JPH1169159A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH1169159A
JPH1169159A JP9218771A JP21877197A JPH1169159A JP H1169159 A JPH1169159 A JP H1169159A JP 9218771 A JP9218771 A JP 9218771A JP 21877197 A JP21877197 A JP 21877197A JP H1169159 A JPH1169159 A JP H1169159A
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JP9218771A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kamishiro
敏昭 神代
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒基準板への黒ゴミ等の付着による影響やノ
イズ等による影響を受けない安定した黒補正データを得
られるようにする。 【解決手段】 コントローラ20が、走行体を移動させ
ながら黒基準板の画像読み取りを行なわせ、予め設定さ
れた第1,第2の期間にA/Dコンバータ11から順次
それぞれ出力される密着センサ1の各読取素子別の各画
信号の黒レベルの平均値を黒補正データ演算回路12に
よってそれぞれ算出させて互いに比較させ、各読取素子
別の平均値の小さい方をそれぞれ黒補正データとして黒
補正データメモリ13に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置では、少なくとも光源を有
する走行体を移動させながらライン状に配列された多数
の読取素子(光電変換素子)からなるイメージセンサに
よって原稿の画像読み取りを行なって画信号を出力する
ようにしたものがある。
【0003】このような画像読取装置では、白基準板以
外に黒基準板を持つものがある。白基準板は、通常原稿
の画像読み取り時に出力される画信号(ビデオ信号)を
シェーディング補正するために使われたり、白基準濃度
レベルをシステム(例えば複写機本体)側で検知するた
めに使用される。黒基準板は、上記画信号を黒補正する
ために使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの基準板は、ゴ
ミがないことが理想的であるが、どうしても組み付け作
業時に混入してしまい、管理が非常に困難な面がある。
これまで、白基準板へのゴミ対策はいろいろと行なわれ
てきたが、黒基準板へのゴミ対策はあまり行なわれてい
ない。
【0005】例えば、図12に示すように、黒基準板6
に白ゴミが付着しているものと仮定した場合、その位置
の画像読み取りを対応する読取素子(ここでは読取素子
70 0 とする)によって行ない、その画信号を黒補正デ
ータとして取り込み、原稿の画像読み取り時に出力され
る画信号をその黒補正データに基づいて黒補正すると、
本来の黒レベルVrよりも大きな値が差し引かれること
となり、その画信号がプリンタによって印刷出力された
場合、印刷用紙に白縦スジ等の異常画像が発生する。
【0006】また、ノイズ等による影響でイメージセン
サからの画信号の出力が変動することがあり、その画信
号をそのまま黒補正データとして取り込み、原稿の画像
読み取り時に出力される画信号をその黒補正データに基
づいて黒補正し、さらに多値の画信号に変換すると、そ
の画信号がプリンタによって印刷出力された場合、印刷
用紙の画像(多値画像)は低濃度側(黒側)を見るとノ
イズっぽい画像となり、画像品質が悪くなる。
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、黒基準板への黒ゴミ等の付着による影響や
ノイズ等による影響を受けない安定した黒補正データを
得られるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
光源を有する走行体を移動させながらライン状に配列さ
れた多数の読取素子からなるイメージセンサによって原
稿の画像読み取りを行なって画信号を出力する画像読取
手段と、該手段により原稿の画像読み取りに先立って黒
基準板の画像読み取りを行なわせ、その画信号を黒補正
データとして取り込む黒補正データ生成手段と、該手段
によって取り込まれた黒補正データを記憶する黒補正デ
ータ記憶手段と、画像読取手段による原稿の画像読み取
り時に出力される画信号を黒補正データ記憶手段に記憶
された黒補正データに基づいて黒補正する黒補正手段と
を有する画像読取装置において、上記の目的を達成する
ため、次のようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明は、黒補正データ生成手段
を、画像読取手段によって走行体を移動させながら黒基
準板の画像読み取りを行なわせ、予め設定された第1,
第2の期間に順次それぞれ出力される上記各読取素子別
の各画信号の黒レベルの平均値をそれぞれ算出して互い
に比較し、各読取素子別の平均値の小さい方をそれぞれ
