JPH116643A - 住宅における給気装置及び換気システム - Google Patents

住宅における給気装置及び換気システム

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JPH116643A
JPH116643A JP17119197A JP17119197A JPH116643A JP H116643 A JPH116643 A JP H116643A JP 17119197 A JP17119197 A JP 17119197A JP 17119197 A JP17119197 A JP 17119197A JP H116643 A JPH116643 A JP H116643A
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air
exhaust
air supply
room
supply device
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JP17119197A
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Michihiro Koike
道広 小池
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Haseko Corp
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Haseko Corp
Hasegawa Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルターの交換が容易で、かつ室内への花
粉その他の粉塵の侵入を抑制すること。 【解決手段】 屋内の全ての換気孔35,46,55に連通して
いるフレキシブルダクト33,34,45,54 は給気装置7に接
続し、この給気装置は吸気口74から外気が供給される換
気扇部71とフィルターユニット72との相互がダクト73に
より接続されたもので、このユニット内には袋状の微塵
フィルターが着脱可能に設置してある。換気扇部71の吸
い込み駆動力により外気は吸入口74から吸引され、上記
フィルターにより花粉などが濾過され、リビングルーム
3や各個室4,5 に均等にクリーンエアが供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅における給気装
置及び換気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的な住宅の換気システム
は、台所の調理用排気装置と、トイレ,洗面脱衣室の排
気装置と、各室に設けてある換気孔とから構成されてい
る。そして、台所の排気装置やトイレ,浴室,洗面脱衣
室の排気装置を作動した時は、台所,浴室,トイレなど
の空気が室外に排気され、それに伴ない各室内の空気が
台所,浴室,トイレなどに導かれ室外に排気され、この
排気された分だけ各室の換気孔から外気が取り入れられ
るようになっている。また、これらの排気装置が使用さ
れていない時は、各室の内外の気圧差、温度差などによ
って換気孔より空気が出入りし穏やかに換気されるよう
になっている。つまり、一般的な住宅の換気システムは
基本的には排気装置と換気孔による機械(強制)換気
と、換気孔による自然換気が併用されて構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、冷暖房を行
うに際し、換気孔から暖気或るいは冷気が屋外から入る
と熱効率が悪いので、換気孔に開閉調整部を設け、必要
に応じて開閉できるようになっているが、実際には換気
孔の開閉調整部は閉じたままになっていることが多く、
そのため、十分な換気ができず、黴、ダニの発生を助長
しているのが実情である。また、台所の調理用排気装置
は排気能力が高いため、これを作動した時は換気孔から
の給気が十分でないと、住戸内の気圧が急激に低下し、
子供の力ではドアなどが開かなくなることがある。この
ような現象は、気密性の高い集合住宅で起り易い。この
ようにエアバランスの不均衡を解消するため、あるいは
換気孔の開閉調整の不便さを解消するため、台所につい
ては、調理用換気装置を作動させた時は、特別の給気装
置が作動するシステムを取り入れることがあるが、住居
内全体の換気を改善するものではない。
【0004】また、近時、特に新築住宅において換気が
十分でないと、内装材料から発生するVOC(揮発性有
機化合物)の室内濃度が高まり、そのため健康を阻害す
