JPH1148494A - 液体残量検出装置 - Google Patents

液体残量検出装置

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JPH1148494A
JPH1148494A JP28631997A JP28631997A JPH1148494A JP H1148494 A JPH1148494 A JP H1148494A JP 28631997 A JP28631997 A JP 28631997A JP 28631997 A JP28631997 A JP 28631997A JP H1148494 A JPH1148494 A JP H1148494A
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孝治 吉田
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篤 寺村
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佳央 高松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体の残量を広範囲に渡ってアナログ的に検
知することにより、液体の有無及び残量を正確に検出す
る液体残量検出装置を提供する。 【解決手段】 底部にコーナ部10aを有する光透過性
のタンク10にインク20を入れ、タンク10のコーナ
部10aに、投光部31及び受光部32を有するセンサ
30を斜めに配置し、タンク10のコーナ部10aに投
光部31からの光を上方から斜めに照射し、タンク10
の底部を透過して受光部32に入射する透過光の光量の
増減変化に基づいてタンク10内のインク20の残量を
測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の液体の量
の増減変化を連続的(アナログ的)に検知し、液体の有
無及び残量を正確に検出する液体残量検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】
<従来技術1>容器内の液体の量を検出する測定装置と
しては、一般的には図29に示すように、円形のパイプ
60内の液体70の液面をセンサ80で検出するものが
ある。液体70は量が増えるに連れて液面が上がるが、
その液面の有無をセンサ80で検出する。センサ80
は、投光部81と受光部82を有し、投光部81からの
光がパイプ60に照射され、受光部82での透過光によ
る受光量の変化によって、投光部81と受光部82を結
ぶ光軸より液面が上にあるのか下にあるのかが検出され
る。
【0003】一方、インクジェットプリンタ等に用いら
れるインクカートリッジ(容器)は、図30の(a)に
示すような矩形体の場合が多く、このインクカートリッ
ジ61内のインク(液体)70を検出する場合、図29
の構成から、図30の(a)のように、インクカートリ
ッジ61のコーナ部(ここでは曲線状のコーナ部)にセ
ンサ80を配置することが考えられる。つまり、投光部
81から液面に対して平行な光をインクカートリッジ6
1に照射し、インクカートリッジ61の内部を透過した
光を受光部82で受光し、その受光量の変化により、投
・受光部81,82を結ぶ光軸位置より液面が上か下か
を検出する。 <従来技術2>インクジェットプリンタ等に用いられる
インクカートリッジ内のインクを検知する一例を図31
に示す。ここでは、それぞれ内部にスポンジ63を収容
した上でインクを入れたタンク1,2,3,4が配置さ
れ、これらタンク1〜4でカートリッジ62が構成され
る。タンク1〜4のスポンジ63はインクにより湿って
いる(インクに浸っている)。カートリッジ62はプリ
ントヘッド側に設けられ、X方向に移動可能であり、反
射型のセンサ90はプリンタ本体側に設置されており、
カートリッジ62を移動させることで、1個のセンサ9
0でタンク1〜4のインクの有無を検出している。
【0004】ここでは、センサ90により各タンク1〜
4の底部に光を照射し、反射された光を受光し、その反
射率に基づいてタンク1〜4のインクの有無を検出して
いる。つまり、インクに浸ったスポンジ63と乾燥状態
のスポンジ63の反射率の違いにより、インクの有無を
検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
<課題1>図29や図30の(a)に示すような構成の
測定装置では、液体70の液面を検知するだけであり、
液体70の有無という2値信号を検出しているに過ぎな
い。即ち、図30の(b)において、センサ80の投光
部81及び受光部82は、それぞれ投光レンズ83及び
受光レンズ84を有するが、それによる検知可能範囲は
最大でも両レンズ83,84の径Dまでであり、液体7
0の残量を広範囲に渡って連続的(アナログ的)に検知
することは困難である。<課題2>図31において、カ
ートリッジ62は印刷物の厚さ等の理由でY方向やZ方
向にも移動させなければならないことがあったり、セン
サ90の光量低下や投光・受光レンズの汚れ等が起こっ
