JPH1160841A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂組成物Info
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- JPH1160841A JPH1160841A JP22895397A JP22895397A JPH1160841A JP H1160841 A JPH1160841 A JP H1160841A JP 22895397 A JP22895397 A JP 22895397A JP 22895397 A JP22895397 A JP 22895397A JP H1160841 A JPH1160841 A JP H1160841A
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Abstract
性、および分岐を有する新規なエチレン系共重合体を混
合して配合することにより、耐衝撃性、硬度および成形
表面外観のバランスに優れたポリプロピレン系樹脂組成
物を提供する。 【解決手段】 (I)ポリプロピレン系樹脂30〜95
重量%と、(II)エチレン、炭素数3〜20のα−オレ
フィンおよび非共役ポリエンからなり、かつエチレン
含量が50〜90重量%、エチレン含量の分布が高エチ
レン含量部/低エチレン含量部の比で1.05〜2.
5、メルトフローレート(MFR)(230℃、2.
16kg荷重)が0.02〜50g/10分、粘度−
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)よ
り求められる分岐度指数「B」値が0.5〜0.98、
「B」値の分布が、高「B」値/低「B」値の比で1.
02〜1.5、以上〜の要件を満たすエチレン系ラ
ンダム共重合体70〜5重量%とを主成分とするポリプ
ロピレン系樹脂組成物。
Description
レン系樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、耐衝撃性、
硬度と表面外観のバランスに優れたポリプロピレン系樹
脂組成物に関する。
性、耐水性、耐薬品性などに優れ、低比重で安価である
ことから、各種成形品やシートなどに従来から広く利用
されている。しかしながら、耐衝撃性が劣るため、使用
目的が限定される場合がある。この問題を改良するため
に、ポリプロピレン系樹脂に、エチレン系ランダム共重
合体をゴム成分として配合する提案が多くなされてい
る。これらのゴムの製造方法としては、例えばチタン化
合物と有機アルミニウム化合物からなるチタン系触媒
や、バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物からな
るバナジウム系触媒を使用し、エチレン、α−オレフィ
ンおよび非共役ジエンを共重合する方法が知られてい
る。
て、遷移金属化合物とアルミノキサンからなる触媒が提
案されており、例えば特公平4−12283号公報に
は、下記式 (Cp)2 MR1 X (式中、Cpはシクロペンタジエニル基、R1 は炭素数
1〜6のアルキル基またはハロゲン原子、Mはジルコニ
ウムまたはチタン、Xはハロゲン原子を示す)で表され
る遷移金属化合物、および下記式 (R2)2AlO[Al(R2)O-] n Al(R2)2 、または [Al(R2)O-]n+2 (式中、nは4〜20の整数、R2 はメチル基またはエ
チル基)で表されるアルミノキサンからなる触媒の存在
下で、エチレンとα−オレフィンとを共重合する方法が
記載されている。また、特公平5−80493号公報に
は、共役π電子を有する基を配位子としたジルコニウム
ヒドリド化合物とアルミノキサンとからなる触媒の存在
下で、エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィンと炭
素数5〜20の非共役ポリエンとを共重合する方法が記
載されている。しかしながら、これらの共重合体をゴム
成分として配合したポリプロピレン系樹脂組成物は、耐
衝撃性が改善されるものの、成形品の硬度や表面外観の
低下が見られ、実用上充分なものではない。これらの改
善のために、高分子量タイプのエチレン系ランダム共重
合体の使用が考えられるが、ゴム成分の高分子量化は、
ポリプロピレンの特徴である流動性を低下させるため、
実用上好ましくない。
術の課題を背景になされたものであり、ポリプロピレン
系樹脂に、一定組成比、流動性、および分岐を有する新
規なエチレン系共重合体を混合して配合することによ
り、耐衝撃性、硬度および成形表面外観のバランスに優
れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供することにあ
る。
ロピレン系樹脂30〜95重量%、(II)エチレン、炭
素数3〜20のα−オレフィンおよび非共役ポリエンか
らなり、かつ下記〜の要件を満たすエチレン系ラン
ダム共重合体70〜5重量%〔ただし、(I)+(II)
=100重量%〕を主成分とするポリプロピレン系樹脂
組成物を提供するものである。 上記エチレン含量が50〜90重量%の範囲にあり、
エチレン含量の分布が、高エチレン含量部/低エチレン
含量部の比で1.05〜2.5の範囲であること。 メルトフローレート(MFR)(230℃、2.16
kg荷重)が0.02〜50g/10分の範囲にあるこ
と。 粘度−ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)より求められる分岐度指数「B」値が0.5〜
0.98の範囲にあり、この「B」値の分布が、高
「B」値/低「B」値の比で1.02〜1.5の範囲で
あること。
脂は、プロピレンの単独重合体、あるいはエチレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン
などのα−オレフィンを含んだ共重合体である。この
(共)重合体としては、ランダム共重合体、ブロック共
重合体、あるいは多段重合で得られる単独重合体のブレ
ンド物、あるいは通常のブレンド物であっても良い。な
お、これらの(I)ポリプロピレン系樹脂を得る方法に
おいては、重合法や触媒に何等制限されるものではな
い。また、プロピレンユニットの立体規則性について
も、何等制限されるものではない。 (I)ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレート(2
30℃、2.16kg荷重)は、通常、10〜200g
/10分、好ましくは30〜120g/10分である。
〜20のα−オレフィンおよび非共役ポリエンからな
り、かつ下記〜の要件を満たすエチレン系ランダム
共重合体である。ここで、(II)エチレン系ランダム共
重合体を構成する炭素数が3〜20のα−オレフィン
(以下「α−オレフィン」ともいう)としては、具体的
には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メ
チル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−ヘプテン、5−メチル−1−ヘキセン、1
−オクテン、5−エチル−1−ヘキセン、1−デセン、
1−ドデセンなどが挙げられ、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましく用いられ
る。これらのα−オレフィンは、単独でまたは2種類以
上を混合して使用することができる。
を構成する非共役ポリエンとしては、重合反応性が等価
な2種類以上の重合反応性基を持つ非共役ポリエン化合
物、ジビニルベンゼンなどの芳香族ジビニル化合物、脂
肪族ジビニル化合物などが挙げられる。重合反応性が等
価な2個の重合反応性基を持つ非共役ポリエン化合物と
しては、例えば、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキ
サジエン、1,6−ペンタジエン、1,7−オクタジエ
ン、1,8−ノナジエン、1,9−デカジエン、1,1
0−ウンデカジエン、1,11−ドデカジエン、1,1
2−トリデカジエン、1,13−テトラデカジエン、
3,6−ジメチル−1,7−オクタジエン、4,5−ジ
メチル−1,7−オクタジエン、1,4,7−オクタト
リエン、5−メチル−1,8−ノナジエン、1,5,9
−デカトリエン、1,20−ヘンエイコサジエン、5−
(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(2−プ
ロペニル)−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノル
ボルネン、2,5−ノルボルナジエン、4−ビニルシク
ロヘキセン、下記(化1)、(化2)、(化3)などが
挙げられる。
ン、2,5−ノルボルナジエン、1,4−ペンタジエ
ン、1,5−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、
1,9−デカジエンが好ましい。さらに、(II)エチレ
ン系ランダム共重合体を構成する非共役ポリエンとして
は、重合反応性が不等価な重合反応性基を持つ非共役ポ
リエンも挙げられる。この非共役ポリエンは、脂肪族化
合物としては、1,4−ヘキサジエン、2−メチル−
1,5−ヘキサジエン、1,9−オクタデカジエン、6
−メチル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6
−オクタジエン、11−エチル−1,11−トリデカジ
エンなどが、脂環族化合物としては、ジシクロペンタジ
エン、トリシクロペンタジエン、5−エチリデン−2−
ノルボルネン、プロペニルノルボルネン、メチルテトラ
ヒドロインデン、イソプロペニリデンノルボルネン、ア
ルケニル基中に内部二重結合を有するアルケニル置換し
たノルボルネン、ビシクロ(2、2、2)オクタンの不
飽和誘導体などが挙げられ、好ましくは5−エチリデン
−2−ノルボルネン、シクロペンタジエン、1、4−ヘ
キサジエンが挙げられる。これらの非共役ポリエンは、
単独でまたは2種類以上を混合して使用することができ
る。
ン系ランダム共重合体は、下記〜の要件を満たす必
要がある。 エチレン含量;本発明の(II) エチレン系ランダム共
重合体中のエチレン含量は、50〜90重量%、好まし
くは60〜85重量%である。50重量%未満では、ポ
リプロピレン系樹脂組成物を著しく軟化させてしまい、
一方、90重量%を超えると、ポリプロピレン系樹脂の
耐衝撃性を改質する効果が乏しくなる。また、エチレン
含量の分布は、高エチレン含量部/低エチレン含量部の
比で、1.05〜2.5、好ましくは1.08〜2.0
の範囲である。1.05未満では、均一な結晶性を有す
るエチレン系ランダム共重合体となり、結晶部と非結晶
部をバランス良くとることができず、剛性/耐衝撃性バ
ランスの優れたポリプロピレン系樹脂組成物が得られな
い。一方、2.5を超えては、エチレン結晶とプロピレ
ン結晶の両方を有する共重合体となり、剛性/耐衝撃性
バランスの優れたポリプロピレン系樹脂組成物を得るこ
とができない。このエチレン含量の調整は、エチレン
含量の異なるランダム共重合体を複数、特定の比率で混
合するブレンド法、エチレンに対する活性の異なる複数
の重合触媒を混合して重合する方法などが用いられる。
ただし、本発明の効果を得られるのであれば、これらに
限定されるものではない。
含量部/低エチレン含量部の比)は、次のように定義す
る。 (1)共重合体5gををn−デカン200mlに溶解し