ることが報告されており、アレルギーに過敏な人は住戸
内の黴を除去しても、新たに屋外から微量な塵が吸気さ
れ、それに敏感に反応してしまうため換気によって屋内
の汚染物質を排気したり、屋外から住戸内に粉塵が入ら
ない、あるいは、入っても直ぐに屋外に排気できる換気
システムの要望があり、全室の空気を排気装置によって
排気する全室排気換気システムなども提案されている。
しかし、エアバラスの不均衡をなくすためには、これに
対応する給気システムが必要になる。さらに、給気シス
テムに用いられる給気装置には、屋外に飛翔する粉塵を
除去して室内に給気するためのフィルターが必要である
が、その清掃が必要であったり、フィルターが板状であ
るため取外しの際に、このフィルターに付着している粉
塵が飛散したりする。
【0005】そこで、本発明の目的はフィルターの交換
が容易に給気装置を提供することにある。また、他の目
的は室内汚染物質を効率的に屋外へ排出し、室内への花
粉その他の粉塵の侵入を抑制し、屋内外の気圧差の低
減、つまりエアバランスの均衡を実現することのできる
換気システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明にかかる請求項1記載の発明は、給気装
置に関するものであって、その特徴は、住戸内の複数の
部屋に外気を供給するものであって、換気扇部とフィル
ターユニットからなり、上記フィルターユニット内には
袋状の微塵フィルターが着脱可能に設置してあるところ
にある。そのため、この発明では、フィルターユニット
を介することにより、粉塵のない空気を室内に供給する
ことができ、微塵フィルターを袋状として粉塵を集積す
るので、このフィルターを交換するに際し粉塵が飛散す
ることがない。
【0007】本発明にかかる請求項2記載の発明は、換
気システムに関するもので、その特徴は、上記給気装置
と、この各部屋に設けてある換気孔とからなり、上記給
気装置により微量の外気を住戸内に供給して住戸内の空
気圧を微量に高め、上記換気孔からの給気による住戸内
空気を換気孔から排気することにある。そのため、この
換気システムによると、粉塵のない空気を室内に供給す
ることができ、室内の圧力が高まるので、室内の汚染空
気は換気孔から室外に出されるので特別な排気装置を必
要とせず、室内の空気を室外に押し出すようにするので
換気孔を開いたままでも冷暖房中に室外から暖気あるい
は冷気が入ることがない。
【0008】本発明の請求項3にかかる発明の特徴は、
上記給気装置と、この各部屋に設けてある換気孔と、浴
室,トイレの空気を排気する排気装置とからなり、上記
給気装置により微量の外気を住戸内に供給して住戸内の
空気圧を微量に高め、浴室,トイレの空気の排気に対す
る空気の供給を補い、上記換気孔からの給気による住戸
内空気を換気孔から排気するところにある。そのため、
この換気システムでは粉塵のない空気を室内に供給する
ことができ、室内の圧力が高まるので、室内の汚染空気
は換気孔から室外に押し出され、浴室,トイレなどの空
気の排気に対する空気の補給を補うので、室内外の空気
圧差を低減できる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明の特徴は、
上記給気装置である第一の給気装置と、この各部屋に設
けてある換気孔と、台所の空気を排気する第一の排気装
置と、浴室,トイレの空気を排気する第二の排気装置
と、台所のみに給気する第二の給気装置とからなり、上
記第一の給気装置により住戸内の空気圧を高め、浴室,
トイレの空気の排気に対する空気の供給を補い、上記第
二の給気装置により上記第一の排気装置による台所の空
気の排気に対する空気の供給を補い、上記換気孔からの
給気による住戸内空気を換気孔から排気することにあ
る。そのため、この換気システムによると、粉塵のない
空気を室内に供給することができ、室内の圧力が高まる
ので室内の汚染空気は換気孔から屋外に押し出され、同
時に、浴室,トイレなどの空気の排気に対する空気の供
給を補うので、屋内外の空気圧差を低減できる。さら
に、台所の第一の排気装置の作動による急激な排気に対
して専用の第二の給気装置により補うので屋内外の急激
な空気圧の発生を低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の態
様について説明する。図1を参照して住居構造の構成を
説明すると、共用(パブリック)スペースAとプライベ
ートスペースBとが並列した位置関係に配置してなる。
先ず、共用スペースAの構造を開放廊下C側からバルコ
