JPH1157912A - ヘッダーパイプの製造方法 - Google Patents

ヘッダーパイプの製造方法

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JPH1157912A
JPH1157912A JP10050536A JP5053698A JPH1157912A JP H1157912 A JPH1157912 A JP H1157912A JP 10050536 A JP10050536 A JP 10050536A JP 5053698 A JP5053698 A JP 5053698A JP H1157912 A JPH1157912 A JP H1157912A
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header pipe
cylindrical
manufacturing
pair
tube insertion
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Seiji Masuko
清二 益子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、熱交換器にタンクとして用いられ
るヘッダーパイプの製造方法に関し、チューブ差し込み
孔の端部に変形が生じることを確実に防止することを目
的とする。 【解決手段】 平板を成形し一対の半割り円筒部71を
円弧状の連結部73を介して並列に形成した後、前記一
方の半割り円筒部71にチューブ差し込み孔75を形成
し、この後、前記連結部73を内側から突出させ前記一
対の半割り円筒部71を対向させ、この対向状態の一対
の半割り円筒部71を突き合わせて円筒状のヘッダーパ
イプを製造するヘッダーパイプの製造方法において、前
記チューブ差し込み孔75を、前記連結部73に延在さ
せることなく、前記一方の半割り円筒部71のみに形成
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器にタンク
として用いられるヘッダーパイプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のコンデンサ等の熱交換器
では、例えば、実開平4−63982号公報に開示され
るように、ヘッダー内に仕切りを設けて、流体流路を変
更することが行なわれている。そして、従来、この種の
仕切り付熱交換器用ヘッダーは、以下述べるようにして
製造されている。
【0003】先ず、図15の(a)に示すように、外表
面にろう材をクラッドしたアルミニウム合金のパイプ材
が所定の寸法に切断され、ヘッダー用のパイプ11が得
られる。この後、(b)に示すように、パイプ11にチ
ューブ差し込み孔13、ディバイド用スリット15、流
体流入口17,流体流出口19が形成される。
【0004】次に、(c)に示すように、ディバイド用
スリット15に、両面にろう材をクラッドしたアルミニ
ウム合金のデバイド21が挿入され、また、パイプll
の両端に、アルミニウム合金のパッチ23が圧入され
る。しかしながら、このような従来の仕切り付熱交換器
用ヘッダーでは、予め円筒状に形成された高価なパイプ
材を使用しているため、材料コストが増大するという問
題がある。
【0005】また、パイプllとデバイド21とのろう
付け不良が発生する虞があるという問題がある。従来、
このような問題を解決したものとして、本出願人が先に
出願した、特開平7−314035号公報に開示される
仕切り付パイプの製造方法が知られている。
【0006】この仕切り付パイプの製造方法では、図1
6および図17に示すように、円筒状のパイプ部31の
中央に、一対の半割り仕切り部32からなる仕切り部3
3が形成される仕切り付パイプが製造される。
【0007】そして、この仕切り付パイプは、以下述べ
るようにして製造される。先ず、図18に示す成形工程
により、アルミニウムからなる板材を成形し一対の半割
り円筒部35が形成される。これ等一対の半割り円筒部
35は、円弧状の連結部37を介して並列に形成されて
いる。
【0008】そして、一対の半割り円筒部35には、内
側に突出するU字状の仕切り成形部39が形成されてい
る。一対の半割り円筒部35の半径は、形成すべきパイ
プ部31の半径より2mm程度小さくされ、半割り円筒部
35の外側には、縁部41が形成されている。上述した
成形工程は、所定の金型の間に平板を挟持し、プレス成
形することにより行われる。
【0009】次に、図19に示す切除工程により、図の
(a)に斜線で示す仕切り成形部39の間に位置する連
結部37、および、仕切り成形部39の両側に位置する
縁部41が肉余り部41aとともに切除される。この切
除工程は、プレス機械によりトリムピアスすることによ
り行われる。この後、図20に示す圧縮工程により、仕
切り成形部39が両側から圧縮され半割り仕切り部32
が形成される。
【0010】この圧縮工程は、図21に示すように、半
割り円筒部35の外側を、スプリング49により付勢さ
れるワーク押さえ51により押さえ、一方、半割り円筒
部35の内側の仕切り成形部39の両側に、圧縮部材5
3を配置し、圧縮部材53により仕切り成形部39を圧
