JPH11506857A - トリガ作動の電子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 特にコンピュータに用いられる装置が、少なくとも一部を手（１６）の二本の指（１４、１５）の間に挟むためのハウジング（１３）と、このハウジング内の基板（１８）に搭載された電子回路（１７）とを含んでいる。この電子回路は、電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチ（１９）と、電子回路（１７）を搭載する基板（１８）上に配列された導電性素子（４７）とを含む。第一の制御素子（２０）が上記ハウジングに取り付けられているが、これは指の圧力に敏感で、圧力がこの第一の制御素子（２０）に加えられると、その圧力に応答して、スイッチ（１９）を作動させる。第二の制御素子（２２）は、可撓性の材料を含んでいるが、この可撓性の材料は、圧力がこの可撓性材料に対して種々の方向および場所に加えられると、その圧力が、基板（１８）上の導電性素子（４７）間の電気的関係を変化させ、それによって、電子回路からの出力信号を変化させるような作用をなすように取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 トリガ作動の電子装置 背景 コンピュータを作動させるためのマウスとして、人間工学的に効果的なものを 持つことが極めて望ましい。 この発明はトリガで作動する電気装置に関するものである。詳しくは、コンピ ュータシステムのカーソルを作動させるマウスに係わるものである。 コンピュータシステムを作動させるための従来のマウスは、配線によってコン ピュータに直結されていて、物理的に台上を動くものである。マウスの動きは、 マウス上部を手で掴み、マウスを台上で動かすことによって達成される。マウス 上部の下には、ボールがトラック内に取り付けられていて、このボールが転がる 時はマウスは台上を動く。マウスの上面には、通常少なくとも二個のスイッチが 付いている。適切な順番で、かつ適時に一個以上のスイッチを押すと、電気信号 がマウスからコンピュータに伝達されて、コンピュータが作動する。従来、マウ スの形状は、手のひらを下に向けたとき、手のひらの中に収まるような形状であ る。 このマウスはコンピュータ操作にとってかなり扱いにくいシステムである。特 に厄介な点は、オペレータの手をマウス・パッド、すなわち台上のマウスの位置 まで動かす必要があるという事実である。このことが、特に不便なのは、オペレ ータの手がコンピュータのキーボードを操作するために、またはコンピュータと は無関係の別の目的で利用可能とされることが必要とされるときである。この困 った点を一層複雑にしているのが、マウス・パッドは通常他のコンピュータ部品 から離れた位置に置かれているという事実である。したがって、過度の仕事をし ているときに、このような、配線によってコンピュータに直結されたマウスを使 ってコンピュータを操作することは、かなり不便なことだと感じられる。 以上のような事情に鑑み、コンピュータなどの電子装置を操作するためには、 人間工学の点からも、機能の点からも、公知のシステムよりもっと満足のいくマ ウス・システムを提供することが必要である。要約 本発明によって、従来の装置とシステムとの不利な点を最小限にするシステム が得られる。 本発明によると、コンピュータなどの電子装置で使用される位置決め装置の性 質を帯びるトリガ作動の電子装置が得られる。この位置決め装置は、マウスの機 能を果たす装置である。このマウスは携帯用、あるいは台上で作動しないという 意味では自立型である。 少なくともその一部を手の二本の指の間には挟むためのハウジングと、このハ ウジング内の基板に搭載された電子回路とが存在する。 この電子回路は、電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチと、 電子回路を搭載する基板上に配列された導電性素子とを含む。 第一の制御素子がハウジングに取り付けられているが、これは指の圧力に応答 し、第一の制御素子に、圧力が加えられると、その素子は、スイッチを作動させ る。この第一の制御素子はヒンジに対して可動である。指の作用によって、この 制御素子はこのヒンジの軸を中心にトリガとして旋回させられ、それによって、 スイッチと相互作用をする。 第二の制御素子は、可撓性の材料である圧力変換器（トランスデューサ）を含 む。圧力がこの可撓性材料に対して種々の方向および場所に加えられると、その 圧力は、基板上の導電性素子間の電気的関係を変化させ、それによって、電子回 路からの出力信号を変化させるように作用する。 ハウジング部材の後部は、電子回路に電力を供給するための着脱可能の電池を 収納するレセプタクルを含む。 第一の制御素子は第二の制御素子のほぼ下に配置されている。第一の制御素子 はハウジングの底面内にある。 本発明の一つの好適な実施態様では、ハウジングは二個のポートを含む。第一 のポートは第一の制御素子を配置するこめのものであり、第二のポートは第二の 制御素子を配置するためのものである。 さらに本発明の一つの好適な実施態様では、第一の制御素子も第二の制御素子 も、ハウジングの比較的前方に配置されている。第一の制御素子は手の人差し指 によって操作され、第二の制御素子は手の親指によって操作されるようになって いる。 ハウジング手段の後部は、概して手のひらの少なくとも一部に入るようになっ ていることが好ましい。第一の制御素子は人差し指と係合するためのもので、第 二の制御素子は親指と係合するためのものである。 ハウジングは、第一の制御素子を収納する適合外形ステップ(contoured step) を含むことが好ましい。この適合外形ステップは、概して手の人差し指を載せる 位置を提供するための第一の面と、概して手の中指を載せる位置を提供するため の後面とを有している。 コンピュータを作動させるためのレシーバに、電子回路から赤外出力信号が伝 達されるようになっている。 