たのち、撹拌下でイソプロピルアルコールを滴下し、溶
液が白濁しかけたら滴下を停止し、沈殿を分離、乾燥
し、そのエチレン含量を測定する。 (2)上記(1)の溶液相に対して、さらにイソプロピ
ルアルコールを滴下し、同様の操作を行って、エチレン
含量を測定する。 (3)上記(2)の操作を繰り返す。このような溶媒分
別により、共重合体を4〜6フラクションに分別する。
これらのフラクションのエチレン含量の最高値と最低値
を用い、最高値/最低値の比をエチレン含量の分布と定
義する。このとき、最高値と最低値が、それぞれ高分子
量側と低分子量側いずれの成分のエチレン含量であって
も構わない。
チレン系ランダム共重合体のメルトフローレート(23
0℃、2.16kg荷重)(以下「MFR」ともいう)
は、0.02〜50g/10分、好ましくは0.05〜
40g/10分、さらに好ましくは0.1〜30g/1
0分である。MFRが0.02g/10分未満では、ポ
リプロピレン系樹脂中での分散不良により、充分な改質
効果を得ることができない。一方、MFRが50g/1
0分を超えると、ポリプロピレン系樹脂の耐衝撃性およ
び外観改良効果が劣る。このメルトフローレートは、重
合時の連鎖移動剤の量、重合温度、重合触媒濃度などに
より、調整することができる。
チレン系ランダム共重合体の粘度−GPCより求められ
る分岐度指数「B」値は、0.5〜0.98、好ましく
は0.6〜0.97である。分岐指数「B」値が0.5
未満では、ゲル化によりポリプロピレン系樹脂の耐衝撃
性改良効果が劣る。一方、分岐度指数「B]値が0.9
8より大きい場合、ポリプロピレン系樹脂組成物が分岐
による混練時の微分散効果が得られず、充分な耐衝撃性
改良効果が得られない。また、「B」値の分布は、高
「B」値/低「B」値の比で1.02〜1.5、好まし
くは1.05〜1.4の範囲である。「B」値の比が
1.02未満では、分岐による効果が得られないか、ま
たは強すぎて、プロピレン系樹脂組成物を軟化させてし
まう。一方、1.5を超えては、分岐効果が部分的に強
くなり、一部ゲル化してしまい、本発明における物性を
得ることができない。この分岐度指数「B」値の調整
は、「B」値の異なる複数のエチレン系ランダム共重合
体を特定の比率で混合する方法、共重合性の異なる複数
のポリエンを特定比率で段階的に共重合させる方法など
が挙げられる。なお、本発明の効果が得られるのであれ
ば、上記に限定されるものではない。
「B」値の比)は、次のように定義する。 (1)共重合体5gをn−デカン200mlに溶解した
のち、撹拌下でイソプロピルアルコールを滴下し、溶液
が白濁しかけたら滴下を停止し、沈殿を分離、乾燥し、
そのエチレン含量を測定する。 (2)上記(1)の溶液相に対して、さらにイソプロピ
ルアルコールを滴下し、同様の操作を行って、エチレン
含量を測定する。 (3)上記(2)の操作を繰り返す。このような溶媒分
別により、共重合体を4〜6フラクションに分別する。
これらのフラクションの「B」値の最高値と最低値を用
い、最高値/最低値の比を「B」値の分布と定義する。
このとき、最高値と最低値が、それぞれ高分子量側と低
分子量側いずれの成分の「B」値であっても構わない。
なお、分岐度指数「B」値は、粘度−GPC法〔倉田道
夫、日本ゴム協会誌(45)1972〕に準じて、分岐
のないモデル共重合体ゴムの極限粘度〔η〕とポリスチ
レン換算の重量平均分子量(Mw)により求めた粘度式
〔η〕=KMwを用い、対象となる共重合体ゴムのGP
C測定で求めたMwから〔η〕を算出し、次に対象とな
る共重合体の実測〔η〕を上記粘度式より算出した
〔η〕で除して、分岐度指数「B」値をする。ここで、
〔η〕はo−ジクロロベンゼン、135℃で求めた
〔η〕を用い、Mwはo−ジクロロベンゼン、135℃
でGPC測定法で求めた値である。
は、単独及び混合物であっても構わない。α−オレフィ
ン含量、MFRおよび分岐度指数「B」値が、混合した
後の値を以て上記の範囲内にあれば、2種類以上を混合
して用いることができる。
共重合体中におけるα−オレフィン含量は、好ましくは
10〜60重量%、さらに好ましくは15〜50重量
%、さらに好ましくは20〜40重量%である。
体の重量平均分子量は、通常、10万〜50万、好まし
くは15万〜40万である。
体を製造するための重合反応は、通常、不活性な炭化水
素溶媒中で行われる。このような不活性炭化水素溶媒と
しては、具体的には、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、デカン、ドデカンなどの脂肪族炭化水素;シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂環族炭化
水素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素などを挙げることができる。これらの炭化水素溶媒
は、単独または2種以上を混合して使用することができ
る。また、原料モノマーを炭化水素溶媒として利用する
ことができる。
共重合体を製造する際に使用される重合触媒について、
例を挙げて具体的に説明するが、これらに限定されるも
のではなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、公知のい
ずれの触媒も適宜利用できる。本発明の(II) エチレン
系ランダム共重合体を製造する際に使用される重合触媒
としては、例えば下記成分(A)および成分(B)から
なる触媒、または下記成分(C)および成分(D)から
なる触媒が挙げられる。成分(A)は、下記一般式
(I)で表される遷移金属化合物である。 式中、Mは周期律表第4族金属であり、(C5 Rm ) は
シクロペンタジエニル基または置換シクロペンタジエニ
