JPH1157402A - ガス精製方法及びガス精製設備 - Google Patents

ガス精製方法及びガス精製設備

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JPH1157402A
JPH1157402A JP9231710A JP23171097A JPH1157402A JP H1157402 A JPH1157402 A JP H1157402A JP 9231710 A JP9231710 A JP 9231710A JP 23171097 A JP23171097 A JP 23171097A JP H1157402 A JPH1157402 A JP H1157402A
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JP
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gas
ammonia
hydrogen chloride
product gas
cooling
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JP9231710A
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Makoto Suzaki
洲崎  誠
Seiji Kagawa
晴治 香川
Susumu Okino
沖野  進
Shintaro Honjo
新太郎 本城
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石炭や石油のガス化によって得られる生成ガ
スから塩化水素やアンモニアを除去する処理を容易に行
う。 【解決手段】 生成ガスA1中の塩化水素及びアンモニ
アが塩化アンモニウムとして析出する温度まで、生成ガ
スA1を冷却する熱交換器2,5(冷却手段)と、この
冷却手段を経た生成ガスA1から前記塩化アンモニウム
を捕集するポーラスフィルタ6(捕集手段)とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭ガス化プロセ
ス等の生成ガスの精製技術に係わり、特に、生成ガス中
の塩化水素及びアンモニアの除去処理が容易に可能なガ
ス精製方法及び設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、石油資源の枯渇、価格の高騰か
ら、燃料の多様化が叫ばれ、石炭や重質油の利用技術開
発が進められており、その一つとして、石炭や重質油を
ガス化して発電燃料や合成原料とする技術が注目されて
いる。また、ガス化ガスによる発電は、石炭や石油によ
る従来の火力発電に比較して効率が良いので、有限な資
源の有効利用の点からも注目されている。
【0003】しかし、このガス化生成ガスには、数10
0〜数1000ppmの硫黄化合物(硫化水素等)が含
まれ、これは公害防止のため、或いは後流機器(例えば
ガスタービン等)の腐食防止等のため、除去する必要が
有る。この除去方法としては、例えば特開平7−485
84号公報に示されるように、ガスを硫黄化合物の吸収
液に気液接触させる湿式のガス精製方法や、また、例え
ば特開平2−75320号公報に示されるように、ガス
中の硫黄化合物を吸着材で硫化物として吸着除去する乾
式のガス精製方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ガス精製方法では、生成ガスに含まれる他の有害物、即
ち塩化水素(HCl)やアンモニア(NH3)については
特に考慮されておらず、改善が望まれていた。すなわ
ち、一般に石炭ガス化プロセス等の生成ガスには、例え
ば1000ppm程度のNH3と、例えば100ppm程
度のHClが含有されるので、さらなるクリーン化のた
めにはこれらを除去する必要がある。
【0005】なお塩化水素は、強酸であってステンレス
材に対しても腐食性があり、設備材料を保護する観点か
ら特になるべく前流側で除去する必要があるとともに、