縮成形することにより行われる。この圧縮成型では、圧
縮部材53の間に、寸法矯正ブロック55が配置され、
この寸法矯正ブロック55により半割り仕切り部32の
内側への突出長Hが矯正される。
【0011】次に、図22に示す縁部成形工程により、
一対の半割り円筒部35の両側の縁部41が成形され、
図の(b)に示すように、縁部41が半割り円筒部35
に続く円弧状に形成される。この縁部成形工程は、所定
の金型の間に一対の半割り円筒部35を挟持し、プレス
成形することにより行われる。
【0012】この後、図23に示す対向工程により、連
結部37が内側から突出され、一対の半割り円筒部35
が対向配置される。この対向工程は、半割り円筒部35
の外側を金型57内に収容し、連結部37を、ポンチ5
9により金型57の円弧部61に押圧することにより行
われる。次に、図24に示す突き合わせ工程により、対
向状態の一対の半割り円筒部35が突き合わせられる。
【0013】この突き合わせ工程は、半割り円筒部35
の外側を、一対の図示しない金型内に収容し、金型を移
動することにより行われ、この時に、半割り円筒部35
がパイプ形状に成形される。この後、接合工程が行わ
れ、一対の半割り円筒部35、および、一対の半割り仕
切り部32が相互に接合され、図16および図17に示
した仕切り付パイプが製造される。
【0014】この接合工程は、例えば、非腐食性フラッ
クスを使用したろう付けにより行われる。図25は、こ
のような仕切り付パイプの製造方法により製造された仕
切り付熱交換器用ヘッダーを示すもので、この仕切り付
熱交換器用ヘッダーは、円筒状のパイプ部31Aの中央
に仕切り部33が形成されている。
【0015】また、パイプ部31Aの外周の一側に、所
定間隔を置いて、チューブ差し込み孔63が形成されて
いる。そして、さらに、パイプ部31Aの両端開口が、
蓋部材65により閉塞されている。
【0016】この仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方
法では、図22に示した縁部成形工程の後、図26に示
すように、一方の半割り円筒部35にチューブ差し込み
孔63が所定間隔を置いて形成され、また、同時に、熱
媒体が流入,流出される流体流入口67および流体流出
口69が形成される。この工程は、プレス機械によりス
リット・ピアス成形することにより行われる。
【0017】このような仕切り付熱交換器用ヘッダーで
は、一枚の板材から仕切り部33の一体形成されたパイ
プ部31Aを得ることが容易に可能になるため、予め円
筒状に形成された高価なパイプ材を使用する必要がなく
なり、材料コストを従来より大幅に低減することが可能
になる。また、円筒状パイプでの製作に比べて、仕切り
を一体に作るため部品点数を減らすことができコスト低
減が可能になる。
【0018】さらに、チューブ差し込み孔63を半円状
態で加工できるため、チューブ差し込み孔63の成形型
の強度を十分に取り、加工時間を短くでき、コスト低減
が可能となる。また、一対の半割り円筒部35および半
割り仕切り部32を、ろう付けにより確実に接合するこ
とができるため、仕切り部33から外部へ熱媒体が漏洩
することを確実に防止することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の仕切り付熱交換器用ヘッダーの製造方法で
は、図18に示した成形工程において、図27に示すよ
うに、連結部37の半径R2と半割り円筒部35の半径
R1とを略同一の寸法にし、また、半割り円筒部35と
連結部37との連結点Aから、一対の半割り円筒部37
の中心を結ぶ中心連絡線Lと半割り円筒部35との仮想
交点Bまでの周長ABと、連結点Aから連結部37の中
央点Cまでの周長ACとを略同一の長さにし、さらに、
チューブ差し込み孔63を連結部37まで延在して形成
しているため、図23に示した対向工程および図24に
示した突き合わせ工程を行い円筒状のヘッダーパイプを
製造すると、図28に示すように、連結部37に位置し
ていたチューブ差し込み孔63の端部63aがくの字状
に変形するという問題があった。
【0020】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、チューブ差し込み孔の端部に変形
が生じることを確実に防止することができるヘッダーパ
イプの製造方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1のヘッダーパイ
プの製造方法は、平板を成形し一対の半割り円筒部を円
弧状の連結部を介して並列に形成した後、前記一方の半
割り円筒部にチューブ差し込み孔を形成し、この後、前
記連結部を内側から突出させ前記一対の半割り円筒部を
対向させ、この対向状態の一対の半割り円筒部を合わせ
て円筒状のヘッダーパイプを製造するヘッダーパイプの
製造方法において、前記チューブ差し込み孔を、前記連
結部に延在させることなく、前記一方の半割り円筒部の
みに形成することを特徴とする。
【0022】請求項2のヘッダーパイプの製造方法は、
請求項1記載のヘッダーパイプの製造方法において、前
記連結部の半径を前記半割り円筒部の半径より小さくし
