JPH1154242A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH1154242A
JPH1154242A JP21817897A JP21817897A JPH1154242A JP H1154242 A JPH1154242 A JP H1154242A JP 21817897 A JP21817897 A JP 21817897A JP 21817897 A JP21817897 A JP 21817897A JP H1154242 A JPH1154242 A JP H1154242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure roller
heating
roller
heat
heated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21817897A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukazu Adachi
信和 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP21817897A priority Critical patent/JPH1154242A/ja
Publication of JPH1154242A publication Critical patent/JPH1154242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続で被加熱材を搬送したときに加圧ローラ
の中央部の温度と端部の温度差を減らす、または端部の
方の温度を中央より高くすることで、加圧ローラをスト
レートないし逆クラウン形状とすることで、被加熱材の
シワの発生を抑えることを可能とした加熱装置及び画像
形成装置を提供すること。 【解決手段】 加熱体と、該加熱体に対して圧接し加熱
ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱部材を
該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加熱装置
において、前記加圧ローラの軸方向に関し、該ローラの
熱がローラ端部よりもローラ中央部の方で多く逃げる加
圧ローラカバーを加圧ローラ近傍に配置したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱体と加圧ロー
ラとのニップ部に被加熱材を導入して搬送し、該被加熱
材を加熱する加熱装置及び該加熱装置を像加熱手段とし
て備えた画像形成装置に関する。
【0002】特に、電子写真方式や、静電記録方式、磁
気記録方式等の適宜の像形成手段によって記録材上に形
成担持された未定着画像を加熱定着させて画像記録物を
得るプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置
及びその加熱装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、プリンタや複写機といった静電写
真方式等の画像形成装置は、画像形成部で記録材上に未
定着のトナー画像を形成担持させ、加熱定着部で該記録
材を加熱、加圧して該トナー画像を記録材上に定着させ
て画像を形成させていた。
【0004】このような画像形成装置の加熱定着部(定
着装置)としては、熱ローラ方式の加熱装置が広く使わ
れてきた。これは、図8に示す様に、内部にハロゲンヒ
ーター等の熱源Hを備え、所定の定着温度に管理される
加熱体たる金属製の熱ローラ21と、これに圧接する弾
性を有する加圧回転体としての加圧ローラ2を基本構成
とし、この一対の熱ローラ21及び加圧ローラ2を回転
させて該ローラ対の圧接部(以下定着ニップ部)Nに不
図示の画像形成部で未定着トナー像Tを形成担持させた
記録材Pを供給して定着ニップ部Nを挟持搬送通過させ
ることで、熱ローラ21の熱と定着ニップ部Nの加圧力
にて未定着トナーを記録材Pに定着させる。
【0005】この熱ローラ方式では熱ローラ21の熱容
量が大きいため、熱ローラ21の表面を所定の温度に上
げるまで多くの時間を要する。従ってプリンタがホスト
コンピュータより出力信号を受けた時、すぐ動作できる
様に常に熱ローラ21を加熱しておかねばならず、電力
消費が大きくなるという問題があった。
【0006】このような問題を解決するために、特開平
4-44075 〜44083号公報、特開平4-204980 〜204984号公
報等に、耐熱性の薄いフィルムを利用したフィルム加熱
装置が開示されている。図7にこの装置の一例の概略図
を示す。図7において1は耐熱性のポリイミドフィルム
で外側表面はフッ素コーティングされた円筒形状の定着
フィルムである。3は耐熱性樹脂からなるヒータステ
ー、4はセラミック製のヒーターで、耐熱性、絶縁性、
良熱伝導性のアルミナからなる基板にフィルム1側と接
する表面に細帯状にスクリーン印刷で形成されたAg/
Pdの抵抗発熱体とその両端にAgをスクリーン印刷し
た電極と、Ag/Pdの表面を保護する耐熱、耐圧ガラ
スコートからなり、その裏面にアルミナ基板の温度を検
知するためのサーミスタ素子5が接着されており、抵抗
