JPH1156638A - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JPH1156638A
JPH1156638A JP9231292A JP23129297A JPH1156638A JP H1156638 A JPH1156638 A JP H1156638A JP 9231292 A JP9231292 A JP 9231292A JP 23129297 A JP23129297 A JP 23129297A JP H1156638 A JPH1156638 A JP H1156638A
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chamber
beverage
extraction
valve
upper chamber
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JP9231292A
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Naoto Fukushima
直人 福島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/40Beverage-making apparatus with dispensing means for adding a measured quantity of ingredients, e.g. coffee, water, sugar, cocoa, milk, tea
    • A47J31/408Beverage-making apparatus with dispensing means for adding a measured quantity of ingredients, e.g. coffee, water, sugar, cocoa, milk, tea with means for moving a filter in the form of a tape
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J31/00Apparatus for making beverages
    • A47J31/44Parts or details or accessories of beverage-making apparatus
    • A47J31/60Cleaning devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ全体を清潔に保てるようにし、メン
テナンスを行わなくても常に風味が良好な飲料を抽出す
ることができる飲料抽出装置を提供すること。 【解決手段】 オーバーフローする洗浄液を廃棄部へ案
内する洗浄液廃棄手段を上室に設け、洗浄時に弁の閉塞
によって抽出室と連通を遮断された上室に洗浄液を供給
してオーバーフローさせるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料原料からコー
ヒー,紅茶,ウーロン茶,緑茶等を抽出してカップ販売
するカップ式自動販売機に適用される飲料抽出装置に関
し、特に、シリンダ全体を清潔に保てるようにして、メ
ンテナンスを行わなくても常に風味が良好な飲料を抽出
できるようにした飲料抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飲料抽出装置として、例えば、図
17に示されるものがある。この飲料抽出装置は、図示
しない案内レールによって上下動可能に支持され、上方
から供給された粉末原料と湯との混合体を攪拌して下方
へ排出するシリンダ20と、シリンダ20の下方に配置
され、シリンダ20内の混合体を濾過するペーパーフィ
ルタ21と、ペーパーフィルタ21の濾過によって抽出
された飲料を受け入れる飲料受け22とを備えている。
【0003】シリンダ20は、上方に設けた供給口20
aから供給された粉末原料と湯を受け入れる混合室20
bと、粉末原料と湯との混合体を下方に設けた排出口2
0cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20
dと、混合室20bと抽出室20dを連通した連通口2
0eを有している。
【0004】連通口20eは、レバー32の先端にピン
32aによって回動可能に連結されたバルブ23によっ
て開閉されるようになっている。
【0005】抽出室20dは、図示しないエアポンプか
らの加圧空気をエアパイプ52を介して導入する導入口
20fを有している。
【0006】ペーパーフィルタ21は、ロール状でセッ
トされ、抽出終了後、図中、左方向へ送られるように構
成されている。
【0007】飲料受け22は、ペーパーフィルタ21の
濾過によって抽出された飲料を受け入れる開口22a
と、開口22aが受け入れた飲料をカップ側へ供給する
飲料供給管22Cと、開口22aが受け入れた飲料を廃
棄する廃棄管22Dを有し、飲料供給管22Cには飲料
供給電磁弁53が設けられている。
【0008】開口22aは、攪拌工程時や洗浄工程時に
図示しないエアポンプからの加圧空気がエアパイプ52
から供給されるようになっている。
【0009】廃棄管22Dは、押圧カム48を回転させ
て、板ばね等からなる押圧板46を回動させることによ
り、固定板47との間で押圧閉塞されるようになってい
る。
【0010】このように構成された飲料抽出装置におい
て、販売要求があると、まず押圧カム48を回転させ、
その突部で押圧板46を押圧することにより、廃棄管2
2Dを押圧板46と固定板47との間で閉塞する。次
に、シリンダ20およびバルブ23を図示された待機位
置から下降させて、シリンダ20の下端を飲料受け22
に圧接させ、且つ、連通口20eを開放する。この後、
飲料原料と湯を供給口20aから供給し、この供給に合
わせて、飲料供給電磁弁53を閉じ、更にエアポンプか
ら加圧空気をエアパイプ52を介して飲料受け22に送