てなることを特徴とする。請求項3のヘッダーパイプの
製造方法は、請求項1または請求項2記載のヘッダーパ
イプの製造方法において、前記半割り円筒部と前記連結
部との連結点から、前記一対の半割り円筒部の中心を結
ぶ中心連絡線と前記半割り円筒部との仮想交点までの周
長と、前記連結点から前記連結部の中央点までの周長と
を略同一の長さにしてなることを特徴とする。
【0023】(作用)請求項1のヘッダーパイプの製造
方法では、チューブ差し込み孔が、連結部に延在するこ
となく、一方の半割り円筒部のみに形成され、この後、
対向工程および突き合わせ工程を行うことにより、円筒
状のヘッダーパイプが製造される。請求項2のヘッダー
パイプの製造方法では、連結部の半径が半割り円筒部の
半径より小さくされる。
【0024】請求項3のヘッダーパイプの製造方法で
は、半割り円筒部と連結部との連結点から、一対の半割
り円筒部の中心を結ぶ中心連絡線と半割り円筒部との仮
想交点までの周長と、連結点から連結部の中央点までの
周長とが略同一の長さにされる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明方法の一実施形態を
図面を用いて説明する。
【0026】図1は、本発明のヘッダーパイプの製造方
法の一実施形態における成形工程後の状態を示すもの
で、この状態では、アルミニウムの平板を成形すること
により一対の半割り円筒部71が、円弧状の連結部73
を介して並列に形成されている。そして、この実施形態
では、連結部73の半径R2が半割り円筒部71の半径
R1より小さくされている。
【0027】また、半割り円筒部71と連結部73との
連結点Pから、一対の半割り円筒部71の中心を結ぶ中
心連絡線Lと半割り円筒部71との仮想交点Oまでの周
長POと、連結点Pから連結部73の中央点Qまでの周
長PQとが略同一の長さにされている。そして、この実
施形態では、後のチューブ差し込み孔形成工程により、
一方の半割り円筒部71にチューブ差し込み孔75が形
成される。
【0028】このチューブ差し込み孔75の長さ寸法L
1は、チューブ差し込み孔75の一端が、連結部73に
延在しないような寸法とされる。この工程は、プレス機
械によりスリット・ピアス成形することにより行われ
る。
【0029】この後、対向工程により、図2に示すよう
に、連結部73が内側から突出され、一対の半割り円筒
部71が、例えば、30度の角度を置いて対向配置され
る。なお、この対向工程は、半割り円筒部71の外側を
金型内に収容し、連結部73を、ポンチにより金型の円
弧部に押圧することにより行われる。次に、図2に示し
たように、突き合わせ工程により、対向状態の一対の半
割り円筒部71が突き合わせられる。
【0030】上述したヘッダーパイプの製造方法では、
チューブ差し込み孔75を、連結部73に延在させるこ
となく、一方の半割り円筒部71のみに形成したので、
この後、対向工程および突き合わせ工程を行い円筒状の
ヘッダーパイプを製造した場合に、チューブ差し込み孔
75の端部に変形が生じることを確実に防止することが
できる。
【0031】また、上述したヘッダーパイプの製造方法
では、連結部73の半径R2を半割り円筒部71の半径
R1より小さくしたので、半割り円筒部71の外周長を
長くすることが可能になり、チューブ差し込み孔75の
長さL1を、所定の外径寸法を有するヘッダーパイプに
要求される長さにすることができる。すなわち、半割り
円筒部71に形成されるチューブ差し込み孔75の長さ
を単純に短くすることにより、チューブ差し込み孔75
を連結部73まで延在する必要がなくなるが、この場合
には、ヘッダーパイプの外径寸法に対するチューブの幅
が小さくなり、所定の外径寸法を有するヘッダーパイプ
に要求される熱交換効率を得ることが困難になるという
問題が生じる。
【0032】しかしながら、この実施形態では、連結部
73の半径R2を半割り円筒部71の半径R1より小さ
くしたので、半割り円筒部71の外周長を長くすること
が可能になり、チューブ差し込み孔75の長さL1を、
所定の外径寸法を有するヘッダーパイプに要求される長
さにすることが容易に可能になる。さらに、上述したヘ
ッダーパイプの製造方法では、半割り円筒部71と連結
部73との連結点Pから、一対の半割り円筒部71の中
心を結ぶ中心連絡線Lと半割り円筒部71との仮想交点
Oまでの周長POと、連結点Pから連結部73の中央点
Qまでの周長PQとを略同一の長さにしたので、この
後、対向工程および突き合わせ工程を行うことにより、
円筒状のヘッダーパイプを確実に形成することができ
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明方法の一実施例を図面を用いて
説明する。この実施例では、アルミニウムの平板から仕
切り付のヘッダーパイプが製造される。この仕切り付の
ヘッダーパイプは、以下述べるようにして製造される。
【0034】先ず、図3に示す成形工程により、両面に
ろう材層の形成されるアルミニウムの板材が成形され、
一対の半割り円筒部101が形成される。これ等一対の
半割り円筒部101は、円弧状の連結部103を介して
並列に形成されている。そして、一対の半割り円筒部1
01には、内側に突出するU字状の仕切り成形部105
