JPH11501525A - フィルターシガレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ａ）繊維状フィルター材料を含みｂ）繊維重量の１５重量％未満に相当する量で喫煙の際に抗突然変異誘発効果を備える添加物を含み、かつｃ）この種の通気性の悪いフィルターシガレットの喫煙テストにおいて、添加物を含まず、以下の式：ＲＮ≧１００*(１−Ｄ)、ここでＤ＝ｅｘｐ(Ａ*Ｂ＋Ｃ)、Ａは、２１mm−フィルター長さ（mm）フィルター長さ≦２５mmのときまたはＡは、−４mmフィルター長さ＞２５mmのとき、Ｂは、９．３*１０^-3（ｌ／（mm）そしてＣは−（ｄ４*Δｐ*Ｋ＋Ｌ）そしてｄ＝フィルター直径Δｐ＝フィルターのドロー抵抗(mmＷＳ)、Ｋ＝１．００２２８*１０^-6（ｌ／(mm⁴*mmＷｓ)）かつＬ＝０．２３３４、を満足するニコチン保持率Ｒ_N（％で、コレスタの推奨するＮｏ．９の方法により決定される）をもつ、フィルターシガレットについて開示されている。このフィルターは、突然変異誘発物質を他の煙草の煙成分より、少なくとも１０％選択的にろ過することを、ＴＡ９８細胞によるエイムス試験で示している。このようなフィルターシガレットのとりわけ適した製造方法についても開示している。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルターシガレット その発明は、喫煙の際に抗突然変異誘発作用をもつ添加物をフィルター中に含 むフィルターシガレット関する。 抗突然変異誘発物質は、食品技術では知られている。最近、たくさんの突然変 異原生物が食品中に存在していることとそれらの蓄積のメカニズムが研究されて おりそして発表されている(参照．とりわけ Ｐ．グラッソ、Ｃ．Ｏ.’ハレ，ケ ミカル カーサイノジェンズ ＡＣＳ モノグラフ (Ｃｈ．Ｅ．シアルレ ｅ ｄ.)，アメリカン ケミカル ソサイエティー，ワシントン，１９７６，ｐｐ ７００−７２８)。最も活性な食品中の突然変異原生物質は今日、Ｔｒ−Ｐ１， Ｔｒ−Ｐ２，Ｇｌｕ−Ｐ１，Ｇｌｕ−Ｐ２そしてＩＱのようなタンパク質の熱分 解生成物が確実と考えられている(参照．とりわけ Ｋ．ワカバヤシ、Ｍ．ナガ ノ、Ｈ．エスミ、Ｔ．スギムラ；キャンサーリサーチ，５２，１９９２、ｐｐ ２０９２−２０９８)。専門家に良く知られているエイムス試験のような突然変 異誘発力試験では(エイムスら、サルモネラル／哺乳類のミクロソーム 突然変 異誘発性テストによる突然変異原生物と発癌性物質の発見法。，ミューテーショ ン リサーチ ３１，ｐｐ ３４７−３６４ そして Ｃ．スミスら；ミューテ ーション リサーチ ２７９，１９９２，ｐｐ ６１−７３)、これらの突然変 異原生物質はきわめて高い突然変異誘発能力をしめす。生きている有機体中で、 このような化合物は明らかに高く効果的に、たいていの植物もしくは野菜食品の 構成物質と水相中で結合し、そして結果的に効果的に水に不溶性の錯化合物とし て代謝から取り去られる。そしてこのような抗突然変異誘発作用物質は、とりわ けクロロフィリン、ヘミン、そしてそれに関係する誘導体と述べられている(参 照．とりわけ Ｒ．ダシュウッド，Ｄ．ジノ；環境および分子の突然変異生成， ２２，１９３，ｐｐ １６６−１７１，Ｓ．アリモト，Ｈ．ハヤツ；ミューテ ーション リサーチ，２１３，１９８９，ｐｐ ２１７−２２６，そして カト ーら，ミューテーション リサーチ，２４６，１９９１，ｐｐ １６９−１７８ )。 煙草の煙の突然変異誘発作用は、エイムス試験により決定され、一般的に専門 家に知られている。しかしながら、明らかでなくそして議論されるていることは 、いかなる物質グループが煙草の煙中の突然変異誘発作用に事実上の原因となり うるのかということである。