JPH1169330A - 留守録機能を備えた画像通信装置 - Google Patents

留守録機能を備えた画像通信装置

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JPH1169330A
JPH1169330A JP9222350A JP22235097A JPH1169330A JP H1169330 A JPH1169330 A JP H1169330A JP 9222350 A JP9222350 A JP 9222350A JP 22235097 A JP22235097 A JP 22235097A JP H1169330 A JPH1169330 A JP H1169330A
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audio
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Withdrawn
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JP9222350A
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English (en)
Inventor
Masashi Murakumo
正志 村雲
Naomasa Nishimura
直正 西村
Takehiko Fujiyama
武彦 藤山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の転送レートに基づいて符号化した映像
応答メッセージを1つ記憶するだけで種々の転送レート
に対応可能とする。 【解決手段】 (1) 最低の転送レート、(2) 最高の転
送レートのいずれかで映像データを符号化して映像応答
メッセージVRMGとして蓄積部32に記憶する。(1)
の場合、実際の転送レートが最低転送レートと一致すれ
ば、映像応答メッセージを音声応答メッセージに多重し
て送信し、異なれば、差速度に応じた無効ビットを発生
し、該無効ビットと音声応答メッセージと映像応答メッ
セージを多重して送信する。(2)の場合、着信時、映像
応答メッセージを復号し、得られた映像データを実際の
転送レートに基づいて符号化し、符号化により得られた
映像応答メッセージと音声応答メッセージを多重して送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は留守録機能を備えた
画像通信装置に係わり、特に、留守録状態において着信
があった時、発信端末に映像及び音声よりなる応答メッ
セージを送信すると共に、発信端末からの伝言メッセー
ジを記憶する留守録機能を備えた画像通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビ会議システムは離れた地点に置か
れたテレビ会議装置間で音声、映像を相互に送受して会
議を行うシステムである。図17は遠隔2地点にいる者
が会議を行う場合のテレビ会議システムの構成図であ
り、1はネットワーク、2,3はネットワークに接続さ
れ、互いに離れた2地点の適所に設けられたテレビ会議
装置で、同一構成を有している。2a,3aはテレビ会
議装置本体、2b,3bは表示モニター、2c,3cは
カメラ、2d、3dはマイク、2e,3eはスピーカで
ある。
【0003】テレビ会議装置本体2a,3aは詳細に示
していないが、(1) カメラ2c,3cから取り込んだ映
像信号をAD変換する映像A/D変換部、(2) AD変換により
得られたデジタルの映像データを圧縮する映像符号化
部、(3) マイク2d,3dから取り込んだ音声信号をAD
変換する音声A/D変換部、(4) AD変換により得られたデ
ジタルの音声データを圧縮する音声符号化部、(5) 映像
符号化部、音声符号化部でそれぞれ圧縮した映像データ
と音声データの多重を行って回線に出力する多重部、
(6) 回線より入力した多重データを映像データと音声デ
ータに分離して映像復号化部、音声復号化部に出力する
分離部、(7) 圧縮されている映像データを元の映像デー
タに復元する映像復号化部、(8) 復元したデジタルの映
像データをDA変換してモニター部2b,3bに入力する
D/A変換部、(9) 圧縮されている音声データを元の音声
データに復元する音声復号化部、(10) 復元したデジタ
ルの音声データをDA変換してスピーカより出力するD/A
変換部、(11) 多重部の出力信号を回線に送出し、回線
から入力した多重データを分離部に入力する回線インタ
フェース部を備えている。
【0004】テレビ会議装置2,3は、カメラ2c,3
c及びマイク2d,3dより取り込んだアナログの映像
信号、音声信号をそれぞれAD変換し、AD変換により得ら
れた映像データと音声データに符号化処理(圧縮処理)を
施し、得られた映像データと音声データを多重して回線
に送出する。又、テレビ会議装置2,3は、回線から入
力した信号(多重データ)を音声データと映像データに
分離後、圧縮されている映像データ、音声データに復号
化処理(伸長処理)を施し、得られたデジタルの映像デ
ータ、音声データ部をDA変換してモニター2b,3bと
スピーカ2e,3eに入力して映像及び音声を出力す
る。上記機能を備えたテレビ会議装置は年々普及してお
り、小型化・低コスト化・多機能化に拍車がかかってい
る。特に、テレビ会議装置のうち、相手が不在であって
もメッセージを残せる留守録機能付きテレビ会議装置の
需要が高まっている。これは海外との接続のように時差
があるような場合に特に効果的である。
【0005】図18は従来の留守録機能付きテレビ会議
装置の概略ブロック図であり、図17と同一部分には同
一符号を付している。2aはテレビ会議装置本体、2b
はモニター、2cはカメラ、2dはマイク、2eはスピ
ーカである。又、テレビ会議装置本体2aにおいて、4
は符号化部で、4aは映像符号化部、4bは音声符号化
部、5は復号化部で、5aは映像復号化部、5bは音声
復号化部、6は回線対応部であり、多重部、分離部、回
線インタフェース部等を備えている。7は映像及び音声
よりなる応答メッセージRMGと相手端末からの伝言メ
ッセージMMGを記憶するハードディスク等の記憶部で
ある。
【0006】応答メッセージRMGを予め作成して記憶
部7に格納する。応答メッセージRMGはカメラ2c、
マイク2dから入力したアナログ信号を前処理部(図示
せず)でAD変換しただけではデータ量が莫大になる。こ
のため、符号化部4で一旦圧縮(符号化)した後に記憶部
7に記憶する(ルートC)。かかる状態で、留守録モード
に設定された自端末は、相手端末から着信すると、ま
ず、応答メッセージRMGを記憶部7より読み出して回
線対応部6を介して相手端末に送信する(ルートA)。つ
いで、応答メッセージ送出後に相手端末から送られてく
る伝言メッセージMMGを回線対応部6を介して受信し
て記憶部7に記憶する。(ルートB)。相手端末から送ら
れてきた伝言メッセージMMGの再生は、再生指示によ
り記憶部7から伝言メッセージMMGを読み出して復号
化部5に入力し、復号化部で復号した後、後処理部(図
示せず)でアナログ信号に変換し、モニター2b及びス
ピーカ2eに入力することにより行う。
【0007】映像の符号化/復号化に関しては、標準勧
告書(H.261)で知られる技術を用いる。図19、図20
