JPH11514693A - 酸末端基を有する水溶性または水分散可能なポリウレタン、該ポリウレタンの製造並びに使用 - Google Patents

酸末端基を有する水溶性または水分散可能なポリウレタン、該ポリウレタンの製造並びに使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、イソシアネート末端基、および少なくとも1個のイオノゲン基もしくはイオン性基を有する第一級アミンもしくは第二級アミンを有する、水中で分散可能なポリウレタンプレポリマーからなる水溶性もしくは水分散可能なポリウレタンおよびその塩に関する。本発明によるポリウレタンは、化粧品および医薬品の場合に助剤として使用でき、殊に、改善された洗浄性を有する毛髪固化剤として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 酸末端基を有する水溶性または水分散可能な ポリウレタン、該ポリウレタンの製造並びに使用 発明の詳細な説明 本発明は、酸末端基を有する水溶性または水分散可能なポリウレタン、該ポリ ウレタンの製造並びに化粧品における該ポリウレタンの使用に関する。 水中に溶解するかまたは水中で分散可能なポリマー、例えばポルエステル、ポ リアミドまたはポリウレタンは、水/エタノール中でのその特に低い粘度に基づ き、製品特性がますます重要になっている。従って、カルボキシル基を有するジ オールを共重合させて含有している水溶性ポリウレタンは、米国特許第3412 054号明細書および同第3658939号明細書から公知である。前記水溶性 ポリウレタンは、粘着剤、被覆剤としておよび印刷インキ中で使用されている。 スルホネート基および/またはカルボキシレート基を有するポリウレタンは、水 中で分散されており、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1570615号明細書 から公知である。前記ポリウレタンは、例えば編織布、皮革、紙料、木材および 金属の被覆および含浸に使用されている。米国特許第4300580号明細書、 同第3734874号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2633418 号明細書および国際公開番号WO−A−89/07118号の特許権から、主鎖 が縮合反応によって形成されており、かつエステル基の加水分解によって分解さ れて短いセグメントにすることができるようなNaSO3基を有するポリエステ ルは公知である。 更に、無水マレイン酸および無水トリメリット酸を水溶性エステルの製造に使 用できることは公知である。無水物基は、アミン、金属水酸化物および金属炭酸 塩を用いる中和によってカルボキシル基に変換されるカルボキシル基を提供し、 これによって水溶性が達成される。ドイツ連邦共和国特許出願公開第26371 67号明細書および米国特許第3523998号明細書から、ポリカルボン酸お よびその無水物も、ポリマー成分として、ポリエステルを水溶性にするのに寄与 することができることは公知である。ドイツ連邦共和国特許出願公開第2144 878号明細書には、分解されたカゼイン、水中で分散可能なポリウレタンおよ びホルムアルデヒドからの反応生成物のことであるポリウレタンが記載されてい る。ポリウレタン成分としては、就中、ポリウレタンプレポリマーとナトリウム タウリン溶液との反応によって得られるラテックスが使用されている。前記ラテ ックスは、タウリンからのスルホネート基の他にイオノゲン基もしくはイオン性 基を有していないので、相対的に少ない分子量および僅かな量のイオノゲン基も しくはイオン性基を有している。従って、前記ラテックスから得られた薄膜は、 分散剤なしに水中に溶解しない。次に、得られたラテックスは、カゼインおよび ホルムアルデヒドと反応させられて前記の反応生成物にされる。しかしながらこ れまでに、この種のポリマーの化粧品の使用は、まだ記載されていない。 化粧品の場合、薄膜形成剤ポリマーは、毛髪の固化、構造改善および調髪に使 用されている。整髪料は、一般に、アルコール中またはアルコールと水とからな る混合物中の薄膜形成剤の溶液を含有している。 米国特許第4743673号明細書には、ポリマー骨格中にカルボキシ基を有 する親水性ポリウレタンポリマーが記載されている。前記ポリウレタンは、アル キレングリコール、ポリオキシアルキレングリコールまたは線状ポリエステルジ オールのことであってもよいポリオール成分と、ヒドロキシ基またはアミノ基お よび有機イソシアネートもしくはイソシアネート前駆物質を含有するカルボン酸 エステル成分とから形成されている。従って、前記ポリウレタンは、ポリマー骨 格に結合したエステル基を有しており、該ポリウレタンは、引き続き30〜60 分間の加熱によって、強塩基、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを 用いて還流下に鹸化される。得られた生成物は、水中 並びにエタノール中には、もはや清澄には溶解しない。殊に、ポリオール成分と してのポリエステルジオールの使用の際には、還流条件下での強塩基を用いる処 理に基づき、カルボン酸エステル成分のエステル基の鹸化だけでなく、ポリウレ タン鎖中に含有されているエステル基の鹸化も行われる。従って、ポリウレタン 鎖が分離し、かつポリウレタンの分子量の著しく減少することになる。確かに、 ヘアスプレー中でのポリウレタンの使用は記載されている。しかし実際には、前 記ポリウレタンを用いて得られた薄膜は、水不溶性であるかまたは分子量が少な すぎ、ひいては固化作用が不十分であるので、毛髪用化粧品には使用不可能であ る。