JPH1147591A - 塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法 - Google Patents

塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH1147591A
JPH1147591A JP9213666A JP21366697A JPH1147591A JP H1147591 A JPH1147591 A JP H1147591A JP 9213666 A JP9213666 A JP 9213666A JP 21366697 A JP21366697 A JP 21366697A JP H1147591 A JPH1147591 A JP H1147591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
alkali metal
alkaline earth
isobutyraldehyde
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9213666A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4048578B2 (ja
Inventor
Kanichiro Inui
貫一郎 乾
Shunji Oshima
俊二 大島
Toru Kurabayashi
徹 倉林
Sakae Kawamura
栄 河村
Masahiro Yokota
正浩 横多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP21366697A priority Critical patent/JP4048578B2/ja
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to EP98936668A priority patent/EP1027925A4/en
Priority to CN98809877A priority patent/CN1273540A/zh
Priority to KR1020007001236A priority patent/KR20010022642A/ko
Priority to US09/485,238 priority patent/US6632959B2/en
Priority to PCT/JP1998/003488 priority patent/WO1999007468A1/ja
Priority to AU85597/98A priority patent/AU8559798A/en
Priority to TW087113034A priority patent/TW496772B/zh
Publication of JPH1147591A publication Critical patent/JPH1147591A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4048578B2 publication Critical patent/JP4048578B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/02Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
    • B01J31/0201Oxygen-containing compounds
    • B01J31/0211Oxygen-containing compounds with a metal-oxygen link
    • B01J31/0212Alkoxylates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/02Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the alkali- or alkaline earth metals or beryllium
    • B01J23/04Alkali metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/44Preparation of carboxylic acid esters by oxidation-reduction of aldehydes, e.g. Tishchenko reaction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2231/00Catalytic reactions performed with catalysts classified in B01J31/00
    • B01J2231/30Addition reactions at carbon centres, i.e. to either C-C or C-X multiple bonds
    • B01J2231/34Other additions, e.g. Monsanto-type carbonylations, addition to 1,2-C=X or 1,2-C-X triplebonds, additions to 1,4-C=C-C=X or 1,4-C=-C-X triple bonds with X, e.g. O, S, NH/N
    • B01J2231/3411,2-additions, e.g. aldol or Knoevenagel condensations
    • B01J2231/342Aldol type reactions, i.e. nucleophilic addition of C-H acidic compounds, their R3Si- or metal complex analogues, to aldehydes or ketones
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2231/00Catalytic reactions performed with catalysts classified in B01J31/00
    • B01J2231/30Addition reactions at carbon centres, i.e. to either C-C or C-X multiple bonds
    • B01J2231/34Other additions, e.g. Monsanto-type carbonylations, addition to 1,2-C=X or 1,2-C-X triplebonds, additions to 1,4-C=C-C=X or 1,4-C=-C-X triple bonds with X, e.g. O, S, NH/N
    • B01J2231/3481,4-additions, e.g. conjugate additions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルドール反応等に適用できる、高活性で目
的とする生成物を高い選択率で得ることができる効率の
良い塩基触媒を提供することを課題とする。 【解決手段】 アルカリ金属のアルコキシド、水酸化物
及び酸化物からなる群から選ばれる一種以上のアルカリ
金属化合物とアルカリ土類金属酸化物とをアルカリ金属
化合物の重量/アルカリ土類金属酸化物の重量=0.0
05〜1の範囲で調製して得られる塩基触媒をアルデヒ
ドの縮合反応に用いてグリコールモノエステルを製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩基触媒及びそれ
を用いたカルボニル化合物誘導体の製造方法に関する。
詳しくは、本発明は、アルカリ金属のアルコキシド、水
酸化物、及び酸化物からなる群から選ばれるアルカリ金
属化合物とアルカリ土類金属酸化物とから構成される塩