本発明のある別の推奨実施態様では、第三の制御素子が設けられている。この 第三の制御素子は、手の親指によって選択的操作ができるように、第二の制御素 子から離隔した位置に配置されている。第三の制御素子は、ハウジングの外面に 対して内側と外側とに相対的に可動であることが好ましい。電子回路用の第二の スイッチは、第三の制御素子との相互作用によって作動可能となり、それによっ て、電子回路用のスイッチング信号を発生する。 本発明が添付図面を参照してさらに説明される。図面 本発明の構成と作動方法の両方、及び本発明のさらなる目的と利点が、添付図 面と共に以下の説明を参照することによって最もよく理解することができよう。 図１はマウスの上部から見た斜視図で、電子システムを作動させるためにマウ スから信号を受け取るためのレシーバとの関係で示している。 図２は下からみたマウス、および下からみたレシーバの斜視図である。レシー バは配線によってコンピュータに接続されている。 図３はマウスの組立分解斜視図で、種々の部品を示している。 図４はマウスの側断面図で、マウスの種々の部品に対する手の位置を示してい る。 図５はマウスの電子回路を作動させるための電子基板の平面図である。 図６はマウスの上部から見た斜視図で、異なった制御素子を備えた異なった形 態のマウスを示している。説明 マウス位置決め装置１０は、コンピュータ１１と共に使用する。マウス１０と コンピュータ１１との間にはレシーバ１２が設けられている。少なくとも一部を 手１６の二本の指１４、１５の間に挟むためのマウス用ハウジング１３が形成さ れている。 ハウジング１３内の基板１８には、電子回路１７が搭載されている。電子回路 １７は、電子回路１７を選択的に開閉するための、圧力応答性を有する第一のス イッチ１９を含む。基板１８上には導電性素子２０も配列され、電子回路１７を 共有している。回路の作動については、さらに以下に説明する。 第一の制御素子２０が、ハウジング１３に取り付けられていて、これは、指１ ４の圧力に応答し、この第一の制御素子２０に加えられる圧力によって、素子２ ０が、スイッチ１９を作動させる。この第一の制御素子２０は、ヒンジ２１に対 して可動であって、指１４の作用によって、制御素子２０は、このヒンジ２１の 軸を中心にしてトリガとして旋回させられ、それによって、スイッチ１９と相互 作用を行う。 第二の制御素子２２はボタンであって、圧力変換器として働き、可撓性の材料 を含む。素子２２は、圧力がこの可撓性材料に対して種々の方向および場所に加 えられると、その圧力が基板１８上の導電性素子２０間の電気的関係を変化させ るような作用をなすように取り付けられている。これによって、電子回路１７か らの出力信号は変化する。 ハウジング１３の後部２３は、電子回路１７に電力を供給するための着脱可能 な電池２５を収納するレセプタクル２４を含む。 コンピュータ１１を作動させるためのレシーバ１２に伝達される赤外出力信号 を出すためのＬＥＤ（発光ダイオード）装置２６が存在する。第一の制御素子２ ０は第二の制御素子２２のほぼ下に配置され、かつこの第一の制御素子２０は ハウジング１３の底面２７内にある。 ハウジング ハウジング１３は、前端部２８、後端部２９、向かい合った両側部３０、３１ 、上面３２、底面２７とを有する。上面３２はほぼ楕円形を有するが、この楕円 系はかなり細長い。 ハウジング１３は三個のポート３３、３４、３５を含む。第一のポート３３は 第一の制御素子２０を配置するためのものであり、第二のポート３４は第二の制 御素子２２を配置するためのものであり、第三のポート３５は第三の制御素子３ ６を配置するためのものである。 ハウジング１３の後部２３は、電池２５の少なくとも一部分を収納するために ハウジング１３から下方に張り出している胴部３７を含む。この胴部３７は、手 １６の手のひら３８の少なくとも一部に入れるためのものである。 第一の制御素子２０も第二の制御素子２２も、ハウジング１３の比較的前部に 配置されている。第一の制御素子２０は、手１６の人差し指１４によって操作す るようになっている。また第二の制御素子２２は、手１６の親指１５によって操 作するようになっている。 電子回路 電子回路１７は、電子回路１７を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチ １９、３９を含む。 電子回路１７は、コンピュータ１１を作動させるためのレシーバ１２に出力信 号を伝達するための装置２６に出力信号を供給する。この出力装置２６はＬＥＤ 赤外光発生器を含む。ハウジング１３の前端部２８には、このＬＥＤ赤外光発生 器２６を取り付けるための手段が設けられている。ハウジング１３の前部２８に は、ウインドウ・シェードすなわちウインドウ・スクリーン４０が配設されてい るが、このスクリーン４０はＬＥＤ赤外出力装置２６を覆うためのものである。 電子回路の圧力変換器の作動の仕方は、図５に関連して以下に説明するような ものである。 上部覆い導電性素子配列２０は、標識番号４１−４５を持つ五つの異なった端 子を有する。上部覆い導電性素子２０の下には、単位正方形当たり所定のの抵抗 値（例えば５００Ω／平方mm）を持つ導電性板４６が設けられている。 端子４１−４５は、それぞれ、導電性素子２０上の異なる線路４７（すべて導 電性のもの）に接続されている。導電性板４６と接触する導電性線路４７の数が 多ければ多いほど、抵抗は小さくなる。電子にとっては、電流を運ぶ面積がより 大きくなる。 端子４１は共通の線路である。端子４１は、他のすべての線路に挟まれた「フ ィンガー」を有している。線路４１は他のすべての線路のための回路を完全なも のにしている。 線路４２は「下」線路である。線路４３は「左」線路である。線路４４は、白 で示されるが、「上」線路である。線路４５は「右」線路である。 ユーザが制御素子２２の底部を押し下げると、その圧力によって、線路４１、 と、他の四本の線路４２−４５の一本以上と、導電性板４６との間に強制的な接 触が引き起こされる。 例えば、圧力変換器の働き方について、二つのシナリオが説明される。