JPH1147226A - 自動指圧装置 - Google Patents

自動指圧装置

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JPH1147226A
JPH1147226A JP20336197A JP20336197A JPH1147226A JP H1147226 A JPH1147226 A JP H1147226A JP 20336197 A JP20336197 A JP 20336197A JP 20336197 A JP20336197 A JP 20336197A JP H1147226 A JPH1147226 A JP H1147226A
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JP
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pot
head
bed
shiatsu
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JP20336197A
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English (en)
Inventor
Shigeo Takeuchi
茂夫 竹内
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Takeuchi Iron Works Corp
Original Assignee
Takeuchi Iron Works Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッド上に伏臥する治療者の体形を測定し
て、治療者の指圧すべき「つぼ」の位置を測定検出し、
その「つぼ」の位置を、移動指圧手段に設けた指圧頭に
より自動的に指圧できるようにした、自動指圧装置であ
る。 【解決手段】 治療者が伏臥するベッドBに、センサー
付の指圧手段Fを設けた走行フレーム2を往復走行でき
るように設け、その指圧手段FをベッドBの一体から他
端へ走行させることにより治療者の体形を測定して治療
者の指圧すべき「つぼ」の位置を検知測定し、これに基
づき指圧手段の指圧頭を移動制御して前記「つぼ」の位
置の指圧を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動指圧、特に治
療者の「つぼ」を自動的に的確に捕らえてそこを指圧で
きるようにした、自動指圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、寝台上に、その前後方向に走行す
る走行フレームを設け、その走行フレームに寝台の左右
方向に移動できるように指圧頭を支持し、寝台上に伏臥
した治療者が制御盤を操作することにより指圧頭を移動
制御して、全身を万遍なく指圧できるようにした、自動
指圧装置は公知である(特公昭51−4032号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで各治療者の
「つぼ」の位置は、体形すなわち身体の外観的な全体形
状によって違ってくる。
【0004】しかしながら前記従来の指圧装置は、指圧
を自動的に行なうときの、指圧する位置が、各治療者の
体形の相違による「つぼ」の位置を考慮して決められて
いなかったため、指圧位置が「つぼ」の位置からずれて
しまい、十分な指圧効果が得られないという課題があっ
た。
【0005】また操作スイッチにより指圧頭の位置を調
整するときに、治療者には指圧頭が見えないため指圧頭
の位置調整が難しく、さらに治療を受ける度に操作スイ
ッチにより指圧頭の位置を調整しなければ、指圧の効果
が得られないという他の課題もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、治療者の体形に応じた「つぼ」の位置を自動的に的
確に検出測定し、この「つぼ」位置を指圧するようにし
て指圧効果を向上させ、前記課題を解決することを目的
とするものである。
【0007】また本発明は、治療者が必要に応じて指圧
頭の位置の調整を容易に行なえるようにして前記課題を
解決することを他の目的とするものである。
【0008】さらに本発明は指圧頭の位置の調整の内容
を記憶し、その記憶させた治療者がつぎに指圧をうける
ときに、記憶している位置で指圧を行なえるようにして
前記課題を解決することをさらに他の目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本請求項1記載の発明によれば、治療者が伏臥する
ベッドと、このベッド上を往復移動可能な、センサー付
の移動指圧手段とを備え、前記移動指圧手段をベッドの
一端から他端に移動させ、治療者の体形を測定して治療
者の指圧すべき「つぼ」の位置を検出測定してこの「つ
ぼ」の位置を指圧するために、前記移動指圧手段は、左
右および上下に移動制御される指圧頭を備えていること
を特徴としており、かかる構成によれば、治療者の体形
に応じた「つぼ」の位置を自動的に的確に捕らえてそこ
を指圧できるようにして指圧効果を向上させることがで
きる。
【0010】また上記目的達成のため、本請求項2記載
の発明によれば、前記請求項1記載のものにおいて、人
体と、指圧頭とを撮影するテレビカメラと、治療者が見
えるようにベッドに設けられた、テレビカメラで撮影し
