JPH1156753A - 内視鏡用装着具 - Google Patents
内視鏡用装着具Info
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- JPH1156753A JPH1156753A JP9226778A JP22677897A JPH1156753A JP H1156753 A JPH1156753 A JP H1156753A JP 9226778 A JP9226778 A JP 9226778A JP 22677897 A JP22677897 A JP 22677897A JP H1156753 A JPH1156753 A JP H1156753A
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Abstract
はじめとする体内管腔の狭窄部を拡張処置する。 【解決手段】 内視鏡用装着具1は、略砲弾形状のキャ
ップ2と、このキャップ2を内視鏡3の先端部に固定す
るための固定部材4と、内視鏡用装着具1が内視鏡先端
から外れた場合の内視鏡用装着具1の回収手段としての
脱落防止ワイヤ5とで構成されている。キャップ2と固
定部材4は圧入され、接着剤での固定と共にネジ等によ
り結合固定されている。
Description
おいて内視鏡観察下で通過障害改善のための狭窄拡張を
施したり、内視鏡検査、内視鏡下の処置または手術に際
して内視鏡の挿入部先端に取り付けられる内視鏡用装着
具に関する。
発、さらには患者の先天的な理由により消化管が狭まっ
ている場合では、内視鏡検査においてその挿入が困難で
あり、内視鏡の挿入操作には熟練の技術が必要となる。
窄部と呼ぶ)の通過障害を除去して患者の苦痛を軽減す
るために、狭窄部の拡張を施す必要がある。
処置には、従来では気体や液体を用いて拡張するバルー
ンにより、狭窄部を強制的に拡張する手段が施されてい
た。このような拡張用のバルーンを用いる場合には、内
視鏡挿入前に細く折り畳まれた状態の拡張用バルーンを
狭窄部に挿入し、気体または液体を導入して圧力を印加
してバルーンを膨張させることにより狭窄部を拡張し、
その後に拡張用バルーンを体腔外に抜去した後に、内視
鏡を体腔内に挿入して検査、処置が改めて行われる。
内視鏡の挿入性を向上させる手段としては、例えば特公
昭49−45519号公報に開示される視野確定装置が
挙げられる。この場合、内視鏡先端につぼみ習性を有す
る細線で構成された籠体を取り付けて体腔内に挿入し、
狭窄部に内視鏡を押し込みながら籠体を拡開させて内視
鏡の挿入性を向上させる。しかし、籠体を構成する細線
を粘膜に接触させて拡張を行うため、スムーズな内視鏡
の挿入性が得られなかったり、籠体自身が内視鏡的な視
野を狭めたりしていた。
として、例えば特開昭64−80335号公報では、先
端キャップを透明な物質で製作して先端を半球形状にす
ることで挿入性を向上させているが、挿入性が不十分で
狭窄部へ押し込む際に非常に力を必要とし、患者の苦痛
も大きかった。さらに、内視鏡用フードが内視鏡の先端
を完全に覆ってしまっているため、内視鏡を通じた処置
手段がフードを透過する、例えばレーザー光のような、
エネルギ手段に限定されてしまうという課題が残った。
では、透明の略筒状フードを取り付けることで、内視鏡
から見える全視界を確保し、且つ内視鏡を通じた処置が
行える手段が提案されている。しかし、キャップ形状が
内視鏡先端部と同様の略筒型形状のため、フードの外径
より狭まった管への挿入は甚だ難しいという課題があっ
た。
行う場合、内圧に抗してバルーンの膨張形状を維持しな
がら破壊しない程度に圧力を制御しなければならないた
め、あまり大きな膨張率を設定できない。従って、拡張
部の筋組織は処置後に収縮しやすく、長時間拡張径を維
持することは困難であり、バルーン拡張術は一時的に狭
窄を拡張して観察、処置、ステント等の留置を施すには
適しているが、半永久的な拡張をもたらすには不十分な
処置であるといえる。