生成ガスがガスタービン等で燃焼してなる排煙中に含有
されるかたちで大気中に排出される塩素化合物の量を低
減するためにも除去する必要がある。またアンモニア
は、ガスタービン等で燃焼して有害な窒素酸化物とな
り、ガスタービン等の後流側に一般的に設けられる脱硝
装置の負荷を増大させるので問題であった。
【0006】しかし、上記従来のガス精製方法では、湿
式の場合も乾式の場合も、脱硫塔よりも前流において塩
化水素やアンモニアが除去されるようには、特に構成さ
れていない。また、従来の湿式ガス精製の脱硫塔では、
一般にアミン化合物よりなる吸収液(アルカリ性)を用
いているため、少なくともアンモニアはほとんど除去さ
れず、後流側の機器(ガスタービン等)に送られるガス
中にアンモニアが多量に残留する。また、従来の乾式ガ
ス精製の脱硫塔では、主に硫黄化合物の吸着除去が行わ
れるだけで、アンモニアも塩化水素もほとんど除去され
ず、後流側にそのまま排出されてしまう。
【0007】なお出願人は、湿式ガス精製方法におい
て、生成ガスを脱硫塔前流で洗浄水に気液接触させ、上
記塩化水素やアンモニアなどの不純物を洗浄水中に吸収
して除去する精製方法を提案している。ところが、この
ような洗浄工程を設けると、塩化水素やアンモニアが効
率良く除去できるものの、洗浄液の排水処理が必要にな
るという短所がある。
【0008】そこで本発明は、ガス中の塩化水素やアン
モニアの除去処理が容易に可能なガス精製方法及びガス
精製設備を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のガス精製方法は、石炭や石油のガス
化によって得られる生成ガスから塩化水素及びアンモニ
アを除去するガス精製方法であって、前記生成ガスを冷
却して、前記生成ガス中の塩化水素及びアンモニアを塩
化アンモニウムとして析出させる冷却工程と、この冷却
工程の後に前記生成ガス中の塩化アンモニウムを捕集す
る捕集工程とよりなることを特徴とする。
【0010】請求項2記載のガス精製方法は、前記生成
ガス中の塩化水素とアンモニアのモル濃度が等しくなる
方向に、前記冷却工程又はその前流において前記生成ガ
ス中に塩化水素又はアンモニアを注入する注入工程を設
けたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載のガス精製設備は、石炭や石
油のガス化によって得られる生成ガスから塩化水素及び
アンモニアを除去するガス精製設備であって、前記生成
ガス中の塩化水素及びアンモニアが塩化アンモニウムと
して析出する温度まで、前記生成ガスを冷却する冷却手
段と、この冷却手段を経た前記生成ガスから前記塩化ア
ンモニウムを捕集する捕集手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】請求項4記載のガス精製設備は、前記生成
ガス中の塩化水素とアンモニアのモル濃度が等しくなる
方向に、前記冷却手段又はその前流において前記生成ガ
ス中に塩化水素又はアンモニアを注入する注入手段を設
けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の各例
を図面に基づいて説明する。第1例 まず、本発明を湿式ガス精製技術に適用した第1例を説
明する。図1は、本例のガス精製設備における前処理部
の構成を示す図であり、図2は同設備における脱硫部及
び石膏回収部の構成を示す図である。
【0014】まず、前処理部の構成及び基本動作につい
て説明する。図示省略したガス化炉では、例えば石炭が
空気をガス化剤としてガス化され、一酸化炭素及び水素
を主成分とした生成ガスAが発生する。このように石炭
を原料とし空気をガス化剤としてなる生成ガスAには、
通常、1000〜1500ppm程度のH2S(硫黄化合
物)と、100ppm程度のCOS(硫黄化合物)とが
含有され、さらに、100〜1500ppm程度のNH
3(窒素化合物)と、100ppm程度のHCl(塩素化
合物)とが含有されている。また生成ガスAは、炉出口
直後においては通常1000℃〜2000℃であるが、