た映像を映す画面と、指圧頭の位置を補正する操作手段
とを備え、画面で指圧頭の位置を確認しながら操作手段
により前記検出測定した、指圧すべき「つぼ」の位置を
補正できるようにしたことを特徴としており、かかる構
成によれば、前記請求項1記載の発明の効果に加えて、
治療者が指圧頭の位置の調整を容易に行ない、「つぼ」
の位置のずれを補正してより的確に「つぼ」位置を指圧
することができる。
【0011】さらに上記目的達成のため、本請求項3記
載の発明によれば、前記請求項2記載のものにおいて、
個人「つぼ」記憶手段から個人の「つぼ」の位置を読み
出し、前記指圧頭による指圧実行後に、実行した「つ
ぼ」の位置を前記記憶手段に記憶させる管理手段を有
し、前記読み出した個人の「つぼ」の位置に基づいて指
圧を実行することを特徴としており、かかる構成によれ
ば、前記請求項2記載のものの効果に加えて、指圧頭の
位置の調整の内容を記憶して、その記憶させた治療者が
つぎの指圧をするときに、記憶している位置での指圧を
自動的に的確に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的
に説明する。
【0013】図1〜11は、本発明の第1実施例を示す
もので、図1は、自動指圧装置の全体側面図、図2は、
図1の2線矢視の自動指圧装置の全体平面図、図3は、
図1の3線矢視の自動指圧装置の後面図、図4は、図3
の4−4線に沿う移動指圧手段の縦断側面図、図5は、
図4の5線矢視の移動指圧手段の前面図、図6は、図4
の6線矢視の移動指圧手段の上面図、図7は、操作パネ
ルの正面図、図8は、台車の移動制御の説明図、図9
は、治療者の身体の輪郭検出制御の説明図、図10は、
制御装置のブロック図、図11は、指圧の作用を示すフ
ローチャート図である。
【0014】図1,2において、ベッドBの、平面長方
形状のベッドフレーム1の左右両側部には、対をなす左
右走行レール3,3がその全長にわたり互いに平行に一
体に設けられており、その左右走行レール3,3には、
そのベッドフレーム1を跨ぐようにして門型に形成され
る走行フレーム2を有する移動指圧手段Fが、前後方向
に往復走行できるように支持されている。
【0015】前記門型の走行フレーム2の左右脚部
1 ,22 の下部には、前記左右走行レール3,3の上
面を転動し得る駆動輪4および従動輪5と、左右走行レ
ール3,3の下面を転動し得る2個の従動輪6とがそれ
ぞれ軸架されるとともに前記駆動輪4を伝動機構を介し
て駆動する走行モータ7がそれぞれ設けられており、前
記走行モータ7,7の同調正、逆回転駆動により走行フ
レーム2をベッドフレーム1の前後方向(図1,2の左
右方向)に往復走行させることができる。
【0016】またベッドフレーム1には、走行フレーム
2がベッドBの前端のスタート位置Sすなわち基準位置
Xo(図1,2の実線位置)にあることを検出するスイ
ッチK1 および走行フレーム2が走行終端位置E(図
1,2の2点鎖線位置)にあることを検出するスイッチ
1Eが設けられ、走行フレーム2には、その走行フレー
ム2の走行に伴ってパルスを発生するエンコーダC1
設けられている。
【0017】図3〜5に明瞭に示すように、走行フレー
ム2の上部左右両側部間には、断面長方形の台車レール
8がベッドBの前後方向に揺動可能に支持されている。
台車レール8の両端には、軸9,9が一体に突設されて
おり、これらの軸9,9は走行フレーム2の左右両側に
軸受を介して回転自在に支持される。また走行フレーム
2には、台車揺動モータ10が支持され、この台車揺動
モータ10は、減速伝動機構を介して前記軸9に連動さ
れており、この揺動モータ10の正、逆回転駆動により
台車レール8を正逆すなわちベッドBに対して前後方向
に揺動させ、後述する指圧頭27の進退方向を、略鉛直
方向と後傾斜方向とにすることができる。
【0018】また図4に示すように、走行フレーム2に
は、台車レール8の揺動中心を通る縦軸線l1 −l1
略鉛直になる基準位置αoにあることを検出するスイッ
チK 2 および台車レール8の揺動に伴ってパルスを出力
するエンコーダC2 が設けられている。
【0019】台車レール8には、左右一対の台車1
L ,11R がベッドBに対して左右方向にそれぞれ走
行可能に支持されており、これらの台車11L ,11R
の上部は、走行フレーム2の上面の開口を通してその上
方に突出している。図4,5に示すように、上部レール
8上には、その略全長にわたり断面山形の上部レール8
1が、またその下面には、その略全長にわたり断面長方
形の下部レール82 がそれぞれ固定されている。また各
台車11L ,11R の上部には上部レール81 上を転動
する、駆動輪12および従動輪13がそれぞれ軸支さ
れ、また各台車11L,11R の下部には、下部レール
2 の両側面上を転動する4個の従動輪141および下
部レール82 の下面上を転動する2個の従動輪142
それぞれ軸支され、さらに各台車11L ,11R の上面
には、前記駆動輪12に伝動機構を介して連結される移
動モータ15が支持されている。したがって移動モータ
15の正、逆駆動により左右台車11L ,11R を台車
レール8に沿い、すなわちベッドBの左右方向(図2の
上下方向、図3の左右方向)に強制往復走行させること
ができる。
【0020】また台車レール8には、左右台車11L
11R が、ベッドBの左右方向中央寄りの後述する左右
台車位置ZALK,ZARK(図2,3に示す実線位置)に
