JP3125737B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3125737B2
JP3125737B2 JP10013681A JP1368198A JP3125737B2 JP 3125737 B2 JP3125737 B2 JP 3125737B2 JP 10013681 A JP10013681 A JP 10013681A JP 1368198 A JP1368198 A JP 1368198A JP 3125737 B2 JP3125737 B2 JP 3125737B2
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弘康 吉川
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばコピー・
ファクシミリ複合機等に代表されるように、原稿上の画
像を読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コピー・ファクシミリ複合機に代表され
る画像読取装置では、複数原稿自動読取部(ADF)に
供給される原稿サイズの判断は、原稿台に対向配置する
位置に設けられた2種類のサイズセンサにより行われて
いる。具体的には、原稿台上に「B4」サイズの原稿が
載置され、その原稿の短辺が複数原稿自動読取部(AD
F)に対向したときに検出信号を出力するB4サイズ用
センサと、原稿台上に「A3」サイズの原稿が載置さ
れ、その原稿の短辺が複数原稿自動読取部(ADF)に
対向したときに検出信号を出力するA3サイズ用センサ
とである。また、原稿台に原稿が載置されたか否かの判
断は、原稿台に対向配置する位置に設けられた原稿有無
センサにより行われている。
【0003】すなわち、B4サイズ用センサ及びA3サ
イズ用センサから検出信号が出力された場合は、原稿台
に載置された原稿が「A3」サイズであると判断されて
いた。また、B4サイズ用センサからのみ検出信号が出
力された場合は、原稿台に載置された原稿が「B4」サ
イズであると判断されていた。さらに、B4サイズ用セ
ンサ及びA3サイズ用センサから検出信号が出力されな
かった場合は、原稿台に載置された原稿が「A4」また
は「B5」サイズであると判断されていた。
【0004】また、複数原稿自動読取部(ADF)にお
いて、透孔板と対向する位置は、白色プレートで構成さ
れている。その結果、「B5」サイズの原稿が原稿台に
載置され、複数原稿自動読取部(ADF)で原稿が読み
取られた場合、「A4」サイズの記録紙が選択されて、
読み取られた画像が記録紙に記録される。ここで、「B
5」サイズの原稿を複数原稿自動読取部(ADF)で読
み取る場合について考察する。すなわち、読み取り原稿
が「B5」サイズの場合は、「A4」サイズの記録紙が
選択される。これは、複数原稿自動読取部(ADF)の
透孔板と対向する位置の色が白色であるため、読み取っ
た画データから原稿幅の端部を判断することは困難であ
る。その結果、読み取り原稿が「B5」サイズであって
も、「A4」サイズの記録紙が選択されて、読み取られ
た画データが記録される。このため、記録紙には、必ず
余白部分が発生する。しかしながら、複数原稿自動読取
部(ADF)の透孔板と対向する位置の色が白色以外で
あれば、記録紙の余白部分にも何らかの画像が記録され
る。従って、透孔板と対向する位置の色は、白色でなけ
ればならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を解決する
ため、前記B4サイズ用センサ及びA3サイズ用センサ
と同様に、原稿台上に「A4」サイズの原稿が載置さ
れ、その原稿の短辺が複数原稿自動読取部(ADF)に
対向したときに検出信号を出力するA4サイズ用センサ
を原稿台に対向配置する位置に設ける。そして、前述と
同様な関係から、「A3」〜「B5」サイズまでの読み
取り原稿を正確に判断させる構成も考えられる。しかし
ながら、原稿台に対向配置する位置にA4サイズ用セン
サを設けると、その構成が複雑化する。しかも、装置の
コスト上昇にも繋がる。加えて、既存の装置に対してま
で、A4サイズ用センサをあとから増設することも可能
であるが、あまり得策ではない。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
は、簡単な構成で、読み取り原稿のサイズを判断するこ
とが可能な画像読取装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、原稿のサイズを検出
するための検出手段と、原稿を読み取るための読取手段