ニーE側に向けて順次説明すると、この開放廊下に面し
て玄関11があり、この玄関を開閉する玄関扉12を開
くと玄関スペース1に連続している。
【0011】玄関スペース1からバルコニーE方に向け
て台所スペース2、リビングルームスペース3が直列に
配置してなり、また、床面と天井面とは全面的に同一フ
ラット面になっている。床は、コンクリートスラブ上に
配管等を敷設するための空間を確保するために床全体を
二重床にするか、配管等を敷設する部分のみコンクリー
トスラブを凹入させ、この部分のみ二重床にすることに
よって、全面的に同一フラットを実現する。また、天井
についてはコンクリートスラブを小梁を設けないフラッ
トスラブを採用し、同一フラットを実現する。この玄関
スペース1と台所スペース2との間、台所スペース2と
リビングルームスペース3の間には仕切り壁が存在せず
一連に連続している。なお、玄関扉12を開いて入って
からは、台所、リビングルームの各スペース2、3を直
接見通すことのできない配置が望ましい。台所スペース
2には、台所用品や食料の収納室(キッチンストレー
ジ)21があり、この収納室に隣接して冷蔵庫22が設
置してあり、この冷蔵庫に隣接して、いわゆるシステム
キッチン23が設置してあり、このシステムキッチン内
には食器洗浄・乾燥機が設置してある。システムキッチ
ン23に対向した位置には、多機能カウンタ24が設け
てあり、この多機能カウンタは、時には食卓として、時
には年少の子供の勉強机として、さらにはこれから料理
する材料を暫時置く場所として、それぞれの時間帯や必
要に応じて利用できる。また、リビングルームスペース
3の外側はバルコニーEになっいてる。
【0012】次に、プライベートスペースBの構成につ
いて説明すると、開放廊下C側には個室(寝室)4が、
反対側のバルコニーE側に個室5があり、そのため、こ
の両個室は対向位置関係に配置し、この2つの個室の間
にはユーティリティスペース6が配設してある。したが
って、対向位置関係にある個室4、5とユーティリティ
のスペース6とは直列に配設した状態になっている。個
室4にはウォールドアD1があり、台所スペース2に出
入可能であり、他方の個室5とリビングルームのスペー
ス3との間には仕切り壁はなく開口部になって、この開
口部はウォールドアD2によって区画され仕切られてい
る。ウォールドアD2を鎖線の位置に移動させると、こ
の個室5はリビングルームスペース3に開口した開放状
態になる。また、各個室4、5からはウオールドアD
3、D4を開閉してユーティリティスペース6に直接出
入り可能である。個室4,5とユーティリティスペース
6との間を区画しているウォールドアD3、D4は、こ
れを開閉してこのユーティリティスペースに直接出入す
ることが可能であるが、このウォールドアは、人の気配
を認識できるもの、例えば、半透明のガラス、またはガ
ラリを組込んだものである。そのため、トイレ63を使
用している時はその気配が他者に伝わり、ユーティリテ
ィスペース6内に入ることを遠慮する。なお、ユーティ
リティスペース6内に人感センサー設け、警戒を喚起す
る構造であってもよい。このように気配と遠慮により、
閉鎖状態と監視状態の中間的な状態の家庭関係が期待で
きる。
【0013】そこで、各個室4,5、ユーティリティス
ペース7のそれぞれの内部構造について説明する。開放
廊下Cに面している個室4には、この開放廊下に面して
二重サッシ41が設けてあり、この二重サッシの内側は
出窓カウンタ42になっており、この出窓カウンターの
下部は空調用屋外機置場や物入れとして利用する。ま
た、ユーティリティスペース6との間には押入れ43が
配設してある。
【0014】次に、ユーティリティスペース6の内部構
造は、その中央部が通路部61となっており、この通路
部は個室4と個室5とを連絡する通路になっている。通
路部61を挟んで、図1左方には洗面所・化粧台62が
設置してあり、右側にはトイレ63、浴室64が並んで
配置してある。さらに、通路部61内には個室4に隣接
した位置に収納室65が設置してあり、この通路部と台
所スペース2との間にはウォールドアD5が設けてあ
る。なお、トイレ63は共用スペースA側からも直接使
用できるように収納室65の位置に設計してもよい。
【0015】また、個室5には押入れ51があり、バル
コニーE面の壁には窓としてピクチャーウインドー52
が設けてある。
【0016】ウォールドアD1〜D4は床から天井まで
の高さを有しているものであり、床面と天井面にはそれ
ぞれ1本のガイド溝が上下対向位置関係で設けてあり、
この天井面のガイド溝によりこのウォールドアのそれぞ