このように、言及はこれに関連して多環式の、芳香 族炭化水素そしてさまざまなニトロソアミンにされ (参照．とりわけ、Ｅ．Ｌ． ウィンダーとＤ．ホフマン;"喫煙と肺癌：挑戦と機会",キャンサー リサーチ ５４，ｐ ５２８４(１９９４))、けれども確かなワーキンググループは、エイ ムス試験における作用で、煙草の煙中の、それらの突然変異誘発能力は無視する ことができることを明らかにし、なぜなら商業的に入手でき煙草の煙中のそのよ うな原因となる物質の濃度は、通常の突然変異誘発力テストで効果的に特徴を述 べ説明するには低すぎる。けれどもいまだ専門家のあいだでさえ議論中であり、 主に煙草の火を付けているときの多環式、芳香族アミンの生成物に帰属する、エ イムス試験（ＴＡ９８とＴＡ１００）における煙の濃縮物の突然変異誘発力の活 性さの証拠は増加にある。（参照．とりわけ Ｒ．Ｓ．レイクら:"フレッシュ ホウル スモーク 突然変異誘発性分析 ＹＧサネモネラ種をしようした"，タ バコ ケミスツ’リサーチ カンファレンス，２５−２８ ９月 １９９４，そ して Ｍ．ミツコら．日本．Ｊ．キャンサー、リサーチ.，７７，１９８６，ｐ ｐ ４１９−４２２） 多数の出版物が、確実な、煙成分減縮のための具体的なとても様々な添加物の 使用法を、提案している。ドイツ特許１３００８５４は、架橋そして増強剤とし て酸性カルボキシアルキルエステルの使用を述べている。この特許の開示の上で は、特にニコチン保持率増加のためのフィルター添加物として、有機酸の使用に 関する非常に多くの出版 物が基礎とされている。このアイデアの特別な特徴は、添加物が可塑剤として同 時に作用すること、そしてその結果フィルターの工業生産が容易に可能になるこ とである。しかしながら、ドイツ特許１３００８５４は、どのくらい突然変異誘 発物質が煙草の煙から取り去ることができたのかということを情報として提供し ていない。同様に、フィルター添加物としての有機酸の使用に関するドイツ特許 公開４３２０３４８の手引きについてもあてはまる。 フィルター添加物の有効性は、ドイツ特許１３００８５４では、フィルタート ウは３ｄｅｔｘ以上の、フィラメント力価のフィルタートウのように、立証され たと述べられた。しかしながら、ドイツ特許１３００８５４もドイツ特許公開４ ３２０３２８４もエイムス試験における煙草の煙の、生物学的活性の可能な縮減 の詳細は提供されていない。 ドイツ特許公開２５２７２３４、ＪＰ５０−１２５１００そしてＪＰ５１−３ ２７９９は、シクロデキストリン、さらに特にろ過されたニコチンのために特に β−シクロデキストリンの使用が説明されている。この添加物は、直接にセルロ ースアセテートフィルターもしくはチャンバーフィルター中に細粒として加える ことができる。しかしながら、述べられている量は、きわめてたかく、２つの日 本出願と”主にまたは独占的に”ドイツ特許公開２５２７２３４によれば、つま りフィルターあたり３０から８０ｍｇである。煙の生物学的活性の可能な減縮の 詳細は与えていない。 米国特許５４０９０２１は、充填物としてリグニンをチャンバーに含むダブル もしくはトリプルチャンバーのフィルターシガレットを記述している。実施例中 で与えられる活性リグニンの量は、２２から６６ｍｇの間である。その知られて いるフィルターはニコチン、ベンズ ピレン、一酸化炭素、金属そして煙草特有のニトロソアミンに関して効果的であ る。エイムス試験（ＴＡ９８）による生物学的活性の縮減について、言及はおこ なわれていない。使用される添加物の量は、フィルター繊維重量の約２０から５ ０％である。 欧州特許公開４９３０２６は６から１５％の濃度中のＮ，Ｎ’−ビス（３−ト リエトキシリル−プロピル）チオカーボアミドモノマーを含んだセルロースアセ テートで飽和したフィルターについて述べている。