JPH1169054A - 複写機能付き通信端末装置 - Google Patents

複写機能付き通信端末装置

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JPH1169054A
JPH1169054A JP9221697A JP22169797A JPH1169054A JP H1169054 A JPH1169054 A JP H1169054A JP 9221697 A JP9221697 A JP 9221697A JP 22169797 A JP22169797 A JP 22169797A JP H1169054 A JPH1169054 A JP H1169054A
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JP9221697A
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Inventor
Masaki Tachibana
正樹 橘
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿上の画像を読み取って記録紙に記録する場
合に、原稿サイズの検出機能を装備していなくても、原
稿上の画像がいずれの範囲で読み取られるのかを容易に
判別することができる複写機能付き通信端末装置を提供
する。 【解決手段】原稿上の画像を読み取って、カット紙に記
録する際には、用紙選択キーによりカット紙のサイズを
設定するとともに、拡大倍率設定キーまたは縮小倍率設
定キーにより複写倍率を設定する。設定されたカット紙
のサイズ及び複写倍率に対応する原稿読取範囲が求めら
れ、その原稿読取範囲をカット紙のサイズ及び複写倍率
とともに、表示部86に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば原稿上の
画像を記録紙に複写する複写機能と、ファクシミリ通信
等の通信機能とを備えた複写機能付き通信端末装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の複写機能付き通信端末装置とし
ては、原稿載置部に原稿を1枚ずつ載置した状態で、原
稿読取部を移動させて原稿上の画像を読み取るフラット
ベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)を備えたも
のが知られている。
【0003】このFBSで原稿を読み取る場合には、原
稿載置板上に原稿が静止状態で載置される。この状態
で、モータの駆動によって光源及び複数のミラーが原稿
載置板に沿って移動される。このとき、原稿に対して光
源から原稿載置板を通して光が照射され、その反射光が
複数のミラー及びレンズ等を介して撮像素子(CCD:
Charge Coupled Device )で読み取られる。読み取られ
た画データがCCDから、白黒2値のイメージデータと
して出力される。そして、この画データが、記録部によ
り所定倍率で所定サイズの記録紙に記録されたり、通信
部により所定サイズで送信されたりするようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の複写機能付き
通信端末装置であって、比較的廉価な装置では、原稿サ
イズの検出機能を装備していないことがある。このよう
な装置において、原稿載置板上に載置された原稿上の画
像を読み取る場合、その原稿上の画像がいずれの範囲で
読み取られるのかが不明であった。このため、特に拡大
倍率や縮小倍率を設定するとともに、記録紙サイズを設
定して複写を行う場合、原稿上の画像が記録紙上に収ま
るかどうかを判断するのが困難であるという問題があっ
た。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、原稿上の画像を読み取る場合に、原稿サ
イズの検出機能を装備していなくても、原稿上の画像が
いずれの範囲で読み取られるのかを容易に判別すること
ができる複写装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明においては、原稿上の画像
を読み取って、記録紙に記録するようにした複写機能付
き通信端末装置において、記録紙サイズ及び複写倍率が
設定されたとき、それらに対応する原稿読取範囲を表示
部に表示させる制御手段を設けたものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の複写装置において、前記制御手段は、前記原稿読取
範囲が定型サイズと一致した場合に、その定型サイズの
原稿読取範囲を表示部に表示させるように制御するもの