と、検出手段で検出できない原稿のサイズを読み取り原
稿の長さに基づき判断する制御手段とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、原稿のサイズ
を検出するための検出手段と、原稿を読み取るための読
取手段と、画質を設定するための設定手段と、検出手段
で検出できない原稿のサイズを設定手段の設定と読み取
った原稿の画データにおける走査線数とに基づき判断す
る制御手段とを備えた。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の画像読取装置において、読み取った原稿の画データ
を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、読み取り時の
画データ又は記憶手段に記憶された画データの走査線数
を算出する。
【0010】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「画像読取装置」は装置本体11(コピー・フ
ァクシミリ複合機)に相当し、同じく「検出手段」はB
4サイズ用センサ27a及びA3サイズ用センサ27b
に相当し、同じく「読取手段」は複数原稿自動読取部
(ADF)を構成する原稿給送部12及び読取部14に
相当し、同じく「設定手段」は画質設定キー87dに相
当し、同じく「制御手段」はMPU82、ROM83及
びRAM84に相当し、同じく「記憶手段」は画像メモ
リ85に相当する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明をコピー・ファ
クシミリ複合機に具体化した一実施形態を、図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1に示すように、この複合機の装置本体
11には、原稿給送部12と、原稿載置部13と、読取
部14と、記録紙供給部15と、記録部17と、カット
紙排出部18とが装設されている。
【0013】前記原稿給送部12は、複数の原稿21を
載置可能な原稿台22と、原稿台22上の原稿21を1
枚ずつ分離供給する分離ローラ23と、分離された原稿
21を給送する複数の給送ローラ24と、その給紙され
た原稿21が上面を通過する透光板25と、排出された
原稿21をストックする原稿排出台26とを備えてい
る。
【0014】図1〜図3に示すように、原稿有無センサ
27は前記原稿台22に対向配置され、原稿台22上に
原稿21が載置されたときに検出信号を出力する。B4
サイズ用センサ27aは、前記原稿台22に対向配置さ
れ、原稿台22上に「B4」サイズの原稿21が載置さ
れ、その原稿21の短辺が複数原稿自動読取部(AD
F)に対向したときに検出信号を出力する。A3サイズ
用センサ27bは、前記原稿台22に対向配置され、原
稿台22上に「A3」サイズの原稿21が載置され、そ
の原稿21の短辺が複数原稿自動読取部(ADF)に対
向したときに検出信号を出力する。原稿排出センサ28
は原稿排出台26に対向配置され、原稿排出台26上へ
原稿21が排出されたときに検出信号を出力する。
【0015】前記原稿載置部13は、上面に原稿21を
載置するための透明な原稿載置板31と、その原稿載置
板31上に開閉回動可能に配設された押え蓋32とを備
えている。そして、前記原稿給送部12の原稿台22及
び原稿排出台26は、この原稿載置部13の押え蓋32
上に配設され、押え蓋32と一体的に開閉回動される。
【0016】図1及び図2に示すように、前記読取部1
4は、透光板25上を通過する原稿21または原稿載置
板31上に載置された原稿21に光を照射する光源37
と、原稿21からの反射光の光路を変更する第1〜第3
ミラー38,39,40と、光源37及び第1〜第3ミ
ラー38,39,40を移動させるための移動機構41
とを備えている。さらに、読取部14は、第3ミラー4
0からの光を収束させる集光レンズ42と、その集光レ
ンズ42を通して入射した光に基づき原稿21上の画像
を読取る撮像素子(CCD)43とを備えている。
【0017】前記移動機構41は、左右一対の大径プー
リ44,45と、左右一対の小径プーリ46,47と、
大径プーリ44,45間に掛装された第1ベルト48
と、小径プーリ46,47間に掛装された第2ベルト4
9とを備えている。さらに、移動機構41は、第1ベル
ト48に連結された第1キャリッジ50と、その第2ベ
ルト49に連結された第2キャリッジ51と、ステップ
モータ52とを備えている。
【0018】前記大径プーリ44,45の直径は小径プ
ーリ46,47の直径の2倍となるように形成されてい
