JPH116880A - 腕時計 - Google Patents

腕時計

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JPH116880A
JPH116880A JP10092031A JP9203198A JPH116880A JP H116880 A JPH116880 A JP H116880A JP 10092031 A JP10092031 A JP 10092031A JP 9203198 A JP9203198 A JP 9203198A JP H116880 A JPH116880 A JP H116880A
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rack
pinion
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    • G04—HOROLOGY
    • G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00—Indicating the time by visual means
    • G04B19/24—Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars
    • G04B19/241—Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars the date is indicated by one or more hands

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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で、デイトクラウンから成るどのよ
うな時計機械装置に対しても容易に適用でき、機械装置
の中央部にスペースをとらないレトロ調の日付表示装置
の制御機構の提供を目的としている。 【解決手段】本発明は、１〜３１の目盛りが付された文
字盤１と、制御機構によって駆動される針３とを有する
レトロ調の日付表示装置を備えた腕時計において、制御
機構は、針を支持するスリーブ４と、スリーブに固定さ
れた回動可能なピニオン５と、時計機械装置のプレート
６に回動可能に取り付けられ且つ互いに反対方向からピ
ニオンと噛み合う２つのラック７，９とを備え、一方の
ラックには戻しバネ８の付勢力が作用され、他方のラッ
クの自由端１０は、戻しバネの付勢力によって、プレー
トに回動可能に取り付けられたデイトクラウン１１に形
成された螺旋状のカム１３に対して常時当接されように
保持され、クラウンは時計機械装置によって１日につき
所定の角度だけ回動されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計（horologica
l timepiece ）に係わり、特に、レトロ調（retrograde
type ）の日付表示装置を備えた腕時計に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、レトロ調の日付表示装置を有す
る腕時計では、この日付表示装置を駆動させる機構が大
型のレバーによって制御される。この大型のレバーは、
万年暦機構（perpetual calendar mechanism）の一部を
成すか、あるいは、時計仕掛け（以下、機械装置（the
movement）という）の歯車列（gear train）によって動
作される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、構造が複雑となり、また、機械装置の中
央部にスペースを必要とするため、機械装置の中央部の
動きがこれによって妨げられてしまう。
【０００４】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、信頼性が高く、構造
が簡単で、優れた作用効果を奏するとともに、デイトク
ラウン（date crown）から成るどのような機械装置（th
e movement）に対しても容易に適用でき、機械装置の中
央部にスペースをとらないレトロ調（retrogradetype）
の日付表示装置の制御機構を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、 １〜３１の目盛りが付された文字盤
と、制御機構によって駆動される針とを有するレトロ調
の日付表示装置を備えた腕時計において、前記制御機構
は、前記針を支持するスリーブと、スリーブに固定され
た回動可能なピニオンと、時計機械装置のプレートに回
動可能に取り付けられ且つ互いに反対方向から前記ピニ
オンと噛み合う２つのラックとを備え、一方のラックに
は戻しバネの付勢力が作用され、他方のラックの自由端
は、戻しバネの付勢力によって、前記プレートに回動可
能に取り付けられたデイトクラウンに形成された螺旋状
のカムに対して常時当接されように保持され、前記クラ
ウンは前記時計機械装置によって１日につき所定の角度
だけ回動されることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。
【０００７】図１に示すように、腕時計は、日付を表す
１〜３１の目盛り２が付された文字盤１を有している。
文字盤１には、目盛り２を指し示す針３が設けられてい
る。この針３は日付機構によって動作される。 すなわ
ち、日付機構によって、針３は、１日につき、 目盛り
２の１目盛り分に相当する角度だけ移動されるととも
に、「３１」の目盛りに到達すると、次の月の１日を表
示するために一気に（ワンステップで）もとの位置すな
わち逆方向（反時計周り）に移動される。
【０００８】一般に、レトロ調の日付表示装置を有する
腕時計では、この日付表示装置を駆動させる機構が大型
のレバーによって制御される。この大型のレバーは、万
年暦機構（perpetual calendar mechanism）の一部を成
すか、あるいは、機械装置（the movement）の歯車列
（gear train）によって動作される。しかしながら、こ
のような構成では、構造が複雑となり、また、機械装置
の中央部にスペースを必要とするため、機械装置の中央
部の動きがこれによって妨げられてしまう。これに対
し、本発明に係る日付表示装置の針３を駆動させる機構
は、構造が非常に簡単であり、デイトクラウンから成る
どのような時計機械装置に対しても適用することができ
る。