開口維持し、通過障害を排除するためには、バルーンと
併用して狭窄部を高周波切除するか、または、ステント
等の体内留置によって拡張を維持する必要がある。
ーンを用いない処置としては、術後の組織収縮を起こさ
ない程度に細胞間の結合を破壊するべく、以下に記すよ
うな拡張具を用いた拡張術が有効である。
e)と呼称される拡張具を用いるBougienage
である。ブジーはその形状によってEder−Pues
tow型(オリーブ)とSavary−Gillard
型(例えば、特表昭60−501295号公報)に大別
される。
ーを用いた狭窄拡張の従来技術について説明する。
したポリカーボネート等からなる硬質透明プラスチック
キャップを内視鏡先端に固定し、同時観察を行いながら
狭窄部へ挿入することで拡張を行うものであり、前述の
内視鏡挿入性を確保するための先端キャップと同等の構
造を有する。この構造では先端が略球状であるため、一
気の拡張を行うことは、挿入時の抵抗が大きく、多大な
患者の苦痛を伴い、術者の負担も大きくなるため困難で
あることは既に述べた。
害を解決するためには先端球体の形状、外径の異なるオ
リーブ型ブジーを複数用意して、順次大きな物に取り替
えながら、徐々に所定の大きさまで狭窄を拡張する必要
があり、これに伴い処置時間は長くなり非効率、かつ、
患者及び術者の両者への負担軽減も不十分であるという
問題点があった。
ジーは、先端に傾斜型1〜10°の円錐部、さらにその
先端部に尖頭形状を有する先細の軟質プラスチック製チ
ューブであり、全長にわたってガイドワイヤを挿通する
ための中心路が設けられた構造を有する。さらに、先端
部にX線マーカを設けてX線不透過機能を付与して、X
線観察下でガイドワイヤを嵌挿したブジーの細長い先端
部から徐々に押圧挿入して、患部を拡張するものであ
る。
行えないため、狭窄の拡張度合いを正確に把握するため
に、ブジー抜去後、再度内視鏡を患部へ挿入し観察する
作業が必要であった。またその結果、狭窄部の拡張が不
十分と判断した場合には、再度ブジーを挿入し、処置、
観察を繰り返し行わねばならなかった。
Gillard型ブジーを用いた狭窄拡張術は永続的な
通過障害を解決できるだけの拡張を実現できる反面、操
作が複雑かつ確実性に欠け、非効率であったため、術者
においても、X線透視下で長時間の処置を受ける患者に
とっても負担が大きく、直視下で拡張の度合いを直視下
で確認しながら施術できるような改善が強く望まれてい
た。
病変の存在や外科的手術後の瘢痕、または病変の再発、
更には患者の先天的な理由等により消化管に狭窄を来し
ている場合は、内視鏡検査及び内視鏡下処置または手術
においては内視鏡の挿入が困難であり、内視鏡の挿入操
作には熟練の技術が必要となる。
への挿入が容易で、且つ、挿入と同時もしくは挿入と連
続して処置を行う、という2つの要望を満たす手段がな
かった。
であり、内視鏡の挿入が容易に行え、且つ、消化管をは
じめとする体内管腔の狭窄部を拡張処置できる内視鏡用
装着具を提供することを目的としている。
鏡の挿入を容易にし、かつ、内視鏡の挿入と同時もしく
は挿入と連続して生検、切除、穿刺、止血等の処置作業
を行うことが可能な内視鏡用装着具の提供を目的として
いる。
は、硬質かつ透明樹脂からなり、中空を有し、先端方向
に滑らかに先細る形状を有するキャップと、前記キャッ
プの他端を内視鏡先端部に固定するための固定手段とを
備えて構成される。
材により前記内視鏡先端部に固定された前記キャップを
体内管腔の狭窄部に挿入することで、内視鏡の挿入が容
易に行え、且つ、消化管をはじめとする体内管腔の狭窄
部を拡張処置することを可能とする。
の実施の形態について述べる。
の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡用装着具の
構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡用装着具の作用
を説明する説明図である。