はH.261の勧告に従ったビデオ符号化部(ビデオ符号
器)4a、ビデオ復号化部(ビデオ復号器)5aの構成
図である。図19のビデオ符号器4aにおいて、4a-11
はビデオ信号入力CIF/QCIFの情報量を圧縮するための演
算処理(DCT処理,量子化処理、動き補償処理)を行う情報
源符号器、4a-12は圧縮後のデータフォーマット生成処
理(階層構造化処理、ハフマン符号などの可変長符号化
処理)を実行するビデオ信号多重化符号器、4a-13は送信
データ速度を一定にするための送信バッファ、4a-14は
送信バッファが空の時のダミービット挿入処理、誤り訂
正符号の付加処理を行う伝送符号器、4a-15は送信バッ
ファの空き量を入力され、該空き量に基づいて情報発生
量の増減を情報源符号器4a-11及びビデオ信号多重化符
号器4a-12に指示して送信バッファ4a-13へのデータの流
入量制御を行う符号化制御部である。
【0008】図20のビデオ符号器5aにおいて、5a-1
1はダミービット除去処理、誤り訂正処理を行う伝送符
号器、5a-12は到着する受信データに対する復号化処理
時間を保証するための送信バッファ、5a−13は圧縮
データの切り出しを行うビデオ信号多重化符号器、5a-1
4は圧縮された情報を伸長するための演算処理(逆DCT処
理、逆量子化処理、動き補償処理)を行う情報源符号器
である。転送レートにより1秒間に転送できるビット数
の上限値が決まるから、ビデオ符号器4aは圧縮後のビ
ット数が実際の転送レートにより決定される上限ビット
数内に収まるような品質で符号化処理(圧縮処理)を行
う。すなわち、ビデオ符号器4aは転送レートに応じた
品質を備え、かつ、該速度で転送できるように圧縮処理
を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(a) 第1の課題 従来の留守録機能付きテレビ会議装置では、固定転送レ
ートに応じた圧縮処理を映像データに施して応答メッセ
ージRMGを作成して記憶部7(図18)に記憶してい
る。このため、着信後に発信端末との間で通信する実際
の転送レートが上記固定転送レートと異なると応答メッ
セージを正しく送信できなくなる。例えば、128kbpsの
転送レートに応じた圧縮処理を施して作成された応答メ
ッセージRMGを、それよりも高速な384kbpsの転送レ
ートで回線に送信すると、相手端末の表示はビデオの早
送り再生のようになる。逆に384kbpsに応じた圧縮処理
を施して作成された応答メッセージRMGをそれよりも
低速の128kbpsの転送レートの回線に送信すると、相手
端末の表示はコマ送り再生のようになる。
【0010】そのため、従来は、各種の転送レートに対
応させるために転送レート毎に応答メッセージを作成し
ておき、接続時に実際の転送レートに合った応答メッセ
ージを選択して送出するようにしている。しかし、かか
る方法では、応答メッセージの作成に相当の時間が必要
になると共に、応答メッセージを記憶するために大容量
のメモリが必要になる問題がある。又、従来は、応答メ
ッセージに映像を含めるのをあきらめ、常時、応答メッ
セージとして音声のみを送出している。しかし、映像も
送受できるのに応答メッセージとして音声のみを送る方
法では、能がなく、又、製品価値も低下する。
【0011】(b) 第2の課題 応答メッセージ送信終了後の伝言メッセージ受信中、カ
メラより取り込んだ映像を伝送すると不在時の状況が相
手端末に画像伝送され、セキュリティの面で問題にな
る。このため、従来は、応答メッセージの送信終了後、
カメラの輝度を落とした上で黒映像を無音で伝送する
か、あるいは、最終映像を保持しておき該最終映像を無
音で伝送するか、あるいは何も伝送しないものであっ
た。しかし、かかる表示方法では、非常に不自然で、見
る者に違和感を与える。
【0012】(c) 第3の課題 従来、テレビ電話装置やテレビ会議装置の留守録機能の
伝言メッセージは音声と映像を分離した後、別々のファ
イルを作成して記憶するものであった。しかし、かかる
分離記憶法では伝言メッセージを再生する際、音声と映
像の同期をとる必要があり、同期確立が面倒であった。 (d) 第4の課題 従来は、応答メッセージファイルや伝言メッセージファ
イルのファイルサイズや記憶する伝言メッセージ数に制
限がなかった。このため、これらを記憶する記憶手段と
して大容量のものが必要になり、装置の大型化、コスト
アップの原因になっている。
【0013】以上から本発明の第1の目的は、応答メッ
セージを映像と音声で構成でき、しかも、1種類の転送
レートに応じた圧縮処理で得られた映像応答メッセージ
のみを記憶するだけで、該転送レートと異なる種々の実
際の転送レートに対応可能な留守録機能を備えた画像通
信装置を提供することである。本発明の第2の目的は、
応答メッセージの送信終了後、相手に違和感を与えない
ような映像を送信できる留守録機能を備えた画像通信装
置を提供することである。
【0014】本発明の第3の目的は、伝言メッセージを
音声と映像に分離せず、多重したままで記憶し、再生時
に、伝言メッセージを音声と映像に分離してモニター及
びオーディオ装置に入力するようにし、伝言メッセージ
の再生時に音声と映像の同期をとる必要がない留守録機
能を備えた画像通信装置を提供することである。本発明
の第4の目的は、応答メッセージファイルや伝言メッセ
ージファイルのファイルサイズを制限し、また、記憶可
能な伝言メッセージのファイル数を制限し、記憶手段の
小容量化、装置の小型化、コストダウンを可能にした留
守録機能を備えた画像通信装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、本発
明によれば、カメラから取り込んだ映像データを指定さ
れた転送レートに基づいて圧縮する映像符号化部、マイ
クから取り込んだ音声データを指定転送レートに関係無
く、一定転送レートに基づいて圧縮する音声符号化部、
映像符号化部及び音声符号化部で圧縮した映像データ及
び音声データをそれぞれ映像応答メッセージ、音声応答
メッセージとして記憶する記憶手段、応答メッセージ送
出時に発信端末との間で通信する実際の転送レートと前
記映像データを圧縮する際に指定された転送レートを比
較し、転送レートが一致すれば、音声応答メッセージと
映像応答メッセージを多重して回線に送出し、転送レー
トが異なれば映像応答メッセージを送出せず、音声応答
メッセージのみを回線に送出する制御手段を備えた画像
通信装置により達成される。
【0016】又、上記第1の目的は、本発明によれば、
カメラから取り込んだ映像データを予め設定されている
低速の転送レート(例えば最低転送レート)に基づいて
圧縮する映像符号化部、マイクから取り込んだ音声デー
タを一定転送レートに基づいて圧縮する音声符号化部、
映像符号化部及び音声符号化部で圧縮した映像データ及
び音声データをそれぞれ映像応答メッセージ、音声応答
メッセージとして記憶する記憶手段、応答メッセージ送
出時、発信端末との間で通信する実際の転送レートと前
記低速の転送レートを比較し、転送レートが一致すれ
ば、音声応答メッセージと映像応答メッセージを多重し
て回線に送出し、転送レートが異なれば、実際の転送レ
ートと前記低速の転送レート間の差速度に応じた期間無
効ビットを発生し、該無効ビットと音声応答メッセージ
と映像応答メッセージを多重して回線に送出する制御手