通常炉出口側に設けられた熱交換器(図示省略)により
熱回収されて例えば350℃程度に冷却され、その圧力
は例えば26ata程度である。
【0015】この生成ガスAは、図1に示すように、ま
ずサイクロンやポーラスフィルタよりなる除塵手段1に
導入され、粉塵が分離除去される構成となっている。除
塵手段1の後流には、熱交換器2(冷却手段)が設けら
れ、除塵手段1から導出されたガスA1の熱により精製
後のガスA4が加熱される。なお、ガスA1はこの熱交
換器2において逆に熱を奪われて、例えば250℃程度
まで冷却される。
【0016】そして、熱交換器2の後流には、ガスA1
を塩化アンモニウムが十分に析出する温度まで冷却する
熱交換器5(冷却手段)と、析出した塩化アンモニウム
(ヒューム状の固体)を捕集除去するポーラスフィルタ
6(捕集手段)とが順次設置されている。
【0017】熱交換器5は、例えば工業用水等の冷却用
の熱媒B1が通水されるシェルアンドチューブ構造の熱
交換器で、熱媒B1の流量を調整する流量調整弁7の開
度が温度コントローラ8によって制御されることで、そ
の冷却能力が調整される。ここで、温度コントローラ8
は、熱交換器5の出口側のガス温度を検出する温度セン
サ9の検出出力をフィードバック値として、前記流量調
整弁7を介して前記熱媒B1の流量を調整し、熱交換器
5の出口側のガス温度を所定の制御目標値に制御するも
のである。
【0018】また、この温度コントローラ8の制御目標
値は、後述する塩化アンモニウムの分解圧特性(図3に
示す)に基づいて、ガス中に含まれる塩化水素及びアン
モニアのほとんどが塩化アンモニウムとして析出するの
に十分な温度(例えば120〜130℃)に予め設定し
ておけばよい。なお、この温度コントローラ7の制御目
標値は、例えばポーラスフィルタ6の出口側におけるガ
スA3中の塩化水素濃度又はアンモニア濃度の実測値に
基づいて、このガスA3中の塩化水素濃度又はアンモニ
ア濃度が目標値以下に維持されるように、適宜必要最低
限の値に変更するようにしてもよい。
【0019】またポーラスフィルタ6は、例えばセラミ
ックス製のエレメントよりなり、サブミクロンの固形粒
子を捕集可能なもので、この場合、熱交換器5を経由し
たガスA1中に存在する固形粒子(主に塩化アンモニウ
ムのヒューム)を捕集除去し、この固形粒子を除いたガ
スA2を上部から排出する。なお、捕集された固形粒子
Cは、適宜エレメントを振動させる、或いは定期的にパ
ージガスを逆方向に吹き込むといった手法により、エレ
メントより振るい落とされて下部ホッパから排出される
ようになっている。
【0020】そして、ポーラスフィルタ6の後流には、
ポーラスフィルタ6を出たガスA2を、熱媒B2によ
り、例えば230℃程度まで加熱する熱交換器10が設
けられている。なお、この熱交換器10における加熱用
の熱媒B2としては、例えば前述の熱交換器5で加熱さ
れた後の熱媒B1を利用することができる。
【0021】またこの熱交換器10の後流には、例えば
230℃程度まで加熱されたガスA2中に含まれるCO
S(硫化カルボニル)をH2Sに変換する触媒が装填され
た変換器3が設けられ、生成ガスA2中のCOSのほと
んどがここでH2Sに変換され、COSをほとんど含有
しないガスA3となって導出される。さらにこの変換器
3の後流には、熱交換器4が設けられ、変換器3から導
出されたガスA3の熱によっても精製後のガスA4が加
熱される構成となっている。なお、ガスA3はこの熱交
換器4において逆に熱を奪われて、例えば100℃程度
まで冷却される。
【0022】次に、脱硫部の構成及び動作を図2により
説明する。脱硫部は、主に脱硫塔21と再生塔22とよ
りなる。脱硫塔21は、向流式の気液接触塔であり、再
生塔22の塔底部に貯留された硫化水素の吸収液Fが循
環ポンプ23により吸上げられて、吸収液熱交換器24
で冷却された後、塔上部のスプレーパイプ25から噴射
され、ガスA3と気液接触しつつ充填材26を経由して
流下する構成となっている。
【0023】また、吸収液Fと気液接触してH2Sを除去