たりして、センサ90から得られる出力が変動し易い。
このような場合、もともとインク有とインク無の出力比
率が小さいことも相まって、インクの有無を安定して正
確に検出することが困難となる。
【0006】このことを図32を用いて詳しく説明す
る。図32の(a)において、タンク2にはインクが有
り、タンク1にはインクが無いとすると、タンク1の出
力が低レベルに、タンク2の出力が高レベルになり、タ
ンク1,2からそれぞれ得られるセンサ出力には差があ
り、双方の出力間にスレッショルド値を設定しておけ
ば、初期状態に変化がなければインクの有無を正確に検
出できる。
【0007】しかしながら、カートリッジ62とセンサ
90との間の距離変動、センサ90の光量低下、投光・
受光レンズの汚れ等が起こって、初期状態が変化する
と、タンク1,2のセンサ出力はそれぞれ低下すること
になる〔図32の(b)参照〕。このとき、スレッショ
ルド値が初期のまま一定であると、タンク2からのセン
サ出力がスレッショルド値を下回ることがある。この場
合、本来ならタンク2にはインクが有るにもかかわら
ず、インク無と判断してしまう誤判定が生じる。
【0008】又、反射型のセンサ90は、光照射対象物
(インク)の色の影響を受け易く、それによりインクの
有無の検出が不安定になる。例えば、濃い色(黒系の
色)の場合はインクに吸収される光量が多くなり、淡い
色(白系や黄系の色)の場合はインクで反射される光量
が多くなるので、インクの色によって検出感度が異なっ
てくる。 <課題3>図29や図30の(a)に示すような構成の
測定装置の場合、液体(インク)70の有無という2値
信号を検出しているため、つまりインク70の有無をデ
ジタル的に判断しているため、インクカートリッジ61
の内壁に付着したインク滴に対して、インク70が有る
のか、或いは単にインクが1滴だけ付着しているだけな
のかを、正確に判定できないという問題がある。
【0009】例えば、上記測定装置では、インク70の
有無を図33に示すようなフロー図に従って判定してい
る。ステップ(以下、STと略す)21において、セン
サ80でインク70の液面を測定し、その測定値(検出
信号)の高低を判定し(ST22)、測定値が低い場合
はインク無と判定し(ST23)、測定値が高い場合は
インク有と判定している(ST24)。しかし、このよ
うなアルゴリズムでは、インクカートリッジ61の内壁
にインク滴が付着しているだけであっても、インク70
が有ると誤判定してしまうことがある。
【0010】この発明は、そのような課題1,2,3に
着目してなされたもので、液体の残量を広範囲に渡って
アナログ的に検知すること、液体の有無及び残量を正確
に検出すること、液滴と液体を正確に識別することを実
現する液体残量検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の液体残量検出装置は、底部にコ
ーナ部を有し、液体を貯蔵する光透過性の容器と、この
容器底部のコーナ部に配置され、投光部及び投光部から
の光を受光する受光部を有するセンサとを備え、容器底
部のコーナ部に投光部からの光を斜めに照射し、容器内
を透過して受光部に入射する透過光の光量の増減変化に
基づいて容器内の液体の残量を測定することを特徴とす
る。
【0012】又、請求項2の液体残量検出装置は、液体
を貯蔵する光透過性の容器と、投光部及び投光部からの
光を受光し、受光スポットの位置を検出する受光部を有
するセンサとを備え、容器に投光部からの光を水平面に
対して斜めに照射し、容器内を透過して受光部に入射す
る透過光の光軸の上下変化に基づいて容器内の液体の残
量を測定することを特徴とする。
【0013】請求項1の装置では、容器底部のコーナ部
に投光部からの光を斜めに照射し、容器内を透過して受
光部に入射する透過光の光量の増減変化に基づいて容器
内の液体の残量を測定するので、また請求項2の装置で
は、容器に投光部からの光を水平面に対して斜めに照射
し、容器内を透過して受光部に入射する透過光の光軸の
上下変化に基づいて容器内の液体の残量を測定するの
で、いずれも液体の残量を広範囲に渡ってアナログ的に
検出でき、それにより液体の有無及び残量を正確に検出
できる。
【0014】他方、請求項5の液体残量検出装置は、液
体を貯蔵する光透過性の容器と、液体有の基準用となり
得る容器と、液体無の基準用となり得る容器と、投光部
及び受光部を有し、容器に投光部からの光を照射し、容
器からの反射光を受光部で受光する反射型のセンサとを
備え、液体有の基準用容器と液体無の基準用容器からそ
れぞれ得られるセンサ出力を相対出力として容器内の液
体の有無を判定することを特徴とする。
【0015】請求項5の装置では、反射型のセンサに液
体有の基準用容器と液体無の基準用容器を組合せ、液体
有の基準用容器と液体無の基準用容器からそれぞれ得ら
れるセンサ出力を相対出力として容器内の液体の有無を
判定するので、液体の有無を正確に検出できる。なお、
上記請求項1及び請求項2の構成において、液体の残量
を測定することは、次の〜を含む。 液体の量をアナログ的に検出すること これは、液体の量を連続的に検出(測定)することであ
