JPH116125A - コンクリート構造物 - Google Patents

コンクリート構造物

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JPH116125A
JPH116125A JP9162650A JP16265097A JPH116125A JP H116125 A JPH116125 A JP H116125A JP 9162650 A JP9162650 A JP 9162650A JP 16265097 A JP16265097 A JP 16265097A JP H116125 A JPH116125 A JP H116125A
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恒 関本
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洋一 岩本
Makoto Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋コンクリート構造及び鋼板コンクリート
構造の利点を併せ持ち、構造が複雑化することなくかつ
コストの上昇を伴なうことなく高強度かつ軽量で設置後
の安定性が高いケーソンを提供する。 【解決手段】 コンクリートの内部に補強用の主筋を鉛
直方向に貫通させて設けた鉄筋コンクリート構造部と、
コンクリートの両面あるいは片面に補強用の鋼板を貼設
してなる鋼板コンクリート構造部とを備えたコンクリー
ト構造物において、上記鉄筋コンクリート構造部の下部
と鋼板コンクリート構造部の上部とを、コンクリートの
内部に上記鉄筋コンクリート構造部から延設された主筋
が鉛直方向に貫通され、上記コンクリートの上記主筋と
は反対側の面に上記鋼板コンクリート構造部の鋼板の一
部が延設され、上記鋼板と主筋との間を拘束鉄筋により
結合されてなる接続部を介して結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は護岸ケーソン等に適
用されるコンクリート構造物に関し、特に鋼板コンクリ
ート構造と鉄筋コンクリート構造との接合構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7には埋め立て地における護岸用ケー
ソンの1例が示されている。図7において、7は陸地、
50は海水、1はケーソンである。上記護岸用ケーソン
は、海底51に捨て石マウンド4を構築し、その上にケ
ーソン1を沈設し、同ケーソン1の側壁部2の間に中詰
め砂6を投入することによって設置される。そして上記
ケーソン1を設置した後、後方の陸地7は埋め戻され、
ケーソン1の上面と滑らかに連続した面となり、またこ
の面は海水面5の最高水位よりも一定量上方に位置せし
められる。
【0003】上記ケーソン1は、図7に示されるよう
に、海底51上に着座する底板部3と同底板部3から複
数個立設された側壁部2とにより構成される。そして、
上記ケーソンは、従来は全体、つまり底板部3及び側壁
部2が鉄筋コンクリート構造、あるいは鋼板コンクリー
ト構造にて構成されていた。
【0004】図8には、鉄筋コンクリート構造からなる
ケーソンの側壁部の縦断面図が示され、また図9には鋼
板コンクリート構造からなるケーソンの側壁部の縦断面
図が示されている。図8に示される鉄筋コンクリート構
造の側壁部2において、10はコンクリートであり、同
コンクリート10の内部の,外面10a、内面10b寄
りの部位に鉛直方向の補強材としての主筋8が2列(複
数列であれば可)延設され、各主筋8に接して鉛直方向
に一定ピッチを存して水平方向の補強材としての配力筋
9が配置されている。
【0005】また、図9に示される鋼板コンクリート構
造の側壁部2は、片側鋼板・片側鉄筋コンクリート構造
であり、図9において、コンクリート10の内面側、つ
まり陸地7側には鋼板11を鉛直方向に配し、同鋼板1
1の表面にはコンクリート10と一体化するため一定ピ
ッチで以って複数のスタッド12をコンクリート10の
内部に向けて立設している。また、外面側つまり海水5
0側は防食面からコンクリート10の外面10aとし、
その内部に上記鉄筋コンクリート構造の場合と同様に、
鉛直方向に延びる主筋8及び水平方向に一定ピッチで延
設された配力筋9が配されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示されるような
鉄筋コンクリート構造のケーソンは、土木分野では最も
普遍的な構造であるため工事が容易で構築コストが低
く、また重量を大きくできるので滑動や転倒に対する安