ル基であり、各Rは同一でも異なってもよく、水素原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜40のア
リール基、炭素数7〜40のアルカリール基または炭素
数7〜40のアラルキル基であるか、あるいは2つの隣
接する炭素原子が結合して4〜8員の炭素環を作ってお
り、Eは非結合電子対を有する原子であり、R′は炭素
数1〜20のアルキル基、炭素数6〜40のアリール
基、炭素数7〜40のアルカリール基または炭素数7〜
40のアラルキル基であり、R″は炭素数1〜20のア
ルキレン基、ジアルキルケイ素またはジアルキルゲルマ
ニウムであって、2つの配位子を結合する基であり、s
は1または0であり、sが1のとき、mは4、nはEの
原子価より2少ない数であり、sが0のとき、mは5、
nはEの原子価より1少ない数であり、n≧2のとき各
R′は同一でも異なっていてもよく、また各R′は結合
して環を作っていてもよく、Qは水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜40のア
リール基、炭素数7〜40のアルカリール基または炭素
数7〜40のアラルキル基であり、pおよびqは0〜4
の整数であり、かつ0<p+q≦4の関係を満たす。
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジブロミド、ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジフェニル、ジ
メチルシリルビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ジメチルシリルビス(シクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジメチル、メチレンビス(シクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、エチレンビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビ
ス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(イン
デニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリルビス
(インデニル)ジルコニウムジクロリド、メチレンビス
(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(4,
5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ビス(4,5,6,7−テトラヒドロインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリルビス
(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−インデニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビス(4,5,
6,7−テトラヒドロ−1−インデニル)ジルコニウム
ジメチル、エチレンビス(4,5,6,7−テトラヒド
ロ−1−インデニル)ジルコニウムジクロリド、ビス
(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジメチル、ジメチルシリルビス(3−メチル−1−シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、メチレン
ビス(3−メチル−1−シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ビス(t−ブチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビス
(3−t−ブチル−1−シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ビス(1,3−ジメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリル
ビス(2,4−ジメチル−1−シクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ビス(1,2,4−トリメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジ
メチルシリルビス(2,3,5−トリメチル−1−シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(フ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリル
ビス(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、(フル
オレニル)(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、ジメチルシリル(フルオレニル)(シクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、(t−ブチルア
ミド)(1,2,3,4,5−ペンタメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリル
(t−ブチルアミド)(2,3,4,5−テトラメチル
−1−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、メチレン(t−ブチルアミド)(2,3,4,5−
テトラメチル−1−シクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、(フェノキシ)(1,2,3,4,5−
ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、ジメチルシリル(oーフェノキシ)(2,3,
4,5−テトラメチル−1−シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、メチレン(o−フェノキシ)
(2,3,4,5−テトラメチル−1−シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、エチレン(o−フェ
ノキシ)(2,3,4,5−テトラメチル−1−シクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(ジメ
チルアミド)ジルコニウムジクロリド、ビス(ジエチル
アミド)ジルコニウムジクロリド、ビス(ジt−ブチル
アミド)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリルビス
(メチルアミド)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシ
リルビス(t−ブチルアミド)ジルコニウムジクロリド
などや、これらの化合物におけるジルコニウムを、チタ
ニウムあるいはハフニウムに置換した化合物が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。上記遷移金属
化合物は、単独でまたは2種以上を組合せて使用するこ
とができる。
表されるユニットを有するアルミノキサン化合物であ
り、その化学構造は未だ必ずしも明確ではないが、線
状、環状またはクラスター状の化合物、あるいはこれら
の化合物の混合物であると推定されている。 −〔Al(R″′)−O〕− ・・・・・(II) 式中、R″′は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6
〜40のアリール基、炭素数7〜40のアルカリール基
または炭素数7〜40のアラルキル基で、好ましくはメ
チル基、エチル基、イソブチル基、特に好ましくはメチ
ル基である。上記アルミノキサン化合物は、上記R″′
基を少なくとも1個有する有機アルミニウム化合物と水
との反応を経る公知の方法によって製造することができ
る。上記成分(A)と成分(B)との使用割合は、遷移
金属とアルミニウム原子とのモル比で、通常、1:1〜
1:100,000、好ましくは1:5〜1:50,0
00の範囲である。
表される遷移金属アルキル化合物である。 式中、Mは周期律表第4族金属であり、(C5 Rm )は
シクロペンタジエニル基または置換シクロペンタジエニ
ル基であり、各Rは同一でも異なってもよく、水素原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜40のア
リール基、炭素数7〜40のアルカリール基または炭素
数7〜40のアラルキル基であるか、あるいは2つの隣
接する炭素原子が結合して4〜8員の炭素環を作ってお
り、Eは非結合電子対を有する原子であり、R′は炭素
数1〜20のアルキル基、炭素数6〜40のアリール
基、炭素数7〜40のアルカリール基または炭素数7〜
40のアラルキル基であり、R″は炭素数1〜20のア
ルキレン基、ジアルキルケイ素またはジアルキルゲルマ
ニウムであって、2つの配位子を結合する基であり、s
は1または0であり、sが1のとき、mは4、nはEの
原子価より2少ない数であり、sが0のとき、mは5、
nはEの原子価より1少ない数であり、n≧2のとき各
R' は同一でも異なっていても良く、また各R′は結合
して環を作っていても良く、R″′は炭素数1〜20の
アルキル基、炭素数6〜40のアリール基、炭素数7〜
40のアルカリール基または炭素数7〜40のアラルキ
ル基であり、pおよびqは0〜3の整数であり、かつ0
<p+q≦4の関係を満たす。
ロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ビス(シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジエチル、ビス(シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジイソブチル、ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジフェニル、ビ
ス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジ{ビス(ト
リメチルシリル)メチル}、ジメチルシリルビス(シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシ
リルビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジイソ
ブチル、メチレンビス(シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジメチル、エチレンビス(シクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジメチル、ビス(インデニル)ジルコ
ニウムジメチル、ビス(インデニル)ジルコニウムジイ
ソブチル、ジメチルシリルビス(インデニル)ジルコニ
ウムジメチル、メチレンビス(インデニル)ジルコニウ
ムジメチル、エチレンビス(インデニル)ジルコニウム
ジメチル、ビス(4,5,6,7−テトラヒドロインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリルビス
(4,5,6,7−テトラヒドロ−1−インデニル)ジ
