆動信号の周波数を制御する制御手
    段とを具備したことを特徴とする超音波発生装置。
JP23407297A 1997-08-29 1997-08-29 超音波発生装置 Pending JPH1170372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23407297A JPH1170372A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 超音波発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23407297A JPH1170372A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 超音波発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170372A true JPH1170372A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16965162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23407297A Pending JPH1170372A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 超音波発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1170372A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113474646A (zh) * 2019-02-26 2021-10-01 国立大学法人丰桥技术科学大学 超声波检查装置及超声波检查方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113474646A (zh) * 2019-02-26 2021-10-01 国立大学法人丰桥技术科学大学 超声波检查装置及超声波检查方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5911232A (en) Ultrasonic cleaning device
EP0272657B1 (en) Drive network for an ultrasonic probe
JPH1170372A (ja) 超音波発生装置
JPH10235303A (ja) 超音波洗浄装置
JP4990439B2 (ja) 超音波発振装置及び超音波発振方法、洗浄装置及び洗浄方法
JPH10180204A (ja) 超音波洗浄装置及び駆動方法
JPH10180203A (ja) 超音波洗浄装置
JP3277070B2 (ja) 超音波洗浄装置及び超音波洗浄方法
JPH08117711A (ja) 洗浄装置
JP2002254044A (ja) 超音波洗浄装置
JP3810518B2 (ja) 超音波洗浄装置
JP2004259983A (ja) 超音波洗浄装置及び超音波洗浄方法
JP2000061408A (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
JPH0994544A (ja) 超音波洗浄装置
JP2004303937A (ja) 超音波洗浄装置及び超音波洗浄方法
JPH0531469A (ja) 超音波洗浄用ノズル装置
JP3848567B2 (ja) 超音波駆動装置
JP4123746B2 (ja) 流体処理装置
JPH08131978A (ja) 超音波洗浄装置
JPH0947733A (ja) 超音波洗浄装置
JPH1057914A (ja) 超音波装置
JPH10256320A (ja) 半導体製造装置
JP2004290940A (ja) 超音波用電源装置及び超音波洗浄装置
JPS606710B2 (ja) 超音波発振器の出力制御方法
JP2001246338A (ja) 超音波処理方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040827

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061115

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061212

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070410

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02