る。また、左側の大径プーリ44と小径プーリ46と
は、同一軸線上で一体回転可能に連結されて、ステップ
モータ52に作動連結されている。さらに、第1キャリ
ッジ50上には光源37及び第1ミラー38が支持さ
れ、第2キャリッジ51上には第2ミラー39及び第3
ミラー40が支持されている。
【0019】そして、ステップモータ52にて大径プー
リ44,45及び小径プーリ46,47が回転されるこ
とにより、第1及び第2ベルト48,49を介して、第
1及び第2キャリッジ50,51が移動される。このと
き、第1キャリッジ50は第2キャリッジ51の2倍の
移動速度で移動される。それにより、第1及び第2キャ
リッジ50,51は図1に示すように、中間の待機位置
P1と、透光板25の直下に対向位置する第1原稿読取
位置P2と、原稿載置板31の基準端31aの直下に対
向位置する第2原稿読取位置の開始点P3とに移動配置
される。
【0020】また、前記原稿給送部12と読取部14と
により複数原稿自動読取部(ADF)が構成され、第1
及び第2キャリッジ50,51が第1原稿読取位置P2
に移動配置された状態で、透光板25上を通過する原稿
21の画像が読取られる。
【0021】さらに、原稿載置部13と読取部14とに
よりフラットベッド読取部(FBS)が構成され、第1
及び第2キャリッジ50,51が第2原稿読取位置の開
始点P3に移動配置された後に、終了点P4に向かって
移動されて、原稿載置板31上に載置された原稿21の
画像が読み取られる。
【0022】図1に示すように、前記記録紙供給部15
は、所定サイズ(本実施形態では「A3」、「B4」、
「A4」、「B5」サイズの4種類)の記録紙56を積
層状態で収容した複数(本実施形態では4つ)の記録紙
カセット57を備えている。さらに、記録紙供給部15
は、各記録紙カセット57内の記録紙56を1枚ずつ記
録部17に向けて給送する給紙ローラ58と、記録紙5
6の給送を案内するガイド板59とを備えている。
【0023】記録紙種別センサ60a〜60dは、前記
各記録紙カセット57に対応して配設されている。そし
て、各記録紙カセット57が所定位置に挿入されたと
き、これらの記録紙種別センサ60a〜60dは、各記
録紙カセット57に収容された記録紙56のサイズ検出
信号を出力する。
【0024】前記記録部17は、感光ドラム68と、そ
の感光ドラム68の表面を所定電位に一様に帯電させる
帯電器69と、感光ドラム68上に画像の静電潜像を形
成する露光器70と、感光ドラム68上の静電潜像にト
ナーを供給してその潜像を顕像化する現像器71とを備
えている。さらに、記録部17は、感光ドラム68に対
して記録紙56を給送する給送ローラ72と、トナー画
像を感光ドラム68上から記録紙56上に転写させる転
写器73と、記録紙56上のトナー画像を加熱定着させ
る加熱定着器74とを備えている。
【0025】前記記録紙排出部18は、記録済みの記録
紙56を排出する排紙ローラ77と、記録紙56の排出
を案内するガイド板78と、排出された記録紙56をス
トックする排紙トレイ79とを備えている。
【0026】次に、前記のように構成されたコピー・フ
ァクシミリ複合機の回路構成について図4を用いて説明
する。同図に示すように、MPU82は、コピー・ファ
クシミリ複合機の各部の動作を制御する。ROM83
は、コピー・ファクシミリ複合機の動作に必要な各種の
プログラムを記憶している。RAM84は、プログラム
の実行に伴って得られたデータ等を一時的に記憶する。
【0027】画像メモリ85は、受信画データや読取部
14で読取られた画データを一時的に記憶する。B4サ
イズ用センサ27a、A3サイズ用センサ27b及びカ
ット紙種別センサ60a〜60dは、MPU82に検出
信号を出力する。読取部14は、透光板25または原稿
載置板31を介して原稿21上の画像を読取って、白黒
2値のイメージデータをMPU82に出力する。記録紙
供給部15は、原稿サイズ等に応じて選択された記録紙
カセット57から記録部17に記録紙56を供給する。
記録部17は、受信画データや読取部14で読取られた
画データを記録紙56に記録する。
【0028】表示部86は液晶表示パネルやLEDを備
え、例えば「コピーモード」、「通信モード」、「待機
中」、「機器異常」のように、装置の動作状態等の各種
情報を表示する。操作部87は、「コピーモード」又は
「通信(FAX)モード」に設定するためのコピー/通
信キー87a、原稿21の読み取り動作を開始させるた
めのスタートキー87b、電話番号等を入力するための
テンキー87c、読み取り時の画質を「標準」、「高画
質」、「超高画質」に設定するための画質設定キー87
