JPH1164193A - 疲労試験機 - Google Patents

疲労試験機

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JPH1164193A
JPH1164193A JP21855097A JP21855097A JPH1164193A JP H1164193 A JPH1164193 A JP H1164193A JP 21855097 A JP21855097 A JP 21855097A JP 21855097 A JP21855097 A JP 21855097A JP H1164193 A JPH1164193 A JP H1164193A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験周波数が高い場合でも、試料に対する負
荷条件を精度良く規定して、高精度な疲労試験を可能と
する疲労試験機を提供する。 【解決手段】 試料のバネ定数に応じて設定された制御
ゲインの下で、試料に生じた制御量とその制御目標値と
の偏差に基づいて油圧サーボ系の作動を制御する制御系
に対して前記制御目標値を所定の周期で変化させ、試料
に与える負荷条件を変化させるに際し、負荷条件の変化
に伴う制御量のピーク値とボトム値とをそれぞれ検出
し、これらのピーク値とボトム値とに従って前記負荷条
件が1周期に亘って変化する期間における制御目標値に
対する実績偏差を求め、この実績偏差に従って前記制御
目標値自体を、その制御目標値の変化周期毎に補正する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧サーボ系を介し
て試料に加える負荷を、該試料に生じた荷重や変位に応
じてフィードバック制御して該試料の性質を計測する疲
労試験機に係り、特に制御目標値を所定の周期で変化さ
せて試料に対する負荷条件を変化させる際の制御応答性
の劣化を補償するようにした電気油圧サーボ型の疲労試
験機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近時、各種試料に対する適用範囲
が広く、しかも精度の高い制御が可能なことから、図1
に示すように構成された閉ループ式の電気油圧サーボ型
の材料試験機が注目されている。この材料試験機は、概
略的にはロードセル1を介してフレーム2と油圧シリン
ダからなるアクチュエータ3との間に各種試料である試
験片Sを保持し、油圧源4からサーボ弁5を介して与え
られる圧力油(油圧)を用いてアクチュエータ3を駆動
し、これによって前記試験片Sに負荷を加える如く構成
される。
【0003】しかして上記負荷により試験片Sに加えら
れた荷重(実荷重)は前記ロードセル1によって検出さ
れ、また負荷の印加によって試験片Sに生じる変位は変
位計6により、更にその歪みは該試験片Sに貼付された
歪ゲージ7によりそれぞれ検出される。マイクロコンピ
ュータ等によって構成される制御部8は、上記の如く検
出される荷重や変位,歪みをそれぞれ入力し、例えばロ
ードセル1によって検出される実荷重と荷重目標値との
偏差が零(0)となるようにサーボアンプ9を介してサ
ーボ弁5の作動をフィードバック制御する。このような
フィードバック制御系により、油圧駆動されるアクチュ
エータ3がサーボ制御されて前記試験片Sに加えられる
負荷(荷重)が調整される。
【0004】尚、この電気油圧サーボ制御系は、図2に
示すようにフィードバック制御系を構成する閉ループを
なすブロック線図として表現される。即ち、この制御系
は、荷重(または変位)に対する制御目標値と、検出ア
ンプ8aを介して検出される試験片(負荷)Sの制御量
(実荷重または実変位)との偏差Δを偏差器8bを介し
て求め、所定の制御ゲインが設定されたコントローラ8
cの下で上記偏差Δを零(0)とするようにサーボアン
プ9の作動を制御することで前記サーボ弁5を介してア
クチュエータ3を油圧駆動し、これによって前記試験片
Sに対する負荷(荷重や変位)を調整する制御ループと