段を備えた画像通信装置により達成される。
【0017】さらに、上記第1の目的は、本発明によれ
ば、映像応答メッセージの作成時、カメラ側から入力し
た映像データを予め設定されている高速の転送レート
(例えば最高転送レート)に基づいて圧縮すると共に、
映像応答メッセージの送出時、映像復号化部側から入力
した映像データを指示された転送レートに基づいて圧縮
する映像符号化部、マイクから取り込んだ音声データを
一定転送レートに基づいて圧縮する音声符号化部、映像
符号化部で圧縮したカメラ側からの映像データ及び音声
符号化部で圧縮した音声データをそれぞれ映像応答メッ
セージ、音声応答メッセージとして記憶する記憶手段、
応答メッセージの送出時、記憶手段から読み出した映像
応答メッセージを映像復号化部を介して映像符号化部に
入力するように制御すると共に、映像符号化部に前記転
送レートとして実際の転送レートを指示し、映像符号化
部で該実際の転送レートに基づいて圧縮した映像応答メ
ッセージと前記音声応答メッセージとを多重して回線に
送出する制御手段を備えた画像通信装置により達成され
る。
【0018】上記第2の目的は、本発明によれば、応答
メッセージの送信終了後に送出する映像を記憶する手
段、応答メッセージの送信終了後、引き続き前記記憶し
てある映像を繰り返し送信する手段を備えた画像通信装
置により達成される。上記第3の目的は、本発明によれ
ば、応答メッセージを、映像応答メッセージ、音声応答
メッセージとして別々に記憶すると共に、伝言メッセー
ジを記憶する記憶手段、音声応答メッセージ及び映像応
答メッセージの記憶手段への記憶制御を行うと共に、留
守録状態において着信があった時、別々に記憶されてい
る音声応答メッセージと映像応答メッセージを記憶手段
より読出して多重部に入力し、又、回線より入力した伝
言メッセージを音声と映像に分離せず多重した形式で記
憶手段に記憶すると共に、伝言メッセージの再生時、該
伝言メッセージを記憶手段より読出して分離部に入力す
る制御手段を備えた画像通信装置により達成される。
【0019】上記第4の目的は、本発明によれば、応答
メッセージファイルを作成して記憶手段に記憶する際、
作成中の応答メッセージファイルのファイルサイズを監
視し、該ファイルサイズが設定値を越えた時、応答メッ
セージファイルの作成処理を終了する機能、及び、伝言
メッセージファイルを作成して記憶手段に記憶する際、
作成中の伝言メッセージファイルのファイルサイズを監
視し、該ファイルサイズが設定値を越えた時、伝言メッ
セージファイルの作成処理を終了する機能、及び、作成
した伝言メッセージファイル数を監視し、ファイル数が
設定値以上になったとき、着信があっても留守番機能を
実行しない機能を備えた画像通信装置により達成され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】
(A)留守録機能を備えた画像通信装置 (a)構成 図1はテレビ会議装置など留守録機能を備えた画像通信
装置の構成図であり、11はカメラ、12はマイク、1
3はモニター、14はスピーカである。15はカメラか
ら取り込んだ映像信号をAD変換する映像A/D変換部、1
6はAD変換により得られたデジタルの映像データを符号
化(圧縮)する映像符号化部、17は圧縮されている映
像データを元の映像データに復元(伸長)する映像復号
化部、18は復元したデジタルの映像データをDA変換し
てモニター13に入力するD/A変換部である。
【0021】21はマイク12から取り込んだ音声信号
をAD変換する音声A/D変換部、22はAD変換により得ら
れたデジタルの音声データを圧縮する音声符号化部、2
3は圧縮されている音声データを元の音声データに復元
する音声復号化部、24は復元したデジタルの音声デー
タをDA変換してスピーカ14より出力するD/A変換部、
25は多重部で、映像符号化部、音声符号化部で圧縮
した映像データと音声データの多重を行って出力すると
共に、音声応答メッセージと映像応答メッセージを合
成して出力するもの、26は分離部で、回線より入力
した多重データを映像データと音声データに分離して映
像復号化部、音声復号化部に出力すると共に、伝言メ
ッセージを映像データと音声データに分離して映像復号
化部、音声復号化部に出力するものである。
【0022】27は多重部の出力を回線に送出し、回線
から入力した多重データを分離部に入力する回線部、2
7aは相手端末との実際の転送レートを決定する転送レ
ート決定部、28は一定速度のマスタークロックを発生
するクロック発生部、29はネットワークから取り込ん
だ網同期クロックとマスタークロックを選択して出力す
るセレクタである。31は映像通信装置全体を制御する
プロセッサ(CPU)、32は応答メッセージRMGの
うち映像応答メッセージVRMGを蓄積する映像応答メ
ッセージ蓄積部、33は音声応答メッセージSRMGを
蓄積する音声応答メッセージ蓄積部、34は伝言メッセ
ージMMGを映像と音声に分離しないで記憶する伝言メ
ッセージ蓄積部、35は操作部、36はCPUバスであ
る。
【0023】応答メッセージを構成する映像応答メッセ
ージVRMGと音声応答メッセージVRMGは、それぞ
れ別個に映像応答メッセージ蓄積部32、音声応答メッ
セージ蓄積部33に記憶され、又、伝言メッセージMM
Gは映像と音声に分離しないでそのまま伝言メッセージ
蓄積部34に記憶される。各蓄積部32〜34は別々の
記憶装置で構成しても良いし、ハードディスク等の1つ
の記憶媒体を3つの領域に分けてそれぞれの領域に映像
応答メッセージ、音声応答メッセージ、伝言メッセージ
を記憶することもできる。映像符号化部16、映像復号
化部17と回線部27間の映像データの受渡しは、CPU
バス36、多重部25、分離部26を経由して行われ
る。音声符号化部22、音声復号化部23と回線部27
間の音声データの受渡しは、CPUバス36を介さず多重
部25、分離部26を経由して行われる。回線部27は
従属同期の場合、網からのクロックを抽出し、該クロッ
クを多重部25、分離部26等に受け渡す。
【0024】(b)転送レートの決定 図2は転送レート決定の説明図であり、(a)は転送レー
トが64kbps時のフレーム構成図で、FASは8ビットの同期
信号、BASは8ビットのビットレート割当信号であり、12
5μs毎に8ビットづつA方向に送出される。(b)は転送レ
ートが128kbps時のフレーム構成図で、FASは8ビットの
同期信号、BASは8ビットのビットレート割当信号であ
り、125μs毎に16ビットづつA方向に送出される。(c)は
転送レート決定のシーケンスであり、送受信装置はBAS
(能力BAS、コマンドBAS)を用いて能力交換を行ってビッ
トレート(転送レート)を決定する。発信端末(B装置)は
能力BASを用いて受信可能な転送レートを着信端末(A装
置)に送出し、能力BASを受信したA装置は、該能力BASで
宣言された範囲内の転送レートを決定し、コマンドBAS
でB装置に転送レートを通知し、以後、該決定した転送
レートで通信を行う。
【0025】(c)通常会議時の動作 回線部27は、自端末からの発呼時あるいは相手端末か
らの着呼時、回線プロトコル(H.221にプロトコル)を実
施し、相手端末との接続条件の整合を行う。このとき、
転送レート決定部27aは、H.221のフレームに挿入さ
れているBASデータを参照して相手端末の要求する転送