施の形態の内視鏡用装着具1は、略砲弾形状のキャップ
2と、このキャップ2を内視鏡3の先端部に固定するた
めの固定部材4と、内視鏡用装着具1が内視鏡先端から
外れた場合の内視鏡用装着具1の回収手段としての脱落
防止ワイヤ5とで構成されている。
れ、接着剤での固定と共にネジ等により結合固定されて
いる。なお、より強力な固定を行う場合には、超音波融
着、熱融着、溶剤接着剤の固定方法を用いてもよい。同
様に、キャップ2と脱落防止ワイヤ5も圧入嵌合、接着
剤での固定方法を用いている。
例えばアクリル樹脂やポリスチレン、好ましくはポリカ
ーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート等の透明度かつ機械的強度の高い硬質プ
ラスチックで構成されており、内視鏡3の視野を妨げる
ことなく、また、体腔内の粘膜6の狭窄部6aへの押圧
挿入時に、変形しない程度の硬さを有しており、内部を
中空として先端で閉じる略砲弾形状を有している。
ては透明なガラス素材であっても同様の効果が得られる
のは言うまでもない。
乃至10mm程度に滑らかな曲面を形成しており、キャ
ップ2の外径は14mm乃至18mm程度であり、内視
鏡3の同程度の太さを形成することで、滑らかな挿入性
を確保している。
ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、フッ素樹脂等の軟質プラスチック、又は弾性材料、
好ましくは天然又は合成ゴムラテックスやシリコンゴ
ム、イソプレンゴム、ネオプレンゴム等の合成ゴム、さ
らにポリスチレン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ
エーテル等を主成分とするエラストマ類からなり、内視
鏡3の先端部に傷つけることなくキャップ2を内視鏡3
に着脱自在となるように構成されている。
施の形態の作用について説明する。
内視鏡3の先端に内視鏡用装着具1を装着する。
作部(図示せず)を操作して、内視鏡用装着具1のキャ
ップ2の先端部を粘膜6の狭窄部6aに移動させる。
外に留置させておき、内視鏡用装着具1が内視鏡3の先
端から脱落した場合に備えて体腔内へ内視鏡用装着具1
が落ち込むことを防止している。
押し込み、狭窄部6aを押し広げながら内視鏡3を挿入
する。
ば、従来の略円筒形状の内視鏡用装着具と比べ、キャッ
プ2が先端で閉じる略砲弾形状を有しているため、装着
具外径よりも狭くなった体腔内にも挿入が容易となり、
かつ狭窄部に装着部を挿入することで装着具外径まで狭
窄部を拡張して内視鏡3の挿入を容易にすることが可能
となる。
狭窄部6aに内視鏡用装着具1を強力に押し込んで、内
視鏡用装着具1が内視鏡3の先端から脱落しても、体外
からの操作により体外へ回収することが可能となる。
明の第2の実施の形態に係わり、図3は内視鏡用装着具
の構成を示す構成図、図4は図3の内視鏡用装着具の作
用を説明する第1の説明図、図5は図3の内視鏡用装着
具の作用を説明する第2の説明図、図6は図3の内視鏡
用装着具の作用を説明する第3の説明図、図7は図3の
内視鏡用装着具の体内管腔内への挿入を説明する第1の
説明図、図8は図3の内視鏡用装着具の体内管腔内への
挿入を説明する第2の説明図である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
の内視鏡用装着具1aは、先端部頂上を残した位置に処
置用の開口部2aを有する略砲弾形状のキャップ2と、
このキャップ2を内視鏡3の先端部に固定するための固
定部材4と、内視鏡用装着部1aが内視鏡先端から外れ
た場合の内視鏡用装着具1aの回収手段としての脱落防
止ワイヤ5とで構成されている。
やレーザメス、生検鉗子等の内視鏡用処置具を挿通可能
で、体腔内の狭窄部6に内視鏡用装着具1aを押し込む
際に抵抗とならない程度の寸法を有しており、好ましく
は直径2mm乃至6mm程度である。
施の形態の作用について説明する。
に、内視鏡3の先端に内視鏡用装着具1aを予め装着す