あることを検出するスイッチK3L,K3R、左台車11L
が左方移動限位置にあることを検出するスイッチK3LE
および右台車11R が右方移動限位置にあることを検出
するスイッチK3RE が設けられ、さらに左右台車1
L ,11R には、それら台車11L ,11R の走行に
伴ってパルスを出力するエンコーダC3L,C3R(図5参
照)がそれぞれ設けられている。
【0021】図4〜6に示すように、左右台車11L
11R の外端面には、上下方向に延びるガイドレール1
6が一体に設けられ、このガイドレール16に形成し
た、横断面鳩尾状のガイド面161 には、そのガイド面
161 に案内されて昇降し得る昇降台17が上下に摺動
可能に嵌合されている。昇降台17の中央部には、その
上下に貫通するめねじ孔18(図4参照)が穿設され、
このめねじ孔18には、左右台車11L ,11R の上下
より一体に突設した上下ブラケットに回転自在に支持さ
れたおねじ棒19が螺挿されている。おねじ棒19の上
端には、ウオームホイール201 が固着され、このウオ
ームホイール201 には、台車11L ,11R に設けた
昇降モータ21の出力軸に固定したウオーム202 が噛
合されている。したがって昇降モータ21の正、逆回転
駆動により昇降台17を昇降させることができる。
【0022】また図4に示すように、左右台車11L
11R には、昇降台17が上限位置にあることを検出す
るスイッチK4L,K4Rおよび昇降台17の昇降に伴って
パルスを出力するエンコーダC4L,C4Rが設けられてい
る。
【0023】図5,6に示すように、昇降台17の前面
中央部には、支軸22が前方に向けて一体に設けられ、
この支軸22には、大径の従動歯車23が略水平軸線回
りに回転自在に支持され、また昇降台17の一側には傾
斜モータ24が設けられており、この傾斜モータ24の
出力軸に固定した駆動歯車25は、前記従動歯車23に
噛合されている。また図4〜6に示すように、前記従動
歯車23の前面中央部には、ブラケットを介して上下方
向に延びるシリンダ26のシリンダバレル26 1 が、そ
のシリンダ26の中心軸線262 回りに回転可能に支持
され、このシリンダ26のシリンダロッド263 の下端
には指圧頭27がシリンダロッド263に対して昇降可
能、かつシリンダロッド263 と一体に中心軸線262
回りに回転可能に支持されている。シリンダロッド26
3 の途中には、ばね受け28が固定されていて、このば
ね受け28と指圧頭27との間には、圧縮ばね29が設
けられており、この圧縮ばね29の弾発力により指圧頭
27は下向きに付勢されている。そして指圧頭27に所
定以上の上向きの力が働くと、その指圧頭27が圧縮ば
ね29の弾発力に抗してシリンダロッド263 に対して
上昇し、前記力が解放されると指圧頭27が圧縮ばね2
9の弾発力によりシリンダロッド263 に対して下降す
る。これにより人体に所定以上の力が掛からないように
することができる。前記指圧頭27は、少なくともその
指圧面が弾性材により構成され、人の指先面と同じ形状
でしかもそれと同じ感触を持つように形成される。
【0024】またシリンダロッド263 は、シリンダバ
レル261 と一体に中心軸線262まわりに回転可能で
ある。図6に明瞭に示すように前記シリンダバレル26
1 の上端には、前端にU字状のフオーク部301 を有す
るアーム30が固定され、フオーク部301 には、前記
従動歯車23に前面に設けた揺動モータ31の出力軸に
固定した偏心カム32が遊合されている。
【0025】図3に示すように、走行フレーム2の上部
には、油圧ポンプ35と、これに油路を介して接続され
る切換弁36が設けられ、この切換弁36の出力ポート
は油路を介して前記シリンダ26の2つのポートに接続
されている。そして油圧ポンプ35からの圧力油は、切
換弁26の切換制御により減圧されてシリンダ26の2
つのポートに選択的に供給される。これにより油圧ポン
プ35を作動させて、切換弁36を一方向に切換えれ
ば、シリンダ26が伸長作動されて指圧頭27を下降さ
せ、また切換弁36を他方向に切換えれば、シリンダ2
6が縮小作動されて指圧頭27を上昇させることができ
る。
【0026】また揺動モータ31の駆動により指圧頭2
7を、中心軸線262 まわりに揺動させることができ、
さらに各傾斜モータ24の正、逆回転駆動により、図5
に矢印で示すようにシリンダ26を左右方向に揺動さ
せ、これにより指圧頭27の進退方向を鉛直方向と左お
よび右傾斜方向とすることができる。
【0027】図5に示すように、各昇降台17には、シ
リンダ26の中心軸線262 が略鉛直になる基準位置W
oにあることを検出するスイッチK5L,K5Rおよび従動
歯車23の回転に伴ってパルスを出力するエンコーダC
5L,C5Rが設けられる。
【0028】図1〜3において、走行フレーム2の左右
方向中央部には、テレビカメラ33が設けられ、このテ
レビカメラ33によりベッドB上に伏臥した治療者の人
体を上から撮影することができ、また指圧頭27の人体
に対する相対位置を撮影することができる。また走行フ
レーム2の側部には、側面センサーSSとしての複数の
光電スイッチ34が上下方向に沿って設けられており、
各光電スイッチ34は、通常のように投光器341 と受
光器342 とより構成されている。そして光電スイッチ
34によりベッドB上に伏臥した治療者の人体の上端位
置を検出することができる。
【0029】ベッドB上に伏臥した治療者の目の位置に
