JPH1151018A - 止め具 - Google Patents
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- JPH1151018A JPH1151018A JP20802597A JP20802597A JPH1151018A JP H1151018 A JPH1151018 A JP H1151018A JP 20802597 A JP20802597 A JP 20802597A JP 20802597 A JP20802597 A JP 20802597A JP H1151018 A JPH1151018 A JP H1151018A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 止め具1により、複数の結合部材の結合孔の
軸心がずれる方向にかかる荷重を受けるとともに、複数
の結合部材の結合孔の軸心の偏心に対応する。 【解決手段】 止め具1は、ねじ11、スプリング12およ
びスリーブ13を有する。ねじ11には、雄ねじ部22および
ねじ頭部23を設ける。スプリング12には、一対の爪片部
32を設け、この一対の爪片部32の先端に雄ねじ部22との
係合によって外径方向へ押動される爪部36を設ける。ス
リーブ13には、スリーブ筒部41を設け、このスリーブ筒
部41にスプリング12の一対の爪部36が外径方向へ突出可
能とする切欠部46を設ける。スリーブ13により、複数の
結合部材の結合孔の軸心がずれる方向にかかる荷重を受
ける。スリーブ13とともにスプリング12を回動させるこ
とにより、一対の爪部36を結合部材の結合孔の偏心した
縁部に対してほぼ均等に接合させる。
軸心がずれる方向にかかる荷重を受けるとともに、複数
の結合部材の結合孔の軸心の偏心に対応する。 【解決手段】 止め具1は、ねじ11、スプリング12およ
びスリーブ13を有する。ねじ11には、雄ねじ部22および
ねじ頭部23を設ける。スプリング12には、一対の爪片部
32を設け、この一対の爪片部32の先端に雄ねじ部22との
係合によって外径方向へ押動される爪部36を設ける。ス
リーブ13には、スリーブ筒部41を設け、このスリーブ筒
部41にスプリング12の一対の爪部36が外径方向へ突出可
能とする切欠部46を設ける。スリーブ13により、複数の
結合部材の結合孔の軸心がずれる方向にかかる荷重を受
ける。スリーブ13とともにスプリング12を回動させるこ
とにより、一対の爪部36を結合部材の結合孔の偏心した
縁部に対してほぼ均等に接合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の結合部材に
形成された結合孔に表面側の一方向から挿入されてそれ
ら複数の結合部材を一体的に結合する止め具に関する。
形成された結合孔に表面側の一方向から挿入されてそれ
ら複数の結合部材を一体的に結合する止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車などの構造部品同
士の結合、または構造部品への内装品の結合などに各種
の止め具が使用されており、特に、部品の裏側に例えば
ナットなどを装着できない場合において、部品の表面側
の一方向から部品間の結合を行なえる止め具(ブライン
ドファスナー)が使用されている。
士の結合、または構造部品への内装品の結合などに各種
の止め具が使用されており、特に、部品の裏側に例えば
ナットなどを装着できない場合において、部品の表面側
の一方向から部品間の結合を行なえる止め具(ブライン
ドファスナー)が使用されている。
【0003】このような止め具は、例えばねじおよびス
プリングを有し、ねじがねじ込まれていない状態ではス
プリングの爪部がねじ軸中心側に寄っていて、ねじのね
じ込みに連動してスプリングの爪部が押し広げられるよ
うに構成された構造がある。
プリングを有し、ねじがねじ込まれていない状態ではス
プリングの爪部がねじ軸中心側に寄っていて、ねじのね
じ込みに連動してスプリングの爪部が押し広げられるよ
うに構成された構造がある。
【0004】そして、止め具によって2つの結合部材を
結合する場合、各結合部材には結合孔がそれぞれ形成さ
れており、止め具を手前側の結合部材の結合孔および奥
側の結合部材の結合孔の順に挿入した後、止め具のねじ
をねじ込むことによってスプリングの爪部を押し広げ、
この爪部を奥側の結合部材に係着させることにより、止
め具の軸方向に2つの結合部材を締め付け固定するよう
にしている。
結合する場合、各結合部材には結合孔がそれぞれ形成さ
れており、止め具を手前側の結合部材の結合孔および奥
側の結合部材の結合孔の順に挿入した後、止め具のねじ
をねじ込むことによってスプリングの爪部を押し広げ、
この爪部を奥側の結合部材に係着させることにより、止
め具の軸方向に2つの結合部材を締め付け固定するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
止め具では、止め具の軸方向すなわち2つの結合部材の
結合方向に2つの結合部材を締め付け固定することを主
目的として構成されており、2つの結合部材の結合方向
に対して直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方
向にかかる荷重を受けて結合部材相互に伝達することに
関しては特別考慮されていない。
止め具では、止め具の軸方向すなわち2つの結合部材の
結合方向に2つの結合部材を締め付け固定することを主
目的として構成されており、2つの結合部材の結合方向
に対して直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方
向にかかる荷重を受けて結合部材相互に伝達することに
関しては特別考慮されていない。
【0006】つまり、2つの結合部材の結合方向に対し
て直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方向にか
かる荷重を止め具で受けて結合部材相互に伝達させる場
合には、各結合部材の結合孔の孔径をほぼ同一にすると
ともに、止め具と結合孔との隙間を小さくすることが必
要である。しかし、組立上の誤差による2つの結合部材
の結合孔のずれを考慮すると、その考慮をしない場合に
比べて止め具の軸径を小さくする必要があり、または、
最初から奥側の結合部材の結合孔の孔径を拡大して結合
