JPH1148830A - エンジン・自動変速機の総合制御装置 - Google Patents

エンジン・自動変速機の総合制御装置

Info

Publication number
JPH1148830A
JPH1148830A JP9210648A JP21064897A JPH1148830A JP H1148830 A JPH1148830 A JP H1148830A JP 9210648 A JP9210648 A JP 9210648A JP 21064897 A JP21064897 A JP 21064897A JP H1148830 A JPH1148830 A JP H1148830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
shift
automatic transmission
angle
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9210648A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Fujisawa
裕 藤澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP9210648A priority Critical patent/JPH1148830A/ja
Publication of JPH1148830A publication Critical patent/JPH1148830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変動弁によるエンジンと自動変速機を搭載
する場合に好適で、小作動角固定時のエンジン過回転を
防止し、かつ変速性能・運転性も確保する。 【解決手段】 動弁系のO/L角を運転状態に応じて小
作動角から大作動角まで可変制御するエンジン1と、あ
らかじめ設定した条件で、小作動角側に固定されるよう
に可変動弁システムを制御する第1の制御手段と、エン
ジンからの動力が入力され、変速制御情報に応じて変速
制御される自動変速機2とを備える車両における、エン
ジン・自動変速機の総合制御であって、例えば、小作動
角固定時、自動変速機の変速制御において、シフトスケ
ジュールの変速特性を低車速側へシフトさせるように制
御する第2の制御手段を有する。また、小作動角固定時
には、自動変速機の変速制御は小作動角非固定時よりも
小さい変速比を選択するように制御する第2の制御手段
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるエン
ジン及び自動変速機の総合制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジン出力特性を、可変動弁系
により高回転・高負荷〜低回転・低負荷のものに適応さ
せエンジン性能をより引出して向上させようとするエン
ジンの制御技術は、知られている。例えば、特開平5−
249332号公報(文献1)は、可変動弁型の出力特
性可変エンジンを開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連続可変動
弁は動弁系のオーバーラップ(O/L)角を連続可変制
御することができ、O/L角を小作動角から大作動角
(図2参照)まで連続可変制御可能である。ここで、連
続可変動弁システムにおいては、その構造上、吸排気弁
のO/Lが小の状態の作動角(動弁が開いている角度)
での小作動角時にはエンジンのMax限界回転数が低く
なり(図3中、小作動角での限界回転数n1)、レッド
ゾーンが、従ってエンジン回転数の許容回転数が、低く
なる。
【0004】一方、可変動弁でも、一定の場合、O/L
角を可変制御せずにこれを所定角の状態に固定とするこ
とができるよう切換え制御するのが良い。例えば、可変
動弁故障(異常)のときのフェイルセーフの場合であ
り、また、エンジンシステム冷機時等の場合である。シ
ステムの冷機時には、可変動弁制御系が油圧作動による
場合にあっては油圧の制御性が悪くなる等のため、その
間、強制的に可変制御を制限し禁止するのが望ましく、
この点からは作動角を固定する必要がある。ここに、O
/L角の性質上、固定は小作動角側とするようになすの
が適切なものとなる。
【0005】しかして、従来より、エンジン制御では、
エンジンシステム単体で、通常時のオーバーレブリミッ
タ制御のように、基準のMax回転数を越えると、フュ
ーエルカット動作により過回転を防止する制御が行われ
ている。従来技術においても、連続可変動弁専用のMa
x回転数の設定により、小作動角固定時のエンジン過回
転防止制御は可能である。従って、小作動角時にエンジ
ンのMax限界回転数が低くなりがちになるという事態
に対し、これが小作動角固定時の対応策として考えられ
る。
【0006】しかるに、これによっても、次のような面
からみると、なお充分なものではない。すなわち、可変
動弁によるエンジンを搭載する場合で、そのエンジン出
力(動力)が伝達・入力される変速機として、変速制御
がなされる自動変速機を搭載する場合であり、このよう
なエンジン及び自動変速機搭載車両において、小作動角
固定となる場面での冷機時、及びフェイル時には、特に
アクセルペダル全開踏み込み加速途中では常時、自動変
速機のアップシフトを目前にオーバーレブリミッタが動
作し、それ以上への加速が中断され、かつ上段(高速
段)への変速が不能となる(図4)。また、オーバーレ
ブリミッタによるフューエルカットとリカバリの繰り返
しにより、車両を前後方向に揺さぶるような不快な加減
速振動を与える(図4)。よって、エンジン過回転防止
と変速性能・運転性との両立は確保しにくい。
【0007】より望ましいのは、作動角を固定する必要
がある所要の条件下では、小作動角側に固定することが
できる上、かかる固定制御を実行したときは、これに合
わせて、その小作動角固定時でも、上記の両立をも確保
しつつ、それらを達成するエンジン・自動変速機の適切
な制御を実現できることである。
【0008】本発明は、以上の考察に基づき、及び以下
に述べる考察にも基づき、これらの点から改良、変更を
加えようとするものであり、可変動弁によるエンジンと
自動変速機とを搭載する場合に適用して好適で、適切に
上記を実現することのできる、車両のエンジン及び自動
変速機に対する制御を行わせるものである。また、連続
可変動弁小作動角固定時のエンジン過回転防止制御と変
速性能、運転性の両立を確保することのできる総合制御
装置を提供しようというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によって、下記の
如くのエンジン・自動変速機の総合制御装置が提供され
る。すなわち、本発明は、動弁系のオーバーラップ角を
運転状態に応じて小作動角から大作動角まで可変制御す
るエンジンと、あらかじめ設定した条件で、前記小作動
角側に固定されるように可変動弁システムを制御する第
1の制御手段と、エンジンからの動力が入力され、変速
制御情報に応じて変速制御される自動変速機とを備える
車両における、エンジン・自動変速機の総合制御装置で
あって、前記小作動角固定時、前記自動変速機の変速制
御において、シフトスケジュールの変速特性を低車速側
へシフトさせるように制御する第2の制御手段を有す
る、ことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、動弁系のオーバーラップ
角を運転状態に応じて小作動角から大作動角まで可変制
御するエンジンと、あらかじめ設定した条件で、前記小
作動角側に固定されるように可変動弁システムを制御す
る第1の制御手段と、エンジンからの動力が入力され、
変速制御情報に応じて変速制御される自動変速機とを備
える車両における、エンジン・自動変速機の総合制御装
置であって、前記小作動角固定時には、前記自動変速機
の変速制御は小作動角非固定時よりも小さい変速比を選