黒補正データとして黒補正データ記憶手段に記憶させる
手段としたものである。
【0010】請求項2の発明は、黒補正データ生成手段
を、画像読取手段によって走行体を移動させながら黒基
準板の画像読み取りを行なわせ、予め設定された第1,
第2,……,第Nの期間に順次それぞれ出力される上記
各読取素子別の各画信号の黒レベルの平均値をそれぞれ
算出して互いに比較し、各読取素子別の最も小さい平均
値をそれぞれ黒補正データとして黒補正データ記憶手段
に記憶させる手段としたものである。
【0011】請求項3の発明は、黒補正データ生成手段
を、画像読取手段によって走行体の待機位置で黒基準板
の画像読み取りを複数ライン分行なわせ、上記各読取素
子別の各画信号の黒レベルの最大値から最小値を差し引
いた値の半分の値をそれぞれ算出した後、走行体を移動
させながら黒基準板の画像読み取りを複数ライン分行な
わせ、上記各読取素子別の各画信号の黒レベルの最小値
に先にそれぞれ算出した対応する各値を加えた値をそれ
ぞれ黒補正データとして黒補正データ記憶手段に記憶さ
せる手段としたものである。
【0012】請求項4の発明は、黒補正データ生成手段
を、画像読取手段によって走行体の待機位置で光源を消
灯状態のまま画像読み取りを複数ライン分行なわせ、上
記各読取素子別の各画信号の黒レベルの最大値から最小
値を差し引いた値の半分の値をそれぞれ算出した後、光
源を点灯させて走行体を移動させながら黒基準板の画像
読み取りを複数ライン分行なわせ、上記各読取素子別の
各画信号の黒レベルの最小値にそれぞれ先に算出した対
応する各値を加えた値をそれぞれ黒補正データとして黒
補正データ記憶手段に記憶させる手段としたものであ
る。
【0013】請求項1の発明による画像読取装置では、
黒補正データ生成手段が、画像読取手段によって走行体
を移動させながら黒基準板の画像読み取りを行なわせ、
予め設定された第1,第2の期間に順次それぞれ出力さ
れる上記各読取素子別の各画信号の黒レベルの平均値を
それぞれ算出して互いに比較し、各読取素子別の平均値
の小さい方をそれぞれ黒補正データとして黒補正データ
記憶手段に記憶させるので、黒基準板への黒ゴミ等の付
着による影響やノイズ等による影響(イメージセンサの
出力変動)を受けない安定した黒補正データを得ること
ができる。
【0014】したがって、原稿の画像読み取り時に出力
される画信号をその黒補正データに基づいて黒補正した
後、その画信号がプリンタによって印刷出力された場
合、印刷用紙に白縦スジ等の異常画像が発生したり、印
刷用紙の画像(但し多値画像)の低濃度側にノイズっぽ
い画像が発生するようなことがなくなり、画像品質を向
上させることができる。また、それに伴ない、黒基準板
の組み付け作業時のその取り扱い管理も緩くすることが
可能になり、工程落ち防止や作業時間短縮の効果も大き
い。
【0015】請求項2の発明による画像読取装置では、
黒補正データ生成手段が、画像読取手段によって走行体
を移動させながら黒基準板の画像読み取りを行なわせ、
予め設定された第1,第2,……,第Nの期間に順次そ
れぞれ出力される上記各読取素子別の各画信号の黒レベ
ルの平均値をそれぞれ算出して互いに比較し、各読取素
子別の最も小さい平均値をそれぞれ黒補正データとして
黒補正データ記憶手段に記憶させるので、つまり黒基準
板の画像読み取り時に出力される上記各読取素子別の各
画信号の黒レベルを平均化する範囲(期間)を請求項1
の発明よりも増やしたので、より安定した黒補正データ
を得ることができる。
【0016】請求項3の発明による画像読取装置では、
黒補正データ生成手段が、画像読取手段によって走行体
の待機位置で黒基準板の画像読み取りを複数ライン分行
なわせ、上記各読取素子別の各画信号の黒レベルの最大
値から最小値を差し引いた値の半分の値をそれぞれ算出
した後、走行体を移動させながら黒基準板の画像読み取
りを複数ライン分行なわせ、上記各読取素子別の各画信
号の黒レベルの最小値に先にそれぞれ算出した対応する
各値を加えた値をそれぞれ黒補正データとして黒補正デ
ータ記憶手段に記憶させるので、上述と同様に安定した
黒補正データを得ることができる。また、請求項1,2
に比べて、黒補正データ記憶手段のメモリ容量が少なく
て済む(最低2ライン分あればよい)。
【0017】請求項4の発明による画像読取装置では、
黒補正データ生成手段が、画像読取手段によって走行体
の待機位置で光源を消灯状態のまま画像読み取りを複数
ライン分行なわせ、上記各読取素子別の各画信号の黒レ
ベルの最大値から最小値を差し引いた値の半分の値をそ
れぞれ算出した後、光源を点灯させて走行体を移動させ
ながら黒基準板の画像読み取りを複数ライン分行なわ
せ、上記各読取素子別の各画信号の黒レベルの最小値に
それぞれ先に算出した対応する各値を加えた値をそれぞ
れ黒補正データとして黒補正データ記憶手段に記憶させ
るので、上述と同様に安定した黒補正データを得ること
ができる。また、請求項1,2に比べて、黒補正データ
記憶手段のメモリ容量が少なくて済む(最低2ライン分
あればよい)。さらに、黒補正データを得るために光源
消灯時にも画像読み取りを行なっているが、その際黒基
準板の画像読み取り位置に走行体がなくても画信号を取