基触媒及びそれを用いてアルデヒドからグリコールモノ
エステル等のカルボニル化合物誘導体を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】塩基触媒は、アルドール縮合反応等の多
くの化合物の合成反応に用いられている。工業的に塩基
触媒を用いる反応を行う場合、触媒としては水酸化ナト
リウムに代表されるアルカリ金属水酸化物や、ナトリウ
ムメトキシドに代表されるアルカリ金属アルコキシド等
が広く用いられている。
【0003】しかし、アルカリ金属水酸化物やアルカリ
金属アルコキシドの多くは、反応系内で均一系触媒とし
て作用するため、反応後に触媒除去操作として中和、水
洗が必要となる。よって、必然的に多量の廃水が発生す
る。また、一般に均一系触媒は副生成物が多く生成する
ため生成物の選択性(目的生成物の選択率)が低い場合
が多い。
【0004】一方、固体塩基触媒を用いてアルデヒドか
らグリコールモノエステルを製造する方法において、固
体塩基触媒としてアルカリ土類金属酸化物を用いる例が
特開昭58−65245号公報に記載されている。しか
し、例えば酸化バリウムのみ或いは酸化マグネシウムの
みを用いた反応では触媒活性が小さく、アルカリ土類金
属酸化物単体では十分な触媒活性を得ることは困難であ
った。
【0005】このように、従来の触媒系では、活性が大
きい均一系触媒を用いる場合には多量の廃水が発生し、
廃水の発生が小さい不均一系触媒を用いる場合には充分
な触媒活性や生成物選択性を得ることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に不均一系固体触
媒を用いると、均一系触媒反応と比較して以下の様な利
点を有している。
【0007】(1)触媒の中和、水洗等の操作が不要で
廃水の発生が無い、或いは非常に少ない。 (2)触媒の再利用が可能である。 (3)生成物選択性が高い場合が多い。
【0008】従って、不均一系固体触媒を用いる方法
は、均一系触媒を用いて目的物を得る方法と比較してプ
ロセスがシンプルになりプラントのコストが安く、且つ
高収率で目的物が得られることが期待できる。更に、発
生する廃水が均一系触媒と比較して全く無いか或いは非
常に少ないため、廃水処理コストが小さいだけでなく、
近年問題とされている環境への影響も小さく抑えること
が可能である。
【0009】しかし、前述した通り、これまでの不均一
系固体触媒においては十分な触媒活性、生成物選択性を
示すものが存在せず、新たな技術革新が求められてい
た。本発明は、前述の問題点を解決し、一般に用いられ
る塩基触媒反応、例えばアルドール反応、マイケル付加
反応、ティッシェンコ反応等に適用できる、高活性で目
的とする生成物を高い選択率で得ることができる効率の
良い塩基触媒を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かつて本発明者らは、バ
リウムとカルシウムからなる固体塩基触媒を用いたカル
ボニル化合物誘導体の製造方法について発明をしたが
(特開平8−299790号公報)、その後重ねて鋭意
検討した結果、触媒として既存の固体塩基触媒であるア
ルカリ土類金属酸化物に極微量のアルカリ金属化合物を
組み合わせたものを用いること、さらには反応を二段階
に分け、前段反応でアルカリ金属化合物を触媒として用
い、引き続く後段反応でアルカリ土類金属酸化物を用い
ることにより、触媒活性を高めて使用する触媒量を激減
させ、生成物選択性を高め、廃水の発生も非常に小さく
抑えることができることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0011】すなわち、本発明の塩基触媒は、アルカリ
金属のアルコキシド、水酸化物及び酸化物からなる群か
ら選ばれる一種以上のアルカリ金属化合物と、アルカリ
土類金属酸化物とから構成され、前記アルカリ金属化合
物と前記アルカリ土類金属酸化物の重量比(アルカリ金
属化合物の重量/アルカリ土類金属酸化物の重量)が
0.005〜1の範囲であることを特徴とする。
【0012】また、本発明のカルボニル化合物誘導体の
製造方法は、触媒の存在下にカルボニル化合物からカル
ボニル化合物誘導体を製造する方法において、前記触媒
として、アルカリ金属のアルコキシド、水酸化物及び酸
化物からなる群から選ばれる一種以上のアルカリ金属化
合物と、アルカリ土類金属酸化物とから構成されるもの
を用いることを特徴とする。
【0013】また、本発明のカルボニル化合物誘導体の
もう一つの製造方法は、触媒としてアルカリ金属のアル
コキシド、水酸化物及び酸化物からなる群から選ばれる
一種以上のアルカリ金属化合物を用いる前段反応工程
と、触媒としてアルカリ土類金属酸化物を用いる後段反
応工程とからなることを特徴とする。
【0014】アルカリ金属化合物のみを触媒として用い
て反応を行うと触媒活性は大きいが生成物選択性が十分
でなく、一方アルカリ土類金属酸化物のみを用いたので
は反応活性が小さい。本発明の塩基触媒は、アルカリ金
属化合物とアルカリ土類金属酸化物を特定の重量比で組
み合わせることにより高い触媒活性と優れた生成物選択
性とを兼ね備えることを可能にした、廃水の発生が少な
い塩基触媒である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】(1)塩基触媒 本発明の塩基触媒は、アルカリ金属化合物とアルカリ土
類金属酸化物とから構成される。
【0017】本発明で用いるアルカリ金属化合物は、ア
ルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属水酸化物及びア
ルカリ金属酸化物からなる群から選ばれる。アルカリ金
属としては、好ましくはナトリウム、カリウム又はリチ
ウムであるが、これらに限定されない。
【0018】アルカリ金属アルコキシドとしては、好ま
しくはそのアルキル基の炭素数が1〜12のものが用い
られる。具体的には、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、ナトリウム−t−ブトキシド、カリウム
メトキシド、カリウムエトキシド、カリウム−t−ブト
キシド、リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リ
チウム−t−ブトキシド等が挙げられる。
【0019】アルカリ金属水酸化物としては、好ましく
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム
等が用いられる。また、アルカリ金属酸化物としては、
好ましくは酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化リチウ
ム等が用いられる。
【0020】本発明で用いるアルカリ土類金属酸化物に
おけるアルカリ土類金属としては、マグネシウム、カル
シウム、バリウム、ストロンチウムが挙げられ、好まし
くはカルシウム、バリウム又はストロンチウム、特に好
ましくはバリウム又はストロンチウムであるが、これら
に限定されない。アルカリ土類金属酸化物の具体例とし
ては、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチ
ウムが挙げられる。
【0021】本発明の塩基触媒中の前記アルカリ金属化
合物とアルカリ土類金属酸化物との重量比は、アルカリ
金属化合物/アルカリ土類金属酸化物=0.005〜
1、好ましくは0.01〜0.5(重量比)である。こ
の比率が小さすぎると塩基触媒全体としての触媒活性が
小さくなる傾向にあり、一方、大きすぎると生成物の選
択率が低下する傾向にある。
【0022】本発明のアルカリ金属化合物は、粉末、粒
状、塊状、液状等如何なる形態でもよい。また、本発明
のアルカリ土類金属酸化物は、粉末、粒状、塊状等如何
なる形態でもよい。そのうち、液状のアルカリ金属化合
物と固体のアルカリ土類金属化合物の組み合わせを好ま
しいものとして挙げることができる。
【0023】本発明の塩基触媒は、固体のアルカリ土類