孔の軸心が偏心した分を吸収できるようにするとともに
止め具の挿入を容易にすることを考慮すると、孔径を拡
大した結合孔に対して止め具の軸径が小さくなる。この
ような場合、止め具と結合孔との隙間が大きくなり、結
合孔の軸心がずれる方向にかかる荷重を止め具で受けて
結合部材相互に伝達させるのが困難になる。
て直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方向にか
かる荷重を止め具で受けて結合部材相互に伝達させる場
合には、各結合部材の結合孔の孔径をほぼ同一にすると
ともに、止め具と結合孔との隙間を小さくすることが必
要である。しかし、組立上の誤差による2つの結合部材
の結合孔のずれを考慮すると、その考慮をしない場合に
比べて止め具の軸径を小さくする必要があり、または、
最初から奥側の結合部材の結合孔の孔径を拡大して結合
孔の軸心が偏心した分を吸収できるようにするとともに
止め具の挿入を容易にすることを考慮すると、孔径を拡
大した結合孔に対して止め具の軸径が小さくなる。この
ような場合、止め具と結合孔との隙間が大きくなり、結
合孔の軸心がずれる方向にかかる荷重を止め具で受けて
結合部材相互に伝達させるのが困難になる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、奥側の結合部材の結合孔が手前側の結合部材の結
合孔より大きいとともに手前側の結合部材と奥側の結合
部材とで結合孔の軸心が偏心しているような結合箇所に
適用する場合でも、それらの結合部材の結合方向に対し
て直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方向にか
かる荷重を受けて結合部材相互に伝達することができる
とともに、複数の結合部材の安定した結合力を得ること
ができる止め具を提供することを目的とする。
ので、奥側の結合部材の結合孔が手前側の結合部材の結
合孔より大きいとともに手前側の結合部材と奥側の結合
部材とで結合孔の軸心が偏心しているような結合箇所に
適用する場合でも、それらの結合部材の結合方向に対し
て直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方向にか
かる荷重を受けて結合部材相互に伝達することができる
とともに、複数の結合部材の安定した結合力を得ること
ができる止め具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の止め具
は、雄ねじ部およびねじ頭部を有するねじと、このねじ
の雄ねじ部が挿通されるとともにねじ頭部が係合される
基部、およびこの基部から前記ねじの軸方向に対応して
延設されるとともに先端に前記雄ねじ部との係合によっ
て雄ねじ部の外径方向へ押動される爪部が形成された一
対の爪片部を有するスプリングと、このスプリングが係
合されるとともに前記ねじの雄ねじ部が螺着されるスリ
ーブ筒部、このスリーブ筒部の一端側外周部から突出さ
れるとともに前記スプリングの基部が係合されるスリー
ブ頭部、前記スリーブ筒部の他端側の一部に切欠形成さ
れて前記スプリングの一対の爪部が外径方向へ突出可能
とする切欠部を有するスリーブとを具備しているもので
ある。
は、雄ねじ部およびねじ頭部を有するねじと、このねじ
の雄ねじ部が挿通されるとともにねじ頭部が係合される
基部、およびこの基部から前記ねじの軸方向に対応して
延設されるとともに先端に前記雄ねじ部との係合によっ
て雄ねじ部の外径方向へ押動される爪部が形成された一
対の爪片部を有するスプリングと、このスプリングが係
合されるとともに前記ねじの雄ねじ部が螺着されるスリ
ーブ筒部、このスリーブ筒部の一端側外周部から突出さ
れるとともに前記スプリングの基部が係合されるスリー
ブ頭部、前記スリーブ筒部の他端側の一部に切欠形成さ
れて前記スプリングの一対の爪部が外径方向へ突出可能
とする切欠部を有するスリーブとを具備しているもので
ある。
【0009】そして、複数の結合部材をそれら結合部材
に形成された結合孔を通じて結合する場合、手前側の結
合部材の結合孔から奥側の結合部材の結合孔に貫通する
ようにスリーブの他端側を挿入して係合させた後、この
スリーブにねじをねじ込み、スリーブの他端側の一対の
切欠部からスプリングの一対の爪部を突出させて奥側の
結合部材に接合させることにより、止め具の軸方向に複
数の結合部材を締め付けて結合する。そのため、奥側の
結合部材の結合孔が手前側の結合部材の結合孔より大き
い場合でも、奥側の結合部材の結合孔にまで挿入される
スリーブにより、複数の結合部材の結合方向に対して直
交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方向にかかる
荷重を受けて結合部材相互に伝達することが可能とな
り、さらに、手前側の結合部材と奥側の結合部材とで結
合孔の軸心が偏心している場合でも、スリーブとともに
スプリングを回動させることにより、一対の爪部が奥側
の結合部材の結合孔の縁部にほぼ均等に接合するように
調整して、複数の結合部材の安定した結合力を得ること
が可能となる。
に形成された結合孔を通じて結合する場合、手前側の結
合部材の結合孔から奥側の結合部材の結合孔に貫通する
ようにスリーブの他端側を挿入して係合させた後、この
スリーブにねじをねじ込み、スリーブの他端側の一対の
切欠部からスプリングの一対の爪部を突出させて奥側の
結合部材に接合させることにより、止め具の軸方向に複
数の結合部材を締め付けて結合する。そのため、奥側の
結合部材の結合孔が手前側の結合部材の結合孔より大き
い場合でも、奥側の結合部材の結合孔にまで挿入される
スリーブにより、複数の結合部材の結合方向に対して直
交する方向すなわち結合孔の軸心がずれる方向にかかる
荷重を受けて結合部材相互に伝達することが可能とな
り、さらに、手前側の結合部材と奥側の結合部材とで結
合孔の軸心が偏心している場合でも、スリーブとともに
スプリングを回動させることにより、一対の爪部が奥側
の結合部材の結合孔の縁部にほぼ均等に接合するように
調整して、複数の結合部材の安定した結合力を得ること
が可能となる。
【0010】請求項2記載の止め具は、請求項1記載の
止め具において、スリーブは、スリーブ筒部の内面に軸
方向に沿って形成されスプリングの一対の爪片部が係合
する一対の溝部、およびスリーブ頭部に形成された回動