り込めるため、制御が複雑にならないという利点もあ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の一実
施形態である画像読取装置の機構部の一例を示す構成
図、図3はその走行体の待機状態の一例を示す図、図4
はそのコンタクトガラス周辺を下側から見た図である。
【0019】この画像読取装置において、1は密着セン
サ(イメージセンサ)であり、ライン状に多数の光源
(発光素子)及び読取素子(受光素子)が配列されてい
る。なお、その光源を走行体2上の他の場所に設けても
構わない。密着センサ1は、走行体2に保持されると共
に、コロ3を介してコンタクトガラス4の裏面に密着し
ており、図示しないスキャナモータによりワイヤ5を介
して矢示A方向(原稿読み取り方向)及び矢示B方向に
移動可能である。なお、Cは密着センサ1の各読取素子
のライン(スキャンライン)を示している。
【0020】この画像読取装置では、原稿Pの画像読み
取りに先立って、黒基準板6及び白基準板7の画像読み
取りを行なう。このとき、図3に示す位置で待機中の走
行体2を矢示A方向に移動開始させる。そして、上記画
像読み取りが終了し、密着センサ1のスキャンラインC
が原稿読取開始位置Dに達した時に、原稿Pの画像読み
取りを開始する。そのタイミングは、走行体2に固着さ
れている遮光板2aがホームポジションセンサ8によっ
て検知されてからの時間計測によって判断できる。
【0021】図1はこの画像読取装置の制御部の一例を
示すブロック構成図であり、画像補正回路10及びコン
トローラ20等からなる。画像補正回路10は、A/D
コンバータ11,黒補正データ演算回路12,黒補正デ
ータメモリ13,黒補正回路14,シェーディング補正
データメモリ15,シェーディング補正回路16,及び
画像処理回路17を備えている。
【0022】A/Dコンバータ11は、密着センサ1か
ら出力される画信号をA/D変換する。つまり、アナロ
グ画信号を所定のリファレンスレベルを基準にデジタル
画信号に量子化する。黒補正データ演算回路12は、黒
基準板6の画像読み取り時にA/Dコンバータ11から
出力される画信号を取り込み、後述する演算処理を行な
って黒補正データとして出力する
【0023】黒補正データメモリ13は、黒補正データ
演算回路12からの黒補正データを記憶する。黒補正回
路14は、原稿Pの画像読み取り時にA/Dコンバータ
11から出力される画信号を黒補正データメモリ13に
記憶された黒補正データに基づいて黒補正して出力す
る。
【0024】シェーディング補正データメモリ15は、
白基準板7の画像読み取り時にA/Dコンバータ11か
ら出力される画信号を取り込み、シェーディング補正デ
ータとして記憶する。シェーディング補正回路16は、
原稿Pの画像読み取り時に黒補正回路14からの画信号
をシェーディング補正データメモリ15に記憶されたシ
ェーディング補正データに基づいてシェーディング補正
して出力する。
【0025】画像処理回路17は、シェーディング補正
回路16からの画信号をγ補正や2値化処理を行なって
出力する。コントローラ20は、画像補正回路10の各
部の制御を行なうと共に、図示しないスキャナモータの
ON/OFF制御及び速度制御や図示しない光源のON
/OFF(点灯/消灯)制御を行なうなど、この画像読
取装置全体を統括的に制御する。
【0026】図5は、この画像読取装置における請求項
1の発明に係わる処理の一例を示すフローチャートであ
る。この場合、図1に示した各部が、請求項1の各手段
としての機能を果たす。ステップ1で図示しない操作部
上のスタートボタンが押下されると、コントローラ20
がステップ2で光源を点灯させると共に走行体2上の密
着センサ1が所定の読み取り速度になるようにスキャナ
モータを駆動開始させる。
【0027】続いて、ステップ3で密着センサ1のスキ
ャンラインが黒出力データの取り込み範囲(予め設定さ
れた第1,2の期間の合計)の先端に達したか否かを判
断し、その先端に達するのを待ってステップ4で黒出力
データの取り込みを開始させる。つまり、密着センサ1
によって黒基準板6の画像読み取りを開始させ、A/D
コンバータ11から出力される各読取素子別の各画信号
を黒補正データ演算回路12に取り込む。
【0028】次に、ステップ5で8ライン分の取り込み
(第1の期間内での取り込み)が終了するのを待って、
ステップ6で黒補正データ演算回路12によってA/D
コンバータ11から取り込んだ黒出力データである密着
センサ1の読取素子別の各画信号の黒レベルの平均値V
1(V11,V12,……,V1n) をそれぞれ算出させた
後、ステップ7で次の8ライン分の取り込み(第2の期
間での取り込み)が終了するのを待つ。
【0029】そして、その取り込みが終了した時に、ス
テップ8で黒補正データ演算回路12によってA/Dコ
ンバータ11から取り込んだ黒出力データである密着セ
ンサ1の各読取素子別の各画信号の黒レベルの平均値V
2(V21,V22,……,V2n)をそれぞれ算出させ、ス
テップ9で各読取素子別の各平均値V1(V11,V12
……,V1n)とV2(V21,V22,……,V2n) とをそ
れぞれ比較させ、平均値の小さい方をそれぞれ黒補正デ