が形成されている。
【0035】半割り円筒部101の外側には、縁部10
7が形成されている。そして、この実施例では、図1に
示したように、連結部103の半径が半割り円筒部10
1の半径より小さくされている。また、半割り円筒部1
01と連結部103との連結点から、一対の半割り円筒
部101の中心を結ぶ中心連絡線と半割り円筒部101
との仮想交点までの周長と、連結点から連結部103の
中央点までの周長とが略同一の長さにされている。
【0036】上述した成形工程は、所定の金型の間に平
板を挟持し、プレス成形することにより行われる。次
に、図4に示す第2成形工程により、仕切り成形部10
5の根元部が所定の半径の円弧状に成形される。
【0037】次に、図5に示す切除工程により、仕切り
成形部105の間に位置する連結部103a、および、
仕切り成形部105の両側に位置する縁部107aが、
縁部107の肉余り部とともに切除される。この切除工
程は、プレス機械によりトリムピアスすることにより行
われる。この後、図6に示す圧縮工程により、仕切り成
形部105が両側から圧縮され半割り仕切り部109が
形成される。
【0038】次に、図7に示す縁部成形工程により、一
対の半割り円筒部101の両側の縁部107が成形さ
れ、図の(b)に示すように、縁部107が半割り円筒
部101に続く円弧状に形成される。また、後述するカ
シメ用爪部が形成される側の縁部107に段部111が
形成され、同時にカシメ用爪部をカシメ固定するための
係止用凹部113、および、押圧用凹部115がエンボ
ス加工される。
【0039】この縁部成形工程は、所定の金型の間に一
対の半割り円筒部101を挟持し、プレス成形すること
により行われる。この後、図8に示す第2の切除工程に
より、カシメ用爪部117となる部分を除いて縁部10
7の不要部分がトリム加工され、カシメ用爪部117が
形成される。
【0040】次に、図9に示す第3の切除工程により、
係止用凹部113側の縁部107の不要部分がトリム加
工により切除される。次に、図10に示すリストライク
工程により、カシメ用爪部117が直角になるようにリ
ストライク加工される。この後、図11に示す第1のチ
ューブ差し込み孔形成工程により、一対の半割り円筒部
101のうち一方の半割り円筒部101の中央部にチュ
ーブ差し込み孔119が所定間隔を置いて形成され、ま
た、両側にサイドプレート用の差し込み孔121が形成
される。
【0041】なお、チューブ差し込み孔119の長さ
は、図1に示したように、製造すべき所定の外径寸法の
ヘッダーパイプに要求される長さとされる。この工程
は、プレス機械によりスリット・ピアス成形することに
より行われる。次に、図12に示す第2のチューブ差し
込み孔形成工程により、半割り円筒部101の中央部に
形成されたチューブ差し込み孔119の両側に所定間隔
を置いてチューブ差し込み孔119が形成される。
【0042】この工程は、プレス機械によりスリット・
ピアス成形することにより行われる。この後、図13に
示す対向工程により、連結部103が内側から突出さ
れ、一対の半割り円筒部101が対向配置される。次
に、図14に示す突き合わせ工程により、対向状態の一
対の半割り円筒部101が突き合わせられる。
【0043】この後、図示しないカシメ工程によりカシ
メ用爪部117が係止用凹部113にカシメ固定され、
この状態で接合工程が行われ、一対の半割り円筒部10
1、および、一対の半割り仕切り部109が相互に接合
される。なお、この実施形態では、接合工程は、非腐食
性フラックスを使用したろう付けにより行われる。
【0044】上述したようにして製造された仕切り付の
ヘッダーパイプでは、チューブ差し込み孔119の端部
に変形を生じさせることなく、チューブ差し込み孔11
9の長さを、所定の外径寸法を有するヘッダーパイプに
要求される長さにすることができた。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のヘッダー
パイプの製造方法では、チューブ差し込み孔を、連結部
に延在させることなく、一方の半割り円筒部のみに形成
したので、この後、対向工程および突き合わせ工程を行
い円筒状のヘッダーパイプを製造した場合に、チューブ
差し込み孔の端部に変形が生じることを確実に防止する
ことができる。
【0046】請求項2のヘッダーパイプの製造方法で
は、連結部の半径を半割り円筒部の半径より小さくした
ので、半割り円筒部の外周長を長くすることが可能にな
り、チューブ差し込み孔の長さを、所定の外径寸法を有
するヘッダーパイプに要求される長さにすることができ
る。請求項3のヘッダーパイプの製造方法では、半割り
円筒部と連結部との連結点から、一対の半割り円筒部の
中心を結ぶ中心連絡線と半割り円筒部との仮想交点まで
の周長と、連結点から連結部の中央点までの周長とを略
同一の長さにしたので、この後、対向工程および突き合
わせ工程を行うことにより、円筒状のヘッダーパイプを
確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッダーパイプの製造方法の一実施形
態の成形工程後の状態を示す説明図である。
【図2】本発明のヘッダーパイプの製造方法の一実施形
