JPH1151595A - 産業車両のラジエータ洗浄装置 - Google Patents

産業車両のラジエータ洗浄装置

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JPH1151595A
JPH1151595A JP20475597A JP20475597A JPH1151595A JP H1151595 A JPH1151595 A JP H1151595A JP 20475597 A JP20475597 A JP 20475597A JP 20475597 A JP20475597 A JP 20475597A JP H1151595 A JPH1151595 A JP H1151595A
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JP
Japan
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radiator
shroud
nozzle
fan
cleaning
Prior art date
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Withdrawn
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JP20475597A
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English (en)
Inventor
Osamu Shibuya
修 渋谷
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォークリフト等のエンジン式産業車両におい
て、ネットスクリーンを使用することなく、また車両本
体の分解および手作業による洗浄を行うことなく車両の
エンジン動力を利用して簡便にラジエータ洗浄できる安
価なラジエータ洗浄装置を提供することを課題とする。 【解決手段】エンジン2の後部にファン3が設置されて
おり、更に後方にはラジエータ5が設置されている。そ
の間にはファン3からの送風が洩れることなくしかも効
率よくラジエータ5に当てられるようシュラウド4が設
けられている。そしてシュラウド4の内部通風路上面に
は洗浄液を通風路中に噴射出来るようノズル7が突設さ
れている。シュラウド4外部のノズル7外端部には導水
管8が接続されており、その他端は車体1外部にまで延
びている。導水管8の端部には開閉コック9が取り付け
られており、さらに洗浄液を取り込む給水口10が連設
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
のエンジン式産業車両において加熱されたエンジン冷却
水等を冷却するラジエータを洗浄する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフト等のエンジン式産業車両
においてエンジンの熱を吸収したエンジン冷却水の冷却
は、エンジン後部に配設したファンの回転により車体周
囲から通気孔を通じて比較的温度の低い外部空気を吸入
し、更に後方に位置するラジエータに当てることによ
り、ラジエータ内部で循環している加熱冷却水が熱交換
されて冷却が行われるという方式が一般的である。また
ファンとラジエータの間には送風が効率良く行われるよ
う通風路を取り囲むかたちでシュラウドが設けられてお
り、ラジエータの前面は放熱効率をよくするために(例
えば波形)薄板の形態にある放熱板が積層している構成
となっている。
【0003】薄板間の隙間は狭く、前記産業車両を使用
する作業環境・作業条件からこの隙間にゴミやホコリが
詰まり易くなるため、(放熱効果が低下する原因とな
り)エンジン冷却性能しいてはエンジン性能を維持する
目的からラジエータの洗浄は必要であった。
【0004】そこで従来より前記産業車両の場合におい
ては、ラジエータの前面にはシュラウドが着設され、一
方ラジエータ後方には車両バランス用ウエイトが車両本
体に固設されているため種々の設備・機器を使用しての
分解・取り外し作業を経て初めてラジエータの放熱面を
ブラシ等で手作業により洗浄できるというものであっ
た。
【0005】またネットスクリーンをラジエータ前方シ
ュラウド内に着脱可能に挿設し、該ネットスクリーンの
みを洗浄するといった方法もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り産業車両
のラジエータ洗浄において、車両の分解・取り外し作業
を経てから直接ラジエータを手作業で洗浄することは容
易ではなく、定期点検時等の比較的長い時間間隔でしか
行えないといった問題があった。
【0007】またネットスクリーンを使用する場合、該
ネットスクリーンが通常作動時においてファンからの通
風の障害となり、ラジエータに対する冷却効率が低下す
るといった欠点があった。
【0008】そこで本発明の課題は上記従来の問題点に
鑑み、ネットスクリーンを使用することなく、また車両