ータとして黒補正データメモリ13に記憶させる。
【0030】ここで、例えば図12に示したように、黒
基準板6に白ゴミが付着しているものと仮定した場合、
その位置の画像読み取りを対応する読取素子1700 によ
って行なうと、例えば図6に示すように、その読取素子
700 から第1の期間にA/Dコンバータ11を介して
出力される各画信号の黒レベルは本来の黒レベルVrよ
りもかなり大きな値となる。また、読取素子1700 から
第2の期間にA/Dコンバータ11を介して出力される
各画信号の黒レベルは本来の黒レベルVrとなる。
【0031】そこで、黒補正データ演算回路12によ
り、第1の期間に読取素子1700 からA/Dコンバータ
11を介して出力される各画信号の黒レベルの平均値V
1700を算出させ、さらに第2の期間に読取素子1700
らA/Dコンバータ11を介して出力される各画信号の
黒レベルの平均値V2700を算出させた後、その各平均値
V1700とV2700とを比較させ、そのうちの小さい方の平
均値V2700を黒補正データとして黒補正データメモリ1
3に記憶させる。
【0032】図5に戻り、ステップ10で密着センサ1
のスキャンラインがシェーディング補正データの取り込
み範囲に達するのを待ち、ステップ11でシェーディン
グ補正データの取り込み処理を行なう。すなわち、密着
センサ1によって白基準板7の画像読み取りを行なわ
せ、A/Dコンバータ11から出力される画信号(各読
取素子別の各画信号の白レベル)をシェーディング補正
データとして取り込み、シェーディング補正データメモ
リ15に記憶させる。
【0033】そして、ステップ12で密着センサ1のス
キャンラインが原稿読取開始位置に達するのを待って、
ステップ13で原稿読取処理を行なう。すなわち、密着
センサ1によって原稿Pの画像読み取りを開始させ、A
/Dコンバータ11から出力される画信号を黒補正回路
14,シェーディング補正回路16,及び画像処理回路
17を順次通して出力させる。このとき、A/Dコンバ
ータ11からの画信号に対して、黒補正回路14では黒
補正を、シェーディング補正回路16ではシェーディン
グ補正を、画像処理回路17ではγ補正や2値化処理を
それぞれ施す。
【0034】このように、コントローラ20が、走行体
2を移動させながら黒基準板6の画像読み取りを行なわ
せ、予め設定された第1,第2の期間にA/Dコンバー
タ11から順次それぞれ出力される密着センサ1の各読
取素子別の各画信号の黒レベルの平均値を黒補正データ
演算回路12によってそれぞれ算出させて互いに比較さ
せ、各読取素子別の平均値の小さい方をそれぞれ黒補正
データとして黒補正データメモリ13に記憶させること
により、黒基準板への黒ゴミ等の付着による影響やノイ
ズ等による影響(密着センサ1の出力変動)を受けない
安定した黒補正データを得ることができる。
【0035】したがって、原稿の画像読み取り時にA/
Dコンバータ11から出力される画信号をその黒補正デ
ータに基づいて黒補正した後、その画信号がプリンタに
よって印刷出力された場合、印刷用紙に白縦スジ等の異
常画像が発生したり、印刷用紙の画像(但し多値画像)
の低濃度側にノイズっぽい画像が発生するようなことが
なくなり、画像品質を向上させることができる。また、
それに伴ない、黒基準板6の組み付け作業時のその取り
扱い管理も緩くすることが可能になり、工程落ち防止や
作業時間短縮の効果も大きい。
【0036】図7は、この画像読取装置における請求項
2の発明に係わる処理の一例を示すフローチャートであ
る。この場合、図1に示した各部が、請求項2の各手段
としての機能を果たす。ステップ21で図示しない操作
部上のスタートボタンが押下されると、コントローラ2
0がステップ22で光源を点灯させると共に走行体2上
の密着センサ1が所定の読み取り速度になるようにスキ
ャナモータを駆動開始させる。
【0037】次に、ステップ23で密着センサ1のスキ
ャンラインが黒出力データの取り込み範囲(予め設定さ
れた第1〜5の期間の合計)の先端に達したか否かを判
断し、その先端に達するのを待ってステップ24で黒出
力データの取り込みを開始させる。つまり、密着センサ
1によって黒基準板6の画像読み取りを開始させ、A/
Dコンバータ11から出力される各読取素子別の各画信
号を黒補正データ演算回路12に取り込む。
【0038】そして、ステップ25で8ライン分の取り
込み(第1の期間での取り込み)が終了するのを待っ
て、ステップ26で図示しない期間カウンタのカウント
値Xを「1」にし、ステップ27で黒補正データ演算回
路12によってA/Dコンバータ11から取り込んだ黒
出力データである密着センサ1の読取素子別の各画信号
の黒レベルの平均値VX(VX1,VX2,……,VXn) を
それぞれ算出させた後、ステップ28で密着センサ1の
スキャンラインが黒出力データの取り込み範囲内か否か
を判断する。
【0039】そして、黒出力データの取り込み範囲内で
あれば、ステップ29で次の8ライン分の取り込み(第
2の期間での取り込み)が終了するのを待って、ステッ
プ30で期間カウンタのカウント値Xをインクリメント
(+1)させてステップ27に戻り、黒補正データ演算