ルコニウムジメチル、エチレンビス(4,5,6,7−
テトラヒドロ−1−インデニル)ジルコニウムジメチ
ル、ビス(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジメチル、ジメチルシリルビス(3−メチル−1−シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ビス(t−
ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、
ジメチルシリルビス(3−t−ブチル−1−シクロペン
タジエニル)ジルコニウムジメチル、ビス(1,3−ジ
メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、
ビス(1,3−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジイソブチル、ジメチルシリルビス(2,4−ジ
メチル−1−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメ
チル、メチレンビス(2,4−ジメチル−1−シクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジメチル、エチレンビス
(2,4−ジメチル−1−シクロペンタジエニル)ジル
コニウムジメチル、ビス(1,2,4−トリメチルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシ
リルビス(2,3,5−トリメチル−1−シクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジメチル、ビス(フルオレニ
ル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリルビス(フル
オレニル)ジルコニウムジメチル、(フルオレニル)
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメ
チルシリル(フルオレニル)(シクロペンタジエニル)
ジルコニウムジメチル、(t−ブチルアミド)(1,
2,3,4,5−ペンタメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジメチル、ジメチルシリル(t−ブチルア
ミド)(2,3,4,5−テトラメチル−1−シクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジメチル、メチレン(t−
ブチルアミド)(2,3,4,5−テトラメチル−1−
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、(フェ
ノキシ)(1,2,3,4,5−ペンタメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリル
(o−フェノキシ)(2,3,4,5−テトラメチル−
1−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、メ
チレン(o−フェノキシ)(2,3,4,5−テトラメ
チル−1−シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチ
ル、ビス(ジメチルアミド)ジルコニウムジメチル、ビ
ス(ジエチルアミド)ジルコニウムジメチル、ビス(ジ
t−ブチルアミド)ジルコニウムジメチル、ジメチルシ
リルビス(メチルアミド)ジルコニウムジメチル、ジメ
チルシリルビス(t−ブチルアミド)ジルコニウムジメ
チルなどや、これらの化合物中のジルコニウムを、チタ
ニウムあるいはハフニウムに置換した化合物が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。上記遷移金属
アルキル化合物は、単独でまたは2種以上を組合せて使
用することができる。上記遷移金属アルキル化合物は、
予め合成して使用してもよいし、また上記一般式(III)
におけるR″をハロゲン原子に置換した遷移金属ハライ
ドと、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウムモノクロリド、トリイソブチ
ルアルミニウム、メチルリチウム、ブチルリチウムなど
の有機金属化合物とを,反応系内で接触させることによ
り形成させてもよい。
されるイオン性化合物である。 式中、[L]k+はブレンステッド酸またはルイス酸であ
り、M′は周期律表第13〜15族元素であり、A1 〜
An はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数1〜30のジアルキルアミノ
基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜40の
アリール基、炭素数6〜40のアリールオキシ基、炭素
数7〜40のアルカリール基、炭素数7〜40のアラル
キル基、炭素数1〜40のハロゲン置換炭化水素基、炭
素数1〜20のアシルオキシ基または有機メタロイド基
であり、kはLのイオン価で1〜3の整数であり、pは
1以上の整数であり、q=(k×p)である。
ニルほう酸トリメチルアンモニウム、テトラフェニルほ
う酸トリエチルアンモニウム、テトラフェニルほう酸ト
リブチルアンモニウム、テトラフェニルほう酸メチル
(ジブチル)アンモニウム、テトラフェニルほう酸ジメ
チルアニリニウム、テトラフェニルほう酸メチルピリジ
ニウム、テトラフェニルほう酸メチル(2−シアノピリ
ジニウム)、テトラフェニルほう酸メチル(4−シアノ