レートを認識し、回線の転送レートを決定し、CPU3
1に通知する。CPU31は、該転送レートをもとに映
像符号化部16に符号化に必要な各種パラメータの設定
を行う。符号化は、H.261の勧告に従って行うため、パ
ラメータとして量子化値、フレームレート等を転送レー
トに合わせて設定する。
【0026】回線接続後、AD変換器21はマイク12か
ら入力した音声信号をデジタル音声データに変換し、音
声符号化部22はデジタルの音声データに符号化処理を
施す。又、AD変換部15はカメラ11から入力した映像
信号をデジタル映像データに変換し、画像符号化部16
はデジタル映像データに、上記設定されたパラメータ
(転送レート)に従って符号化処理を施し、H.261画像
圧縮データを出力する。多重部25は符号化された音声
データ及び映像データを多重化し、回線部27を介して
回線に送出する。回線部27は相手端末から多重データ
を受信すると分離部26に入力し、分離部26は該多重
データを音声データと画像データに分離する。分離され
た映像データはCPUバス36を介して画像復号化部1
7に入力し、音声データは直接音声復号化部23に入力
する。画像復号化部17及び音声復号化部23はそれぞ
れ入力した映像データ及び音声データに復号化処理を施
し、DA変換器18,24は復号化処理された映像デー
タ、音声データをアナログ信号に変換し、それぞれをモ
ニタ13及びスピーカ14に入力する。
【0027】(B)第1実施例 (a)応答メッセージの作成/送信制御 図3は応答メッセージの作成/送信制御の説明図であ
り、図1と同一部分には同一符号を付している。 ・応答メッセージの作成 AD変換器15は、カメラ11から入力されたアナログ信
号(NTSC)をデジタル信号に変換し、画像符号化部16は
ユーザが別途指定した転送レートに基づいてAD変換され
た映像データを符号化し、CPU31は符号化した映像
データを映像応答メッセージVRMGとして映像応答メッセ
ージ蓄積部32に記憶する。又、AD変換器21は、マイ
ク12から入力された音声信号をディジタル信号に変換
し、音声符号化部22は一定の転送レート(例えば56kb
ps)に基づいてAD変換された音声データに符号化処理
を施し、CPU31は符号化した音声データを音声応答
メッセージSRMGとして音声応答メッセージ蓄積部33に
記憶する。尚、通信中でないため、セレクタ29はマス
タークロック発生部28から出力するマスタークロック
を各部に入力する。
【0028】・応答メッセージの送信 留守録モード設定時に着信があると、CPU31は転送
レート決定部27aにより決定された実際の転送レート
と映像データを圧縮する際にユーザが指定した転送レー
トを比較する。CPU31は、転送レートが一致すれ
ば、映像応答メッセージVRMGを映像応答メッセージ蓄積
部32から読み出して多重部25に入力すると共に、音
声応答メッセージSRMGを音声応答メッセージ蓄積部32
から読み出して多重部25に入力する。多重部25はこ
れら映像応答メッセージVRMGと音声応答メッセージSRMG
を多重して回線部27を介して送出する。しかし、CP
U31は転送レートが異なれば、映像応答メッセージを
送出せず、音声応答メッセージのみを回線に送出する。
尚、セレクタ29は通信中であるため、ネットワークか
らの網クロックを選択して各部に入力する。
【0029】・応答メッセージの符号化制御/多重送信
制御 図4は応答メッセージの符号化制御と多重送信制御の説
明図である。応答メッセージの作成時にユーザが転送レ
ートとして128kbpsを指定すれば、図4(a)に示すよ
うに、音声符号化部22は56kbps相当の品質が得られる
ように符号化を行い、画像符号化部16は通信レート=7
0.4(=128-56-1.6)kbps相当の品質が得られるように符
号化を行い、それぞれを蓄積部32、33に記憶する。
かかる応答メッセージの送信に際して、1.6kbpsの同期
ビットSYCが映像応答メッセージVRMGに付加され
て72kbpsの転送レートとなり、該映像応答メッセージV
RMGと音声応答メッセージSRMGが多重(MUX)
されて回線に送出される。すなわち、125μs毎に7ビッ
トの音声応答データと9ビットの映像応答データが多重
されてA矢印方向に順次回線に送出される。
【0030】又、応答メッセージの作成時にユーザが転
送レートとして192kbpsを指定すれば、図4(b)に示
すように、音声符号化部22は56kbps相当の品質が得ら
れるように符号化を行い、画像符号化部16は通信レー
ト=134.4(=192-56-1.6)kbps相当の品質が得られるよう
に符号化を行い、それぞれを蓄積部32、33に記憶す
る。かかる応答メッセージの送信に際して、1.6kbpsの
同期ビットSYCが映像応答メッセージVRMGに付加
されて136kbpsの転送レートとなり、該映像応答メッセ
ージVRMGと音声応答メッセージSRMGが多重(M
UX)されて回線に送出される。すなわち、125μs毎に
7ビットの音声応答データと17ビットの映像応答データ
が多重されてA矢印方向に順次回線に送出される。
【0031】(b)伝言メッセージの記憶/読み出し 図5は伝言メッセージの記憶制御の説明図、図6は伝言
メッセージの読み出し制御の説明図であり、図1と同一
部分には同一符号を付している。 ・記憶制御 留守録モード設定時に着信があり、応答メッセージRM
Gの送出が完了すれば、CPU31は伝言メッセージの
送信を発信端末に対して指示する。これにより、発信端
末は映像と音声よりなる伝言メッセージの送出を開始す
る。回線部27は伝言メッセージを受信すれば(図5参
照)、該メッセージを分離部26側に出力する。CPU
31は伝言メッセージMMGを音声と映像に分離せず、
そのまま、伝言メッセージ蓄積部34に記憶する。尚、
セレクタ29は通信中であるため、ネットワークからの
網クロックを選択して各部に入力する。
【0032】・読み出し制御 操作部35から伝言メッセージの再生が要求されると
(図6参照)、CPU31は伝言メッセージ蓄積部34
に記憶されている伝言メッセージMMGを読み出して分
離部26に入力する。分離部26は、該伝言メッセージ
を映像データと音声データに分離し、映像データはCP
Uバス36を介して映像復号化部17に入力し、音声デ
ータは直接音声復号化部23に入力する。映像復号化部
17は符号化されている映像データを元の映像データに
復元し、DA変換器18は該復元された映像データをア
ナログ変換してモニター13に入力して映像を表示す
る。音声復号化部23は符号化されている音声データを
元の音声データに復元し、DA変換器14は該復元され
た音声データをアナログ変換してスピーカ14に入力し
て音声を出力する。尚、セレクタ29は通信中でないた
め、マスタークロック発生部28からのクロックを選択
して各部に入力する。
【0033】(c)応答メッセージ作成処理 図7は応答メッセージ作成処理フローである。映像デー
タを符号化する際に必要となる転送レートAを操作部3
より入力する(ステップ101)。ついで、マイク12
より音声が入力され、カメラ11より映像が入力される
と、音声符号化部22は56kbps相当の品質が得られるよ
うに符号化して音声応答メッセージファイルを作成し、
CPU31は該ファイルを蓄積部33に記憶する。又、
映像符号化部16は(A-56-1.6)kbps相当の品質が得られ