された精製後のガスA4は、ミストエリミネータ27に
より同伴ミストを除去された後、この脱硫塔21の塔頂
部から排出され、図1に示す前述の熱交換器4及び熱交
換器2により加熱されて、精製ガスA5となる。
【0024】なお、精製ガスA5は、例えばガス化複合
発電のガスタービンに送られ、タービン燃料として利用
される。また、精製ガスA5の圧力は例えば25ata
程度、その温度は270℃程度となり、またその硫黄分
(H2S及びCOSの濃度)は10ppm以下となる。
【0025】一方、再生塔22は、脱硫塔21の塔底部
に貯留された吸収液Fが循環ポンプ28により吸上げら
れて、吸収液熱交換器24で加熱された後、塔上部のス
プレーパイプ29から噴射され、塔内を上昇する吸収液
Fの蒸気や吸収成分(オフガス)と接触しつつ充填材3
0を経由して流下する構成となっている。
【0026】この再生塔22の塔底部の吸収液Fは、リ
ボイラ31において水蒸気Gにより加熱され、これによ
り吸収成分であるH2Sがこの再生塔22においてガス
側に放散されるようになっている。そして、このH2Sを
含むオフガスHは、ミストエリミネータ32においてミ
ストを除去された後、再生塔22の頂部に設けられた還
流部を経て、より高濃度にH2Sを含むオフガスH1
(主成分CO2)として、後述の石膏回収部に送られ
る。
【0027】なおここで、再生塔22の頂部に設けられ
た還流部は、オフガスHが冷却器33により冷却される
ことにより生成され、タンク34に貯留されたオフガス
Hの凝縮液Iが、ポンプ35によりスプレーパイプ36
から噴射されるもので、これによりオフガスH中の蒸気
がより多く液化し、液中の吸収成分であるH2Sがより多
く放散して、例えば体積パーセントで20%程度の高濃
度のH2Sを含むオフガスH1が得られる。
【0028】次に、石膏回収部の構成及び動作について
説明する。本例の石膏回収部は、オフガスH1を空気J
と反応させて、含有されるH2Sを燃焼させる燃焼炉41
と、この燃焼炉41でオフガスH1が燃焼してなる燃焼
ガスH2からSO2(亜硫酸ガス)等の硫黄酸化物を吸収
除去して無害な排ガスH3として排出する湿式石灰石膏
法による脱硫装置とを組合せたものである。
【0029】脱硫装置は、H2Sが燃焼してなるSO2
高濃度に含む燃焼ガスH2を、内部に供給されたカルシ
ウム化合物を含有するスラリKと気液接触させて排出す
る反応器42と、この反応器42内のスラリ中に酸化用
空気Lを多数の微細気泡として吹込む空気供給手段(図
示略)と、反応器42から抜き出されたスラリM(石膏
スラリ)を固液分離する遠心分離機等の固液分離手段4
4とを備える。なお、この固液分離手段44により得ら
れた固形分M1(二水石膏の石膏ケーキ)を120℃〜
150℃程度まで加熱して半水石膏とする燃焼炉等の石
膏加熱装置をさらに備えてもよい。
【0030】なお、図2において符号46で示すもの
は、燃焼ガスH2から熱回収するとともに、燃焼ガスH
2をSO2等の吸収に好ましい温度に冷却する冷却器で
ある。また、固液分離手段44における固液分離により
生成した分離水M3は、反応器42内のスラリを構成す
る水分として、この場合反応器42内に直接戻されてい
る。
【0031】ここで反応器42は、具体的には、例えば
塔底部に酸化用空気Lが吹込まれるスラリタンクを有
し、燃焼ガスH2が流通する塔上部に、スラリタンク内
のスラリが噴射される充填式、スプレー式、又は液柱式
等の気液接触部を備えた、スラリ循環式のいわゆる吸収
塔により構成できる。或いはこの反応器42は、タンク
内のスラリ中に酸化用空気Lと燃焼ガスH2の両者が吹
込まれ、SO2等の吸収と酸化が全てタンク内で行われる
いわゆるバブリング方式のものであってもよい。また、
反応器42内の温度等を制御することで、反応器42内
で半水石膏を生成するようにすることもできる。いずれ
にしろ反応器42を含む脱硫装置では、主にSO2が吸収
され、二水石膏又は半水石膏が生成される。
【0032】次に、以上のように構成されたガス精製設
備において実施される本発明のガス精製方法の要部につ