る。
操作して、図4に示すように、内視鏡用装着具1aのキ
ャップ2の先端部の粘膜6の狭窄部6aに移動させる。
み、狭窄部6aを拡張させながら内視鏡3を挿入する。
1aにて狭窄部6aの拡張が完了した後、内視鏡3のチ
ャンネル(図示せず)を通して、生検鉗子10を処置用
の開口部2aから前方に突き出し、病変部6bの生検を
行う。
容易に押し込めない状況、もしくは拡張が不十分な状況
においては、内視鏡3のチャンネル(図示せず)を通し
て、メスシース11bに覆われた高周波メス11を処置
用の開口部2aから前方に突き出す。
周波メス11を突き当て、メス先端11aから高周波エ
ネルギを狭窄部6aに照射して粘膜を切開し、狭窄の解
除を行う。
具1aの体内管腔内への挿入は、図7及び図8に示すよ
うに、体腔内にあらかじめ留置したガイドワイヤ12
に、内視鏡3のチャンネル(図示せず)及びキャップ2
に形成された処置用の開口部2aを通し、ガイドワイヤ
12に沿って内視鏡3を体腔内へ挿入する。
ば、従来の略円筒形状の内視鏡用装着具と比べ、キャッ
プ2が先端で閉じる略砲弾形状を有しているため、装着
外径よりも狭くなった体腔内の狭窄部にも挿入が容易と
なり、かつ狭窄部に内視鏡用装着具1aを挿入すること
で装着具外径まで狭窄部を拡張して内視鏡3の挿入を容
易にすることが可能となるだけでなく、キャップ2の先
端付近に処置用の開口部2aを設けることで、狭窄部6
aを越えた位置の生検や狭窄部6aの切開等の処置も可
能となる。
先端を残した位置に形成されているため、内視鏡の挿入
の際の抵抗を小さくできる。
12に沿って内視鏡3を挿入できるので、内視鏡3の挿
入操作が容易となる利点がある。
発明の第3の実施の形態に係わり、図9は内視鏡用装着
具の構成を示す構成図、図10は図9の内視鏡用装着具
の作用を説明する第1の説明図、図11は図9の内視鏡
用装着具の作用を説明する第2の説明図である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
の内視鏡用装着具1bは、第2の実施の形態と同様、キ
ャップ2及びキャップ2を内視鏡3の先端に固定するた
めの固定部材4から構成されている。
ャップ2は先端方向に閉じる半球形状を有している点で
ある。
ように、体腔内の出血部6c付近にキャップ2を移動さ
せ、内視鏡3の操作部を操作して、キャップ2aの半球
形状部位を出血部6cに押し当てて止血を行う。
うに、キャップ2の処置用開口部2aに病変部6bを押
し当てる。
ず)を通して、生検鉗子10を内視鏡3から突き出し、
キャップ2の内側に突出した病変部6bを生検を行う。
ば、キャップ2の先端が滑らかに閉じていることで、体
腔内への挿入性が向上しているのに加えて、第2の実施
の形態の略砲弾形状と異なり、キャップ2が半球形状を
しているため、出血部6c及び病変部6bと内視鏡用装
着具1bがいかなる角度を有していても、同様にキャッ
プ2を押し当てて止血することができるので、内視鏡3
の操作が容易となる。
曲率が大きく変化することにより生じる歪みが無く、キ
ャップ2を通しての内視鏡観察が容易になる。
本発明の第4の実施の形態に係わり、図12は内視鏡用
装着具の構成を示す構成図、図13は図12の内視鏡用
装着具の処置用開口部側の構成を示す構成図、図14は
図12の内視鏡用装着具の作用を説明する第1の説明
図、図15は図12の内視鏡用装着具の作用を説明する
第2の説明図である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
本実施の形態の内視鏡用装着具1cは、キャップ2の先
端が滑らかに閉じていることで、体腔内への挿入性が向
上しているのに加えて、キャップ先端を残した状態で処
置用開口部2aが大きく開いている。
は、体腔内に挿入するに際して、抵抗とならない程度の
大きさおよび滑らかな形状で、かつ、内視鏡3の吸引ル
ーメン(図示せず)を通して粘膜吸引した場合に、より