本体の分解および手作業による洗浄を行うことなく車両
のエンジン動力を利用して簡便にラジエータ洗浄できる
安価な洗浄装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであり、以下のように構成される。先ず請求項
1および2の発明は、車両動力により駆動され冷気を送
るファンと該冷気を効率よく送風するために該ファンと
該ラジエータ間の通風路を囲むように設置されるシュラ
ウドを備えるラジエータ装置に適用される。
【0010】洗浄液を移送する導水管が接続されたノズ
ルがシュラウド内通風路に洗浄液を噴射するよう配設さ
れており、エンジン等の車両動力でファンを回転させ、
シュラウド内に流通する冷却空気中に前記ノズルから洗
浄液を流出させることで該洗浄液をジェット流の状態に
噴霧することが可能となり、目的とするラジエータの洗
浄が行えるよう構成される。
【0011】また、例えば請求項3記載のように、前記
ノズルが通風路の周囲を囲むようにシュラウドに複数個
配設されるよう構成される。これにより洗浄液を通風路
中に均等に噴射することが可能となり、しいてはラジエ
ータ放熱面に均等に噴霧・洗浄することが可能となる。
【0012】また、請求項4記載の発明は、前記導水管
の給液側端部に開閉コックを備えることにより前記ノズ
ルへの前記洗浄液の供給量を調節することが可能となる
構成となる。
【0013】また、請求項5記載の発明は、前記ノズル
と前記導水管が、前記シュラウド内部に一体成形されて
設けられることにより、別の部品として組み立てて構成
した場合と比較して洗浄装置作動中の振動の低減を図る
ことができ、さらにモジュールとして扱うことが可能と
なるため交換・保守が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は請求項1および2の発
明に基づく第1実施例のラジエータ洗浄装置を装備した
産業車両の側断面図である。この図において車両動力で
あるエンジン2の後部にファン3が設置されており、更
に後方には洗浄対象となるエンジン冷却水を冷却するラ
ジエータ5が設置されている。その間にはファン3から
の送風が洩れることなくしかも効率よくラジエータ5に
当てられるよう通風路を囲むシュラウド4が設けられて
いる。そして通風路を囲むシュラウド4の内部通風路上
面には洗浄液を通風路中に噴射出来るようノズル7が突
設されている。シュラウド4外部のノズル7外端部には
ノズルまで洗浄液を移送する導水管8が接続されてお
り、その他端は車体1外部にまで延びている。導水管8
の端部には開閉コック9が取り付けられており、さらに
洗浄液を取り込む給水口10が連設されている。またラ
ジエータ5を通過して熱交換により高温化された気体を
排出できるような排気孔が中央に穿設されたウエイト6
が、ラジエータ5の直後で車両最後部の位置に設置され
ている。
【0015】上記の構成にある洗浄装置の動作を以下に
述べる。先ず開閉コック9が閉止状態で、給水口10に
洗浄液がホース等の接続により供給されている。エンジ
ン2を始動し、ファン3が回転を始め、車体1周囲から
通気孔を通じて比較的温度の低い外部空気がファン3に
より吸入され、相当な風圧・風速を有してシュラウド4
を通過し、冷却空気としてラジエータ5に当てられる。
この時点で開閉コック9を開くことにより洗浄液が導水
管8を流通してノズル7に到達し、シュラウド4内に噴
射される。ここでシュラウド4内の送風が相当な風圧を
有しているため、洗浄液がジェット流の状態でラジエー
タ5に噴霧され、ラジエータ放熱面に対し理想的な洗浄
が行われることになる。また請求項3の発明に基づき開
閉コック9の開閉量で洗浄液の供給量を調整すること
が、そして図示しないアクセルペダルでエンジン回転数
しいてはファン3からの風圧・風量を調節することが可
能となる。
【0016】図2は請求項3の発明に基づく第2実施例
のラジエータ洗浄装置の正面図である。この図で示すよ
うに、第1実施例においてシュラウド4上部に1つだけ
取り付けられていたノズル7が第2実施例においては通
風路の周囲を囲むようにシュラウド4に8個配設される
構成となる。これにより洗浄液を通風路中に均等に噴射
することが可能となり、しいてはラジエータ放熱面に均
等に噴霧・洗浄することが可能となる。
【0017】なお、以上の実施例では、洗浄液の供給量
を調節するための開閉コックを車両側に備えたものだけ
を示したが、このような開閉コックは必ずしも車両側に
設けられている必要はなく、例えば車両外部において洗
浄液を供給する側で、洗浄液の供給量の調整を行うよう
にしても良い。
【0018】又、洗浄液を噴射するためのノズルの数や
配置形態も以上の実施例に限定されるものではなく、ラ
ジエータを有効に洗浄可能である範囲内において様々な
形態を採用可能である。
【0019】例えば、ノズルを上側ではなく下側、或い
は側部にのみ設けても良いし、数も、2〜7個、或いは
9個以上設けても良い。又、請求項5記載の発明に基づ
いて、ノズルと導水管がシュラウド内部に一体成形され
て設けられる構成としてもよい。この場合それぞれが別