いて説明する。本例では、本発明の特徴である冷却工程
は、前述した熱交換器2,熱交換器5により実行され
る。すなわち、これら熱交換器により順次生成ガスが冷
却され、この場合最終的には、温度コントローラ8の制
御により、ガス中の塩化水素及びアンモニアが塩化アン
モニウム(NH4Cl)として十分に析出する温度まで生
成ガスの温度が冷却される。
【0033】また、本発明の捕集工程は、ポーラスフィ
ルタ6により実行される。すなわち、ポーラスフィルタ
6では、上記冷却工程で冷却された後の生成ガスA1が
ろ過処理されることにより、生成ガスA1中に析出した
塩化アンモニウムの粒子が捕集される。このため、塩化
アンモニウムとして析出した分だけ、生成ガスA1中の
塩化水素及びアンモニアが除去され、これら不純物の濃
度が格段に低減されたガスA2として排出されることに
なる。
【0034】なお、前記冷却工程の目標温度(この場
合、温度コントローラ8の制御目標値)は、処理後の生
成ガスA2中の塩化水素及びアンモニアの目標濃度か
ら、塩化アンモニウムの分解圧特性に基づいて設定すれ
ばよい。例えば、ガスの圧力が25ata程度の場合、
塩化アンモニウムの分解圧特性は図3に示すようにな
る。このため、例えばガスの温度を120〜130℃程
度まで冷却すれば、ガス中の塩化水素及びアンモニアの
濃度は、平方根(ルート)で5ppm程度と極めて僅か
となる。
【0035】したがって、本例のガス精製方法又はガス
精製設備によれば、最終的に得られるガスA4,A5と
しては、硫黄化合物(H2S及びCOSの濃度)ととも
に、塩化水素やアンモニアが高い除去率で除去されたク
リーンなガスが得られる。しかも、塩化水素やアンモニ
アを除去するために洗浄水を用いないので、そのための
めんどうな排水処理は全く不要である。
【0036】なお、ガスA1中には通常塩化水素よりも
アンモニアが多量に含まれているため、本例の場合に
は、塩化水素濃度はほぼ0まで低減できるものの、通常
ではアンモニアの濃度を低減するのには限界がある。す
なわち、塩化アンモニウムは、塩化水素1モルに対して
アンモニア1モルが結合して析出する。このため、例え
ば塩化水素濃度が100ppmでアンモニア濃度が10
00ppmの場合、他の要因(アンモニアガスの凝縮
等)でアンモニアガスが除去される分を無視すれば、冷
却工程の温度を十分下げたとしても、理論的にはアンモ
ニア濃度は900ppm以下には下がらない。
【0037】そこで、塩化水素濃度とともにアンモニア
濃度を極端に低減することが要求される場合には、後述
する第2例のように、塩化水素とアンモニアのモル濃度
の比率が1対1の関係に近づくように、例えば塩化水素
の不足分を生成ガス中に注入するようにしてもよい。
【0038】第2例 次に、本発明を湿式ガス精製技術に適用した第2例を説
明する。図4は、本例のガス精製設備における前処理部
の構成を示す図である。なお、第1例と同様の要素には
同符号を付して、重複する説明を省略する。本例は、第
1例における熱交換器5(冷却手段)の前流に、生成ガ
スA1中に塩化水素を注入する注入手段を設けたもので
ある。すなわち図4に示すように、塩化水素を生成ガス
A1中に注入可能な高圧状態で貯留するタンク51が設
けられ、このタンク51内の塩化水素Dが流量調整弁5
2を介して熱交換器5のガス入口側に注入される構成と
なっている。
【0039】この場合、塩化水素Dの注入量は、流量コ
ントローラ53の自動制御で流量調整弁52の開度が調
整されることにより、最適値に維持される。すなわち流
量コントローラ53には、濃度センサ54より、生成ガ
スA2中の塩化水素及びアンモニアの各濃度の実測値が
適宜入力されるようになっており、これら濃度の実測値
の差に基づいて塩化水素Dの最適注入量が演算され、こ
の最適注入量になるように流量調整弁52の開度が調整
される構成となっている。例えば、塩化水素濃度が10
0ppmで、アンモニア濃度が1000ppmであった
場合には、900ppmの差があるので、この900p
pmに相当する塩化水素Dの流量となるように、流量調
整弁52を調整する。