大きな面積で粘膜をキャップ内に吸引できる大きさで、
具体的には、キャップ2の軸方向に8mm乃至12mm
で垂直方向に10mm乃至15mmの大きさが好まし
い。
具1cの外側に任意の長さのチューブ21が接続され、
チューブ21内にはスネアチューブ22aに覆われた高
周波スネア22が内視鏡用装着具1cと独立して進退可
能に配置されている。
13に示したように、処置用の開口部2aが大きく開い
ていることで、体腔内の病変部6bにキャップ2を移動
させた後、図14に示すように、高周波スネア22のス
ネアワイヤ22bを病変部6cに引っかける。
に当てつけて、内視鏡3の吸引ルーメン(図示せず)に
よって粘膜の吸引を行い、キャップ2内に大きく病変部
6bを吸い込む。
21を操作して吸引された病変部6bの根元をスネアワ
イヤ22bで緊縛した後、高周波スネア21を内視鏡装
着具1に対して前進させ、内視鏡3により病変部6bの
緊縛状態を確認する。この後、高周波スネア22に高周
波電圧を印加して、病変部6bの根元から切除する。
ば、キャップ2の略球状の先端部が残っているので、体
腔内への挿入性が向上しているのに加えて、処置用の開
口部2aがより大きく開いているため、病変部6bを大
きくキャップ2内に吸引することが可能となり1回の切
除でより大きな病変部を切除できる利点がある。
の実施の形態に係る内視鏡用装着具の構成を示す構成図
である。
態の内視鏡用装着具1dは、手元部分より先端部分に分
けて先細る中空円筒形状を有するチューブ31からな
り、チューブ31の先端部分32に内部から外部に貫通
する少なくとも1つの処置用の開口部33を有する。
るに十分な内径を有し、先端部分32の開口部34は内
視鏡3の先端外径より小さな内径を有する。そして、チ
ューブ31に挿入された内視鏡3は、その先端から手元
側にかけて所定の長さまで被覆装着される。
いては、内視鏡3を内部へ挿入固定するに十分かつ狭窄
が短時間で術後収縮を起こさないため十分な拡張径を確
保できる範囲、即ち、14mm以上で25mm以下であ
り、かつチューブ31の先端部分32の最小径が狭窄部
6aへの挿入を容易とするために10mm以下であるこ
とが好ましい。
ンゴム、ポリウレタンエラストマ、塩化ビニル、塩化ビ
ニル酢酸ビニルコポリマ等の素材からなる、透明かつ十
分な可撓性を有する軟質樹脂であり、内視鏡用装着具1
dが狭窄部へ挿入される際に、内視鏡視野の鮮明観察を
容易とする。
イヤが挿通可能な内径を有しており、図16では、ガイ
ドワイヤ35により内視鏡用装着具1dが挿通されてい
る状態を示している。また、この開口部33にガイドワ
イヤ35以外の処置具を挿通して狭窄部の処置、手術等
を行うことができるようになっている。
可撓性を有するチューブ31からなる内視鏡用装着具1
dの一端から内視鏡3の先端を挿入すると、内視鏡3を
挿入するに十分な内径を有し、先端部分32にかけて所
定の長さで内外径が先細りするように設けられたテーパ
により、挿入深さが規定されて内視鏡3の先端部外径と
チューブ31の内径が合致した点で内視鏡3は係止され
る。
定された内視鏡3からは透明な内壁を通して良好鮮明な
観察を行え、狭窄の拡張度合いを逐次確認しながらの処
置を施すことができる。
軟性を有する合成樹脂であるため、内視鏡3の先端部を
十分押圧し挿入することにより、確実に所定の位置で固
定することができ、それ以上先端部分32へは届かず、
狭窄部6aへの挿入時において内視鏡3を手元側から挿
入圧力を、内視鏡用装着具1dの挿入、狭窄拡張の圧力
に利用できる。
拡張が可能で、挿入圧力に対して座屈等を起こさない強
度を得るためには、チューブ31を構成する合成樹脂の
硬度はショアーA硬度55以上であるのが好ましい。さ
らに好ましくは、ショアーA硬度85以上98以下であ
ると挿入に最適な強度の内視鏡用装着具を提供できる。
窄部6aに対してガイドワイヤ35の先端部を患部を越
えて挿入しておき、これを案内にして本実施の形態の内
視鏡用装着具1d及び内視鏡用装着具1dに挿入固定し