態の対向工程および突き合わせ工程を示す説明図であ
る。
【図3】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
成形工程を示す説明図である。
【図4】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
第2の成形工程を示す説明図である。
【図5】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
切除工程を示す説明図である。
【図6】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
圧縮工程を示す説明図である。
【図7】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
縁部成形工程を示す説明図である。
【図8】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
第2の切除工程を示す説明図である。
【図9】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例の
第3の切除工程を示す説明図である。
【図10】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
のリストライク工程を示す説明図である。
【図11】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の第1のチューブ差し込み孔形成工程を示す説明図であ
る。
【図12】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の第2のチューブ差し込み孔形成工程を示す説明図であ
る。
【図13】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の対向工程を示す説明図である。
【図14】本発明のヘッダーパイプの製造方法の実施例
の突き合わせ工程を示す説明図である。
【図15】従来の仕切り付パイプの製造方法を示す説明
図である。
【図16】従来の仕切り付パイプの製造方法により製造
された仕切り付パイプを示す断面図である。
【図17】図16のII−II線に沿う断面図である。
【図18】従来の成形工程を示す説明図である。
【図19】従来の切除工程を示す説明図である。
【図20】従来の圧縮工程を示す説明図である。
【図21】図20の圧縮工程を行っている状態を示す説
明図である。
【図22】従来の縁部成形工程を示す説明図である。
【図23】従来の対向工程を示す説明図である。
【図24】従来の突き合わせ工程を示す説明図である。
【図25】従来のチューブ差し込み孔が形成された仕切
り付ヘッダーパイプを示す側面図である。
【図26】従来のチューブ差し込み孔形成工程を示す説
明図である。
【図27】従来の成形工程における成形形状を示す説明
図である。
【図28】従来のチューブ差し込み孔の変形を示す説明
図である。
【符号の説明】
71,101 半割り円筒部 73,103 連結部 75,119 チューブ差し込み孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板を成形し一対の半割り円筒部(7
    1,101)を円弧状の連結部(73,103)を介し
    て並列に形成した後、前記一方の半割り円筒部(71,
    101)にチューブ差し込み孔(75,119)を形成
    し、この後、前記連結部(73,103)を内側から突
    出させ前記一対の半割り円筒部(71,101)を対向
    させ、この対向状態の一対の半割り円筒部(71,10
    1)を突き合わせて円筒状のヘッダーパイプを製造する
    ヘッダーパイプの製造方法において、 前記チューブ差し込み孔(75,119)を、前記連結
    部(73,103)に延在させることなく、前記一方の
    半割り円筒部(71,101)のみに形成することを特
    徴とするヘッダーパイプの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘッダーパイプの製造方
    法において、 前記連結部(73,103)の半径(R2)を前記半割
    り円筒部(71,101)の半径(R1)より小さくし
    てなることを特徴とするヘッダーパイプの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のヘッダー
    パイプの製造方法において、 前記半割り円筒部(71,101)と前記連結部(7
    3,103)との連結点(P)から、前記一対の半割り
    円筒部(71,101)の中心を結ぶ中心連絡線(L)
    と前記半割り円筒部(71,101)との仮想交点
    (O)までの周長(PO)と、前記連結点(P)から前
    記連結部(73,103)の中央点(Q)までの周長
    (PQ)とを略同一の長さにしてなることを特徴とする
    ヘッダーパイプの製造方法。
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