択するように制御する第2の制御手段を有する、ことを
特徴とするものである。
【0011】また、上記において、前記あらじめ設定し
た条件は、少なくともエンジン冷機時を含む、ことを特
徴とするものである。
【0012】また、前記あらじめ設定した条件は、少な
くとも可変動弁系のフェイル時を含む、ことを特徴とす
るものである。
【0013】また、前記小作動角固定時には、前記シフ
トスケジュール上の変速線の上限車速またはその近傍部
分が、低車速側へ変更される、ことを特徴とするもので
ある。
【0014】また、前記エンジンの可変動弁は、オーバ
ーラップ角を連続可変制御可能な連続可変動弁である、
ことを特徴とするものである。
【0015】また、前記可変動弁システムは、弁開閉用
のカムを回転駆動リンク機構により従動的に回転させ、
該リンクのドライブシャフト中心をカムシャフトの回転
中心から偏心させることにより、ドライブシャフト回転
角に対して、弁開閉タイミングを制御する、ことを特徴
とするものである。
【0016】また、前記可変動弁システムは、油圧で制
御される可変動弁システムである、ことを特徴とするも
のである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成により、可変
動弁のオーバーラップ角が小作動角側に制御される場合
にエンジン回転数の許容回転数が低下する場合でも、オ
ーバーラップ角が小作動角側に固定されると、自動変速
機の変速制御において変速のタイミングを早くすること
ができる。よって、エンジンが過回転をする前にアップ
シフト可能で、例えば可変動弁小作動角固定時のエンジ
ン過回転防止用の専用のオーバーレブリミッタを導入す
る場合におけるような、アップシフト目前での加速の中
断、変速不能、フューエルカットとリカバリの繰り返し
による不快な加減速振動の発生等をも回避し得て、適切
なエンジン過回転防止が実現でき、エンジンの過回転防
止と変速性能、運転性の両立が可能となる。
【0018】請求項2の場合も、小作動角固定時には、
小作動角非固定時よりも小さい変速比を選択すること
で、同様にして、上記のエンジン過回転防止用の専用の
オーバレブリミッタを導入する場合における不利を解消
でき、同様の作用効果を奏し得る。また、この場合は、
無段変速機にも適用できる。
【0019】また、請求項3、4記載の構成とすると、
さらに、エンジン冷機時や可変動弁系のフェイル時に、
小作動角側に固定させるように制御することができると
ともに、これに合わせた、エンジン過回転防止と変速性
能、運転性の確保が適切に行え、かつまた、エンジン冷
機時や可変動弁系フェイル時に排吸気行程のラップ時間
が長くなることが要因で生ずるような不利、すなわち、
安定したアイドル回転の確保が困難となったり、あるい
はエンジンの始動性が悪化する等の不利も回避できる。
【0020】また、請求項5記載の構成とすると、さら
に、小作動角固定時には、シフトスケジュール上の変速
線の上限車速またはその近傍部分についてだけ、低車速
側へ切り替えるように選択的に変速特性を変更可能であ
る。よって、基本となる変速線特性に基づく変速性能等
をできるだけ損なわず、上記と同様の作用効果が得ら
れ、可変動弁に対する制御において小作動角に固定させ
る制御が行われていて、かつ、アクセル全開で加速する
ような場合でエンジン回転数が小作動角時の許容回転数
に至るような運転状態に対応して、適切に変速のタイミ
ングを早くすることができる。従って、上記エンジン過
回転防止と変速性能、運転性の両立をより高度に達成で
きる。
【0021】また、請求項6によれば、オーバーラップ
角を小作動角から大作動角まで連続可変制御する連続可
変動弁システムに適用して、本発明を好適に実施でき、
同様にして、上述のエンジン過回転防止と変速性能、運
転性の両立が図れる。
【0022】また、本発明は、請求項7記載の如くに、
可変動弁システムが、弁開閉用のカムを回転駆動リンク
機構により従動的に回転させ、該リンクのドライブシャ
フト中心をカムシャフトの回転中心から偏心させること
により、ドライブシャフト回転角に対して、弁開閉タイ
ミングを制御する構成のものとして、好適に実施でき、
また、請求項8記載の如くに、油圧で制御される可変動
弁システムとして、好適に実施できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシ
ステム構成図である。図中、1は電子制御式、例えば電
子制御燃料噴射式のエンジン、2は電子制御式の自動変
速機、2aは伝動系に挿入した流体継手としてのトルク
コンバータである。
【0024】エンジン1は、動弁系のO/L角を可変制
御する可変動弁によるエンジンとし、該エンジン1から
の動力が入力される自動変速機2は、本実施例では、変
速制御パラメータに応じて変速制御される有段自動変速
機(例えば、3速A/T)とする。
【0025】エンジン1は、エアクリーナ3からスロッ
トルバルブ4を経て吸入された空気により噴射燃料を燃
焼させ、燃焼排気ガスを排気管5より外部に放出する。
エンジン1の吸気通路7(吸気管)に設けられるスロッ
トルバルブ4は、そのスロットルバルブ開度(TVO)
をアクセルペダル開度に基づいて制御する装置を有する
電子制御スロットル(電制スロットル)によるものとす
ることができるが、アクセルペダル6からアクセルワイ
ヤー等で直接開閉作動させるものであってもよい。エン
ジン1は、吸排気をエンジン回転に調時して行わせるた
めの吸排気弁を可変動弁とし、これを可変動弁機構9に
より作動させる。
【0026】自動変速機2は、トルクコンバータ2aを
経てエンジン1の回転動力を入力され、選択変速段に応
じたギヤ比で入力回転を変速し、出力軸10に伝達し、
ディファレンシャルギヤを介し駆動輪に伝えて車両を駆
動する。ここに、自動変速機2は、コントロールバルブ
11内におけるシフトソレノイドのON,OFFの組み
合わせにより選択変速段を決定されるものとする。
【0027】エンジン1及び自動変速機2は、本例では
それぞれ、エンジン制御用のコントローラ12、自動変
速機制御用のコントローラ(A/Tコントローラ)13
を備える。エンジンコントローラ12は、エンジン回転
数、スロットルバルブ開度(負荷)情報等のエンジン運
転パラメータに基づき燃費や排ガス特性等が最適になる
よう燃料供給を行うべく燃料噴射弁に対してする燃料噴
射制御、エンジン冷却水温等によるアイドル回転数制
御、燃料供給を遮断するフューエルカット及びそのリカ
バリ制御、その他のエンジン制御を実行する。また、こ
こでは、可変動弁機構9に対して、運転状態に応じてバ
ルブタイミング(VT)を可変するよう、小作動角から
大作動角まで連続可変制御のための可変動弁制御を行う
ものとし、該コントローラ12には、エンジン1からエ
ンジン回転数Ne等の情報を入力し、また、アクセルペ
ダルセンサ21からのアクセルペダル開度情報やエンジ
ン水温センサ22からのエンジン冷却水温情報、その他
の情報を入力する。
【0028】エンジンコントローラ12は、マイクロコ
ンピュータを含んで構成され、入力検出回路と、演算処
理回路(CPU)と、該演算処理回路により実行される
エンジン制御、及び可変動弁制御等の各種制御プログラ
ム、並びに演算結果その他の情報等を記憶格納する記憶
回路(RAM,ROM)と、燃料噴射弁に対する噴射弁
駆動用の、あるいはフューエルカット用の制御信号、及
び可変動弁機構9に対する作動制御用の制御信号等を送
出する出力回路等から構成される。エンジンコントロー
ラ12の記憶回路には、A/Tコントローラ13との通
信制御プログラムも格納され、その出力回路からはA/
Tコントローラ13への通信用の情報も送出される。
【0029】エンジンコントローラ12は、ここでは、
データ伝送路31,32を介してA/Tコントローラ1
3と通信可能に結ばれる。自動変速機2のコントロール
バルブ11のシフトソレノイドのON,OFFは、A/
Tコントローラ13により制御する。また、A/Tコン
トローラ13は、その他の自動変速機2の制御、例えば