るように符号化して映像応答メッセージファイルを作成
し、CPU31は該ファイルを蓄積部32に記憶する
(ステップ102)。
【0034】以上のファイル作成処理と並行して、応答
メッセージファイルのファイルサイズが予め設定されて
いる上限値を越えたかチェックする(ステップ10
3)。ファイルサイズが上限値を越えていなければ、応
答メッセージファイルの作成が完了して完了操作が行わ
れたかチェックし(ステップ104)、完了してなけれ
ば、ステップ102以降のファイル作成/蓄積処理を継
続する。一方、ファイル作成処理が完了すれば、あるい
は、ステップ103においてファイルサイズが上限値を
越えれば、応答メッセージファイル作成処理を終了する
(ステップ105)。これにより、応答メッセージファ
イルが制限無く大きくなることを防止でき、メモリの節
約、応答メッセージ転送時間の短縮が可能になる。尚、
応答メッセージファイルに替えて映像応答メッセージフ
ァイルのサイズが上限値を越えたかチェックするように
構成することもできる。
【0035】(d)着信時の応答メッセージ送信処理及
び伝言メッセージ格納処理 図8は着信時の処理フロー、図9は応答メッセージ送信
処理フローである。自装置に着信があると(呼び出され
ると)、留守録モードに設定されているかチェックし
(ステップ201、202)、留守録モードでなけれ
ば、通常の着信処理を行う(ステップ203)。留守録
モードであれば、伝言メッセージファイル数mが設定数
Ms以上であるかチェックし、m>Msの場合には、留
守録モードであっても通常の着信処理を行い、応答メッ
セージの送信及び伝言メッセージの記録は行わない。以
上により、伝言メッセージのファイル数を設定値以下に
でき、メモリの節約が可能になる。m<Msの場合には
着信応答処理を行い、発信端末との間のネゴシエーショ
ンにより定まる実際の転送レートBを獲得し(ステップ
205)、応答メッセージの送信処理を実行する(ステ
ップ206)。
【0036】応答メッセージの送信処理(ステップ20
6)において、CPU31は実際の転送レートBと応答
メッセージファイル作成時に指定された転送レートAを
比較し(ステップ206a)、A=Bの場合には発信端
末にBASデータで「音声+映像の能力」を送信し(ステップ
206b)、しかる後、蓄積部32、33から映像応答
メッセージVRMGと音声応答メッセージSRMGを読
み出して多重し(図4参照)、多重データを発信端末に
送出する(ステップ206c)。一方、ステップ206
aにおいてA=Bでなければ(A≠B)、発信端末にBA
Sデータで「音声のみの能力」を送信し(ステップ206
d)、しかる後、蓄積部33から音声応答メッセージS
RMGのみを読み出し、多重部25を介して発信端末に
送出する(ステップ206e)。図10はA≠B(A=192
kbps、B=128kbps)において、多重部25から出力される
応答メッセージRMGの説明図であり、映像応答メッセ
ージ部分がブランク(無効ビット)になっている。
【0037】図8に戻って、ステップ206の応答メッ
セージの送信処理が終了すれば、伝言メッセージを受信
し、該メッセージを順次伝言メッセージ蓄積部34に記
憶する(ステップ207、208)。以上の伝言メッセ
ージファイルの作成処理と並行して、伝言メッセージフ
ァイルのファイルサイズが予め設定されている上限値を
越えたかチェックする(ステップ209)。ファイルサ
イズが上限値を越えていなければ、伝言メッセージの到
来が終了したかチェックし(ステップ210)、終了し
てなければ、ステップ207以降の伝言メッセージファ
イルの作成/蓄積処理を継続する。一方、伝言メッセー
ジの到来が終了すれば、あるいは、ステップ209にお
いてファイルサイズが上限値を越えれば、伝言メッセー
ジファイル作成処理を終了し、ファイル数mを更新する
(ステップ211)。これにより、伝言メッセージファ
イルが制限無く大きくなることを防止でき、メモリの節
約、伝言メッセージ転送時間の短縮が可能になる。
【0038】(C)第2実施例 第1実施例ではユーザが設定した転送レートに基づいて
符号化処理を行って映像応答メッセージを作成したが、
第2実施例では常時低い転送レート(例えば最低転送レ
ート)に基づいて符号化処理を行って映像応答メッセー
ジを作成する。そして、応答メッセージ送信時、映像デ
ータの不足分を無効ビットでつめ、速度調整を行うこと
によって音声と映像の応答メッセージを送信する。 (a)応答メッセージの作成(図3参照) AD変換器15は、カメラ11から入力されたアナログ信
号をデジタル信号に変換し、画像符号化部16はAD変換
された映像データを最低転送レートに基づいて符号化
し、CPU31は符号化した映像データを映像応答メッ
セージVRMGとして映像応答メッセージ蓄積部32に記憶
する。又、AD変換器21は、マイク12から入力された
音声信号をディジタル信号に変換し、音声符号化部22
はAD変換された音声データを一定の転送レート(例え
ば56kbps)に基づいて符号化し、CPU31は符号化し
た音声データを音声応答メッセージSRMGとして音声応答
メッセージ蓄積部33に記憶する。
【0039】(b)応答メッセージの送信 図11は第2実施例の応答メッセージの送信制御の説明
図であり、図1と同一部分には同一符号を付している。
留守録モード設定時に着信があると、CPU31は転送
レート決定部27aにより決定された実際の転送レート
Bと映像データを圧縮する際の転送レート(最低転送レ
ート)Aを比較する。CPU31は、転送レートが一致
すれば(A=B)、映像応答メッセージVRMGを映像応答
メッセージ蓄積部32から読み出して多重部25に入力
すると共に、音声応答メッセージSRMGを音声応答メッセ
ージ蓄積部33から読み出して多重部25に入力する。
多重部25はこれら映像応答メッセージVRMGと音声応答
メッセージSRMGを多重して回線部27を介して送出す
る。
【0040】しかし、転送レートが異なれば(A≠
B)、CPU31は実際の転送レートと最低転送レート
の差分(=B−A)に応じた期間、定期的に所定数の無
効ビットを発生し、多重部25は該無効ビットと音声応
答メッセージと映像応答メッセージを多重し、回線部2
7を介して回線に送出する。例えば、実際の転送レート
Bと最低転送レートAの差分から無効ビットの送出量を
計算し、該量の無効ビットを一定間隔毎に応答メッセー
ジRMGに挿入することによってビットレートの調整を
行う。
【0041】図12は最低転送レートが128kbps、実際
の転送レートが192kbpsの場合における応答メッセージ
RMGの伝送フレーム説明図である。転送レートが128k
bpsの場合、音声データと映像データを多重した多重デ
ータのフレーム構成は図12(a)に示すようになる。
又、転送レートが192kbpsの場合、音声データと映像デ
ータを多重した多重データのフレーム構成は図12
(b)に示すようになる。従って、転送レート128kbps
で圧縮した時の応答メッセージを転送レート192kbpsで
転送するものとすると、応答メッセージは64kbps不足す
る。そこで、図12(c)に示すように1秒当りTで示
す期間、64kbpsの無効ビットを挿入してビットレートを
調整し、あるいは、図12(d)に示すように常に8ビ
ットづつ、64kbpsの無効ビットを挿入してビットレート