操作部を有しているものであり、スリーブの一対の溝部
にスプリングの一対の爪片部を係合することによってス
リーブと一体的にスプリングの回動操作を行なえ、か
つ、スリーブ頭部に形成された回動操作部により、スリ
ーブの回動操作を行なえるとともに、ねじのねじ込みに
対するスリーブの回動止め操作を行なえる。
止め具において、スリーブは、スリーブ筒部の内面に軸
方向に沿って形成されスプリングの一対の爪片部が係合
する一対の溝部、およびスリーブ頭部に形成された回動
操作部を有しているものであり、スリーブの一対の溝部
にスプリングの一対の爪片部を係合することによってス
リーブと一体的にスプリングの回動操作を行なえ、か
つ、スリーブ頭部に形成された回動操作部により、スリ
ーブの回動操作を行なえるとともに、ねじのねじ込みに
対するスリーブの回動止め操作を行なえる。
【0011】請求項3記載の止め具は、請求項1または
2記載の止め具において、スプリングの各爪部の外面
に、先端側へ向けて外径方向に突出するテーパ面部が形
成されているものであり、スプリングの各爪部の外面に
形成されたテーパ面部が奥側の結合部材に係合すること
によって、このテーパ面部の作用により止め具の軸方向
に締付力を発生させて複数の結合部材を結合する。
2記載の止め具において、スプリングの各爪部の外面
に、先端側へ向けて外径方向に突出するテーパ面部が形
成されているものであり、スプリングの各爪部の外面に
形成されたテーパ面部が奥側の結合部材に係合すること
によって、このテーパ面部の作用により止め具の軸方向
に締付力を発生させて複数の結合部材を結合する。
【0012】請求項4記載の止め具は、請求項1ないし
3いずれか記載の止め具において、スリーブの回動操作
部は、スリーブ頭部の先端面に形成された係合凹部であ
り、この係合凹部に工具などを引っ掛けてスリーブの回
動操作および回動止め操作を行なえる。
3いずれか記載の止め具において、スリーブの回動操作
部は、スリーブ頭部の先端面に形成された係合凹部であ
り、この係合凹部に工具などを引っ掛けてスリーブの回
動操作および回動止め操作を行なえる。
【0013】請求項5記載の止め具は、請求項1ないし
3いずれか記載の止め具において、スリーブの回動操作
部は、スリーブ頭部の周囲に多角形状に形成された多角
形状係合部であり、スリーブの製作が容易になるととも
に、多角形状係合部にスパナなどの工具を引っ掛けてス
リーブの回動操作および回動止め操作を行なえる。
3いずれか記載の止め具において、スリーブの回動操作
部は、スリーブ頭部の周囲に多角形状に形成された多角
形状係合部であり、スリーブの製作が容易になるととも
に、多角形状係合部にスパナなどの工具を引っ掛けてス
リーブの回動操作および回動止め操作を行なえる。
【0014】請求項6記載の止め具は、請求項1ないし
5いずれか記載の止め具において、スリーブのスリーブ
筒部の周囲に係合される環状のパッキングを具備してい
るものであり、止め具に対して気密性および液密性が確
保される。
5いずれか記載の止め具において、スリーブのスリーブ
筒部の周囲に係合される環状のパッキングを具備してい
るものであり、止め具に対して気密性および液密性が確
保される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の止め具(ブライン
ドファスナー)の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
ドファスナー)の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0016】図1ないし図9に第1の実施の形態を示
し、図1は止め具の分解状態の斜視図、図2は止め具の
組立状態の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は
止め具によって結合する結合部材の一部の平面図、図5
は図4のB−B断面図、図6は止め具の結合部材への装
着過程を示す断面図、図7は止め具の結合部材への装着
状態を示す断面図、図8は止め具によって結合する結合
部材の斜視図、図9は止め具によって結合した結合部材
の断面図である。
し、図1は止め具の分解状態の斜視図、図2は止め具の
組立状態の平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は
止め具によって結合する結合部材の一部の平面図、図5
は図4のB−B断面図、図6は止め具の結合部材への装
着過程を示す断面図、図7は止め具の結合部材への装着
状態を示す断面図、図8は止め具によって結合する結合
部材の斜視図、図9は止め具によって結合した結合部材
の断面図である。
【0017】図8および図9において、1は止め具で、
この止め具1によって2つの結合部材2,3が一体的に
結合されている。なお、2つの結合部材2,3のうち、
止め具1を挿入する側の一方の結合部材2のことを手前
側の結合部材2と呼び、止め具1を挿入する側とは反対
側の他方の結合部材3のことを奥側の結合部材3と呼
ぶ。
この止め具1によって2つの結合部材2,3が一体的に
結合されている。なお、2つの結合部材2,3のうち、
止め具1を挿入する側の一方の結合部材2のことを手前
側の結合部材2と呼び、止め具1を挿入する側とは反対
側の他方の結合部材3のことを奥側の結合部材3と呼
ぶ。
【0018】手前側の結合部材2は、上下の板材4,5
を有し、それら板材4,5の一部が重合されて複数組の
ボルトおよびナットにて構成される固着具6で一体的に
結合されている。奥側の結合部材3は、手前側の結合部
材2に対して装備品7を支持する断面ほぼコ字形の装備
品装着用レールである。
を有し、それら板材4,5の一部が重合されて複数組の
ボルトおよびナットにて構成される固着具6で一体的に
結合されている。奥側の結合部材3は、手前側の結合部
材2に対して装備品7を支持する断面ほぼコ字形の装備
品装着用レールである。
【0019】各結合部材2,3には、止め具1の装着位
置に対応して、その止め具1が挿入される結合孔8,9
がそれぞれ形成されている。手前側の結合部材2の結合
孔8の開口縁部には、テーパ孔部10が形成されている。
奥側の結合部材3の結合孔9は、後述する結合孔8,9
の軸心の偏心を吸収できるようにするとともに止め具1
の挿入を容易にすることを考慮して、手前側の結合部材
2の結合孔8より大径に形成されている。