金属酸化物に、反応系内で液状として作用するアルカリ
金属化合物を適量併用することによって、アルカリ土類
金属酸化物の欠点である高コストと抵触媒活性を克服す
るとともに、アルカリ金属化合物の欠点である中和と水
洗に伴う多量の廃水の発生を少量に抑制することが可能
となり、また目的生成物の低選択性をも克服することが
できる。
【0024】構成成分であるアルカリ金属化合物とアル
カリ土類金属酸化物は、各々市販のものをそのまま用い
ることができる。また、塩基触媒の調製方法については
公知の方法、例えば、アルカリ金属化合物とアルカリ土
類金属酸化物とをそのまま公知の手段で混合する等の方
法が用いられる。
【0025】なお、本発明の塩基触媒は前記アルカリ金
属化合物とアルカリ土類金属酸化物とから構成されるも
のであり、両者を組み合わせて使用する限り、その使用
の形態については特に限定されない。例えば、前記アル
カリ金属化合物とアルカリ土類金属酸化物とを同時に或
いは予め混合・調製した後反応系へ一括添加してもよ
く、また、最初にアルカリ金属化合物を用いて反応を行
い、次いでアルカリ土類金属酸化物を用いて反応を行う
といったように、触媒の各成分を二段階に分けて使用す
る形としてもよい。
【0026】本発明の塩基触媒は、一般的な塩基触媒反
応において使用することができるが、好ましくはカルボ
ニル化合物からカルボニル化合物誘導体を製造する際に
好適に使用される。特にイソブチルアルデヒドから2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイ
ソブチレートを製造する際に効果は大きいが、本発明は
これらに限定されない。
【0027】(2)カルボニル化合物誘導体の製造方法 本発明の製造方法は、アルカリ金属化合物とアルカリ土
類金属酸化物とから構成される触媒の存在下にカルボニ
ル化合物からカルボニル化合物誘導体を製造する方法で
ある。使用するアルカリ金属化合物及びアルカリ土類金
属酸化物は、前述した塩基触媒で用いられるものが用い
られる。
【0028】前記触媒中のアルカリ金属化合物とアルカ
リ土類金属酸化物との重量比は特に限定されないが、好
ましくはアルカリ金属化合物/アルカリ土類金属酸化物
=0.005〜1、より好ましくは0.01〜0.5
(重量比)である前述の塩基触媒が用いられる。
【0029】本発明の製造方法における出発原料のカル
ボニル化合物は、カルボニル基を有する有機化合物であ
れば特に限定されず、例えばアルデヒド及びケトンが挙
げられる。好ましくはアルデヒド類、さらに好ましくは
炭素数2〜12のアルデヒドであり、特に好ましくは炭
素数4〜8の脂肪族アルデヒドである。具体的には、脂
肪族アルデヒドとしてはイソブチルアルデヒド、ノルマ
ルブチルアルデヒド、2−エチルブチルアルデヒド、2
−エチルヘキシルアルデヒドなどが例示でき、ケトンと
してはアセトンが例示できる。本発明はこれらに限定さ
れない。
【0030】本発明のカルボニル化合物からカルボニル
化合物誘導体を製造する方法としては、前記カルボニル
化合物を原料として、アルドール縮合反応、ティッシェ
ンコ反応、マイケル付加反応等の塩基触媒の存在下に進
行する反応が関与するものが挙げられる。
【0031】例えば、アルデヒドからグリコールモノエ
ステルを製造する方法、アルデヒドからβ−ヒドロキシ
アルデヒド又はα,β−不飽和アルデヒドを製造する方
法等が挙げられる。よって、本発明の方法で製造される
カルボニル化合物誘導体としては、カルボニル化合物か
ら上記反応により製造されるグリコールモノエステル、
β−ヒドロキシアルデヒド、α,β−不飽和アルデヒド
化合物等が挙げられる。
【0032】より好ましいものは、下記一般式(I)で
表されるアルデヒドから下記一般式(II)で表される
グリコールモノエステルを製造する方法である。
【0033】
【化1】
【0034】(式(I)中、R1及びR2は各々同一又は
異なっていてもよい炭素数1〜5、好ましくは炭素数1
〜3のアルキル基を表す。)
【0035】
【化2】
【0036】(式(II)中、R1及びR2は式(I)に
おけるのと同義である。)
【0037】本発明の方法は、そのうち特にカルボニル
化合物としてイソブチルアルデヒドから、カルボニル化
合物誘導体として2,2,4−トリメチル−1,3−ペ
ンタンジオールモノイソブチレートを製造する方法(上
記式(I)及び(II)において、R1及びR2がメチル
基の場合)において効果が大きいが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0038】なお、原料であるカルボニル化合物は、不
純物として含まれる酸及び水が少ないもののほうが好ま
しいが、酸含有量0.1重量%、水含有量0.1重量%
以下であれば充分本発明において使用することができ
る。
【0039】本発明の製造方法は、連続方式あるいはバ
ッチ方式のいずれで行ってもよい。反応は通常撹拌器付
き反応器において、窒素等の不活性雰囲気下で行うのが
好ましい。
【0040】塩基触媒を反応系に添加する方法として
は、例えば、アルカリ金属化合物とアルカリ土類金属酸
化物とを同時に反応器へ投入するか、或いは予め両者を
混合・調製した後反応器へ投入するなど、アルカリ金属
化合物とアルカリ土類金属酸化物とを一括添加し原料カ
ルボニル化合物とともに撹拌して一段階で反応を進行さ
せる方法が例示できる。
【0041】また、アルカリ金属化合物を先に添加し、
あとからアルカリ土類金属化合物を添加するといった二
段階に分けた添加方法を採用してもよい。すなわち、反
応を前段と後段とに分け、前段で触媒としてアルカリ金
属化合物を用い、後段でアルカリ土類金属酸化物を用い
て反応を完結させる方法をとることができる。
【0042】よって、本発明の好ましい製造方法は、触
媒としてアルカリ金属のアルコキシド、水酸化物及び酸
化物からなる群から選ばれる一種以上のアルカリ金属化
合物を用いる前段反応工程と、触媒としてアルカリ土類
金属酸化物を用いる後段反応工程とからなることを特徴
とするものである。ここで、アルカリ土類金属酸化物を
前段反応に用い、アルカリ金属化合物を後段反応に用い
ると反応活性が小さくなる傾向にあるので好ましくな
い。
【0043】このような反応を二段階に分けて別々に触
媒を添加する方法(以下、「二段階反応法」という場合
がある。)では、次のような利点がある。すなわち、原
料であるカルボニル化合物は少なからず水分を含有して
おり、添加した触媒がこの水分によって失活するためこ
れを加味して過剰量の触媒を添加することが必要であ
り、一方、酸化バリウム等のアルカリ土類金属酸化物は
アルカリ金属化合物に比べて高価であることから、当初
からアルカリ土類金属化合物を反応系に添加したのでは
過剰量の使用が必要となりコストが嵩むといった問題が
あったが、本発明の二段階反応法によれば、先ず安価な
アルカリ金属化合物を反応系に添加し、これによって水
分をキルした後、アルカリ土類金属酸化物を添加して反
応を行うことによって、高価なアルカリ土類金属酸化物
の使用量を少量で済ませることができ、経済性に優れた
ものとなる。また、水分の影響を確実に除去できる等に
より、従来の方法に比べ、目的生成物への転化率、選択
率、収率を再現性よく安定的に得ることができる。
【0044】二段階反応法において、アルカリ金属化合
物及びアルカリ土類金属酸化物を添加するタイミングに
ついては、カルボニル化合物の種類、水分含有量等に応
じて適宜経験的に定めることができるが、好ましくは、
アルカリ金属化合物を用いる前段反応工程の反応時間は
0.1〜2時間であり、アルカリ土類金属酸化物を用い
る後段反応工程の反応時間は0.2〜3時間である。よ
って、各工程がこのような反応時間となるように各触媒
成分を添加する時期を定めるのが好ましい。
【0045】この二段階反応法におけるアルカリ金属化
合物とアルカリ土類金属酸化物との重量比は特に限定さ
れないが、好ましくは、上述した一段階による反応の場
合と同様に、アルカリ金属化合物/アルカリ土類金属酸
化物=0.005〜1、より好ましくは0.01〜0.