を調整する。以上のように、伝送フレーム間隔で所定数
の無効ビットを挿入することによって、音声と映像の同
期がとれ、ビットレートの調整が可能となる。すなわ
ち、実際の転送レートがいかなる速度であっても無効ビ
ットの送出量を計算できれば、音声と映像の応答メッセ
ージを送信することができることになる。
【0042】図13は応答メッセージ送信処理フローで
あり、図8のステップ206に置き換えて実行すること
ができる。図8において、実際の転送レートBを獲得す
れば(ステップ205)、CPU31は図13に従って
応答メッセージの送信処理を実行する(ステップ20
6)。まず、発信端末にBASデータで「音声+映像の能力」
を送信し(ステップ301)、しかる後、実際の転送レ
ートBと応答メッセージファイル作成時の転送レート
(最低転送レート)Aを比較し(ステップ302)、A
=Bの場合には映像応答メッセージ蓄積部32及び音声
応答メッセージ33から映像応答メッセージVRMGと
音声応答メッセージSRMGを読み出して多重し、多重
データを発信端末に送出する(ステップ303)。
【0043】一方、ステップ302においてA=Bでな
ければ(A≠B)、無効ビットの送出量n(kbps)を次式 n=実際の転送レート−最低転送レート(=B−A) により演算する(ステップ304)。このnは1秒間に
応答メッセージに挿入する無効ビット数である。つい
で、図12(c)または図12(d)に示すように、応
答メッセージの音声データと映像データに無効ビットを
挿入して送る(ステップ305)。以上のようにすれ
ば、こま送りや早送りのようにならず、応答メッセージ
作成時のが画品質で映像応答メッセージを送信して相手
モニターに表示することができる。
【0044】(D)第3実施例 第2実施例では最低転送レートに基づいて符号化処理を
行って映像応答メッセージを作成し、応答メッセージ送
信時に映像データの不足分を無効ビットでつめ、速度調
整を行うことによって音声と映像の応答メッセージを送
信するものである。しかし、第2実施例の方法では、最
低転送レート相当の品質でしか相手モニターに応答映像
を表示できない。そこで、第3実施例では実際の転送レ
ート相当の品質で相手モニターに表示できるようにした
ものである。このため、第3実施例では映像を高ビット
レート(例えば最高転送レート)に基づいて符号化して
映像応答メッセージ蓄積部に記憶し、応答メッセージ送
信時に、映像復号化部で復号した後、映像符号化部で実
際の転送レートに基づいて符号化して送信する。
【0045】(a)応答メッセージの作成(図3参照) AD変換器15は、カメラ11から入力されたアナログ信
号をデジタル信号に変換し、画像符号化部16はAD変換
された映像データを最高転送レートに基づいて符号化
し、CPU31は符号化した映像データを映像応答メッ
セージVRMGとして映像応答メッセージ蓄積部32に記憶
する。又、AD変換器21は、マイク12から入力された
音声信号をディジタル信号に変換し、音声符号化部22
はAD変換された音声データを一定の転送レート(例え
ば56kbps)に基づいて符号化し、CPU31は符号化し
た音声データを音声応答メッセージSRMGとして音声応答
メッセージ蓄積部33に記憶する。
【0046】(b)応答メッセージの送信 図14は第3実施例の応答メッセージの送信制御説明図
であり、図1と同一部分には同一符号を付している。図
中、41はルート切替スイッチであり、応答メッセージ
送信時のみ図示の状態に切り替わり、その他の時はカメ
ラ11とAD変換器15間及びモニター13とDA変換器1
8間を接続する状態になっている。留守録モード設定時
に着信があると、CPU31はルート切替スイッチ41
を図示の状態に切替えると共に、転送レート決定部27
aにより決定された実際の転送レートを映像符号化部1
6にセットする。又、CPU31は、高ビットレート
(最高転送レート)で映像応答メッセージ蓄積部32に
記憶されている映像応答メッセージVRMGを読み出し
て映像復号化部17に入力する。映像復号化部17は映
像応答メッセージ作成時の高ビットレート(最高転送レ
ート)で復号化処理を行い、DA変換器18は復号化処理
により得られた映像データをD/A変換する。DA変換され
た映像信号はルート切替スイッチ41を介してAD変換器
15に入力する。
【0047】AD変換器15はDA変換器18から入力した
映像信号をA/D変換し、映像符号化部16はAD変換によ
り得られた映像データを実際の転送レートに基づいて符
号化して多重部25に入力する。以上と並行してCPU
31は音声応答メッセージ蓄積部33から音声応答メッ
セージ(音声データ)SRMGを読み出して多重部25
に入力する。多重部25は上記入力された映像データと
音声データを多重して回線部27を介して回線に送出す
る。この方法によれば、実際の転送レートがどのような
速度であっても、該実際の転送レート相当の品質を有す
る映像を発信端末に送信してモニターに表示することが
できる。
【0048】(E)第4実施例 第4実施例は、応答メッセージの送信終了後に送信する
映像を記憶しておき、応答メッセージの送信終了後、該
記憶映像を引き続き、繰り返し送信するものである。図
15は第4実施例のテレビ会議装置の要部構成図であ
り、図14と同一部分には同一符号を付している。映像
符号化部16において、51は「伝言メッセージを記録
中」等のメッセージデータ(1フレーム分の静止画データ)
を記憶するメッセージデータ記憶部、52は映像データ
を一時的に記憶するバッファメモリ、53はバッファメ
モリに記憶された映像データに対し順次符号化処理を施
す符号化処理部、54はAD変換器15とメッセージデー
タ記憶部51を選択的にバッファメモリ52に接続する
バッファスイッチである。バッファスイッチ52は、応
答メッセージ送出終了後の伝言メッセージ受信時にの
み、メッセージデータ記憶部51をバッファメモリ52
に接続し、それ以外はAD変換器15をバッファメモリ5
2に接続する。
【0049】予め、応答メッセージ送出終了後に相手端
末に送出するメッセージデータ(静止画)を画像符号化
部16内のメッセージデータ記憶部51に記憶してお
く。メッセージデータ(静止画)としては「伝言メッセー
ジを記録中」等がある。応答メッセージ送信完了後、C
PU31はバッファスイッチ52をメッセージデータ記
憶部51に切り替える。これにより、カメラ11からの
映像信号を遮断し、替わって、メッセージデータをバッ
ファ52に転送する。符号化処理部53はバッファメモ
リ52に記憶された映像データに順次符号化処理を施し
て出力する。符号化処理された映像データは多重部2
5、回線部27を介して発信端末に伝送される。発信端
末は、通常の会議画像(動画)と同様の手順でこのデータ
を受信し、モニター画面上へ表示する。尚、画像符号化
処理部16はメッセージデータを実際の転送レートに基
づいて符号化するため、如何なる転送レートにも対応す
ることができる。以後、同一のメッセージデータが繰り
返しバッファメモリ52に入力し、符号化処理部53は
繰り返し同一のメッセージデータに符号化処理を施して
出力する。このため、発信端末のモニターに同一の静止
画像が表示され続けられる。
【0050】図16は第3実施例及び第4実施例の処理
フローである。留守録状態時に、着信があると(ステッ
プ401、402)、回線部27は回線プロトコル〔H.