回路12によってA/Dコンバータ11から取り込んだ
黒出力データである密着センサ1の読取素子別の各画信
号の黒レベルの平均値VX(VX1,VX2,……,VXn)
をそれぞれ算出させ、以後上述と同様の処理を繰り返
し、黒出力データの取り込み範囲を経過した時にステッ
プ28からステップ31に移行し、期間カウンタのカウ
ント値Xを「0」にする。
【0040】次に、ステップ32で密着センサ1の各読
取素子別の各平均値V1(V11 ,V12,……,V1n),
V2(V21,V22,……,V2n),V3(V31 ,V32
……,V3n),V4(V41,V42,……,V4n),V5
(V51,V52,……,V5n)をそれぞれ互いに比較さ
せ、最も低い平均値をそれぞれ黒補正データとして黒補
正データメモリ13に記憶させる。
【0041】ここで、例えば図12に示したように、黒
基準板6に白ゴミが付着しているものと仮定した場合、
その位置の画像読み取りを対応する読取素子1700 によ
って行なうと、例えば図8に示すように、その読取素子
700 から第2,第3の期間にA/Dコンバータ11を
介して出力される各画信号の黒レベルは本来の黒レベル
Vrよりもかなり大きな値となる。また、読取素子1
700 から第1,第4,第5の期間にA/Dコンバータ1
1を介して出力される各画信号の黒レベルは本来の黒レ
ベルVrとなる。
【0042】そこで、黒補正データ演算回路12によ
り、第1〜5の期間にそれぞれ読取素子1700 からA/
Dコンバータ11を介して出力される各画信号の黒レベ
ルの平均値V1700,V2700,V3700,V4700,V5700
算出させた後、その各平均値V1700,V2700,V3700
V4700,V5700を互いに比較させ、そのうちの最も小さ
い平均値を黒補正データとして黒補正データメモリ13
に記憶させる。
【0043】図7に戻り、ステップ33で密着センサ1
のスキャンラインがシェーディング補正データの取り込
み範囲に達するのを待ち、ステップ34〜36で図5に
示したステップ11〜13と同様の処理を行なう。
【0044】このように、コントローラ20が、走行体
2を移動させながら黒基準板6の画像読み取りを行なわ
せ、予め設定された第1,第2,……,第N(ここでは
「5」)の期間にA/Dコンバータ11から順次それぞ
れ出力される密着センサ1の各読取素子別の各画信号の
黒レベルの平均値を黒補正データ演算回路12によって
それぞれ算出させて互いに比較させ、各読取素子別の最
も小さい平均値をそれぞれ黒補正データとして黒補正デ
ータメモリ13に記憶させることにより、つまり黒基準
板6の画像読み取り時に出力される各読取素子別の各画
信号の黒レベルを平均化する範囲(期間)を図5の処理
よりも増やすことにより、より安定した黒補正データを
得ることができ、図5の処理による効果以上の効果を得
られる。
【0045】図9は、この画像読取装置における請求項
3の発明に係わる処理の一例を示すフローチャートであ
る。この場合、図1に示した各部が、請求項3の各手段
としての機能を果たす。ステップ41で図示しない操作
部上のスタートボタンが押下されると、コントローラ2
0がステップ42で走行体2の待機位置で光源を点灯さ
せると共に黒出力データの取り込みを開始させる。つま
り、密着センサ1によって黒基準板6の画像読み取りを
開始させ、A/Dコンバータ11から出力される各読取
素子別の各画信号を黒補正データ演算回路12に取り込
む。
【0046】次に、ステップ43で予め設定された数ラ
イン分の取り込みが終了するのを待って、ステップ44
で黒補正データ演算回路12によってA/Dコンバータ
11から取り込んだ黒出力データである密着センサ1の
各読取素子別の各画信号の黒レベルの最大値VMAX(VM
AX1,VMAX2,……,VMAXn)と最小値VMIN(VMIN1
VMIN2,……,VMINn)をそれぞれ検出し、その各差の
半分の値VH(VH1,VH2,……,VHn) をそれぞれ算
出する。
【0047】続いて、ステップ45で走行体2上の密着
センサ1が所定の読み取り速度になるようにスキャナモ
ータを駆動開始させ、ステップ46で1ライン分の取り
込みが終了するのを待って、ステップ47で黒補正デー
タ演算回路12によってA/Dコンバータ11から今回
取り込んだ読取素子別の各画信号の黒レベルをそれぞれ
最小値VMIN(VMIN1,VMIN2,……,VMINn) とす
る。
【0048】次いで、ステップ48で次の1ライン分の
取り込みが終了するのを待って、ステップ49で先に求
めた各最小値VMIN(VMIN1,VMIN2,……,VMINn)
と黒補正データ演算回路12によってA/Dコンバータ
11から今回取り込んだ読取素子別の各画信号の黒レベ
ルとをそれぞれ比較し、小さい方の値をそれぞれ最小値
VMIN(VMIN1,VMIN2,……,VMINn) とする。
【0049】次に、ステップ50で予め設定された所定
のライン数の取り込みが終了したか否かを判断して、ま
だ終了していなければステップ48に戻って上述の判断
及び処理を繰り返し、所定のライン数の取り込みが終了
した時にステップ51で先に求めた各最小値VMIN(VM
IN1,VMIN2, ……,VMINn)にそれぞれ先に求めた対