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第4225045号明細書には、毛髪固化剤と しての、水溶性または水中で分散可能なアニオン性ポリウレタンの使用が記載さ れている。前記のポリウレタンは、 a)1分子当たり2個以上の活性水素原子を有する少なくとも1個の化合物、 b)少なくとも1個の、酸基または塩基を有するジオールおよび c)少なくとも1個のジイソシアネート から形成されている。 前記ポリウレタンは、少なくとも15℃のガラス温度および12〜150の酸 価を有している。成分a) としては、有利にポリエチレングリコール、ネオペンチルグリコールおよびポリ エステロールが使用されている。有利な成分b)は、ジメチロールプロパン酸、 ピロメリット酸二無水物とネオペンチルグリコールとからの縮合物および5−ナ トリウムスルホナトイソフタル酸とネオペンチルグリコールとからの縮合物であ る。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第4241118号明細書には、化粧品調剤お よび医薬調剤中での助剤としてのカチオン性ポリウレタンおよびポリ尿素の使用 が記載されている。前記助剤は、殊に、毛髪固化剤中で薄膜形成剤として使用さ れている。前記助剤は、 a)1分子当たり2個以上の活性水素原子を有する1個以上の化合物と既に予め 反応させていてもよい少なくとも1個のジイソシアネートおよび b)1個以上の第三アミン窒素原子、第四アミン窒素原子またはプロトン化され た第三アミン窒素原子を有する少なくとも1個のジオール、第一級アミノアルコ ールもしくは第二級アミノアルコール、第一級ジアミンもしくは第二級ジアミン または第一級トリアミンもしくは第二級トリアミン から形成されている。 ポリマーは、少なくとも25℃のガラス転移温度を有し、かつ四級化されてい ないかまたはプロトン化された化合物に対して、50〜200のアミン価を有し ている。 欧州特許出願公開第619111号明細書には、カルボキシレート基を有する ポリウレタンの使用が記載されている。カルボキシレート基を提供する化合物と して、前記ポリウレタンは、式: 〔式中、Aは、水素原子またはC1〜C20−アルキル基を表す〕で示される化合 物を含有している。この場合、カルボン酸基の少なくとも一部分は、水中または 水と極性有機溶剤とからなる混合物中に溶解させるために必要とされる多数のカ ルボキシレート基を提供するために、有機塩基もしくは無機塩基で中和されてい る。 毛髪固化剤は、一般に、水性アルコール溶液の形で毛髪に向けて噴霧される。 溶剤の蒸発後に、毛髪は、相互の接点で残留ポリマーによって望ましい形態で保 持されている。前記ポリマーは、一方では、毛髪から洗い流すことができる程度 に親水性でなければならないが、しかし他方では、該ポリマーは、ポリマーで処 理された毛髪が、高い大気湿度であってもその形態を保持し、かつ互いに粘着し ない程度に疎水性でなければならない。できるだけ有効な毛髪固化作用を達成す るためには、更に、相対的に高い分子量(K値>25)および相対的に高いガラ ス温度(少なくとも15℃)を有するポリマーを使用することが望ましい。前記 の要求を充足するようなポリウレタンは、使用可能であるが、しかし、分子量が より大きいので一層劣っている。 更に、毛髪固化剤の調製の際には、環境関連の法規により、大気中への揮発性 有機化合物(VOC=揮発性有機化合物)の放出を抑制するために、アルコールお よび噴射剤の削減が必要とされていることが考慮されなければならない。 上記の刊行物中に記載されたポリマーは、前記の相反する要求を部分的に充足 しているにすぎない。従って、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4225045 号明細書および同第4241118号明細書並びに欧州特許出願公開第6191 11号明細書中に記載されたポリマーは、その分子量が大きいので、一方では、 望ましい固化作用を有している。しかし他方では、前記ポリマーは使用可能性が 不十分である。米国特許第4743673号明細書中に記載されたポリマーもま た、エステル基の鹸化によって生じた少ない分子量により、必要とされる固化作 用を有していない。 欧州特許出願公開第636361号明細書中には、少なくとも1個のポリシロ キサン単位と、アニオン基またはカチオン基を有する少なくとも1個のポリウレ タン単位および/またはポリ尿素単位とを有している重縮合物を薄膜形成剤とし て含有している化粧品用調剤が記載されている。また、前記薄膜形成剤の使い勝 手も満足なものではない。 従って、本発明には、一方では、毛髪固化剤として使用可能であるが、しかし 他方では、改善された使用容易性(再分散性)を有している整髪料を提供すると いう課題が課されている。 ところで、驚異的なことに、前記課題は、イソシアネート末端基を有するウレ タンプレポリマーと、少なくとも1個のイオノゲン基もしくはイオン性基を有す る第一級アミンもしくは第二級アミンとからの反応生成物を製造する水溶性もし くは水によって分散可能なポリウレタンによって解決されることが見出された。 従って、本発明の対象は、 A)イソシアネート末端基を有する水溶性または水中で分散可能なポリウレタン プレポリマーおよび B)少なくとも1個のイオノゲン基もしくはイオン性基を有する少なくとも1個 の第一級アミンもしくは第二級アミン からなる水溶性または水分散可能なポリウレタン並びにその塩である。 第一級アミンもしくは第二級アミンは、ウレタンプレポリマーのイソシアネー ト末端基と反応するので、アミンは、尿素基を介してポリウレタンに結合してい る。