第一の 例は、ユーザが、コンピュータ１１のコンピュータ・モニタ１５０上のカーソル ４９を、画面１５１上でまっすぐ上に、すなわち北の方向に動かしたい場合であ り、第二の例は、ユーザが、カーソル４９を、画面１５１上で南西の方向に動か したい場合である。 例１．まっすぐ上に（北の方向） ユーザがカーソル４９をまっすぐ北方向に動かすためには、ユーザは当然、親 指１５を前方、すなわちマウス１０のＬＥＤ発光窓４０の方に向かって押せばよ い。この動作によって、線路４４と、線路４１と、上部覆い２０の下の導電性板 ４６との間に接触が引き起こされる。マウス１０の前部のまわりに集中した約４ ０度の通路に関しては、線路４１、４４を除くいかなる線路との接触も有り得な い。 ユーザがマウス１０をより速く動かしたい場合は、ユーザは当然、前方へ、よ り強く押せばよい。この付加された圧力によって、六角形上部覆い２０の外側に 行くに従ってより長くなった線路４７のフィンガの間で付加的な接触が引き起こ されて、抵抗が下がり、より多くの電流が流れる。これによって、画面１５１上 のカーソルの移動速度は増大する。 例２．南西の方向 ユーザがカーソル４９を南西方向に動かすためには、ユーザは当然、親指１５ を後方へ引っ張ればよい。右利きのマウス・ユーザにとっては、これは、手のひ ら１６から親指を押し離すことである。この動作によって、線路４１は線路４３ と接触し、このためカーソル４９は左の方へ動く。さらにまた、線路４４は線路 ４２と接触し、これによりカーソル４９は下の方へ動く。例１の場合と同様に、 ユーザが上記の方向へ強く押せば押すほど、線路４７と導電性板４６との間の接 触面積は大きくなり、この結果カーソル４９はより速く動くことになる。 他のいかなる動かし方をしたい場合も、以上の二例と類似の動作をすればよい 。電子回路１７は以下のように作動する。 ユーザが第二のスイッチ・ボタン２２の下の四つの象限の一つ以上のものに圧 力を加えると、その象限に対する導電性板４６は、その板４６の共通部分に接続 されるようになる。さらに圧力を加えると抵抗が減少する。それは、さらなる圧 力を加えると、電流を運ぶ面積が増える結果、全抵抗が低下するからである。電 圧は一定である以上、電流はこの抵抗変化を補償するため増大せざるを得ない。 電流が変化すると、ＬＥＤ２６用の抵抗、コンデンサ、およびドライバは、Ｌ ＥＤ２６から放出される光の強度を変える。電子回路１７は、電流からパルス繰 返し周波数（ＰＲＦ）の増加への変換、又は電流から異なったコード体系への変 換を達成して、カーソル４９がより速く動くよう指示する。 スイッチ２２を押すことは、卓上用マウスまたはトラックボールのボタンの一 つを押すことに類似している。スイッチ・ボタン２２を押すと、付随回路内で瞬 間的な接触が行われ、ボタン２２が押されたということを示す対応信号がＬＥＤ ２６に伝えられ、このＬＥＤ２６はコンピュータ１１のレシーバ１２に信号を伝 達する。 第一の制御素子 第一の制御素子２０は、指の圧力に応答し、この第一の制御素子２０に加わる 圧力は、その素子にスイッチ１９を作動させる。この第一の制御素子２０はハウ ジング１０内の位置に配置されていて、圧力を受けると、少なくともその一部が 、ハウジング１３の後端部２９に向かって移動可能でトリガとして働く。このよ うな動作は、電子回路用の内側かまたは外側に移動するスイッチ１９を作動させ る働きをする。スイッチ１９は機械的素子で、その作用はクリック、あるいはカ ーソルのドラッグに影響を及ぼすことができる。 第二の制御素子 第二の制御素子２２は、ハウジング１３に取り付けられていて、親指の圧力に 応答するものである。圧力がこの第二の制御素子２２に対して選ばれた場所およ び方向で加えられると、その圧力は導電性線路４７と板４６との間の電気的条件 を変化させるように作用する。 ハウジング１３は、第一の制御素子２０を収納するための適合外形ステップ５ ０を含む。この適合外形ステップは、概して手１６の人差し指１４を載せる位置 を提供するための第一の面５１と、概して手１６の中指５３を載せる位置を提供 するための後面５２とを有している。 第一の制御素子２０は、楕円形の狭い両端部のうちの一つの近くに配置されて いる。この第一の制御素子２０は、第二の制御素子２２のほぼ下に置かれている 。 ある異なった実施例では、第三の制御素子５４および、それ以上の制御素子５ ５が設けられている。これら追加の制御素子５４、５５は、第二の制御素子２２ から離隔した位置に配置されている。これらの追加制御素子５４、５５は、手１ ６の親指１５によって選択的操作ができるようにしたものである。第三の制御素 子５４は、ハウジング１３の上部表面３２に対して相対的に内方及び外方へ可動 である。電子回路１７用にスイッチ３９が設けられているが、このスイッチ３９ は、第三の制御素子５４との相互作用によって作動可能となり、それによって、 電子回路１７へのスイッチング信号を発生する。 総括 本発明には、細部の点に限って言えば、互いに異なった別の態様のものが数多 く存在する。 ハウジングには、多重制御素子を配設することが可能である。多重制御素子は 指の圧力に応答して、それぞれの制御素子に関係するスイッチ素子を作動させ、 それによって、電子回路の作動を制御する。 本発明のいくつかの別の実施例では、導電性板に対する圧力に応答する導電性 アレイを有して作動する圧力変換器を用いる代わりに、光学式アレイ変換器、ま たはIBM Thinkpad(TM)コンピュータで典型的に使用されている圧力応答性のTrak Point(TM)ポインタと相互作用する圧力変換器を用いることが可能である。 さらに、本装置が、ハウジングに取り付けられたトリガ型の第一の制御部材、 または他の一つ以上の制御部材からの信号に応答する信号電子装置およびシステ ムとして使用できるような実施例も有り得る。本電子装置は、そのようなものと して、ＶＣＲ（ビデオカセット・レコーダ）やＴＶなど、他の遠隔電子要求を活 性化するものと期待できよう。本電子装置は、電子応答装置に配線で直結される 場合もある。 