応する各値VH(VH1,VH2,……,VHn) を加えた値
VD(VD1,VD2, ……,VDn)をそれぞれ黒補正デー
タとして黒補正データメモリ13に記憶させる。
【0050】ここで、例えば走行体2の待機位置での密
着センサ1の読取素子1700 による黒基準板6の読み取
り部分に白ゴミがない場合、走行体2が待機位置に停止
している時に読取素子1700 からA/Dコンバータ11
を介して出力される複数ライン分の画信号の黒レベルの
最大値VMIN700,VMIN700,及びその差の半分の値VH
700と、走行体2が移動している時に読取素子1700
らA/Dコンバータ11を介して出力される複数ライン
分の画信号の黒レベル,その最小値VMIN700,及びそれ
に上記値VH700を加えた値VD700との関係は図10の
(a)に示すようになる。
【0051】また、例えば走行体2の待機位置での密着
センサ1の読取素子1700 による黒基準板6の読み取り
部分に白ゴミがある場合、走行体2が待機位置に停止し
ている時に読取素子1700 からA/Dコンバータ11を
介して出力される複数ライン分の画信号の黒レベルの最
大値VMIN700,VMIN700,及びその差の半分の値VH7 00
と、走行体2が移動している時に読取素子1700 からA
/Dコンバータ11を介して出力される複数ライン分の
画信号の黒レベル,その最小値VMIN700,及びそれに上
記値VH700を加えた値VD700との関係は図10の(b)
に示すようになる。
【0052】図9に戻り、ステップ52で密着センサ1
のスキャンラインがシェーディング補正データの取り込
み範囲に達するのを待ち、ステップ53〜55で図5に
示したステップ11〜13と同様の処理を行なう。
【0053】このように、コントローラ20が、走行体
2の待機位置で黒基準板6の画像読み取りを複数ライン
分行なわせ、A/Dコンバータ11から順次それぞれ出
力される密着センサ1の各読取素子別の各画信号の黒レ
ベルの最大値から最小値を差し引いた値の半分の値を黒
補正データ演算回路12によってそれぞれ算出させた
後、走行体2を移動させながら黒基準板6の画像読み取
りを複数ライン分行なわせ、上記各読取素子別の各画信
号の黒レベルの最小値に先にそれぞれ算出した対応する
各値を加えた値をそれぞれ黒補正データとして黒補正デ
ータメモリ13に記憶させることにより、前述と同様に
安定した黒補正データを得ることができる。また、請求
項1,2に係わる処理に比べて、黒補正データメモリ1
3のメモリ容量が少なくて済む(最低2ライン分あれば
よい)。
【0054】次に、この画像読取装置における請求項4
の発明に係わる処理について説明する。この場合、図1
に示した各部が、請求項4の各手段としての機能を果た
す。この処理は、図9に示した処理と若干異なる。つま
り、図9のステップ42に対応するステップで走行体2
の待機位置で光源を消灯状態のまま黒出力データの取り
込みを開始させる。また、ステップ45に対応するステ
ップで光源を点灯させると共に走行体2上の密着センサ
1が所定の読み取り速度になるようにスキャナモータを
駆動開始させる。
【0055】ここで、例えば走行体2の待機位置での密
着センサ1の読取素子1700 による黒基準板6の読み取
り部分に白ゴミがない場合、走行体2が待機位置に停止
している時に読取素子1700 からA/Dコンバータ11
を介して出力される複数ライン分の画信号の黒レベルの
最大値VMIN700,VMIN700,及びその差の半分の値VH
700と、走行体2が移動している時に読取素子1700
らA/Dコンバータ11を介して出力される複数ライン
分の画信号の黒レベル,その最小値VMIN700,及びそれ
に上記値VH700を加えた値VD700との関係は図11の
(a)に示すようになる。
【0056】また、例えば走行体2の待機位置での密着
センサ1の読取素子1700 による黒基準板6の読み取り
部分に白ゴミがある場合、走行体2が待機位置に停止し
ている時に読取素子1700 からA/Dコンバータ11を
介して出力される複数ライン分の画信号の黒レベルの最
大値VMIN700,VMIN700,及びその差の半分の値VH7 00
と、走行体2が移動している時に読取素子1700 からA
/Dコンバータ11を介して出力される複数ライン分の
画信号の黒レベル,その最小値VMIN700,及びそれに上
記値VH700を加えた値VD700との関係は図11の(b)
に示すようになる。
【0057】このように、コントローラ20が、走行体
2の待機位置で光源を消灯状態のまま黒基準板6の画像
読み取りを複数ライン分行なわせ、A/Dコンバータ1
1から順次それぞれ出力される密着センサ1の各読取素
子別の各画信号の黒レベルの最大値から最小値を差し引
いた値の半分の値を黒補正データ演算回路12によって
それぞれ算出させた後、光源を点灯させて走行体2を移
動させながら黒基準板6の画像読み取りを複数ライン分
行なわせ、上記各読取素子別の各画信号の黒レベルの最
小値に先にそれぞれ算出した対応する各値を加えた値を
それぞれ黒補正データとして黒補正データメモリ13に
記憶させることにより、前述と同様に安定した黒補正デ