置に対応して、その止め具1が挿入される結合孔8,9
がそれぞれ形成されている。手前側の結合部材2の結合
孔8の開口縁部には、テーパ孔部10が形成されている。
奥側の結合部材3の結合孔9は、後述する結合孔8,9
の軸心の偏心を吸収できるようにするとともに止め具1
の挿入を容易にすることを考慮して、手前側の結合部材
2の結合孔8より大径に形成されている。
【0020】次に、図1ないし図3において、止め具1
は、ねじ11、スプリング12およびスリーブ13にて構成さ
れている。
は、ねじ11、スプリング12およびスリーブ13にて構成さ
れている。
【0021】ねじ11は、例えば金属製の皿頭子ねじであ
り、軸部21およびこの軸部21の一端側外周部から突出さ
れるねじ頭部23を有している。軸部21の周面には雄ねじ
部22が形成されている。ねじ頭部23の軸部21側にはテー
パ面部24が形成されているとともに端面側には平坦状の
端面部25が形成され、その端面部25にマイナス形ドライ
バー係合用の溝部26が形成されている。
り、軸部21およびこの軸部21の一端側外周部から突出さ
れるねじ頭部23を有している。軸部21の周面には雄ねじ
部22が形成されている。ねじ頭部23の軸部21側にはテー
パ面部24が形成されているとともに端面側には平坦状の
端面部25が形成され、その端面部25にマイナス形ドライ
バー係合用の溝部26が形成されている。
【0022】また、スプリング12は、例えば金属製また
は合成樹脂製で、基部としてのリング部31およびこのリ
ング部31の円周上の対称位置からねじ11の軸方向に対応
して延設される一対の爪片部32を有している。
は合成樹脂製で、基部としてのリング部31およびこのリ
ング部31の円周上の対称位置からねじ11の軸方向に対応
して延設される一対の爪片部32を有している。
【0023】リング部31には、ねじ11の雄ねじ部22を挿
通可能とするとともにねじ頭部23を挿通付加とする係合
孔33が形成され、この係合孔33の開口縁部にねじ頭部23
のテーパ面部24が係合するテーパ孔部34が形成されてい
るとともに、リング部31の外面にテーパ段部35が形成さ
れている。
通可能とするとともにねじ頭部23を挿通付加とする係合
孔33が形成され、この係合孔33の開口縁部にねじ頭部23
のテーパ面部24が係合するテーパ孔部34が形成されてい
るとともに、リング部31の外面にテーパ段部35が形成さ
れている。
【0024】各爪片部32の先端には先太り状の爪部36が
それぞれ形成され、各爪部36の爪片部32の部分から連続
する内面および外面には先端側へ向けて内方および外方
に突出するテーパ面部37,38がそれぞれ形成されてい
る。
それぞれ形成され、各爪部36の爪片部32の部分から連続
する内面および外面には先端側へ向けて内方および外方
に突出するテーパ面部37,38がそれぞれ形成されてい
る。
【0025】そして、図6に示すように、スプリング12
に外力が作用していない状態(止め具1の装着前の状
態)では、一対の爪片部32に対して爪部36が互いに接近
するように緩やかな曲げ加工が施されている。
に外力が作用していない状態(止め具1の装着前の状
態)では、一対の爪片部32に対して爪部36が互いに接近
するように緩やかな曲げ加工が施されている。
【0026】また、スリーブ13は、例えば金属製で、ス
リーブ筒部41およびこのスリーブ筒部41の一端側外周部
から突出されるスリーブ頭部42を有し、それらスリーブ
筒部41およびスリーブ頭部42を軸方向に貫通して貫通孔
43が形成されている。
リーブ筒部41およびこのスリーブ筒部41の一端側外周部
から突出されるスリーブ頭部42を有し、それらスリーブ
筒部41およびスリーブ頭部42を軸方向に貫通して貫通孔
43が形成されている。
【0027】スリーブ筒部41の内周面には、ねじ11の雄
ねじ部22が螺合される雌ねじ部44が形成されているとと
もに、円周上の対称位置にスプリング12の一対の爪片部
32がそれぞれ係合される一対の溝部45が形成されてい
る。スリーブ筒部41の他端側には、一対の溝部45に連続
してスプリング12の一対の爪部36が外径方向へ突出可能
とする切欠部46が形成されている。
ねじ部22が螺合される雌ねじ部44が形成されているとと
もに、円周上の対称位置にスプリング12の一対の爪片部
32がそれぞれ係合される一対の溝部45が形成されてい
る。スリーブ筒部41の他端側には、一対の溝部45に連続
してスプリング12の一対の爪部36が外径方向へ突出可能
とする切欠部46が形成されている。
【0028】スリーブ頭部42のスリーブ筒部41側にはテ
ーパ面部47が形成されているとともに端面側には平坦状
の端面部48が形成され、その端面部48には一対の溝部45
と直交して位置に回動操作部としての係合凹部49が形成
されている。スリーブ頭部42の内側には、スプリング12
のリング部31およびねじ11のねじ頭部23を埋没状態に収
納する収納凹部50が形成され、この収納凹部50の底部に
スプリング12のテーパ段部35が係合するテーパ孔部51が
形成されている。
ーパ面部47が形成されているとともに端面側には平坦状
の端面部48が形成され、その端面部48には一対の溝部45
と直交して位置に回動操作部としての係合凹部49が形成
されている。スリーブ頭部42の内側には、スプリング12
のリング部31およびねじ11のねじ頭部23を埋没状態に収
納する収納凹部50が形成され、この収納凹部50の底部に
スプリング12のテーパ段部35が係合するテーパ孔部51が
形成されている。
【0029】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
る。
【0030】止め具1によって結合部材2,3を連結す
る際、図6に示すように、止め具1は、スリーブ13内に
スプリング12を挿入するとともにねじ11を少し螺合した
組立体とする。
る際、図6に示すように、止め具1は、スリーブ13内に
スプリング12を挿入するとともにねじ11を少し螺合した
組立体とする。
【0031】この止め具1の組立体の状態では、スリー
ブ13の一対の溝部45にスプリング12の一対の爪片部32が
係合されて回動方向に一体化されるとともに、スリーブ
13の収納凹部50にスプリング12のリング部31が収納され
る。スプリング12の一対の爪部36は、爪片部32に施され
た緩やかな曲げ加工によって、切欠部46の内側に配置さ