本発明は、もっぱら以下の特許請求の範囲によって決定されるべきものである 。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年４月１日 【補正内容】 (1) 明細書第１頁１９行“このことが、”乃至同頁２１行“必要とされるときで ある。”までの文章を「このことが、特に不便なのは、オペレータの手は、コン ピュータのキーボードを操作するため、又はコピュータと無関係の別の目的のた めに、利用可能である必要とされるためである。」に訂正する。 (2) 同第２頁１７行“材料である”を「材料を含む」に訂正する。 (3) 同第３頁１行“手の”を「ユーザの手」に訂正する。 (4) 同第３頁２５行“接続されている。”を「接続されて示されている。」に訂 正する。 (5) 同第３頁２７行“マウスの”と“側断面図”との間に「持ち上げ」を挿入す る。 (6) 同第３頁２７行“手”を「ユーザの手」に訂正する。 (7) 同第４頁１１行“２０”を「２００」に訂正する。 (8) 同第４頁２７行“出す”を「発光する」に訂正する。 (9) 同第５頁５行“はかなり細長い。”を「は長手軸３２０によって決められる 方向でかなり細長い。」に訂正する。 (10) 同第５頁２８行“上部覆い導電性配列２０”を「導電性要素２００の上部 覆い構成」に訂正する。 (11) 同第６頁１行“２０”を「２００」に訂正する。 (12) 同第６頁３行“２０”を「２００」に訂正する。 (13) 同第６頁４行“されている。”と“導電性板”との間に「便宜を図るため に、以下の記述においては、線路及びこれが接続される端子とは、端子に割り当 てられた数字を共有する。」を挿入する。 (14) 同第６頁１０行乃至１１行“白で示されるが、”を削除する。 (15) 同第６頁２３行“上部覆い２０”を「導電性素子２００」に訂正する。 (16) 同第６頁２８行“上部覆い２０”を「導電性素子２００」に訂正する。 (17) 同第７頁2５行“ルシーバ１２に信号”を「レシーバ１２に長手方向３２０ に略沿った方向で伝播する信号」に訂正する。 (18) 同第８頁１行“作動させる。”を「作動させ、電子回路１７を開閉する。 」に訂正する。 (19) 同第８頁１９行“設けられている。”と“これら”との間に「（第三の制 御素子５４が略同じ位置にあり、上述の実施形態の制御素子３６とは異なる形状 を有する。）」を挿入する。 (20) 第８頁２２行“上部表面”を「面」に訂正する。 【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１１月５日 【補正内容】 請求の範囲 １．電子応答システムで使用されるトリガ作動の携帯型位置決め装置において、 少なくともその一部をユーザの手の第一の指と第二の指との間に挟むための ハウジングであって、長手方向軸を画定する細長い形状を有し、前端部と、後端 部と、向かい合った両側部と、上面と、底面とを備えており、前記底面には、前 記前端部と前記後端部の中間にあって、向かい合った両側部を横断している適合 外形ステップが含まれ、該適合外形ステップは、概して前記ユーザの手の第一の 指を載せる位置を提供するための第一の面を有するようになっているハウジング と： 前記ハウジング内に収納された基板に搭載された電子回路であって、前記基 板の相対向する両面に、電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチ と、トランスデューサ応答素子とを含む電子回路と； 前記ハウジングの前記適合外形ステップの第一の面に取り付けられ、前記ス イッチに連動的に接続された第一の制御素子であって、前記ユーザの手の第一の 指によって加えられる圧力に応答して、前記スイッチを作動させる第一の制御素 子と； 前記ハウジングの前記上面に取り付けられ、前記ユーザの手の第二の指によ って加えられる力に応答する第二の制御素子であって、これに対して力が選ばれ た方向へ加えられると、前記力が、前記トランスデューサ応答素子の状態を変化 させ、それによって、前記電子回路に、対応出力信号を供給させるような作用を なすようにした第二の制御素子と； 前記電子回路によって供給された出力信号に応答する出力信号発出器であっ て、伝達された出力信号を、前記前端部から伝送し、ほぼ前記長手方向軸に沿っ て伝播するような位置に配置された出力信号発出器と； を含むことを特徴とする位置決め装置。 ２．前記第一の制御素子が、圧力を受けると、少なくともその一部が、前記後端 部に向かって移動可能なトリガとして働くような位置に配置されており、このよ うな動作は前記電子回路用の前記スイッチを作動させる働きをし、また該スイッ チは前記回路用の機械的素子であることを特徴とする、請求項１に記載の 装置。 ３．前記ハウジング前記前端部に比較的近い位置に配置されたヒンジであって、 その軸を中心に前記第一の制御素子が可動であるようなヒンジをさらに含み、ま た前記第一の制御素子が前記第一の指と係合し、その結果、前記第一の制御素子 に対する前記第一の指の動作により、前記第一の制御素子が前記ヒンジの軸を中 心に旋回させられ、それによって、前記スイッチと相互作用をするようになって いることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 ４．前記基板が導電性素子を含み、前記第二の制御素子は、可撓性材料を含んで いて、前記可撓性材料に対して種々の方向および場所に力が加えられると、前記 力がこの圧力変換器に作用して、前記導電性素子間の電気的関係を変化させ、そ れによって、前記電子回路によって供給される出力信号を変化させるような作用 をなすように取り付けられていることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 ５．前記ハウジングが、前記第一の制御素子を収納するための第一のポートと、 前記第二の制御素子を収納するための第二のポートとを含むことを特徴とする、 請求項１に記載の装置。 ６．前記第一の制御素子と前記第二の制御素子とが、前記ハウジングの前記前端 部に比較的近い位置に配置され、これらの位置に載せられる前記第一の指と前記 第二の指とは、それぞれ前記ユーザの手の人差指と親指とであることを特徴とす る、請求項１に記載の装置。 ７．前記ハウジングが、前記電子回路に電力を供給するための着脱可能な電池を 収納するレセプタクルを含む後部を有することを特徴とする、請求項１に記載の 装置。 ８．前記ハウジングの前記後部が、概して前記ユーザの手のひらに入るようにな っていて、前記第一の指は前記ユーザの手の人差指で、前記第二の指は前記ユー ザの手の親指であることを特徴とする、請求項７に記載の装置。 ９．前記適合外形ステップが、概して前記ユーザの手のフォアフィンガを載せる 位置を提供するための後面を有することを特徴とする、請求項８に記載の装置。 10．前記ハウジングの前記後部が、電源の少なくとも一部分を収納するために前 記ハウジングから下方に張り出している胴部を含み、該胴部は、手のひらの少な くとも一部分に入るように位置決めされていることを特徴とする、請求項７に記 載の装置。 11．出力信号送出器が、コンピュータを作動させるためのレシーバが都合よく受 信できるような形で前記出力信号を伝送することを特徴とする、請求項１に記載 の装置。 12．前記出力信号送出器が、赤外光発生器と、該赤外光発生器を前記ハウジング の前記前端部の近くに取り付けるための取付け構造体とを含むことを特徴とする 、請求項１１に記載の装置。 13．前記第二の指はユーザの手の親指であり、また前記装置は、前記第二の制御 素子から離隔した位置に配置され、かつ前記ユーザの手の親指による選択的操作 ができるように前記ハウジングの前記上面に配置されている第三の制御素子をさ らに含み、該第三の制御素子は、前記ハウジングの前記上面に対して内側と外側 とに可動であって、前記電子回路用の第二のスイッチを含み、該第二のスイッチ は、前記第三の制御素子と相互作用により作動可能となって、前記電子回路への スイッチ信号を発生することを特徴とする、請求項１に記載の装置。 14．前記ハウジングに配設された多重制御素子をさらに含み、該多重制御素子は 外部から加えられた圧力に応答して、それぞれの制御素子に対応するスイッチ素 子を作動させ、それによって、前記電子回路の作動を制御することを特徴とする 、請求項１に記載の装置。 15．前記ハウジングの前記前端部に配設され、前記赤外光発生器を覆うスクリー ンをさらに含むことを特徴とする、請求項１２に記載の装置。 16．前記上面が、ほぼ楕円形をなし、前記ハウジングの前記前端部に狭い端部を 有しており、また前記第一の制御素子が前記楕円形の前記狭い端部の比較的近く に配置され、かつ前記第一の制御素子は前記第二の制御素子２２のほぼ下の、前 記ハウジングの前記底面内に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載 の装置。 17．前記ハウジングの前記底面に含まれる前記適合外形ステップの前記第一の面 に取り付けられた前記第一の制御素子は、前記ハウジングの前記上面に取り付 けられた前記第二の制御素子のほぼ下にあることを特徴とする、請求項１に記載 の装置。 18．前記トランスデューサ応答素子は、前記第二の指によって加えられる横力に 敏感なタイプのものであることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 19．前記基板の相対向する両面は、前記ハウジングの前記底面と前記上面のそれ ぞれ近くに配置された底面と上面とを含み、また前記スイッチは前記基板の前記 底面に含まれ、前記トランスデューサ応答素子は前記基板の前記上面に含まれる ことを特徴とする、請求項１に記載の装置。 20．電子応答システムで使用されるトリガで作動する位置決め装置において、 少なくともその一部をユーザの手の第一の指と第二の指との間に挟むための ハウジングと； 前記ハウジングに取付け可能な基板に搭載された電子回路であって、前記基 板の相対向する両面に、電子回路を選択的に開閉するための、ユーザの第一の指 の動作に応答するスイッチと、トランスデューサ応答素子とを含む電子回路と； 前記ハウジングに取付け可能で、前記スイッチと連絡するように設けられた 第一の制御素子であって、ユーザの前記第一の指によって加えられる圧力に連動 的に応答して、前記スイッチを作動させる第一の制御素子と； 前記ハウジングに取付け可能で、前記トランスデューサ応答素子と連絡する ように設けられている第二の制御素子であって、ユーザの第二の指の動作に連動 的に応答して、前記トランスデューサ応答素子の条件を変化させ、それによって 、前記電子回路に、対応出力信号を供給させる第二の制御素子と； 前記ハウジングに取付け可能であって、前記電子回路によって供給された出 力信号に応答する出力信号発出器と； を含むことを特徴とする位置決め装置。 21．前記トランスデューサ応答素子が容量性トランスデューサ（圧力変換器）で あること特徴とする、請求項２０に記載の位置決め装置。 22．前記ハウジング細長い形状をなしていて、前端部と、後端部と、向かい合っ た両側部と、上面と、底面とを有し、前記底面は前記ユーザの第一の指を載せ るための位置を含むことを特徴とする、請求項２０に記載の位置決め装置。 23．前記指を載せる位置としては、細長い形状をなすハウジングであって、前記 前端部と前記後端部との間に配置され、向かい合った前記両側部を横断している 後部適合形状ステップを有するハウジングが含まれることを特徴とする、請求項 ２２に記載の位置決め装置。 24．