た内視鏡3を狭窄部6aまで導入する。
な内外径は、後述する第6ないし第9のいずれの実施の
形態においても同様に有効である。
ば、柔軟かつ透明な合成樹脂からなり単純な構成を有す
る可撓性の先細り形状を有するチューブ31内に内視鏡
3を挿入しながら内視鏡直接観察下で食道狭窄拡張が可
能であり、X線透過観察を行いながらの従来方法に比較
して患者の安全性向上及び、術者の精神的負担を格段に
軽減することができる。
の実施の形態に係る内視鏡用装着具の構成を示す構成図
である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
態の内視鏡用装着具1eは、第5の実施の形態と同様の
構造を有し、さらに内視鏡3を挿入するチューブ31の
所定の内部位置に内視鏡先端がこれを越えて先端部分3
2まで押し込まれるのを防ぐ固定部材41が設けられて
いる。
部拡張時の押圧圧力を受けても変形しない押圧圧力を内
視鏡用装着具に十分伝える金属もしくは合成樹脂で形成
されており、チューブ31の内径に沿うリング状の部材
からなる。
入及び熱カシメによって確実に固定されており、所定の
位置からずれることはない。なお、接着、融着等の周知
の固定方法が適用可能である。
きるよう、チューブ31の内面に軸方向に複数の溝部
(図示せず)を形成して、この溝部に固定部材17を嵌
合固定して、必要に応じて動かすことができるようにな
っている。
径に沿うように複数の円弧状または円筒状の部材であっ
てもよい。
りもやや大きめの外径を有するCリング形状に形成し、
これを撓めてチューブ31の内部へ挿入し、所定の位置
へ移動した後に変形を開放して、固定部材41のもつバ
ネ性で固定してもよい。
グステン、パラジウム、タンタル、ロジウム等の金属線
または板材を用いるか、またはこれら金属の微粉末や酸
化ビスマス、炭酸バリウム、硫酸バリウム等の金属化合
物を混合成形した合成樹脂成形物で形成してX線不透過
物質とし、X線造影能を付与することにより、内視鏡観
察とX線像観察を同時に行うことも可能である。
先端を受けて十分に固定し得る凸部をチューブ31の内
面に形成でき、かつ内視鏡3の先端からチューブ31の
先端部分32を経て内視鏡用装着具1eの外部へ連通さ
れるガイドワイヤまたは処置具等の挿脱を妨げない程度
に広く確保されている。
により内視鏡3の先端から内視鏡用装着具1eの先端ま
での距離を任意に設定できる。
狭窄部の相対位置を自由に設定できることにより、大き
さの異なる狭窄部や患部周辺状況の変化に対して的確な
対処が可能となる。
ば、柔軟かつ透明な合成樹脂からなり単純な構成を有す
る可撓性の先細り形状を有するチューブ31内に内視鏡
3を挿入しながら内視鏡直接観察下で食道狭窄拡張が可
能であり、かつ、チューブ31内で内視鏡3がずれた
り、先端方向へ押し込んだりされる不具合を防止でき
る。従って、第5の実施の形態以上に安全な処置を取り
行なうことができ、術者及び患者双方の負担を軽減する
ことができる。
の実施の形態に係る内視鏡用装着具の構成を示す構成図
である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
態の内視鏡用装着具1fは、第5の実施の形態とと同様
の構造を有し、さらに内視鏡3を挿入するチューブ31
の先端部分32にチューブ32の輪郭を滑らかに延長す
る輪郭形状を有する先端部材51が設けられている。
内側に挿入固定するための凸部を有し、先端部分32の
端面内部に圧入及び熱カシメと接着剤の併用によって確
実に固定される。
径と等しい貫通孔がチューブ31内面と先端部材51の
貫通孔内面が滑らかに連通するように軸線に平行に設け
られている。
をチューブ31の最も細く強度的にも弱い先端部分32
の強度を補完し座屈を防止し、狭窄部6aへのスムーズ
な挿入を実現できる。
入、熱カシメ、接着、融着等の周知の固定方法が適用可
能である。
も、硬質プラスチック製であってもよく、さらには、
金、銀、タングステン、パラジウム、タンタル、ロジウ