れていてその切欠部46から突出していないとともに、ね
じ11の先端面に対応する領域に進入配置されている。
ブ13の一対の溝部45にスプリング12の一対の爪片部32が
係合されて回動方向に一体化されるとともに、スリーブ
13の収納凹部50にスプリング12のリング部31が収納され
る。スプリング12の一対の爪部36は、爪片部32に施され
た緩やかな曲げ加工によって、切欠部46の内側に配置さ
れていてその切欠部46から突出していないとともに、ね
じ11の先端面に対応する領域に進入配置されている。
【0032】そして、図6に示すように、止め具1の組
立体を手前側の結合部材2の結合孔8から奥側の結合部
材3の結合孔9に順に挿入する。このとき、奥側の結合
部材3の結合孔9が手前側の結合部材2の結合孔8より
大径に形成されているため、両結合部材2,3の結合孔
8,9の軸心が偏心していた場合でも、その偏心を吸収
して止め具1を結合孔8,9に容易に挿入できる。
立体を手前側の結合部材2の結合孔8から奥側の結合部
材3の結合孔9に順に挿入する。このとき、奥側の結合
部材3の結合孔9が手前側の結合部材2の結合孔8より
大径に形成されているため、両結合部材2,3の結合孔
8,9の軸心が偏心していた場合でも、その偏心を吸収
して止め具1を結合孔8,9に容易に挿入できる。
【0033】止め具1の組立体を結合部材2,3の結合
孔8,9に挿入した状態では(図7参照)、スリーブ13
のスリーブ筒部41の先端が奥側の結合部材3の結合孔9
から貫通突出され、切欠部46が奥側の結合部材3の結合
孔9に臨ませられ、さらに、スリーブ13のスリーブ頭部
42が手前側の結合部材2のテーパ孔部10に係合される。
孔8,9に挿入した状態では(図7参照)、スリーブ13
のスリーブ筒部41の先端が奥側の結合部材3の結合孔9
から貫通突出され、切欠部46が奥側の結合部材3の結合
孔9に臨ませられ、さらに、スリーブ13のスリーブ頭部
42が手前側の結合部材2のテーパ孔部10に係合される。
【0034】その後、ねじ11をスリーブ13内にねじ込
む。ねじ11がスリーブ13内にねじ込まれていくと、ねじ
11の雄ねじ部22がスプリング12の一対の爪部36に当接し
て外径方向へ押し広げる。このとき、ねじ11の雄ねじ部
22はスプリング12の一対の爪部36の内面に形成されたテ
ーパ面部37に当接するため、一対の爪部36を円滑に押し
広げることができる。
む。ねじ11がスリーブ13内にねじ込まれていくと、ねじ
11の雄ねじ部22がスプリング12の一対の爪部36に当接し
て外径方向へ押し広げる。このとき、ねじ11の雄ねじ部
22はスプリング12の一対の爪部36の内面に形成されたテ
ーパ面部37に当接するため、一対の爪部36を円滑に押し
広げることができる。
【0035】ねじ11のねじ込みに伴って外径方向へ押し
広げられる一対の爪部36はスリーブ13の切欠部46から突
出し、図7に示すように、一対の爪部36のテーパ面部38
が奥側の結合部材3の結合孔9の縁部にそれぞれ係合す
る。
広げられる一対の爪部36はスリーブ13の切欠部46から突
出し、図7に示すように、一対の爪部36のテーパ面部38
が奥側の結合部材3の結合孔9の縁部にそれぞれ係合す
る。
【0036】さらに、ねじ11がねじ込まれることによ
り、テーパ面部38の作用によりスプリング12が奥側の結
合部材3側に引き込まれ、この爪部36とスリーブ13のス
リーブ頭部42との間で結合部材2,3を挟んで引張力が
発生し、結合部材2,3を適正な締付力で結合すること
ができる。
り、テーパ面部38の作用によりスプリング12が奥側の結
合部材3側に引き込まれ、この爪部36とスリーブ13のス
リーブ頭部42との間で結合部材2,3を挟んで引張力が
発生し、結合部材2,3を適正な締付力で結合すること
ができる。
【0037】なお、ねじ11をスリーブ13内に螺合する
際、ねじ11と一体的にスリーブ13が共回りしてしまうの
を防止するため、スリーブ13の係合凹部49に図示しない
押止具を係合することによって、スリーブ13の回動止め
を行なえる。
際、ねじ11と一体的にスリーブ13が共回りしてしまうの
を防止するため、スリーブ13の係合凹部49に図示しない
押止具を係合することによって、スリーブ13の回動止め
を行なえる。
【0038】そして、ねじ11のねじ頭部23はスリーブ13
の収納凹部50に収納され、手前側の結合部材2の表面に
対して、ねじ11およびスリーブ13がほぼ面一(平滑)状
態となる。
の収納凹部50に収納され、手前側の結合部材2の表面に
対して、ねじ11およびスリーブ13がほぼ面一(平滑)状
態となる。
【0039】また、結合部材2,3の結合孔8,9の軸
心がほぼ同一であった場合には、一対の爪部36が奥側の
結合部材3の結合孔9の縁部にほぼ均等に接合するた
め、複数の結合部材2,3の安定した結合力を得ること
ができる。
心がほぼ同一であった場合には、一対の爪部36が奥側の
結合部材3の結合孔9の縁部にほぼ均等に接合するた
め、複数の結合部材2,3の安定した結合力を得ること
ができる。
【0040】また、図4に示すように、結合部材2,3
の結合孔8,9の軸心が偏心していた場合には、ねじ11
のねじ込み過程において、スリーブ13の係合凹部49に係
合する押止具によってスリーブ13およびこのスリーブ13
と一体的にスプリング12を回動させ、奥側の結合部材3
の結合孔9の周縁部に対してスプリング12の一対の爪部
36が適正に接合するように調整する。すなわち、奥側の
結合部材3の結合孔9の周縁部において、手前側の結合
部材2の結合孔8の軸心に対して等しい距離Lのポイン
トPが2個所あり、この各ポイントPに一対の爪部36が
接合するようにスリーブ13を回動させることにより、一
対の爪部36が奥側の結合部材3の結合孔9の縁部にほぼ
均等に接合するように調整して、複数の結合部材2,3
の安定した結合力を得ることができる。
の結合孔8,9の軸心が偏心していた場合には、ねじ11
のねじ込み過程において、スリーブ13の係合凹部49に係
合する押止具によってスリーブ13およびこのスリーブ13
と一体的にスプリング12を回動させ、奥側の結合部材3
の結合孔9の周縁部に対してスプリング12の一対の爪部
36が適正に接合するように調整する。すなわち、奥側の
結合部材3の結合孔9の周縁部において、手前側の結合
部材2の結合孔8の軸心に対して等しい距離Lのポイン
トPが2個所あり、この各ポイントPに一対の爪部36が