である。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の複写装置において、前記制御手段は、記録
紙サイズ、複写倍率及び原稿読取範囲を、表示部上で1
行に表示させるように制御するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明をコピー・ファク
シミリ複合機に具体化した第1の実施形態を、図1〜図
11に基づいて説明する。
【0010】図1に示すように、この複合機の装置本体
11には、原稿給送部12と、原稿載置部13と、原稿
読取部14と、カット紙供給部15と、記録部17と、
カット紙排出部18とが装設されている。
【0011】図1及び図2に示すように、前記原稿給送
部12は、原稿21を載置する原稿台22と、原稿21
を1枚ずつ分離供給する分離ローラ23と、分離された
原稿21を給送する複数の給送ローラ24と、上面を原
稿21が通過する透光板25と、排出された原稿21を
ストックする原稿排出台26とを備えている。
【0012】原稿有無センサ27は前記原稿台22に対
向配置され、原稿台22上に原稿21が載置されている
ときに検出信号を出力する。原稿排出センサ28は原稿
排出台26に対向配置され、原稿排出台26上へ原稿2
1が排出されたときに検出信号を出力する。
【0013】前記原稿載置部13は、上面に原稿21を
載置するための透明な原稿載置板31と、その原稿載置
板31上に開閉回動可能に配設された押え蓋32とを備
えている。そして、前記原稿給送部12の原稿台22及
び原稿排出台26は、この原稿載置部13の押え蓋32
上に配設され、押え蓋32と一体的に開閉回動されるよ
うになっている。
【0014】前記原稿読取部14は、透光板25上を通
過する原稿21または原稿載置板31上に載置された原
稿21に光を照射する光源37と、原稿21からの反射
光の光路を変更する第1〜第3ミラー38,39,40
と、光源37及び第1〜第3ミラー38,39,40を
移動させるための移動機構41とを備えている。さら
に、原稿読取部14は、第3ミラー40からの光を収束
させる集光レンズ42と、その集光レンズ42を通して
入射した光に基づき原稿21上の画像を読み取る撮像素
子(CCD)43とを備えている。
【0015】前記移動機構41は、左右一対の大径プー
リ44,45と、左右一対の小径プーリ46,47と、
大径プーリ44,45間に掛装された第1ベルト48
と、小径プーリ46,47間に掛装された第2ベルト4
9とを備えている。さらに、移動機構41は、第1ベル
ト48に連結された第1キャリッジ50と、その第2ベ
ルト49に連結された第2キャリッジ51と、ステップ
モータ52とを備えている。
【0016】前記大径プーリ44,45の直径は小径プ
ーリ46,47の直径の2倍となるように形成されてい
る。また、図において左側の大径プーリ44と小径プー
リ46とは、同一軸線上で一体回転可能に連結されて、
ステップモータ52に作動連結されている。さらに、第
1キャリッジ50上には光源37及び第1ミラー38が
支持され、第2キャリッジ51上には第2ミラー39及
び第3ミラー40が支持されている。
【0017】そして、ステップモータ52にて大径プー
リ44,45及び小径プーリ46,47が回転されるこ
とにより、第1及び第2ベルト48,49を介して、第
1及び第2キャリッジ50,51が移動される。このと
き、第1キャリッジ50は第2キャリッジ51の2倍の
移動速度で移動される。それにより、両キャリッジ5
0,51は図1に示すように、中間の待機位置P1と、
透光板25の直下に対向位置する第1原稿読取位置P2
と、原稿載置板31の基準端31aの直下に対向位置す
る第2原稿読取位置の開始点P3とに移動配置される。
【0018】また、前記原稿給送部12と原稿読取部1
4とにより複数原稿自動読取部(ADF: Automatic D
ocument Feeder)が構成され、キャリッジ50,51が
第1原稿読取位置P2に移動配置された状態で、透光板
25上を通過する原稿21の画像が読み取られる。さら
に、原稿載置部13と原稿読取部14とによりフラット
ベッド読取部(FBS)が構成され、キャリッジ50,
51が第2原稿読取位置の開始点P3に移動配置された
後に、終了点P4に向かって移動されて、原稿載置板3
1上に載置された原稿21の画像が読み取られる。な
お、この第2原稿読取位置の終了点P4は、後述するよ
うに、原稿載置板31の基準端31aの直下に対向する
位置と、フルサイズ終端31bの直下に対向する位置と
の間で、原稿読取範囲に応じて変更される。
【0019】図1に示すように、前記カット紙供給部1
5は、所定サイズの記録紙としてのカット紙56を積層
状態で収容した複数(この実施形態では2つ)の給紙カ