定性に優れているという利点を有する。
【0007】また、図9に示される鋼板コンクリート構
造のケーソンは図8に示される鉄筋コンクリート構造の
ものに較べて高い強度を有するため軽量化が可能とな
り、軟弱な地盤への設置が可能であるという利点を有す
る。
【0008】しかしながら上記鉄筋コンクリート構造部
のケーソンは、鋼板コンクリート構造部に較べて強度が
低いため、所要の強度を得るには主筋8、配力筋9等の
鉄筋を大径にするとともに外形形状も大きくする必要が
あり、特に底板部3が大形、大重量となり軟弱地盤への
設置が困難となるという問題点がある。
【0009】一方、上記鋼板コンクリート構造のケーソ
ンは、鉄筋コンクリート構造に較べて構造が複雑で高コ
ストとなることから、格別な高強度を必要としない側壁
部3にこれを用いると、いわゆるオーバースペックとな
り、ケーソンが高コストとなる。
【0010】本発明の目的は、鉄筋コンクリート構造及
び鋼板コンクリート構造の利点を併せ持ち、構造が複雑
化することなく、かつコストの上昇を伴なうことなく高
強度かつ軽量で設置後の安定性が高いケーソンを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする手段は、コンクリートの
内部に補強材としての主筋を鉛直方向に貫通させて設け
てなる鉄筋コンクリート構造部と、コンクリートの両面
あるいは片面に補強用の鋼板を貼設してなる鋼板コンク
リート構造部とを備えたコンクリート構造物において、
上記鉄筋コンクリート構造部の下部と鋼板コンクリート
構造部の上部とを接続する接続部を設け、同接続部はそ
の内部に上記鉄筋コンクリート構造部から延設された主
筋が鉛直方向に貫通されるとともに、片面に上記鋼板コ
ンクリート構造部の鋼板の一部が延設され、上記鋼板と
主筋との間を拘束鉄筋により結合されてなることを特徴
とするコンクリート構造物にある。
【0012】上記手段によれば、接続部に設けられた拘
束鉄筋は鋼板とコンクリートとの間のずれ止めとして機
能するとともに、接続部に加わる曲げモーメントにより
鋼板が面外へ剥がれようとする力に対して抵抗力を発生
せしめ、鋼板を主筋に確実に固定せしめる。これによ
り、同接続部によって上記両構造物が強度低下なく強固
に結合され、下部(底板部)の鋼板コンクリート構造部
と上部(側壁部)の鉄筋コンクリート構造部13とが接
続部を介して一体挙動可能となる。
【0013】従って上記手段によれば、鉄筋コンクリー
ト構造部と鋼板コンクリート構造部とを拘束鉄筋を有す
る接続部によって、強度低下なく強固に、かつ簡単な構
造で以って結合することができる。
【0014】また、本発明は、上記手段をさらに具体化
した手段として次の3つの手段を含む。
【0015】(1) 上記拘束鉄筋は、コの字状に形成
され、上記主筋及びコンクリートを拘束して根本部を上
記鋼板に溶接されてなる。従って、上記手段によれば、
主筋とコンクリートとを拘束鉄筋によって同時に拘束
し、鋼板に固定することができ、鋼板のコンクリートへ
の確実な定着が可能となる。
【0016】(2) 上記拘束鉄筋は、長さの異なる2
種類の拘束鉄筋からなり、各拘束鉄筋が、コンクリート
内に鉛直方向に延設された2列の主筋の夫々を2本づつ
拘束し、根本部を上記鋼板にすみ肉溶接にて固定されて
なる。
【0017】従って、上記手段によれば、長さの異なる
2種類の拘束鉄筋により外面側の主筋及び鋼板側の主筋
を夫々拘束し、鋼板に固定しているので、同鋼板による
2列の主筋の拘束効果がより高くなる。また拘束鉄筋を
すみ肉溶接によって鋼板に固定するので、溶接作業が容
易であり、製作コストが低減される。
【0018】(3) 上記拘束鉄筋は、上記主筋を1本
づつ拘束し、根本部をスタッド溶接にて上記鋼板に固定
してなる。かかる手段によれば、拘束鉄筋の鋼板への固
定点が1点のみであるので、拘束鉄筋をスタッド溶接に
よって鋼板に取り付けることが可能となり、拘束鉄筋の
取り付け作業が容易となって作業能率が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図1〜図6を参照して本発明
の実施形態につき詳細に説明する。
【0020】図6は本発明の実施形態に係るケーソンの
構成図、図1は図6における鉄筋コンクリート構造部と
鋼板コンクリート構造部との接続部近傍を示す縦断面
図、図2は図1のA−A線断面図である。図6におい
て、14は底板部を構成する鋼板コンクリート構造部、
13は側壁部を構成する鉄筋コンクリート構造部、15
は上記両構造部を接続する接続部である。
【0021】上記接続部15の近傍を示す図1、及びこ
れのA−A線断面図を示す図2において、10はコンク