トルクコンバータ2aによるロックアップ制御などを実
行し、該コントローラ13には、エンジンスロットル開
度情報、車速情報等を入力することができる。ここに、
スロットル開度情報については、エンジンコントローラ
13側からのアクセルペダル開度情報を用いることがで
き、また車速VSP情報としては、変速機出力軸10の
回転数を用いて、これを自動変速機2から入力するもの
とすることができる。
【0030】A/Tコントローラ13は、マイクロコン
ピュータを含んで構成され、エンジンコントローラ12
からのデータをも含んだ入力のための入力検出回路と、
演算処理回路(CPU)と、該演算処理回路により実行
される変速制御、ロックアップ制御等の各種制御プログ
ラム及びエンジンコントローラ12との通信制御プログ
ラム、並びに演算結果その他の情報等を記憶格納する記
憶回路(RAM,ROM)と、コントロールバルブ11
のシフトソレノイドに駆動用の制御信号Sを送出する出
力回路等から構成することができる。
【0031】本実施例における自動変速機2の変速制御
については、基本的には、アクセルペダル開度及び車速
の入力情報に基づき、以下の制御内容のものとしてこれ
を行うことができる。自動変速機2は、アクセルぺダル
開度と車速により変速制御を行うシフトスケジュールを
有し、変速制御に際し、A/Tコントローラ13は、こ
れら情報から、現在の運転状態に最適な変速段を、あら
かじめ定めたシフトスケジュールに従って選択し、その
変速段となるようにシフトソレノイドをON,OFFさ
せて所定の変速を行う。シフトスケジュールは、同一ア
クセルぺダル開度では、車速が高くなるに従い、上の段
へアップシフトしていくように、またアクセルぺダル開
度が大きい程、高車速側でアップシフトするようにスケ
ジュールされる。こうした制御については、変速制御パ
ラメータとしてのアクセルペダル開度と車速とであらか
じめ設定した変速線特性データ(図4参照)を用い、当
該運転中の車両の現在の検出アクセルペダル開度信号と
車速信号とを基に最適変速段を決定し、この変速段が選
択されるよう制御信号Sによりコントロールバルブ11
を介し自動変速機2を変速制御することによって行うこ
とができる。かかる変速特性については、当該車両にと
って動力性能等が最適化されたものとなるように、事前
に最適なシフトスケジュールを決定しておいて、これに
対応するマップデータ(変速点データ)をA/Tコント
ローラ13の記憶回路にあらかじめ記憶させておくこと
で、実現することができる。
【0032】さらに、本実施例においては、上記に加
え、エンジン1の制御側の連続可変動弁システムにおい
て連続可変動弁を小作動角側に固定する固定制御をも所
定の期間の間は実行させるとともに、斯く連続可変動弁
のO/L角が小作動角側に固定されることとなる場合に
は、その間、これに連動して、自動変速機2の変速制御
において、かかる小作動角固定時、シフトスケジュール
上のアップシフトの変速線を低車速側へシフトさせるこ
とにより、変速のタイミングを早くし、エンジン1の過
回転を防止することができるように、切換え制御する変
速特性切換え制御(変速線変更制御)をも実行させる。
エンジンコントローラ12は、上記小作動角固定制御
時、自動変速機2の制御側でその変速特性の切換えを行
わせるのに必要な情報をも伝送路31を通じて送出する
ことができる。A/Tコントローラ13側は、これに基
づき、該当するときは上述の切換え制御を実行する。
【0033】かようにエンジン1と自動変速機2を総合
制御する場合において、好ましくは、その小作動角固定
制御と同期して実行させる上記切換え制御の時期は、可
変動弁システムが、作動油の温度特性上、エンジンシス
テム冷機時には、小作動角側に固定される連続可変動弁
システムである場合は、当該エンジンシステム冷機時に
合わせる。また、可変動弁系の作動角動作故障時には、
小作動角側に固定される連続可変動弁システムである場
合は、その故障時に合わせる。この場合において、上述
切換え制御に用いるための情報は、常時、エンジンコン
トローラ12とA/Tコントローラ13間のデータ伝送
路を介し、A/Tコントローラ13側が監視することが
できる。好ましくは、その切換え制御のためにA/Tコ
ントローラ13が取り込むべき情報については、例え
ば、冷機時による小作動角固定制御の場合には、その固
定制御が実行されるエンジン冷機中であるかどうかの判
断に使用できる情報とすることができる。例えば、エン
ジン水温センサ22からの信号を利用する方式とするこ
とができる。好ましくはまた、フェイル時によるフェイ
ルセーフのための小作動角固定制御の場合には、その作
動角動作故障情報(可変動弁制御系、可変動弁システム
の故障・異常情報)を用いる方式とすることができる。
【0034】次に、図2,3をも参照して、上述の小作
動角固定制御等の好適例について述べる。図2は、エン
ジン1の可変動弁機構9に適用できる連続可変動弁の作
動原理を示す。連続可変動弁システムは、以下に述べる
ような動作による可変動弁系及びこれを制御するエンジ
ンコントローラ12の一部を含んで構成される。図2中
上部は、バルブ開閉用のカム31の回転時の主なタイミ
ングでの状態を表し、また、図中下部は、駆動側のドラ
イブシャフト33の1回転(0〜360°)中の回転角
に対するカム回転位相角と、バルブリフト量の変化の様
子を示している。
【0035】図示のように、カムシャフトの内部には、
カム31(被駆動側)を回転させるための回転駆動リン
ク機構を有し、カム31はリンク32により従動的に回
転する。リンクのドライブシャフト中心をカムシャフト
の回転中心から偏心(E)させることにより、リンクの
ドライブシャフト33(エンジン回転数の二次に同期)
回転角に対して、バルブの開閉タイミングを制御するこ
とができる。かかるドライブシャフト33の偏心量Eを
ドライブシャフト33の回転と同期させて制御すること
により、O/L角を小作動角から大作動角まで変える連
続可変制御が可能となる。
【0036】ドライブシャフト回転角に対するカム回転
位相は、図2下部の如くのドライブシャフト回転角0°
〜180°の範囲及び180°〜360°の範囲のそれ
ぞれにおいて、遅れ、及び進み状態となる。吸排気弁の
開閉時期は、図中実線のバルブリフト特性で示す大作動
角側より小作動角(図中破線のバルブリフト特性)のと
きがカム回転位相遅れにより開時期は遅れ、同時にま
た、大作動角側より小作動角のときがカム回転位相進み
により閉時期は進むこととなる。結果、小作動角〜大作
動角の範囲で図示のようなバルブリフト特性をもって吸
排気のO/Lを制御できる。
【0037】可変動弁系には、このようなドライブシャ
フト33の偏心量Eを可変させる偏心量可変機構を設け
る。そして、この場合には、O/L角を運転状態に応じ
て連続可変制御するよう、上記エンジンコントローラ1
2は、その偏心量Eの大きさを変えるように該機構に対
する制御を制御指令(VT)によって行う。
【0038】偏心量Eの調整制御には、好適には、油圧
を作動源とする油圧作動の偏心量E可変機構を用いるこ
とができ、従って、この場合には、エンジンコントロー
ラ12は、油圧制御で偏心量Eを大〜小とする可変制御
によって、O/L角の連続可変制御を実行することがで
きる。ここに、O/L角は、ドライブシャフト33の偏
心量Eが大きい程O/L角が小さくなり、逆に偏心量E
が小さい程O/L角は大きくなる。このため、構造上O
/Lが小作動角時には、カムシャフト(エンジン)の限
界回転数が低くなり、レッドゾーンより低くなる。
【0039】図3に、連続可変動弁の作動角別のエンジ
ンMax回転数限界線NMAXの例を示してある。中作
動角及び大作動角での限界回転数n2,n3は、共にレ
ッドゾーン回転数NRより高回転側にある。従って、従
来システムにおいて、レッドゾーン回転数域には入らな
いように設計されているため、特に新たな問題は起こら
ない。一方、小作動角での限界回転数n1は、レッドゾ
ーン回転数NRより低回転側にあり、かつ、自動変速機