り、例えば15ccの容量の容器で、液体残量3〜1c
c間をアナログ信号で出力する。 液体の残量低下をアナログ的に検出すること これは、液体残量を連続的に検出(測定)することであ
り、例えば15ccの容量の容器で、液体残量2〜0c
c間をアナログ信号で出力する。 液体の残量低下をデジタル的に検出すること これは、液体残量を多段階的に検出することであり、例
えば15ccの容量の容器で、液体残量2〜0cc間を
0.2cc刻みで(デジタル信号で)出力する。 液体が所定量残っているかどうかを検出すること これは、2値の出力であり、例えば液体残量が0.5c
cよりも多いときは信号を出力し、0.5cc以下にな
ったら信号を出力しない。 液体が所定量以上あるかどうかを検出すること これも、2値の出力であり、例えば液体残量が0.5c
cよりも多いときは信号を出力せず、0.5cc以下に
なったときに始めて信号を出力する。なお、とは出
力の仕方が異なるだけで、結果は同じである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。図1は、一実施形態の液体残量検出装置
の基本概念を示す概略構成図である。図1に示す光透過
性の容器(タンク)10は、図30の(a)のタンク6
1の立てる向きを変えたもので(図2参照)、タンク1
0の矢印A側が上側であり、中の光透過性の液体(イン
ク)20が矢印B方向に減り、タンク10の底部のコー
ナ部10aにセンサ30が斜めに固定・配置されてい
る。センサ30は、投光部31と受光部32がタンク1
0のコーナ部10aを挟んで対向するように位置決めさ
れている。従って、センサ30の投光部31からの光
は、タンク10のコーナ部10aに上方から斜めに入射
し、タンク10の底部を斜めに通過して受光部32に入
射する。なお、タンク10のコーナ部10aは、ここで
は曲線状であるが、これは直角状でもよく、液体20の
有無で光の屈折が生じ、その光屈折を検出できるような
形状であればよい。
【0017】このような構成の装置をインクジェットプ
リンタ等に適用する場合は、図3に示すようにする。こ
こでは、それぞれスポンジ(図示せず)を収容すると共
に、4つの異色のインクをそれぞれ入れたタンク1〜4
で、インクカートリッジ12が構成される。但し、スポ
ンジは必ずしも収容する必要はなく、スポンジ無しのタ
ンク1〜4であってもよい。インクカートリッジ12は
プリントヘッド側に取付けられ、矢印方向に一体に移動
可能である。センサ30はプリンタ本体側に設置され、
各タンク1〜4の底部のコーナ部に光を照射し、その透
過光を受光するようになっている。
【0018】この場合、インクカートリッジ12の移動
により複数(4つ)のタンク1〜4における各インクの
有無及び残量を1個のセンサ30で検出することができ
る。又、光学的な屈折現象を利用するので、インクの色
(濃淡)の影響を受け難く、インクの色にかかわらず、
インクの有無及び残量を正確に検出することができる。
因みに、図29及び図30の(a)に示すような検出概
念を採用した装置の場合は、各タンク毎に1個のセンサ
が必要であり、図31のように反射型のセンサを用いる
場合は、インクの色による影響を受け易い。
【0019】このようなタンク及びセンサ30の配置に
より、タンク内のインクの残量とセンサ30の出力変化
との関係は、図4のようになる。図4において、直線
が実施形態の構成で得られる出力変化で、直線が図3
0の(a)の構成で得られる出力変化である。それによ
ると、同じ出力変化幅であっても、直線の出力変化
(傾斜部分a)が直線の出力変化(傾斜部分b)より
緩やかであり、インク残量の変化を広範囲に連続的に検
出できることが分かる。即ち、従来の構成がデジタル的
検出であるのに対し、この実施形態の構成はアナログ的
検出となる。
【0020】次に、上記装置の検出作用について図5〜
図7(部分拡大断面図)を参照して説明すると共に、図
1の構成での検出概念を図8に示す。なお、図中の矢印
“上”がタンク11の上側であることを示す。又、セン
サ30は、投光部31からの光Lがタンク11の底部の
コーナ部に上方から斜めに入射し、投光部31に対向す
る受光部32がタンク11を透過した光Lを受光するよ
うに位置決めされている。
【0021】図5においてタンク11がインク20で十
分に充填されている場合、投光部31からの光Lは、タ
ンク11で屈折して内部のインク20に入射し、そのま
まインク20を直線的に通過し、タンク11から出射す
るときに再度屈折する。この場合、タンク11から出た
光Lは、受光部32に殆ど入射せず、受光部32では受
光を検知しない。これに基づき、インク20がタンク1
1内に十分入っていると判断する〔図8の(a)参
照〕。
【0022】図5の状態で、インク20が徐々に減り、
その液面が下がると、やがて図6のような状態になる。
すると、光Lは、タンク11で2回屈折して内部に入
り、内部の空間を直進し、インク20で屈折し、更にタ
ンク11で屈折して、タンク11から出射する。この場
合は、光Lの一部が受光部32に徐々に入射するように
なるので、受光部32は少量の受光を検知する。この状