れの頂部が吊下され、この両ガイド溝に案内されて摺動
可能である。
【0017】次に、第一の給気装置7とこの給気装置を
利用する換気システムの構成について説明する。
【0018】共用スペースAのリビングルームスペース
3の天井の2個所には、給気口31,32が設置してあ
り、さらに個室4,5のそれぞれの天井にも給気口4
4,53が設置してあり、これら全ての給気口のそれぞ
れに連通しているフレキシブルダクト33,34,4
5,54は第一の給気装置7に接続し、この給気装置に
より外気が供給されるようになっている。また、リビン
グルームスペース3のバルコニーE側の壁には、換気孔
35が開設してあり、個室4にも開放廊下C側の壁に換
気孔46が開設してあり、さらに個室5のバルコニーE
側の壁でピクチャーウンドウ52に近接した位置に換気
孔55が開設してある。
【0019】第一の給気装置7は換気扇部71とフィル
ターユニット72とからなり、この換気扇部とこのフィ
ルターユニット相互はスパイラルダクト73により接続
されている。スパイラルダクト73は、フレキシブルダ
クト等自由に屈曲可能なダクトであればよい。フィルタ
ーユニット72は換気扇部71から供給される空気を各
部屋3,4,5に給気するするためのヘッダー機能と、
この換気扇部から給気される空気の塵等を除去するフィ
ルター機能とを有するものである。換気扇部71は天井
懐の大きいところ、例えば、騒音を考慮してキッチンス
トレージ21の天井内に収め、フィルターユニット72
は点検やフィルターの交換が容易な場所として玄関スペ
ース1の天井内に収めてある。換気扇部71には吸気口
74から外気が供給されるようになっている。なお、換
気扇部71に熱交換機を設け、冷暖房に対応して室内と
同じ温度の空気を給気できるようにすることが望まし
い。そして、図2に示すように、フィルターユニット7
2は箱型形状であり、一方側(図2の右側壁)には給気
口が設けてあり、各部屋3,4,5の天井に配設してあ
るフレキシブルダクト33,34,45,53が接続さ
れ、他方側の吸気口には換気扇部71からのスパイラル
ダクト73が接続してある。このフィルターユニット7
2内には、袋状の微塵フィルター75が着脱可能に設置
してあり、この微塵フィルターは空気吸入部75aとこ
れにつながる袋状の微塵集積部75bとからなり、この
空気吸入部はスパイラルダクト73の先端を覆う円形状
の吸気口と、密着性を高めるため吸気孔の周囲に設けて
ある弾性体と、この空気吸入部75aを固定するために
設けてある舌片部とからなり、そのため、この空気吸入
部75aによりダクト73と着脱自在である。なお、微
塵フィルター75は、市販の電気掃除機に使用されてい
る集塵袋が利用できるようにすることが望ましい。さら
に、フィルターユニット72の底面には扉が開閉可能に
設けてあり、点検やフィルター75の交換を容易にして
いる。このようにして、フィルターユニット72を介す
ることにより、粉塵のない空気を室内に供給することが
でき、特に、袋状の微塵フィルター75により粉塵を集
積するので、このフィルターを交換するに際し粉塵が飛
散することがない。。
【0020】また、システムキッチン23の調理用バー
ナの上部には、第一の排気装置であるフード型の排気用
換気扇25が設置してあり、排気パイプ27により外部
に排気されるようになっいる。ユーティリティ6の浴室
64の上部には、この浴室,トイレ63などの空気を排
気する第二の排気装置である排気用換気扇66と浴室換
気乾燥機67が設けてあり、排気パイプ68から屋外へ
排気されるようになっいる。リビングルームスペース3
の窓の外には給気用ベンドキャップ8が設けてあり、台
所スペース2の天井に設けてある給気口26にダクトで
連通してある。これが第二の給気装置である。
【0021】そこで、換気システムの作動について説明
すると、図3(A)に示すように、第一の給気装置7が
作動している時は、換気扇部71の吸い込み駆動力によ
り外気は吸入口74から吸引され、微塵フィルター72
により花粉や粉塵などは濾過され、フレキシブルダクト
45,54,34,33を介してリビングルームスペー
ス3や各個室4,5の給気口31,32,44,53に
均等にフレッシュエアが供給される。そのため、第一の
給気装置7により微量の外気を住戸内に供給して住戸内
の空気圧を微量に高め、給気口31,32,44,53
からの給気による住戸内空気を換気孔35,46,55
から排気する。そのため、粉塵のないクリーンな空気を
室内に供給することができ、室内の圧力が高まるので、
室内の汚染空気は換気孔35,46,55から室外に出