の部品として組立てて構成して場合と比較して洗浄装置
が作動している間の振動の低減を図ることが可能となる
上に、さらに各部品を一体のモジュールとして扱うこと
が可能となるため交換・保守が容易となる。
【0020】又、ノズルの噴射状態は、シャワー状、霧
状、或いは単射状等の種々の形態が適用できる。又、ノ
ズルの噴射方向は、シュラウド内方に垂直であるものに
限定はされず、ファン側、或いはラジエータ側に傾斜さ
せても良い。更に、ノズルの噴射方向はノズル毎に調節
可能にしても良い。
【0021】又、ノズルは導水管から単にパイプをシュ
ラウド内周に囲み、そのパイプに噴射口を穿設しても良
い。又、導水管からノズルにかけてを、シュラウド自身
の内部に一体成形で設けても良い。
【0022】又、供給口は必ずしも車体の上部に設ける
必要はなく、例えば、車体側部、車体下部、或いは車体
前方など、適宜設置可能である。又、洗浄後の排水が効
率よく行えるように、ラジエータ下方に排水導路構造を
設けても良い。
【0023】又、導水管は1本に限らず2本以上にして
も良いし、或いは、1つのノズルに1本の導水管を繋
げ、1つ以上設けるようにしても良い。又、ノズルはシ
ュラウド本体内ではなく、何れか一方の側面に別体で取
り付けたものであっても良い。
【0024】又、シュラウドがない構造において、ファ
ンとラジエータ間に洗浄液を噴射可能なノズルを設けて
も良い。その場合、ノズルの固定は、例えばラジエータ
或いは車体にブラケットを介して行う。
【0025】尚、洗浄液は、単なる水は勿論、アルコー
ル等の溶剤、およびそれらに洗浄成分を混入させたも
の、或いは洗浄成分のみからなるもの等、洗浄作用のあ
る種々の液体を用いることが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明した構成とすることによ
り、本発明は従来の方法と比較して、ラジエータの冷却
効率低下の原因であったネットスクリーンを使用するこ
となく、また分解・取り出し作業を必要としないことに
より頻繁にかつ容易にラジエータを洗浄でき、さらにま
た目の細かいラジエータ放熱面に対して効果的な(理想
的な)洗浄が行えるため常に高いエンジン冷却効率の維
持が可能となり、しいては常に高いエンジン効率の維持
及びエンジンの延命に効果を発揮するものである。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1実施例のラジエータ洗浄装置を装
備した産業車両の側断面図、
【0029】
【図2】本発明の第2実施例のラジエータ洗浄装置の正
面図である。
【0030】
【符号の説明】
1 車体 2 エンジン 3 ファン 4 シュラウド 5 ラジエータ 6 ウェイト 7 ノズル 8 導水管 9 開閉コック 10 給水口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却水を冷却するラジエータ
    と、該ラジエータに送風するファンとを備えた産業車両
    において、 前記ファンと前記ラジエータとの間に洗浄液を噴射する
    よう配設されるノズルと、 該ノズルまで洗浄液を移送する導水管と、 により構成されることを特徴とするラジエータ洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ファンと前記ラジエータとの間に、
    該ファンによって送風される通風路を囲むようにシュラ
    ウドが設置されていることを特徴とする請求項1に記載
    のラジエータ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルが前記通風路の周囲を囲むよ
    うに前記シュラウドに複数個配設されることを特徴とす
    る請求項2記載のラジエータ洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルへの前記洗浄液の供給量を調
    節する開閉コックを更に備えることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のラジエータ洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルと前記導水管は、前記シュラ
    ウド内部に一体成形され設けられた事を特徴とする請求
    項3或いは4に記載のラジエータ洗浄装置。
JP20475597A 1997-07-30 1997-07-30 産業車両のラジエータ洗浄装置 Withdrawn JPH1151595A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2020008199A (ja) * 2018-07-05 2020-01-16 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 空気調和機の洗浄装置

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Effective date: 20041005