d等の各種操作キーを備えている。
【0029】モデム88は、ITU−T勧告T.30に
従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.1
7,V.27ter,V.29等に従った送受信データ
の変調及び復調を行う。NCU89は、電話回線L1の
閉結及び開放を制御するとともに、相手先のファックス
番号に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出する
機能を備えている。
【0030】次に、本実施形態のコピー・ファクシミリ
複合機において、原稿台22上に読み取り原稿21の短
辺が複数原稿自動読取部(ADF)に対向するように載
置された場合に、その原稿21を読み取ってコピーする
ときの動作について、図5及び図6に示すフローチャー
トに基づいて説明する。なお、使用者による動作以外
は、ROM83に記憶されているプログラムに基づき、
MPU82の制御により実行される。
【0031】S1においては、使用者により、原稿台2
2上に読み取り原稿21の短辺が複数原稿自動読取部
(ADF)に対向するように載置されると、原稿有無セ
ンサ27からの検出信号が出力されて、原稿台22に読
み取り原稿21が載置されたと判断される。
【0032】S2においては、使用者により、画質設定
キー87dによって画質が設定される。なお、画質設定
キー87dの操作が行われない場合であって、コピー動
作の場合においては、画質を優先するため、「超高画
質」に設定される。従って、画質を「超高画質」以外に
設定した場合にのみ、使用者により、画質設定キー87
dが操作される。
【0033】S3においては、使用者により、テンキー
87cによってコピー部数が入力される。S4において
は、読み取り原稿21が「A3」サイズであるか否かが
判断される。具体的には、B4サイズ用センサ27a及
びA3サイズ用センサ27bから検出信号が出力された
か否かで判断される。読み取り原稿21が「A3」サイ
ズである場合は、S5に移行する。一方、読み取り原稿
21が「A3」サイズでない場合は、S9に移行する。
【0034】S5においては、使用者により、スタート
キー87cが押下されるのが待たれる。S6において
は、原稿21が複数原稿自動読取部(ADF)で読み取
られ、読み取られた画データが、MR方式等で圧縮符号
化されて画像メモリ85に記憶される。
【0035】S7においては、記録紙供給部15の記録
紙カセット57の中から「A3」サイズの記録紙56が
選択される。S8においては、画データが画像メモリ8
5から読み出されて、復号される。そして、記録部17
で「A3」サイズの記録紙56に記録が行われる。
【0036】S9においては、読み取り原稿21が「B
4」サイズであるか否かが判断される。具体的には、B
4サイズ用センサ27aからのみ検出信号が出力された
か否かで判断される。読み取り原稿21が「B4」サイ
ズである場合は、S10に移行する。一方、読み取り原
稿21が「B4」サイズでない場合は、S14に移行す
る。
【0037】S10及びS11においては、前記S5及
びS6と同様な処理が行われる。S12においては、記
録紙供給部15の記録紙カセット57の中から「B4」
サイズの記録紙56が選択される。
【0038】S13においては、画データが画像メモリ
85から読み出されて、復号される。そして、記録部1
7で「B4」サイズの記録紙56に記録される。S14
及びS15においては、前記S5及びS6と同様な処理
が行われる。
【0039】S16においては、画像メモリ85に記憶
された画データの走査線数が算出される。すなわち、走
査線数の算出は、ライン終了符号(EOL)に基づい
て、算出される。
【0040】S17においては、前記S2において、設
定された画質に基づいて、読み取った原稿21の長さが
算出される。具体的には、前記S2において、画質が
「標準」に設定され、原稿21を読み取った場合は、標
準解像度3.85〔本/mm〕より、 原稿21の長さ=(走査線数)/3.85〔mm〕 ……(式1) で示される。
【0041】また、前記S2において、画質が「高画
質」に設定され、原稿21を読み取った場合は、高画質
解像度7.7〔本/mm〕より、 原稿21の長さ=(走査線数)/7.7〔mm〕 ……(式2) で示される。
【0042】さらに、前記S2において、画質が「超高
画質」に設定され、原稿21を読み取った場合は、超高
画質解像度15.4〔本/mm〕より、 原稿21の長さ=(走査線数)/15.4〔mm〕 ……(式3) で示される。
【0043】図6に示すS21においては、読み取った
原稿21が「B5」サイズであるか否かが判断される。