セット57と、各給紙カセット57内のカット紙56を
1枚ずつ記録部17に向けて給送する給紙ローラ58
と、カット紙56の給送を案内するガイド板59とを備
えている。なお、各給紙カセット57にはカセット番号
が付されるとともに、各給紙カセット57内には、例え
ばA4サイズ、B4サイズ等のサイズの異なったカット
紙56が収容されている。
【0020】前記記録部17は、感光ドラム68と、そ
の感光ドラム68の表面を所定電位に一様に帯電させる
帯電器69と、感光ドラム68上に画像の静電潜像を形
成する露光器70と、感光ドラム68上の静電潜像にト
ナーを供給してその潜像を顕像化する現像器71とを備
えている。さらに、記録部17は、感光ドラム68に対
してカット紙56を給送する給送ローラ72と、トナー
画像を感光ドラム68上からカット紙56上に転写させ
る転写器73と、カット紙56上のトナー画像を加熱定
着させる加熱定着器74とを備えている。
【0021】前記カット紙排出部18は、記録済みのカ
ット紙56を排出する排紙ローラ77と、カット紙56
の排出を案内するガイド板78と、排出されたカット紙
56をストックする排紙トレイ79とを備えている。
【0022】次に、前記のように構成されたコピー・フ
ァクシミリ複合機の回路構成について説明する。図3に
示すように、中央処理装置(CPU)82は、複合機の
各部の動作を制御する。リードオンリメモリ(ROM)
83は、複合機の動作に必要な各種の制御プログラムを
記憶している。ランダムアクセスメモリ(RAM)84
は、制御プログラムの実行に伴って得られたデータ等を
一時的に記憶する。そして、このCPU82、ROM8
3及びRAM84により、制御手段が構成されている。
【0023】前記原稿読取部14は、透光板25または
原稿載置板31を介して原稿21上の画像を後述するよ
うに算出された原稿読取範囲にて読み取って、白黒2値
のイメージデータをCPU82に出力する。画像メモリ
85は、ファクシミリ通信により受信された受信画デー
タや原稿読取部14で読み取られた読取画データを一時
的に記憶する。カット紙供給部15は、原稿サイズ等に
応じて選択された給紙カセット57から記録部17にカ
ット紙56を供給する。記録部17は、受信画データを
カット紙56に記録したり、読取画データを後述するよ
うに設定された複写倍率にてカット紙56に記録したり
する。
【0024】図3及び図4に示すように、表示部86は
液晶表示パネル86a及び複数の発光ダイオード(LE
D)86bを備えている。液晶表示パネル86aは、例
えばコピーモードにおいて原稿21の読取記録を行う際
に、図9及び図10に示すようなメッセージ等を表示す
る。この場合、上段の1行には、「コピーできます」の
メッセージ及びコピー部数を表示し、下段の1行には、
原稿読取範囲、選択されたカセット番号とカット紙56
のサイズ、及び複写倍率を表示する。また、LED86
bは、例えば「コピーモード」、「通信モード」、「待
機中」、「機器異常」のように、装置の動作状態等の各
種情報を表示する。
【0025】図3及び図4に示すように、操作部87
は、機能選択キー87a、スタートキー87b、用紙選
択キー87c、拡大倍率選択キー87d、縮小倍率選択
キー87e等の各種操作キーを備えている。
【0026】機能選択キー87aは、コピーモードを実
行させるか、ファクシミリ通信モードを実行させるかを
選択する場合に操作する。スタートキー87bは、コピ
ー動作やファクシミリ通信動作を開始させる場合に操作
する。
【0027】前記用紙選択キー87cは、コピーモード
において給紙カセット57のカセット番号を指定して、
原稿21のサイズ等に応じた所定サイズのカット紙56
を選択する場合に操作する。そして、この用紙選択キー
87cを繰り返し押下操作することによって、カセット
番号「1」、「2」の給紙カセット57が順に選択され
る。
【0028】拡大倍率設定キー87dは、コピーモード
において拡大の複写倍率を設定する場合に操作する。そ
して、この拡大倍率設定キー87dを繰り返し押下操作
することによって、拡大倍率が、初期設定の100%か
ら、115%、122%、141%、172%、200
%、100%の順に設定変更される。
【0029】縮小倍率設定キー87eは、コピーモード
において縮小の複写倍率を設定する場合に操作する。そ
して、この縮小倍率設定キー87eを繰り返し押下操作
することによって、縮小倍率が、初期設定の100%か
ら、86%、81%、70%、50%、100%の順に
設定変更される。
【0030】モデム88は、送受信データの変調及び復
調を行うものである。ネットワークコントロールユニッ
ト(NCU)89は、電話回線L1の閉結及び開放を制
御するとともに、相手先のファックス番号に対応したダ
イヤルパルスの送出及び着信を検出する機能等を備えて