その方法は、多環式芳香族、 金属そして煙草特有のニトロソアミドに関してはフィルターの活性が増加したこ とを導いている。使用されたフィルターの保持率の情報は、与えられていない。 エイムス試験（ＴＡ９８）によるその煙の生物学的活性の詳細は与えられていな い。 ロシア特許２０１０５４６は、欧州特許公開０４９３０２６と米国特許５４０ ９０２１の手引きの組み合わせについて記述している。 ＪＰ−５−２３１５９は、添加物としてエラグ酸を含むフィルターシガレット と参考事項がそれの突然変異の誘発を抑える働きについてであることを述べてい る。フィルターあたり１から１０ｍｇの添加物の量を推奨している。それのエイ ムス試験（ＴＡ９８）による、突然変異の誘発を抑える働きは提供されていない 。 欧州特許公開２４６３３０は、パウダー形体でセルロースイオン交換体もしく はヘミン添加セルロースの、活性化されたセルロースパウダーによるエイムス試 験（ＴＡ９８）における突然変異誘発力の縮減について述べられている。特別な 突然変異誘発力の１０％以上の縮減を得るために使用されたそのパウダー量は、 使用されたフィルター繊維量のよくは１５％以上である。アセテートファイバー もしくはモノフィルターの間にまき散らすことも可能である。それ以上の詳細は 、この方法の有効性について与えられていない。テストは、エイムス試験（ＴＡ ９８）において、フィルターあたりよくは１０ｍｇをこえる添加物量で、１０％ 以上の作用を達成可能にするとしか公開していない。 前記の先行技術に基づいて、発明の課題は、ＴＡ９８を最大限に使用したエイ ムス試験により測定する方法で特に２０％以上、少なくとも１０％以上の分離度 で突然変異誘発物質を、他の煙成分よりもよくろ過する、煙草の煙をろ過する前 述のタイプのフィルターシガレットを提案することである。その発明はフィルタ ーに添加物を加える特に適した方法も提案している。 その発明によれば、この問題は、煙草の煙中の抗突然変異誘発作用の添加物を フィルターに含むフィルターシガレットによって解決される。ここでそのフィル ターは、 ａ）繊維状のフィルター材料を含み、 ｂ）そのフィルターの繊維量に基づいて、１５％未満の量の添加物を 含みそして ｃ）煙草を吸う上では、類似の通気性の悪いフィルターシガレットであり、しか し添加物を含まず、ニコチン保持率Ｒ_N（％で）が(コレスタが推奨するＮｏ．９ の方法によって決定される。)、以下の式を満足する： Ｒ_N≧１００*（１−Ｄ） ここで Ｄ＝ｅｘｐ(Ａ*Ｂ＋Ｃ)， であり Ａ＝２１mm−フィルター長さ(mm)、フィルタ−長さ≦２５mmときまたは Ａ＝−４mm、フィルター長さ＞２５mmのとき Ｂ＝９．３*１０^-3(ｌ／mm)、そして Ｃ＝−（ｄ⁴*Δｐ*Ｋ＋Ｌ） でありｄ＝フィルター直径（mm） Δｐ＝フィルターのドロー抵抗（mm水柱圧） Ｋ＝１．０２２*１０^-6（ｌ／(mm⁴*mm水柱圧)）かつ Ｌ＝０．２３３４。 ものである。 そして、すでにフィルター構造が決定的に重要性であることは、はっきりと述べ られている。驚くべきことに、その発明の測定の有効性の範囲を発見した。それ は、存在する商業的に入手出きる煙草のフィルターではほとんど達成されていな い最小の保持率を示す。応用を説明できる範囲内で、ニコチン保持率はその保持 率のための指示量として使用される。 煙草のフィルターの、ろ過作用の許容量は、加えてフィルター材料の材料特性 に依存し、直径やフィルターの長さのようなフィルターの 寸法に依存する。(煙草業界の言葉で、ドロー抵抗は圧力の低下を明示し使用す る。) 煙草の必要なろ過の許容量と特にニコチン保持率は、以下の実験によって決定 される式であらわされる。 