また、本発明によるポリウレタンは、それぞれ少なくとも1個のイオノゲン 基もしくはイオン性基を有するアミンから派生した末端基を有している。前記ポ リウレタンは、有利に15〜100、殊に20〜50のK値および有利に15〜 150、殊に25〜100のガラス転移温度Tgを有している。 ポリウレタンが、カルボン酸基またはスルホン酸基を有している場合には、酸 価は、有利に12〜150、殊に30〜90の範囲内である。 ポルウレタンが、アミン基またはプロトン化されたかもしくは四級化されたア ミン基を有している場合には、アミン価は、有利に30〜180、殊に50〜1 20の範囲内である。 本発明により使用可能なポリウレタン−プレポリマーは公知である。この場合 、ポリマー鎖に結合したイオノゲン基もしくはイオン性基を有するポリウレタン であり、これにより、該ポリウレタンは、水溶性もしくは水中で分散可能である 。前記の基とは、有利にカルボン酸基および/またはスルホン酸基および/また は窒素含有基(アミン)もしくはカルボキシレート基および/またはスルホネー ト基および/または四級化されたかもしくはプロトン化された基である。この種 のポリウレタン−プレポリマーは、 a)1分子当たり2個以上の活性水素原子を有する少なくとも1個の化合物、 b)1分子当たり2個以上の活性水素原子および少なくとも1個のイオノゲン基 もしくはイオン性基を有する少なくとも1個の化合物および c)少なくとも1個のジイソシアネート から形成されている。 成分(a)とは、殊にそれぞれ3000までの数平均分子量を有するジオール 、ジアミン、アミノアルコール、ポリエーテルジオールおよびポリエステルジオ ールのことであり、この場合、前記の化合物の3モル%までは、トリオールまた はトリアミンによって置換されていてもよい。特に有利に、成分(a)としては 、成分(a)および(b)の全重量に対して、ポリエステルジオール少なくとも 30重量%、殊に30〜80重量%を含有するジオール混合物が使用されている 。 使用可能なジオールは、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、 ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエテロール、例えば300 0までの分子量を有するポリエチレングリコール、酸化アルキレン単位がランダ ムに分布しているかまたはブロックの形で共重合して含有している酸化エチレン と酸化プロピレンと酸化ブチレンのブロックコポリマーである。有利に、エチレ ングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン グリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチ レングリコールまたはヘキサエチレングリコールである。 適当なアミノアルコールは、例えば2−アミノエタノール、2−(N−メチル アミノ)エタノール、3−アミノプロパノールまたは4−アミノブタノールであ る。 適当なジアミンは、例えばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,4− ジアミノブタンおよび1,6−ジアミノヘキサン並びにα,ω−ジアミンであり 、これらは、アンモニアを用いるポリアルキレンオキシドのアミン化によって製 造可能である。 ポリエステルジオールとしては、通常、ポリウレタンの製造に使用されるすべ てのもの、殊に芳香族ジカルボン酸、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタ ル酸、Na−スルホイソフタル酸もしくはK−スルホイソフタル酸等を基礎とす るもの、脂肪族ジカルボン酸、例えばアジピン酸またはコハク酸等を基礎とする ものおよび脂環式ジカルボン酸、例えば1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、 1,3−シクロヘキサンジカルボン酸もしくは1,4−シクロヘキサンジカルボ ン酸を基礎とするものが該当する。ジオールとしては、殊に約3000までの分 子量を有する脂肪族ジオール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー ル、ポリエチレングリコー ル、ポリプロピレングリコール、1,4−ジメチロールシクロヘキサン並びに式 : 〔式中、R10は、HまたはCH3を表し、R11は、C1〜C18−アルキル(殊にC1 〜C12−アルキルまたはC1〜C8−アルキル)を表す〕で示されるポリ(メト )アクリレートジオールが該当する。この種のジオールは、常法により製造可能 であり、かつ市販により入 MD、BDおよびOD)。 芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボン酸および脂肪族ジオールを基礎と するポリエステルジオール、殊に、芳香族ジカルボン酸が、全ジカルボン酸含量 の10〜95モル%、殊に50〜90モル%および有利に70〜85モル%にな るもの(残りは脂肪族ジカルボン酸)は有利である。 特に有利なポリエステルジオールは、フタル酸/ジエチレングリコール、イソ フタル酸/1,4−ブタンジオール、イソフタル酸/アジピン酸/1,6−ヘキ サンジオール、5−NaSO3−イソフタル酸/フタル酸/アジピン酸/1,6 −ヘキサンジオール、アジピン酸/エチレングリコール、イソフタル酸/アジピ ン酸/ネオペンチルグリコール、イソフタル酸/アジピン酸/ネオペンチルグリ コール/ジエチレングリコール/ジメチロールシクロヘキサンおよび5−NaS O3−イソフタル酸/イソフタル酸/アジピン酸/ネオペンチルグリコール/ジ エチレングリコール/ジメチロールシクロヘキサンからなる反応生成物である。 