発熱体に通電をして、所定の温度となるようにコントロ
ールされている。ヒーターステー3は下面の中央が長手
方向(紙面垂直方向)に沿ってざぐられており、セラミ
ックヒーター4が接着されている。6はヒーターステー
3を補強すると共に定着フィルム6の内面をガイドする
フィルムガイドである。
【0007】定着フィルム1は一般的には総圧100μ
m以下好ましくは60μm以下のフィルムでヒータース
テー3とフィルムガイド6とで形成されたステーにルー
ズに外嵌させてある。加圧ローラ2はフィルム1を介し
てセラミックヒーター4に所定の圧で圧接しており、ニ
ップNを形成している。
【0008】この定着装置では、加圧ローラ2を駆動ロ
ーラとし、図示しない駆動部により該加圧ローラ2が回
転駆動されて、該加圧ローラ表面とフィルム外面との摩
擦力で円筒型のフィルム1がヒーターステー3、フィル
ムガイド6に沿って回転駆動し、該フィルム1と加圧ロ
ーラ2との間に記録材Pを導入し搬送させて、未定着の
トナー像Tを記録材Pに定着させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の熱ローラ定着装
置やフィルム定着装置では、加圧ローラを不図示の駆動
手段で回転駆動させて記録材Pの搬送を行なう加圧ロー
ラ・駆動ローラ兼用の構成である。
【0010】このような構成において、例えば図7のフ
ィルム定着装置では加圧ローラ2を駆動して、フィルム
1や記録材Pを移動搬送するため、該加圧ローラ2がセ
ラミックヒーター4からの熱で膨張して外径が変化する
と、記録材Pの搬送速度が変化してしまう。
【0011】該加圧ローラ2の温度は記録材Pを連続で
搬送するうちに徐々に昇温していくが、加圧ロ−ラ長手
方向において端部の方が中央部よりも放熱しやすいた
め、多くの記録材Pを搬送すると最終的に中央部が端部
より5〜10deg温度が高くなり、中央がより熱膨張
するため加圧ローラ2の外径は中央の方が直径で0.0
5mm程度大きい、所謂クラウン形状となる。
【0012】この様な状態で記録材Pを搬送すると、中
央部の方が紙送りスピードが速いため、紙端部が紙中央
に寄っていき、紙シワが発生することがあった。この紙
しわは紙の剛性が弱い薄紙ほど顕著である。また、この
様な紙シワは熱ローラ定着装置でも同様に発生する。
【0013】そこで、本出願に係る発明の目的は、連続
で被加熱材を搬送したときに加圧ローラの中央部の温度
と端部の温度差を減らす、または端部の方の温度を中央
より高くすることで、加圧ローラをストレートないし逆
クラウン形状とすることで、被加熱材のシワの発生を抑
えることを可能とした加熱装置及び画像形成装置を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置及び画像形成装置である。
【0015】〔1〕:加熱体と、該加熱体に対して圧接
し加熱ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱
部材を該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加
熱装置において、前記加圧ローラの軸方向に関し、該ロ
ーラの熱がローラ端部よりもローラ中央部の方で多く逃
げる加圧ローラカバーを加圧ローラ近傍に配置したこと
を特徴とする加熱装置。
【0016】〔2〕:前記加圧ローラカバーが、前記加
圧ローラの軸方向中央部に対応する位置に放熱用開口部
を有していることを特徴とする〔1〕の加熱装置。
【0017】〔3〕:加熱体と、該加熱体に対して圧接
し加熱ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱
部材を該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加
熱装置において、前記加圧ローラの軸方向中央部を冷却
するファンを設けたことを特徴とする加熱装置。
【0018】〔4〕:前記ファンが、加圧ローラの軸方
向端部と該軸方向中央部との温度差に基づいて駆動制御
されていることを特徴とする〔3〕記載の加熱装置。
【0019】〔5〕:前記ファンが、加圧ローラ表面温
度、積算通紙枚数、又は通紙モードに基づいて駆動制御
されていることを特徴とする〔3〕記載の加熱装置。
【0020】〔6〕:加熱体と、該加熱体に対して圧接
し加熱ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱
部材を該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加
熱装置において、前記加圧ローラの軸方向中央部の熱を
吸収する伝熱部材を設けたことを特徴とする加熱装置。
【0021】〔7〕:前記伝熱部材が、前記加圧ローラ
の軸方向中央部と当接して従動回転する従動コロである
ことを特徴とする〔6〕記載の加熱装置。
【0022】〔8〕:前記加圧ローラが、回転駆動によ
って被加熱材の搬送を行なうことを特徴とする〔1〕乃
至〔7〕の何れかに記載の加熱装置。
【0023】
〔9〕:被加熱材が、未定着画像を担持し
た記録媒体であり、前記加熱ニップでの加熱処理によっ
て該未定着画像を記録媒体に熱定着させることを特徴と
する〔1〕乃至〔8〕の何れかに記載の加熱装置。