して表現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて上述した如く構成
される電気油圧サーボ型の材料試験機(疲労試験機)に
よる試料Sの疲労試験は、該試料Sのバネ定数に応じて
設定される制御ゲインの下で、試料Sに加える負荷条件
を周期的に変化させ、そのときに試料Sに加わる実荷重
と試料Sに生じた実変位とをそれぞれ計測して実行され
る。具体的には、例えば制御系に与える荷重目標値を所
定の周期で、且つ所定の振幅で変化させることで試料S
に対する荷重条件を変化させ、そのときに試料Sに生じ
る状態変化を、その実荷重と実変位として検出すること
によって疲労試験が実行される。
【0006】しかしながら、負荷条件(荷重条件)の周
期を短くしてその変化速度を早くした場合、つまり試験
周波数を高くすると、これに伴って油圧サーボ系の制御
応答性が悪くなることが否めない。すると前述した如く
偏差Δに応じて油圧サーボ系を高精度に制御しているに
も拘わらず、油圧サーボ系を介して試料Sに加えられる
負荷(荷重)がその制御目標値に追従して変化しなくな
り、実際に試料Sに対して加えられる負荷条件(荷重条
件)が、前記荷重目標値で示される試験条件とは異なっ
たものとなる。このような負荷条件のずれは、一般的に
前記試験周波数が高くなるほど顕著に生じ、試験精度の
低下の要因となる。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、試験周波数が高い場合であって
も、試料に対する負荷条件を精度良く規定して、高精度
な疲労試験を可能とする疲労試験機を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る疲労試験機は、油圧サーボ系を介して
試料に負荷を加えて該試料の性質を試験するものであっ
て、試料のバネ定数に応じて設定された制御ゲインの下
で前記試料に生じた制御量(荷重または変位)とその制
御目標値との偏差に基づいて前記油圧サーボ系の作動を
制御する制御系と、前記制御目標値を所定の周期で変化
させて前記試料に与える負荷条件を変化させる負荷条件
制御手段とを備えてなり、特に試料に対する負荷条件の
変化に伴う前記制御量のピーク値とボトム値とをそれぞ
れ検出し、これらのピーク値とボトム値とに従って前記
制御目標値との実績偏差を求める偏差検出手段と、この
偏差検出手段にて求められた実績偏差に従って前記制御
目標値を補正する補正手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0009】即ち、本発明に係る疲労試験機は、試料に
生じた制御量(荷重または変位)とその制御目標値との
偏差に基づいて、所定の制御周期で前記油圧サーボ系の
作動を制御する制御系とは別に、前記制御目標値の変化
周期期間内における前記制御量のピーク値とボトム値と
を検出し、これらのピーク値とボトム値とから、その負
荷条件が1周期に亘って変化する期間における負荷実績
値を求め、この負荷実績値と前記制御目標値との実績偏
差に従って前記制御目標値自体を補正することで油圧サ
ーボ系の制御応答性の劣化を補償し、これによって制御
周波数に拘わることなく試料に対する負荷条件、例えば
荷重や変位或いは歪みを一定化して、高精度な試験を行
い得るようにしたことを特徴としている。
【0010】特に請求項2に記載するように前記偏差検
出手段においては、制御量のピーク値とボトム値とから
求められる該制御量の平均値と実績振幅値とに従って、
試料に対する負荷条件が1周期に亘って変化する期間に
おける前記制御目標値との実績偏差を求め、この実績偏
差に従って前記制御目標値自体を、その制御目標値の変
化周期毎に補正することを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る疲労試験機について、特に油圧サーボ系
を介して試料に印加する負荷をフィードバック制御する
制御系と、この制御系に与える制御目標値を周期的に変
化させて負荷条件を変化させる際の制御応答性の補償に