【0040】本例では、上述したタンク51及び流量調
整弁52などよりなる注入手段によって、本発明の注入
工程が実行され、アンモニアに対して不足した分の塩化
水素が生成ガスA2中に注入される。このため、生成ガ
スA1中の塩化水素とアンモニアの量がバランスするよ
うに修正され、熱交換器5で十分にガス温度を下げれ
ば、ほとんどすべての塩化水素とアンモニアが塩化アン
モニウムとして析出し、ポーラスフィルタ6で捕集除去
される。したがって、生成ガスの性状にかかわらず、塩
化水素濃度もアンモニア濃度も著しく低減させることが
できる。
【0041】第3例 次に、本発明を乾式ガス精製技術に適用した第3例を説
明する。図5は、本例のガス精製設備における前処理部
及び脱硫部の構成を示す図である。なお、第1例と同様
の要素には同符号を付して、重複する説明を省略する。
また、石膏回収部については、図示省略している。
【0042】まず、本例の前処理部の構成及び動作につ
いて、図5により説明する。図示省略したガス化炉で生
成された後、熱交換器(図示省略)等により熱回収さ
れ、さらに図示省略したサイクロンやポーラスフィルタ
により除塵された生成ガスA1は、この場合後述の熱交
換器132(冷却手段)で冷却された後、生成ガスA2
として熱交換器5(冷却手段)に導入され、第1例と同
様に、塩化アンモニウムが十分に析出する温度まで冷却
される(冷却工程)。
【0043】その後生成ガスA2は、第1例と同様にポ
ーラスフィルタ6(捕集手段)に導入され、析出した塩
化アンモニウムが捕集除去され(捕集工程)、塩化水素
及びアンモニアの濃度が格段に低減された生成ガスA3
として排出され、後述の脱硫部に送られる。
【0044】なお、生成ガスA3は、脱硫部に導入する
前に必要に応じて再加熱してもよい。そして、この再加
熱には、熱交換器5で回収された熱を使用すれば、効率
がよい。またなお、生成ガスA3中の硫黄化合物として
は、第1例と異なり、硫化水素の他に硫化カルボニルが
含有されているが、これは後述の脱硫部において硫化水
素とともに吸着除去される。
【0045】次に、本例の脱硫部について説明する。図
5に示すように、脱硫部は、固定床式の脱硫塔101を
三つ以上有しており、ここでは三塔の場合を示してい
る。各脱硫塔の内部には、Fe,Zn,Mo,Mn,C
u,W等の金属酸化物からなるハニカム状の吸着剤10
2が装填され、後述の吸収工程,再生工程及び還元工程
が順次実施される。なお、図5では、左側の脱硫塔10
1において吸収工程が、中央の脱硫塔101において還
元工程が、右側の脱硫塔101において再生工程が行わ
れている状態を示している。
【0046】この脱硫部には、ガス配管ラインとして、
脱硫しようとする生成ガスA3を後述の吸収工程のため
に導入する第1ガス導入ライン111と、生成ガスA3
を後述の還元工程のために導入する第2ガス導入ライン
112と、脱硫後の生成ガスA4を導出するガス導出ラ
イン113と、後述の再生工程において脱硫塔101か
ら排出される再生ガスEを導出するための再生ガス導出
ライン114と、後述の再生工程において脱硫塔101
に供給される再生循環ガスE1を導入するための再生循
環ガス導入ライン115と、還元工程を行っている脱硫
塔101から出た還元ガスを吸収工程を行っている脱硫
塔101に導入するための還元ガス戻しライン116と
が設けられている。
【0047】そして、各脱硫塔101のガス入口と、上
記第1ガス導入ライン111,第2ガス導入ライン11
2又は再生ガス導出ライン114とを、開閉自在に接続
するバルブとして、それぞれバルブ121,122,1
23が設けられ、また、各脱硫塔101のガス出口と、
ガス導出ライン113,再生循環ガス導入ライン115
又は還元ガス戻しライン116とを、開閉自在に接続す
るバルブとして、それぞれバルブ124,125,12
6が脱硫塔毎に設けられている。
【0048】これらバルブは、図示省略した制御装置に
よりその作動が制御され、各脱硫塔で行われる工程の種
類に応じて切換えられるように構成されている。なお、