【0024】〔10〕:記録媒体に顕画剤像を形成する
像形成手段と、この顕画剤像を加熱処理する像加熱手段
を有し、該像加熱手段が前記〔1〕乃至
〔9〕の何れか
1項に記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成
装置。
【0025】〈作 用〉即ち、本出願に係る第1の発明
は、加圧ローラカバーを設けたことにより、加圧ローラ
の軸方向に関し、ローラ端部での放熱を抑えて該端部と
中央部との温度差を小さく、若しくはローラ端部をロー
ラ中央部よりも高温にし、加圧ローラをストレートない
し、逆クラウン形状とし、該加圧ローラで被加熱材を搬
送する際のシワの発生を防止している。
【0026】本出願に係る第2の発明は、冷却用のファ
ンを設け、該加圧ローラ2の軸方向中央部の温度が端部
と比較して高くならない様に該中央部を冷却することに
より、加圧ローラをストレートないし、逆クラウン形状
として、該加圧ローラで被加熱材を搬送する際のシワの
発生を防止している。
【0027】また、加圧ローラの温度や加圧ローラ中央
部と端部との温度差、積算通紙枚数等の情報に基づいて
冷却を行なうことで、精度良くシワの発生を防止でき
る。
【0028】本発明に係る第3の発明は、伝熱部材を設
け、該伝熱部材が加圧ローラの中央部と接触して熱を奪
うので、加圧ローラ端部の方が温度が上がりやすくな
り、加圧ローラをストレート、ないし逆クラウン形状と
して、該加圧ローラで被加熱材を搬送する際のシワの発
生を防止している。
【0029】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態例〕本発明に係る第1の実施形態例を
図1から図3に基づいて説明する。図1は本発明の第1
の実施形態の加熱装置の斜視模型図、図2は該装置の加
圧ローラと加圧ローラカバーの分解斜視図、図3は該装
置の縦断面模型図である。本加熱装置はレーザービーム
プリンタの定着装置として使用される。
【0030】1は定着フィルムで長さ226mm、内径
24mm、肉厚45μmの円筒状ポリイミドフィルムの
外面にPTFEを10μm厚コーティングしたものであ
る。2は加圧ローラで芯金径φ11mm、外径φ17m
mで肉厚3mmのシリコーンゴムの表層にフッ素ゴムラ
テックスを30μm焼成したものである。
【0031】3は横断面が略半円弧状の桶形のフィルム
ガイド、4は加熱体であるところのセラミックヒーター
で幅6.5mm、長さ236mm、厚さ0.635mm
のアルミナ基板の上に抵抗発熱体として銀パラジウムを
スクリーン印刷したものである。該セラミックヒーター
4はフィルムガイド3の下面中央に長手に沿って嵌め込
まれている。そしてこのセラミックヒーター4を含むフ
ィルムガイド3に定着フィルム1をルーズに外嵌し、該
定着フィルム1を介してセラミックヒーター4に対し加
圧ローラ2を圧接させている。
【0032】5は該セラミックヒーター4の温度を検知
する温度検知素子(サーミスタ)で発熱体と反対側の基
板面に接着され、ヒーター裏側の温度を検出して図示し
ない制御装置に信号を送り、ニップ部Nが所定温度とな
るようにセラミックヒーター4への通電をコントロール
するのに用いられている。
【0033】6は該定着フィルム1を上部でガイドする
フィルムステーでフィルムガイド3と協動してフィルム
1をスムーズに回転できる様に保持している。
【0034】7は加圧バネ、8は加圧バネ7の力を受け
てフィルムステー6に加えるバネ受であり、フィルムス
テー6の両端に圧力を加え、フィルムガイド3、フィル
ム1を介して加圧ローラ2にセラミックヒーター4を圧
接させている。
【0035】9は加圧ローラ軸端部に取り付けられたギ
アで、図示されない駆動部の駆動力が伝達されて加圧ロ
ーラ2を回転駆動させ、定着フィルム1の回転及び記録
材Pの搬送を行う。
【0036】10bはセラミックヒーター4上のサーミ
スタ5の端子と接続するコネクター、10cはセラミッ
クヒーター4の抵抗発熱体にACを給電するためのコネ
クターである。11は該記録材Pをニップ部Nへ導く紙
ガイドを兼ねた加圧ローラカバーで、加圧ローラ2のニ
ップ部の下側を覆い、ローラと1〜2mm程度のスキマ
を持ちセラミックヒーター4より加熱された加圧ローラ
2の熱が逃げない様に保温する。12は加圧ローラカバ
ー11の中央に約100mmの巾であいている放熱用窓
(開口部)で加圧ローラ2の熱が逃げやすくなってい
る。
【0037】而して、加圧ローラ2の回転駆動により耐
熱性フィルム1の回転がなされ、セラミックヒーター4
に対する通電により該ヒーター4が所定の温度に昇温し
た状態において、ニップ部Nの定着フィルム1と加圧ロ
ーラ2との間に被加熱材である未定着トナー像Tを担持
した記録材Pが導入されて、セラミックヒーター4から
の熱が定着フィルム1を介して記録材Pに付与され、未
定着トナー像Tが記録材P面に熱定着される。該定着ニ
ップ部Nを通過した被記録材Pは耐熱性フィルム15の
面から曲率分離されて搬送される。
【0038】次いでこの定着装置をプリンタに組み込
み、記録材としてA4やレターサイズの紙を用いた場合
について具体的に説明する。
【0039】プリント動作が開始されるとセラミックヒ
ーター4は、温度制御手段により所定温度まで加熱され
る。また、加圧ローラ2もセラミックヒーター4からの