リートであり、同コンクリート10の内部の外面10a
寄りの部位には補強材としての主筋8が鉛直方向に、上
記鉄筋コンクリート構造部13から接続部15を経て鋼
板コンクリート構造部14へと貫通して設けられてい
る。また上記コンクリート10の内面10b寄りの部位
には他方の主筋8bが上記鉄筋コンクリート構造部13
から接続部15の下部まで鉛直方向に貫通して設けられ
ている。
【0022】そして、上記コンクリート10の内面10
a側には、鋼板11が上記接続部15の上部から鋼板コ
ンクリート構造部14まで鉛直方向に貫通して設けられ
ている。8は水平方向の補強材として配力筋、12は鋼
板11に立設されたスタッドである。従って、上記接続
部15においては、外面側の主筋8が鉛直方向に貫通さ
れるとともに、上記鉄筋コンクリート構造部13の内面
10b側の主筋8bの下部と鋼板コンクリート構造部1
4の上部とがラップして設けられ、上記両構造部13及
び14を強度の低下なく接続している。
【0023】そして上記接続部15においては、さらに
次のようにして補強を加えている。16は拘束鉄筋であ
り、上記接続部15に長手方向(鉛直方向)に一定ピッ
チを存して複数個設けられている。上記拘束鉄筋16
は、図2に示されるようにコの字状に形成され、根本部
を上記鋼板11に溶接され(21が溶接部)、先端部が
上記外面側の主筋8を2本(3本以上でもよい)囲み、
拘束し、上記主筋8を補強している。
【0024】上記ケーソン1は、上記のように構成され
た複数の接続部15を、底板部を構成する鋼板コンクリ
ート構造部14と複数の側壁部を構成する鉄筋コンクリ
ート構造部13との間に介設して構成される。
【0025】上記のように構成されたケーソン1におい
て、接続部15における上記拘束鉄筋16は、鋼板コン
クリート構造部14におけるスタッド12と同様に、鋼
板11とコンクリート10との間のずれ止めとして機能
するとともに、接続部15に加わる曲げモーメントによ
り鋼板11が面外(内面10b側)へ剥がされようとす
る力に対して、抵抗力を発生せしめ、同鋼板11を上記
主筋8に固定せしめる。
【0026】これにより、接続部15によって両構造部
14及び13が強度低下なく強固に結合され、底板部の
鋼板コンクリート構造部14と側壁部の鉄筋コンクリー
ト構造部13とが接続部15を介して一体挙動可能とな
る。
【0027】また上記拘束鉄筋16が主筋8を2本づつ
拘束するように配設されているので上記主筋8と鋼板1
1とを確実に連結するとともに、上記主筋8の間のコン
クリート10をも拘束することが可能となる。これによ
って鋼板11のコンクリート10への確実な定着が可能
となる。
【0028】図3及び図4は本発明の実施の第2形態を
示す図1のA−A線断面相当図である。この実施形態に
おいては、コの字状に形成され、長さの異なる拘束鉄筋
16c,16dを2種類設けている。
【0029】即ち図3において、16c,16dは長さ
の異なるコの字状の拘束鉄筋であり、双方共先端部に互
いに逆方向つまり開き方向に屈曲した曲がり部16z,
16yが形成されている。上記拘束鉄筋のうち長さの長
い方の拘束鉄筋16cは、その曲がり部16zにて外面
10a側の主筋8の2本づつを拘束し、根本の直線部1
6eを鋼板11にすみ肉溶接している。また長さの短い
方の拘束鉄筋16dは、その曲がり部16yにて鋼板1
1側の主筋8bの2本づつを拘束し、根本の直線部16
fを鋼板11にすみ肉溶接している。20はこれらのす
み肉溶接部である。
【0030】また、図4に示されるものは、上記拘束鉄
筋16c,16dの曲がり部16z,16yの曲げ方向
が同一方向である点以外は図3のものと同様である。
【0031】この実施形態においては、長さの異なる2
種類の拘束鉄筋16c,16dにより外面側の主筋8及
び鋼板側の主筋8bを夫々拘束し、鋼板11に固定して
いるので上記第1形態よりも鋼板11による主筋8,8
bの拘束効果が高くなる。また、各拘束鉄筋16c,1
6dの根本の直線部をすみ肉溶接20によって鋼板11
に固定するので、溶接作業が容易であり、製作コストが
低減される。
【0032】図5は本発明の実施の第3形態を示す図1
のA−A線断面相当図である。この実施形態において
は、先端に曲がり部が形成され、根本部が直線状の拘束
鉄筋にて外面側の主筋を1本づつ拘束し、鋼板にスタッ
ド溶接している。
【0033】即ち図5において、16bは拘束鉄筋であ
り、先端に曲がり部16wが形成され、根本部は直線状
となっている。この拘束鉄筋16bは曲がり部16wに
て外面10a側の主筋8を1本づつ拘束し、直線状の根
本部が鋼板11にスタッド溶接により固定されている。