図5では、黒く塗り潰して図示したバルブは閉じた状態
となっており、そうでないバルブは開状態にあることを
示している。またこの場合、脱硫部には、二つの熱交換
器131,132が設けられ、熱交換器131では、再
生ガスEにより再生循環ガスE1が加熱され、熱交換器
132では、生成ガスA1により再生循環ガスE1が加
熱されるように構成されている。
【0049】次に、上記脱硫部の動作について説明す
る。脱硫部に導入された生成ガスA3は、主に第1ガス
導入ライン111からバルブ121を通って、吸収工程
の状態にある反応塔101(図5では左側の反応塔)に
導入され、ハニカム状の吸着剤(例えばFe34)と効
果的に接触し、硫化水素(H2S)及び硫化カルボニル
(COS)が硫化物(FeS)として吸収除去され、バル
ブ124及びガス導出ライン113を経由して精製後の
ガスA4として排出され、発電システム等における後流
機器(ガスタービン等)に送られる。
【0050】また、生成ガスA3の一部は、第2ガス導
入ライン112及びバルブ122を通って、還元工程の
状態にある反応塔101(図5では中央の反応塔)に還
元用ガスとして導入され、再生後の吸着剤(例えばFe
23)と効果的に接触し、還元反応により吸着剤を吸収
能力のある状態(例えばFe34)に変える。なお、こ
の生成ガスA3の一部は、還元工程の状態にある反応塔
101を出ると、例えばバルブ126及び還元ガス戻し
ライン116を通って吸収工程の状態にある反応塔10
1の例えば中間部に導入され、上記吸収反応により硫化
水素(H2S)及び硫化カルボニル(COS)等が吸収除
去され、バルブ124及びガス導出ライン113を経由
して精製後の生成ガスA4の一部として排出される。
【0051】また、上記吸収工程や還元工程と同時に、
残りの反応塔101(図1では右側の反応塔)では、硫
化物となった吸着剤を焙焼する再生工程が行われる。す
なわち、再生循環ガス導入ライン115及びバルブ12
5を通して残りの反応塔101内に、再生循環ガスE1
が導入され、この再生循環ガスE1中の酸素と吸着剤と
が焙焼反応を起こして、吸着剤が再生される。
【0052】この再生工程において発生した再生ガスE
は、吸収した硫黄分からなる亜硫酸ガス(SO2)を高濃
度に含むガスとなり、バルブ123及び再生ガス導出ラ
イン114を通って図示省略した石膏回収部に送られ、
例えば第1例と同様な湿式石灰石膏法の脱硫装置により
亜硫酸ガスを吸収除去される。そして、再生ガスEが石
膏回収部で亜硫酸ガスを吸収除去されてなる排ガスは、
必要に応じて酸素を補給されて、再生循環ガスE1とし
て脱硫部に戻される。
【0053】以上説明した上記ガス精製設備では、脱硫
部において従来どおり硫黄化合物が吸着除去されるとと
もに、この場合脱硫部の前流に設けた熱交換器5などの
冷却手段や、ポーラスフィルタ6よりなる捕集手段によ
って、本発明の冷却工程及び捕集工程が第1例と同様に
実行され、生成ガス中の塩化水素及びアンモニアも除去
される。
【0054】したがって、最終的に得られる精製後のガ
スA4としては、硫黄化合物(H2S及びCOS)の濃度
とともに、塩化水素やアンモニアが高い除去率で除去さ
れたクリーンなガスが得られる。しかも、塩化水素やア
ンモニアを除去するために洗浄水を用いないし、またこ
の場合硫黄化合物除去のためにも吸収液を使用しないの
で、それらのためのめんどうな排水処理は全く不要であ
る。
【0055】なお、本発明は上記形態例に限られず、各
種の態様があり得る。例えば、冷却工程における温度調
節は、必ずしもコントローラを使用した自動制御により
行う必要はなく、手動調整でもよい。また、ガスの性状
(塩化水素やアンモニアの濃度)が変化しない場合に
は、一定の目標温度に固定して調整しない構成でもよ
い。また第2例では、塩化水素を生成ガス中に注入する
場合を例示したが、アンモニアに比し塩化水素の量が多
い場合には、当然アンモニアを注入することになる。ま
た、塩化アンモニウムを捕集する捕集手段としては、例
えば湿式の電気集塵機を使用してもよい。但し、排水処
理が全く不要という点では、ポーラスフィルタなどの乾