熱が伝えられて昇温する。通紙初期はヒーター温度20
0℃、加圧ローラ温度80℃であり、連続通紙を行うと
加圧ローラ2が温められるのでセラミックヒーター4の
温度を段階的に下げる。具体的には通紙5枚目から19
0℃、11枚目から180℃、20枚目から170℃、
このときの加圧ローラ2の温度は中央で90℃、100
℃、110℃となる。これに対し加圧ローラ2の端部の
温度は加圧ローラカバー11により保温されるので、9
0℃、100℃、115℃と中央より温度が高くなって
いく。
【0040】このままプリントを続けると最終的に加圧
ローラ温度は中央が115℃、端部で120℃となる。
【0041】この時の加圧ローラ2の外径は、シリコー
ンゴムの体積熱膨張率が 1.05×10-3/deg であるから、加圧ローラ外径φ17mm、芯金径φ11
mmとして計算すると、中央の外径D0は室温を20℃
として π{(D0/2)2−8.52 }=1.05×10-3×9
5×π(8.52 −5.52 ) D0=φ17.48 端部の外径D1は π{(D1/2)2−8.52 }=1.05×10-3×9
5×π(8.52 −5.52 ) D1=φ17.51 となり、端部の方が中央より0.03mm程大きくなり
逆クラウン形状となる。このため、この状態で紙送りす
ると図4に示す様に紙を端部に向かって伸ばす力が働き
その結果、紙のしわの発生が抑えられる。
【0042】また、従来加圧ローラ端部では放熱量が多
く加圧ローラの温度が低くなる傾向にあったが、本形態
では加圧ローラの端部を保温するカバーを設けたことで
加圧ローラ端部温度が高くなるので、端部での定着性が
良くなった。
【0043】〔第2の実施形態例〕次に第2の実施形態
例について説明する。図5は本形態例要部の構成説明図
である。同図において、13は加圧ローラ2の長手中央
部を冷却するファン、14a,14bは各々加圧ローラ
表面の長手中央と長手端部の温度を測定する温度検知素
子、15は該温度検知素子からの温度情報に基づいてフ
ァン13の駆動制御を行う制御手段である。
【0044】制御手段15はプリント動作が開始される
と温度検知素子14a,14bの検知温度を比較し、加
圧ローラ2がクラウン形状とならない様に、中央部の温
度が端部よりも所定値以上に高くなった場合にはファン
13をONし、加圧ローラ2の中央部を冷却する。ま
た、中央部の温度が端部と比べて同じか所定値以下にな
った場合にはファンをOFFにする。これにより加圧ロ
ーラ中央部の温度が端部と同じか、やや低くなり、結果
的に加圧ローラ2がストレート或は逆クラウン形状とな
り、シワの発生が防止できる。
【0045】尚、本形態例では温度検知素子14a,1
4bの検知温度に基づいてファン13の制御を行なった
が、これに限らず、プリント開始からの時間や積算通紙
枚数などから加圧ローラ2の昇温を推察して制御する構
成であっても良い。例えば、第1の実施形態例で説明し
た様に、定着温度は通紙枚数によって変化するので温度
検知素子14a,14bを用いずに、これらの定着温度
調整用の情報に基づいてファン13をON、OFFして
も良い。具体的には、定着温度が170℃となる連続プ
リント開始後10枚目からファン13をONする。
【0046】何れの構成であっても、どのような状況で
ファン13をONするかは、定着温調制御方法や加圧ロ
ーラ径に基づいて適切に設定すれば良い。
【0047】また、本形態例では、加圧ローラ2を冷却
するか否かが任意に選択可能なので通紙モードに合わせ
て該ローラ2を冷却できる。たとえばシワが出やすい両
面プリント中にファンを回すように選択することで、よ
り効果的にシワを防止できる。
【0048】〔第3の実施形態例〕次に第3の実施形態
例について説明する。図6は本形態例要部の構成説明図
である。同図において、16は加圧ローラ2の中央付近
でローラと接触し一緒に連れ回る伝熱部材としての伝熱
コロであり、熱伝導性の良いアルミからできている。従
って加圧ローラ2の中央部が伝熱コロ15に熱が奪われ
るため、結果的に加圧ローラ2の中央と端部の温度はほ
ぼ同じか、端部の方が高くなり、加圧ローラ2の形状が
ストレート、ないし逆クラウンとなり、シワの発生が防
止できる。
【0049】本形態例によれば、簡易な構成で加圧ロー
ラ中央部の熱を安定して奪うことができる。
【0050】尚、伝熱部材としては、従動コロに限ら
ず、加圧ローラが摺動可能となるように該加圧ローラの
中央部と接触させた状態で固定支持された摺動部材であ
っても良い。
【0051】〔その他〕 .上記形態例ではフィルム定着装置にて説明したが、
本発明は熱ローラ定着装置に適用しても同様の効果が得
られる。
【0052】.本発明の加熱装置は上記形態例で示し
た定着装置としてばかりでなく、その他例えば、画像を
担持した記録材を加熱して表面性(つや等)を改質する
装置、仮定着する装置等、所謂像加熱装置や、シート状
物を給紙して乾燥処理・ラミネート処理する等の装置と
して広く使用できる。
【0053】.本発明において、加熱体は抵抗発熱体
に限らず、導電性の磁性体に磁力を作用させて該磁性体
を発熱させる電磁誘導方式の加熱体であっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連続で被加熱材を搬送したときに加圧ローラの中央部の