ポリエステルジオールは、有利に、約400〜5000、有利に500〜30 00の範囲内の分子量を有している。 前記のポリエステルジオールおよび脂肪族ジイソシアネートを基礎とするポリ ウレタンは、生物学的に分解可能であるので特に有利である。 また、式: 〔式中、R8およびR9は、同一かまたは異なっていてもよく、C1〜C4−アルキ ル、ベンジルまたはフェニル、有利にメチルを表し、 基Xは、同一かまたは異なっていてもよく、OHまたはNH2を表し、 mは、2〜8を表し、かつ nは、3〜50、殊に3〜30を表す〕で示されるシリコーン化合物も成分(a )として使用可能である。 前記シリコーン化合物は、成分(a)および(b)の全重量に対して、50重 量%まで、殊に30重量%までの量で使用できる。 ポリシロキサン含有ポリウレタンは、疎水性生成物、殊にシリコーンのための 溶解媒介剤として作用し、従って、整髪料中への該疎水性生成物の収容が可能で ある。シリコーンは、毛髪をつややかで、柔らかくかつなめらかにし、有利に、 調剤の全重量に対して0.2重量%までの量で含有されている。非揮発性シリコ ーン、殊にポリ(ジメチルシロキサン)ベースのものが有利に使用されている。 適当なシリコーンは、殊に プである。 成分(b)として、カルボキシレート基またはスルホネート基を有する化合物 が使用される場合には、アニオン性ポリウレタンが得られる。成分(b)として は、ジメチロールプロパン酸が特に有利である。また、式: および/または 〔上記式中、Rは、それぞれC2〜C18−アルキレン基を表し、Meは、Naま たはKを表す〕で示される化合物も使用可能である。 また、式: H2N(CH2n−NH−(CH2m−COO-+ 2N(CH2n−NH−(CH2m−SO3 -+ 〔上記式中、mおよびnは、互いに独立に1〜8、殊に1〜6の整数を表し、M は、Li、NaまたはKを表す〕で示される化合物も成分(b)として使用可能 である。 成分(b)として、窒素含有基を使用する場合には、カチオン性ポリウレタン が得られる。使用可能な成分(b)は、例えば一般式: 〔式中、 R1およびR2は、同一かまたは異なっていてもよく、C2〜C8−アルキレンを表 し、 R3、R6およびR7は、同一かまたは異なっていてもよく、C1〜C6−アルキル 、フェニルまたはフェニル−C1〜C4−アルキルを表し、 R4およびR5は、同一かまたは異なっていてもよく、HまたはC1〜C6−アルキ ルを表し、 oは、1、2または3であり、 酸塩またはSO4 2-2を表す〕で示される化合物である。 成分(c)とは、常用のジイソシアネート、殊にヘキサメチレンジイソシアネ ート、イソホロンジイソシアネート、メチルジフェニルジイソシアネート(MD I)および/またはトルイレンジイソシアネートのことである。 他の本発明によるポリウレタンプレポリマーは、例えば米国特許第34752 06号明細書および同第3412054号明細書中並びにドイツ連邦共和国特許 出願公開第1570615号明細書中に記載されている。しかしながら、ドイツ 連邦共和国特許出願公開第4225045号明細書、同第4241118号明細 書および欧州特許出願公開第619111号明細書中に記載されたポリウレタン が有利に使用されている。この場合、以下のものである: 1.少なくとも15℃のガラス転移温度および12〜150の範囲内の酸価を有 する、 a)1分子当たり2個以上の活性水素原子を有する少なくとも1個の化合物 、 b)少なくとも1個の酸基または塩基を有するジオールおよび c)少なくとも1個のジイソシアネート からなる水溶性または水中で分散可能なアニオン性ポリウレタンおよびその 塩。 前記ポリマーおよびその製造は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第42250 45号明細書中に詳細に記載されており、これについては、全面的に引用される 。 2.水溶性で水中で分散可能なカチオン性ポリウレタンおよびポリ尿素、この場 合、上記の成分(a)〜(c)が使用される。成分(c)としては、1分子当た り2個以上の活性水素原子を有する1個以上の化合物、即ち、成分(a)と既に 予め反応させておいてもよいジイソシアネートを使用することができる。 3.a)ポリウレタンの重量に対して、2個を上回らない活性水素原子を有する 1個以上の有機化合物10〜90重量%、 b)ポリウレタン1g当たり0.35〜2.25ミリ当量のカルボキシル基 がポリウレタン中に存在しているのに十分な量で使用される式: 〔式中、Aは、水素原子またはC1〜C20− アルキル基を表す〕で示される2,2−ヒドロキシメチル置換されたカルボン酸 、 c)1個以上の有機ジイソシアネート からなるカルボキシレート基を有する線状ポリウレタン。 成分a)およびc)は、上記の通りである。 ポリウレタン中に含有されているカルボキシル基は、最終的に適当な塩基で少 なくとも部分的に中和されている。前記のポリマーおよびその製造は、欧州特許 出願公開第619111号明細書中に詳細に記載されており、これについては、 全面的に引用される。 ポリウレタン−プレポリマーは、グループa)およびb)の化合物を、不活性 ガス雰囲気下で、不活性溶剤中でかまたは溶剤なしに(溶融液中で)、70〜1 30℃の温度で、グループc)の化合物と反応させることによって入手される。 この場合、前記成分は、NCO当量対OH当量の割合が、1を上回り、1.2ま でであってもよいような程度の量で使用される。有利に、1.02〜1.12の 範囲内の割合である。ポリウレタンの酸価は、成分(a)と(b)とからなる混 合物中の成分(b)の組成および濃度によって定められる。