態のときは、まだタンク11内にインク20は残ってい
るが、その残量が少ないと判断する〔図8の(b)参
照〕。
【0023】図7のようにタンク11内のインク20が
完全に無くなると、光Lは、タンク11への入射時に2
回、出射時にも2回屈折し、受光部32に全面入射し、
受光部32は多量の受光を検知する。それにより、タン
ク11内のインク20が完全に無くなったと判断する
〔図8の(c)参照〕。この検出作用から明らかなよう
に、実施形態の装置は、タンク11、タンク11内の空
気及びインク20の各々の光の屈折現象を利用するもの
で、その屈折現象を有効に活用するために、タンク11
の底部のコーナ部に光Lを照射している。このような構
成とすることで、タンク11内のインク20の残量の増
減変化を広範囲に渡って連続的に検知することができ、
インク20の有無は勿論のこと、その残量をアナログ的
に検出できる。
【0024】別実施形態の液体残量検出装置を図9に概
略的に示す。図9は、インクジェットプリンタ等のイン
クカートリッジ12を示し、インクカートリッジ12
は、タンク1〜4の他に、インクを入れていないインク
無の基準タンク5と、インクを充填したインク有の基準
タンク6とを有し、タンク5,6は、それぞれタンク
1,4の両側に配置されている。なお、図9ではタンク
6についてのみスポンジ13が示されているが、全ての
タンク1〜6には、それぞれスポンジが収容されてい
る。
【0025】ここでは、説明を分かり易くするために、
タンク5,6は、タンク1〜4と同一形状・構造のもの
であるが、タンク1〜4と連動すると共に反射型のセン
サ40で検知できる位置に在ればよく、小サイズの相当
品とすることで設置スペースを少なくすることも可能で
ある。例えば、図10では、タンク4が図示のような形
状であり、インク無の基準タンク5がタンク1の横に配
置され、インク有の基準タンク6がタンク4の下部に配
置されている。
【0026】いずれの場合も、タンク1〜6で構成され
るインクカートリッジ12は、プリントヘッド側に取付
けられ、矢印方向に移動可能である。投光部及び受光部
を有する反射型のセンサ40は、プリンタ本体側に設置
され、各タンク1〜6の底部に光を照射し、その反射光
を受光するようになっている。この装置は、図31に示
す従来の装置と比べると、インク無の基準タンク5とイ
ンク有の基準タンク6とを有する点で異なる。従って、
インク無及びインク有の基準タンク5,6を利用すれ
ば、図11及び図12に示すような検出を行うことがで
きる。
【0027】即ち、図11において、インク有の基準タ
ンク6から得られるインク有基準の出力、インクが有る
タンク2の出力、インク無の基準タンク5から得られる
インク無基準の出力、インクが無いタンク1の出力が、
それぞれ図示のようなレベルにあるとする。又、インク
有基準の出力レベルを出力1、インク無基準の出力レベ
ルを出力2とする。ここで、インクの有無の判定基準と
なるスレッショルド値を(出力1+出力2)÷2とすれ
ば、スレッショルド値は出力1と出力2の中間に位置す
るので、インクの有無を検出できる。
【0028】一方、初期状態の変化、即ちカートリッジ
12とセンサ40との間の距離変動、センサ40の光量
低下、投光・受光レンズの汚れ等が起こると、図12に
示すように、タンク1,2,5,6のセンサ出力はそれ
ぞれ低下することになる。スレッショルド値が初期状態
のままで一定であると、前記したように誤判定が起こり
得るが、出力が変動しても出力1と出力2との中間値を
スレッショルド値とすれば、出力変動に応じてスレッシ
ョルド値も相対的に変化するので、インクが有るタンク
に対してインク無と判断する誤判定が生じなくなる。従
って、タンク内のインクの有無を正確に検出できる。
【0029】図1や図3等に示す装置は、前記したよう
に液体(インク)の残量をアナログ的に検出するため
に、光量をアナログ的に検知するA/Dコンバータ等を
使用している。このA/Dコンバータから得られるアナ
ログ量の大小から液滴と液体を正確に識別することが可
能となる。そのアルゴリズムを図13に示す。まず、S
T1において容器(タンク)のインクの残量について測
定し、その測定値の高低を判定する(ST2)。測定値
が低ければ、タンク内にインクは無いと判定する(ST
3)。
【0030】これに対し、測定値が高ければ、その測定
値をメモリ1に記憶する(ST4)。次いで、タンクを
動かすのであるが(ST5)、インクジェットプリンタ
においては、インクカートリッジを移動させれば、各タ
ンクを動かすことができる。タンクを動かした後は、再
びインクの残量について測定し(ST6)、その測定値
をメモリ2に記憶する(ST7)。そして、メモリ1と
メモリ2の出力差を求め、その出力差の大小を判定する
(ST8)。出力差が小さい場合は、タンクの移動前後
によっても出力に大差がないので、タンク内にインクが
十分に充填されている(インク有)と判定する(ST
9)。出力差が大きい場合は、タンクの移動前後によっ
て出力に大差が生じたので、タンクの内壁にインク滴が
付着していた(インク無)と判定する(ST10)。
【0031】このフロー図によれば、特にインクジェッ