ピリジニウム)、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ほう酸トリメチルアンモニウム、テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ほう酸トリエチルアンモニウム、
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ほう酸トリブチ
ルアンモニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ほう酸メチル(ジブチル)アンモニウム、テトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ほう酸ジメチルアニリニ
ウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ほう酸メ
チルピリジニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ほう酸メチル(2−シアノピリジニウム)、テトラ
キス(ペンタフルオロフェニルフェニル)ほう酸メチル
(4−シアノピリジニウム)、テトラキス[ビス(3,
5−ジ−トリフルオロメチル)フェニル]ほう酸ジメチ
ルアニリニウム、テトラフェニルほう酸フェロセニウ
ム、テトラフェニルほう酸銀、テトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ほう酸フェロセニウムなどを挙げること
ができるが、これらに限定されるものではない。上記イ
オン性化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用
することができる。上記成分(C)と成分(D)の使用
割合は、モル比で、通常、1:0.5〜1:20、好ま
しくは1:0.8〜1:10の範囲である。
体を製造する際に使用される上記重合触媒は、それらの
成分の少なくとも一部を適当な担体に担持して用いるこ
とができる。担体の種類については特に制限はなく、無
機酸化物担体、それ以外の無機担体、および有機担体の
何れも用いることができる。また、担持方法についても
特に制限はなく、公知の方法を適宜利用してよい。
上記(I)ポリプロピレン系樹脂、(II)エチレン系ラ
ンダム共重合体を主成分とし、耐衝撃性、硬度および成
形表面外観のバランスに優れた組成物である。本発明に
おける(I)ポリプロピレン系樹脂、(II)エチレン系
ランダム共重合体の配合割合は、(I)成分が30〜9
5重量%、好ましくは50〜90重量%、(II)成分が
70〜5重量%、好ましくは50〜10重量%である。
(I)成分が30重量%未満、または(II)成分が70
重量%を超えると、剛性の低下が見られ好ましくない。
一方、(I)成分が95重量%を超え、または(II)成
分が30重量%未満では、耐衝撃性が低下して好ましく
ない。
造は特に限定されるものではなく、公知の方法を用いる
ことができる。例えば、各種押出機、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ロールなどで各成分を混練りすることで
本発明の組成物は得ることができる。本発明の組成物に
は、必要に応じて、各種添加剤、例えば老化防止剤、熱
安定剤、紫外線吸収剤、銅害防止剤などの安定剤、シリ
カ、タルク、カーボン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、ガラス繊維、金属繊維、ガラスビーズ、マイカ、
チタン酸カリウムウィスカー、アラミド繊維、木炭、コ
ルク粉末、セルローズパウダー、ゴム粉末などの充填剤
を配合して用いることができる。また、上記添加剤とと
もに可塑剤、オイル、低分子量ポリマーなどの軟化剤を
利用することもできる。
に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本発明
は、以下の実施例により限定されるものではない。な
お、実施例中の部および%は、特に断らない限り重量基
準である。また、実施例中の各種測定は下記の方法に拠
った。エチレン含量 13 C−NMR法により測定した。MFR JIS K6383に準拠し、測定温度230℃、荷重
2.16kgにて測定した。
た。
以下のものである。 (I)ポリプロピレン系樹脂;プロピレン−エチレンブ
ロックポリマー〔三菱化学(株)製、BC06C〕 (II) エチレン系ランダム共重合体;表1に示すものを
使用した。これらの製造方法は、以下の実施例の中で例
示する。 タルク;富士タルク(株)製、LSM#200
1の合成) 充分に窒素置換した2リットルのステンレス製オートク
レーブに、精製トルエンを800ミリリットル、プロピ
レンを350ミリリットル、7−メチル−1,6−オク
タジエンを12ミリリットル、精製トルエン4ミリリッ
トル中に溶解したアルミニウム原子換算で6ミリモルの
メチルアルミノキサンを加え、40℃に昇温したのち、
エチレンで加圧して、エチレン分圧2.5kg/cm2
・Gに調節した。
溶解したエチレンビス(インデニル)ジルコニウムジク
ロリド1.2μモルを添加して、重合を開始した。反応
中は温度を40℃に保ち、エチレン分圧が2.5kg/
cm2 ・Gに保持されるように連続的にエチレンを供給
しつつ、30分間反応を行った。反応終了後、ポリマー
溶液を多量のメタノール中に投入し、ポリマーを析出さ
せ、このポリマーをろ取し、減圧下で乾燥して、117
gのポリマーを得た。このポリマーは、エチレン含量が
72%、MFRが1.5g/10分、分岐度指数「B」
値が0.9のエチレン系ランダム共重合体A′1であっ
た。次に、α−オレフィン、非共役ジエン種および共重
合量を変えて、上記と同様にして得られたエチレン系ラ
ンダム共重合体A″1を得た。このポリマーA″1のエ
チレン含量は73%、MFRは4.0g/10分、分岐
度指数「B」値は1.0であった。上記ポリマーA′1