る。この加圧空気はペーパーフィルタ21を通過して抽
出室20d内へ流入し、この加圧空気が抽出室20d内
の混合体中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪
拌するように作用し、これによって飲料原料成分の湯へ
の溶出が助長される。所定の攪拌時間が経過すると、バ
ルブ23を上昇させて連通口20eを閉じ、エアポンプ
からの加圧空気をエアパイプ52を介して抽出室20d
の上方の導入口20fから供給する。抽出室20d内の
混合体は、供給された加圧空気によって下方へ圧送さ
れ、ペーパーフィルタ21で濾過され、飲料として飲料
受け22,飲料供給管22Cを介してカップ側へ供給さ
れる。所定の抽出時間が経過すると、シリンダ20およ
びバルブ23を上昇させ、ペーパーフィルタ21を送り
出し、ペーパーフィルタ21上に残った滓をペーパーフ
ィルタ21と共に廃棄すると共に、ロールから引き出し
た新しい面を飲料受け22上にセットする。
【0011】一方、上記飲料抽出装置では、販売頻度が
少ない夜間等の時間になると、シリンダ20の洗浄を行
う。洗浄方法は、例えば、以下のようにして行う。
【0012】まず、押圧カム48を回転させ、その突部
で押圧板46を押圧することにより、廃棄管22Dを押
圧板46と固定板47との間で閉塞する。次に、シリン
ダ20およびバルブ23を待機位置から下降させて、シ
リンダ20の下端を飲料受け22に圧接させ、且つ、連
通口20eを開放する。この後、湯を供給口20aから
供給し、この供給に合わせて、飲料供給電磁弁53を閉
じ、更にエアポンプから加圧空気をエアパイプ52を介
して飲料受け22に送って、抽出室20d内に流入させ
ることにより抽出室20d内を攪拌洗浄する。
【0013】図18は抽出室20dの攪拌洗浄の状態を
示し、飲料受け22に送られた加圧空気がペーパーフィ
ルタ21を通過して抽出室20d内へ流入し、加圧空気
が抽出室20d内の湯を通過する際、その気泡の流れが
湯を攪拌している。このため、抽出室20dの内壁に付
着している滓が取り除かれ、洗浄される。
【0014】所定の時間、攪拌洗浄が行われると、押圧
カム48を回転させ、その突部による押圧板46の押圧
を解除することにより、廃棄管22Dを開放する。次
に、バルブ23を上昇させて連通口20eを閉じ、エア
ポンプからの加圧空気をエアパイプ52を介して抽出室
20dの上方の導入口20fから供給する。抽出室20
d内の湯は、供給された加圧空気によって下方へ圧送さ
れ、飲料受け22,廃棄管22Dを介して廃棄される。
そして、所定の時間が経過すると、シリンダ20を上昇
させ、ペーパーフィルタ21を送り出して、ペーパーフ
ィルタ21上に残った攪拌洗浄による滓をペーパーフィ
ルタ21と共に廃棄すると共に、ロールから引き出した
新しい面を飲料受け22上にセットする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料抽
出装置によると、抽出室の洗浄しか行わないため、混合
室の内壁に飲料原料等が付着したままになり、混合室の
清潔度が低下するという問題がある。混合室の清潔度が
低下すると、販売する飲料の風味に影響を及ぼすため、
洗浄のためのメンテナンスを定期的に行わなければなら
ない。
【0016】従って、本発明の目的はシリンダ全体を清
潔に保てるようにして、メンテナンスを行わなくても常
に風味が良好な飲料を抽出することができる飲料抽出装
置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、シリンダ全体を清潔に保てるようにして、メンテナ
ンスを行わなくても常に風味が良好な飲料を抽出できる
ようにするため、上室に設けられ、上室が洗浄されると
き、オーバーフローした洗浄液を廃棄部へ案内する洗浄
液廃棄手段を備えた飲料抽出装置を提供するものであ
る。
【0018】上記洗浄液廃棄手段は、上室の上部開口の
外周に設けられた樋と、樋と廃棄部を連通する排水チュ
ーブを備え、上記上室は、弁の閉塞によって抽出室と連
通を遮断された状態で洗浄液を供給される構成であるこ
とが好ましい。
【0019】上記抽出室は、上室の洗浄後、弁の開放に
よって上室と連通口を介して連通することにより上室か
ら洗浄液を供給されて洗浄が行われる構成であることが
好ましい。
【0020】上記抽出室は、内部の圧力を大気へ放出す
るバルブを有し、このバルブは連通口を介して上室から
抽出室へ洗浄液が供給される際に開放する構成であるこ
とが好ましい。
【0021】上記抽出室は、上室の洗浄前に弁の開放に
よって上室から連通口を介して洗浄液を供給され、上記
上室は、抽出室への洗浄液の供給後、弁の閉塞によって
抽出室と連通を遮断された状態で洗浄液を供給され、抽
出室および上室は、上室への洗浄液の供給によって上室
が洗浄液で満たされた後、同時に洗浄が行われることが
好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料抽出装置を添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施の形態に係る飲
料抽出装置を示す。この飲料抽出装置1は、コーヒー粉
末等の粉末原料と湯との混合体から飲料を抽出する抽出
部2と、滓等を廃棄する廃棄処理部4と、本装置1の各
部に加圧空気を送るエアポンプ5とを有して構成されて
いる。
【0024】抽出部2は、図示しない案内レールによっ
て上下動可能に支持され、上方から供給された粉末原料
と湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリンダ20
と、シリンダ20の下方に配置され、シリンダ20から
排出された混合体を濾過するペーパーフィルタ21と、
ペーパーフィルタ21の濾過によって抽出された飲料を
受け入れる飲料受け22とを備えている。
【0025】シリンダ20は、上方に設けた供給口20
aから供給された粉末原料と湯を受け入れる混合室20
bと、粉末原料と湯との混合体を下方に設けた排出口2
0cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20
dとを有し、混合室20bと抽出室20dは連通口20
eで連通して形成されている。連通口20eは、バルブ
23によって開閉されるようになっており、抽出室20
dには、エアポンプ5からの加圧空気を導入する導入口
20fを備えている。
【0026】混合室20bは、供給口20aの外周に形
成された樋20gと、樋20gの底面の所定の位置に形
成された排水口20hと、排水口20hに接続され、先
端が図示しない排水バケツ内に導入された排水チューブ
20iを有している。
【0027】ペーパーフィルタ21は、回動可能な軸2
1Aにロール状でセットされ、後述する廃棄処理部4の
廃棄処理モータ40の駆動により図1の左方向へ引き出
されるように構成されている。ペーパーフィルタ21の
残量検出は、基端側が回転可能に支持され、中間部ある
いは先端側がロール状のペーパーフィルタ21に常に当
接するフィルタ検出レバー21Bと、ペーパーフィルタ
21の残量が少なくなってフィルタ検出レバー21Bが
回動してスイッチング動作し、ペーパーフィルタ21が
無くなったこと示す検出信号を後述する制御部6に出力
して警報出力等に供するマイクロスイッチの如きフィル
タ残量検出センサ21Cによって行われる。
【0028】飲料受け22は、上部に開口22aを備
え、開口22aの周囲にシリンダ20(排出口20c)
が当接したとき、混合体が漏れるのを防ぐためのゴムパ
ッキン22Aを設け、端部にペーパーフィルタ21の走
行をガイドするローラ22Bを備え、下部に、飲料をカ
ップ側へ供給する飲料供給管22Cおよび飲料を廃棄す
る廃棄管22Dを備えている。また、飲料供給管22C
には、飲料供給電磁弁53が設けられている。
【0029】抽出部2は、抽出モータ24と、両側から
出力軸25a、25bをそれぞれ突設し、抽出モータ2
4の回転数を所定の回転数に減速する減速機25と、一
方の出力軸25aの一端をベアリング26aによって支
持した支持板26と、一方の出力軸25aに固定された
シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bと、シリン
ダ20を駆動するシリンダ駆動板28Aと、バルブ23
を駆動するバルブ駆動板28Bと、シリンダ駆動板28
Aに取り付けられたシリンダカムフォロア29Aと、バ
ルブ駆動板28Bに取り付けられたバルブカムフォロア
29Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられた係止
部材28aとバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止
部材28bとに両端がそれぞれ係止され、シリンダ駆動
板28Aとバルブ駆動板28Bとを互いに引き寄せてシ
リンダカムフォロア29Aおよびバルブカムフォロア2
9Bをシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bにそ
れぞれ当接させる引張コイルバネ30と、シリンダ20
とシリンダ駆動板28Aとを連結する複数の連結部材3
1A,31B,31Cと、バルブ23を先端側のピン3
2aによって回動可能に連結したレバー32と、バルブ
駆動板28Bに取り付けられ、ピン32bによってレバ
ー32を回動可能に連結した連結部材33と、レバー3
2の後端側とバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止
部材28cとに両端がそれぞれ係止された引張コイルバ
ネ34とを備えている。この抽出部2は、出力軸25
a,25bおよび出力軸41aがそれぞれ1回転するこ
とにより攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程
が終了するようになっている。
【0030】減速機25の他方の出力軸25b側には、
各工程の進行を検出する工程検出機構が設けられてい
る。すなわち、減速機25の他方の出力軸25bには、
第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,3
5Cが取り付けられ、第1,第2および第3工程検出板
35A,35B,35Cの周囲には、第1,第2および
第3の工程検出板35A,35B,35Cの回転位置を
検出(例えば、遮光によってオフ)するホトセンサの如
き第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36
B,36Cが配置されている。
【0031】エアポンプ5には、抽出室20dの導入口
20fと飲料受け22に通じるエアパイプ52が接続さ
れ、エアパイプ52には、抽出室20dの導入口20f
の前段に上部空気電磁弁50,およびT分岐54を介し
て分岐された大気開放用空気電磁弁55が、また、飲料
受け22の前段に下部空気電磁弁51がそれぞれ設けら
れている。
【0032】図2は図1のA−A線断面図を示す。シリ
ンダカム27Aおよびバルブカム27Bは、キー25c
によって一方の出力軸25aに固定されており、シリン
ダカム27Aおよびバルブカム27Bのカム面は、同図
のように形成されている。
【0033】図3は工程検出機構の斜視図である。第1
の工程検出板35Aには、2箇所に約90°にわたって
突部35aが形成され、第2の工程検出板35Bには、
4箇所に約70°にわたって突部35aが形成され、第
3の工程検出板35Cには、1箇所に約180°にわた
って突部35aが形成されている。
【0034】図4は廃棄処理部4の要部斜視図である。
廃棄処理部4は、廃棄処理モータ40と、廃棄処理モー
タ40の回転数を所定の回転数に減速する減速機41
と、減速機41の出力軸41aに取り付けられた廃棄管
開検出板42Aおよび廃棄管閉検出板42Bと、廃棄管
開検出板42Aの突部42aによる遮光(例えば、オ
フ)によって廃棄管22Dの開状態(待機状態)を示す
オフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管開検出セン
サ43Aと、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによる
遮光(例えば、オフ)によって廃棄管22Dの閉状態を
示すオフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管閉検出
センサ43Bと、円周上に切欠き部44aを有して出力
軸41aに取り付けられ、ペーパーフィルタ21を一定
長さ分送り出す一対のフィルタ送りローラ44と、ペー
パーフィルタ21を一対のフィルタ送りローラ44側に
図示しないバネによって押圧する一対のガイドローラ4
5と、支軸46aによって回動可能に支持され、廃棄管
22Dを固定板(図1参照)47との間で押圧閉塞する
板ばね等からなる押圧板46と、出力軸41aに取り付
けられ、押圧板46を回動させる円周上に突部48aを
有した押圧カム48とを備えている。
【0035】図5は本飲料抽出装置1の制御系を示す。
この飲料抽出装置1は、本装置1の各部を制御する制御
部6を有し、この制御部6に、上記廃棄管開検出センサ
43A、廃棄管閉検出センサ43B、第1,第2および
第3の工程検出センサ36A,36B,36C、フィル
タ残量検出センサ21C、エアポンプ5、上部空気電磁
弁50、下部空気電磁弁51、飲料供給電磁弁53、大
気開放用空気電磁弁55、抽出モータ24および廃棄処
理モータ40を各々接続し、更に、抽出飲料の販売制御
を司る主制御部7を接続している。
【0036】主制御部7は、抽出飲料を販売する毎に販
売信号を制御部6に出力し、制御部6は、主制御部7か
ら販売信号を入力すると、抽出モータ24,廃棄処理モ
ータ40およびエアポンプ5を制御して飲料抽出制御、
すなわち、攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工
程を行わせるようになっている。
【0037】また、主制御部7は、予め設定した洗浄時
間(例えば、夜間,明け方等の販売頻度の低い時間)に
なると、洗浄指令信号を制御部6に出力し、制御部6
は、主制御部7から洗浄指令信号を入力すると、抽出モ
ータ24,廃棄処理モータ40およびエアポンプ5を制
御してシリンダ20の洗浄制御を行う。
【0038】すなわち、制御部6は、連通口20eを閉
じた状態で混合室20bにその容量以上の湯を供給し
て、混合室20bから湯をオーバーフローさせて混合室
20bの洗浄を行うオーバーフロー洗浄と、シリンダ2
0の下端を飲料受け22に圧接した状態で抽出室20d
内に湯を導入し、これを攪拌させて抽出室20dの洗浄
を行う攪拌洗浄を各部に実行させる。
【0039】次に、本飲料抽出装置1の動作を図6乃至
図13を参照して説明する。図6は第1,第2および第
3の工程検出センサ36A,36B,36Cの出力信号
を示す図である。図7乃至図13は本装置1の動作を示
す図であり、同図(a) は主要部(シリンダ20,バルブ
13等)の位置を示す図、同図(b) は廃棄管開検出板4
2Aおよび廃棄管閉検出板42B、およびフィルタ送り
ローラ44の位置を示す図、同図(c) はシリンダカム2
7Aおよびバルブカム27Bの位置を示す図、同図(d)
は第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,
35Cの位置を示す図である。
【0040】(1) 待機状態(図7参照) 待機状態においては、本装置1の主要部は、図6に示す
待機位置P1 にあり、図7に示す状態にある。すなわ
ち、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,3
6B,36Cはオンとなり、廃棄管開検出センサ43A
はオフ、廃棄管閉検出センサ43Bはオンとなってい
る。押圧板46は、廃棄管22Dの弾性力によって押圧
カム48に当接している。
【0041】(2) 攪拌工程(図8,図9参照) 制御部6は、主制御部7から販売信号が入力されると、
第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3
の工程検出センサ36A,36Cのオンに基づいて、待
機位置P1 から攪拌位置P2 への移動動作を行う。すな
わち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動(図
8(a) において出力軸41aが左回転する駆動)する。
廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して
出力軸41aに伝達され、出力軸41aが約60°正転
(図8(a) において左回転)して、図8(a) に示すよう
に、押圧カム48の突部48aが押圧板46を押圧する
ことにより、廃棄管22Dが押圧板46と固定板47と
の間で閉塞される。廃棄管閉検出センサ43Bは、廃棄
管閉検出板42Bの突部42aによって遮光され、オフ
信号を制御部6に出力する。制御部6は、廃棄管閉検出
センサ43Bからのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ
40の駆動を停止する。
【0042】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動(図9(d) において出力軸25bが左回転する駆
動)する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を
介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25
a,25bが正転(図9(d) において左回転)して、図
9(c) に示すように、シリンダカム27Aおよびバルブ
カム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28
Aおよびバルブ駆動板28Bが下降する。シリンダ駆動
板28Aが下降すると、複数の連結部材31A,31