5(重量比)である。
【0046】本発明の製造方法において、一段階反応の
場合は、アルカリ金属化合物とアルカリ土類金属酸化物
との組合せからなる触媒を、反応液(原料として用いる
カルボニル化合物)に対して0.01〜20重量%の範
囲で用いることが可能であり、好ましくは0.05〜5
重量%の範囲であるが、本発明はこれに限定されない。
【0047】また、前記二段階反応法においては、反応
液に対して、アルカリ金属化合物は0.001〜0.1
重量%の範囲で使用するのが好ましく、アルカリ土類金
属酸化物は0.01〜10重量%の範囲で使用するのが
好ましいが、これに限定されない。
【0048】本発明の製造方法において、前記触媒を使
用する際の反応温度は、好ましくは10〜130℃の範
囲で選択できる。例えばバッチ方式で反応させる場合、
触媒と反応液の混合物を10〜130℃の温度で0.3
〜5時間行う。10℃未満の温度では反応速度が十分で
なく、130℃を超えると生成物の選択性が悪くなる。
【0049】一段階反応においては、反応温度は40〜
100℃の範囲で選択するのがより好ましい。例えばバ
ッチ方式で反応させる場合、触媒と反応液の混合物を4
0〜100℃の温度で0.3〜5時間行う。
【0050】また、二段階反応法においては、前段反応
工程では反応温度10〜70℃で0.1〜2時間反応さ
せ、後段反応工程では反応温度50〜100℃で0.2
〜3時間反応させるのが好ましい。
【0051】反応後、反応液から目的物を得るには、例
えば反応液を極少量の水で水洗し公知の方法にて蒸留す
ればよい。
【0052】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0053】
【実施例1】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにナトリウムメトキシド(MeONa、和光純薬
製)0.08gを加え、全量を反応器に移した。これに
イソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃
で2時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。結果を以下に記す。尚、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイ
ソブチレートを、以下「CS−12」と略記する。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:96.8% ・CS−12の選択率:94.3% ・CS−12の収率:91.3%
【0054】
【実施例2】酸化ストロンチウム(SrO、Merck
製)0.6gにナトリウムメトキシド(MeONa、和
光純薬製)0.06gを加えて全量を反応器に移した。
これにイソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、
70℃で2.5時間反応させた。反応後、反応液をガス
クロマトグラフィーにより分析した。結果を以下に記
す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:93.2% ・CS−12の選択率:95.3% ・CS−12の収率:88.8%
【0055】
【実施例3】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにナトリウムエトキシド(EtONa、和光純薬
製)0.07gを加え全量を反応器に移し、これにイソ
ブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃で1
時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:93.8% ・CS−12の選択率:94.0% ・CS−12の収率:88.2%
【0056】
【実施例4】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにカリウムエトキシド(EtOK、アルドリッチ
(Aldrich)社製)0.09gを加え全量を反応器に移
し、これにイソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌
し、70℃で2時間反応させた。反応後、反応液をガス
クロマトグラフィーにより分析した。結果を以下に記
す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.7% ・CS−12の選択率:92.2% ・CS−12の収率:88.2%
【0057】
【実施例5】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにリチウムメトキシド(MeOLi、和光純薬製)
0.08gを加え全量を反応器に移し、これにイソブチ
ルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃で2時間
反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフィー
により分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:93.6% ・CS−12の選択率:94.3% ・CS−12の収率:88.3%
【0058】
【実施例6】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにナトリウム−t−ブトキシド(t−BuONa、
和光純薬製)0.11gを加え全量を反応器に移し、こ
れにイソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、7
0℃で1.5時間反応させた。反応後、反応液をガスク
ロマトグラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.3% ・CS−12の選択率:93.9% ・CS−12の収率:89.5%
【0059】
【実施例7】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにカリウム−t−ブトキシド(t−BuOK、和光
純薬製)0.11gを加え全量を反応器に移し、これに
イソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃
で2時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:96.4% ・CS−12の選択率:93.0% ・CS−12の収率:89.7%
【0060】
【実施例8】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gに水酸化ナトリウム(NaOH、和光純薬製)0.