温度と端部の温度差を減らす、または端部の方の温度を
中央より高くすることで、加圧ローラをストレートない
し逆クラウン形状とすることで、被加熱材のシワの発生
を抑えることを可能とした加熱装置及び画像形成装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態例に係る斜視模型図
【図2】 本発明の第1の実施形態例に係る加圧ローラ
とローラカバーの斜視説明図
【図3】 本発明の第1の実施形態例に係る定着装置の
縦断面模型図
【図4】 シワの発生を防ぐ効果を表した説明図
【図5】 第2の実施形態例の要部説明図
【図6】 第3の実施形態例の要部説明図
【図7】 従来の加熱定着装置の説明図
【図8】 従来の加熱定着装置の説明図
【符号の説明】
1 定着フィルム 2 加圧ローラ 3 フィルムガイド 4 セラミックヒーター 11 加圧ローラカバー 12 放熱用窓

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体と、該加熱体に対して圧接し加熱
    ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱部材を
    該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加熱装置
    において、 前記加圧ローラの軸方向に関し、該ローラの熱がローラ
    端部よりもローラ中央部の方で多く逃げる加圧ローラカ
    バーを加圧ローラ近傍に配置したことを特徴とする加熱
    装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧ローラカバーが、前記加圧ロー
    ラの軸方向中央部に対応する位置に放熱用開口部を有し
    ていることを特徴とする請求項1の加熱装置。
  3. 【請求項3】 加熱体と、該加熱体に対して圧接し加熱
    ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱部材を
    該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加熱装置
    において、 前記加圧ローラの軸方向中央部を冷却するファンを設け
    たことを特徴とする加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記ファンが、加圧ローラの軸方向端部
    と該軸方向中央部との温度差に基づいて駆動制御されて
    いることを特徴とする請求項3記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記ファンが、加圧ローラ表面温度、積
    算通紙枚数、又は通紙モードに基づいて駆動制御されて
    いることを特徴とする請求項3記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 加熱体と、該加熱体に対して圧接し加熱
    ニップ部を形成する加圧ローラとを有し、被加熱部材を
    該加熱ニップ部に導入して搬送し加熱処理する加熱装置
    において、 前記加圧ローラの軸方向中央部の熱を吸収する伝熱部材
    を設けたことを特徴とする加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記伝熱部材が、前記加圧ローラの軸方
    向中央部と当接して従動回転する従動コロであることを
    特徴とする請求項6の加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記加圧ローラが、回転駆動によって被
    加熱材の搬送を行なうことを特徴とする請求項1乃至7
    の何れかに記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 被加熱材が、未定着画像を担持した記録
    媒体であり、前記加熱ニップでの加熱処理によって該未
    定着画像を記録媒体に熱定着させることを特徴とする請
    求項1乃至8の何れかに記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体に顕画剤像を形成する像形成
    手段と、この顕画剤像を加熱処理する像加熱手段を有
    し、該像加熱手段が前記請求項1乃至9の何れか1項に
    記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