の変速線上のMax回転数NAT(NATはレッドゾー
ン回転数NRより数百回転数分低い)より低回転側にあ
る。
【0040】このように、連続可変動弁のO/L角が小
作動角側に制御された場合、エンジン回転数の許容回転
数が、上記の関係をもって、回転数n1へ低下する現象
を呈することとなる。なお、エンジン許容回転数n1よ
りさらに低回転側位置に図示した二点鎖線NLIMは、
連続可変動弁リミッタの例であり、後記で触れられる。
【0041】一方、上記可変動弁機構9の好適例におい
て、ドライブシャフト33の偏心量Eは油圧で制御され
る。この場合、冷機時は油圧の応答性が悪くなり作動角
制御は困難となる(油圧制御でのその制御性も悪くな
る)。このため、かかるエンジンシステム冷機時の油圧
応答性を考慮し、可変動弁系は、これを小作動角固定と
する構成を採用する。また、可変動弁系の作動角動作故
障時にも小作動角固定とするものとする。ここで、故障
時を含め、固定角を小角とするのは、O/L角が大角固
定(図2参照)では、排吸気行程のラップ時間が長くな
り、安定したアイドル回転が確保困難となる、あるいは
エンジンの始動性が悪化する等のことからの、選択の結
果である。
【0042】以上から、本実施例によるエンジン1と自
動変速機2の総合制御では、エンジン1制御側では、上
記連続可変動弁の作動原理に従い、エンジンコントロー
ラ12は、O/L角を運転状態に応じて小作動角から大
作動角まで連続可変制御する一方、システム冷機時ある
いはフェイル時には、これを禁止乃至制限し、連続可変
動弁小作動角固定制御をも実行する。このようにする
と、冷機時、フェイル時を含め、上記不利も回避され、
安定したアイドル回転の確保が困難となることもなく、
かつまた、エンジンの始動性が悪化することも防げる。
【0043】ここに、連続可変動弁小作動角固定制御の
ためエンジンコントローラ12が実行する制御プログラ
ムも、前述の可変動弁制御プログラム同様、該コントロ
ーラ12の記憶回路にあらかじめ格納してある。該小作
動角固定制御のためのプログラムは、例えば、エンジン
冷機時による小作動角側への固定制御の場合は、エンジ
ン水温センサ22からの信号を利用し、エンジンシステ
ム冷機中かどうかの判別用としてあらかじめ設定した所
定判別値と該センサ検出値とを比較して、エンジン冷機
中か否かを判断する第1のステップaと、その判断の結
果に応じて、エンジン冷機時でなければ、前記偏心量E
の可変制御を行わせO/L角を小作動角から大作動角ま
で連続可変制御するのを許可する第2のステップbと、
他方、エンジン冷機時であれば、これを禁止し、O/L
角を小作動角側に固定させるよう制御する第3のステッ
プcとからなる内容のものとすることができる。
【0044】また、故障時による場合の小作動角側への
固定制御のため、かかる小作動角固定制御プログラム
は、可変動弁系の作動角動作故障を検知して、その有無
を判断する第4のステップdをさらに有し、その判断の
結果、可変動弁システムに異常がなく正常であれば、フ
ェイル時でないと判断し、このときは上記した第2のス
テップb(連続可変制御許容)を実行させてO/L角の
可変制御を継続させる一方、正常時でなければ上記した
第3のステップc(禁止制御)を実行する内容のものと
することができる。
【0045】さらに、上記制御プログラムにおける第3
のステップcの禁止制御、従って、エンジンコントロー
ラ12によるその小作動角固定制御に合わせて、自動変
速機2の変速制御側では、前述の変速特性変更制御をも
実行する。このようにすると、上記した不利の解消とと
もに、停車速、低エンジン回転数時点でアップシフトさ
せることができる。従って、連続可変動弁のO/L角が
小作動角側に制御された場合、エンジン回転数の許容回
転数が低下するエンジンシステムでも、エンジン1が過
回転する前に自動変速機2はアップシフトし、エンジン
1の過回転防止と変速性能、運転性の両立も可能とな
る。アップシフトするため、既述のような加速の中断、
上段への変速の不能などもない。
【0046】この場合において、かかる変更制御に用い
るためA/Tコントローラ13が取り込むべき情報は、
上記エンジン冷機時での小作動角固定制御の場合は、そ
の固定制御が実行されるエンジン冷機中であるどうかの
判断(上記制御プログラムの第1のステップa)に使用
できる情報とでき、また上記故障時での小作動角固定制
御の場合は、その可変動弁系の作動角動作故障判断(上
記制御プログラムの第4のステップd)の故障診断結果
を用いる方式とできる。
【0047】さらに、図4以下をも参照して、連続可変
動弁小作動角固定時での自動変速機2のシフトスケジュ
ールの変速線を低車速側へ切り替えるのに適用して好適
な例を説明する。図4は自動変速機2のシフトスケジュ
ール上の連続可変動弁エンジン回転数限界線等を示す線
図、また図5は連続可変動弁小作動角固定時オーバーレ
ブ防止変速線等を示す線図であり、図6は制御フローチ
ャートである。
【0048】図4には、3速A/Tの自動変速機2を例
として、シフトスケジュールを示してある。ここでは、
横軸が車速(VSP)で、縦軸がアクセルペダル開度の
マップで表され、それぞれ、変速線S12,S23が設
定されている。変速制御は、図に示すような車速及びア
クセルぺダル開度(概ねエンジン出力トルクを表す)の
2次元パラメータとしてあらかじめ設定した該変速パタ
ーン(先に触れたように、これは最適なものとして設定
してある)に基づきこれを行う。図中、変速線S12を
左から右へ(あるいは下から上へ)横切った時に1速か
ら2速へアップシフトする。同様に、変速線S23を横
切った時に2速から3速に変速する。従って、アクセル
ペダル全開Aで加速すると、車速V12で2速へ、車速
23で3速へアップシフトすることを意味する。
【0049】また、図4においては、図3の連続可変動
弁小作動角時のエンジンMax限界回転数n1と、NA
T(変速線上のMax回転数)及びNLIM(連続可変
動弁リミッタ)を、変速機2のギヤ比、及びトルクコン
バータ2aの速度比(=出力回転数/入力回転数)等を
掛けて、車速相当に換算し、シフトスケジュールマップ
上に表してある。変速線上でのアクセルペダル全開A時
のエンジン回転数(Max回転数)は、1速,2速に区
別なく、おおむねエンジン1のレッドゾーン回転数NR
(図3)より数百回転数引いた値になるよう設定されて
おり、図4では、S12線でもS23線も同値の(図3
に同じ)NATとして表してある。
【0050】図4中、変速線S12線の場合における変
速線上のエンジンMax回転数NAT(図中左側表記の
NAT)は、シフトスケジュールマップ上の車速V12
(シフトスケジュール上のS12線の上限車速)相当値
であり、1速時の場合での可変動弁小作動角時のエンジ
ン限界回転数n1の相当値は、車速V12より図中左寄
りの低車速側にある(図中左側の斜線域中の×印表
記)。同様に、変速線S23線の場合における変速線上
のエンジンMax回転数NAT(図中右側表記のNA
T)は、シフトスケジュールマップ上の車速V23(シ
フトスケジュール上のS23線の上限車速)相当値であ
り、2速時の場合での可変動弁小作動角時のエンジン限
界回転数n1の相当値は、車速V23より図中左寄りの
低車速側にある(図中右側の斜線域中の×印表記)。
【0051】ここで、冷機あるいは可変動弁系故障時に
も、もし、エンジン1の制御側での連続変動弁小作動角
固定制御の場面において、従来技術のまま、小作動角固
定時のオーバーレブ防止等の新規制御等を何ら追加しな
いとしたら、アクセルペダル開度全開Aで加速を行った
場合、現在が1速であれば、運転状況は、図4中の運転
軌跡S1線上を推移し、結果、図4の斜線の領域に入っ
た(エンジン回転数が限界回転数n1になった)時点
(図中左側の斜線域中の×印(n1))で、当該エンジ
ン1に設定されている通常のレッドーゾーンになる前
に、エンジン1が過回転状態になる。現在が2速の場合
は、図4中の運転軌跡S2線上を推移する結果、S2線
上で同様のことが起こり得る(図中右側の斜線域中の×