Ｒ_N≧１００*(１−Ｄ)， ここで、ＲN はニコチン保持率を表し（％で）そしてＤはフィルターのニコチ ン浸透力を表す。そのフィルターのニコチンに関する浸透力は、以下の式から推 測することができる Ｄ＝ｅｘｐ(Ａ*Ｂ＋Ｃ)， ここで、変数Ａは、ろ過許容量のフィルター長さのへの依存性をのべている。 変数Ａはキングサイズフィルターの長さｌ₀からそのフィルターの長さを引くこ とによって計算される。 Ａ＝ｌ₀−ｌ， ここで、ｌ＝mm でのフィルターの長さ、そしてｌ₀＝２１mm＝キングサイズフ ィルターの長さ。 そして驚くべきことに、フィルターの長さが２５mm 以上の場合にその発明に よって問題を解くため、フィルター長さがのびたときに合わせた最小保持率の増 加を必要とせず、２５mm をこえる場合は−４mm をＡの値として使用されること を発見した。 Ｂは、 Ｂ＝９．３*１０^-3（１／mm） として決定される定数。 変数Ｃは、直径とドロー抵抗に依存するろ過許容量であらわされる。 Ｃ＝−(ｄ⁴*Δｐ*Ｋ＋Ｌ)、 そして ｄ＝フィルターの直径 Δｐ＝フィルターのドロー抵抗（mm水柱圧） Ｋ＝１．０２２８*１０^-6（ｌ／（mm⁴*mm水柱圧） Ｌ＝０．２３３４， ここで定数ＫとＬは材料定数を表している。最小の保持率を固定するために前 述の値に従って決定する。 最小保持率の決定のために煙草に火をつけることに関して、使用はコレスタ製 モニター煙草Ｎｏ．２(参照．コレスタが認定した ボールゲバルト テクニク （ｂｏｒｇｗａｌｄｔ ｔｅｃｈｎｉｋ）のＮｏ．２(ＣＭ２))。しかしながら 、この製品は、一つの直径を定義しており、他の煙草の直径の、使用は同一のタ バコ（乾燥処理された）のタバコロッド、ロッド紙、ケーシング、タバコ密度よ り定義される。そしてニコチン保持率は、ロッドの寸法と独立しておりそして、 乾燥処理されて使用する際の煙草のフィルターのニコチン保持率を使用する。 その発明によればフィルターシガレットで使用される繊維状のフィルター材料 の性質は重要でない。述べられている材料は例えば、ポリプロピレン、ビスコー ス、ポリエステルの繊維そして特にセルロース材料。セルロースアセテートは特 に好まれる。繊維状フィルター材料は、フィルタートウもしくは不織布の形で使 われることができる。とくにアセテートフィルタートウを使用することは有利で ある。もし、不織をしようするならば、最近の紙を含むものが好ましい、しかし 高い微小繊維化されたセルロース繊維や良く言われるメルトブラウン不織やスパ ンバウンデッド不織の使用も可能である。セルロースアセテートフィルタートウ の場合では、最近は好んで３ｄｅｔｘ未満の特に１．０から２．７ｄｅｔｘの力 価のステープル繊維および／またはフィラメンツを含む。特に良いろ過効果はこ の場合に得られる。 要求されるろ過効果は通気性のフィルターによっても増化される。さらなるフ ィルターの情報の言及は、欧州特許公開０３６８０６５でされている。最近の通 気性の煙草から知られており、揮発性沈積物、とりわけ蒸気揮発性物質の増加が あり、通気度の増加している。本発明では、少なくとも１５％の通気度、特に２ ０％から７０％が有利である。 本発明の範囲内において、添加物は、フィルター繊維重量を基準として１５％ 未満の量でフィルターシガレットに存在する。この低い割合は、驚きでありその 発明の特徴であるフィルターシガレットの特別なフィルター構造とすることが唯 一可能である。この値は意味深く、添加物の有利な選択の場合にはさらに減少さ せることができる。そして、もし添加物が、フィルター重量に基づいて１０重量 ％未満、特に７重量％未満の質量とすれば、それは可能でありそして有利である 。