電子応答システムで使用されるトリガで作動する位置決め装置において、少 なくともその一部をユーザの手の第一の指と第二の指との間に挟むためのハウジ ングと； 前記ハウジングに取付け可能な基板に搭載された電子回路であって、前記基 板の相対向する両面に、第一および第二のスイッチを含む電子回路と； 前記ハウジングに取付け可能で、前記第一のスイッチと連絡するように設け られた第一の制御素子であって、ユーザの第一の指の動作に連動的に応答して、 前記第一のスイッチを作動させる第一の制御素子と； 前記ハウジングに取付け可能で、前記第二のスイッチと連絡するように設け られている第二の制御素子であって、前記ユーザの第二の指の動作に連動的に応 答して、前記第二のスイッチを作動させ、それによって、前記電子回路に、対応 出力信号を供給させる第二の制御素子と； 前記ハウジングに取付け可能であって、前記電子回路によって供給された出 力信号に応答する出力信号発出器と； を含むことを特徴とする位置決め装置。 25．前記第一のスイッチが機械的スイッチであり、前記第一の制御素子が前記ユ ーザの第一の指によって加えられる圧力に連動的に応答して、前記第一のスイッ チを作動させることを特徴とする、請求項２４に記載の位置決め装置。 26．前記第二のスイッチがトランスデューサ応答素子であり、前記第二の制御素 子が前記ユーザの第二の指の動作に連動的に応答して、前記トランスデューサ応 答素子の条件を変化させることを特徴とする、請求項２４に記載の位置決め装置 。 27．前記第一のスイッチがトランスデューサ応答素子であり、前記第一の制御素 子が前記ユーザの第一の指の動作に連動的に応答して、前記トランスデューサ 応答素子の条件を変化させることを特徴とする、請求項２４に記載の位置決め装 置。 28．電子応答システムで使用されるトリガで作動する位置決め装置において、 少なくともその一部をユーザの手の第一の指と第二の指との間に挟むための ハウジングと； 前記ハウジングに取付け可能な、少なくとも一つの電子回路であって、電子 回路を選択的に開閉するための、前記ユーザの第一の指の動作に応答するスイッ チと、トランスデューサ応答素子とを含む少なくとも一つの電子回路と； 前記ハウジングに取付け可能で、前記スイッチと連絡するように設けられた 第一の制御素子であって、ユーザの第一の指の動作に連動的に応答して、前記ス イッチを作動させる第一の制御素子と； 前記ハウジングに取付け可能で、前記トランスデューサ応答素子と連絡する ように設けられている第二の制御素子であって、前記ユーザの第二の指の動作に 連動的に応答して、前記トランスデューサ応答素子の状態を変化させ、それによ って、前記電子回路に、対応出力信号を供給させる第二の制御素子と； 前記ハウジングに取付け可能であって、前記電子回路によって供給された出 力信号に応答する出力信号発出器と； を含むことを特徴とする位置決め装置。 29．前記スイッチと前記トランスデューサ応答素子とは、単一の基板の相対向す る両面に装着可能であることを特徴とする、請求項２８に記載の位置決め装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．電子応答システムで使用されるトリガ作動の携帯型位置決め装置において、 少なくともその一部をユーザの手の第一の指と第二の指との間に挟むための ハウジングであって、長手方向軸を画定する細長い形状を有し、前端部と、後端 部と、向かい合った両側部と、上面と、底面とを備えており、前記底面には、前 記前端部と前記後端部の中間にあって、向かい合った両側部を横断している適合 外形ステップが含まれ、該適合外形ステップは、概して前記ユーザの手の第一の 指を載せる位置を提供するための第一の面を有するようになっているハウジング と： 前記ハウジング内に収納された基板に搭載された電子回路であって、前記基 板の相対向する両面に、電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチ と、トランスデューサ応答素子とを含む電子回路と； 前記ハウジングの前記適合外形ステップの第一の面に取り付けられ、前記ス イッチに連動的に接続された第一の制御素子であって、前記ユーザの手の第一の 指によって加えられる圧力に応答して、前記スイッチを作動させる第一の制御素 子と； 前記ハウジングの前記上面に取り付けられ、前記ユーザの手の第二の指によ って加えられる方向性の力に応答する第二の制御素子であって、これに対して力 が選ばれた方向へ加えられると、前記力が、前記トランスデューサ応答素子の状 態を変化させ、それによって、前記電子回路に、対応出力信号を供給させるよう な作用をなすようにした第二の制御素子と； 前記電子回路によって供給された出力信号に応答する出力信号発出器であっ て、伝達された出力信号を、前記前端部から伝送し、ほぼ前記長手方向軸に沿っ て伝播するような位置に配置された出力信号発出器と； を含むことを特徴とする位置決め装置。 ２．前記第一の制御素子が、圧力を受けると、少なくともその一部が、前記後端 部に向かって移動可能なトリガとして働くような位置に配置されており、このよ うな動作は前記電子回路用の前記スイッチを作動させる働きをし、また該スイッ チは前記回路用の機械的素子であることを特徴とする、請求項１に記載の 装置。 ３．前記ハウジング前記前端部に比較的近い位置に配置されたヒンジであって、 その軸を中心に前記第一の制御素子が可動であるようなヒンジをさらに含み、ま た前記第一の制御素子が前記第一の指と係合し、その結果、前記第一の制御素子 に対する前記第一の指の動作により、前記第一の制御素子が前記ヒンジの軸を中 心に旋回させられ、それによって、前記スイッチと相互作用をするようになって いることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 ４．前記基板が導電性素子を含み、前記第二の制御素子は、可撓性材料を含んで いて、前記可撓性材料に対して種々の方向および場所に力が加えられると、前記 力がこの圧力変換器に作用して、前記導電性素子間の電気的関係を変化させ、そ れによって、前記電子回路によって供給される出力信号を変化させるような作用 をなすように取り付けられていることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 ５．