とポリマーA″1をA′1/A″1(重量比)=50/
50で混合し、ポリマーA1を得た。
合体A2〜A12の合成) 参考例1に準じて、エチレン系ランダム共重合体A′2
〜A′12、A″2〜A″12を得て、これらをそれぞ
れ混合して、ポリマーA2〜A12を得た。これのポリ
マーA1〜A12の組成を、表1〜2に示す。
P)およびタルクとともに、2軸押出機(直径45m
m、L/D=32)を用いて混練りし、ペレット化し
た。得られた組成物は、射出成形により物性評価用の試
験片を作製した。配合比および物性評価の結果を表3に
示す。
て、ポリマーA1の代わりに、α−オレフィンと非共役
ポリエンを変えて、参考例2〜5で合成したポリマーA
2〜A5を用いて評価した。結果を表3に示す。これら
の実施例は、いずれも本発明の範囲内のエチレン系ラン
ダム共重合体を用いた組成物であり、耐衝撃性、剛性、
表面光沢のバランスに優れている。
したエチレン系ランダム共重合体を用いた組成物であ
り、流動性、耐衝撃性、剛性のバランスおよび表面光沢
のバランスが著しく悪化したものとなっている。結果を
表4〜5に示す。
/ポリプロピレン系樹脂の組成比が本発明の範囲を外れ
た場合の組成物である。流動性、耐衝撃性、剛性が著し
く悪化したものとなっている。結果を表5に示す。
は、ポリプロピレン系樹脂に、一定組成比、流動性、お
よび分岐を有する新規なエチレン系共重合体を混合して
配合してなり、耐衝撃性、硬度および成形表面外観のバ
ランスに優れる。
Claims (1)
- 【請求項】 (I)ポリプロピレン系樹脂30〜95重
量%、 (II)エチレン、炭素数3〜20のα−オレフィンおよ
び非共役ポリエンからなり、かつ下記〜の要件を満
たすエチレン系ランダム共重合体70〜5重量%〔ただ
し、(I)+(II) =100重量%〕を主成分とするポ
リプロピレン系樹脂組成物。 上記エチレン含量が50〜90重量%の範囲にあり、
エチレン含量の分布が、高エチレン含量部/低エチレン
含量部の比で1.05〜2.5の範囲であること。 メルトフローレート(MFR)(230℃、2.16
kg荷重)が0.02〜50g/10分の範囲にあるこ
と。 粘度−ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)より求められる分岐度指数「B」値が0.5〜
0.98の範囲にあり、この「B」値の分布が、高
「B」値/低「B」値の比で1.02〜1.5の範囲で
あること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22895397A JPH1160841A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22895397A JPH1160841A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1160841A true JPH1160841A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16884453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22895397A Pending JPH1160841A (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1160841A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017048448A1 (en) | 2015-09-14 | 2017-03-23 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Process for making branched epdm and epdm therefrom |
US11041034B2 (en) | 2018-02-09 | 2021-06-22 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Ethylene-a-olefin-diene elastomers and methods of making them |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP22895397A patent/JPH1160841A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017048448A1 (en) | 2015-09-14 | 2017-03-23 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Process for making branched epdm and epdm therefrom |
US11041034B2 (en) | 2018-02-09 | 2021-06-22 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Ethylene-a-olefin-diene elastomers and methods of making them |
US11859032B2 (en) | 2018-02-09 | 2024-01-02 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Ethylene-a-olefin-diene elastomers and methods of making them |
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