06gを加え全量を反応器に移し、これにイソブチルア
ルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃で5時間反応
させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:91.5% ・CS−12の選択率:94.8% ・CS−12の収率:86.7%
【0061】
【実施例9】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gに水酸化カリウム(KOH、和光純薬製)0.06
gを加え全量を反応器に移し、これにイソブチルアルデ
ヒド600gを加えて撹拌し、70℃で3時間反応させ
た。反応後、反応液をガスクロマトグラフィーにより分
析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:88.7% ・CS−12の選択率:95.2% ・CS−12の収率:84.4%
【0062】
【実施例10】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)
0.6gに水酸化ナトリウム(NaOH、和光純薬製)
0.12gを加え全量を反応器に移し、これにイソブチ
ルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃で3時間
反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフィー
により分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:78.6% ・CS−12の選択率:95.1% ・CS−12の収率:74.7%
【0063】
【実施例11】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)
1.5gに酸化ナトリウム(Na2O、Aアルドリッチ
社製)0.15gを加え全量を反応器に移し、これにイ
ソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃で
3.5時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマト
グラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:90.3% ・CS−12の選択率:92.5% ・CS−12の収率:83.5%
【0064】
【実施例12】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)
0.6gにナトリウムメトキシド(MeONa、和光純
薬製)0.005gを加え全量を反応器に移し、これに
イソブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、70℃
で5時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:89.3% ・CS−12の選択率:92.2% ・CS−12の収率:82.3%
【0065】
【実施例13】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)
0.6gにナトリウムメトキシド(MeONa、和光純
薬製)0.6gを加え全量を反応器に移し、これにイソ
ブチルアルデヒド600gを加えて撹拌し、50℃で1
時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:97.5% ・CS−12の選択率:90.1% ・CS−12の収率:87.8%
【0066】
【実施例14】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)
1.5gに酸化ナトリウム(Na2O、Aldrich
製)0.015gを加え全量を反応器に移し、イソブチ
ルアルデヒド600gを加え撹拌し、70℃で3.5時
間反応させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフィ
ーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:96.4% ・CS−12の選択率:93.5% ・CS−12の収率:90.1%
【0067】
【実施例15】実施例1の反応液500gを取り、10
gの水を加え油水分離した後公知の方法で精留した。結
果を以下に記す。 ・CS−12の収量:443.5g ・精留効率:88.7%
【0068】
【比較例1】酸化マグネシウム(MgO、和光純薬製)
4.0gを真空中、700℃で1時間焼成した後、室温
まで冷却した。この化合物の全量を反応器に移し、イソ
ブチルアルデヒド200.0gを加え撹拌し、110℃
で15時間反応させた。反応後、反応液をガスクロマト
グラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:0.1% ・CS−12の選択率:90.5% ・CS−12の収率:0.1%
【0069】
【比較例2】反応器に酸化バリウム(BaO、和光純薬
製)3.0g、イソブチルアルデヒド600gを入れ撹
拌し、70℃で5時間反応させた。反応後、反応液をガ
スクロマトグラフィーにより分析した。結果を以下に記
す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:34.1% ・CS−12の選択率:84.7% ・CS−12の収率:28.9%
【0070】
【比較例3】炭酸カルシウム(CaCO3、和光純薬
製)3.7gを真空中、900℃で1時間焼成し、反応
器に移し、イソブチルアルデヒド200gを加え撹拌
し、60℃で2.6時間反応させた。反応後、反応液を
ガスクロマトグラフィーにより分析した。結果を以下に
記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:94.5% ・CS−12の選択率:56.2% ・CS−12の収率:53.1%
【0071】
【比較例4】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
3gに水酸化ナトリウム(NaOH、和光純薬製)0.
5gを加え全量を反応器に移し、イソブチルアルデヒド
600gを加え撹拌し、70℃で3時間反応させた。反
応後、反応液をガスクロマトグラフィーにより分析し
た。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:98.5% ・CS−12の選択率:23.6% ・CS−12の収率:23.2%
【0072】
【比較例5】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gに水酸化ナトリウム(NaOH、和光純薬製)0.
002gを加え全量を反応器に移し、イソブチルアルデ
ヒド600gを加え撹拌し、70℃で5時間反応させ
た。反応後、反応液をガスクロマトグラフィーにより分
析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:17.3% ・CS−12の選択率:73.5% ・CS−12の収率:12.7%
【0073】
【比較例6】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
3gにナトリウムメトキシド(MeONa、和光純薬
製)0.5gを加え全量を反応器に移し、イソブチルア
ルデヒド600gを加え撹拌し、70℃で2時間反応さ
せた。反応後、反応液をガスクロマトグラフィーにより
分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:98.1% ・CS−12の選択率:25.1% ・CS−12の収率:24.6%
【0074】
【比較例7】酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.
6gにナトリウムメトキシド(MeONa、和光純薬
製)0.002gを加え全量を反応器に移し、イソブチ
ルアルデヒド600gを加え撹拌し、70℃で4時間反
応させた。反応後、反応液をガスクロマトグラフィーに
より分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:20.1% ・CS−12の選択率:79.2% ・CS−12の収率:15.9%
【0075】
【比較例8】イソブチルアルデヒド600gにナトリウ
ムメトキシド(MeONa、和光純薬製)0.3gを加
え、70℃で1.5時間反応させた。反応後の液をガス
クロマトグラフィーにより分析した。結果を以下に記
す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.1% ・CS−12の選択率:80.7% ・CS−12の収率:76.7%
【0076】
【比較例9】水酸化カルシウム(Ca(OH)2、関東
化学製)39.2gを純水100mlに懸濁させた。硝
酸バリウム(Ba(NO32、和光純薬製)0.5gを
純水200mlに溶解させ、上記水酸化カルシウムの懸
濁液に加え、混合、乾燥を行った。得られた白色固体
4.0gを真空中、700℃で1時間焼成したのち、室
温まで冷却した。その結果、2重量%のバリウムを含有
する触媒が3.9g得られた。得られた触媒の全量を反
応器に移し、イソブチルアルデヒド200.0gを加え
撹拌し、110℃で1時間反応させた。反応後、反応液
を濾別した後濾液をガスクロマトグラフィーにより分析
した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:90.9% ・CS−12の選択率:83.8% ・CS−12の収率:76.2%
【0077】
【比較例10】硝酸カルシウム4水塩(Ca(NO32
・4H2O、和光純薬製)122.6gと、硝酸バリウ
ム(Ba(NO32、和光純薬製)1.7gを純水50
0mlに溶解させ、その溶液に炭酸アンモニウム((N
42CO3、和光純薬製)60.6gを純水300m
lに溶解させた溶液を加えた。生じた沈澱を濾過、水
洗、乾燥し触媒の前駆体とした。得られた白色固体7.