具体的には、前記(式1)〜(式3)に基づき、算出さ
れた原稿21の長さと、「B5」サイズの長辺の長さが
257〔mm〕であることとに基づいて、 |(原稿21の長さ)−257|≦5〔mm〕 ……(式4) で示すことができる。ここで、||は、絶対値を示す。
【0044】すなわち、(原稿21の長さ)−257の
絶対値が、5〔mm〕以下の場合は、読み取った原稿2
1が「B5」サイズであると判断する。一方、5〔m
m〕以上の場合は、読み取った原稿21が「A4」サイ
ズであると判断する。なお、ここで、「B5」サイズの
長辺の長さ257〔mm〕に対して、±5〔mm〕の許
容差を設定しているのは、原稿給送部12の一部を構成
する分離ローラ23及び給送ローラ24に対する原稿2
1の滑りを考慮したものである。
【0045】従って、読み取った原稿21が「B5」サ
イズであると判断された場合は、S22に移行する。一
方、読み取った原稿21が「B5」サイズでないと判断
された場合は、読み取った原稿21が「A4」サイズで
あると判断されて、S24に移行する。
【0046】S22においては、記録紙供給部15の記
録紙カセット57の中から「B5」サイズの記録紙56
が選択される。S23においては、画データが画像メモ
リ85から読み出されて、記録部17で「B5」サイズ
の記録紙56に記録される。
【0047】S24においては、記録紙供給部15の記
録紙カセット57の中から「A4」サイズの記録紙56
が選択される。S25においては、画データが画像メモ
リ85から読み出されて、記録部17で「A4」サイズ
の記録紙56に記録される。
【0048】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 ・読み取り原稿21が「A4」または「B5」サイズの
場合は、画質設定キー87dによる画質の設定と読み取
った画データの走査線数とに基づいて、原稿21の長さ
が算出される。そして、その原稿21の長さと、「B
5」サイズの長辺の長さ257〔mm〕との差が、±5
〔mm〕以下である場合は、読み取った原稿21が「B
5」サイズであると判断している。換言すれば、読み取
り原稿21の長さに基づいて、読み取り原稿21のサイ
ズを判断している。このため、読み取り原稿21が「A
4」または「B5」サイズであっても、読み取った画デ
ータを、読み取り原稿21と同一サイズの記録紙56に
記録することができる。従って、読み取り原稿21が
「B5」サイズであっても、「A4」サイズの記録紙5
6が選択されることはなく、確実に「B5」サイズの記
録紙56が選択される。しかも、読み取り原稿21が
「B5」サイズであれば、必ず「B5」サイズの記録紙
56が選択されるため、「A4」サイズの記録紙56が
選択されて、「A4」サイズの記録紙56が無駄に消費
されることがない。
【0049】・また、読み取り原稿21のサイズを検出
するための新たなセンサは不要である。従って、簡単な
構成で、読み取り原稿21のサイズを判断することがで
きる。加えて、ROM12のプログラムのみを変更する
だけで良い。従って、既存の装置に対しても、容易に対
応させることが可能である。
【0050】なお、前記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・図5に示すS15及びS16の処理において、画デー
タを画像メモリ85に記憶させてから走査線数を算出す
るのに代えて、読取部14で画データを読み取る際に走
査線数を算出する構成にしても良い。なお、画像メモリ
85にMMR方式で符号化して記憶する場合には、1走
査線のライン終了符号(EOL)が記憶されないため、
容易に走査線数を算出することができない。このため、
読み取り符号化時に走査線数を算出して、RAM84に
解像度と共に記憶させる構成にしても良い。
【0051】・図5に示すS15及びS16の処理にお
いて、画データを画像メモリ85に記憶させてから走査
線数を算出するのに代えて、画データを読み取りながら
走査線数を算出する構成にしても良い。
【0052】・図6に示すS21の処理において、原稿
給送部12の一部を構成する分離ローラ23及び給送ロ
ーラ24における原稿21の滑りを、機種に応じて任意
に設定することができるように構成しても良い。このよ
うに構成すれば、機種に応じて、分離ローラ23及び給
送ローラ24と原稿21との間に発生する滑りに対処す
ることができる。
【0053】・読み取った原稿21が「B5」サイズで
あると判断された場合であって、その読み取られた画デ
ータを相手先に送信する場合は、「A4」サイズに拡大
して、送信させるように構成しても良い。このように構