ポリウレタンは、H .FikentscherによるK値(25℃およびpH7でN−メチルピロリ ドン中の0.1重量%の溶液中で測定した)15〜100、有利に25〜50を 有している。 有利な実施態様によれば、成分(B)とは、式: R10HN−Y−SO3H 〔式中、Yは、o−フェニレン、m−フェニレンまたはp−フェニレンを表すか またはヒドロキシ基1個、2個または3個によって置換されていてもよい直鎖状 または分枝鎖状のC2〜C6−アルキレンを表し、 R10は、水素原子、C1〜C12−アルキル基(有利にC1〜C10−アルキル基およ び殊にC1〜C6−アルキル基)またはC5〜C6−シクロアルキル基を表し、この 場合、アルキル基またはシクロアルキル基は、ヒドロキシ基、カルボキシル基ま たはスルホン酸基1個、2個または3個によって置換されていてもよい〕で示さ れるアミンのことである。 特に有利に、上記の式のアミンとは、タウリン、N−(1,1−ジメチル−2 −ヒドロキシエチル9−3−アミノ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸または 4−アミノベンゾールスルホン酸のことである。 もう1つの有利な実施態様によれば、アミンとは、常法によるα−アミノ酸、 β−アミノ酸もしくはγ−アミノ酸、例えばグリシン、アラニン、バリン、ロイ シン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロ リン、セリン、トレオニン、メチオニン、システイン、トリプトファンまたはβ −アラニンのことである。有利なアミン酸は、アスパラギン酸およびグルタミン 酸である。 本発明によるポリウレタンの製造は、適当な不活性溶剤中でかまたは溶剤なし に(溶融液中で)、ポリウレタンプレポリマーと、イオノゲン基もしくはイオン 性基を有する第一級アミンもしくは第二級アミンとの反応によって行われる。ア ミンは、ポリウレタン−プレポリマーの遊離イソシアネート基が、少なくとも部 分的に、しかし有利には完全に反応する量で使用される。反応は、アミンを用い るポリウレタン重合の停止のための公知技術水準から公知であるような方法で行 われる。場合によりなお存在するイソシアネート基は、最終的にアミン、例えば 2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの添加によって不活性化される。 溶剤を水で置き換えた後に、ポリマーの溶液または分散液が得られ、この溶液 または分散液から、望ましい場合には、常法によりポリマーを、例えば噴霧乾燥 によって得られる。有利に、アミンの反応性を増大させるために、7.5を上回 るpH値を有する水溶液または水性アルコール溶液の形でのアミンが使用される 。pHの調節は、常法により、例えばアルカリ金属水酸化物、例えばNaOHま たはKOHを用いてかまたは有利に第三級アミン、例えばトリエチルアミン、C1 〜C6−アルキルジエタノールアミン、例えばメチルジエタノールアミンまたは エチルジエタノールアミンまたはジ−C1〜C6−アルキルエタノールアミンを用 いて行われる。 酸基を有するポリウレタンは、(部分的または完全な)中和後に、水溶性であ るかもしくは乳化剤の補助なしに水中で分散可能である。通常、ポリウレタンの 得られた塩は、中和されていないポリウレタンよりも良好な水溶性または水中で の分散性を示している。ポリウレタンの中和のための塩基としては、アルカリ金 属塩基、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、ソーダ、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリ ウムまたは炭酸水素カリウムおよびアルカリ土類金属塩基、例えば水酸化カルシ ウム、酸化カルシウム、水酸化マグネシウムまたは炭酸マグネシウム並びにアン モニアおよびアミンを使用することができる。特に、整髪料中での使用のため、 酸基を有するポリウレタンを中和させるのには、2−アミノ−2−メチルプロパ ノール、ジエチルアミノプロピルアミンおよびトリイソプロパノールアミンが有 利であることが判明した。また、酸基を有するポリウレタンの中和は、複数の塩 基の混合物、例えば苛性ソーダおよびトリイソプロパノールアミンからの混合物 を用いて行うことができる。中和は、使用目的に応じて、部分的に、例えば20 〜40%までかまたは完全に、即ち、100%まで行うことができる。 本発明による化合物が水分散可能である場合には、該化合物は、通常、5〜1 00nm、殊に10〜80nmの粒径および、通常、1〜40重量%、殊に3〜 30重量%の固体含量を有する水性微細分散液の形で 使用することができる。前記微細分散液は、通常、その安定化のために、乳化剤 または界面活性剤を必要としない。 アミン基またはプロトン化もしくは四級化されたアミン基を有するポリウレタ ンおよびポリ尿素は、そのカチオン性基により、通常、僅かにアルコール溶性も しくは水位溶性であるかまたは少なくとも乳化剤の補助なしにアルコール中およ び水中で分散可能である。荷電カチオン性基は、前記の第三級アミン窒素原子か ら、例えばカルボン酸、例えば乳酸を用いるプロトン化によってかまたは例えば アルキル化剤、例えばC1〜C4−アルキルハロゲン化物またはC1〜C4−アルキ ル硫酸塩を用いる四級化によって製造することができる。前記アルキル化剤の例 は、塩化エチル、臭化エチル、塩化メチル、臭化メチル、ジメチル硫酸塩および ジエチル硫酸塩である。 本発明によるポリウレタンは、化粧品および医薬イン中の助剤として、殊に、 ケラチン含有表面(毛髪、皮膚および爪)用の被覆剤としておよび医薬形用の被 覆剤および/または結合剤として使用可能である。