221プロトコル〕を実施し、発信端末との接続条件の整
合を行う。このとき、転送レート決定部27aはH.221
データ中の「BASデータブロック」により、発信端末の要
求する転送レートを読み取り、回線の転送レートを決定
し、CPU31に通知する(ステップ403)。CPU
31は転送レート情報をもとに、画像符号化部16に符
号化に必要な各種パラメータの設定を行う。さらに、C
PU31はルート切替スイッチ41を切り替えて図15
の図示状態にする(ステップ404)。尚、ルート切替
スイッチの切り替えは留守録モードに設定する際に行っ
ておいてもよい。
【0051】ついで、CPU31は、映像応答メッセー
ジ蓄積部32に最高転送レートで記憶されている応答メ
ッセージデータを、画像復号化部17へ送って復号する
(ステップ405)。復号化された画像データはDA変換
器18→ルート切替スイッチ41→AD変換器15を介し
て映像符号化部16に入力する(ステップ406)。映
像符号化部16は実際の転送レートに基づいて入力した
映像データに画像符号化処理を施して多重部25に送る
(ステップ407)。以上と並行してCPU31は音声
応答メッセージ蓄積部33から音声応答メッセージ(音
声データ)SRMGを読み出して多重部25に入力す
る。多重部25は上記入力された映像データと音声デー
タを多重して回線部27を介して回線に送出する(ステ
ップ408)。
【0052】以上の応答メッセージの送信処理が、該応
答メッセージの送信が終了するまで行われる。応答メッ
セージの送信が終了すれば(ステップ409)、CPU
31はバッファスイッチ54を切り替えてメッセージデ
ータ記憶部51をバッファメモリ52に接続する。これ
により、メッセージデータ記憶部51から読み出した
「伝言メッセージ記録中」等のメッセージデータがバッフ
ァメモリ52に書き込まれる。符号化処理部53は該メ
ッセージデータを符号化し、多重部25、回線部27を
介して発信端末に送信する(ステップ410、41
1)。尚、メッセージデータ送信と並行して発信端末か
ら伝言メッセージを受信して伝言メッセージ蓄積部34
に記憶する。
【0053】以後、発信端末が回線を切断するまで、繰
り返しメッセージデータを符号化して送信し、発信端末
のモニターにメッセージデータ画像(静止画像)を表示
する(ステップ412)。そして、回線切断後、メッセ
ージデータの送信、伝言メッセージの記録処理を終了
し、次の着信を持つ。以上、本発明を実施例により説明
したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に
従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除す
るものではない。
【0054】
【発明の効果】以上本発明によれば、応答メッセージを
映像と音声で構成でき、しかも、所定の転送レートに基
づいて符号化した映像応答メッセージを1つ記憶するだ
けで、種々の異なる実際の転送レートに対応することが
できる。本発明によれば、映像データを所定の転送レー
トに基づいて符号化して映像応答メッセージとして記憶
し、該転送レートが実際の転送レートと一致していれば
映像応答メッセージと音声応答メッセージを多重して送
出し、異なれば、音声応答メッセージのみ送出する。こ
のようにすれば、転送レートが一致する場合には、応答
メッセージに映像と音声を含ませることができる。
【0055】本発明によれば、カメラから取り込んだ映
像データを予め設定されている低速の転送レート(例え
ば最低転送レート)に基づいて圧縮して映像応答メッセ
ージとして記憶し、着信時に発信端末との間で通信する
実際の転送レートと前記低速の転送レートを比較し、転
送レートが一致すれば、音声応答メッセージと映像応答
メッセージを多重して回線に送出し、転送レートが異な
れば、実際の転送レートと前記低速の転送レート間の差
速度に応じた期間、無効ビットを発生し、該無効ビット
と音声応答メッセージと映像応答メッセージを多重して
回線に送出する。このようにすれば、実際の転送レート
がどのような速度であっても、最低転送レート相当の画
品質の映像を発信端末のモニターに表示することができ
る。
【0056】映像応答メッセージ作成時にカメラから入
力した映像データを予め設定されている高速の転送レー
ト(例えば最高転送レート)に基づいて圧縮し、映像応
答メッセージとして記憶する。留守録着信時、映像復号
化部は該映像応答メッセージを復号し、映像符号化部は
該復号により得られた映像データを実際の転送レートで
符号化し、符号化により得られた映像応答メッセージと
音声応答メッセージを多重して回線に送出する。このよ
うにすれば、実際の転送レートがどのような速度であっ
ても、該実際の転送レート相当の画品質の映像を発信端
末のモニターに表示することができる。
【0057】本発明によれば、応答メッセージの送信終
了後であって伝言メッセージ受信時に、発信端末に対し
てメッセージデータ(静止画像)を送信して表示させる
ようにしたから、相手に違和感を与えないようにでき
る。本発明によれば、伝言メッセージを音声と映像に分
離せず、多重したままで記憶し、再生時に、伝言メッセ
ージを音声と映像に分離してモニター及びオーディオ装
置に入力するようにしたから、伝言メッセージの再生時
に音声と映像の同期をとる必要がない。
【0058】本発明によれば、応答メッセージファイル
や伝言メッセージファイルのファイルサイズを制限し、
また、記憶可能な伝言メッセージのファイル数を制限し
たから、記憶手段の小容量化、装置の小型化、コストダ
ウンができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像通信装置の構成図である。
【図2】転送レート決定の説明図である。
【図3】応答メッセージの作成/送信制御の説明図であ
る。
【図4】応答メッセージの符号化制御と多重送信制御の
説明図である。
【図5】伝言メッセージの記憶制御の説明図である。
【図6】伝言メッセージの読み出し制御の説明図であ
る。
【図7】応答メッセージの作成処理フローである。
【図8】着信時の処理フローである。
【図9】応答メッセージの送信処理フローである。
【図10】A≠Bの場合の応答メッセージ説明図であ
る。
【図11】第2実施例の応答メッセージの送信制御説明
図である。
【図12】応答メッセージ送信時の伝送フレーム説明図
である。
【図13】第2実施例の応答メッセージ送信処理フロー
である。
【図14】第3実施例の応答メッセージの送信制御説明
図である。
【図15】第4実施例のテレビ会議装置の要部構成図で
ある。
【図16】第3、第4実施例の処理フローである。
【図17】テレビ会議システムの構成図である。
【図18】従来の留守録機能付きテレビ会議装置の概略
ブロック図である。
【図19】ビデオ符号器の構成図である。
【図20】ビデオ復号器の構成図である。
【符号の説明】
11・・カメラ 12・・マイク 13・・モニター 14・・スピーカ 15・・映像A/D変換部 16・・映像符号化部 17・・映像復号化部 18・・D/A変換部 21・・音声A/D変換部 22・・音声符号化部 23・・音声復号化部 24・・D/A変換部 25・・多重部 26・・分離部 27・・回線部 27a・・転送レート決定部、 31・・プロセッサ(CPU) 32・・映像応答メッセージ蓄積部 33・・音声応答メッセージ蓄積部 34・・伝言メッセージ蓄積部 35・・操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤山 武彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像符号化部、音声符号化部でそれぞれ