JP21817897A 1997-07-29 1997-07-29 加熱装置及び画像形成装置 Pending JPH1154242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21817897A JPH1154242A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 加熱装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21817897A JPH1154242A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 加熱装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1154242A true JPH1154242A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16715844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21817897A Pending JPH1154242A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 加熱装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1154242A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014021259A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Canon Inc 画像形成装置、および画像加熱装置
US20140064767A1 (en) * 2012-09-06 2014-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US8768194B2 (en) 2012-02-24 2014-07-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device, image forming apparatus, and fixing method
US9760045B2 (en) 2015-06-19 2017-09-12 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and image forming method

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8768194B2 (en) 2012-02-24 2014-07-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Fixing device, image forming apparatus, and fixing method
JP2014021259A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Canon Inc 画像形成装置、および画像加熱装置
US20140064767A1 (en) * 2012-09-06 2014-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US9239554B2 (en) * 2012-09-06 2016-01-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus controlling heated region of sheet by fixing unit based on sheet width
US9760045B2 (en) 2015-06-19 2017-09-12 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and image forming method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3880424B2 (ja) 画像形成装置
JP3161114B2 (ja) 加熱装置
US5552874A (en) Image fixing apparatus
JPS5968766A (ja) 熱定着装置
JP2001324892A (ja) 像加熱装置及びそれを有する画像形成装置
JPH07199703A (ja) 加熱装置
JP2003287970A (ja) ベルト式定着装置
JP4672850B2 (ja) 定着装置
JP3566466B2 (ja) 定着装置
JP2004013045A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JPH1154242A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JPH06308854A (ja) 加熱装置
JP2001282036A (ja) 画像形成装置
JP4164349B2 (ja) 像加熱装置
JP2008275753A (ja) 加熱定着装置
JP4642213B2 (ja) 画像形成装置
JP3254778B2 (ja) 画像形成装置
JP3624991B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3958108B2 (ja) 画像形成装置
JP3791861B2 (ja) 定着装置及び定着ローラの製造方法
JPH0980940A (ja) 加熱装置
JP2004198895A (ja) 定着装置
JPH08339131A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP3123339B2 (ja) 加熱装置
JP2003091212A (ja) 画像形成装置