更に、前記ポリウレタンは、 繊維工業、紙料工業、印刷工業および粘着剤工業用の被覆剤として使用可能であ る。該ポリウレタンは、殊に整髪料の場合に使用可能である。毛髪固化剤として の使用には、ポリエステルジオール成分少なくとも30重量%を含有し、5℃以 上のガラス転移温度Tgであるポリウレタンは有利である。これとともに、前記 ポリマーは、クリーム剤中および錠剤被覆剤並びに錠剤結合剤として使用できる 。 また、本発明の対象は、本発明によるポリウレタンを含有する化粧品用調剤ま たは医薬品用調剤である。一般に、前記調剤は、該調剤の全重量に対して、0. 2〜20重量%の範囲内の量でポリウレタンを含有している。 有利に、整髪料である。前記整髪料は、通常、水性分散液の形でかまたはアル コール溶液または水性アルコール溶液の形で存在している。適当なアルコールの 例は、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等である。 更に、本発明による整髪料は、一般に、通常の化粧品用助剤、例えば軟化剤、 例えばグリセリンおよびグリコール;皮膚軟化剤;香料;UV吸収剤;染料、増 粘剤;帯電防止剤;くし通りの良さを改善する調剤;保存剤;およびフォーム安 定剤を含有している。 本発明による調剤がヘアスプレーとして調製されている場合には、この調剤は 、十分な量の噴射剤、例えば低沸点炭化水素またはエーテル、例えばプロパン、 ブタン、イソブタンまたはジメチルエーテルを含有している。また、噴射剤とし ては、圧縮ガス、例えば窒素、空気または二酸化炭素も使用可能である。噴射剤 の量は、VOC量を不必要に増大させないような程度にできるだけ少なく保持さ れている。前記噴射剤量は、一般に、調剤の全重量に対して、40重量%を上回 るものではない。 また、本発明によるポリウレタンは、調剤中の別の毛髪用ポリマーと組み合わ せて使用することもできる。この種のポリマーは、殊に、 − 非イオン性、水溶性もしくは水分散可能なポリマーまたはオリゴマー、例え ばポリビニルカプロラクタム、例えばルビスコール・プラス(Luviskol Plus) (BASF)、またはポリビニルピロリドンおよび該ポリビニルピロリドンと、殊に ビニルエステル、例えば酢酸ビニル、例えばルビスコール(Luviskol)VA37 (BASF)とのコポリマー;例えばイタコン酸および脂肪族ジアミンを基礎とする ポリアミドポリアミド、 − 両性もしくは両性イオン性ポリマー、例えばAmph オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/第三ブチルアミノエチルメタ クリレート/2−ヒドロキシプロピルメタクリレート−コポリマー並びに、例え ばドイツ連邦共和国特許第3929973号明細書、同第2150557号明細 書、同第2817369号明細書および同第3708451号明細書中に開示さ れているような双性イ オン性ポリマーである。アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリ ド/アクリル酸もしくはメタクリル酸−コポリマーおよびそのアルカリ金属塩お よびアンモニウム塩は、有利な双性イオン性ポリマーである。更に、適当な双性 イオ 称で市販により入手可能であるメタクロイルエチルベタイン/メタクリレート− コポリマーである。 − 本発明によるポリマーと同じイオノゲン性の水溶性もしくは水分散可能なポ リマー、即ち、 アニオン性の本発明によるポリウレタンおよびア )の名称で市販されているような酢酸ビニル/ク )の商品名で入手可能なビニルピロリドン/ビニルアクリレート−コポリマー。 1つの有利なポリ 可能なビニルピロリドン/アクリレート−ターポ 称で販売されているアクリル酸/エチルアクリレート/N−第三ブチルアクリル アミド−ターポリ レート、エチルアクリレートおよびメタクリル酸 からなるターポリマー)または カチオン性の本発明によるポリウレタンおよびカチオン性の(四級化された )ポリマー、例えばLu ゾリウムメトクロリドからなるコポリマー)、Lu ール、N−ビニルピロリドンおよびN−ビニルカ (ジメチルジアリルアンモニウムクロリドを基礎 リドンと第四級アンモニウムとの反応によって生じる第四級ポリマー)、Polyme r JR(カチオン性基を有するヒドロキシエチルセルロース)、Polyquaternium-T ypen(CTFA−名)等。 − 中性でシリコン含有で水溶性もしくは水分散可能なポリマー、例えばポリエ ーテルシロキサン、例 別の毛髪用ポリマーは、調剤の全重量に対して、有利に10重量%までの量で 含有されている。特に有利な整髪料は、 a)少なくとも1種の、シロキサン不含で水溶性もしくは水中で分散可能な毛髪 用ポリマー、殊に毛髪固化ポリマー、この場合、本発明によるポリウレタン並び に別の毛髪用ポリマーであってもよく、 b)少なくとも1種の、上記により定義されたのと同 様のポリシロキサン含有ポリウレタンおよび c)水不溶性で非揮発性シリコーン、殊にポリジメチルシロキサン、例えばGold schmidt社のAbilタイプ を含有している。 前記調剤は、成分a)0.1〜10重量%、成分b)0.1〜15重量%およ び成分c)0.0001〜0.2重量%を含有している。 本発明によるポリウレタンおよび調剤には、一方では、毛髪に望ましい強度を 付与し、他方では、前記ポリマーは、公知技術水準のポリマーよりも容易に洗い 流すことができる(再分散可能である)という利点がある。その上更に、ヘアス プレーとして調製される場合には、60重量%未満のVOC含量を有する整髪料 およびまた純粋な水性調剤を製造することができる。 以下の実施例につき、本発明を説明する。 