3gを真空中、900℃で1時間焼成し、全量を反応器
に移しイソブチルアルデヒド200.0gを加え撹拌
し、60℃で0.5時間反応させた。反応終了後、反応
液を濾別し、濾液をガスクロマトグラフィーにより分析
した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:98.8% ・CS−12の選択率:93.8% ・CS−12の収率:92.7%
【0078】
【比較例11】水酸化ナトリウム(NaOH、和光純薬
製)10gをイソブチルアルデヒド600gに加え攪拌
し、70℃で2時間反応させた。この液500gを取り
100gの水を加え油水分離した後公知の方法で精留し
た。結果を以下に記す。 (反応後) ・イソブチルアルデヒドの転化率:75.0% ・CS−12の選択率:90.2% ・CS−12収率:67.7% (精留後) ・CS−12の収量:248.6g ・精留効率:49.7%
【0079】
【実施例16】イソブチルアルデヒド600gにナトリ
ウムメトキシド(MeONa、和光純薬製)0.08g
を加え、40℃で1時間反応させた。後に酸化バリウム
(BaO、和光純薬製)0.3gを加え70℃で2.5
時間反応させた。反応後の液をガスクロマトグラフィー
により分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.3% ・CS−12の選択率:92.6% ・CS−12の収率:88.2%
【0080】
【実施例17】イソブチルアルデヒド600gにナトリ
ウムメトキシド(MeONa、和光純薬製)0.08g
を加え、40℃で1時間反応させた。後に酸化ストロン
チウム(SrO、Merck製)0.3gを加え70℃
で3.5時間反応させた。反応後の液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.7% ・CS−12の選択率:90.7% ・CS−12の収率:86.8%
【0081】
【実施例18】イソブチルアルデヒド600gにナトリ
ウムエトキシド(EtONa、和光純薬製)0.07g
を加え、40℃で1時間反応させた。後に酸化バリウム
(BaO、和光純薬製)0.3gを加え70℃で2時間
反応させた。反応後の液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:96.8% ・CS−12の選択率:92.9% ・CS−12の収率:89.9%
【0082】
【実施例19】イソブチルアルデヒド600gにカリウ
ムエトキシド(EtOK、アルドリッチ(Aldrich)社
製)0.09gを加え、40℃で1時間反応させた。後
に酸化バリウム(BaO、和光純薬製)0.3gを加え
70℃で2.5時間反応させた。反応後の液をガスクロ
マトグラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.9% ・CS−12の選択率:93.2% ・CS−12の収率:89.4%
【0083】
【実施例20】イソブチルアルデヒド600gにリチウ
ムメトキシド(MeOLi、和光純薬製)0.08gを
加え、40℃で1時間反応させた。後に酸化バリウム
(BaO、和光純薬製)0.3gを加え70℃で1.5
時間反応させた。反応後の液をガスクロマトグラフィー
により分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:92.8% ・CS−12の選択率:96.9% ・CS−12の収率:89.9%
【0084】
【実施例21】イソブチルアルデヒド600gにナトリ
ウム−t−ブトキシド(t−BuONa、和光純薬製)
0.11gを加え、40℃で1時間反応させた。後に酸
化バリウム(BaO、和光純薬製)0.3gを加え70
℃で2.5時間反応させた。反応後の液をガスクロマト
グラフィーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:96.5% ・CS−12の選択率:92.3% ・CS−12の収率:89.1%
【0085】
【実施例22】イソブチルアルデヒド600gにカリウ
ム−t−ブトキシド(t−BuOK、和光純薬製)0.