印(n1))。もし、これを避けるためかかる可変動弁
型のエンジン自体の耐久性を高めようと、適用搭載エン
ジンの設計、構造仕様等を改変する場合は、それに伴う
重量増、構造の複雑化、コスト増大等をもたらす。
【0052】次に、図3において、従来技術の延長線上
として、冷機時あるいは可変動弁系故障時に、例えば限
界回転数n1よりばらつき分を含んだ余裕代分だけ低回
転側に、連続可変動弁小作動角固定制御時のために、専
用の、回転数NLIMのエンジンオーバーレブリミッタ
(連続可変動弁リミッタ)を付加することとする場合を
検討する。
【0053】もし、そうした構成を採用した場合におい
て、今、ドライバがアクセルペダル開度全開Aで加速を
行った場合、現在が1速なら、運転状況は図4中の運転
軌跡SLIM1線上を推移するが、エンジン回転数が回
転数NLIM(オーバーレブリミッタ回転数)になった
時点で該連続可変動弁リミッタが作動し、エンジンコン
トローラはエンジン1をフューエルカットする。従っ
て、当該NLIM回転相当の車速(図4中左側のNLI
M表記に対応する車速VC12)以上には加速できなく
なり、ドライバがアクセルペダル6の足を戻さない限
り、アップシフトは不可能となる。図4中に付記した運
転軌跡線イ,ロに示す如くに、かかる経緯を経れば、変
速し、車速を上げ、走行することは可能である。しかし
ながら、そうしようとするためには、ドライバには次の
ような操作が要求されることとなる。すなわち、ドライ
バは、一旦は、踏み込んでいたそのアクセルペダル6を
戻す操作をしなければ、及び再びアクセルペダル全開A
でさらに加速をしようとすれば、再度そこからアクセル
ぺダル全開Aまで踏み込み操作を行わなければならず、
この点でも、スムーズな変速性はそれだけ損なわれ、運
転性もそれだけ損なわれる。また、SLIM1線上で
は、上記フューエルカットとそのリカバリが繰り返さ
れ、不快な過減速振動を引き起こし、この点でも運転性
は低下する。
【0054】現在が2速の場合も、運転軌跡SLIM2
線上でも同様のことが起こる。すなわち、エンジン1の
過回転はその連続可変動弁リミッタ(図4中右側のNL
IM表記参照)で防止できるとしても、他方、アクセル
ペダル全開A踏み込み加速途中では常時、3速へのアッ
プシフトを目前に該リミッタが動作し、それ以上への加
速が中断され、かつ3速への変速が不能となり、しかも
また、該リミッタによるフューエルカット制御とリカバ
リ制御の繰り返しは、車両を前後方向に揺さぶるような
不快な加減速振動をもたらすこととなる。
【0055】本実施例では、これに対し、上記のような
回転数NLIMの専用のエンジンオーバーレブリミッタ
(連続可変動弁リミッタ)は付加せずにエンジン1の過
回転も回避でき、自動変速機変速制御において、エンジ
ン制御側の連続可変動弁小作動角固定時には、この間、
自動変速機2のシフトスケジュールの変速線の上限車速
を、低車速側へ切り替える。図5は、図4と対比して示
す変速特性変更時の変速線図であり、変速線の高開度側
を低車速側へ移行させアップシフトを早めることによ
り、エンジン1の過回転を防止するシフトスケジュール
の例である。
【0056】A/Tコントローラ13は、エンジン1の
冷機時あるいは可変動弁系9の故障時にエンジンコント
ローラ12で実行されるべきその小作動角固定制御のた
めの制御期間に当たるかどうかを判断する。そして、そ
の判断の結果、当該小作動角固定制御が実行されるとき
は、例えば図4における変速線S12の高開度側の車速
V12を、連続可変動弁オーバーレブリミッタ回転数N
LIM相当車速の車速値VC12へダウンさせるよう特
性変更を行うことにより(図5)、自動変速機2のシフ
トスケジュール上のアップシフトスの変速線の上限車速
を低車速側へ切り替えアップシフトを早める処理が実現
可能である。
【0057】上記制御によると、変速線S12,S23
のアクセルぺダル全開A寄りの部分の特性を、図4の場
合における特性(図5中での一点鎖線特性)のものか
ら、図5に実線で示す変速線SC12,SC23特性と
することができる。シフトスケジュール上の変速点は、
低車速側となる。よって、小作動角固定時でも、図5に
示すように、ドライバがアクセルペダル開度全開Aで加
速しても、エンジン回転数が連続可変動弁オーバーレブ
リミッタ回転数NLIMのとき、変速線SC12,SC
23部分を横切ってアップシフトするため、通常時より
低下したはずのエンジンMax限界回転数n1(図3,
4)に到達することなく、走行可能である。これによ
り、エンジンオーバーレブによるエンジン過回転を防止
するだけでなく、連続可変動弁故障時を含め、小作動角
固定による不快なフューエルカットとリカバリの過減速
振動を冷機時に毎回発生させることも防止可能である。
また、上記したようなエンジンの重量増、コスト増等も
招かない。
【0058】また、これによれば、小作動角固定時の変
速線の切替え変更を選択的に上記変速線SC12,SC
23の部分のみとし、低車速側への変更の程度をできる
だけ小さなものとすることができるものであるが、この
ようにすると、あらかじめ最適なものとして設定してあ
る基本となるシフトスケジュールによる変速特性(図
4)も、これを極力損なわずに、上記を実現することが
できる。従って、この場合は、エンジン1の過回転防止
と変速性能、運転性の両立を、より一層高度に達成させ
ることができる。
【0059】このように、図4における変速線S12及
びS23は、通常時(小作動角非固定時)のみの変速線
とし、図5に示すように、小作動角固定時用として、変
速線S12及びS23の上限車速をぞれぞれ、上記の如
くVC12等と低車速化するだけで容易に実現可能な、
小作動角固定時変速線SC12,SC23を追加設定す
ることで実施できる。従って、基本の図4のシフトスケ
ジュールマップと、図5のシフトスケジュールマップを
用意し、これらマップの選択的な切り換え制御で本発明
に従う制御を実施できるし、また、この場合も、エンジ
ン重量増、コスト増等も招かず、この点でも容易に実現
化である。
【0060】また、他の実施の形態として図6の制御を
示す。図6の制御プログラムの例では、ステップS10
1で連続可変動弁システム(VET;Valve Ev
ent Timing)異常か否かが判断され、ステッ
プS102でエンジン冷機中か否かが判断される。ステ
ップS101,102の処理がA/Tコントローラ13
側の制御プログラムで行われるときは、A/Tコントロ
ーラ13はエンジンコントローラ12側からデータを取
り込んで、これらステップS101,102の判断を実
行する。
【0061】ステップS101,102のいずれの判断
結果も否定(N)のときは、エンジン1の連続可変動弁
の制御においては、エンジンコントローラ12が可変動
弁機構9のドライブシャフト33の偏心量Eを可変させ
ることによりO/L角を可変する制御を実行している場
合であり、従って、この場合は、自動変速機2は、A/
Tコントローラ13により、基本の図4のシフトスケジ
ュールに従って変速制御される。アクセルぺダル6の低
〜中開度時、前述の如きに、図4中、各変速線S12,
S23を左から右へ横切った時に2速,3速へ適切にア
ップシフトする。アクセルペダル開度全開Aで加速を行
った場合も同様であり、図4のそのシフトスケジュール
通り、各変速線S12,S23において、順次変速比の
小さくなる、一段高い2速、3速へアップシフトでき
る。このように、変速制御において事前設定した最適な
変速が実現される。
【0062】一方、ステップS101の答が肯定(Y)
のとき、あるいはたとえステップS101の答が否定で
も、従って連続可変動弁制御系のフェイル時でなくて
も、ステップS101の答が肯定、すなわちエンジン冷
機中ならば、エンジン1側では連続可変動弁に対する制
御において小作動角固定制御が実行されている場合であ
る。よって、かかる小作動角固定制御に合わせて自動変
速機制御側では変速線切替え制御を実行させるが、この
場合、本プログラム例では、さらに次式(1)に関する
判別ステップS103を実行し、その答が肯定の場合の
ときにだけ、ステップS104側の処理を選択して自動
変速機2に早めの変速(アップ側)を実行させる。
【0063】
【数1】 (VSP×If×It×e)÷(2×π×Rd)≧Nlim ・・・(1) ここに、 VSP:現在の車速 Rd:タイヤ動半径 It:現在の変速機の変速比 If:終減速比 e:流体継手(トルクコンバータ2a)速度比(=出力
回転数/入力回転数) π:円周率 Nlim:VET小作動角時エンジン許容回転数
【0064】ここに、本ステップS103は、式(1)
が成立するか否かを、すなわちエンジン回転数が小作動
角時エンジン許容回転数以上になるか否かをみることを
意味する。しかして、ステップS103の判断の結果、
その答が否定、従ってエンジン回転数が該許容回転数以
上になる場合でないときなら、ステップS104はこれ
をスキップして実行しない。
【0065】結果、この場合は、エンジン1側では連続
可変動弁に対する制御で小作動角に固定させる制御が実
行されている場面でも、そのエンジン回転数が、その小
作動角時エンジン許容回転数にまでは満たないような状
態とき(従ってドライバがアクセルペダル全開Aで加速
を行うというような状態ではなく、アクセルぺダル低〜
中開度での運転領域)、自動変速機2の変速制御では、
図4のシフトスケジュールに従って変速制御されるもの
とすることができる。
【0066】一方、ステップS103の判断の結果、そ
の答が肯定、すなわち式(1)が成立するときは、ステ
ップS103はステップS104側の処理を選択し、こ
れにより、エンジン1側で連続可変動弁に対する制御に
おいて小作動角に固定させる制御が実行中であって、か
つ、エンジン回転数が小作動角時エンジン許容回転数以
上となる運転場面では、自動変速機2の変速のタイミン
グを早くすることができる。
【0067】かくして、本プログラム例による手法によ
っても、図5に示した場合のものと同様のシフトスケジ
ュールが実現される。小作動角固定時でも、アクセルペ
ダル開度全開Aで加速しても、エンジン回転数が該許容
回転数のときアップシフトすることとなる。従って、前
記と同様の作用効果も奏し得、エンジン1が過回転をす
る前に上段へ変速(本例の場合、1速なら2速,2速な
ら3速へアップシフト)し、エンジン1の過回転防止と
変速性能運転性の両立が図れ、かつ、これを上記手法で
適切に実現することができる。本発明は、このようにし
て実施してもよい。
【0068】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記例では、図2に原理
を示したような連続可変動弁としたが、これに限られな
い。従って、エンジンは、これ以外の可変動弁システム
によるものの場合にも適用することを妨げない。
【0069】また、連続可変動弁システムにおいてエン
ジン冷機時の判断は、エンジン水温によるものとし、ま
た、かかるエンジン冷機時に小作動角側へ固定されるこ
ととなる場合に、変速機コントローラ側はエンジン冷機
中であるか否かを判断するための情報として、同様に例
えばエンジン水温センサの信号を利用してエンジンコン
トローラを介して取り込む例について述べたが、これに
限られるものでもなく、いずれも、エンジン冷機かどう
かの判断については、例えば、連続可変動弁システムで
使用する作動油によって直接検出判断し、あるいはその
他の情報で推定するようにしてもよい。
【0070】さらにまた、例えば、エンジンコントロー
ラ側における小作動角固定制御プログラム上において、
その小作動角側への固定制御状態に切り換わったことを
示すフラグ(小作動角非固定時(可変動弁機能時)と小
作動角固定時の制御の区別を表す小作動角固定フラグ)
を用い、そして、エンジンコントローラ12が、このフ
ラグデータを直接の通信データとして変速機コントロー
ラ側へ伝送するような構成であってもよいことはいうま
でもない。この場合、図6の制御フローチャートにおけ
るステップS102では、該フラグの値の判別処理だけ
で、小作動角固定制御側に切り換わったかどうかのつい
ての必要な判断が行える。
【0071】また、図6におけるステップS101,S
102に係る部分の処理をエンジンコントローラ側が、
ステップS103,S104に係る部分の処理を変速機
コントローラ側が、それぞれ分担して行うような制御方
式にしてもよい。
【0072】また、例えば、そのステップS101〜S
103に係る部分の処理をエンジンコントローラ側が、
ステップS104に係る部分の処理を変速機コントロー
ラ側が行うような制御方式にしてもよい。この場合にお
いては、上記(1)式に基づく演算に必要となる自動変
速機側の情報データ(例えば現在の変速比データ等)の
全部または一部は、これを変速機コントローラ側からエ
ンジンコントローラ側から伝送するようにすることがで
きる。
【0073】また、エンジンコントローラとA/Tコン
トローラは別個に備えたが、これらを一体にした統合的
なコントローラを有するようにしてもよい。この場合
は、図6の各ステップの処理はそのコントローラが行え
る。いずれも、上述のようなエンジン・自動変速機の総
合制御の態様で実施してもよい。
【0074】また、上記例では、連続可変動弁系のフェ
イル時、エンジンシステム冷機時の各場合につき、それ
ぞれ該当するときは自動変速機の変速制御においてシフ
トスケジュール上の変速線切り替え制御を実行する例を
述べたが、これに限定されない。例えば、少なくともそ
のフェイル時、エンジン冷機時のいずれか一方だけ実施
するようにすることも妨げない。
【0075】また、その時のエンジン制御側での小作動
角側への固定制御の実施は、それらフェイル時、エンジ
ン冷機時という条件に限られず、その条件以外でも実行
させるようにすることができ、あらかじめ定めた他の一
または二以上の設定条件でも勿論適用できる。従ってま
た、同様に、本発明に従えば、それと組み合わせて実行
させるべき自動変速機側の変速特性の変更についも、当
該設定した所定条件でエンジン制御側で実行されること
となるその連続可変動弁小作動角固定制御に合わせて、
これを行わせることができるものである。この場合であ
っても、連続可変動弁のO/L角が小作動角側に制御さ
れた場合、エンジン回転数の許容回転数が低下するエン
ジンシステムの車両において、そのエンジン過回転は防
止されるし、かつ、その自動変速機の変速性能、運転性
等との両立も図れる等の作用効果は同様に得られる。
【0076】また、図4,5のシフトスケジュールに示
したように、変速特性の変更制御の対象となるシフトス
ケジュールは、車速及びアクセルぺダル開度を制御パラ
メータとしたマップを示したが、これに限らず、例えば
車速相当値、エンジンスロットル開度またはその相当値
等を自動変速機の変速制御パラメータとして設定したも
のであってもよい。この場合においても、そのシフトス
ケジュール上の変速線の上限車速またはその近傍部分
を、選択的に低車速側へ変更させるよう制御して同様の
作用効果を得ることができる。
【0077】また、自動変速機は、3速自動変速機とし
たが、適用する自動変速機も、これに限られない。例え
ば、これ以外の有段自動変速機でもよいことは勿論、例
えばトロイダル型等の無段変速機でも適用可能であり、
小作動角固定時には、小作動角非固定時よりも小さい変
速比を選択(アップ側選択)することで、本発明を実施
してもよい。
【0078】また、本発明によれば、制御プログラム記
録媒体として、動弁系のオーバーラップ角を運転状態に
応じて小作動角から大作動角まで可変制御するエンジン
と、あらかじめ設定した条件で、前記小作動角側に固定
されるように可変動弁システムを制御する第1の制御手
段と、エンジンからの動力が入力され、変速制御情報に
応じて変速制御される自動変速機とを備える車両におけ
る、エンジン・自動変速機の総合制御のための制御プロ
グラムを記録した記録媒体であって、コンピュータに、
前記小作動角固定時かどうかを判断させ、小作動角固定
時、前記自動変速機の変速制御において、シフトスケジ
ュールの変速特性を低車速側へシフトさせるように制御
する手順を実行させる、制御プログラム記録媒体を提供
することができる。同様に、動弁系のオーバーラップ角
を運転状態に応じて小作動角から大作動角まで可変制御
するエンジンと、あらかじめ設定した条件で、前記小作
動角側に固定されるように可変動弁システムを制御する
第1の制御手段と、エンジンからの動力が入力され、変
速制御情報に応じて変速制御される自動変速機とを備え
る車両における、エンジン・自動変速機の総合制御のた
めの制御プログラムを記録した記録媒体であって、コン
ピュータに、前記小作動角固定時かどうかを判断させ、
小作動角固定時には、前記自動変速機の変速制御は小作
動角非固定時よりも小さい変速比を選択するように制御
する手順を実行させる、制御プログラム記録媒体を提供
することができる。いずれも、本発明の実施に好適なエ
ンジン・自動変速機の総合制御のための制御プログラム
を記録した記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すシステム図であ
る。
【図2】同例の説明に供する、連続可変動弁の作動原理
を示す図である。
【図3】同じく、連続可変動弁の作動角別エンジン回転
数限界線、その他の特性を示す線図である。
【図4】同じく、自動変速機シフトスケジュール上の連
続可変動弁エンジン回転数限界線、その他の特性を示す
特性図である。
【図5】同じく、連続可変動弁小作動角固定時オーバー
レブ防止変速線、その他の特性を示す特性図である。
【図6】同じく、コントローラが実行する制御プログラ
ムの一例を示す制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 エアクリーナ 4 スロットルバルブ 5 排気管 6 アクセルペダル 7 吸気通路 9 可変動弁機構 10 変速機出力軸 11 コントロールバルブ 12 エンジンコントローラ 13 変速機コントローラ 31 カム 32 リンク 33 ドライブシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16H 59:74

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動弁系のオーバーラップ角を運転状態に
    応じて小作動角から大作動角まで可変制御するエンジン
    と、 あらかじめ設定した条件で、前記小作動角側に固定され
    るように可変動弁システムを制御する第1の制御手段
    と、 エンジンからの動力が入力され、変速制御情報に応じて
    変速制御される自動変速機とを備える車両における、エ
    ンジン・自動変速機の総合制御装置であって、 前記小作動角固定時、前記自動変速機の変速制御におい
    て、シフトスケジュールの変速特性を低車速側へシフト
    させるように制御する第2の制御手段を有する、ことを
    特徴とするエンジン・自動変速機の総合制御装置。
  2. 【請求項2】 動弁系のオーバーラップ角を運転状態に
    応じて小作動角から大作動角まで可変制御するエンジン
    と、 あらかじめ設定した条件で、前記小作動角側に固定され
    るように可変動弁システムを制御する第1の制御手段
    と、 エンジンからの動力が入力され、変速制御情報に応じて
    変速制御される自動変速機とを備える車両における、エ
    ンジン・自動変速機の総合制御装置であって、 前記小作動角固定時には、前記自動変速機の変速制御は
    小作動角非固定時よりも小さい変速比を選択するように
    制御する第2の制御手段を有する、ことを特徴とするエ
    ンジン・自動変速機の総合制御装置。
  3. 【請求項3】 前記あらかじめ設定した条件は、少なく
    ともエンジン冷機時を含む、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のエンジ
    ン・自動変速機の総合制御装置。
  4. 【請求項4】 前記あらかじめ設定した条件は、少なく
    とも可変動弁系のフェイル時を含む、 ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載のエンジン・自動変速機の総合制御装置。
  5. 【請求項5】 前記小作動角固定時には、前記シフト
    スケジュール上の変速線の上限車速またはその近傍部分
    が、低車速側へ変更される、ことを特徴とする請求項
    1、請求項3または請求項4記載のエンジン・自動変速
    機の総合制御装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジンの可変動弁は、オーバーラ
    ップ角を連続可変制御可能な連続可変動弁である、こと
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    エンジン・自動変速機の総合制御装置。
  7. 【請求項7】 前記可変動弁システムは、 弁開閉用のカムを回転駆動リンク機構により従動的に回
    転させ、該リンクのドライブシャフト中心をカムシャフ
    トの回転中心から偏心させることにより、ドライブシャ
    フト回転角に対して、弁開閉タイミングを制御する、こ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のエンジン・自動変速機の総合制御装置。
  8. 【請求項8】 前記可変動弁システムは、油圧で制御さ
    れる可変動弁システムである、ことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれかに記載のエンジン・自動変速
    機の総合制御装置。
JP9210648A 1997-08-05 1997-08-05 エンジン・自動変速機の総合制御装置 Pending JPH1148830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9210648A JPH1148830A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 エンジン・自動変速機の総合制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9210648A JPH1148830A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 エンジン・自動変速機の総合制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1148830A true JPH1148830A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16592795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9210648A Pending JPH1148830A (ja) 1997-08-05 1997-08-05 エンジン・自動変速機の総合制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1148830A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069907A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機の制御装置ならびに車両用自動変速機
EP2003371A2 (en) 2007-06-15 2008-12-17 JATCO Ltd Automatic transmission control apparatus
JP2009216124A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Jatco Ltd 自動変速機の変速制御装置
JP2012026286A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車両の制御装置
US8190340B2 (en) 2008-03-07 2012-05-29 Jatco Ltd Shift control device for automatic transmission and control method thereof
JP2012117678A (ja) * 2012-02-07 2012-06-21 Jatco Ltd 自動変速機の変速制御装置
JP2015010641A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 本田技研工業株式会社 トロイダル型無段変速機の挟圧力制御装置
WO2016005510A1 (en) * 2014-07-09 2016-01-14 Jaguar Land Rover Limited Vehicle control method
JP2016138632A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 いすゞ自動車株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の変速方法
JP2016138631A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 いすゞ自動車株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の変速方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008069907A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Toyota Motor Corp 車両用自動変速機の制御装置ならびに車両用自動変速機
EP2003371A3 (en) * 2007-06-15 2015-03-18 JATCO Ltd Automatic transmission control apparatus
EP2003371A2 (en) 2007-06-15 2008-12-17 JATCO Ltd Automatic transmission control apparatus
JP2008309269A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Jatco Ltd 自動変速機の変速制御装置
US7780571B2 (en) 2007-06-15 2010-08-24 Jatco Ltd Automatic transmission control apparatus
KR101466400B1 (ko) * 2007-06-15 2014-11-27 쟈트코 가부시키가이샤 자동 변속기의 변속 제어 장치
EP2993378A1 (en) 2007-06-15 2016-03-09 JATCO Ltd Automatic transmission control apparatus
JP2009216124A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Jatco Ltd 自動変速機の変速制御装置
US8121764B2 (en) 2008-03-07 2012-02-21 Jatco Ltd. Shift control device for automatic transmission and control method thereof
US8190340B2 (en) 2008-03-07 2012-05-29 Jatco Ltd Shift control device for automatic transmission and control method thereof
JP2012026286A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 車両の制御装置
JP2012117678A (ja) * 2012-02-07 2012-06-21 Jatco Ltd 自動変速機の変速制御装置
JP2015010641A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 本田技研工業株式会社 トロイダル型無段変速機の挟圧力制御装置
WO2016005510A1 (en) * 2014-07-09 2016-01-14 Jaguar Land Rover Limited Vehicle control method
CN106488863A (zh) * 2014-07-09 2017-03-08 捷豹路虎有限公司 车辆控制方法
US10234024B2 (en) 2014-07-09 2019-03-19 Jaguar Land Rover Limited Vehicle control method
JP2016138632A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 いすゞ自動車株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の変速方法
JP2016138631A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 いすゞ自動車株式会社 自動変速機の制御装置及び自動変速機の変速方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4765914B2 (ja) 車両用パワートレーンの制御装置
US9446767B2 (en) Travel controller for vehicles
JPS63149235A (ja) 車両用無段変速機の制御装置
JP2005009395A (ja) 車両の制御装置
US9434390B2 (en) Vehicle control device and vehicle control method
JPH1148830A (ja) エンジン・自動変速機の総合制御装置
JP2005335702A (ja) 車両の制御装置
JPH08159269A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2004263741A (ja) 自動変速機のクラッチ締結制御装置
JP4047254B2 (ja) 自動変速機を備えた車両の制御装置
JPS60179566A (ja) 自動変速機のロツクアツプ制御装置
JP3759780B2 (ja) 無段変速機のロックアップ制御装置
JPH11321386A (ja) 自動変速機の変速制御装置及び自動変速機のキックダウン推定方法
JPH07247874A (ja) エンジンおよび自動変速機の制御装置
JP4817256B2 (ja) 自動変速機用制御装置
US11970990B1 (en) Control apparatus for vehicle
JPH0513861B2 (ja)
US11491968B2 (en) Control device of hybrid vehicle
JP4254277B2 (ja) 車両のロックアップクラッチ制御装置
JP3997750B2 (ja) 車両用エンジン制御装置
JP2891019B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP2007046630A (ja) 自動変速機の制御装置
JP3028790B2 (ja) エンジン・自動変速機の総合制御装置
JP2008014254A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2004197595A (ja) 自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403