例1 ポリウレタン製造: 撹拌機、滴定漏斗、温度計、還流冷却器および窒素下での作業のための装置を 備えた4口フラスコ中で、(イソフタル酸、アジピン酸およびヘキサンジオール から製造された)ポリエステルジオール0.5モル(MW=1000g/モル) 、ジエチレングリコール0.6モルおよびジメチロールプロパン酸1.25モル を、80℃の温度へ加熱しながら撹拌下にメチルエチルケトン(約50%の溶液 )中に溶解した。全てが溶解したら直ちに、この反応混合物を冷却して約50℃ にした。引き続き、撹拌下に、イソホロンジイソシアネート2.5モルを滴加し 、この場合、反応温度は上昇した。次に、内部温度90℃で、前記混合物のイソ シアネート基含量が、実際に一定のままになるまでの間撹拌した。この後、この 反応混合物を周囲温度にまで冷却し、かつ前記温度で、(a)アスパラギン酸ま たは(b)グルタミン酸または(c)タウリンを、それぞれ、50%のアミノ酸 −ジエチルエタノールアミン水溶液の形で滴下し、この場合、ジエチルエタノー ルアミンは、アミノ酸に対して当モル量で使用した。次に、この反応混合物を、 イソシアネート基含量が0になるまでの間、周囲温度で撹拌した。引き続き、水 を反応混合物に入れ、かつ反応生成物を2−アミノ−2−メチルプロパノールで 中和した。次に、メチルエチルケトンを、真空中で40℃で留去し、この場合、 ポリウレタンの水性分散液が得られ、これを、以下の例3および4中に記載され た試験に使用した。 例2 ポリウレタン製造(アミノ酸を添加しない) 撹拌機、滴定漏斗、温度計、還流冷却器および窒素下での作業のための装置を 備えた4口フラスコ中で、 イソフタル酸、アジピン酸およびヘキサンジオールから製造されたポリエステル ジオール0.5モル(Mw=1000g/モル)、ジエチレングリコール0.5 モルおよびジメチロールプロパン酸1.25モルを、80℃の温度へ加熱しなが ら撹拌下にメチルエチルケトン(約50%の溶液)中に溶解した。全てが溶解し たら直ちに、この反応混合物を冷却して約50℃にした。引き続き、撹拌下に、 イソホロンジイソシアネート2.5モルを滴加し、この場合、反応温度は上昇し た。次に、還流温度で、この反応混合物を、前記混合物のイソシアネート基含量 が、実際に一定のままになるまでの間撹拌した。残りのイソシアネート基を、ア ミン、例えば2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールの添加によって不活性 にした。遊離COOH基を2−アミノ−2−メチルプロパノールで中和した。引 き続き、水を添加し、かつメチルエチルケトンの大部分を、減圧下に約40℃で 除去した。ポリウレタンの分散液が得られ、これを、比較のために、以下の例4 中に記載された試験に使用した。 例3 ポリマーの洗い流しの容易性の測定: 水を用いて例1の記載により得られたポリマーの洗い流しの容易性を、イソシ アネート末端基がアミノ酸と反応せず、2−アミノ−2−メチルプロパノールと 反応したポリマーと比較して試験した。前記のために、ポリマーの5%の水性分 散液および水性エタノール性分散液(1:1V/V)からなる薄膜を、前記ポリ マー分散液をガラス板の上に注ぎ込むことによって、ガラス板の上で製造した。 これを、室温で20時間乾燥させた。水または水/エタノール(1:1V/V) から製造されたフィルムの洗い流しの容易性(再分散性)を、指でこすることに よって定めた。得られた結果は、以下の表中に記載されている。 Asp=アスパラギン酸 Glu=グルタミン酸 Tau=タウリン 本発明による調剤を用いて得られた薄膜が、公知技術水準の調剤を用いて得ら れた薄膜よりも驚異的に良好に洗い流し可能であることは明らかである。 例4 55重量%のVOC含量を有するヘアスプレー調剤 例1に記載のポリウレタン (固体含量) 5.00重量% 水 40.00重量% エタノール 25 重量% ジメチルエーテル 30 重量% 香料 適宜量 前記調剤を用いて得られた薄膜の洗い流しの容易性は、同じ調剤を用いて得ら れるが、しかし、例2に記載のポリウレタンを含有する薄膜と比較して定めた。 洗い流しの容易性を、模型の頭部につき以下のようにして定めた: ヘアスプレーを、10秒間の噴霧工程(塗布量約2.5g)で、模型の頭部の 毛髪に塗布した。気候条件調節装置中での2時間の乾燥後に(大気湿度45%; 温度20℃)、固化作用を評価した。前記の工程を、全部で3回繰り返した。噴 霧された模型の頭部を、気 候条件調節装置中で一晩乾燥させた。この後、Texapon NSOを用いて、5分を超 過せずにシャンプー洗浄し、かつ洗浄した。乾燥後に、訓練を受けた専門家たち によって洗い流しの容易性を評価した。本発明による調剤を用いて得られた薄膜 は、良好に洗い流し可能であり、他方、例2に記載のポリウレタンを用いて得ら れた薄膜は劣ってのみ洗い流せたにすぎなかったことが見出された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水溶性または水分散可能なポリウレタンおよびその塩において、 (A)a)1分子当たり2個以上の活性水素原子を有し、ジオール、ジアミン 、アミノアルコール、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオールから選択さ れ、それぞれ3000までの数平均分子量を有する少なくとも1個の化合物また はこれらの混合物、 b)1分子当たり2個以上の活性水素原子および少なくとも1個のイオ ノゲン基もしくはイオン性基を有し、この場合、前記の基は、カルボキシレート 基または窒素含有基のことである少なくとも1個の化合物および c)イソホロンジイソシアネート、メチルジフェニルジイソシアネート および/またはトルイレンジイソシアネートから選択された少なくとも1個のジ イソシアネート からのイソシアネート末端基を有する水溶性または水中で分散可能なポ リウレタンプレポリマーおよび (B)少なくとも1個のイオノゲン基もしくはイオン性基を有する少なくとも 1個の第一級アミンまたは第二級アミン からなることを特徴とする、水溶性または水分散可能なポリウレタンおよびそ の塩。 