B,31Cを介してシリンダ20が下降し、抽出室20
dの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ圧接
する。一方、バルブ駆動板28Bが下降すると、連結部
材33,レバー32を介してバルブ32も下降する。第
1の工程検出センサ36Aは、第1の工程検出板35A
によって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。続
いて、第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御
部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ3
6Bがオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオフ
に基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1
の主要部は、図6に示す攪拌位置P2 に到達し、図9に
示す状態となる。図9に示す状態では、同図(d) に示す
ように、第2,第3の工程検出センサ36B,36C
は、第2,第3の工程検出板35B,35Cの突部35
aによって遮光されていないので、オン信号を制御部6
にそれぞれ出力している。
【0043】制御部6は、第2の工程検出センサ36B
のオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオフ、第
3の工程検出センサ36Cのオンに基づいて攪拌工程を
行う。すなわち、制御部6は、粉末原料および湯の供給
要求信号を主制御部7に出力する。主制御部7の制御に
より混合室20bの供給口20aに粉末原料と湯が供給
される。制御部6は、粉末原料と湯の供給に合わせて、
飲料供給電磁弁53を閉じ、さらに下部空気電磁弁51
を開き、エアポンプ5を駆動する。エアポンプ5は、加
圧空気をエアパイプ52を介して飲料受け22に送る。
この加圧空気は、ペーパーフィルタ21を通過して抽出
室20d内へ流入する。この加圧空気が抽出室20d内
の混合体中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪
拌するように作用する。ペーパーフィルタ21の下方か
ら加圧空気を供給することで、粉末原料成分の湯への溶
出が助長され、短時間で飲料を抽出することができる。
【0044】(3) 抽出工程(図10参照) 制御部6は、タイマーで設定された攪拌時間が経過する
と、抽出モータ24を正転駆動する。抽出モータ24の
駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25b
に伝達され、シリンダカム27A,バルブカム27Bが
正転する。図10(c) に示すように、シリンダカム27
Aのカム半径は変化しないので、シリンダ20は上下動
しないが、バルブカム27Bのカム半径は大きくなるの
で、バルブ23が上昇し、図10(a) に示すように、連
通口20eを閉じる。第3の工程検出センサ36Cは、
第3の工程検出板35Cによって遮光され、オフ信号を
制御部6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36
Bは、オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第
2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第3の工程検
出センサ36Cのオフに基づいて抽出モータ24の駆動
を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す抽出位置
3 に到達し、図10に示す状態となる。図10に示す
状態では、同図(d) に示すように、第1,第2の工程検
出センサ36 4 ,36Bはオンになる。
【0045】制御部6は、第2の工程検出センサ36B
のオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオン、第
3の工程検出センサ36Cのオフに基づいて抽出工程を
行う。すなわち、制御部6は、上部空気電磁弁50を開
け、下部空気電磁弁51および大気開放空気電磁弁55
を閉じ、飲料供給電磁弁53を開き、エアポンプ5を駆
動して、エアポンプ5からの加圧空気をエアパイプ52
を介して抽出室20dの上方の導入口20fから供給す
る。抽出室20d内の混合体は、エアポンプ5からの加
圧空気によって下方へ圧送され、ペーパーフィルタ21
で濾過される。ペーパーフィルタ21で濾過された飲料
は、飲料受け22,飲料供給管22Cを介してカップ側
へ供給される。抽出室20dに加圧空気を送ることで、
抽出室20d内の気圧が増加して混合体がペーパーフィ
ルタ21側に押し下げられるので、短時間で混合体が飲
料と滓に分離され、効率良く濾過することができる。
【0046】(4) 滓廃棄工程(図11,図12参照) タイマで設定された抽出時間が経過すると、制御部6
は、抽出モータ24を正転駆動する。これによって抽出
モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸2
5a,25bに伝達され、シリンダカム27A,バルブ
カム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28
Aおよびバルブ駆動板28Bが上昇し、シリンダ20お
よびバルブ23が最上位まで上昇する。第1,第3の工
程検出センサ36A,36Cは、第1,第3の工程検出
板35A,35Cによって遮光され、オフ信号を制御部
6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36Bは、
オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工
程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3の工程検
出センサ36A,36Cのオフに基づいて抽出モータ2
4の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す
滓廃棄位置P4 に到達し、図11に示す状態となる。図
11の状態では、第2の工程検出センサ36Bはオンと
なり、ペーパーフィルタ21上には、滓7が残る。
【0047】制御部6は、第2の工程検出センサ36B
がオンのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,3
6Cのオフに基づいて滓廃棄工程を行う。すなわち、制
御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動する。廃棄処
理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸
41aに伝達され、出力軸41aが正転し、フィルタ送
りローラ44が回転してペーパーフィルタ21を引き出
す。ペーパーフィルタ21上の滓7がローラ22Bを通
過する際、図12(a) の想像線で示すように滓7が折れ
てペーパーフィルタ21から離れ、廃棄バケツ(図示せ
ず)へ落下する。廃棄管開検出センサ43Aは、廃棄管
開検出板42Aによって遮光され、オフ信号を制御部6
に出力する。制御部6は、廃棄管開検出センサ43Aか
らのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停
止する。本装置1の主要部は、図12に示す状態とな
る。
【0048】(5) 待機状態への戻り動作 滓廃棄工程が終了すると、制御部6は、抽出モータ24
および廃棄処理モータ40を正転駆動する。本装置1の
主要部は、図7に示す待機状態へ戻る。その後、販売信
号が制御部6に入力される毎に上記(1) 〜(5) の動作が
繰り返される。
【0049】一方、予め設定した洗浄時間になると、主
制御部7から制御部6に洗浄指令信号が出力される。制
御部6が洗浄指令信号を入力すると、抽出モータ24,
廃棄処理モータ40およびエアポンプ5を制御してシリ
ンダ20の洗浄制御を行う。以下、シリンダ20の洗浄
手順について説明する。
【0050】まず、制御部6は、主制御部7から洗浄指
令信号が入力されると、第2の工程検出センサ36Bが
オンのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36
Cのオンに基づいて、待機位置P1 からオーバーフロー
洗浄位置(抽出位置P3 と同じ位置)への移動動作を行
う。すなわち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転
駆動する。廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機4
1を介して出力軸41aに伝達され、出力軸41aが約
60°正転して、押圧カム48の突部48aが押圧板4
6を押圧することにより、廃棄管22Dが押圧板46と
固定板47との間で閉塞される。廃棄管閉検出センサ4
3Bは、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによって遮
光され、オフ信号を制御部6に出力する。制御部6は、
廃棄管閉検出センサ43Bからのオフ信号に基づいて廃
棄処理モータ40の駆動を停止する。
【0051】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を
介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25
a,25bが正転して、シリンダカム27Aおよびバル
ブカム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板2
8Aおよびバルブ駆動板28Bが下降する。シリンダ駆
動板28Aが下降すると、複数の連結部材31A,31
B,31Cを介してシリンダ20が下降し、抽出室20
dの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ圧接
する。一方、バルブ駆動板28Bが下降すると、連結部
材33,レバー32を介してバルブ32も下降する。そ
して、更に出力軸25a,25bの正転が進み、シリン
ダカム27Aおよびバルブカム27Bの正転が進むと、
バルブ駆動板28Bが上昇する。バルブ駆動板28Bが
上昇すると、バルブ23が上昇し、連通口20eを閉じ
る。第3の工程検出センサ36Cは、第3の工程検出板
35Cによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力す
る。続いて第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を
制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出セン
サ36Bがオンのとき、第3の工程検出センサ36Cの
オフに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。
【0052】この後、制御部6は湯の供給要求信号を主
制御部7に出力する。主制御部7の制御により混合室2
0bの供給口20aに混合室20bの容量より大なる量
の湯が供給される。混合室20b内の湯は、混合室20
bが満杯になると混合室20bの内壁に付着した滓と共
にオーバーフローし、外周の樋20gより排水チューブ
20iを経て廃棄バケツに排出され、これによって混合
室20bのオーバーフロー洗浄が行われる。
【0053】このようにして混合室20bのオーバーフ
ロー洗浄が行われると、次に制御部6は、オーバーフロ
ー洗浄位置から攪拌洗浄位置(攪拌位置P2 と同じ位
置)への移動動作を行う。すなわち、制御部6は大気開
放空気電磁弁55を開き、上部空気電磁弁50および下
部空気電磁弁51を閉じ、更に、抽出モータ24を逆転