式集塵手段のほうが好ましい。
【0056】
【発明の効果】請求項1又は3記載の発明では、冷却工
程(冷却手段)により生成ガスが冷却され、ガス中の塩
化水素及びアンモニアが塩化アンモニウムとして析出す
る。そして、捕集工程(捕集手段)により、冷却工程後
の生成ガス中の塩化アンモニウムが捕集される。このた
め、塩化アンモニウムとして析出した分だけ、生成ガス
中の塩化水素及びアンモニアが除去されることになる。
【0057】したがって、塩化水素やアンモニアが高い
除去率で除去されたクリーンなガス化ガスが容易に得ら
れる。しかも、塩化水素やアンモニアを除去するために
ガスと洗浄水との気液接触処理を行わないので、そのた
めのめんどうな排水処理は不要である。
【0058】さらに、請求項2又は4記載の発明では、
注入工程(注入手段)により、生成ガス中の塩化水素と
アンモニアのモル濃度が等しくなる方向に、前記冷却工
程又はその前流において生成ガス中に塩化水素又はアン
モニアが注入される。このため、生成ガス中の塩化水素
とアンモニアの量がバランスするように修正され、冷却
工程で十分にガス温度を下げれば、ほとんどすべての塩
化水素とアンモニアが塩化アンモニウムとして析出し、
捕集工程で捕集除去される。したがって、生成ガスの性
状にかかわらず、塩化水素濃度もアンモニア濃度も著し
く低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例であるガス精製設備の前処理部
を示す図である。
【図2】同設備の脱硫部及び石膏回収部を示す図であ
る。
【図3】塩化アンモニウムの分解圧特性を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2例であるガス精製設備の前処理部
を示す図である。
【図5】本発明の第3例であるガス精製設備の前処理部
及び脱硫部を示す図である。
【符号の説明】
2 熱交換器(冷却手段) 5 熱交換器(冷却手段) 6 ポーラスフィルタ(捕集手段) 51 タンク(注入手段) 52 流量調整弁(注入手段) 132 熱交換器(冷却手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本城 新太郎 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭や石油のガス化によって得られる生
    成ガスから塩化水素及びアンモニアを除去するガス精製
    方法であって、 前記生成ガスを冷却して、前記生成ガス中の塩化水素及
    びアンモニアを塩化アンモニウムとして析出させる冷却
    工程と、この冷却工程の後に前記生成ガス中の塩化アン
    モニウムを捕集する捕集工程とよりなることを特徴とす
    るガス精製方法。
  2. 【請求項2】 前記生成ガス中の塩化水素とアンモニア
    のモル濃度が等しくなる方向に、前記冷却工程又はその
    前流において前記生成ガス中に塩化水素又はアンモニア
    を注入する注入工程を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のガス精製方法。
  3. 【請求項3】 石炭や石油のガス化によって得られる生
    成ガスから塩化水素及びアンモニアを除去するガス精製
    設備であって、 前記生成ガス中の塩化水素及びアンモニアが塩化アンモ
    ニウムとして析出する温度まで、前記生成ガスを冷却す
    る冷却手段と、この冷却手段を経た前記生成ガスから前
    記塩化アンモニウムを捕集する捕集手段とを備えたこと
    を特徴とするガス精製設備。
  4. 【請求項4】 前記生成ガス中の塩化水素とアンモニア
    のモル濃度が等しくなる方向に、前記冷却手段又はその
    前流において前記生成ガス中に塩化水素又はアンモニア
    を注入する注入手段を設けたことを特徴とする請求項3
    記載のガス精製設備。
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