接合するようにスリーブ13を回動させることにより、一
対の爪部36が奥側の結合部材3の結合孔9の縁部にほぼ
均等に接合するように調整して、複数の結合部材2,3
の安定した結合力を得ることができる。
【0041】したがって、複数の結合部材2,3をそれ
ら結合部材2,3に形成された結合孔8,9を通じて結
合する場合、手前側の結合部材2の結合孔8から奥側の
結合部材3の結合孔9に貫通するようにスリーブ13の他
端側を挿入して係合させた後、このスリーブ13にねじ11
をねじ込み、スリーブ13の他端側の一対の切欠部46から
スプリング12の一対の爪部36を突出させて奥側の結合部
材3に接合させ、止め具1の軸方向に複数の結合部材
2,3を締め付けて結合できる。そのため、奥側の結合
部材3の結合孔9が手前側の結合部材2の結合孔8より
大きい場合でも、奥側の結合部材3の結合孔9にまで挿
入されるスリーブ13により、複数の結合部材2,3の結
合方向に対して直交する方向すなわち結合孔8,9の軸
心がずれる方向にかかる荷重を受けて結合部材2,3相
互に伝達することができ、さらに、手前側の結合部材2
と奥側の結合部材3とで結合孔8,9の軸心が偏心して
いる場合でも、スリーブ13とともにスプリング12を回動
させることにより、一対の爪部36が奥側の結合部材3の
結合孔9の縁部にほぼ均等に接合するように調整して、
複数の結合部材2,3の安定した結合力を得ることがで
きる。
ら結合部材2,3に形成された結合孔8,9を通じて結
合する場合、手前側の結合部材2の結合孔8から奥側の
結合部材3の結合孔9に貫通するようにスリーブ13の他
端側を挿入して係合させた後、このスリーブ13にねじ11
をねじ込み、スリーブ13の他端側の一対の切欠部46から
スプリング12の一対の爪部36を突出させて奥側の結合部
材3に接合させ、止め具1の軸方向に複数の結合部材
2,3を締め付けて結合できる。そのため、奥側の結合
部材3の結合孔9が手前側の結合部材2の結合孔8より
大きい場合でも、奥側の結合部材3の結合孔9にまで挿
入されるスリーブ13により、複数の結合部材2,3の結
合方向に対して直交する方向すなわち結合孔8,9の軸
心がずれる方向にかかる荷重を受けて結合部材2,3相
互に伝達することができ、さらに、手前側の結合部材2
と奥側の結合部材3とで結合孔8,9の軸心が偏心して
いる場合でも、スリーブ13とともにスプリング12を回動
させることにより、一対の爪部36が奥側の結合部材3の
結合孔9の縁部にほぼ均等に接合するように調整して、
複数の結合部材2,3の安定した結合力を得ることがで
きる。
【0042】次に、第10図および第11図に第2の実
施の形態を示す。
施の形態を示す。
【0043】第10図は止め具の分解状態の斜視図、第
11図は止め具の結合部材への装着状態を示す断面図で
ある。
11図は止め具の結合部材への装着状態を示す断面図で
ある。
【0044】なお、第1の実施の形態と同一構成および
作用効果については、同一符号を用いてその説明を省略
する。
作用効果については、同一符号を用いてその説明を省略
する。
【0045】この第2の実施の形態では、スリーブ13の
スリーブ筒部41の周囲に係合される例えばゴム製のOリ
ングなどの環状のパッキング61を有し、スリーブ13のテ
ーパ面部47の首下にパッキング61を係合する環状の溝部
62が形成されている。
スリーブ筒部41の周囲に係合される例えばゴム製のOリ
ングなどの環状のパッキング61を有し、スリーブ13のテ
ーパ面部47の首下にパッキング61を係合する環状の溝部
62が形成されている。
【0046】そして、図11に示すように、止め具1の
装着状態においては、パッキング61がスリーブ13の溝部
62と手前側の結合部材2のテーパ孔部10との間に挟まれ
てそれらに密着し、止め具1に気密性および液密性を確
保できる。
装着状態においては、パッキング61がスリーブ13の溝部
62と手前側の結合部材2のテーパ孔部10との間に挟まれ
てそれらに密着し、止め具1に気密性および液密性を確
保できる。
【0047】なお、ねじ11とスプリング12とスリーブ13
との間は、ねじ11を強固に締め付けることによって気密
性および液密性を確保できる。
との間は、ねじ11を強固に締め付けることによって気密
性および液密性を確保できる。
【0048】次に、第12図および第13図に第3の実
施の形態を示す。
施の形態を示す。
【0049】第12図は止め具の分解状態の斜視図、第
13図は止め具の結合部材への装着状態を示す断面図で
ある。
13図は止め具の結合部材への装着状態を示す断面図で
ある。
【0050】なお、第1の実施の形態と同一構成および
作用効果については、同一符号を用いてその説明を省略
する。
作用効果については、同一符号を用いてその説明を省略
する。
【0051】この第3の実施の形態では、スリーブ13の
スリーブ頭部42の周囲に、六角形状の回動操作部として
の多角形状係合部71が形成されている。
スリーブ頭部42の周囲に、六角形状の回動操作部として
の多角形状係合部71が形成されている。
【0052】そして、図13に示すように、止め具1の
装着状態においては、多角形状係合部71が手前側の結合
部材2の表面に接合される。多角形状係合部71にはスパ
ナなどの工具を引っ掛けてスリーブ13の回動操作および
回動止め操作を容易に行なえる。
装着状態においては、多角形状係合部71が手前側の結合
部材2の表面に接合される。多角形状係合部71にはスパ
ナなどの工具を引っ掛けてスリーブ13の回動操作および
回動止め操作を容易に行なえる。
【0053】したがって、手前側の結合部材2の表面に
対して止め具1をほぼ面一(平滑)にする必要のない場
合、第1の実施の形態のように手前側の結合部材2にテ
ーパ孔部10を形成するための面取加工を省略することが
でき、製造を容易にできるとともにコストを低減でき
る。
対して止め具1をほぼ面一(平滑)にする必要のない場
合、第1の実施の形態のように手前側の結合部材2にテ
ーパ孔部10を形成するための面取加工を省略することが
でき、製造を容易にできるとともにコストを低減でき
る。
【0054】なお、多角形状係合部71は、六角形状に限
られるものではなく、三角形、四角形、五角形などの多
角形に構成しても同様の作用効果が得られる。
られるものではなく、三角形、四角形、五角形などの多