22はスタッド溶接部である。
【0034】この実施形態においては、拘束鉄筋16b
の鋼板11への固定点が1点のみであるので、拘束鉄筋
16bをスタッド溶接22によって鋼板11に取り付け
ることが可能となり、拘束鉄筋16bの取り付け作業が
容易となって作業能率が向上する。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によれば鉄筋コンクリート構造部と鋼板コンクリ
ート構造部とを、主筋及びコンクリートを拘束して確実
に鋼板に固定し得る拘束鉄筋を有する接続部によって、
強度低下なく強固にかつ簡単な構造で以って結合するこ
とができる。
【0036】これによって工事が容易で構築コストの低
廉な鉄筋コンクリート構造部にて側壁部を構成し、軽量
で高い強度が得られる鋼板コンクリート構造部にて高強
度を要する底板部を構成してなるケーソンを容易に製作
することができる。従って、構造が複雑化することな
く、かつ設置コストの上昇を伴なうことなく、軽量かつ
高強度で、軟弱な地盤にも容易に設置可能なケーソンを
得ることができる。
【0037】また請求項2の発明によれば、主筋とコン
クリーとを拘束鉄筋によって同時に拘束し、鋼板に固定
することができ、鋼板のコンクリートへの確実な定着が
可能となる。
【0038】また請求項3の発明によれば、長さの異な
る2種類の拘束鉄筋により外面側の主筋及び鋼板側の主
筋を夫々拘束し、鋼板に固定しているので、同鋼板によ
る2列の主筋の拘束効果がより高くなる。また拘束鉄筋
をすみ肉溶接によって鋼板に固定するので溶接作業が容
易であり、製作コストが低減される。
【0039】さらに請求項4の発明によれば、拘束鉄筋
の鋼板への固定点が1点のみであるので、拘束鉄筋をス
タッド溶接によって鋼板に取り付けることが可能とな
り、拘束鉄筋の取り付け作業が容易となって作業能率が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るケーソンの接続
部近傍を示す要部縦断面図。
【図2】図1のA−A縦断面図。
【図3】本発明の実施の第2形態の第1例を示す図1の
A−A線断面相当図。
【図4】上記第2形態の第2例を示す図3応当図。
【図5】本発明の実施の第3形態を示す図1のA−A線
断面相当図。
【図6】本発明の実施の第1〜第3形態に係るケーソン
の構成図。
【図7】護岸用ケーソンの設置状態を示す構成図。
【図8】従来のケーソンにおける鉄筋コンクリート構造
部の縦断面図。
【図9】従来のケーソンにおける鋼板コンクリート構造
部の縦断面図。
【符号の説明】
1 ケーソン 2 側壁部 3 底板部 8,8b 主筋 9 配力筋 10 コンクリート 10a 外面 10b 内面 11 鋼板 12 スタッド 13 鉄筋コンクリート構造部 14 鋼板コンクリート構造部 15 接続部 16,16b,16c,16d 拘束鉄筋
フロントページの続き (72)発明者 嶋田 利一 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートの内部に補強材としての主
    筋を鉛直方向に貫通させて設けてなる鉄筋コンクリート
    構造部と、コンクリートの両面あるいは片面に補強用の
    鋼板を貼設してなる鋼板コンクリート構造部とを備えた
    コンクリート構造物において、上記鉄筋コンクリート構
    造部の下部と鋼板コンクリート構造部の上部とを接続す
    る接続部を設け、同接続部はその内部に上記鉄筋コンク
    リート構造部から延設された主筋が鉛直方向に貫通され
    るとともに、片面に上記鋼板コンクリート構造部の鋼板
    の一部が延設され、上記鋼板と主筋との間を拘束鉄筋に
    より結合されてなることを特徴とするコンクリート構造
    物。
  2. 【請求項2】 上記拘束鉄筋は、コの字状に形成され、
    上記主筋及びコンクリートを拘束してその根本部を上記
    鋼板に溶接されてなる請求項1に記載のコンクリート構
    造物。
  3. 【請求項3】 上記拘束鉄筋は、長さの異なる2種類の
    拘束鉄筋からなり、各拘束鉄筋が、コンクリート内に鉛
    直方向に延設された2列の主筋の夫々を2本づつ拘束
    し、根本部を上記鋼板にすみ肉溶接にて固定されてなる
    請求項1に記載のコンクリート構造物。
  4. 【請求項4】 上記拘束鉄筋は、上記主筋を1本づつ拘
    束し、根本部をスタッド溶接にて上記鋼板に固定してな
    る請求項1に記載のコンクリート構造物。
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