2.成分(a)が、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボン酸および脂肪族 ジオールを基礎とするポリエステルジオールである、請求項1に記載のポリウレ タン。 3.芳香族ジカルボン酸の含量が、全ジカルボン酸量の10〜95モル%になる 、請求項2に記載のポリウレタン。 4.芳香族ジカルボン酸の含量が、40〜90モル%である、請求項3に記載の ポリウレタン。 5.芳香族ジカルボン酸の含量が50〜85モル%である、請求項3に記載のポ リウレタン。 6.グループc)の化合物のNCO当量対グループa)およびb)の化合物の活 性水素の当量の比が、1:1より大きく1.2:1までである、請求項1に記載 のポリウレタン。 7.成分b)が、ジメチロールプロパン酸である、請求項1に記載のポリウレタ ン。 8.成分a)が、成分a)およびb)の全重量に対して、ポリエステルジオール 少なくとも30重量%を含有している、請求項1から7までのいずれか1項 に記載のポリウレタン。 9.成分a)が、成分a)およびb)の全重量に対して、ポリエステルジオール 40〜80重量%を含有する、請求項8に記載のポリウレタン。 10.成分a)が、成分a)およびb)の全重量に対して、式: 〔式中、R8およびR9は、同一かまたは異なっていてもよく、C1〜C4−アル キル、ベンジルまたはフェニルを表し、 基Xは、同一かまたは異なっていてもよく、OHまたはNH2を表し、 mは、2〜8を表し、 nは、3〜50を表す〕で示される珪素化合物50重量%までを含有してい る、請求項1から9までのいずれか1項に記載のポリウレタン。 11.成分B)が、式: R10HN−Y−SO3H 〔式中、Yは、o−フェニレン、m−フェニレンもしくはp−フェニレンまた はヒドロキシ基1個、2個または3個によって置換されていてもよい直鎖状もし くは分枝鎖状のC2〜C6−アルキレンを 表し、 R10は、水素原子、C1〜C12−アルキル基またはC5〜C6−シクロアルキ ル基を表し、この場合、アルキル基またはシクロアルキル基は、ヒドロキシ基、 カルボキシル基またはスルホン酸基1個、2個または3個によって置換されてい てもよい〕で示されるアミノスルホン酸である、請求項1から10までのいずれ か1項に記載のポリウレタン。 12.アミンが、タウリン、N−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル) −3−アミノ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸または4−アミノベンゾール スルホン酸である、請求項11に記載のポリウレタン。 13.成分B)が、α−アミノカルボン酸、β−アミノカルボン酸もしくはγ− アミノカルボン酸である、請求項1から10までのいずれか1項に記載のポリウ レタン。 14.アミノ酸が、アスパラギン酸またはグルタミン酸である、請求項13に記 載のポリウレタン。 15.請求項1から14までのいずれか1項に記載のポリウレタンを製造するた めの方法において、ポリウレタンプレポリマーを第一級アミンもしくは第二級ア ミンと反応させることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項に記 載のポリウレタン の製造法。 16.7.5を上回るpH値を有する水溶液または水性アルコール溶液の形での アミンを使用する、請求項15に記載の方法。 17.第三級アミンを用いて溶液のpH値を調節する、請求項16に記載の方法 。 18.化粧品および医薬品における助剤としての請求項1から14までのいずれ か1項に記載のポリウレタンの使用。 19.毛髪用化粧品における請求項18に記載の使用。 20.ケラチン含有表面の被覆剤または固形の医薬品用の被覆剤または結合剤と しての請求項18に記載の使用。 21.Tg≧25℃のポリウレタンを毛髪固定剤として使用する、請求項19に 記載の使用。 22.疎水性生成物用の溶解媒介剤としての、請求項10で定義されたポリウレ タンの使用。 23.シリコーン用の溶解媒介剤としての請求項22に記載の使用。 24.化粧品用調剤または医薬品用調剤において、請求項1から14までのいず れか1項に記載の少なくとも1種のポリウレタンを含有することを特徴とする、 化粧品用調剤または医薬品用調剤。 25.整髪料の形、殊にヘアスプレーの形での請求項 24に記載の調剤。 26.a)請求項10で定義されたのと同様の少なくとも1種の水溶性もしくは 水分散可能なポリシロキサン含有ポリウレタンおよび b)少なくとも1種の水不溶性のシリコーン、殊にポリジメチルシロキサ ン を含有する、請求項24または25に記載の調剤。 27.付加的に少なくとも1種の別の水溶性もしくは水分散可能な毛髪用ポリマ ーを含有する、請求項25または26に記載の調剤。 28.a)少なくとも1種のシロキサン不含の水溶性もしくは水分散可能な毛髪 用ポリマー、 b)請求項10で定義されたのと同様の少なくとも1種の水溶性もしくは 水分散可能なポリシロキサン含有ポリウレタンおよび c)少なくとも1種の水溶性シリコーン、殊にポリジメチルシロキサン を含有する請求項24または25に記載の調剤。
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