角形に構成しても同様の作用効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の止め具によれば、複数の
結合部材をそれら結合部材に形成された結合孔を通じて
結合する場合、手前側の結合部材の結合孔から奥側の結
合部材の結合孔に貫通するようにスリーブの他端側を挿
入して係合させた後、このスリーブにねじをねじ込み、
スリーブの他端側の一対の切欠部からスプリングの一対
の爪部を突出させて奥側の結合部材に接合させ、止め具
の軸方向に複数の結合部材を締め付けて結合できる。そ
のため、奥側の結合部材の結合孔が手前側の結合部材の
結合孔より大きい場合でも、奥側の結合部材の結合孔に
まで挿入されるスリーブにより、複数の結合部材の結合
方向に対して直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれ
る方向にかかる荷重を受けて結合部材相互に伝達するこ
とができ、さらに、手前側の結合部材と奥側の結合部材
とで結合孔の軸心が偏心している場合でも、スリーブと
ともにスプリングを回動させることにより、一対の爪部
が奥側の結合部材の結合孔の縁部にほぼ均等に接合する
ように調整して、複数の結合部材の安定した結合力を得
ることができる。
結合部材をそれら結合部材に形成された結合孔を通じて
結合する場合、手前側の結合部材の結合孔から奥側の結
合部材の結合孔に貫通するようにスリーブの他端側を挿
入して係合させた後、このスリーブにねじをねじ込み、
スリーブの他端側の一対の切欠部からスプリングの一対
の爪部を突出させて奥側の結合部材に接合させ、止め具
の軸方向に複数の結合部材を締め付けて結合できる。そ
のため、奥側の結合部材の結合孔が手前側の結合部材の
結合孔より大きい場合でも、奥側の結合部材の結合孔に
まで挿入されるスリーブにより、複数の結合部材の結合
方向に対して直交する方向すなわち結合孔の軸心がずれ
る方向にかかる荷重を受けて結合部材相互に伝達するこ
とができ、さらに、手前側の結合部材と奥側の結合部材
とで結合孔の軸心が偏心している場合でも、スリーブと
ともにスプリングを回動させることにより、一対の爪部
が奥側の結合部材の結合孔の縁部にほぼ均等に接合する
ように調整して、複数の結合部材の安定した結合力を得
ることができる。
【0056】請求項2記載の止め具によれば、請求項1
記載の止め具の効果に加えて、スリーブの一対の溝部に
スプリングの一対の爪片部を係合することによってスリ
ーブと一体的にスプリングを確実に回動操作でき、か
つ、スリーブ頭部に形成された回動操作部により、スリ
ーブの回動操作を容易に行なえるとともに、ねじのねじ
込みに対するスリーブの回動止め操作を容易に行なえ
る。
記載の止め具の効果に加えて、スリーブの一対の溝部に
スプリングの一対の爪片部を係合することによってスリ
ーブと一体的にスプリングを確実に回動操作でき、か
つ、スリーブ頭部に形成された回動操作部により、スリ
ーブの回動操作を容易に行なえるとともに、ねじのねじ
込みに対するスリーブの回動止め操作を容易に行なえ
る。
【0057】請求項3記載の止め具によれば、請求項1
または2記載の止め具の効果に加えて、スプリングの各
爪部の外面に形成されたテーパ面部が奥側の結合部材に
係合することによって、このテーパ面部の作用により止
め具の軸方向に締付力を発生させ、複数の結合部材を確
実に結合できる。
または2記載の止め具の効果に加えて、スプリングの各
爪部の外面に形成されたテーパ面部が奥側の結合部材に
係合することによって、このテーパ面部の作用により止
め具の軸方向に締付力を発生させ、複数の結合部材を確
実に結合できる。
【0058】請求項4記載の止め具によれば、請求項1
ないし3いずれか記載の止め具の効果に加えて、スリー
ブの回動操作部はスリーブ頭部の先端面に形成された係
合凹部であり、この係合凹部に工具などを引っ掛けてス
リーブの回動操作および回動止め操作を容易に行なえ
る。
ないし3いずれか記載の止め具の効果に加えて、スリー
ブの回動操作部はスリーブ頭部の先端面に形成された係
合凹部であり、この係合凹部に工具などを引っ掛けてス
リーブの回動操作および回動止め操作を容易に行なえ
る。
【0059】請求項5記載の止め具によれば、請求項1
ないし3いずれか記載の止め具の効果に加えて、スリー
ブの回動操作部はスリーブ頭部の周囲に多角形状に形成
された多角形状係合部であり、スリーブの製作を容易に
行なえるとともに、多角形状係合部にスパナなどの工具
を引っ掛けてスリーブの回動操作および回動止め操作を
容易に行なえる。
ないし3いずれか記載の止め具の効果に加えて、スリー
ブの回動操作部はスリーブ頭部の周囲に多角形状に形成
された多角形状係合部であり、スリーブの製作を容易に
行なえるとともに、多角形状係合部にスパナなどの工具
を引っ掛けてスリーブの回動操作および回動止め操作を
容易に行なえる。
【0060】請求項6記載の止め具によれば、請求項1
ないし5いずれか記載の止め具の効果に加えて、スリー
ブのスリーブ筒部の周囲に係合される環状のパッキング
を具備しているため、止め具に対して気密性および液密
性を確保できる。
ないし5いずれか記載の止め具の効果に加えて、スリー
ブのスリーブ筒部の周囲に係合される環状のパッキング
を具備しているため、止め具に対して気密性および液密
性を確保できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す止め具の分解
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図2】同上止め具の組立状態の平面図である。
【図3】同上図2のA−A断面図である。
【図4】同上止め具によって結合する結合部材の一部の
平面図である。
平面図である。
【図5】同上図4のB−B断面図である。
【図6】同上止め具の結合部材への装着過程を示す断面
図である。
図である。
【図7】同上止め具の結合部材への装着状態を示す断面
図である。
図である。
【図8】同上止め具によって結合する結合部材の斜視図
である。
である。
【図9】同上止め具によって結合した結合部材の断面図
である。
である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す止め具の分
解状態の斜視図である。
解状態の斜視図である。
【図11】同上止め具の結合部材への装着状態を示す断
面図である。