ム等の金属線または板材、またはこれら金属の微粉末や
酸化ビスマス、炭酸バリウム、硫酸バリウム等の金属化
合物を混合成形した合成樹脂成形物で形成してX線不透
過物質とし、X線造影能を付与することにより、内視鏡
観察とX線像観察を同時に行うことも可能である。
に応じて、その外内径との比率を任意に設定することが
可能であり、大きさの異なる狭窄部6aや患部周辺状況
の変化に対して的確な対処が可能となる。
ば、柔軟かつ透明な合成樹脂からなり単純な構成を有す
る可撓性の先細り形状を有するチューブ31の先端に前
述の先端部材51を設けることにより、チューブ31の
折れや座屈を防止でき、さらに狭窄部への挿入性を向上
させて内視鏡を挿入しながら内視鏡直接観察下での食道
狭窄拡張を容易にし、多様な狭窄部の状態に適用して安
全な処置を取り行なうことができ、術者及び患者双方の
負担を軽減することが可能である。
の実施の形態に係る内視鏡用装着具の構成を示す構成図
である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
態の内視鏡用装着具1gは、第5の実施の形態とと同様
の構造を有しかつ軟質樹脂からなる先端方向に複数の段
差部61を有した順次先細る中空円筒形状を有するチュ
ーブ31であり、チューブ31の先端部分32の開口部
33の内径が内視鏡3の先端外径より小であり、さらに
手元側内径は少なくとも内視鏡3の最大外径より大であ
って、内視鏡3の先端から手元側にかけて所定の長さま
で被覆装着するものである。
本実施の形態の内視鏡用装着具1gの挿入に際して、最
も細い先端部分32から挿入し順次外径が太くなる部分
を押し込むことによって、無理のない拡張を行うことが
できる。
それぞれの部位に一様に設定できるため本装着具の強度
を高めることができる。
の先端固定が可能であり、固定部材を必要とせず、内視
鏡3の先端が所定の位置を越えてチューブ31先端へ押
し込まれることがない。
ば、第5及び第6の実施の形態と比べ、高い絞り精度を
要求されるテーパ加工を必要とせず、通常一般的な押出
しチューブ成形加工とダイスを用いたドローイング加工
の組み合わせで容易に形成することができる。
くなる先端部の長さを調節でき、多様な狭窄部6aへの
挿入性を向上させることができる。同時に、先端部分3
2の長さをテーパ形状よりも長くすることが可能で、狭
窄部6aへの挿入性及び装着具先端の固定保持性が改善
され、処置を容易にし、術者への負担が低減ができる。
それぞれの部位に一様に設定できるため本実施の形態の
内視鏡用装着具1gの機械的強度を高めることができ、
変形、座屈に強い内視鏡用装着具の提供が可能となる。
の実施の形態に係る内視鏡用装着具の構成を示す構成図
である。
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
態の内視鏡用装着具1hは、軟質かつ透明樹脂からな
り、先端方向に緩やかに斜めに切り落とされた切り落と
し面71を有する中空円筒形状を有するチューブ31で
あって、このチューブ31へ挿通する内視鏡3の先端部
を固定するための固定部材72を有する。切り落とし面
71のエッジは、面取り部73を有し、体腔及び狭窄部
への挿入に際して周囲組織を保護するものである。
の実施の形態と同様に、チューブ31の内部に圧入及び
熱カシメによって確実に固定されており、所定の位置か
らずれることはない。なお、接着、融着等の周知の固定
方法が適用可能である。
71をチューブ31全断面に設けることにより開口部3
3の面積を広く取ることができる。その結果、前記の他
の実施の形態に比較して、よりサイズの大きな処置具7
5の挿通が可能であり、幅広い内視鏡処置の採用が可能
となる。
ば、前記の他の実施の形態よりも構造が単純であり、加
工が容易で、さらには内視鏡視野を十二分に広く取れる
利点がある。
し、先端方向に連続的に先細る形状を有するキャップ
と、前記キャップの他端を内視鏡先端部に固定するため