    圧縮した映像データと音声データを多重部で多重して回
    線に送出し、回線から入力した信号を分離部で音声デー
    タと映像データに分離後、映像復号化部、音声復号化部
    で元の音声信号と映像信号に復元し、オーディオ部及び
    モニター部より音声及び映像を出力し、留守録状態にお
    いて着信があった時、発信端末に対して映像及び音声よ
    りなる応答メッセージを送信すると共に、発信端末から
    の伝言メッセージを記録する留守録機能を備えた画像通
    信装置において、 応答メッセージを、映像応答メッセージ、音声応答メッ
    セージとして別々に記憶すると共に、伝言メッセージを
    記憶する記憶手段、 前記音声応答メッセージ及び映像応答メッセージを記憶
    手段に記憶すると共に、留守録状態において着信があっ
    た時、前記別々に記憶されている音声応答メッセージと
    映像応答メッセージを記憶手段より読出して多重部に入
    力し、回線より入力した伝言メッセージを音声と映像に
    分離せず多重した形式で記憶手段に記憶し、伝言メッセ
    ージの出力時、該伝言メッセージを記憶手段より読出し
    て分離部に入力する制御手段、を備えたことを特徴とす
    る留守録機能を備えた画像通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、該画像通信装置は、 映像データを圧縮するための転送レートを指定する手
    段、 発信端末との間で通信する実際の転送レートを決定する
    手段を備え、 前記映像符号化部はカメラから取り込んだ映像データを
    前記指定された転送レートに基づいて圧縮し、 前記音声符号化部はマイクから取り込んだ音声データを
    一定転送レートで、かつ、所定の品質で通信できるよう
    に圧縮を行い、 前記制御手段は、 前記映像符号化部及び音声符号化部で圧縮した映像デー
    タ及び音声データをそれぞれ映像応答メッセージ、音声
    応答メッセージとして記憶手段に記憶し、 応答メッセージ送出時、発信端末との間で通信する実際
    の転送レートと前記指定された転送レートを比較し、 転送レートが一致すれば、音声応答メッセージと映像応
    答メッセージを多重して回線に送出し、 転送レートが異なれば映像応答メッセージを送出せず、
    音声応答メッセージのみを回線に送出することを特徴と
    する。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、 該画像通信装置は、発信端末との間で通信する実際の転
    送レートを決定する手段を備え、 前記映像符号化部はカメラから取り込んだ映像データを
    予め設定されている低速の転送レートに基づいて圧縮
    し、 前記音声符号化部はマイクから取り込んだ音声データを
    一定転送レートに基づいて圧縮し、 前記制御手段は、 前記映像符号化部及び音声符号化部で圧縮した映像デー
    タ及び音声データをそれぞれ映像応答メッセージ、音声
    応答メッセージとして記憶手段に記憶し、 応答メッセージ送出時、発信端末との間で通信する実際
    の転送レートと前記低速の転送レートを比較し、 転送レートが一致すれば、音声応答メッセージと映像応
    答メッセージを多重して回線に送出し、 転送レートが異なれば、実際の転送レートと前記低速の
    転送レート間の差速度に応じた期間無効ビットを発生
    し、該無効ビットと音声応答メッセージと映像応答メッ
    セージを多重して回線に送出することを特徴とする画像
    通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、 該画像通信装置は、 前記映像復号化部の出力側あるいはカメラの出力側を選
    択的に前記映像符号化部の入力側に接続するスイッチ手
    段と、 発信端末との間で通信する実際の転送レートを決定する
    手段を備え、 前記映像符号化部は、映像応答メッセージ作成時にカメ
    ラ側から入力した映像データを予め設定されている高速
    の転送レートに基づいて圧縮し、映像応答メッセージの
    送出時に映像復号化部側から入力した映像データを、制
    御手段から指示される転送レートに基づいて圧縮し、 前記音声符号化部はマイクから取り込んだ音声データを
    一定転送レートで、かつ、所定の品質で通信できるよう
    に圧縮を行い、 前記制御手段は、 応答メッセージ作成時、前記映像符号化部で圧縮したカ
    メラ側からの映像データ及び音声符号化部で圧縮した音
    声データをそれぞれ映像応答メッセージ、音声応答メッ
    セージとして記憶手段に記憶し、 応答メッセージ送出時、記憶手段から読み出した映像応
    答メッセージを映像復号化部を介して映像符号化部に入
    力するようにスイッチ手段を制御すると共に、映像符号
    化部に前記転送レートとして実際の転送レートを指示
    し、映像符号化部で該実際の転送レートに基づいた圧縮
    処理により得られた映像応答メッセージと前記音声応答
    メッセージとを多重して回線に送出することを特徴とす
    る画像通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、 応答メッセージの送信終了後に送出する映像を記憶する
    手段を備え、前記制御手段は、応答メッセージの送信終
    了後、引き続き前記記憶してある映像を繰り返し送信す
    ることを特徴とする画像通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、 前記制御手段は、応答メッセージファイルを作成して前
    記記憶手段に記憶する際、作成中の応答メッセージファ
    イルのファイルサイズを監視し、該ファイルサイズが設
    定値を越えた時、応答メッセージファイルの作成処理を
    終了することを特徴とする画像通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、 前記制御手段は、伝言メッセージファイルを作成して前
    記記憶手段に記憶する際、作成中の伝言メッセージファ
    イルのファイルサイズを監視し、該ファイルサイズが設
    定値を越えた時、伝言メッセージファイルの作成処理を
    終了することを特徴とする画像通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の留守録機能を備えた画像
    通信装置であり、 前記制御手段は、作成した伝言メッセージファイル数を
    監視し、ファイル数が設定値以上になったとき、着信が
    あっても留守番機能を実行しないことを特徴とする画像
    通信装置。
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