ついて説明する。
【0012】この実施形態に係る疲労試験機は、基本的
には前述した図1に示すように、サーボ弁5を介して油
圧駆動されるアクチュエータ3と、上記サーボ弁5の作
動を制御する制御部8とを備えて構成される。特にこの
疲労試験機が特徴とするところは、制御部8において実
現される機能として、図3にその概略構成を示すよう
に、油圧サーボ系(プロセス)11を介して試料Sに加
える負荷を、試料Sの制御量とその制御目標値との偏差
に基づいてフィードバック制御する制御系12に加え
て、前記試料の制御量に従って制御目標値自体を補正す
る補正制御系13を備えている点にある。
【0013】尚、前記制御系12は、例えば試料Sに加
えられた実荷重Kを制御量として検出し、実荷重Kとそ
の目標荷重値RKとの偏差ΔeKに従って前記油圧サーボ
系11に対する制御出力値UKを生成する荷重制御系と
して実現される。或いは前記制御系12は、試料Sに生
じた変位(実変位)Hを制御量として検出し、実変位H
とその目標変位値RHとの偏差ΔeHに従って前記前記油
圧サーボ系11に対する制御出力値UHを生成する変位
制御系として実現される。
【0014】また前記補正制御系13は、制御目標値
(目標荷重値RK,目標変位値RH)を所定の周期で変化
させて前記試料Sに加える負荷条件を上記所定の周期で
変化させる際、その1周期の期間における制御量(実荷
重K,実変位H)のピーク値を検出するピーク検出部2
1と、そのボトム値を検出するボトム検出部22を備え
ている。また上記ピーク値とボトム値とに従って、後述
するように上記負荷条件の1変化周期期間内における制
御目標値との実績偏差を求める振幅偏差演算部23と、
上記実績偏差に従って前記制御目標値に対する補正値を
求める補正演算部24と、この補正演算部24の下で制
御目標値の変化周期毎に、その制御目標値を補正する目
標値補正部25とを備えている。
【0015】尚、図3において検出アンプ(荷重・変位
検出部)8aは試料Sに生じた制御量である実荷重Kま
たは実変位Hを検出する。そして偏差器8bは、制御目
標値として与えられる目標荷重値RKと上記実荷重Kと
の偏差ΔeK、または目標変位値RHと実偏差Hとの偏差
ΔeHを求めている。またコントローラ8cは、所定の
制御ゲインの下で、前記偏差ΔeK,ΔeHに従って、油
圧サーボ系11に対する制御出力値UK,UHをそれぞれ
生成して、該油圧サーボ系11の作動を制御するものと
なっている。
【0016】具体的には前記制御系12が荷重制御系と
して実現される場合、コントローラ8cは、試料Sのバ
ネ定数に応じて設定された比例制御ゲインPKと積分制
御ゲインIKとの下で UK =PK・ΔeK +IK・ΣK …(1) として、その制御出力値UKを求めている。これに対し
て制御系12が変位制御系として実現される場合には、
前記コントローラ8cは、試料Sのバネ定数に応じて設
定された比例制御ゲインPHと積分制御ゲインIHとの下
で UH =PH・ΔeH +IH・ΣH …(2) として、その制御出力値UHを求めるものとなってい
る。但し、上記各式において、ΣKは偏差ΔeKの積分
値であり、ΣHは偏差ΔeHの積分値であり、これらは
PID制御における積分成分を示している。
【0017】これらの式(1)(2)に示されるように、こ
こでの油圧サーボ系11に対するフィードバック制御
は、微分項を零(0)としたPID制御(PI制御)に
よって実現されているが、微分制御ゲインを与えてその
制御を実行することも勿論可能である。またこの制御系
12による油圧サーボ系11に対する制御は、例えばマ
イクロプロセッサによって制御演算が実行される動作周
期、具体的には100μ秒の周期で実行される。
【0018】ところで上記の如く構成された制御系12
の下で油圧サーボ系11の作動を制御して試料Sの疲労
試験を実行する場合、前記制御目標値としては一般的に
正弦波や三角波等の、所定の周期で変化する信号波形が
用いられる。またその変化周期(試験周波数)や変化幅
(振幅)は、その試験目的に応じて設定される。特に変