は、透視穴Hが開口されており、また透視穴Hの直下に
おいてベッドBの下にはテレビ37が設けられており、
このテレビ37により前記テレビカメラ33により撮影
した映像が映し出されるようになっている。
【0030】また図1,2に示すようにベッドBには操
作パネル38と、移動指圧手段Fの制御を行なう制御装
置52を納めた制御盤39とが設けられている。
【0031】また図2に示すように、ベッドBの上面に
は、その上に伏臥した治療者のあごの位置を示すあご位
置線L1 と、そのウエストの位置を示すウエスト位置線
2と、移動指圧手段Fの中心を示す移動指圧手段中心
線L3 が描かれている。
【0032】図7に示すように、前記操作パネル38に
は、指圧開始を入力するスタートキーSTと、操作キー
群Aとしての、指圧頭27の位置の変更を入力する入力
キー40、指圧頭27の前進および後進を入力する前進
キー411 および後進キー412 、右指圧頭27の右進
および左進を入力する右進キー421 および左進キー4
2 、左指圧頭27の右進および左進を入力する右進キ
ー431 および左進キー432右指圧頭27の下降およ
び上昇を入力する下降キー441 および上昇キー4
2、左指圧頭27の下降および上昇を入力する下降キ
ー451 および上昇キー45 2 と、挿入されたカードに
記録されている個人記号を読み取るカードリーダ49、
挿入されたICカードに記憶されている後述する個人
「つぼ」情報を読み取り、また前記ICカードに個人
「つぼ」情報を記憶させるICカードリーダ50、およ
び個人記号を入力するテンキー51と、が設けられてい
る。
【0033】また図10に示すように、制御装置52に
は、走行フレーム位置検出手段P1 、台車レール傾斜角
度検出手段P2 、左右台車位置検出手段P3L,P3R、左
右指圧頭下端位置検出手段P4L,P4R、および左右シリ
ンダ傾斜角度検出手段P5L,P5Rと、輪郭検出制御手段
1 、「つぼ」算出手段G2 、制御手段G3 、管理手段
4と、標準体「つぼ」記憶手段M1 、輪郭記憶手段M
2 、実行「つぼ」記憶手段M3および内部個人「つぼ」
記憶手段M4 、とが設けられている。
【0034】走行フレーム位置検出手段P1 は、フレー
ム基準位置検出スイッチK1 とエンコーダC1 との信号
に基づいてフレーム基準位置Xoからの走行フレーム2
の走行位置(フレーム基準位置Xoからの距離)Xを検
出する(図9参照)。すなわち、走行位置Xは、走行フ
レーム2がスタート位置Sにあり、台車レール8が基準
位置αoにあるときの指圧頭27の先端271 の位置を
基準位置Xoとしたときの(図1参照)その基準位置X
oから、走行フレーム2がスタート位置Sから離れた位
置にあり台車レール8が基準位置αoにあるときの指圧
頭27の先端271 までの距離と一致する。
【0035】台車レール傾斜角度検出手段P2 は、台車
レール基準位置検出スイッチK2 とエンコーダC2 との
信号に基づいて台車レール基準位置αoからの台車レー
ル8の傾斜角度αを検出する(図4参照)。
【0036】左台車位置検出手段P3Lは、左台車位置検
出スイッチK3LとエンコーダC3Lとの信号に基づいて、
左台車11L のシリンダ26の中心軸線262 (以下、
左中心軸線262 という)が基準位置Woにあるときの
その左中心軸線262 が、移動指圧手段Fの中心線L3
上にあるときを左台車11L の基準位置とし、その左台
車11L の基準位置からの左台車11L の位置(左台車
11L の基準位置からの距離)ZAL を検出する。すな
わち、左台車位置ZAL は、中心線L3 を基準位置ZLO
としたときのその基準位置ZLOから、左台車11L が基
準位置から離れた位置にあるときの基準位置Woにある
左中心軸線262 までの距離と一致する(図8参照)。
【0037】左台車位置ZAL は、左台車11L が予め
決められた左台車位置ZALKから左に移動したときは、
左台車位置ZALKに左台車11L の左台車位置ZALK
らの移動距離Zaを加算(ZAL =ZALK+Za)し、
また右に移動したときは、左台車位置ZALKから左台車
位置11L の左台車位置ZALKからの移動距離Zaを減
算(ZAL =ZALK−Za)して算出する。そして、左
中心軸線262 が、基準位置ZLOより左にあるときは+
ZAL として検出され、右にあるときは−ZA L として
検出される(図8参照)。
【0038】右台車位置検出手段P3Rは、右台車位置検
出スイッチK3RとエンコーダC3Rとの信号に基づいて、
右台車11R のシリンダ26の中心軸線262 (以下、
右中心軸線262 という)が基準位置Woにあるときの
その右中心軸線262 が、移動指圧手段Fの中心線L3
上にあるときを右台車11R の基準位置とし、その右台
車11R の基準位置からの右台車11R の位置(右台車
11R の基準位置からの距離)ZAR を検出する。すな
わち、右台車位置ZAR は、中心線L3 を基準位置ZRO
としたときのその基準位置ZROから、右台車11R が基
準位置から離れた位置にあるときの基準位置Woにある
右中心軸線262 までの距離と一致する(図8参照)。
【0039】右台車位置ZAR は、右台車11R が予め
決められた右台車位置ZARKから右に移動したときは、
右台車位置ZARKに右台車11R の右台車位置ZARK
らの移動距離Zaを加算(ZAR =ZARK+Za)し、
また左に移動したときは、右台車位置ZARKから右台車