されるので特別な排気装置を必要とせず、室内の空気を
室外に押し出すようにするので換気孔35,46,55
を開いたままでも冷暖房中に室外から暖気あるいは冷気
が入ることが抑制される。さらに、あらゆる条件におい
てもエアバランスが保たれる。このようにエアバランス
が保たれると、室内の空気が回転しリビングルームスペ
ース3や各個室4,5間の温度差が解消し結露の原因が
除去される。
【0022】さらに、排気ルートが作動している場合に
ついて説明する。先ず、図3(B)は、台所の排気用換
気扇25が作動を停止し、ユーティリティスペース6の
排気用換気扇66が作動している状態を示すもので、こ
の状態では給気装置7により微量の外気を住戸内に供給
してリビングルームスペース3、個室4,5内の空気圧
を微量に高め、浴室64,トイレ63の空気の排気に対
する空気の供給を補い、住戸内空気を換気扇66により
排気するところにある。そのため、この換気システムで
は粉塵のない空気を室内に供給することができ、室内の
圧力が高まるので、室内の汚染空気は換気孔35,4
6,55から室外に押し出され、給気装置7により浴室
64,トイレ63などの空気の排気に対する空気の補給
を補うので、室内外の空気圧差を低減できる。
【0023】次に、図3(C)は、上記(B)図とは逆
に、台所の排気用換気扇25の作動を作動し、ユーティ
リティスペース6の排気用換気扇66が停止している状
態を示すもので、ベンドキャップ8から取り入れた外気
を給気口26から給気することで、この台所の排気用換
気扇25からの排気により発生するマイナス空気圧を低
減し、かつ給気口31,32,44,53より供給を補
い、エアバラスを保つ。また、共用スペースAとプラベ
ートスペースBにおいて発生した室内汚染物質、例えば
建具、壁紙に含浸しているホルムアルデヒト、VOCが
発生しても、図3(A)では、換気孔35,46,55
から排気され、図3(B),(C)では排気用換気扇2
5又は排気用換気扇66による各排気ルート27,67
からスムーズに排気される。
【0024】また、本発明では第一の給気装置7、台所
スペース2の空気を排気する排気用換気扇25と、浴室
64,トイレ63の空気を排気する排気用換気扇66
と、台所スペース2のみに給気する給気装置26とを全
て作動させると、この給気装置7により住戸内の空気圧
を高め、浴室64,トイレ63の空気の排気に対する空
気の供給を補い、給気装置26により排気用換気扇25
による台所の空気の排気に対する空気の供給を補い、給
気口31,32,44,53からの給気による住戸内空
気を換気孔35,46,55から排気する。そのため、
粉塵のない空気を室内に供給することができ、室内の圧
力が高まるので室内の汚染空気は排気用換気扇25,6
5または換気孔35,46,55から屋外に押し出さ
れ、同時に浴室64,トイレ63などの空気の排気に対
する空気の供給を補うので、屋内外の空気圧差を低減で
きる。さらに、台所の排気用換気扇25の作動による急
激な排気に対して専用の給気装置26により補うので屋
内外の急激な空気圧の発生を低減できる。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかる給気装置によれば、フィ
ルターユニットを介することにより、粉塵のない空気を
室内に供給することができ、微塵フィルターを袋状とし
て粉塵を集積するので、このフィルターを交換するに際
し粉塵が飛散することがない。
【0026】また、請求項2記載の発明にかかる換気シ
ステムによれば、粉塵のない空気を室内に供給すること
ができ、室内の圧力が高まるので、室内の汚染空気は換
気孔から室外に出されるので特別な排気装置を必要とせ
ず、室内の空気を室外に押し出すようにするので換気孔
を開いたままでも冷暖房中に室外から暖気あるいは冷気
が入ることを抑制できる。
【0027】本発明の請求項3に記載の発明にかかる換
気システムでは粉塵のない空気を室内に供給することが
でき、室内の圧力が高まるので、室内の汚染空気は換気
孔から室外に押し出され、浴室,トイレなどの空気の排
気に対する空気の補給を補うので、室内外の空気圧差を
低減できる。
【0028】本発明の請求項4に記載の発明にかかる換
気システムによると、第一の給気装置により粉塵のない
空気を室内に供給することができ、室内の圧力が高まる
ので室内の汚染空気は第一第二の排気装置または換気孔
から屋外に押し出され、第一、第二の給気装置により浴
室,トイレなどの空気の排気に対する空気の供給を補う
ので、屋内外の空気圧差を低減できる。さらに、台所の