の固定手段とを備えたことを特徴とする内視鏡用装着
具。
へ貫通する、少なくとも1つの処置用の開口部を設けた
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡用装着具。
面に、前記キャップ内部から外部に貫通する、少なくと
も1つの処置用の開口部を設けたことを特徴とする付記
項1に記載の内視鏡用装着具。
り、中空を有し、先端が略半球形状が形成されたキャッ
プと、前記キャップの他端を内視鏡先端部に固定するた
めの固定部材とを備え、前記キャップの略半球形状面に
前記キャップ内部から外部に貫通する、少なくとも1つ
の処置用の開口部を設けたことを特徴とする内視鏡用装
着具。
mm以上で18mm以下であり、かつ、前記キャップの
先端付近での曲率が3mm以上で10mm以下であるこ
とを特徴とする付記項1または4に記載の内視鏡用装着
具。
り、先端部分に内部から外部に貫通する少なくとも1つ
の処置用の開口部を設けたチューブであり、前記チュー
ブの先端部分の前記開口部内径が内視鏡の先端外径より
小であり、前記チューブの手元側内径が少なくとも前記
内視鏡の最大外径より大であり、前記内視鏡の先端から
手元側にかけて所定の長さまで被覆装着して使用するこ
とを特徴とする内視鏡用装着具。
り、先端部分に内部から外部に貫通する少なくとも1つ
の処置用の開口部を設けた、先端方向に複数の段差を有
した順次先細の中空円筒形状のチューブであり、前記チ
ューブの先端部分の前記開口部内径が内視鏡の先端外径
より小であり、前記チューブの手元側内径が少なくとも
前記内視鏡の最大外径より大であり、前記内視鏡の先端
から手元側にかけて所定の長さまで被覆装着して使用す
ることを特徴とする内視鏡用装着具。
り、先端方向に斜めに切り落とされて形成された開口部
を有した、中空円筒形状を有するチューブであり、内視
鏡の先端から手元側にかけて所定の長さまで被覆装着し
て使用することを特徴とする内視鏡用装着具。
ブ内を挿通する前記内視鏡の先端部とを固定するための
固定部材を有することを特徴とする付記項6、7または
8のいずれか1つに記載の内視鏡用装着具。
過物質からなる、または含有することを特徴とする付記
項9に記載の内視鏡用装着具。
不透過物質からなる、または含有する先端部材を設けた
ことを特徴とする付記項6、7または8のいずれか1つ
に記載の内視鏡用装着具。
が14mm以上で25mm以下であり、かつ前記キャッ
プの先端部分最小径が10mm以下であることを特徴と
する付記項11に記載の内視鏡用装着具。
着具によれば、固定部材により内視鏡先端部に固定され
たキャップを体内管腔の狭窄部に挿入するので、内視鏡
の挿入が容易に行え、且つ、消化管をはじめとする体内
管腔の狭窄部を拡張処置することができるという効果が
ある。
具の構成を示す構成図
具の構成を示す構成図
説明図
説明図
説明図
説明する第1の説明図
説明する第2の説明図
具の構成を示す構成図
1の説明図
の説明図
着具の構成を示す構成図
構成を示す構成図
第1の説明図
2の説明図
着具の構成を示す構成図
着具の構成を示す構成図
着具の構成を示す構成図
着具の構成を示す構成図
着具の構成を示す構成図
Claims (2)
- 【請求項1】 硬質かつ透明樹脂からなり、中空を有
し、先端方向に滑らかに先細る形状を有するキャップ
と、 前記キャップの他端を内視鏡先端部に固定するための固
定手段とを備えたことを特徴とする内視鏡用装着具。 - 【請求項2】 軟質かつ透明樹脂からなり、先端部分に
内部から外部に貫通する少なくとも1つの処置用の開口
部を設けたチューブであり、 前記チューブの先端部分の前記開口部内径が内視鏡の先
端外径より小であり、 前記チューブの手元側内径が少なくとも前記内視鏡の最
大外径より大であり、 前記内視鏡の先端から手元側にかけて所定の長さまで被
覆装着して使用することを特徴とする内視鏡用装着具。
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