化周期(試験周波数)については、試料Sの剛性(バネ
特性)にもよるが、油圧サーボ型の疲労試験機にあって
は、例えば0.001Hzから100Hz程度の広い範
囲に亘って可変的に設定されることが多い。
【0019】しかしてこのように所定の周期で変化する
信号波形からなる制御目標値を上記制御系12に与えて
油圧サーボ系11の作動を制御する場合、当然のことな
がら上記制御目標値の変化に従って試料Sに加えられる
負荷条件が変化し、その制御量(荷重や変位)が変化す
る。しかしながら、制御目標値の変化の周期が短い場
合、つまり負荷条件に対する制御周波数が高いと、図4
に制御目標値を三角波からなる信号波形として与えた場
合の例を示すように、図中実線で示す制御目標値の変化
に比較して、図中破線で示すように試料Sに生じる制御
量の変化が小さくなることがある。このような制御応答
性の劣化は、油圧サーボ系11の周波数応答性等に起因
するものであり、特に制御周波数が高くなる程、顕著に
生じる。
【0020】そこで本発明では上記制御応答性の劣化を
補償するべく、前述したピーク検出部21とボトム検出
部22とを介して、負荷条件が変化する1周期の期間に
おける制御量(実荷重K,実変位H)のピーク値Pbと、
そのボトム値Bbとをそれぞれ検出している。そして振
幅偏差演算部23にて、上記実績ピーク値Pbと実績ボ
トム値Bbとに従って、その荷重の実績平均値Mbを Mb = (Pb +Bb)/2 …(3) として求め、更にその実績振幅値(片振幅)Pを P= (Pb −Bb)/2 …(4) として求めている。尚、制御目標値で示される制御量
(荷重)のピーク値はPaであり、またそのボトム値は
Baである。そしてこれらのピーク値Paとボトム値Ba
とにより示される荷重の目標振幅Prefは Pref =(P−B)/2 …(5) であり、その平均値Maは Ma = (Pa −Bb)/2 …(6) である。
【0021】前記振幅偏差演算部23は、このようにし
て負荷条件が変化する1周期毎に求められる実績振幅値
Pと、制御目標値とした与えた信号波形の目標振幅Pre
fとから、その実績偏差ΔPを ΔP=Pref −P …(7) として求め、この実績偏差ΔPをPID制御系として実
現される補正演算部24に与えている。
【0022】補正演算部24では、試料Sのバネ定数に
応じて設定した上記ピーク値とボトム値に対する制御ゲ
インの下で、制御目標値を補正するべく制御出力値Cを
生成するもので、例えば荷重制御系を構築する場合に
は、比例制御ゲインPK(PB)と積分制御ゲインIK(PB)の
下で、その制御出力値CK(PB)を CK(PB)=PK(PB)・ΔP+IK(PB)・ΣΔP …(8a) として求めている。尚、変位制御系が構築される場合に
は、その比例制御ゲインPH(PB)と積分制御ゲインIH(P
B)の下で、その制御出力値CH(PB)が CH(PB)=PH(PB)・ΔP+IH(PB)・ΣΔP …(8b) として求められる。
【0023】前記目標値補正部25は上述した如く求め
られる制御出力値Cに基づいて、制御目標値Rの変化周
期毎に、その制御目標値Rを RK′=RK ・(1+CK(PB)) …(9a) RH′=RH ・(1+CH(PB)) …(9b) として補正し、補正した制御目標値R′(RK′,RH′)
を前記制御系12に与えている。
【0024】かくして上述した如く試料Sから求められ
る制御量(実績値)に応じて制御目標値を補正して制御
系12に与えれば、油圧サーボ系11を介して試料Sに
加える負荷条件を、その制御目標とする負荷条件に効果
的に合わせることが可能となり、油圧サーボ系11にお
ける制御応答の劣化を効果的に補償することが可能とな
る。即ち、制御応答性の劣化によって生じる負荷変化の
減少分を、予め制御目標値自体を、その実績値に基づく
補正によって増大させておくことで、上記減少分を見込
んだ制御目標値を制御系12に与えることが可能とな
り、試料Sに対して目的とする負荷を精度良く加えるこ
とが可能となる。この結果、試料Sに対する負荷条件を
所定の周期で変化させる場合であって、その変化周期が