最小の値は、フィルター繊維重量に基づいて約０．５重量％である。異なった 化合物のグループが、アミノ酸もしくはタンパク質の熱分解生成物に関する選択 的なろ過方法で特定の有利性と効果を持つために使用されうる。それらの含有化 合物は上文で説明した食品技術にともなうＴｒ−Ｐ１等である。これは特にａ） 酸、酸の酸塩、および／または酸性カルボキシルエステルの状態の添加物、ｂ） 巨大分子であり、親水性であり、低分子量物質の、錯結合のためのインターナル キャバティーを有する有機化合物の状態で存在する添加物ｃ）フェノール化合物 の状態で存在する添加物および／またはｄ）低分子量物質のための、錯化合物形 成剤の状態で存在する添加物。これらの化合物グループは含む：グループａ）酸 性クエン酸エステル(これらの化合物は同時にセルロースアセテートの可塑剤と して作用しそしてその結果可塑剤投与もしくは計量供給を経て加えることができ 、好ましくは他の可塑剤と混合される。)、スベリン酸とマレイン酸、フマル酸 および／または アジピン酸のエステル、特にアルキル酸性エステル、好ましくはメチルそしてエ チルエステルを与えらること、ｂ）多糖および／またはオリゴ糖の状態の添加物 、特に活性セルロースそしてでんぷん派生物の状態、および／またはシクロデキ ストリン、β−シクロデキストリンが特に好まれ、そして純粋な蛋白質の状態で あり、特にβ−ラクトグロブリン、ｃ）エラグ酸および／またはリグニンの状態 の添加物そしてｄ）プロフィリンの金属錯体の状態の添加物であり、そして構造 的にヘモグロビンもしくはクロロフィルもしくはビタミンＢ１２が認められ、ク ロロフィリリンは特に効果的であることが立証されおり、なぜならそれはトリア セチンに十分によく溶解し、可塑剤投与を経て効果的な量を同様にフィルター製 品間に加える目的からである。特に有利な前述の一つで、ポリフェノールは、ト リアセチンまたは他のセルロースアセテートの可塑剤中に良い溶解性であり、素 早く利用可能なリグニン種である。これは標準のフィルター製造工程間で添加物 の利用に問題がないことを導く。 特に低いタンパク質含有の煙草製間で、煙草の葉に混合し、使用することはそ の発明の問題を解くためにも有利である。この方法は突然変異物質の生成を減少 させる。 その発明によるフィルターシガレットは通常の方法によって製造されることが できる。しかしながら、通常のフィルターロッド製造間において、フィルターに 加えることは添加物にとって好ましく、特にグリセリントリアセテートの形体を した可塑剤を混合した、特にセルロースアセテートの繊維状フィルター材料から 生産することは好ましい。 その発明は以下の有利性を導く：選択されたろ過コンセプトは、最小の添加物 使用で必要な効果を得ることを可能とさせる。加えて最大限の利用はろ過効果を 改良するために特別な物質グループから添加物を 選択することが可能である。この有利性は、突然変異誘発作用物質を選択的にろ 過する特殊な標的物質グループの発見に基づく。その効果は、細胞培養Ｖ７９の ハムスター細胞テストのような、高い有機体の細胞培養でも十分に証明できるエ イムズテストで立証する。これは明らかに健康と喫煙の関係の疑問と本発明の関 連性を強調する。その他の重要な発明の有利性は、特に既存の技術からの重大な 修正をなしに実行することができる、フィルターの、工業的製造のための適切な 方法であることである。 その発明はさらに以下の実施例を与えることによって説明する。 実施例 繊維状フィルター材料は細部事項のことなったことなったセルロース−２，５ −アセテートのフィルタートウを基にした。使用されたフィルタートウの細部事 項の重要性はパンフレット“ディ カルテテート ウム ローディア フィルテ ル トウ ”９月 １９９４ ローネーポウレンクのローディア フィルテル トウの技術顧客サービス部によって刊行された，ローディアＡＧ，フライブルグ ，ドイツ，から集めた。その省略”ＳＫ”と”ＨＫ”ついては、ローネ−ポウレ ンクのフィルタートウ部門で独占的に使用されたクリップインデックスより示す 。そのフィルターはフィルターロッドマシンＫＤＦ２で製造された。ロッドパー トＡＦ２ケルベール，ＡＧ(ハウニ−ウェルケ)，ハンブルグ，ドイツ。そのフィ ルターの寸法は７．８×１２０mmだった。使用されたフィルター包装紙は、ジュ リアスグレイツ、パピエルファブリケン、ナイデンフェルズ、ドイツ、Ｆ７９６ −２８で示す。添加物は、可塑剤投与の方法でトリアセテートに混合され加えら れる。使用された添加物はクエン酸ジエチルエステル（ＣＤＥ）(ボエーリンゲ ールマンハイムＧｍｂＨ、ケミスケファブリク、マンハイム、ドイツ、 アート．６６３５０２)そしてリグニン（リグニン−オルガノソルフ アルドリ ッヒ−ケミエ、シュタインハイム、ドイツ、アート．３７、１０１−７）可塑剤 の定量は、可塑剤をふくむフィルターと含まないフィルターの重量の異なりによ って行われた。添加物の被覆物は、可塑剤の被覆物とトリアセチン中の可塑剤の 濃度に基づいて計算された。以下の表１は、製造されたフィルターロッドの詳細 を与えている 注意：表１縦列”力価”の下の詳細は意味する：最初の数字はフィラメントのデ ニールでの力価そして二番目の数字はフィルタートウのデニールを１０００で割 ったものの力価、”Ｙ”フィラメントのクロスセクショナル形を意味する。 フィルターロッドは長さ２０mm に切られそしてコレスタのモニター煙草のタ バコロッドと結合されそしてコレスタの推奨するＮｏ．２２ とＮｏ．２３の方法によって煙草に火をつけられた。ニコチンの定量とニコチン 保持率の定量はコレスタの推奨するＮｏ．７と９の方法によって行われた。一定 の長さに切られたフィルター（長さ＝２０mm）のドロー抵抗は、切った長さと元 の長さの比として表１中で与えられる（長さ＝１２０mm）フィルターロッドのド ロー抵抗値に関係される。 濃縮物の突然変異の誘発はエイムス試験の方法によってテストされた(マーロ ン、ドロシー Ｍ．そしてエイムス、ブルース Ｎ.，サネモネラ突然変異性テ ストの改定法、ミューテーション リサーチ、１１３ （１９８３） １７３− ２１５、５月２６，１９８３の化学テストＮｏ．４７１のＯＥＣＤガイドライン 中に記載の一般構造状態に注意して、)。全てのテストは代謝活性のバクテリアの 細胞ＴＡ９８で行われた。濃縮物は、コレスタの標準物２２と２３によってエイ ムス試験のために得られた。そして、テスト煙草に火をつけた上で、同じでない テストフィルターのフィルター活性ために、異なった濃縮物量が引き起こされ、 特別な情報すなわち濃縮物の量と独立した突然変異誘発性を得るために、その濃 縮物溶液は希釈によって同じ濃度にされた。その吸い終えたケンブリッジフィル ターからの抽出と希釈は、以下として行われた。そのケンブリッジフィルターは 、５０ml のエタノールに６０分間抽出され、同時に三角フラスコでふられた。 溶液のアリコート部分は、取り出されそして光の吸収は波長３１０ナノメートル で紫外分光器によって定量された。元の濃縮物溶液は、その際に純粋な数学的方 法でそれが２．０の吸収をもつように希釈された。これは、湿った濃縮物の濃度 が、水分の機能および湿った濃縮物のニコチンの含有として、約４mg／ml エタ ノール対応する。この溶液の分別された部分（５、１０、２０、３０、４０、５ ０、μl）はその際にエイムス試験ＴＡ９８に使用される。一般的に５から５０ μl の範囲で直線的に容量と作用の関係となり、だから突然変異誘発性の減縮が 、特殊な濃縮物溶液量で評価されることができる。