いる。また、このモデム88及びNCU89等により、
通信部が構成されている。
【0031】そして、前記CPU82は、コピーモード
において原稿21の読取記録を行う際に、用紙選択キー
87cからカット紙56のサイズが設定されるととも
に、倍率設定キー87d,87eから複写倍率が設定さ
れたとき、カット紙56のサイズ×複写倍率により、原
稿読取範囲を算出して設定する。また、この原稿読取範
囲が定型サイズと一致した場合に、その定型サイズの原
稿読取範囲を表示部86の液晶表示パネル86aに表示
させる。
【0032】さらに、CPU82は、前記FBSを使用
して、原稿21の読取記録を行う場合、図11に示すよ
うに、設定された原稿読取範囲に応じて、原稿読取部1
4における第1キャリッジ50の移動範囲を決定する。
すなわち、CPU82は、設定された原稿読取範囲に応
じて第2原稿読取位置の終了点P4を変更し、第1キャ
リッジ50を第2原稿読取位置の開始点P3から、この
終了点P4まで移動させて、原稿21の読み取りを実行
させる。
【0033】次に、この実施形態のコピー・ファクシミ
リ複合機において、コピーモードの選択状態で、前記F
BSにより原稿21の読取記録を行う場合の動作につい
て、図5〜図8に示すフローチャートに基づいて説明す
る。なお、これらのフローチャートは、ROM83に記
憶されている制御プログラムに基づいて、CPU82の
制御のもとで進行する。
【0034】さて、図5に示すフローチャートにおい
て、操作者が操作部87の用紙選択キー87cの押下操
作により、原稿21のサイズ等に応じて、所定サイズの
カット紙56を収容した給紙カセット57のカセット番
号を選択設定する(S1)。すると、図9及び図10に
示すように、表示部86における液晶表示パネル86a
の下段中央には、設定されたカセット番号及びその給紙
カセット57に収容されたカット紙56のサイズが表示
される(S2)。
【0035】その後、拡大または縮小の複写時には、操
作者が拡大倍率設定キー87dまたは縮小倍率設定キー
87eの押下操作により、所定の複写倍率を設定する。
すると、拡大倍率設定キー87dの押下操作の有無が判
別され(S3)、この拡大倍率設定キー87dの操作時
には、図6のフローチャートに示すような拡大倍率表示
処理が実行される(S4)。
【0036】これに対して、拡大倍率設定キー87dの
非操作時には、縮小倍率設定キー87eの押下操作の有
無が判別される(S5)。そして、この縮小倍率設定キ
ー87eの操作時には、図7のフローチャートに示すよ
うな縮小倍率表示処理が実行される(S6)。
【0037】一方、前記S5の判別において、縮小倍率
設定キー87eの非操作時には、まずCPU82におけ
る縮小表示カウンタが「0」にクリアされる(S7)。
次いで、拡大表示カウンタも「0」にクリアされる(S
8)。そして、図9及び図10に示すように、液晶表示
パネル86aの下段右端には、「100%」(等倍)の
複写倍率が表示される(S9)。
【0038】その後、図8のフローチャートに示すよう
な原稿読取範囲表示処理が実行される(S10)。ま
た、前記S4の拡大倍率表示処理、及びS6の縮小倍率
表示処理の終了後においても、このS10の原稿読取範
囲表示処理が実行される。
【0039】次に、図6のフローチャートに示す拡大倍
率表示処理について詳述する。さて、この処理が開始さ
れると、まず縮小表示カウンタが「0」にクリアされる
(S11)。次いで、拡大倍率設定キー87dの押下操
作回数に応じて、拡大表示カウンタに「1」が加算され
る(S12)。その後、拡大表示カウンタの値が「5」
よりも大きいか否か判別されて(S13)、「5」より
も大きい場合、すなわち「6」以上の場合には、拡大表
示カウンタが「0」にクリアされる(S14)。
【0040】前記S13の判別において、拡大表示カウ
ンタの値が「5」以下の場合には、その拡大表示カウン
タの値が「0」、「1」、「2」、「3」、「4」のい
ずれであるか順に判別される(S15〜S19)。そし
て、図9に示すように、カウンタ値が「0」の場合には
「100%」の複写倍率が、液晶表示パネル86aの下
段右端に表示される(S20)。同様にカウンタ値が
「1」、「2」、「3」、「4」の場合には、それぞれ
「115%」、「122%」、「141%」、「172
%」の複写倍率が表示される(S21〜S24)。
【0041】また、カウンタ値が「5」であって、前記
S19の判別がノーとなった場合には、同様に「200
%」の複写倍率が表示される(S25)。そして、これ
らのように、複写倍率が表示されると、拡大倍率表示処
理が終了される。
【0042】次に、図7のフローチャートに示す縮小倍
率表示処理について詳述する。さて、この処理が開始さ
れると、まず拡大表示カウンタが「0」にクリアされる
(S31)。次いで、縮小倍率設定キー87eの押下操
作回数に応じて、縮小表示カウンタに「1」が加算され
る(S32)。その後、縮小表示カウンタの値が「4」
よりも大きいか否か判別されて(S33)、「4」より
も大きい場合、すなわち「5」以上の場合には、縮小表
示カウンタが「0」にクリアされる(S34)。
【0043】前記S33の判別において、縮小表示カウ
ンタの値が「4」以下の場合には、その縮小表示カウン
タの値が「0」、「1」、「2」、「3」のいずれであ
るか順に判別される(S35〜S38)。そして、図1
0に示すように、カウンタ値が「0」の場合には、「1
00%」の複写倍率が液晶表示パネル86aの下段右端
に表示される(S39)。同様にカウンタ値が「1」、
「2」、「3」の場合には、それぞれ「86%」、「8
1%」、「70%」の複写倍率が表示される(S40〜
S42)。
【0044】また、カウンタ値が「4」であって、前記
S38の判別がノーとなった場合には、同様に「50
%」の複写倍率が表示される(S43)。そして、これ
らのように、複写倍率が表示されると、縮小倍率表示処
理が終了される。
【0045】次に、図8のフローチャートに示す原稿読
取範囲表示処理について詳述する。さて、この処理が開
始されると、「定型サイズA3の原稿読取範囲×設定さ
れた複写倍率=設定されたカット紙56のサイズ」の等
式が成り立つか否かが判別される(S51)。この等式
が成立しない場合には、定型サイズB4、A4、B5、
A5、ハガキについて、同様の等式判別が順に実行され
る(S52〜S56)。
【0046】一方、前記S51における定型サイズA3
の原稿読取範囲の判別で、等式が成立した場合には、図
9及び図10に示すように、液晶表示パネル86aの下
段左端に、定型サイズ「A3」の原稿読取範囲が表示さ
れる(S57)。また、前記S52〜S56における定
型サイズB4、A4、B5、A5、ハガキの原稿読取範
囲の判別で、等式が成立した場合にも、それらの定型サ
イズの原稿読取範囲が同様にして表示される(S58〜
S62)。そして、これらのように、原稿読取範囲が表
示されると、原稿読取範囲表示処理が終了される。
【0047】これに対して、いずれの定型サイズの原稿
読取範囲の判別においても、等式が成立しない場合に
は、図9及び図10に示すように、液晶表示パネル86
aの下段左端に原稿読取範囲を表示しないで(S6
3)、この原稿読取範囲表示処理が終了される。
【0048】なお、前記拡大表示カウンタ及び縮小表示
カウンタの値は、記録部17により画像メモリ85内に
記憶された読取画データの記録が終了されると、いずれ
も「0」にクリアされるようになっている。すなわち、
一連の複写動作が終了すると、表示部86における複写
倍率の表示が初期設定である100%(等倍)に復帰す
るようになっている。また、前記ADFにて原稿21の
複写を行う場合においても、前記FBSにおける原稿2
1の複写時と同様に、設定されたカット紙56のサイズ
及び複写倍率に基づいて、表示部86に原稿読取範囲が
表示される。
【0049】次に、この実施形態によって期待できる効
果について、以下に記載する。 ・この実施形態においては、操作部87からカット紙5
6のサイズ及び複写倍率が設定されたとき、それらに対
応する原稿読取範囲が表示部86に表示されるようにな
っている。このため、原稿21上の画像を読み取って、
カット紙56に記録する場合に、原稿サイズの検出機能
を装備していなくても、原稿21上の画像がいずれの範
囲で読み取られるのかを容易に判別することができる。
従って、原稿21上の画像を所定の複写倍率で、所定サ
イズのカット紙56に誤りなく複写することができる。
【0050】・この実施形態においては、原稿読取範囲
が定型サイズと一致した場合に、その定型サイズの原稿
読取範囲が表示部86に表示されるようになっている。
このため、原稿21上の画像が定型サイズの原稿読取範
囲に合致していることを容易に確認することができて、
原稿21上の画像の複写を誤りなく行うことができる。
【0051】・この実施形態においては、記録紙サイ
ズ、複写倍率及び原稿読取範囲が、表示部86上で1行
に表示されるようになっている。このため、カット紙5
6のサイズ、複写倍率及び原稿読取範囲を、小さな表示
部86で見やすく表示することができて、製造コストの
低減を図ることができる。
【0052】・この実施形態においては、FBSによ
り、原稿21の読取記録を行う場合、設定された原稿読
取範囲に応じて、原稿読取部14におけるキャリッジ5
0,51の移動範囲が変更されるようになっている。こ
のため、キャリッジ50,51の無駄な移動を省略する
ことができて、原稿21の読取記録に要する時間を短縮
することができる。
【0053】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に、図3、図4、図12及び図13に基づいて説明す
る。
【0054】さて、この第2の実施形態においては、図
3、図4及び図13に示すように、操作部87のテンキ
ー87fの押下操作により複写倍率が任意に設定できる
ようになっている。また、原稿読取範囲表示処理におい
て、前記第1の実施形態と相違している。すなわち、こ
の第2の実施形態では、図13に示すように、原稿読取
範囲が定型サイズと一致した場合には、原稿読取範囲が
定型サイズで表示部86に表示される。一方、原稿読取
範囲が定型サイズと一致しない場合には、原稿読取範囲
が定型サイズ間の範囲として表示部86に表示されるよ
うになっている。例えば、用紙選択キー87cによりA
4サイズのカット紙56が選択され、テンキー87fに
より「75%」の複写倍率が設定されると、表示部86
の液晶表示パネル86aには、原稿読取範囲が「A3〜
B4」として表示されるようになっている。
【0055】そこで、この第2の実施形態における原稿
読取範囲表示処理について、図12に基づいて説明す
る。さて、この処理が開始されると、「定型サイズA3
の原稿読取範囲×設定された複写倍率=設定されたカッ
ト紙56のサイズ」の等式が成り立つか否かが判別され
る(S71)。この等式が成立した場合には、図13に
例示するように、液晶表示パネル86aの下段左端に、
定型サイズ「A3」の原稿読取範囲が表示される(S7
2)。
【0056】一方、前記S71の判別において等式が成
立しない場合には、「定型サイズB4の原稿読取範囲×
設定された複写倍率<設定されたカット紙56のサイ
ズ」の不等式が成り立つか否かが判別される(S7
3)。この不等式が成立した場合には、定型サイズA
4、B5、A5、ハガキについて、同様の不等式判別が
順に実行される(S74〜S77)。
【0057】そして、前記S73の判別において、不等
式が成立しない場合には、「定型サイズB4の原稿読取
範囲×設定された複写倍率=設定されたカット紙56の
サイズ」の等式が成り立つか否かが判別される(S7
8)。また、前記S74〜S77の判別において、不等
式が成立しない場合にも、定型サイズA4、B5、A
5、ハガキについて、同様の等式判別がそれぞれ実行さ
れる(S79〜S82)。
【0058】さらに、前記S78の判別において、等式
が成立した場合には、図13に例示するように、液晶表
示パネル86aの下段左端に、定型サイズ「B4」の原
稿読取範囲が表示される(S83)。また、前記S79
〜S82の判別において、等式が成立した場合にも、定
型サイズA4、B5、A5、ハガキについて、それらの
原稿読取範囲が同様にしてそれぞれ表示される(S84
〜S87)。
【0059】これに対して、前記S78の判別におい
て、等式が成立しない場合には、図13に例示するよう
に、液晶表示パネル86aの下段左端に、原稿読取範囲
が定型サイズ間の範囲「A3〜B4」として表示される
(S88)。また、前記S79〜S82の判別におい
て、等式が成立しない場合にも、同様にして、それらの
原稿読取範囲が定型サイズの範囲「B4〜A4」、「A
4〜B5」、「B5〜A5」、「A5〜ハガキ」として
表示される(S89〜S92)。
【0060】一方、前記S71〜S77おける各定型サ
イズの原稿読取範囲の判別においても、いずれの定型サ
イズについても不等式が成立した場合には、液晶表示パ
ネル86aの下段左端に、原稿読取範囲が定型サイズ間
の範囲「ハガキ>」として表示される(S93)。そし
て、これらのように原稿読取範囲が表示されると、原稿
読取範囲表示処理が終了される。
【0061】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態と同様に、原稿21上の画像が
いずれの範囲で読み取られるのかを容易に判別すること
ができて、原稿21上の画像を所定の複写倍率で、所定
サイズのカット紙56に誤りなく複写することができ
る。
【0062】また、この第2の実施形態においては、原
稿読取範囲が定型サイズと一致しない場合、その原稿読
取範囲が定型サイズ間の範囲として表示されるようにな
っている。このため、原稿21上の画像の読取範囲を一
層明確に判別することができる。
【0063】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を、前記各実施形態と異なる部分を中心に、
図14に基づいて説明する。
【0064】さて、この第3の実施形態は、表示部86
の液晶表示パネル86a上への原稿読取範囲の表示パタ
ーンにおいて、前記各実施形態と相違している。すなわ
ち、この第3の実施形態では、液晶表示パネル86a上