前記ハウジングが、前記第一の制御素子を収納するための第一のポートと、 前記第二の制御素子を収納するための第二のポートとを含むことを特徴とする、 請求項１に記載の装置。 ６．前記第一の制御素子と前記第二の制御素子とが、前記ハウジングの前記前端 部に比較的近い位置に配置され、これらの位置に載せられる前記第一の指と前記 第二の指とは、それぞれ前記ユーザの手の人差指と親指とであることを特徴とす る、請求項１に記載の装置。 ７．前記ハウジングが、前記電子回路に電力を供給するための着脱可能な電池を 収納するレセプタクルを含む後部を有することを特徴とする、請求項１に記載の 装置。 ８．前記ハウジングの前記後部が、概して前記ユーザの手のひらに入るようにな っていて、前記第一の指は前記ユーザの手の人差指で、前記第二の指は前記ユー ザの手の親指であることを特徴とする、請求項７に記載の装置。 ９．適合外形ステップが、概して前記ユーザの手のフォアフィンガを載せる位置 を提供するための後面を有することを特徴とする、請求項８に記載の装置。 10．前記ハウジングの前記後部が、電源の少なくとも一部分を収納するために前 記ハウジングから下方に張り出している胴部を含み、該胴部は、手のひらの少な くとも一部分に入るように位置決めされていることを特徴とする、請求項７に記 載の装置。 11．出力信号送出器が、コンピュータを作動させるためのレシーバが都合よく受 信できるような形で前記出力信号を伝送することを特徴とする、請求項１に記載 の装置。 12．前記出力信号送出器が、赤外光発生器と、該赤外光発生器を前記ハウジング の前記前端部の近くに取り付けるための取付け構造体とを含むことを特徴とする 、請求項１１に記載の装置。 13．前記第二の指はユーザの手の親指であり、また前記装置は、前記第二の制御 素子から離隔した位置に配置され、かつ前記ユーザの手の親指による選択的操作 ができるように前記ハウジングの前記上面に配置されている第三の制御素子をさ らに含み、該第三の制御素子は、前記ハウジングの前記上面に対して内側と外側 とに可動であって、前記電子回路用の第二のスイッチを含み、該第二のスイッチ は、前記第三の制御素子と相互作用により作動可能となって、前記電子回路への スイッチ信号を発生することを特徴とする、請求項１に記載の装置。 14．前記ハウジングに配設された多重制御素子をさらに含み、該多重制御素子は 外部から加えられた圧力に応答して、それぞれの制御素子に対応するスイッチ素 子を作動させ、それによって、前記電子回路の作動を制御することを特徴とする 、請求項１に記載の装置。 15．前記ハウジングの前記前端部に配設され、前記赤外光発生器を覆うスクリー ンをさらに含むことを特徴とする、請求項１２に記載の装置。 16．前記上面が、ほぼ楕円形をなし、前記ハウジングの前記前端部に狭い端部を 有しており、また前記第一の制御素子が前記楕円形の前記狭い端部の比較的近く に配置され、かつ前記第一の制御素子は前記第二の制御素子２２のほぼ下の、前 記ハウジングの前記底面内に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載 の装置。 17． (a) 少なくともその一部を手の二本の指の間に挟むためのハウジングと； (b) 前記ハウジング内の基板に搭載された電子回路であって、 (i) 電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチと； (ii)前記電子回路を搭載した前記基板上に配列された導電性素子と； を含む電子回路と； (c) 前記ハウジングに取り付けられた第一の制御素子であって、指の圧力に応 答し、この第一の制御要素に加えられた圧力により、該素子が、前記スイッチを 作動するようになっている第一の制御素子と； (d) 前記ハウジングに取り付けられた第二の制御素子であって、指の力に応答 し、この第二の制御素子に対して選ばれた方向に加えられた力により、前記基板 上の前記導電性素子間の電気的状態が変化される第二の制御素子と； (e) 前記ハウジング内の比較的前方の位置に配置された、前記第一の制御素子 用ヒンジと；前記第一の制御素子が、指の作用を受けるとヒンジに対して可動と なり、このような指の作用によって、このヒンジの軸を中心に旋回させられ、そ れによって、スイッチと相互作用をすることと； (f) 前記第一の制御素子は前記第二の制御素子のほぼ下に配置され、前記ハウ ジングの底面内にあることと； を含むことを特徴とする位置決め装置。 18．前記第二の制御素子は、可撓性材料を含んでいて、力が前記可撓性材料に対 して種々の方向および場所に加えられると、前記力が、前記基板上の前記導電性 素子間の電気的関係を変化させ、それによって、前記電子回路によって供給され る出力信号させるような作用をなすように取り付けられていることを特徴とする 、請求項１７に記載の位置決め装置。 19．前記ハウジングが、前記第一の制御素子を収納するための第一のポートと、 前記第二の制御素子を収納するための第二のポートとを含むことを特徴とする、 請求項１８に記載の位置決め装置。 20．前記第一の制御素子も前記第二の制御素子も、前記ハウジングの比較的前方 に配置されていて、前記第一の制御素子は前記手の人差指によって操作され、 前記第二の制御素子は前記手の親指によって操作されるようになっているこ とを特徴とする、請求項１８に記載の位置決め装置。 21．前記ハウジングが、前記電子回路に電力を供給するための着脱可能な電池を 収納するレセプタクルを含む後部を有することを特徴とする、請求項１７に記載 の位置決め装置。 22．前記ハウジングが、前記第一の制御素子を収納するようになっている適合外 形ステップを含み、該適合外形ステップは、概してユーザの手の人差し指を載せ る位置を提供するための第一の面と、概してユーザの手の中指を載せる位置を提 供するための後面とを有していることを特徴とする、請求項１７に記載の位置決 め装置。 23．