駆動する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を
介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25
a,25bが逆転して、シリンダカム27Aおよびバル
ブカム27Bが逆転する。このとき、シリンダカム27
Aのカム半径は変化しないので、シリンダ20の位置は
変動しないが、バルブカム27Bのカム半径は小さくな
るので、バルブ23が下降し、連通口20eを開放す
る。第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御部
6に出力する。続いて、第1の工程検出センサ36A
は、第1の工程検出板35Aによって遮光され、オフ信
号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出
センサ36Bがオンのとき、第1の工程検出センサ36
Aのオフに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。
このようにして連通口20eが開放すると、図14に示
すように、混合室20b内の湯が抽出室20d内に供給
される。このとき、大気開放空気電磁弁55が開いてい
るので、抽出室20dの内圧が高まって抽出室20d内
の空気が連通口20eから混合室20bに抜けることが
なく、オーバーフロー洗浄した混合室20bを再び汚す
ことがない。この後、制御部6は抽出室20内への湯の
供給に合わせて下部空気電磁弁51を開き、エアポンプ
5を駆動する。エアポンプ5を駆動すると、図15に示
すように、加圧空気がエアパイプ52を介して飲料受け
22に送られ、ペーパーフィルタ21を通過して抽出室
20d内へ流入する。そして、抽出室20d内の湯を通
過する際、その気泡の流れが湯を攪拌することにより、
抽出室20dの内壁に付着している滓が取り除かれる。
この後、制御部6は湯の供給要求信号を主制御部7に出
力し、主制御部7の制御によって混合室20bの供給口
20aに所定量の湯が供給される。これによって攪拌に
より抽出室20dの内壁の湯面より上方に付着した滓、
およびバルブ23に付着した滓が洗い流される。
【0054】最後に、制御部6は抽出室洗浄位置から洗
浄水廃棄位置への移動動作を行う。すなわち、制御部6
は、廃棄処理モータ40を逆転駆動する。廃棄処理モー
タ40が逆転すると、押圧カム48が約60°逆転し、
押圧板46による廃棄管22Dの押圧を解除して廃棄管
22Dは開となる。廃棄管開検出センサ43Aは、廃棄
管開検出板42Aによって遮光され、オフ信号を制御部
6に出力する。制御部6は、廃棄管開検出センサ43A
からのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を
停止する。
【0055】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を
介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25
a,25bが正転して、シリンダカム27Aおよびバル
ブカム27Bが正転する。このとき、シリンダカム27
Aのカム半径は変化しないので、シリンダ20の位置は
変動しないが、バルブカム27Bのカム半径は大きくな
るので、バルブ23が上昇し、連通口20eを閉じる。
第3の工程検出センサ36Cは、第3の工程検出板35
Cによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。
続いて第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御
部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ3
6Bがオンのとき、第3の工程検出センサ36Cのオフ
に基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。この後制
御部6は、上部空気電磁弁50を開け、エアポンプ5を
駆動して加圧空気を抽出室20dへ送る。この抽出室2
0dへの加圧空気の導入によって、抽出室20d内の湯
が下方へ圧送され、ペーパーフィルタ21を通過して飲
料受け22から廃棄管22Dを通って廃棄バケツに送ら
れる。そして、タイマで設定された所定の時間が経過す
ると、エアポンプ5の駆動を停止させると共に、抽出モ
ータ24を正転駆動し、シリンダ20を滓廃棄置位置P
4 へ移行させる。また同時に、廃棄処理モータ40を正
転駆動して、フィルタ送りローラ44を回転させ、ペー
パーフィルタ21を送り出す。これによってペーパーフ
ィルタ21上に残った洗浄による滓が廃棄バケツに落下
する。
【0056】なお、以上の実施の形態では、抽出室20
dの洗浄をオーバーフロー洗浄で残った湯で行っている
が、それだけでは不足する場合には、供給口20aから
新たに湯を補給しても良い。
【0057】以上述べた実施の形態によると、混合室2
0bに湯を溜めて樋20gにオーバーフローさせること
により混合室20bの洗浄を行い、その後、混合室20
bに残った湯を抽出室20dに導入して攪拌させること
により抽出室20dの洗浄を行うようにしたため、シリ
ンダ20全体を清潔に保つことができ、洗浄のためのメ
ンテナンスを行わなくても常に風味が良好な飲料を抽出
することができる。また、混合室20bの洗浄に使用し
た湯を抽出室20dの洗浄に再利用するため、湯の節約
が図れると共に排水を少なくすることができる。
【0058】なお、湯の使用量を少なくするより洗浄時
間を短くしたい場合には、図16に示すように、抽出室
20dに一度湯を導入した後、バルブ23で連通口20
eを閉じて供給口20aより湯を供給し、抽出室20d
の攪拌洗浄と混合室20aのオーバーフロー洗浄を同時
に行うようにしても良い。このとき、下部空気電磁弁5
1および大気開放用空気電磁弁55を開け、上部空気電
磁弁50を閉じ、抽出室20d内の圧力を大気開放用空