トプリンタでは、印字に伴いインクカートリッジが頻繁
に移動していることを利用し、移動前後の出力を比較す
ることにより、インクの有無をより判断し易くすること
ができる。つまり、移動前後の出力変化が大きければ、
インク滴が移動時の加速度により移動したと判断でき、
移動前後の出力変化が小さければ、インク滴が移動して
いない(インク滴ではなく液体のインクである)と判断
する。
【0032】図14は、更に別実施形態の液体残量検出
装置の基本概念を示す概略構成図である。図1に示す実
施形態は、タンク10のコーナ部10aに光を斜めに照
射するものであるが、図14の実施形態は、タンク10
の一方の側面から他方の側面に向けて水平面(インク2
0の液面)に対して光を斜めに照射するものである。図
14に示す光透過性のタンク10は普通のもので、中の
光透過性のインク20が矢印B方向に減り、タンク10
の一方の側面から他方の側面にわたって延びるセンサ3
5が固定・配置されている。センサ35は、投光部36
と受光部37がタンク10を挟んで対向するように位置
決めされている。従って、センサ35の投光部36から
の光は、タンク10の一方の側面に斜めに入射し、他方
の側面を通過して受光部37に入射する。
【0033】センサ35の受光部37に、透過光の光軸
の上下変化〔受光素子上の受光スポットの位置変化(重
心変化等)〕を検出する素子(PSD:Position Sensi
tiveLight Detector )50を用いた場合における信号
処理例を示すブロック図を図15に示す。このブロック
図では、PSD50からの信号がそれぞれアンプ51,
52により増幅されて出力v1,v2となり、この増幅
信号がA/D変換器53,54でデジタル信号に変換さ
れ、一方がv1+v2信号55とされ、演算器56で所
定の演算〔v2(v1)/(v1+v2)〕が行われ、
その値が出力される。なお、演算式は、図15に示す例
の他に、次の例もある。
【0034】 ・v2/v1 ・(v1−v2)/(v1+v2) ・(v2−v1)/(v2+v1) 又、例えばインクの残量低下を報知するために、演算器
56からの出力を基準値と比較して2値化(デジタル
化)してもよい。
【0035】図15に示すような受光信号の処理によ
り、タンク10内の液体(インク20)の残量と出力変
化との関係は、図16に示すように反比例することにな
る(但し、図16では綺麗な直線になっているが、実際
には完全な直線にはならない)。これにより、液体の残
量変化を広範囲に連続的に検出することができる。即
ち、従来の構成がデジタル的検出であるのに対し、この
実施形態の構成はアナログ的検出となる。なお、ここで
は、受光部37にPSD50を使用しているが、多分割
PD(Photo Diode 、ラインセンサ)、CCD(Charge
Coupled Device 、一次元イメージセンサ)等を用いて
もよい。
【0036】次に、上記装置の検出作用について図17
〜図20(部分拡大断面図)を参照して説明すると共
に、図14の構成での検出概念を図21に示す。センサ
35は、投光部36からの光Lがタンク11の一方の側
面から上方斜めに入射し、投光部36に対向する受光部
37がタンク11を透過した光Lを受光するように位置
決めされている。又、受光部37の受光素子の大きさ
は、投光部36の投光レンズの径と同じであり、受光素
子の前にはレンズ若しくはピンホールが設けられてい
る。なお、投光部36を上側に、受光部37を下側に配
置し、光Lの入射方向を下方斜めとしてもよい。
【0037】図17においてタンク11がインク20で
十分に充填されている場合(図14のインク液面20a
参照)、投光部36からの光Lは、タンク11で屈折し
て内部のインク20に入射し、そのままインク20を直
線的に通過し、タンク11から出射するときに再度屈折
する。この場合、タンク11から出た光Lは、受光部3
7の上部に入射する。これに基づき、インク20がタン
ク11内に十分入っていると判断する〔図21の(a)
参照〕。
【0038】図17の状態で、インク20が徐々に減
り、その液面が下がると、やがて図18のような状態に
なる(図14のインク液面20b参照)。すると、光L
は、タンク11で屈折してそのまま内部のインク20を
直進し、インク20の液面で屈折し、更にタンク11で
2回屈折して出射する。この場合は、光Lは受光部37
の下部に徐々に入射するようになる。この状態のとき
は、まだタンク11内にインク20は残っているが、そ
の残量が少ないと判断する〔図21の(b)参照〕。
【0039】図19のようにタンク11内のインク20
の液面付近に光Lが入射するようになると、光Lの一部
は、タンク11への入射時に2回、出射時にも2回屈折
し、受光部37に全く入射しない。光Lの残部は、図1
8の状態と同様に屈折してタンク11を出射し、受光部
37の下部に入射する。それにより、タンク11内のイ
ンク20が殆ど無くなったと判断する〔図21の(c)
参照〕。
【0040】図20のようにタンク11内のインク20
が更に減ると(図14のインク液面20c参照)、光L
は、タンク11への入射時に2回、出射時にも2回屈折
し、受光部37に全く入射しない。この場合は、光Lの
受光量も併せて判断処理することにより、タンク11内
のインク20の残量が一定量以下であると判断できる。
【0041】この検出作用から明らかなように、この実
施形態の装置は、前記実施形態と同様に、タンク11、
タンク11内の空気及びインク20の各々の光の屈折現
象を利用するもので、その屈折現象を有効に活用するた
めに、タンク11の側面に光Lを水平面(インク20の
液面)に対して斜めに照射している。このような構成と
することで、タンク11内のインク20の残量の増減変
化を広範囲に渡って連続的に検知することができる上
に、インク20の液量が一定範囲量以上であるのか以下
であるのかをも検知することができ、インク20の有無
は勿論のこと、その残量をアナログ的に正確に検出でき
る。又、光学的な屈折現象を利用し、光の位置を検知し
ていることで、液体の色(濃淡)の影響を受け難く、液
体の色にかかわらず、液体の残量を正確に検出すること
ができる。
【0042】なお、図14の構成で、より正確に液体の
残量を検出するには、投光部から受光部に向けての光L
の照射位置を図21の(a)に斜線で示すようにすれば
よい。斜線領域は光Lの光束を表し、その光束の下部境
界がタンク10の内部底面のエッジPを通過するように
光束の入射方向を調整する。この場合は、タンク10内
のインク20が完全に無くなったか否かを正確に検出で
きる。
【0043】センサ35の受光部37に2分割PD57
を用いた場合における信号処理例を示すブロック図を図
22に示す。このブロック図では、各PD1,2からの
信号がアンプ51,52で増幅され、その出力v1,v
2がA/D変換器53,54でデジタル信号に変換さ
れ、演算器56で例えば(v1−v2)の演算が行われ
る。勿論、演算には他の方法もあり、演算器56からの
出力を基準値と比較して2値化(デジタル化)してもよ
い。
【0044】図22のような受光信号の処理により、タ
ンク10内の液体(インク20)の残量と出力変化との
関係は、図23に示すようになる。図23において、実
線が受光部に2分割PDを用いて、上記信号処理で得ら
れる出力変化で、破線が受光部にPDを用いて得られる
出力変化である。それによると、出力変化が得られる液
体残量範囲が同じであっても、実線の出力変化(変化幅
c)が破線の出力変化(変化幅d)より大きく、インク
残量を更に高分解能で検出できることが分かる。
【0045】図14の構成の装置をインクジェットプリ
ンタ等に適用する場合は、図24に示すようにする。こ
こでも、4つの異色のインクをそれぞれ入れたタンク1
〜4で、インクカートリッジ12が構成される。インク
カートリッジ12はプリントヘッド側に取付けられ、矢
印方向に一体に移動可能である。センサ35はプリンタ
本体側に設置され、各タンク1〜4の一方の側面から他
方の側面に水平面(インク液面)に対して光を斜めに照
射し、その透過光を受光するようになっている。
【0046】この場合、インクカートリッジ12の移動
により複数(4つ)のタンク1〜4における各インクの
有無及び残量を1個のセンサ35で検出することができ
る。又、光学的な屈折現象を利用するので、インクの色
(濃淡)の影響を受け難く、インクの色にかかわらず、
インクの有無及び残量を正確に検出することができる。
【0047】プリンタヘッドの具体例を図25の(a)
に示す。このプリンタヘッドにおいて、インクホルダ1
5は記録ヘッド16を有し、走査レール17に沿って矢
印方向に移動可能である。インクホルダ15には、4つ
のタンクで構成されるインクカートリッジ12が収容さ
れる。インクカートリッジ12の各タンクに対応して、
インクホルダ15の背面及び底面には、それぞれ貫通穴
15a,15bが形成されている。貫通穴15a,15
bは、図25の(b)に示すように肉壁を斜めに貫通し
ており、投光部と受光部が貫通穴15a,15bを通じ
て対向するように位置決めされる。例えば、投光部から
の光が貫通穴15aを通過し、タンクのコーナ部を斜め
に透過し、貫通穴15bを通過して受光部に入射する。
勿論、貫通穴15bから貫通穴15aに向けて光を照射
してもよい。
【0048】図26は、別のプリンタヘッドにおけるイ
ンクホルダ18を示す。このインクホルダ18は、2つ
のタンクを収容するもので、前面及び底面に開口18
a,18bを有する。この開口18a,18bを利用す
ることで、投光部からの光をタンクに照射し、透過光を
受光部で受光することができる。この場合は、開口18
a,18bを利用すれば、図1のようにタンクのコーナ
部に光を照射することができるし、開口18aと背面の
空間を利用すれば、図14のようにタンクの一方の側面
から他方の側面に向けて光を照射することができる。
【0049】なお、光をタンクのコーナ部に照射する場
合、図27に示すように、投光部31とタンク10の底
面との距離y及び受光部32とタンク10の側面との距
離xを長短に変えることにより、液体の残量検出範囲を
変えることができる。但し、距離x,yは等しい場合
(タンク10に対する入射角が45°の場合)でも、異
なる場合(タンク10に対する入射角が45°でない場
合)でもよい。又、投光に赤外領域光を用いることで、
インクの色による透過減衰の影響を抑えることができ
る。即ち、赤外光は例えば赤色光に比べて、黄色イン
ク、赤色インク、青色インク、黒色インクの全てにおい
て、インク残量に対する出力変化が大きい。
【0050】更に、光をタンクの一方の側面から他方の
側面に向けて照射する場合、図28に示すように、入射
角θを適切に設定することが重要である。図28の
(a)において、タンク10の下側から上側に向けて光
を斜めに照射するときは、水平面(インク20の液面)
と投光との成す入射角θを深くする必要がある。具体的
に入射角θは、インク20やタンク10の屈折率にもよ
るが、約65°以上(且つ90°より小さい)であるこ
とが好ましい。図28の(b)において、タンク10の
上側から下側に向けて光を斜めに照射するときは、イン
ク20の液面と投光との成す入射角θを浅くする必要が
ある。具体的に入射角θは、インク20やタンク10の
屈折率にもよるが、約25°以下(且つ0°より大き
い)であることが好ましい。
【0051】上記各実施形態において、前記したよう
に、投光部及び受光部の位置を反対にしても構わない。
即ち、光をタンクのコーナ部に斜めに照射する場合、或
いは光をタンクの一方の側面から他方の側面に向けて斜
めに照射する場合のいずれでも、投光部を上側に、受光
部を下側に配置して、光を下方に向けて照射してもよい
し、反対に投光部を下側に、受光部を上側に配置して、
光を上方に向けて照射してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の装置に
よれば、容器底部のコーナ部に投光部からの光を斜めに
照射し、容器内を透過して受光部に入射する透過光の光
量の増減変化に基づいて容器内の液体の残量を測定する
ので、また請求項2の装置によれば、容器に投光部から
の光を水平面に対して斜めに照射し、容器内を透過して
受光部に入射する透過光の光軸の上下変化に基づいて容
器内の液体の残量を測定するので、いずれも液体の残量
を広範囲に渡ってアナログ的に検出でき、それにより液
体の有無及び残量を正確に検出できる。
【0053】請求項3の装置によれば、初期状態が変化
しても(容器とセンサとの距離の変動、センサの光量低
下、センサの投光面・受光面の汚れ等が起こっても)、
容器内の液体の有無及び残量をより正確に検出すること
ができる。請求項4の装置によれば、液滴と液体を正確
に識別できるので、液体の有無をより正確に検出するこ
とができる。
【0054】請求項5の装置によれば、反射型のセンサ
に液体有の基準用容器と液体無の基準用容器を組合せ、
液体有の基準用容器と液体無の基準用容器からそれぞれ
得られるセンサ出力を相対出力として容器内の液体の有
無を判定するので、液体の有無を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る装置の基本概念を示す概略構
成図である。
【図2】図1の基本概念の構成におけるタンクの斜視図
である。
【図3】同実施形態の装置をインクジェットプリンタに
適用した場合の概略構成図である。
【図4】図1の構成と図15の(a)の構成により得ら
れるインク残量とセンサの出力変化との関係を示す図で
ある。
【図5】同実施形態の装置の検出作用を説明する図であ
って、インクがタンクに十分に充填された状態の部分拡
大断面図である。
【図6】同実施形態の装置の検出作用を説明する図であ
って、タンク内のインクが少ない状態の部分拡大断面図
である。
【図7】同実施形態の装置の検出作用を説明する図であ
って、インクがタンクに無い状態の部分拡大断面図であ
る。
【図8】図1の構成の装置での検出概念を示す図であっ
て、タンクにインクが十分に充填された状態の部分断面
図(a)、タンク内のインクが少ない状態の部分断面図
(b)、インクがタンクに無い状態の部分断面図(c)
である。
【図9】別実施形態に係る装置の概略構成を示す図であ
る。
【図10】別実施形態に係る別の装置の概略構成を示す
図である。
【図11】図9又は図10の装置において、初期状態が
変化しないときの検出作用を説明する図である。
【図12】図9又は図10の装置において、初期状態が
変化したときの検出作用を説明する図である。
【図13】図1の構成を有する装置において、インク滴
とインクを識別する検出動作を説明するフロー図であ
る。
【図14】更に別実施形態に係る装置の基本概念を示す
概略構成図である。
【図15】図14の構成の装置で受光部にPSDを用い
た場合の信号処理例を示すブロック図である。
【図16】図15の信号処理により得られる液体残量と
出力変化との関係を示す図である。
【図17】同実施形態の装置の検出作用を説明する図で
あって、インクがタンクに十分に充填された状態の部分
拡大断面図である。
【図18】同実施形態の装置の検出作用を説明する図で
あって、タンク内のインクが少ない状態の部分拡大断面
図である。
【図19】同実施形態の装置の検出作用を説明する図で
あって、インクがタンクに残り少ない状態の部分拡大断
面図である。