に原稿読取範囲が図形として表示されるようになってい
る。そして、原稿読取範囲が定型サイズと一致しない場
合には、図14に鎖線で示すように、原稿読取範囲が、
例えば定型サイズA4とB5との間に存在している状態
が、図形にて表示される。
【0065】従って、この第3の実施形態においても、
前述した各実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮させる
ことができる。また、この第3の実施形態では、原稿読
取範囲が図形にて表示されるため、その原稿読取範囲を
より一層明確に判別することができる。
【0066】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て構成することも可能であり、このように構成した場合
でも前記実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。 ・FBSにて原稿21の複写を行う場合、原稿読取部1
4の第2原稿読取位置の終了点P4が、原稿読取範囲に
応じて変更されることなく、原稿載置板31のフルサイ
ズ終端31bの直下に対向する位置に固定配置されるよ
うに構成すること。
【0067】・表示部86の液晶表示パネル86a上に
おけるカット紙56のサイズ、複写倍率、原稿読取範囲
の表示パターンを適宜に変更すること。
【0068】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、原稿上の画像を読み取って記録紙に記録す
る場合に、原稿サイズの検出機能を装備していなくて
も、原稿上の画像がいずれの範囲で読み取られるのかを
容易に判別することができる。
【0069】請求項2に記載の発明によれば、原稿上の
画像が定型サイズの原稿読取範囲に合致していることを
容易に確認することができて、原稿上の画像の複写を誤
りなく行うことができる。
【0070】請求項3に記載の発明によれば、記録紙サ
イズ、複写倍率及び原稿読取範囲を、小さな表示部で見
やすく表示することができて、製造コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した複合機の第1の実施形
態を示す断面図。
【図2】 その複合機の要部拡大断面図。
【図3】 複合機の回路構成を示すブロック図。
【図4】 操作部及び表示部を拡大して示す正面図。
【図5】 原稿の複写時における表示処理を示すフロー
チャート。
【図6】 図5における拡大倍率表示処理を示すフロー
チャート。
【図7】 図5における縮小倍率表示処理を示すフロー
チャート。
【図8】 図5における原稿読取範囲表示処理を示すフ
ローチャート。
【図9】 拡大複写時における表示部の表示状態を示す
説明図。
【図10】 縮小複写時における表示部の表示状態を示
す説明図。
【図11】 原稿読取範囲に応じた原稿読取部の移動範
囲を示す説明図。
【図12】 第2の実施形態の複合機における原稿読取
範囲表示処理を示すフローチャート。
【図13】 図12の縮小複写時における表示部の表示
状態を示す説明図。
【図14】 第3の実施形態の複合機における拡大複写
時の表示部の表示状態を示す説明図。
【符号の説明】
14…原稿上の画像を読み取る原稿読取部、17…記録
紙に記録する記録部、21…原稿、56…記録紙として
のカット紙、82…制御手段を構成するCPU、83…
制御手段を構成するROM、84…制御手段を構成する
RAM、86…表示部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上の画像を読み取って、記録紙に記
    録するようにした複写機能付き通信端末装置において、
    記録紙サイズ及び複写倍率が設定されたとき、それらに
    対応する原稿読取範囲を表示部に表示させる制御手段を
    設けた複写機能付き通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記原稿読取範囲が定
    型サイズと一致した場合に、その定型サイズの原稿読取
    範囲を表示部に表示させるように制御する請求項1に記
    載の複写機能付き通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、記録紙サイズ、複写倍
    率及び原稿読取範囲を、表示部上で1行に表示させるよ
    うに制御する請求項1または2に記載の複写機能付き通
    信端末装置。
JP9221697A 1997-08-18 1997-08-18 複写機能付き通信端末装置 Pending JPH1169054A (ja)

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