11R の右台車位置ZARKからの移動距離Zaを減算
(ZAR =ZARK−Za)して算出する。そして、右中
心軸線262 が、基準位置ZROより右にあるときは+Z
R として検出され、左にあるときは−ZAR として検
出される(図8参照)。
【0040】左指圧頭下端位置検出手段P4Lは、昇降台
基準位置検出スイッチK4LとエンコーダC4Lとの信号に
基づいて、台車レール8が基準位置αoにあり、左中心
軸線262 が基準位置Woにあるときの左台車11L
指圧頭27の下端272 の位置を、昇降台17が上限位
置にあるときの指圧頭27の下端272 の位置より所定
距離上方にある基準位置Yoからの位置(基準位置Yo
からの距離)YL として検出する(図9参照)。
【0041】右指圧頭下端位置検出手段P4Rは、昇降台
基準位置検出スイッチK4RとエンコーダC4Rとの信号に
基づいて、台車レール8が基準位置αoにあり、右中心
軸線262 が基準位置Woにあるときの右台車11R
指圧頭27の下端272 の位置を、前記基準位置Yoか
らの位置(基準位置Yoからの距離)YR として検出す
る(図9参照)。
【0042】左シリンダ傾斜角度検出手段P5Lは、シリ
ンダ基準位置検出スイッチK5LとエンコーダC5Lとの信
号に基づいてシリンダ基準位置Woからの左中心軸線2
2の傾斜角度を検出する(図5参照)。
【0043】右シリンダ傾斜角度検出手段P6Rは、シリ
ンダ基準位置検出スイッチK6RとエンコーダC6Rとの信
号に基づいてシリンダ基準位置Woからの右中心軸線2
2の傾斜角度を検出する(図5参照)。
【0044】標準体「つぼ」記憶手段M1 は、治療者の
標準体の体形の基準値としてのあごから踵までの距離T
および肩幅Wと、標準体の「つぼ」の位置を、その標準
体の「つぼ」の位置を指圧するための指圧頭27の位置
として予め複数記憶している。すなわち、図2に示すよ
うに、左右の「つぼ」の位置を一対として、走行フレー
ム2の走行位置XB、左右台車11L ,11R の位置Z
L ,ZBR として複数対記憶している。また各「つ
ぼ」の位置に対応させて台車レール8の傾斜角度αBが
記憶されている。なお、この実施例では、背中および肩
の「つぼ」の位置を記憶していて、背中の「つぼ」は、
台車レール8を基準位置αo(αB=αo)、左右中心
軸線262 をシリンダ基準位置Woにして、また肩の
「つぼ」は、台車レール8を基準位置αoから傾斜さ
せ、左右中心軸線262 をシリンダ基準位置Woにして
指圧を行なう。
【0045】輪郭記憶手段M2 は、検出した、治療者の
身体の輪郭を記憶する。
【0046】実行「つぼ」記憶手段M3 は、後述する実
行「つぼ」位置、傾斜角度αB、側面輪郭および左右の
側面輪郭を記憶する。
【0047】内部個人「つぼ」記憶手段M4 は、後述す
る個人「つぼ」情報を記憶する。
【0048】輪郭検出制御手段G1 は、テレビカメラ3
3の映像信号から、そのテレビカメラ33の中心直下の
左右線上の治療者の左右端位置を、前記基準位置ZL0
R0からの位置(基準位置ZL0,ZR0からの距離)
L ,ZR として検出し、また側面センサーSSの信号
から、治療者の上端位置を前記基準位置Y0 からの位置
(基準位置Y0 からの距離)Yとして検出し、走行位置
Xに対応させて治療者の左右端位置ZL ,ZR および上
端位置Yを輪郭記憶手段M2 に記憶する。
【0049】なお、前記左右端位置ZL ,ZR は、テレ
ビカメラ33の中心と指圧頭27の先端271 とが一致
しているので、検出したときの走行位置Xに対応させて
記憶し、上端位置Yは、検出したときの走行位置Xに、
側面センサーSSと指圧頭先端271 との位置ずれD
(図1参照)を加算した走行位置Xに対応させて記憶す
る。これにより輪郭記憶手段M2 に、治療者の上方から
見た輪郭が上面輪郭(図9参照)として記憶され、また
側方から見た輪郭が側面輪郭(図9参照)として記憶さ
れる。
【0050】「つぼ」算出手段G2 は、上面輪郭に基づ
いて、あご位置線L1 から治療者の踵までの距離Tsお
よび肩幅Wsを算出する(図9参照)。そして標準体
の、踵までの距離Tおよび肩幅Wを、算出した前記距離
Tsおよび肩幅Wsに合うように所定の比率で拡大また
は縮小するとともに、標準体の複数の「つぼ」の位置を
それと同じ比率で拡大または縮小し、その結果治療者の
「つぼ」の位置を、図2に示すように、走行フレーム2
の走行位置XC、左右台車11L ,11R の位置Z
L ,ZCR として算出する。すなわち、治療者の「つ
ぼ」の位置は、その治療者の「つぼ」の位置を指圧する
ための指圧頭27の位置として算出される。なお、走行
フレーム2の走行位置は、あご位置線L1 に対応する走
行位置X1 より後方のみ拡大または縮小する。すなわ
ち、XC=X1 +(XB−X1 )Ts÷T、ZCL =Z
L ×Ws÷W、ZCR =ZBR ×Ws÷Wとして算出
する。(なお、図2には、XCとXB、ZCL とZ
L 、ZCR とZBR が、同一位置に示されているが、
TsとT、WsとWの関係により同一位置になるとき
と、ならないときがある。) そして、前記算出した治療者の「つぼ」の位置を、実行
「つぼ」位置として実行「つぼ」記憶手段M3 に記憶す
るとともに、前記側面輪郭を実行「つぼ」記憶手段M3
に記憶する。なお、各実行「つぼ」位置に対応させて台
車レール8の傾斜角度αBを記憶する。
【0051】制御手段G3 は、実行「つぼ」記憶手段M