気電磁弁55から大気へ放出するようにする。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料抽出
装置によると、オーバーフローする洗浄液を廃棄部へ案
内する洗浄液廃棄手段を上室に設け、洗浄時に弁の閉塞
によって抽出室と連通を遮断された上室に洗浄液を供給
してオーバーフローさせるように構成されているため、
抽出室の洗浄に加えて上室の洗浄も行えるようになり、
その結果、シリンダ全体を清潔に保つことができる。こ
のため、メンテナンスを行わなくても常に風味が良好な
飲料を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る飲料抽出装置
を示す説明図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】第1の実施の形態に係る工程検出機構の斜視
図。
【図4】第1の実施の形態に係る廃棄処理部の要部斜視
図。
【図5】第1の実施の形態に係る制御系を示すブロック
図。
【図6】第1の実施の形態に係る第1,第2,第3の工
程検出センサの出力信号を示す説明図。
【図7】第1の実施の形態に係る待機状態を示す説明
図。
【図8】第1の実施の形態に係る廃棄管の閉塞状態を示
す説明図。
【図9】第1の実施の形態に係る攪拌工程を示す説明
図。
【図10】第1の実施の形態に係る抽出工程を示す説明
図。
【図11】第1の実施の形態に係る滓廃棄工程を示す説
明図。
【図12】第1の実施の形態に係る滓廃棄工程の終了状
態を示す説明図。
【図13】第1の実施の形態に係る混合室の洗浄状態を
示す説明図。
【図14】第1の実施の形態に係る混合室の洗浄から抽
出室の洗浄への移行状態を示す説明図。
【図15】第1の実施の形態に係る抽出室の洗浄状態を
示す説明図。
【図16】本発明の第2の実施の形態を示す説明図。
【図17】従来の飲料抽出装置を示す説明図。
【図18】従来の飲料抽出装置に係る洗浄時の状態を示
す説明図。
【符号の説明】
1 飲料抽出装置 2 抽出部 3 エアポンプ 4 廃棄処理部 5 エアポンプ 6 制御部 20 シリンダ 20a 供給口 20b 混合室 20c 排出口 20d 抽出室 20e 連通口 20f 導入口 20g 樋 20h 排水口 20i 排水チューブ 21 ペーパーフィルタ 21A 軸 21B フィルタ検出レバー 21C フィルタ残量検出センサ 22 飲料受け 22A ゴムパッキン 22B ローラ 22C 飲料供給管 22D 廃棄管 22a 開口 23 バルブ 24 抽出モータ 25 減速機 25a,25b 出力軸 25c キー 26 支持板 26a ベアリング 27A シリンダカム 27B バルブカム 28A シリンダ駆動板 28B バルブ駆動板 28a,28b 係止部材 29A シリンダカムフォロア 29B バルブカムフォロア 30 引張コイルバネ 31A,31B,31C 連結部材 32 レバー 32a,32b ピン 33 連結部材 34 引張コイルバネ 40 廃棄処理モータ 41a 出力軸 35A 第1の工程検出板 35B 第2の工程検出板 35C 第3の工程検出板 35a 突部 36A 第1の工程検出センサ 36B 第2の工程検出センサ 36C 第3の工程検出センサ 40 廃棄処理モータ 41 減速機 41a 出力軸 42A 廃棄管開検出板 42B 廃棄管閉検出板 42a 突部 43A 廃棄管開検出センサ 43B 廃棄管閉検出センサ 44 フィルタ送りローラ 45 ガイドローラ 46 押圧板 46a 支軸 47 固定板 48 押圧カム 48a 突部 50 上部空気電磁弁 51 下部空気電磁弁 52 エアパイプ 53 飲料供給電磁弁 54 T分岐 55 大気開放用空気電磁弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁によって開閉される連通口を介して抽
    出室の上部に設けられた上室を備え、前記弁の開放によ
    って連通した連通口を介して前記上室から前記抽出室へ
    飲料原料と湯を供給される飲料抽出装置において、 前記上室に設けられ、前記上室が洗浄されるとき、オー
    バーフローした洗浄液を廃棄部へ案内する洗浄液廃棄手
    段を備えたことを特徴とする飲料抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄液廃棄手段は、前記上室の上部
    開口の外周に設けられた樋と、前記樋と前記廃棄部を連
    通する排水チューブを備え、 前記上室は、前記弁の閉塞によって前記抽出室と連通を
    遮断された状態で前記洗浄液を供給される構成の請求項
    1記載の飲料抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出室は、前記上室の洗浄後、前記
    弁の開放によって前記上室と前記連通口を介して連通す
    ることにより前記上室から前記洗浄液を供給されて洗浄
    される構成の請求項1記載の飲料抽出装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出室は、内部の圧力を大気へ放出
    するバルブを有し、 前記バルブは、前記連通口を介して前記上室から前記抽
    出室へ前記洗浄液が供給される際に開放する構成の請求
    項3記載の飲料抽出装置。
  5. 【請求項5】 前記抽出室は、前記上室の洗浄前に前記
    弁の開放によって前記上室から前記連通口を介して前記
    洗浄液を供給され、 前記上室は、前記抽出室への前記洗浄液の供給後、前記
    弁の閉塞によって前記抽出室と連通を遮断された状態で
    前記洗浄液を供給され、 前記抽出室および前記上室は、前記上室への前記洗浄液
    の供給によって前記上室が前記洗浄液で満たされた後、
    同時に洗浄が行われる構成の請求項1記載の飲料抽出装
    置。
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