ータを得ることができる。また、請求項1,2に係わる
処理に比べて、黒補正データメモリ13のメモリ容量が
少なくて済む(最低2ライン分あればよい)。さらに、
黒補正データを得るために光源消灯時にも画像読み取り
を行なっているが、その際黒基準板6の画像読み取り位
置に走行体2がなくても画信号を取り込めるため、制御
が複雑にならないという利点もある。
【0058】以上、この発明を画像読取装置に適用した
実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、ファクシミリ装置,デジタル複写機,複合機等の画
像読取装置としての機能を有する各種装置に適用し得る
ものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像読取装置によれば、黒基準板への黒ゴミ等の付着によ
る影響やノイズ等による影響を受けない安定した黒補正
データを得ることができるため、原稿の画像読み取り時
に出力される画信号をその黒補正データに基づいて黒補
正した後、その画信号がプリンタによって印刷出力され
た場合、印刷用紙に白縦スジ等の異常画像が発生した
り、印刷用紙の画像(多値画像)の低濃度側にノイズっ
ぽい画像が発生するようなことがなくなり、画像品質を
向上させることができる。また、それに伴ない、黒基準
板の組み付け作業時のその取り扱い管理も緩くすること
が可能になり、工程落ち防止や作業時間短縮の効果も大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の画像読取装置の制御部の一例を示すブロ
ック構成図である。
【図2】この発明の一実施形態である画像読取装置の機
構部の一例を示す構成図である。
【図3】図2の走行体の待機状態の一例を示す図であ
る。
【図4】同じくコンタクトガラス周辺を下側から見た図
である。
【図5】図1の画像読取装置における請求項1の発明に
係わる処理の一例を示すフロー図である。
【図6】同じく請求項1の発明に係わる処理の説明に供
する説明図である。
【図7】同じく請求項2の発明に係わる処理の一例を示
すフロー図である。
【図8】同じく請求項2の発明に係わる処理の説明に供
する説明図である。
【図9】同じく請求項3の発明に係わる処理の一例を示
すフロー図である。
【図10】同じく請求項3の発明に係わる処理の説明に
供する説明図である。
【図11】同じく請求項4の発明に係わる処理の説明に
供する説明図である。
【図12】従来の画像読取装置における問題点を説明す
るための説明図である。
【符号の説明】
1:密着センサ 2:走行体 4:コンタクトガラス 6:黒基準板 7:白基準板 10:画像補正回路 11:A/Dコンバータ 12:黒補正データ演算回路 13:黒補正データメモリ 14:黒補正回路 15:シェーディング補正データメモリ 16:シェーディング補正回路 17:画像処理回路 20:コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光源を有する走行体を移動さ
    せながらライン状に配列された多数の読取素子からなる
    イメージセンサによって原稿の画像読み取りを行なって
    画信号を出力する画像読取手段と、該手段により原稿の
    画像読み取りに先立って黒基準板の画像読み取りを行な
    わせ、その画信号を黒補正データとして取り込む黒補正
    データ生成手段と、該手段によって取り込まれた黒補正
    データを記憶する黒補正データ記憶手段と、前記画像読
    取手段による原稿の画像読み取り時に出力される画信号
    を前記黒補正データ記憶手段に記憶された黒補正データ
    に基づいて黒補正する黒補正手段とを有する画像読取装
    置において、 前記黒補正データ生成手段が、前記画像読取手段によっ
    て前記走行体を移動させながら前記黒基準板の画像読み
    取りを行なわせ、予め設定された第1,第2の期間に順
    次それぞれ出力される前記各読取素子別の各画信号の黒
    レベルの平均値をそれぞれ算出して互いに比較し、前記
    各読取素子別の平均値の小さい方をそれぞれ黒補正デー
    タとして前記黒補正データ記憶手段に記憶させる手段で
    あることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも光源を有する走行体を移動さ
    せながらライン状に配列された多数の読取素子からなる
    イメージセンサによって原稿の画像読み取りを行なって
    画信号を出力する画像読取手段と、該手段により原稿画
    像の読み取りに先立って黒基準板の画像読み取りを行な
    わせ、その画信号を黒補正データとして取り込む黒補正
    データ生成手段と、該手段によって取り込まれた黒補正
    データを記憶する黒補正データ記憶手段と、前記画像読
    取手段による原稿の画像読み取り時に出力される画信号
    を前記黒補正データ記憶手段に記憶された黒補正データ
    に基づいて黒補正する黒補正手段とを有する画像読取装
    置において、 前記黒補正データ生成手段が、前記画像読取手段によっ
    て前記走行体を移動させながら前記黒基準板の画像読み