【図20】同実施形態の装置の検出作用を説明する図で
あって、インクがタンクに更に残り少ない状態の部分拡
大断面図である。
【図21】図14の構成の装置での検出概念を示す図で
あって、タンクにインクが十分に充填された状態の部分
断面図(a)、タンク内のインクが少ない状態の部分断
面図(b)、インクがタンクに残り少ない状態の部分断
面図(c)である。
【図22】図14の構成の装置で受光部に2分割PDを
用いた場合の信号処理例を示すブロック図である。
【図23】図22の信号処理により得られる液体残量と
出力変化との関係を示す図である。
【図24】複数のタンクを1つのセンサで検出する場合
の概略構成を示す図である。
【図25】図24の構成を具体化したプリンタヘッドの
一例を示す斜視図(a)、インクホルダの貫通穴を示す
部分拡大断面図(b)である。
【図26】図24の構成を具体化したプリンタヘッドの
別例を示す斜視図である。
【図27】光をタンクのコーナ部に斜めに照射する場合
の投光部及び受光部の位置を説明する図である。
【図28】光をタンクの一方の側面から他方の側面に上
方に向けて斜めに照射する場合の投光の入射角を示す図
(a)、光をタンクの一方の側面から他方の側面に下方
に向けて斜めに照射する場合の投光の入射角を示す図
(b)である。
【図29】従来例に係る装置の基本構成を示す図であ
る。
【図30】従来例に係る別の装置の基本構成を示す図
(a)、及びその装置のセンサ構造を示す図(b)であ
る。
【図31】従来例に係る更に別の装置の概略構成を示す
図である。
【図32】図31の装置の検出作用を説明する図であ
る。
【図33】図30の構成を有する装置の検出動作を説明
するフロー図である。
【符号の説明】
5 インク無の基準タンク 6 インク有の基準タンク 10,11 タンク(容器) 10a コーナ部 12 インクカートリッジ 15,18 インクホルダ 20 インク(液体) 30,35 センサ 31,36 投光部 32,37 受光部 40 反射型のセンサ L 光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部にコーナ部を有し、液体を貯蔵する光
    透過性の容器と、この容器底部のコーナ部に配置され、
    投光部及び投光部からの光を受光する受光部を有するセ
    ンサとを備え、容器底部のコーナ部に投光部からの光を
    斜めに照射し、容器内を透過して受光部に入射する透過
    光の光量の増減変化に基づいて容器内の液体の残量を測
    定することを特徴とする液体残量検出装置。
  2. 【請求項2】液体を貯蔵する光透過性の容器と、投光部
    及び投光部からの光を受光し、受光スポットの位置を検
    出する受光部を有するセンサとを備え、容器に投光部か
    らの光を水平面に対して斜めに照射し、容器内を透過し
    て受光部に入射する透過光の光軸の上下変化に基づいて
    容器内の液体の残量を測定することを特徴とする液体残
    量検出装置。
  3. 【請求項3】前記容器の他に、液体有の基準用となり得
    る容器と、液体無の基準用となり得る容器とを配置し、
    液体有の基準用容器と液体無の基準用容器からそれぞれ
    得られるセンサ出力を相対出力として容器内の液体の残
    量を測定することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の液体残量検出装置。
  4. 【請求項4】前記受光部に入射する透過光の光量の増減
    変化に係るアナログ量により、容器内の液滴と液体を識
    別することを特徴とする請求項1記載の液体残量検出装
    置。
  5. 【請求項5】液体を貯蔵する光透過性の容器と、液体有
    の基準用となり得る容器と、液体無の基準用となり得る
    容器と、投光部及び受光部を有し、容器に投光部からの
    光を照射し、容器からの反射光を受光部で受光する反射
    型のセンサとを備え、液体有の基準用容器と液体無の基
    準用容器からそれぞれ得られるセンサ出力を相対出力と
    して容器内の液体の有無を判定することを特徴とする液
    体残量検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155603A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Olympus Corp 液体ポンプ及びこれを備えたインクジェットプリンタ
JP2017146226A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
JP2020128061A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP2020128059A (ja) * 2019-02-12 2020-08-27 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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