短い場合であっても、油圧サーボ系11の制御応答性に
拘わることなしに、試料Sに対する負荷条件を精度良く
規定して、例えば目的とする荷重変化幅の下で高精度な
疲労試験を実行することが可能となる。
【0025】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば前述したピーク値とボトム値と
から求められる実績平均値に基づいて、同様にして制御
目標値を補正することも可能である。具体的には制御目
標値の平均値Maと、その実績の平均値Mbとから平均値
偏差Δmを求め、この平均値偏差Δmに従って所定の制
御ゲインKmの下で、新しい制御目標値の平均値MをM
=Ma +Km・ΣΔmとして求めて、制御目標値を補正す
ることも可能である。またこのような制御目標値の平均
値Mと、前述した制御目標値の補正処理とを併用して、
制御系12に与える目標値を補正することも可能であ
る。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油
圧サーボ系を介して試料に加える負荷をフィードバック
制御する制御系に対して、その制御目標値を所定の周期
で変化させて前記試料に与える負荷条件を変化させるに
際し、試料に対する負荷条件の変化に伴う前記制御量の
ピーク値とボトム値とをそれぞれ検出し、これらのピー
ク値とボトム値とに従って前記制御目標値との実績偏差
を求めて制御目標値自体を補正するので、油圧サーボ系
における制御応答性を効果的に補償して試料に加える負
荷条件を精度良く制御することができる等の実用上多大
なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る疲労試験機の概略的
な構成を示す図。
【図2】本発明に係る電気油圧サーボ型の疲労試験機に
おける概略的な制御系の構成を示すブロック線図。
【図3】本発明に係る疲労試験機の油圧サーボ系に対す
る制御系と、制御目標値の補正制御系の構成を示す図。
【図4】油圧サーボ系の周波数特性に依存する制御応答
性を示すもので、所定の周期で変化する負荷条件(制御
目標値)と、試料に生じる制御量(実績値)との関係を
示す図。
【符号の説明】
S 試料(試験片) 1 ロードセル 2 フレーム 3 アクチュエータ 4 油圧源 5 サーボ弁 6 変位計 7 歪みゲージ 8 制御部 9 サーボアンプ 11 油圧サーボ系 12 制御系 21 ピーク検出部 22 ボトム検出部 23 振幅偏差演算部 24 補正演算部 25 目標値補正部 14 制御系切換手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧サーボ系を介して試料に加える負荷
    をフィードバック制御して前記試料の性質を計測する疲
    労試験機において、 試料のバネ定数に応じて設定された制御ゲインの下で、
    前記試料に生じた荷重または変位からなる制御量とその
    制御目標値との偏差に基づいて前記油圧サーボ系の作動
    を制御する制御系と、前記制御目標値を所定の周期で変
    化させて前記試料に与える負荷条件を変化させる負荷条
    件制御手段と、負荷条件の変化に伴う前記制御量のピー
    ク値とボトム値とをそれぞれ検出し、これらのピーク値
    とボトム値とに従って前記制御目標値との実績偏差を求
    める偏差検出手段と、この偏差検出手段にて求められた
    実績偏差に従って前記制御目標値を補正する補正手段と
    を具備したことを特徴とする疲労試験機。
  2. 【請求項2】 前記偏差検出手段は、制御量のピーク値
    とボトム値とから求められる該制御量の平均値と実績振
    幅値とに従って前記制御目標値との実績偏差を求めるも
    のであって、 前記補正手段は、前記制御目標値の変化周期毎に該制御
    目標値を補正することを特徴とする請求項1に記載の疲
    労試験機。
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