前記電子回路が出力信号を供給し、コンピュータを作動させるためのレシー バに前記出力信号を伝達する手段を含み、また該出力手段は赤外光発生器を含む とともに、該赤外光発生器を前記ハウジングの前部に取り付けるための手段を含 むことを特徴とする、請求項１７に記載の位置決め装置。 24．前記第二の制御素子から離隔した位置に配置され、ユーザの手の親指によっ て選択的操作されるようになっている第三の制御素子であって、前記ハウジング の外面に対して内側と外側とに相対的に可動であり、前記電子回路用の第二のス イッチを有する第三の制御素子を含み、前記第二のスイッチは、前記第三の制御 素子と相互作用によって作動可能となり、それによって、前記電子回路へのスイ ッチング信号を発生することを特徴とする、請求項１７に記載の位置決め装置。 25．コンピュータで使用される位置決め装置において、 (a) 少なくともその一部を手の二本の指の間に挟むためのハウジングと； (b) 前記ハウジング内の基板に搭載された電子回路であって、 (i) 電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチと； (ii)電子回路を搭載した基板上に配列された導電性素子と； を含む電子回路と； (c) 前記ハウジングに取り付けられた第一の制御素子であって、指の圧力に 応答し、この第一の制御素子に加えられる圧力により、該素子が、前記スイッチ を作動する第一の制御素子と； (d) 前記ハウジングに取り付けられた第二の制御素子であって、指の圧力に 応答し、圧力が該第二の制御素子に対して選ばれた場所および方向に加えられる と、前記圧力が前記基板上の前記導電性素子間の電気的状態が変化される第二の 制御素子と； (e) 前記第二の制御素子は、可撓性材料を含んでいて、力が前記可撓性材料 に対して種々の方向および場所に加えられると、前記力が、前記基板上の前記導 電性素子間の電気的関係を変化させ、それによって、前記電子回路によって供給 される出力信号を変化させるような作用をなすように取り付けられていること； を含むことを特徴とする位置決め装置。 26．前記ハウジング内の比較的前方の位置に配置された、前記第一の制御素子用 ヒンジを含み、前記第一の制御素子が指の作用を受けるとヒンジに対して可動と なり、このような指の作用によって、前記第一の制御素子は前記ヒンジの軸を中 心に旋回させられ、それによって、スイッチと相互作用をし、また前記第一の制 御素子は、前記第二の制御素子のほぼ下に配置され、前記ハウジングの底面内に あることを特徴とする、請求項２５に記載の位置決め装置。 27．前記ハウジングの前記後部が、前記電子回路に電力を供給するための着脱可 能な電池を収納するレセプタクルを含むことを特徴とする、請求項２５に記載の 位置決め装置。 28．前記電子回路が出力信号を供給し、コンピュータを作動させるためのレシー バに前記出力信号を伝達する手段を含み、また該出力手段は赤外光発生器を含む とともに、該赤外光発生器を前記ハウジングの前部に取り付けるための手段を含 むことを特徴とする、請求項２５に記載の位置決め装置。 29．コンピュータで使用される位置決め装置において、 (a) 少なくともその一部を手の二本の指の間に挟むためのハウジングと； (b) 前記ハウジング内の基板に搭載された電子回路であって、 (i) 電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチと、 (ii) 電子回路を搭載した基板上に配列された導電性素子と； を含む電子回路と； (c) 前記ハウジングに取り付けられた第一の制御素子であって、指の圧力に 応答し、この第一の制御素子に加えられる圧力により、該素子が、前記スイッチ を作動する第一の制御素子と； (d) 前記ハウジングに取り付けられた第二の制御素子であって、指の圧力に 応答し、圧力が該第二の制御素子に対して選ばれた場所および方向に加えられる と、前記圧力が前記基板上の前記導電性素子間の電気的状態が変化される第二の 制御素子と； を含むことを特徴とする位置決め装置。 30．電子応答システムで使用される装置において、 (a) 少なくともその一部を手の二本の指の間に挟むためのハウジングであっ て、前端部と、後端部と、向かい合った両側部と、上面と、底面とを有するハウ ジングと； (b) 前記ハウジング内の基板に搭載てされた電子回路であって、 (i) 電子回路を選択的に開閉するための圧力応答性スイッチを含む電子回 路と； (c) 前記ハウジングに取り付けられていて、指の圧力に敏感で、圧力が加え られると、該圧力に応答して、前記スイッチを作動させるようになっている第一 の制御素子であって、圧力を受けると、少なくともその一部が、前記後端部に向 かって移動可能なトリガとして働くような、前記ハウジングの位置に配置されて いる第一の制御素子と；このような前記第一の制御素子の動きは、前記電子回路 用の機械的素子である前記スイッチを作動させる働きをすることと； を含むことを特徴とする装置。 31．前記ハウジング内の比較的前方の位置に配置された、前記第一の制御素子用 ヒンジを含み、前記第一の制御素子は前記ヒンジに対して可動であり、また指は 前記第一の制御素子と係合するために用いられ、指の作用によって、この制御素 子は前記ヒンジの軸を中心に旋回させられ、それによって、スイッチと相互作用 をすることを特徴とする、請求項３０に記載の装置。 32．前記ハウジングの前記底面に含まれる前記適合外形ステップの前記第一の面 に取り付けられた前記第一の制御素子は、前記ハウジングの前記上面に取り付け られた前記第二の制御素子のほぼ下にあることを特徴とする、請求項１に記 載の装置。 33．前記トランスデューサ応答素子は、前記第二の指によって加えられる横方向 の力に敏感なタイプのものであることを特徴とする、請求項１に記載の装置。 34．前記基板の相対向する両面は、前記ハウジングの前記底面と前記上面のそれ ぞれ近くに配置された底面と上面とを含み、また前記スイッチは前記基板の前記 底面に含まれ、前記トランスデューサ応答素子は前記基板の前記上面に含まれる ことを特徴とする、請求項１に記載の装置。