第一の排気装置の作動による急激な排気に対して専用の
第二の給気装置により補うので屋内外の急激な空気圧の
発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成の平面図である。
【図2】フィルターユニットの拡大概略図である。
【図3】(A),(B),(C)ははそれぞれフレッシ
ュエアの流れを示す平面図である。
【符号の説明】
A 共用スペース B プライベートスペース C 開放廊下 1 玄関スペース 2 台所スペース 25 第一の排気装置(排気用換気扇) 26 第二の給気装置(給気用換気扇) 3 リビングルームスペース 31,32 給気口 33,34 フレキシブルダクト 35 換気孔 4 個室 44 給気口 45 フレキシブルダクト 46 換気孔 5 個室 53 給気口 54 フレキシブルダクト 55 換気孔 6 ユーティリティスペース 66 第二の排気装置(排気用換気扇) D1、D2 仕切り扉(ウォールドア) D3 仕切り扉(ウォールドア) D4 仕切り扉(ウォールドア) 7 第一の給気装置 71 換気扇部 72 フィルターユニット 75 微塵フィルター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住戸内の複数の部屋に外気を供給するも
    のであって、換気扇部とフィルターユニットからなり、
    上記フィルターユニット内には袋状の微塵フィルターが
    着脱可能に設置してあることを特徴とする給気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の上記給気装置と、この
    各部屋に設けてある換気孔とからなり、上記給気装置に
    より微量の外気を住戸内に供給して住戸内の空気圧を微
    量に高め、上記換気孔からの給気による住戸内空気を換
    気孔から排気することを特徴とする換気システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の上記給気装置と、この
    各部屋に設けてある換気孔と、浴室,トイレの空気を排
    気する排気装置とからなり、上記給気装置により微量の
    外気を住戸内に供給して住戸内の空気圧を微量に高め、
    浴室,トイレの空気の排気に対する空気の供給を補い、
    上記換気孔からの給気による住戸内空気を換気孔から排
    気することを特徴とする排気システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の上記給気装置である第
    一の給気装置と、この各部屋に設けてある換気孔と、台
    所の空気を排気する第一の排気装置と、浴室,トイレの
    空気を排気する第二の排気装置と、台所のみに給気する
    第二の給気装置とからなり、上記第一の給気装置により
    住戸内の空気圧を高め、浴室,トイレの空気の排気に対
    する空気の供給を補い、上記第二の給気装置により上記
    第一の排気装置による台所の空気の排気に対する空気の
    供給を補い、上記換気孔からの給気による住戸内空気を
    換気孔から排気することを特徴とする排気システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168503A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Denso Ace Corp 熱回収式換気システム
JP2006057907A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 S X L Corp 建物の換気装置
JP2006105516A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Sekisui Chem Co Ltd 建物の換気構造
JP2010139128A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Daiwa House Industry Co Ltd メンテナンス性を高めた換気装置及び同換気装置に使用するフィルターユニット
US7999879B2 (en) 2001-10-12 2011-08-16 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device

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