【０００９】レトロ調の日付表示装置を構成する針３
は、スリーブ４によって支持されている。このスリーブ
４は、プレート６に回動可能に取り付けられた（枢着さ
れた）ピニオン５に固定されている。
【００１０】ピニオン５は第１のラック７の歯と噛み合
っている。第１のラック７は、プレート６に回動可能に
取り付けられており、戻しバネ８の付勢力に追従して動
作するようになっている。この場合、戻しバネ８は、ピ
ニオン５を反時計周りに回動させる方向で第１のラック
７に付勢力を付与する。
【００１１】また、ピニオン５は第２のラック９とも噛
み合っている。この第２のラック９は、ピニオン５の中
心軸に対して第１のラック７と反対側で、プレート６に
回動可能に取り付けられている。第２のラック９の自由
端には、デイトクラウン（date crown）１１と当接する
ローラ（feeler）１０が設けられている。このローラ１
０は、ピニオン５とバネ８の付勢力とによって、デイト
クラウン１１の外周縁部に対して常時当接されている。
したがって、ピニオン５すなわち針３は所定の角度位置
で常時保持され、ラック７，９の歯とピニオン５の歯と
の間には遊びが全くなくなる。
【００１２】デイトクラウン１１は、プレート６の下側
周部に配置され、プレート６の厚みのある中央部によっ
て遊びをもって回動（案内）される。
【００１３】デイトクラウン１１は、図示しない複数の
ブリッジによって所定の高さで保持されている。また、
デイトクラウン１１は、従来から良く知られた手法によ
って回転駆動される。例えば、１日につき１回転するホ
イールの歯もしくはフィンガーとデイトクラウン１１の
内周面に形成された歯１２とを噛み合わせることによっ
て、デイトクラウン１１を回転駆動させる（デイトクラ
ウン１１の駆動部はその内周面に形成された複数の歯１
２によって構成される）。デイトクラウン１１の角度位
置（回転角）は、ジャンパ（jumper）によって、２つの
連続する駆動部間（２つの歯１２間）で保持される（Th
e angular position of the crown 11is maintained, b
etween two successive drivings, by a jumper）。
【００１４】デイトクラウン１１の周縁部１３は、螺旋
状のカム（helicoidal cam）を形成している。この螺旋
状のカムは、デイトクラウン１１が所定の角度（each a
ngular step of the crown）だけ回動されると、ローラ
１０を介してスリーブ４を所定の角度だけ回動させ、こ
れに伴って、針３を目盛り２の１目盛りに相当する角度
分（目盛り２上の所定の日からその次の日までの移動量
に相当する角度量）だけ回動させる。デイトクラウン１
１が３６０°回転して月の最終日である３１日が終了す
ると、ローラ１０がカムによる持ち上げ距離Ｌだけ落と
し込まれる。これにより、針３は、目盛り２上の数字１
の前方に戻される。
【００１５】１ヶ月の期間の修正は、急速デイトクラウ
ンセッティング（a rapid datecrown setting ）から
成るどのような時計機械装置においてもそうであるよう
に、デイトクラウン１１に作用する（デイトクラウン１
１を回動させる）巻取り操作軸（the setting and wind
ing stem）によって自動的に行なえる。
【００１６】以上のように、本実施形態の日付表示装置
の制御機構は、１つのピニオン５と２つのラック７，９
のみによって構成されているため、 構造が非常に簡単
である。また、 本実施形態の制御機構は、時計機械装
置の周部に配置されているため、機械装置の中央部にス
ペースをとらないで済む。また、本実施形態では、デイ
トクラウン１１が針３の移動を制御する構成要素となっ
ている。デイトクラウン１１は従来から良く知られてい
るが、デイトクラウン１１の周縁部を螺旋状あるいは巻
き貝状のカムとして形成したのは本発明の特徴であり新
規である。このように、デイトクラウン１１の周縁部を
螺旋状のカムとして形成すれば、簡単な構成で、レトロ
調の日付表示装置を制御することができる。
【００１７】なお、 本実施形態では、デイトクラウン
１１の周縁部が螺旋状のカムを形成し、これによって、
針３の移動（移動量）すなわち日付表示装置を制御して
いるが、デイトクラウン１１の上面に所定形状の溝を形
成するとともに、この溝に前記カムと同様の機能を持た
せることにより、日付表示装置の制御を行なっても良
い。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信頼性が高く、構造が簡単で、優れた作用効果を奏する
とともに、デイトクラウンから成るどのような機械装置
に対しても容易に適用でき、機械装置の中央部にスペー
スをとらないレトロ調の日付表示装置の制御機構を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】腕時計の斜視図である。
【図２】レトロ調の日付表示の制御機構の斜視図であ
る。
【符号の説明】
１…文字盤 ２…目盛り ３…針 ４…スリーブ ５…ピニオン ７，９…ラック ８…戻しバネ １０…ローラ １１…デイトクラウン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 １〜３１の目盛りが付された文字盤と、
    制御機構によって駆動される針とを有するレトロ調の日
    付表示装置を備えた腕時計において、 前記制御機構は、前記針を支持するスリーブと、スリー
    ブに固定された回動可能なピニオンと、時計機械装置の
    プレートに回動可能に取り付けられ且つ互いに反対方向
    から前記ピニオンと噛み合う２つのラックとを備え、 一方のラックには戻しバネの付勢力が作用され、他方の
    ラックの自由端は、戻しバネの付勢力によって、前記プ
    レートに回動可能に取り付けられたデイトクラウンに形
    成された螺旋状のカムに対して常時当接されように保持
    され、前記クラウンは前記時計機械装置によって１日に
    つき所定の角度だけ回動されることを特徴とする腕時
    計。
  2. 【請求項２】 螺旋状のカムは、デイトクラウンの周縁
    部に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の
    腕時計。
  3. 【請求項３】 前記制御機構は、時計機械装置の周部に
    配置されていることを特徴とする請求項１または請求項
    ２に記載の腕時計。
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