突然変異誘発性の減縮が 考察される以下の表２の値は（％エイムス試験における減縮）４０μlの濃縮物 溶液量により決定された。テストシガレットＡ３．０の突然変異体の数は、参照 としてだされそして１００％に固定されている。表２最後の縦の列は、減少値は それとともに比較して突然変異誘発性の減少に対応し、および増加値はそれとと もに比較して突然変異誘発性の増加に対応する。 以下の表２は、煙草に火つけた値とその結果を手短に述べている。 実施例から、添加物量増加によって抗突然変異誘発力も上がり(参照 特にサ ンプル Ｂ１．５−２)、しかし使用された添加物量は知られている添加物をと もなうフィルターと比較してとても小さいことがわかる。本発明によることをこ れは意味する。とても高い突然変異誘発性の減少は小さな添加物量で達成された 。サンプルＢとＣの測定さ。特に、試料Ｂのレベルは、ドイツ特許１３００８５ ４の手引きと合致している、ニコチン保持率は重大にクエン酸ジエチルエステル によって増加する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年７月１日 【補正内容】 請求の範囲 １．フィルターが、 ａ）繊維状フィルター材料を含み、 ｂ）フィルターの繊維重量を基準として、５重量％未満の量の添加物を含み、か つ ｃ）フィルター添加物を有しない、コレスタモニターシガレットＮｏ．２のたば こストランドを有する同種の通気性の悪いフィルターシガレットを喫煙するうえ で、下記に示す計算式を満足するニコチン保持率R_N(％)（コレスタによって定め られ、方法Ｎｏ．９として推奨される）を有することを特徴とする、シガレット の喫煙において抗突然変異誘発作用を有する添加物を含むフィルターを備えるフ ィルターシガレット。 Ｒ_N≧１００*（１−Ｄ） そして Ｄ＝ｅｘｐ（Ａ*Ｂ＋Ｃ） ここで Ａ＝２１mm−フィルター長さ(mm)、フィルタ−長さ≦２５mmのとき Ａ＝−４mm、フィルター長さ＞２５mmのとき、 Ｂ＝９．３*１０^-3(ｌ/mm)、かつ Ｃ＝−（ｄ⁴*Δｐ*Ｋ＋Ｌ） でありｄ＝フィルター直径（mm） Δｐ＝フィルターのドロー抵抗（mm水柱圧） Ｋ＝１．０２２*１０^-6（ｌ／(mm⁴*mm水柱圧)）かつ Ｌ＝０．２３３４。 ニコチン保持率と関連する米国特許公開５２７５８５９、欧州特許公開３４６６ ４８、ＷＯ−Ａ−９１／１２７３７、ＷＯ−Ａ−８７／００７３４は、フィルタ ー材料中への添加物の混入に関するものである。これらの文書は、フィルターの 直径および／またはタバコの葉混合物が使用されることの各々に関する情報を提 供していない。これらの量は、ニコチン保持率に強力な影響を有する。したがっ て、その公知の教示は、次に説明される夲発明に係るフィルターシガレットとの 直接的な比較が可能なように書き直されえない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ヴィルムント・ロルフ ドイツ エメンディンゲン ディー79312 グリンペン ハイマーシュトラーセ 49

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．フィルターが ａ）繊維状フィルター材料を含み、 ｂ）フィルターの繊維重量を基準として、１５重量％未満の量の添加物を含み、 かつ ｃ）フィルター添加物を有しない、同種の通気性の悪いフィルターシガレットを 喫煙する際に、下記に示す計算式を満足するニコチン保持率 R_N(％)（コレスタ によって定められ、方法Ｎｏ．９として推奨される）を有することを特徴とする 、 シガレットの喫煙において抗突然変異誘発作用を有する添加物を含むフィルタ ーを備えるフィルターシガレット。 