3 が記憶している実行「つぼ」位置の内の所定の「つ
ぼ」位置と、フレーム位置検出手段P1 が検出した走行
位置Xに基づいてXC=Xとなるように左右走行モータ
7,7を制御し、台車位置検出手段P3L,P3Rが検出し
た左右台車位置ZAL ,ZAR に基づいてZCL =ZA
L 、ZCR =ZAR となるように移動モータ15,15
を制御し指圧頭27を治療者の「つぼ」の位置の上方に
移動する(図2参照)。
【0052】つぎに前記所定の「つぼ」位置および側面
輪郭と、指圧頭下端位置検出手段P 4L,P4Rが検出した
指圧頭27の下端位置YL ,YR に基づいて走行位置X
Cの上端位置Yから所定距離Ya減算した位置と下端位
置YL ,YR とがY−Ya=YL 、Y−Ya=YR とな
るように昇降モータ21を制御して指圧頭27の下端2
2 を治療者の上端位置から所定距離Ya離れた位置
(以下、昇降位置という)にする。そして指圧頭27の
揺動モータ31を駆動し、シリンダ26を伸長作動させ
て指圧を行なう。
【0053】「つぼ」を指圧して所定時間経過したらシ
リンダ26を縮小作動させてから、指圧頭27をつぎの
所定の「つぼ」位置の上方にするとともに指圧頭27の
下端272 を昇降位置に移動させてつぎの指圧を行な
う。
【0054】なお、治療者の背中を指圧するときは、シ
リンダ26を鉛直位置(台車レール8は基準位置αo、
左右中心軸線262 は基準位置Wo)にして伸長作動さ
せて指圧を行なう。また治療者の肩を指圧するときは、
所定の「つぼ」位置の傾斜角度αB、レール傾斜角度検
出手段P2 が検出した傾斜角度αに基づいてαB=αに
なるように台車揺動モータ10を駆動して、シリンダ2
6を略鉛直位置から後方傾斜位置(図4、二点鎖線位
置)にし、左右中心線262 は、基準位置Woにし、指
圧頭27の下端272 を予め決められた位置にしてから
指圧を行なう。
【0055】また操作キー群A(図7参照)による操作
があると、操作信号により走行モータ7,7、移動モー
タ15,15および昇降モータ21,21を制御する。
そして実行「つぼ」記憶手段M3 が記憶している実行
「つぼ」位置を後述するように変更させたい位置に更新
し、その更新した実行「つぼ」位置で指圧を実行する。
【0056】なお、下降キー441 ,451 および上昇
キー442 ,452 が操作されたときは、後述するよう
に、実行「つぼ」記憶手段M3 に左右の側面輪郭を記憶
する。
【0057】また、実行「つぼ」記憶手段M3 に左右の
側面輪郭が記憶されているときは、左台車11L の指圧
頭27の下端272 の前記昇降位置は左側面輪郭を用い
て制御し、右台車11R の指圧頭27の下端272 の前
記昇降位置は右側面輪郭を用いて制御する。
【0058】管理手段G4 は、制御手段G3 からの指圧
終了信号により実行「つぼ」記憶手段M3 が記憶してい
る実行「つぼ」位置、傾斜角度αB、側面輪郭および左
右の側面輪郭を個人「つぼ」情報として、内部個人「つ
ぼ」記憶手段M4 の個人記号に対応させて記憶させる。
または、ICカードに記憶させる。
【0059】さらにカードリーダ49およびテンキー5
1により個人記号が入力されたときに、入力された個人
記号に対応する個人「つぼ」情報を内部個人「つぼ」記
憶手段M4 から読み出す。またICカードが用いられた
ときに、ICカードから個人「つぼ」情報を読み出す。
【0060】次に第1実施例の作用を主に図7,11を
参照して説明する。
【0061】.治療者がカードまたはICカードを所
有している場合は、そのカードまたはICカードを、操
作パネル38の、カードリーダ49またはICカードリ
ーダ50に挿入する。
【0062】また治療者が個人記号を登録している場
合、または個人記号を登録する場合は、操作パネル38
のテンキー51により個人記号を入力する。
【0063】その後、治療者はあごをあご位置線L1
合わせ、身体の背骨を通る中心線を移動指圧手段Fの中
心線L3 に略一致させてベッドB上に伏臥し、スタート
キーSTを押す(図11、S1)。
【0064】.スタートキーSTのONにより、走行
フレーム2は、スタート位置Sから終端位置Eに向かっ
て往行を開始する(図1,2において左端から右端に向
かって走行)。この往行によりテレビカメラ33と、側
面センサーSSすなわち光電センサー34とにより、治
療者の輪郭を検出する。またこの往行時、テレビカメラ
33の撮影した映像をテレビ37に映し出す(図11、
S2)。
【0065】.走行フレーム2が終端位置E(図1,
2右端位置)に達したら、走行フレーム2の往行を停止
させる。そしてカードまたはICカードの挿入およびテ
ンキー51による入力がないとき、または、内部個人
「つぼ」記憶手段M4 に、個人記号に対応する個人「つ
ぼ」情報がないときは(図11、S3)、治療者の「つ
ぼ」の位置を前述したように算出し(図11,S4)、
傾斜角度αB、側面輪郭とともに実行「つぼ」記憶手段
3 に記憶する(図11、S5)。
【0066】.つぎに、走行フレーム2を復行させ、
実行「つぼ」記憶手段M3 が記憶している実行「つぼ」
位置、傾斜角度αBおよび側面輪郭に基づいて背中上を
前方に移動して指圧頭27により指圧を実行する。また
走行フレームの復行時、テレビカメラ33が撮影した映
像をテレビ37に映し出す。
【0067】すなわち、前述したように、指圧頭27を
所定の「つぼ」位置の上方に移動し(図11、S6)、
指圧頭27の下端272 を前記昇降位置にする(図1