    取りを行なわせ、予め設定された第1,第2,……,第
    Nの期間に順次それぞれ出力される前記各読取素子別の
    各画信号の黒レベルの平均値をそれぞれ算出して互いに
    比較し、前記各読取素子別の最も小さい平均値をそれぞ
    れ黒補正データとして前記黒補正データ記憶手段に記憶
    させる手段であることを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも光源を有する走行体を移動さ
    せながらライン状に配列された多数の読取素子からなる
    イメージセンサによって原稿の画像読み取りを行なって
    画信号を出力する画像読取手段と、該手段により原稿の
    画像読み取りに先立って黒基準板の画像読み取りを行な
    わせ、その画信号を黒補正データとして取り込む黒補正
    データ生成手段と、該手段によって取り込まれた黒補正
    データを記憶する黒補正データ記憶手段と、前記画像読
    取手段による原稿の画像読み取り時に出力される画信号
    を前記黒補正データ記憶手段に記憶された黒補正データ
    に基づいて黒補正する黒補正手段とを有する画像読取装
    置において、 前記黒補正データ生成手段が、前記画像読取手段によっ
    て前記走行体の待機位置で前記黒基準板の画像読み取り
    を複数ライン分行なわせ、前記各読取素子別の各画信号
    の黒レベルの最大値から最小値を差し引いた値の半分の
    値をそれぞれ算出した後、前記走行体を移動させながら
    前記黒基準板の画像読み取りを複数ライン分行なわせ、
    前記各読取素子別の各画信号の黒レベルの最小値に先に
    それぞれ算出した対応する各値を加えた値をそれぞれ黒
    補正データとして前記黒補正データ記憶手段に記憶させ
    る手段であることを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも光源を有する走行体を移動さ
    せながらライン状に配列された多数の読取素子からなる
    イメージセンサによって原稿の画像読み取りを行なって
    画信号を出力する画像読取手段と、該手段により原稿の
    画像読み取りに先立って黒基準板の画像読み取りを行な
    わせ、その画信号を黒補正データとして取り込む黒補正
    データ生成手段と、該手段によって取り込まれた黒補正
    データを記憶する黒補正データ記憶手段と、前記画像読
    取手段による原稿の画像読み取り時に出力される画信号
    を前記黒補正データ記憶手段に記憶された黒補正データ
    に基づいて黒補正する黒補正手段とを有する画像読取装
    置において、 前記黒補正データ生成手段が、前記画像読取手段によっ
    て前記走行体の待機位置で前記光源を消灯状態のまま画
    像読み取りを複数ライン分行なわせ、前記各読取素子別
    の各画信号の黒レベルの最大値から最小値を差し引いた
    値の半分の値をそれぞれ算出した後、前記光源を点灯さ
    せて前記走行体を移動させながら前記黒基準板の画像読
    み取りを複数ライン分行なわせ、前記各読取素子別の各
    画信号の黒レベルの最小値にそれぞれ先に算出した対応
    する各値を加えた値をそれぞれ黒補正データとして前記
    黒補正データ記憶手段に記憶させる手段であることを特
    徴とする画像読取装置。
JP9218771A 1997-08-13 1997-08-13 画像読取装置 Pending JPH1169159A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2068202A1 (en) 2007-12-05 2009-06-10 Ricoh Company, Ltd. Light amount detector, misalignment amount detector, and image density detector
CN102143298A (zh) * 2010-01-28 2011-08-03 夏普株式会社 图像读取装置以及具有该图像读取装置的图像形成装置

Cited By (4)

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US8159673B2 (en) 2007-12-05 2012-04-17 Ricoh Company, Ltd. Light amount detector, misalignment amount detector, and image density detector
CN102143298A (zh) * 2010-01-28 2011-08-03 夏普株式会社 图像读取装置以及具有该图像读取装置的图像形成装置
JP2011155535A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sharp Corp 画像読取り装置、及びその画像読取り装置を備える画像形成装置

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