面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示す止め具の分
解状態の斜視図である。
解状態の斜視図である。
【図13】同上止め具の結合部材への装着状態を示す断
面図である。
面図である。
1 止め具 11 ねじ 12 スプリング 13 スリーブ 22 雄ねじ部 23 ねじ頭部 31 基部としてのリング部 32 爪片部 36 爪部 38 テーパ面部 41 スリーブ筒部 42 スリーブ頭部 45 溝部 46 切欠部 49 回動操作部としての係合凹部 61 パッキング 71 回動操作部としての多角形状係合部
Claims (6)
- 【請求項1】 雄ねじ部およびねじ頭部を有するねじ
と、 このねじの雄ねじ部が挿通されるとともにねじ頭部が係
合される基部、およびこの基部から前記ねじの軸方向に
対応して延設されるとともに先端に前記雄ねじ部との係
合によって雄ねじ部の外径方向へ押動される爪部が形成
された一対の爪片部を有するスプリングと、 このスプリングが係合されるとともに前記ねじの雄ねじ
部が螺着されるスリーブ筒部、このスリーブ筒部の一端
側外周部から突出されるとともに前記スプリングの基部
が係合されるスリーブ頭部、前記スリーブ筒部の他端側
の一部に切欠形成されて前記スプリングの一対の爪部が
外径方向へ突出可能とする切欠部を有するスリーブとを
具備していることを特徴とする止め具。 - 【請求項2】 スリーブは、スリーブ筒部の内面に軸方
向に沿って形成されスプリングの一対の爪片部が係合す
る一対の溝部、およびスリーブ頭部に形成された回動操
作部を有していることを特徴とする請求項1記載の止め
具。 - 【請求項3】 スプリングの各爪部の外面に、先端側へ
向けて外径方向に突出するテーパ面部が形成されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の止め具。 - 【請求項4】 スリーブの回動操作部は、スリーブ頭部
の先端面に形成された係合凹部であることを特徴とする
請求項1ないし3いずれか記載の止め具。 - 【請求項5】 スリーブの回動操作部は、スリーブ頭部
の周囲に多角形状に形成された多角形状係合部であるこ
とを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の止め
具。 - 【請求項6】 スリーブのスリーブ筒部の周囲に係合さ
れる環状のパッキングを具備していることを特徴とする
請求項1ないし5いずれか記載の止め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20802597A JPH1151018A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20802597A JPH1151018A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 止め具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151018A true JPH1151018A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16549434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20802597A Withdrawn JPH1151018A (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 止め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1151018A (ja) |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2010027439A3 (en) * | 2008-08-26 | 2010-06-10 | Travis Mcclure | Temporary fasteners |
WO2010134946A3 (en) * | 2009-04-13 | 2011-03-31 | Travis Mcclure | Biased blind side temporary fasteners, systems and methods |
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JP2015096770A (ja) * | 2009-03-13 | 2015-05-21 | マクルアー,トラビス | ブラインドファスナ |
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CN108730291A (zh) * | 2018-08-15 | 2018-11-02 | 常洁 | 一种便于安装和拆卸的大孔径螺丝胶塞 |
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US10378571B2 (en) | 2016-03-17 | 2019-08-13 | Centrix Inc. | Removable, single side fastener with ultra-low stack height grip range, components, and methods for making and using the same |
US10465734B2 (en) | 2016-02-26 | 2019-11-05 | Centrix Inc. | Expandable collet bodies with sectional finger-based anti-rotation feature, clips, inserts and systems thereof |
US10808422B2 (en) | 2017-02-27 | 2020-10-20 | Centrix Aero, LLC | Sensor pin |
US10920812B2 (en) | 2017-03-09 | 2021-02-16 | Centrix Inc. | Fastener system with expandable ring |
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