Ｒ_N≧１００*（１−Ｄ） そして Ｄ＝ｅｘｐ（Ａ*Ｂ＋Ｃ） ここで Ａ＝２１mm−フィルター長さ(mm)、フィルター長さ≦２５mmのとき Ａ＝−４mm、フィルター長さ＞２５mmのとき、 Ｂ＝９．３*１０^-3(ｌ／mm)、かつ Ｃ＝−（ｄ⁴*Δｐ*Ｋ＋Ｌ） でありｄ＝フィルター直径（mm） Δｐ＝フィルターのドロー抵抗（mm水柱圧） Ｋ＝１．０２２*１０^-6（ｌ／(mm⁴*mm水柱圧)）かつ Ｌ＝０．２３３４。 ２．添加物なしでのフィルターのニコチン保持率Ｒ_Nが、１００*（１−Ｄ）より も少なくとも２％、好ましくは５％高いことを特徴とする請求項１記載のフィル ターシガレット。 ３．添加物が、フィルターの繊維重量を基準として１０重量％未満の重量特に７ 重量％未満と、されることを特徴とする請求項１または２記載のフィルターシガ レット。 ４．フィルターが、繊維状フィルター材料として、３ｄｔｅｘ未満の力価の、特 に１．０〜２．７ｄｔｅｘのステープル繊維および／またはフィラメントから構 成されるセルロースアセテートフィルタートウ、を含むことを特徴とする請求項 １〜３のうち一つに記載のフィルターシガレット。 ５．フィルターが、通気性を有することを特徴とする前記請求項のうち一つにで も記載されるフィルターシガレット。 ６．フィルターが、少なくとも１５％、特に２０％から７０％の通気度を有する ことを特徴とする請求項５記載のフィルターシガレット。 ７．添加物が、酸、酸の酸性塩および／または酸性カルボキシルエステルである ことを特徴とする、前記請求項の少なくとも一つに記載されたフィルターシガレ ット。 ８．添加物が、スベリン酸と酸性のクエン酸、マレイン酸、フマル酸のエステル の状態で存在することを特徴とする請求項７記載のフィルターシガレット。 ９．添加物が、巨大分子、親水性、定分子量物質の錯結合のためのインターナル キャバティーを備える有機化合物、の状態で存在することを特徴とする請求項１ 〜６の少なくとも一つ記載のフィルターシガレット。 １０．添加物が、多糖および／またはオリゴ糖の状態で存在することを特徴とす る請求項９記載のフィルターシガレット。 １１．添加物が、でんぷんおよび／またはシクロデキストリンの形体で、特にβ −シクロデキストリンの状態で、存在することを特徴とする請求項１０記載のフ ィルターシガレット。 １２．添加物が、タンパク質の状態で存在することを特徴とした請求項９記載の フィルターシガレット。 １３．添加物が、フェノール化合物の状態で存在することを特徴とした請求項１ 〜６に少なくとも一つ記載されているフィルターシガレット。 １４．添加物が、エラグ酸および／またはリグニンの状態で存在することを特徴 とする請求項１３記載のフィルターシガレット。 １５．添加物が、低分子量物質のための錯形成剤の状態で存在することを特徴と する前記請求項１〜６のうち少なくとも一つに記載のフィルターシガレット。 １６．添加物が、ポルフィリンの金属錯体の状態で存在することを特徴とする請 求項１５記載のフィルターシガレット。 １７．添加物が、特にグリセロールアセテートの状態で存在し、可塑剤と混合さ れ繊維状フィルター材料に加えられることを特徴とする請求項１〜１６のうち少 なくとも一つに記載のフィルターシガレット １８．フィルターがダブルもしくはマルチプルフィルター構造を、請求項１〜１ ７の少なくとも一つに記載のフィルターシガレット １９．添加物が、通常のフィルターロッドの製造において、特にグリセロールト リアセテートの状態の可塑剤と混合された、特にセルロースアセテート状態の繊 維状フィルター材料から製造されたフィルターに、加えられることを特徴とする 、前記記載の請求項のうち少なくとも一つに記載のフィルターシガレットの製造 方法。