JPH1148462A - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置

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JPH1148462A
JPH1148462A JP9204812A JP20481297A JPH1148462A JP H1148462 A JPH1148462 A JP H1148462A JP 9204812 A JP9204812 A JP 9204812A JP 20481297 A JP20481297 A JP 20481297A JP H1148462 A JPH1148462 A JP H1148462A
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JP
Japan
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ink
density
inks
recording
ink jet
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JP9204812A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Nakajima
芳紀 中島
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃,淡インクを用いるインクジェット記録方
法において、記録ヘッドの吐出口毎の吐出特性の違いに
起因したスジ等の濃度むらを低減する。 【解決手段】 記録に用いるインクのうち、シアンとマ
ゼンタについては、通常の濃度を有するレギュラーイン
クと、それより濃度の低い淡インクを用いる場合に、そ
れぞれシアン淡インクおよびマゼンタ淡インクを被記録
媒体に対し浸透性の高いインクとする。これにより、淡
インクのみあるいは濃,淡インクの双方が用いられる濃
度域の記録で、上記吐出特性の違いでドットが本来の位
置に形成されない場合でも、高い浸透性によりその形成
されるドットを大きなものとすることができ、上記ドッ
ト位置ずれによる余白を生めてスジの発生を抑制でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
方法およびインクジェット記録装置に関し、詳しくは同
一色調について濃度の異なるインクを用いて記録を行う
インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来、紙、布、プラスチック、OHP用シ
ート等の被記録媒体(以下単に記録紙ともいう)に対し
て記録を行うインクジェット記録装置は、高密度かつ高
速な記録動作が可能である等、種々の利点を有し、情報
処理システムの出力手段、例えば複写機、ファクシミ
リ、電子タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークステ
ーション等における出力機器としてのプリンタ、あるい
はパーソナルコンピュータ、ホストコンピュータ、光デ
ィスク装置、ビデオ装置等に具備されるハンディーまた
はポータブルプリンタとして利用され、かつ商品化され
ている。この場合、インクジェット記録装置は、これら
の装置固有の機能、使用形態等に対応した構成をとる。
【0003】一般に普及しているインクジェット記録装
置は、記録ヘッドおよびインクタンクを搭載するキャリ
ッジと、記録紙を搬送する紙送り機構と、これらを制御
するための制御回路とを具備する。そして、複数の吐出
口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送
方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシ
リアルスキャンをさせ、一方、この各スキャンの間に記
録紙を所定量で搬送することにより記録を行うものであ
る。
【0004】この記録方式は、記録信号に応じてインク
を記録用紙上に吐出させて記録を行うものであり、ラン
ニングコストが安価であり、また、騒音の小さい記録方
式として広く用いられている。また、インクを吐出する
複数の吐出口が副走査方向に配列された記録ヘッドを用
いることにより、記録ヘッドが記録用紙上を走査するこ
とで吐出口の数に対応した幅の記録がなされる。そのた
め、記録動作の高速化を達成することが可能である。
【0005】さらに、昨今ではこのような記録ヘッドを
3色もしくは4色分搭載し、フルカラーの画像形成が可
能な装置が実用化されている。この装置は、例えばイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の3原色ま
たはこれら3原色にブラック(B)を含めた4色に対応
する3種類または4種類の記録ヘッドおよびインクタン
クを搭載するものである。
【0006】ところで、以上のようなインクジェット記
録方式によって、普通紙にカラー画像を形成する場合、
黒色、イエロー、マゼンタおよびシアン等の各色間のイ
ンクにじみ防止と、黒画像の高濃度化およびフェザリン
グの防止とは一般に相反する課題であるため、にじみや
フェザリングがなく高濃度の画像を得ることは比較的困
難であることが知られている。
【0007】すなわち、通常、インクジェット記録方式
によってカラー画像を普通紙に記録する場合は、普通紙
への浸透速度が速い速乾性のインクを用い、これによっ
て、画像を形成する各色の境界領域で、インクのにじみ
を防ぐことができる。しかし、速乾性のインクを用いた
場合、黒画像は濃度が低く、また、黒以外の色の彩色画
像は発色性の低いものとなってしまう。さらに、文字等
に代表される線画を記録した場合、紙の繊維にそってイ
ンクがにじむ、いわゆるフェザリングが発生することが
ある。特に、黒色で記録された文字等は他の色のものと
比較してフェザリングが目立ちやすく、いわゆるシャー
プさに欠けた不鮮明なものとなる。その結果、全体とし
て記録画像の品位が著しく低下したものとなる。
【0008】一般に、黒画像部の濃度が高く、かつフェ
ザリングの生じない高品位な画像を得るためには、普通
紙への浸透が比較的遅いインクをある程度多く打ち込む
必要がある。しかし、この場合には、黒画像部とカラー
画像部との隣接境界部において、黒インクとカラーイン
クのにじみが生じ、記録画像の品位を著しく損ねてしま
う。
【0009】これらの欠点を改良するために、記録装置
内にヒータを設けてインクの乾燥を促進し、高発色で色
間にじみのないカラー画像を得る方式も実用化されてい
る。しかし、この方式では装置の大型化、コストアップ
は避けられない。
【0010】このように黒やカラー各色間のインクのに
じみ防止と黒画像の高濃度化、フェザリングの防止は相
反する課題となっていた。
【0011】これに対し、特開平3−146355号公
報では、黒とカラーの境界域に沿った領域は印字しない
方法が提案されている。しかし、この方法では、記録さ
れるデータが変化してしまう欠点がある。
【0012】また、特開平4−158049号公報で
は、カラー記録用の複数色のヘッドと文字記録用のヘッ
ドを有し、記録画像に基づいて複数色ヘッドと文字記録
用のヘッドとを切り替えて記録する方法が提案されてい
る。この方法ではカラー記録用ヘッドで記録した黒画像
と、文字記録用ヘッドで記録した黒画像とが混在した場
合には、両者の品位の違いによる違和感が生じてしまう
という問題がある。
【0013】さらに、黒とカラーの境界に沿った黒領域
はカラーインクを重ね打ちして形成し、黒とカラーの境
界域でのにじみを防止する方法が考えられている。原理
的には、黒はY,M,Cの3色を重ね合わせて(混色し
て)も得られるが、このようにカラーインクを混色して
形成した黒画像は、通常の黒インクに比べ発色性に劣る
のが一般的である。
【0014】以上のような画質に関する問題を解決する
ものとして、例えば特開昭56−84992号公報や特
開昭64−63185号公報にはインクの染料を不溶化
させる液体を用いる技術が開示されている。
【0015】さらに詳細には、特開昭56−84992
号公報には、記録紙にあらかじめ染料を定着させるため
の材料を塗工しておく方法が開示されている。しかしな
がら、この方法では特定の記録紙を用いる必要があり、
また、あらかじめ染料を定着するための材料を塗工する
ためには装置の大型化、コストアップが避けられず、さ
らには記録紙上に安定して前記材料を所定の膜厚で塗工
することが比較的困難であるといった解決すべき課題が
ある。
【0016】また、特開昭64−63185号公報に
は、染料を不溶化する無色のインクをインクジェット記
録ヘッドによって記録紙上に付着させる技術が開示され
ている。この方法によれば、前記無色のインクのドット
径を画像用インクのドット径よりも大きくしているの
で、画像用インクと無色のインクとの着弾位置がずれた
場合にでも所定の特性を発揮できるとしている。この方
法では、画像位置に対応した部分に打ち込まれる無色の
インクは通常よりも多いので、インクの乾燥時間が長く
なるだけでなく、非常に不鮮明な画像になりかねないと
いった解決すべき問題点がある。
【0017】さらに、特開平7−195823号公報に
は、無色の前駆物質をインクジェット記録に先立って記
録媒体表面に付与することにより、特に1パスでのカラ
ー印字が可能になったとしている。
【0018】以上のように、インク中の染料を不溶化す
る技術に関する上記各文献に開示された方法はそれぞれ
解決すべき課題を有しているが、インク中の染料を不溶
化するために、カラー記録に適用した際には各色間のイ
ンクのにじみを防止できる可能性がある。この観点か
ら、本願出願人は、上記課題を解決し、染料を不溶化す
るインクを用いながら、この消費量を極力押さえて低ラ
ンニングコストを実現し、普通紙上であっても従来より
も優れた耐水性を示し、また高濃度の画像を得ることが
できるとともにカラー記録に適用した場合に色間のにじ
みがなく高発色な画像を得ることができるインクジェッ
ト記録方法を提案している(特願平8−98927
号)。
【0019】インクジェット記録方式における高画質化
の他の傾向として、次のような点を挙げることができ
る。すなわち、コンピュータ環境やマルチメディアの普
及に伴い、ますますカラー画像の高画質化が求められて
いるが、この要求に対し、近年では通常のカラー記録に
適用されるカラーインク(以下、単にレギュラーインク
ともいう)の染料濃度よりも低いカラーインク(以下、
単に淡インクともいう)を用い、銀塩写真並のカラー画
像出力を可能としたプリンタも実用化されている。
【0020】例えば、通常のカラー画像形成に使用する
黒インク、シアンインク、マゼンタインク、イエローイ
ンクの4種類のインクに、染料濃度の低いシアンインク
とマゼンタインクを加えて全部で6種類のインクでカラ
ー画像を形成する方法が知られている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
濃淡インクを用いるインクジェット記録方法において、
従来より知られるように記録ヘッドの吐出特性について
吐出口毎のばらつきがある場合には、吐出方向の偏向
(ヨレ)等によってドットが所望の位置に形成されず、
濃度むらを生ずることがあり、そのずれが顕著な場合、
特に均一なパターンの画像では白スジが発生し、画像品
位に大きく影響してくることもある。
【0022】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、被記録
媒体に対する浸透性の高い(以下、「浸透系」ともい
う)淡インクと被記録媒体に対する浸透性の低い(以
下、「上乗せ系」ともいう)レギュラーインクを使用
し、これらインクの性質を利用して記録画像におけるス
ジ等の濃度むらの発生を抑えるとともに、境界のシャー
プな文字等を記録することが可能なインクジェット記録
方法およびインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、画像データに基づき、同一色調について濃度の異な
る複数のインクを用いて被記録媒体に記録を行うインク
ジェット記録方法であって、前記濃度の異なる複数のイ
ンクにおいて濃度の低いインクの被記録媒体に対する浸
透性を濃度の高いインクの前記被記録媒体に対する浸透
性より高くしたことを特徴とする。
【0024】また、画像データに基づき、同一色調につ
いて濃度の異なる複数のインクを吐出する記録ヘッドを
用い、画像データに基づき被記録媒体にインクを吐出し
て記録を行うインクジェット記録装置であって、前記濃
度の異なる複数のインクにおいて濃度の低いインクの被
記録媒体に対する浸透性を濃度の高いインクの前記被記
録媒体に対する浸透性より高くしたことを特徴とする。
【0025】以上の構成によれば、同一色調について濃
度の異なる複数のインクを用いて記録する場合に、濃度
の低いインクとして被記録媒体に対する浸透性がより高
いインクを用いるので、濃度の低いインクで形成される
ドットをより大きなものとすることができ、これにより
吐出方向の偏向によってそのドット形成位置がずれても
そのずれによって生じる余白を埋めることが可能とな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録方法
およびインクジェット記録装置では、浸透性の低い通常
の濃度のレギュラーインクを文字等を記録するのに用
い、これにより、フェザリングの少ない高品位な文字を
記録することができる。一方、グラフィックなどの中間
調の均一パターンを有する画像は、レギュラーインクの
ほかに浸透性の高い淡インクを用いる。この結果、レギ
ュラーインクのみを用いる場合は、ドット径は広がらな
いため着弾がずれた場合その部分が白いスジになって見
えるが、そこに浸透性の高い淡インクが着弾することに
より、淡インクによるドットがにじんで本来淡ドットで
埋めるべきエリア(以下単にエリアファクターという)
より大きくなるため、隣接のドットと干渉し、着弾がず
れた場合でもスジが目立ちにくくなり大きな画像劣化が
防止できる。
【0027】また、上記効果を得るために淡インクの吐
出量を大きくし、ドット径を大きくすることも効果があ
る。
【0028】さらに、スジに対する効果を得るために
は、浸透性の高い淡インクを先に記録媒体に打ち込み後
からレギュラーインクを打ち込む方がスジに対する効果
が得られる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0030】(実施例1)図1(a)および(b)は、
記録データが示す各画素毎のC(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)の入力256階調データから出力
256階調データを得るための変換テーブルを示す図で
あり、同図(a)は後述のように淡インクおよびレギュ
ラーインクを用いるCおよびMの変換テーブルを示し、
一方、同図(b)はレギュラーインクを用いるYの変換
テーブルを示す。
【0031】図1(a)に示す濃度変換は、同図からも
明らかなように、階調の値が0〜127の間は淡インク
のみを用い、128〜255の間は淡インクとレギュラ
ーインクを各階調に応じて所定の割合で用い、図2
(b)に示すようなリニアな階調を得るようにしたもの
である以上のようにして得られた各色の出力データの階
調をもとにそれぞれの画素につき、誤差拡散法により2
値化を行い淡インクおよびレギュラーインクそれぞれの
吐出データが生成される。
【0032】図2(a)は本実施例で用いる記録ヘッド
の構成を示す図である。
【0033】図中、A,B,C,D,E,Fは、それぞ
れ600dpi間隔で256個配列する吐出口列を示
す。すなわち、A列は各色インクの染料を不溶化させる
液体、B列は上乗せ系のレギュラーシアンインク、C列
は浸透系で上記レギュラーインクより濃度の低い淡シア
ンインク、D列は上乗せ系のレギュラーマゼンタイン
ク、E列は浸透系で上記レギュラーマゼンタインクより
濃度が低い淡マゼンタインク、F列は上乗せ系のレギュ
ラーイエローインクのそれぞれ吐出口列を示している。
各吐出口列は3列づつ一体の記録ヘッドとして構成さ
れ、後述のように装置本体に装着されたときは、図2
(a)に示すように、主走査方向に走査され、また、各
吐出口列は主走査方向に直交する方向(紙送り方向)に
各吐出口を600dpi間隔で配列することになる。こ
こで、吐出口列A〜Fの各吐出口から吐出されるインク
の吐出量は、約14ngである。
【0034】これらの記録ヘッドは、不溶化液またはイ
ンクに気泡を生じさせるための電気熱変換体を有し、こ
の気泡の圧力によって不溶化液またはインクを吐出する
ものである。
【0035】なお、A列の各吐出口から吐出される染料
を不溶化させる液体は、上記記録ヘッドの各走査で吐出
される他のカラーインクの吐出データの論理和を吐出デ
ータとし、それにしたがって吐出される。
【0036】図3は、本実施例で使用した各色毎のテス
トパターン用の画像パターンを示す図である。
【0037】同図に示すパターンは256階調の濃度を
4階調毎に64段階の濃度のそれぞれについて均一な誤
差拡散パターンを示している。図中矢印で示すように、
左上からそれぞれ濃度値が3、7、11、15…255
と濃度値が変化する。図に示す例は、シアンの64階調
パターンについて示すものである。
【0038】図2(a)に示すヘッドの吐出口列Bおよ
びCを用いて図3に示すシアンの階調パターンを1パス
(1スキャンの後256吐出口+間隔分の紙送り)で普
通紙に記録した時、図3のA部で示す、濃度が67から
191の範囲(図1(a)参照)でスジのない高品位な
均一パターンが得られた。また、マゼンタ、さらにはレ
ッド、グリーン、ブルー等の二次色においても同様の効
果が見られた。これは、前述したように、吐出口列Cま
たはEから吐出される浸透系の淡インクが被記録媒体上
で形成するドットはその高い浸透性によりインクがにじ
み本来形成されるべきドットのサイズより大きなドット
が形成され、これにより、着弾位置がずれても、そのず
れによって生ずる余白を埋め合せることができスジ等の
濃度むらの発生を抑制できるからである。
【0039】なお1ライン分の記録を複数回の走査で行
いかつ異なる吐出口で記録する、いわゆるマルチパス記
録はスジ等の濃度むら抑制に効果的であることが知られ
ているが、本実施例の淡インクを用いる記録によってさ
らに効果的なものとなる。
【0040】また、コート紙を用いる場合は、染料を不
溶化する液体を使用しなくても、1パスまたは上記マル
チパスにて記録したとき、上述の普通紙と同様の効果が
得られた。
【0041】比較例として図2(a)に示すヘッドを用
い、インクのみを入れかえて、浸透系の淡インクの代わ
りに上乗せ系の淡インクを使用して上記実施例と同様の
パターンを記録した。この場合、明らかに図3のA部に
おいてスジが目立ち、上記実施例と比較すると画像品位
の劣化が見られた。
【0042】次に、上記実施例で用いた、図2(a)に
示すヘッドを用い、図4に示す文字パターンをシアンイ
ンクにより1パスで、普通紙に記録した。図4に示す画
像は、解像度600dpiの画像であり、各々の画素に
ついて入力データが示す濃度は255階調である。従っ
て、図1(a)から明らかなように全ての画素が上乗せ
系のシアンレギュラーインクで記録されることになる。
【0043】この結果、フェザリングの少ない境界の鮮
明な画像を得ることができた。
【0044】また、同様のヘッドを用い、コート紙に対
し、染料を不溶化する液体を使用せず1パスで記録を行
ったが、上述の普通紙に対する記録と同様境界の鮮明な
画像が得られた。
【0045】(実施例2)上記実施例1における各イン
クの吐出量は約14ngであったが、本実施例では、浸
透系の淡インクについてのみの吐出量を約16ngと多
くし、図3に示すパターンを1パスで普通紙に記録し
た。その結果、図3のA部に示す範囲の階調で、記録す
る色にかかわらず、実施例1の場合よりさらにスジのな
い高品質な画像が得られた。
【0046】また、マルチパス記録の場合も同様にスジ
のない高品質な画像が得られた。さらに、コート紙に対
し染料を不溶化する液体を使用せずに記録した場合も同
様にスジのない高品質な画像が得られた。
【0047】(実施例3)本実施例では、図2(b)に
示すように淡インクおよびレギュラーインクの被記録媒
体への着弾順序を淡インクを先とし、その他は実施例と
同様の条件で図3に示すパターンを1パスで普通紙に記
録した。その結果、図3のA部で示す階調で、記録色に
かかわらず、実施例1よりもさらにスジのない高品質な
画像が得られた。
【0048】また、上記条件で実施例2と同様淡インク
の吐出量のみ約16ngと多くして図3のパターンを1
パスで普通紙に記録した。そのとき、図3のA部に示す
階調で記録色にかかわらず実施例2よりもさらにスジの
抑制の効果が得られた。
【0049】さらに、図2(b)に示すヘッドを用い、
マルチパス記録する場合や、コート紙に染料を不溶化す
る液体を使用せずに、1パスまたはマルチパス(2パ
ス、3パス、4パスなど)で記録する場合も、図3のA
部で示す範囲の階調で同様の濃度むら抑制の効果が得ら
れた。
【0050】(その他の実施例)本実施例では、上述し
た実施例3で使用した図2(b)に示すヘッド(各色間
の吐出量は等しい)に対しブラックインクの吐出口列を
付加した図5に示されているヘッドを用いる。また、イ
ンクは、淡インクは全て浸透系、レギュラーインクは全
て上乗せ系を使用して一般に使用されている自然画また
はグラフィック調の画像を、普通紙に1パスで記録し
た。
【0051】その結果、実施例1〜3の場合と比較して
特に黒文字部等でさらに画像品位は向上した。
【0052】さらにコート紙に対しても染料を不溶化す
る液体を使用せずに記録した場合についても実施例1〜
3の場合よりも特に黒文字部等で画質が向上した。
【0053】このようにカラーインクに黒インクを追加
した構成のヘッドを用いた場合でも本発明を適用するこ
とができる。この時のヘッド構成は図5に限定されるも
のではなく、組み合わせは自由である。
【0054】以上示した各実施例で用いたヘッドの構成
およびインクについて以下に記す。
【0055】実施例1:ヘッド;図2(a)/インク;
浸透系淡インクおよび上乗せ系レギュラーインク 実施例2:ヘッド;図2(a)/インク;浸透系淡イン
クおよび上乗せ系レギュラーインク、ただし、淡インク
の吐出量が大 実施例3:ヘッド;図2(b)/インク;浸透系淡イン
クおよび上乗せ系レギュラーインク、吐出順序変更 ヘッド;図2(b)/インク;浸透系淡インクおよび上
乗せ系レギュラーインク、吐出順序偏向、 ただし淡インクの吐出量が大 また、上記各実施例では、以下に示すインクを使用し
た。
【0056】(インクを不溶化させる液体) グリセリン: 7% ジエチレングリコール: 5% PAA−1L−15B: 24% 50%酢酸水溶液: 7.02% カチオンG50: 1.92% ブチルトリグリコール: 0.95% 純水: 54.11% (上乗せ系シアンレギュラーインク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Cyan 1C : 28% アセチレノールEH: 0.1% 純粋: 44.4% 50%IPA水溶液: 5% (上乗せ系シアン淡インク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Cyan 1C : 4.7% アセチレノールEH: 0.1% 純水: 67.7% 50%IPA水溶液: 5% (浸透系シアン淡インク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Cyan 1C : 4.7% アセチレノールEH: 1.0% 純水: 66.8% 50%IPA水溶液: 5% (上乗せ系マゼンタレギュラーインク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Magenta 2C: 45% 硫酸アンモニウム: 0.27% アセチレノールEH: 0.1% 10%−LiOAc: 1.84% トリエタノールアミン: 0.84% 純水: 24.43% 50%IPA水溶液: 5% (上乗せ系マゼンタ淡インク) グリセリン: 7.5% チオグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Magenta 2C: 7.5% 硫酸アンモニウム: 0.05% アセチレノールEH: 0.1% 10%−LiOAc: 0.31% トリエタノールアミン: 0.14% 純水: 64.4% 50%IPA水溶液: 5% (浸透系マゼンタ淡インク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Magenta 2C: 7.5% 硫酸アンモニウム: 0.05% アセチレノールEH: 1.0% 10%−LiOAc: 0.31% トリエタノールアミン: 0.14% 純水: 53.5% 50%IPA水溶液: 5% (上乗せ系イエローレギュラーインク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% Projet Fast Yellow 2: 52.33% Daiwa Yellow 330GR: 0.65% 硫酸アンモニウム: 0.25% アセチレノールEH: 0.1% 4N−LiOH: 1.88% トリエタノールアミン: 0.74% 純水: 16.55% 50%IPA水溶液: 5% (上乗せ系ブラックレギュラーインク) グリセリン: 7.5% チオジグリコール: 7.5% 尿素: 7.5% IJA260: 9.50% Projet Fast Black 2 : 36.5% Daiwa Yellow 330EP: 0.27% Direct Blue 199 : 7.20% 硫酸アンモニウム: 0.45% イソプロピルアルコール: 4.00% 純水: 19.22% NaOH: 0.36% 図6は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置
の一例(インクジェットプリンタ)の概略的構成を示す
斜視図であり、上記実施例1に対応した構成を示すもの
である。
【0057】このプリンタは、不溶化液を吐出させるた
めの記録ヘッド1Sおよびシアンレギュラーインク、シ
アン淡インク、マゼンタレギュラーインク、マゼンタ淡
インク、イエローレギュラーインクを吐出させるための
記録ヘッド1CR,1CT,1MR,1MT,1Yを搭
載したキャリッジ2と、プリンタ本体から電気信号を記
録ヘッドに送るためのフレキシブルケーブル3と、回復
手段を有するキャップユニット4と、被記録媒体7を給
紙するための給紙トレイ8等を有する。キャップユニッ
ト4は、それぞれの記録ヘッドに対応したキャップ部材
5S,5CR,5CT,5MTおよび5Yと、ゴム等の
部材で形成され記録ヘッド1Sに対応したワイパーブレ
ード6Sとその他の記録ヘッドに対応したワイパーブレ
ード6とを具備する。このような構成からなるプリンタ
は、各記録ヘッドを被記録媒体の搬送方向Aと直交する
方向(主走査方向)Bに走査させて吐出口の数に対応し
た幅の記録を行い、一方でこの走査の間に被記録媒体を
記録幅に等しい送り量で間欠的に搬送するものである。
【0058】なお、本発明を実施するにあたって、使用
するインクは特に染料インクに限るものではなく、顔料
を分散させた顔料インクを用いることもできるし、使用
する不溶化液(以下、処理液ともいう)はその顔料を凝
集させるものを用いることができる。前記した不溶化液
体と混合して凝集を引き起こす顔料インクの一例として
以下のものを挙げることができる。すなわち、下記に述
べるようにして、それぞれ顔料とアニオン性化合物とを
含むイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色イン
ク、Y2,M2,C2およびK2を得ることができる。
【0059】ブラックインクK2 アニオン系高分子P−1(スチレン−メタクリル酸−エ
チルアクリレート、酸価400、重量平均分子量6,0
00、固形分20%の水溶液、中和剤:水酸化カリウ
ム)を分散剤として用い、以下に示す材料をバッチ式縦
型サンドミル(アイメックス株式会社製)に仕込み、1
mm径のガラスビーズをメディアとして充填し、水冷し
つつ3時間分散処理を行った。分散後の粘度は9cp
s、pHは10.0であった。この分散液を遠心分離機
にかけ粗大粒子を除去し、重量平均粒径100nmのカ
ーボンブラック分散体を作製した。
【0060】 (カーボンブラック分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 40部 ・カーボンブラック 24部 (商品名;Mogul L、キャブラック株式会社製) ・グリセリン 15部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 次に、上記で得られた分散体を充分に拡散して顔料が含
有されたインクジェット用のブラックインクK2を得
た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0061】イエローインクY2 アニオン系高分子P−2(スチレン−アクリル酸−メチ
ルメタアクリレート、酸価280、重量平均分子量1
1,000、固形分20%の水溶液、中和剤:ジエタノ
ールアミン)を分散剤として用い、以下に示す材料を用
いて、ブラックインクK2の作製の場合と同様に分散処
理を行い、重量平均粒径103nmのイエロー色分散体
を作製した。
【0062】 (イエロー分散体の組成) ・P−2水溶液(固形分20%) 35部 ・C.I.ピグメントイエロー180 24部 (商品名;ノバパームイエロー PH−G、 Hoechst Aktiengesellschaft製) ・トリエチレングリコール 10部 ・ジエチレングリコール 10部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル 1.0部 ・イソプロピルアルコール 0.5部 ・水 135部 上記で得られたイエロー分散体を充分に拡散して、顔料
が含有されたインクジェット用のイエローインクY2を
得た。最終調製物の固形分は、約10%であった。
【0063】シアンインクC2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径120nmのシアン色分散
体を作製した。
【0064】 (シアン色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 30部 ・C.I.ビグメントブルー15:3 24部 (商品名;ファストゲンブル−FGF、 大日本インキ化学工業株式会社製) ・グリセリン 15部 ・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 0.5部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたシアン色分散体を充分に攪拌して、顔料
が含有されたインクジェット用のシアンインクC2を得
た。最終調製物の固形分は、約9.6%であった。
【0065】マゼンタインクM2 ブラックインクK2の作製の際に使用したアニオン系高
分子P−1を分散剤として用い、以下に示す材料を用い
て、前記したカーボンブラック分散体の場合と同様の分
散処理を行い、重量平均粒径115nmのマゼンタ色分
散体を作製した。
【0066】 (マゼンタ色分散体の組成) ・P−1水溶液(固形分20%) 20部 ・C.I.ピグメントレッド122 24部 (大日本インキ化学工業株式会社製) ・グリセリン 15部 ・イソプロピルアルコール 3部 ・水 135部 上記で得られたマゼンタ色分散体を充分に拡散して、顔
料が含有されたインクジェット用のマゼンタインクM2
を得た。最終調製物の固形分は、約9.2%であった。
【0067】以上示したそれぞれ処理液(液体組成物)
とインクとの混合において、本発明では、上述した処理
液とインクが被プリント材上あるいは被プリント材に浸
透した位置で混合する結果、反応の第1段階として処理
液中に含まれているカチオン性物質の内、低分子量の成
分またはカチオン性オリゴマーとインクに使用している
アニオン性基を有する水溶性染料または顔料インクに使
用しているアニオン性化合物とがイオン的相互作用によ
り会合を起こし、瞬間的に溶液相から分離を起こす。こ
の結果顔料インクにおいては分散破壊が起こり、顔料の
凝集体ができる。
【0068】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体または顔料の凝集体が処理液中に含まれる高
分子成分により吸着されるために、会合で生じた染料の
凝集体または顔料の凝集体のサイズがさらに大きくな
り、被プリント材の繊維間の隙間に入り込みにくくな
り、その結果として固液分離した液体部分のみが記録紙
中にしみこむことにより、プリント品位と定着性との両
立が達成される。同時に上述したようなメカニズムによ
り生成したカチオン物質の低分子成分またはカチオン性
オリゴマーとアニオン性染料とカチオン性物質とで形成
される凝集体または顔料の凝集体は粘性が大きくなり、
液媒体の動きとともに移動することがないので、フルカ
ラーの画像形成時のように隣接したインクドットが異色
のインクで形成されていたとしても互いに混じり合うよ
うなことはなく、ブリーデイングも起こらない。また、
上記凝集体は本質的に水不溶性であり形成された画像の
耐水性は完全なものとなる。また、ポリマーの遮蔽効果
により形成された画像の耐光堅牢性も向上するという効
果も有する。
【0069】本明細書において使用される不溶化または
凝集として、その一例は前記第1段階のみの現象であ
り、他の例は第1段階と第2段階の両方を含んだ現象で
ある。
【0070】また、本発明の実施にあたっては、従来技
術のように分子量の大きいカチオン性高分子物質や多価
の金属塩を使用する必要がないか、あるいは使用する必
要があっても本発明の効果をさらに向上させるために補
助的に使用するだけで良いので、その使用量を最小限に
抑えることができる。その結果として、従来のカチオン
性高分子物質や多価金属塩を使用して耐水化効果を得よ
うとした場合の問題点であった染料の発色性の低下がな
くなるということを本発明の別の効果として挙げること
ができる。
【0071】なお、本発明を実施するにあたって使用す
る被プリント材については特に制限されるものではな
く、従来から使用されているコピー用紙、ボンド紙等の
いわゆる普通紙を好適に用いることができる。もちろん
インクジェットプリント用に特別に作製したコート紙や
OHP用透明フィルムも好適に使用でき、また、一般の
上質紙や光沢紙も好適に使用可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
一色調について濃度の異なる複数のインクを用いて記録
する場合に、濃度の低いインクとして被記録媒体に対す
る浸透性がより高いインクを用いるので、濃度の低いイ
ンクで形成されるドットをより大きなものとすることが
でき、これにより吐出方向の偏向によってそのドット形
成位置がずれてもそのずれによって生じる余白を埋める
ことが可能となる。
【0073】この結果、中間調の均一画像等において、
スジのない高品位の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明の一実施例で用い
る入出力濃度変換のテーブルを説明する図である。
【図2】(a)および(b)は本発明の実施例で用いる
記録ヘッドの各インク色毎の吐出口配列を示す模式図で
ある。
【図3】本発明の実施例で記録するテストプリントのパ
ターンを示す図である。
【図4】本発明の実施例で記録するテストプリントのパ
ターンを示す図である。
【図5】本発明の他の実施例で用いる記録ヘッドの各イ
ンク色毎の吐出口配列を示す模式図である。
【図6】本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置の外観斜視図である。
【符号の説明】
1S,1CR,1CT,1MR,1MT,1Y 記録ヘ
ッド 2 キャリッジ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づき、同一色調について
    濃度の異なる複数のインクを用いて被記録媒体に記録を
    行うインクジェット記録方法であって、 前記濃度の異なる複数のインクにおいて濃度の低いイン
    クの被記録媒体に対する浸透性を濃度の高いインクの前
    記被記録媒体に対する浸透性より高くしたことを特徴と
    するインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記濃度の低いインクの吐出量を前記濃
    度の高いインクに対して多くしたことを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 前記濃度の低いインクおよび前記濃度の
    高いインクを被記録媒体に付与してドットを形成する場
    合に、前記濃度の低いインクを前記濃度が高いインクよ
    り先に付与することを特徴とする請求項1または2に記
    載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記濃度の異なる複数のインクそれぞれ
    の吐出データは、入力画像データが示す所定の濃度まで
    は出力データとしての濃度の低いインクの濃度データの
    値が増加し、前記所定の濃度以上では出力データとして
    の前記濃度の低いインクの濃度データの値が減少すると
    ともに出力データとしての濃度の高いインクの濃度デー
    タの値が増加する入出力データの変換関係によって、画
    像データを変換することにより得られることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット
    記録方法。
  5. 【請求項5】 前記濃度の異なる複数のインクに対し、
    該複数のインクの色材を不溶化する液体をさらに用いる
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
    インクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 画像データに基づき、同一色調について
    濃度の異なる複数のインクを吐出する記録ヘッドを用
    い、画像データに基づき被記録媒体にインクを吐出して
    記録を行うインクジェット記録装置であって、 前記濃度の異なる複数のインクにおいて濃度の低いイン
    クの被記録媒体に対する浸透性を濃度の高いインクの前
    記被記録媒体に対する浸透性より高くしたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度の異なる複数のインクの色材を
    不溶化する液体を吐出する記録ヘッドをさらに用いるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記濃度の異なる複数のインクを吐出す
    る記録ヘッドおよび前記液体を吐出する記録ヘッドは、
    熱エネルギーを利用してインクまたは液体に気泡を生じ
    させ該気泡の圧力によってインクまたは液体を吐出する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のインクジェ
    ット記録装置。
JP9204812A 1997-07-30 1997-07-30 インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 Pending JPH1148462A (ja)

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