1、S7)。そして、操作キー群Aの操作がなければ
(図11、S8)、揺動モータ31を駆動し、シリンダ
26を伸長作動させて指圧を行なう。これより所定時間
経過したらシリンダ26を縮小作動させる(図11、S
9)。実行「つぼ」位置全部の指圧が終っていなければ
(図11、S10)、ステップS6に進み、次の所定の
「つぼ」位置の指圧を行なう。これにより、カードまた
はICカードの挿入およびテンキー51による入力がな
いとき、または、内部個人「つぼ」記憶手段M4 に、個
人記号に対応する個人「つぼ」情報がないときは、ステ
ップ4で算出した治療者の「つぼ」の位置(図1,図2
参照)の指圧が行なわれる。
【0068】.身体全部の「つぼ」位置の指圧が終わ
り、走行フレーム2がスタート位置Sに戻ったら、実行
「つぼ」記憶手段M3 が記憶している実行「つぼ」位
置、傾斜角度αB、側面輪郭および左右の側面輪郭を、
内部個人「つぼ」記憶手段M4またはICカードに記憶
させる(図11、S10,S11)。
【0069】.治療者が「つぼ」位置の「ずれ」を知
り、「つぼ」位置を変更する場合は、ステップS8にお
いて、治療者はテレビ37の画面により指圧頭27の位
置を確認しながら、操作キー群A(図7参照))を選択
操作してその指圧頭27を最適な位置に移動させる。
【0070】すなわち、治療者は変更キー40を押す。
変更キー40が押されると、シリンダ26を縮小作動さ
せて、指圧動作を一時停止する。そして、治療者は目的
のキーを操作して、指圧頭27を最適な位置に移動させ
た後に、スタートキーSTを押す(図11、S8)。
【0071】スタートキーSTが押されたら、走行位置
X、左右の台車位置ZAL ,ZARを読み込み、実行
「つぼ」記憶手段M3 に記憶されている一時停止したと
きの実行「つぼ」位置を、読み込んだ走行位置X、左右
の台車位置ZAL ,ZAR に更新する。また、下降キー
441 ,451 および上昇キー442 ,452 が操作さ
れたときは、下端位置YL ,YR を読み込み、その読み
込んだ下端位置YL ,Y R に基づいて上端位置Y(左台
車11L の指圧頭27に対応するY=YL +Ya、右台
車11R の指圧頭27に対応するY=YR +Ya)を算
出し、また、左右それぞれ用の側面輪郭を作成し、その
左右の側面輪郭の前記読み込んだ走行位置Xに対応する
上端位置Yを、前記算出した上端位置Yに更新し、その
更新した左右の側面輪郭を実行「つぼ」記憶手段M3
記憶する(図11、S12)。つぎに、ステップS7に
進み、一時停止したときの実行「つぼ」位置(更新した
実行「つぼ」位置)から、指圧動作を再開する。
【0072】.前記においてカードリーダ49およ
びテンキー51により個人記号が入力され、内部個人
「つぼ」記憶手段M4 に個人「つぼ」情報が記憶されて
いるとき、および個人「つぼ」情報が記憶されたICカ
ードが用いられた場合は(図11、S3)、個人「つ
ぼ」情報を、実行「つぼ」記憶手段M3 に記憶する(図
11、S13,S5)。
【0073】したがって、この場合は、前回と同じ位置
での指圧が行なわれる。
【0074】次に第2実施例を説明する。
【0075】第2実施例の装置は、標準体「つぼ」記憶
手段M1 の記憶内容の一部と「つぼ」検出手段G2 の機
能とが第1実施例と相違し、これら以外は第1実施例と
同一であるので、相違点のみ説明する。
【0076】すなわち、前記第1実施例における標準体
「つぼ」記憶手段M1 が、標準体のあごから治療者の踵
までの距離Tを記憶しているのに代えて、この第2の実
施例は、標準体のあごからヒップの一番高い位置までの
距離Hを記憶させたところが相違している(図9参
照)。
【0077】第2実施例の「つぼ」算出手段G2 は、輪
郭記憶手段M2 の側面輪郭から図9に示す所定の走行位
置X3 〜X4 の間で上端位置Yが一番高い走行位置X5
を検出し、この走行位置X5 から前記走行位置X1 まで
の距離Hsを算出し、また上面輪郭から肩幅Wsを算出
する。そして標準体の距離Hおよび肩幅Wを、前記算出
距離Hsおよび算出肩幅Wsに合うように所定の比率で
拡大または縮小するとともに標準体の複数の「つぼ」の
位置をそれと同じ比率で拡大または縮小して、治療者の
「つぼ」の位置を、走行フレーム2の走行位置XC、左
右台車11L ,11R の位置ZCL ,ZCR として算出
する。なお、走行フレーム2の走行位置は、前記走行位
置X1 より後方のみ拡大または縮小する。すなわち、X
C=X1+(XB−X1 )Hs÷H、ZCL =ZBL ×
Ws÷W、ZCR =ZBR ×Ws÷Wとして算出する。
【0078】そして、前記算出した治療者の「つぼ」の
位置を、実行「つぼ」位置として実行「つぼ」記憶手段
3 に記憶するとともに、前記側面輪郭を実行「つぼ」
記憶手段M3 に記憶する。なお、各実行「つぼ」位置に
対応させて台車レール8の傾斜角度αBを記憶する。
【0079】次に、第2実施例の作用を説明する。
【0080】第2実施例の作用は、ステップS4におい
て治療者の「つぼ」の位置を前述した第2実施例の「つ
ぼ」検出手段G2 の機能により算出する点が第1実施例
と相違し、これ以外は第1実施例と同一である。
【0081】前記第1,2実施例の前記内部個人「つ
ぼ」記憶手段M4 およびICカードは個人「つぼ」記憶
手段(前記請求項3)に該当する。
【0082】なお、第1,2実施例は、左右台車1
L ,11R がそれぞれ移動指圧手段中心線L3 を超え
て移動できるので、治療者の身体の左右一側を左右の指
圧頭27を用いて同時に指圧することができる。たとえ
ば、治療者の一方の足を左右の指圧頭27を用いて同時
に指圧することができる。
【0083】図12,13には、指圧装置の指圧部の変
型例が示される。図12は、指圧部の側面図、図13
は、図12の13線矢視の指圧部の底面図であり、前記
第1実施例と同一部材には同一符号が付される。
【0084】この変型例では、指圧頭127はローラに
より構成され、この指圧頭127はシリンダ26のシリ
ンダロッド263 の下端に固定した平面L字状のローラ
軸128に回転自在に支持されている。したがって揺動
モータ31の駆動によれば、ベッドBの前後方向に対し
て左右方向(図13、矢印129)に揺動させることが
できる。またこの場合も前記第1実施例の指圧頭27と
同様に、シリンダロッド263 とローラ軸128との間
に圧縮ばねを設け、ローラに所定以上の力が作用したと
き、ローラよりなる指圧頭127がシリンダロッドに対
して上昇するようにしてもよい。
【0085】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施
例では移動指圧手段のフレームが、ベッドに設けた走行
レール上を往復走行するようにしているが、前記フレー
ムをベッドとは別に設けたガイドに沿って往復走行でき
るようにしてもよい。またテレビカメラに代えて赤外線
カメラ、反射型超音波検出装置、光電センサー、レザー
型反射センサー等従来公知のセンサーを用いて治療者の
左右端位置を検出してもよい。この場合テレビに指圧頭
を映し出すためのテレビカメラを別に設ける。また治療
者の伏臥するベッドは、どのようなものでもよく、たと
えばベッドの上面に、治療者の腹部および足部を受け入
れる窪みを形成すれば、治療者の伏臥位置が安定して、
指圧位置のずれを防止することができる。
【0086】また、実施例では、あごを基準にして治療
者の「つぼ」の位置を算出しているが、治療者が肩を所
定の位置に合せて伏臥するようにし、肩を基準にして治
療者の「つぼ」の位置を算出するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】本請求項1記載の発明によれば、治療者
の体形を測定して、治療者の指圧すべき「つぼ」を検知
測定し、その測定した「つぼ」を指圧頭により自動的に
指圧するので、指圧効果を向上させることができる。
【0088】また本請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1記載の発明の効果に加えて治療者が指圧頭の指
圧位置の調整を容易に行なうことができる。
【0089】さらに本請求項3記載の発明によれば、前
記請求項2記載の発明の効果に加えて、治療者が次回に
指圧をうけるときに、前回に調整した指圧位置での指圧
をそのままうけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動指圧装置の全体側面図
【図2】図1の2線矢視の自動指圧装置の全体平面図
【図3】図1の3線矢視の自動指圧装置の後面図
【図4】図3の4−4線に沿う移動指圧手段の縦断側面
【図5】図4の5線矢視の移動指圧手段の前面図
【図6】図4の6線矢視の移動指圧手段の上面図
【図7】操作パネルの正面図
【図8】台車の移動制御の説明図
【図9】治療者の身体の輪郭検出制御の説明図
【図10】制御装置のブロック図
【図11】指圧の作用を示すフローチャート図
【図12】指圧部の側面図(変型例)
【図13】図12の13線矢視の指圧部の底面図
【符号の説明】
27;127 指圧頭 33 テレビカメラ 38 操作パネル B ベッド F 移動指圧手段 G4 管理手段 M4 内部個人「つぼ」記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療者が伏臥するベッドと、このベッド
    上を往復移動可能な、センサー付の移動指圧手段とを備
    え、前記移動指圧手段をベッドの一端から他端に移動さ
    せ、治療者の体形を測定して治療者の指圧すべき「つ
    ぼ」の位置を検出測定してこの「つぼ」の位置を指圧す
    るために、前記移動指圧手段は、左右および上下に移動
    制御される指圧頭を備えていることを特徴とする、自動
    指圧装置。
  2. 【請求項2】 人体と、指圧頭とを撮影するテレビカメ
    ラと、 治療者が見えるようにベッドに設けられた、テレビカメ
    ラで撮影した映像を映す画面と、 指圧頭の位置を補正する操作手段とを備え、 画面で指圧頭の位置を確認しながら操作手段により前記
    検出測定した、指圧すべき「つぼ」の位置を補正できる
    ようにしたことを特徴とする、前記請求項1記載の自動
    指圧装置。
  3. 【請求項3】 個人「つぼ」記憶手段から個人の「つ
    ぼ」の位置を読み出し、前記指圧頭による指圧実行後
    に、実行した「つぼ」の位置を前記記憶手段に記憶させ
    る管理手段を有し、前記読み出した個人の「つぼ」の位
    置に基づいて指圧を実行することを特徴とする、前記請
    求項2記載の自動指圧装置。
JP20336197A 1997-07-29 1997-07-29 自動指圧装置 Pending JPH1147226A (ja)

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