成すれば、受信側装置において、受信画データを記録紙
56に記録したとき、記録紙56に余白部分が発生する
ことはない。加えて、送信側装置においては、「B5」
サイズの原稿21であっても、送信するときは、「A
4」サイズの原稿21となるため、送信のために「B
5」サイズから「A4」サイズに拡大コピーを行う必要
はない。従って、ファクシミリ送信する場合にあって
は、「B5」サイズの原稿21も、「A4」サイズの原
稿21と同様に取り扱うことができる。
【0054】・前記本実施形態をファクシミリ機能のみ
を有するファクシミリ装置に適用しても良い。さらに、
上記実施形態より把握される請求項以外の技術的思想に
ついて、以下にそれらの効果と共に記載する。
【0055】〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項
に記載の画像読取装置において、読取手段で読み取った
原稿の画データを記録紙に記録する記録手段を備えた画
像読取装置。
【0056】なお、前記発明の実施の形態において、前
記〔1〕の技術的思想に記載の「記録手段」は記録部1
7に相当する。このように構成すれば、記録手段で読み
取り原稿と同一の記録紙に記録することができる。
【0057】〔2〕請求項1〜請求項3、前記〔1〕の
いずれか1項に記載の画像読取装置において、制御手段
は、B5サイズの原稿を読み取って送信する場合、読み
取った画データを拡大して送信する画像読取装置。
【0058】このように構成すれば、「B5」サイズの
原稿も、「A4」サイズの原稿と同様に取り扱うことが
できる。
【0059】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、簡単な構成で、読み取り原稿のサイズを判
断することができる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、走査線数
から読み取り原稿のサイズを判断することができる。請
求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の
効果に加えて、読み取り時の画データ又は記憶手段に記
憶された画データの走査線数から読み取り原稿のサイズ
を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のコピー・ファクシミリ複合機を示
す断面図。
【図2】コピー・ファクシミリ複合機の要部拡大断面
図。
【図3】コピー・ファクシミリ複合機の要部側面図。
【図4】コピー・ファクシミリ複合機の構成を示すブロ
ック図。
【図5】原稿を複数原稿自動読取部で読み取ってコピー
するときの動作を示すフローチャート。
【図6】原稿を複数原稿自動読取部で読み取ってコピー
するときの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…画像読取装置としての装置本体(コピー・ファク
シミリ複合機)、12…読取手段(複数原稿自動読取
部)を構成する原稿給送部、14…読取手段(複数原稿
自動読取部)を構成する読取部、27a…検出手段を構
成するB4サイズ用センサ、27b…検出手段を構成す
るA3サイズ用センサ、82…制御手段を構成するMP
U、83…制御手段を構成するROM、84…制御手段
を構成するRAM、85…記憶手段としての画像メモ
リ、87d…設定手段としての画質設定キー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿のサイズを検出するための検出手段
    と、原稿を読み取るための読取手段と、検出手段で検出
    できない原稿のサイズを読み取り原稿の長さに基づき判
    断する制御手段とを備えた画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿のサイズを検出するための検出手段
    と、原稿を読み取るための読取手段と、画質を設定する
    ための設定手段と、検出手段で検出できない原稿のサイ
    ズを設定手段の設定と読み取った原稿の画データにおけ
    る走査線数とに基づき判断する制御手段とを備えた画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像読取装置におい
    て、読み取った原稿の画データを記憶する記憶手段を備
    え、制御手段は、読み取り時の画データ又は記憶手段に
    記憶された画データの走査線数を算出する画像読取装
    置。
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