11gを加え、40℃で1時間反応させた。後に酸化バ
リウム(BaO、和光純薬製)0.3gを加え70℃で
3時間反応させた。反応後の液をガスクロマトグラフィ
ーにより分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:95.1% ・CS−12の選択率:93.1% ・CS−12の収率:88.5%
【0086】
【実施例23】イソブチルアルデヒド600gに水酸化
ナトリウム(NaOH、和光純薬製)0.06gを加
え、40℃で1時間反応させた。後に酸化バリウム(B
aO、和光純薬製)0.3gを加え70℃で3時間反応
させた。反応後の液をガスクロマトグラフィーにより分
析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:82.8% ・CS−12の選択率:95.5% ・CS−12の収率:79.1%
【0087】
【実施例24】イソブチルアルデヒド600gに水酸化
カリウム(KOH、和光純薬製)0.06gを加え、4
0℃で1時間反応させた。後に酸化バリウム(BaO、
和光純薬製)0.3gを加え70℃で4.5時間反応さ
せた。反応後の液をガスクロマトグラフィーにより分析
した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:90.8% ・CS−12の選択率:94.4% ・CS−12の収率:85.7%
【0088】
【実施例25】イソブチルアルデヒド600gに酸化ナ
トリウム(Na2O、アルドリッチ社製)0.15gを
加え、40℃で1時間反応させた。後に酸化バリウム
(BaO、和光純薬製)0.3gを加え70℃で3.5
時間反応させた。反応後の液をガスクロマトグラフィー
により分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:90.3% ・CS−12の選択率:92.5% ・CS−12の収率:83.5%
【0089】
【実施例26】実施例17の反応液500gを取り、1
0gの水を加え油水分離した後公知の方法で精留した。
結果を以下に記す。 ・CS−12の収量:425.1g ・精留効率:85.0%
【0090】
【比較例12】イソブチルアルデヒド600gに酸化バ
リウム(BaO、和光純薬製)0.6gを加え、40℃
で1時間反応させた。後にナトリウムメトキシド(Me
ONa、和光純薬製)0.08gを加え70℃で3時間
反応させた。反応後の液をガスクロマトグラフィーによ
り分析した。結果を以下に記す。 ・イソブチルアルデヒドの転化率:55.4% ・CS−12の選択率:95.2% ・CS−12の収率:52.7%
【0091】
【発明の効果】本発明の塩基触媒を用いて種々の反応を
行った場合、廃水の発生は極僅かで、且つ高効率、高収
率、低コストで化合物を製造する方法を提供することが
可能となり、工業上、大いに意義のあるものである。前
記塩基触媒は、特にカルボニル化合物からカルボニル化
合物誘導体を製造する方法に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属のアルコキシド、水酸化物
    及び酸化物からなる群から選ばれる一種以上のアルカリ
    金属化合物と、アルカリ土類金属酸化物とから構成さ
    れ、前記アルカリ金属化合物と前記アルカリ土類金属酸
    化物の重量比(アルカリ金属化合物の重量/アルカリ土
    類金属酸化物の重量)が0.005〜1の範囲であるこ
    とを特徴とする塩基触媒。
  2. 【請求項2】 前記重量比が0.01〜0.5の範囲で
    あることを特徴とする、請求項1記載の塩基触媒。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ金属がナトリウム、カリウ
    ム、及びリチウムからなる群から選ばれる、請求項1又
    は2記載の塩基触媒。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ土類金属が、バリウム及び
    ストロンチウムからなる群から選ばれる、請求項1〜3
    のいずれかに記載の塩基触媒。
  5. 【請求項5】 前記アルコキシドのアルキル基の炭素数
    が1〜12である、請求項1〜4のいずれかに記載の塩
    基触媒。
  6. 【請求項6】 前記塩基触媒が、アルカリ金属アルコキ
    シドのうちの一種以上の化合物とアルカリ土類金属酸化
    物のうちの一種上の化合物とから構成される、請求項1
    記載の塩基触媒。
  7. 【請求項7】 前記塩基触媒が、アルカリ金属酸化物の
    うちの一種以上の化合物とアルカリ土類金属酸化物のう
    ちの一種上の化合物とから構成される、請求項1記載の
    塩基触媒。
  8. 【請求項8】 前記塩基触媒が、アルカリ金属水酸化物
    のうちの一種以上の化合物とアルカリ土類金属酸化物の
    うちの一種上の化合物とから構成される、請求項1記載
    の塩基触媒。
  9. 【請求項9】 触媒の存在下にカルボニル化合物からカ
    ルボニル化合物誘導体を製造する方法において、前記触
    媒として、アルカリ金属のアルコキシド、水酸化物及び
    酸化物からなる群から選ばれる一種以上のアルカリ金属
    化合物と、アルカリ土類金属酸化物とから構成されるも
    のを用いることを特徴とする、カルボニル化合物誘導体
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 触媒の存在下にカルボニル化合物から
    カルボニル化合物誘導体を製造する方法において、前記
    触媒として、請求項1〜8のいずれかに記載の塩基触媒
    を用いることを特徴とする、カルボニル化合物誘導体の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記方法が、触媒としてアルカリ金属
    のアルコキシド、水酸化物及び酸化物からなる群から選
    ばれる一種以上のアルカリ金属化合物を用いる前段反応
    工程と、触媒としてアルカリ土類金属酸化物を用いる後
    段反応工程とからなることを特徴とする、請求項9又は
    10記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 前段反応工程の反応時間が0.1〜2
    時間であり、後段反応工程の反応時間が0.2〜3時間
    であることを特徴とする、請求項11記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記カルボニル化合物がアルデヒドで
    あり、前記カルボニル化合物誘導体がグリコールモノエ
    ステルであり、前記カルボニル化合物からカルボニル化
    合物誘導体を製造する方法が、前記アルデヒドの縮合反
    応により前記グリコールモノエステルを製造する方法で
    あることを特徴とする、請求項9〜12のいずれかに記
    載の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記カルボニル化合物が炭素数2〜1
    2のアルデヒドであることを特徴とする、請求項9〜1
    3のいずれかに記載の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記カルボニル化合物がイソブチルア
    ルデヒドであり、前記カルボニル化合物誘導体が2,
    2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイ
    ソブチレートであることを特徴とする請求項13記載の
    製造方法。
JP21366697A 1997-08-07 1997-08-07 塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法 Expired - Fee Related JP4048578B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21366697A JP4048578B2 (ja) 1997-08-07 1997-08-07 塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法
CN98809877A CN1273540A (zh) 1997-08-07 1998-08-05 制备羰基化合物衍生物的碱性催化剂和方法
KR1020007001236A KR20010022642A (ko) 1997-08-07 1998-08-05 염기 촉매 및 카르보닐 화합물 유도체의 제조 방법
US09/485,238 US6632959B2 (en) 1997-08-07 1998-08-05 Basic catalysts and process for producing carbonyl compound derivatives
EP98936668A EP1027925A4 (en) 1997-08-07 1998-08-05 BASE CATALYSTS AND PROCESS FOR PRODUCING CARBONYL DERIVATIVES
PCT/JP1998/003488 WO1999007468A1 (fr) 1997-08-07 1998-08-05 Catalyseurs de base et procede de production de derives de composes carbonyles
AU85597/98A AU8559798A (en) 1997-08-07 1998-08-05 Basic catalysts and process for producing carbonyl compound derivatives
TW087113034A TW496772B (en) 1997-08-07 1998-08-07 Base catalyst and method for producing derivative of carbonyl compound

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21366697A JP4048578B2 (ja) 1997-08-07 1997-08-07 塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1147591A true JPH1147591A (ja) 1999-02-23
JP4048578B2 JP4048578B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=16642956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21366697A Expired - Fee Related JP4048578B2 (ja) 1997-08-07 1997-08-07 塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6632959B2 (ja)
EP (1) EP1027925A4 (ja)
JP (1) JP4048578B2 (ja)
KR (1) KR20010022642A (ja)
CN (1) CN1273540A (ja)
AU (1) AU8559798A (ja)
TW (1) TW496772B (ja)
WO (1) WO1999007468A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030021485A (ko) * 2001-09-06 2003-03-15 주식회사 엘지화학 글리콜 모노에스테르의 제조방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4434716B2 (ja) * 2003-12-17 2010-03-17 三菱瓦斯化学株式会社 アミノ組成物の製造方法
CN104908075B (zh) * 2015-06-29 2017-05-10 厦门米特自动化设备有限公司 一种把卷筒绝缘纸裁切成段状绝缘纸的装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3091632A (en) 1961-07-06 1963-05-28 Eastman Kodak Co Process for the production of glycol monoesters from aldehydes
GB1259766A (en) * 1970-04-10 1972-01-12 Monsanto Co Oxidative coupling reaction
US4127470A (en) * 1977-08-01 1978-11-28 Exxon Research & Engineering Company Hydroconversion with group IA, IIA metal compounds
JPS55153743A (en) * 1979-05-17 1980-11-29 Asahi Chem Ind Co Ltd Preparation of unsaturated carboxylic acid ester
JPS5865245A (ja) 1981-10-14 1983-04-18 Kyowa Yuka Kk グリコ−ルモノエステルの製造方法
DE3447029A1 (de) * 1984-12-22 1986-06-26 Ruhrchemie Ag, 4200 Oberhausen Verfahren zur herstellung von 2,2,4-trimethyl-1,3-pentandiolmonoisobutyrat
US4657890A (en) * 1985-09-20 1987-04-14 The Dow Chemical Company Catalyst for preparing p-isopropenyl phenol
DE3534530A1 (de) 1985-09-27 1987-04-09 Manfred Prof Dr Baerns Kontinuierliches verfahren zur oxidativen kopplung von methan zu c(pfeil abwaerts)2(pfeil abwaerts)(pfeil abwaerts)+(pfeil abwaerts)-kohlenwasserstoffen in gegenwart von katalysatoren
US4883906A (en) * 1987-11-25 1989-11-28 Union Carbide Corporation Production of trisubstituted hydroxyalkyl alkanoates from aldehydes
US5206414A (en) * 1990-01-11 1993-04-27 Ciba-Geigy Corporation Process for the preparation of hydroxyphenylpropionic acid esters
DE4217124A1 (de) * 1992-05-23 1993-11-25 Roehm Gmbh Verfahren zur Herstellung von endständig Stickstoffheterocyclus-substituiertem (Meth)acrylsäureester
JPH06343862A (ja) * 1993-06-10 1994-12-20 Sekisui Chem Co Ltd 固体塩基触媒の製造方法
EP0707887B1 (en) * 1994-10-18 2000-04-05 Chisso Corporation Process for producing a solid basic catalyst and a process for producing a carbonyl compound derivative using the same
JPH09169687A (ja) * 1995-12-21 1997-06-30 Mitsui Toatsu Chem Inc イソホロンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030021485A (ko) * 2001-09-06 2003-03-15 주식회사 엘지화학 글리콜 모노에스테르의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999007468A1 (fr) 1999-02-18
KR20010022642A (ko) 2001-03-26
CN1273540A (zh) 2000-11-15
US20020169069A1 (en) 2002-11-14
EP1027925A1 (en) 2000-08-16
EP1027925A4 (en) 2002-03-13
US6632959B2 (en) 2003-10-14
AU8559798A (en) 1999-03-01
JP4048578B2 (ja) 2008-02-20
TW496772B (en) 2002-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09216850A (ja) カルボン酸エステルの製造方法
RU2233830C2 (ru) Способ получения смесей спиртов с кетонами
JP2003300926A (ja) α−ヒドロキシカルボン酸又はα−オキソカルボン酸の製造方法
EP0707887B1 (en) Process for producing a solid basic catalyst and a process for producing a carbonyl compound derivative using the same
JPH1147591A (ja) 塩基触媒及びカルボニル化合物誘導体の製造方法
EP1748042B1 (en) Process for producing adipic acid
JPS6052136B2 (ja) アルコ−ルの製造法
JP2859957B2 (ja) ジヒドロキシエステルの製造方法
JP2004217625A (ja) アジピン酸の製造方法
JPH01294646A (ja) シクロヘキサノール及びシクロヘキサノンの製造方法
JPH07258156A (ja) グリコールモノエステルの製造法
JPH05168928A (ja) 脱水素反応用触媒及び該触媒の製造法、並びに該触媒を使用するカルボニル化合物の製造法
CA2091615C (en) Process for producing vitamin a acid
JPH021819B2 (ja)
JPH07232069A (ja) アルコール製造用水素化触媒の製造方法
JPH08299790A (ja) 固体塩基触媒とその製造法および該触媒を用いたカルボニル化合物誘導体の製造法
JP4207287B2 (ja) 2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレートの連続製造方法
JPH11279121A (ja) β−アルコキシプロピオン酸アルキル類の製造法
JPS6136732B2 (ja)
JPH08245459A (ja) フェノール性水酸基含有縮合多環式化合物の二量化物の製法
JPH0546253B2 (ja)
JP3124304B2 (ja) (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
JPH05168929A (ja) カルボニル化合物の還元用触媒及び該触媒の製造法、並びに該触媒を使用するアルコールの製造法
JP2003038962A (ja) アルデヒド二量化によるカルボン酸エステル類の合成触媒とカルボン酸エステル類の製造方法
JPH09234368A (ja) 新規なルテニウムおよびスズ含有固体触媒およびそれを用いるアリールアルキルアルコールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040617

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees