JPH1146071A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

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JPH1146071A
JPH1146071A JP9201223A JP20122397A JPH1146071A JP H1146071 A JPH1146071 A JP H1146071A JP 9201223 A JP9201223 A JP 9201223A JP 20122397 A JP20122397 A JP 20122397A JP H1146071 A JPH1146071 A JP H1146071A
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Mitsuru Kanari
充 金成
Yoshihiko Takahashi
由彦 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パネルに形成された複数の装着孔と支持
部材に装着された各回転操作部品の取付位置にずれが生
じていると、操作軸の先端に取り付けられた操作ノブが
操作パネルの操作孔等に当接するため、操作ノブの操作
性が低下する。 【解決手段】 回転操作部品16は、ナット17の螺着
によりスリーブ20の底面20cで可動部材19に固設
されるとともに、筒部20aが支持部材14の貫通孔1
4b内に遊嵌されているため、支持部材14に沿ってX
軸およびZ軸方向への移動が許容される。よって、操作
ノブ12は基準穴18aを基準として装着され、回転操
作部品16は、前記操作ノブ12に追従して、軸16c
が操作ノブ12に嵌着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等の操作
パネルに取付けられる操作装置に係り、特に操作パネル
に形成される装着孔に対して、操作ノブが同軸に装着さ
れて、操作ノブと操作パネルとの間に不均一なクリアラ
ンスが生じないようにした操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電子機器の操作パネルを
示し、(A)は分離した状態を示す断面図、(B)は組
み立て状態を示す断面図、図6は支持部材に回転操作部
品が取付けられた状態を示す正面図である。図5に示す
符号1は、例えばラジオ、テレビ、テーププレーヤ、又
はCD、MD若しくはDVDプレーヤなどの電子機器の
操作パネルを示している。操作パネル1は、例えば熱硬
化性樹脂により形成されている。符号1a,1bは装着
孔を示し、この中心間の距離は操作パネル1を成形する
際に、金型により所定の間隔寸法Lに設定される。操作
パネル1の背面(Y2側)には、支柱3,3、支持部材
4、回転操作部品6および導光部材8などが設けられて
いる。
【0003】支柱3,3は、操作パネル1の背面からY
2方向に所定の間隔寸法L1で一体に突出形成されてい
る。また支柱3,3の先端は断面凸状の段差部3a,3
aが形成されており、かつその先端の端面にはY1方向
にねじ孔3b,3bがそれぞれ螺刻されている。なお、
段差部3aのY軸方向への段差の長さ(高さ)寸法は、
支持部材4の板厚寸法よりもやや短く形成されている。
支持部材4には、段差部3a,3aの外径寸法とほぼ同
じ内径寸法の取付け孔4a,4aと、回転操作部品6を
取り付けるための保持穴4b,4bがそれぞれ穿設され
ている。取付け孔4aと4a間は、間隔寸法L2に設定
されている。また保持穴4bと4bとの間は、上記装着
孔1aと1bとの間の間隔寸法Lと同じ間隔寸法に設定
されている。支柱3,3間の間隔寸法L1と取付け孔4
a,4a間の間隔寸法L2とは、互いに同じ間隔寸法
(L1=L2)となるように設計されている。
【0004】図5(B)に示すように、支持部材4の取
付け孔4a,4aを支柱3,3の先端にそれぞれ挿入す
ることにより、支柱3,3の段差部3a,3aに取付け
孔4a,4aを嵌合させることができる。この状態でね
じ5,5をねじ孔3b,3bに螺入することにより、支
持部材4が支柱3,3の先端に固設される。支持部材4
には可変抵抗器、又は可変コンデンサあるいは可変コイ
ルなどの回転式の回転操作部品6が装着される。回転操
作部品6は、本体6a、螺設部6b,操作軸6cから構
成されている。螺設部6bの外周面にはねじ溝が螺刻さ
れ、これにナット7が螺着できるようになっている。図
5(B)では、回転操作部品6の螺設部6bが支持部材
4の保持穴4bに挿入され、螺設部6bにナット7が締
め付けられて、回転操作部品6が固定されている。
【0005】操作パネル1の背面と支持部材4との間に
は、導光部材8が介装されている。導光部材8は、アク
リルなどの透明な樹脂から形成され、上記回転操作部品
6の操作軸6cを挿通させるための挿通孔8a,8a、
上記操作ノブ2,2が挿入される受部8b、8b、リン
グ状のリブ8c,8cなどを有している。図5(B)に
示すように、導光部材8,8はリブ8c,8cが装着孔
1a,1bの縁に嵌合されて、操作パネル1の背面に装
着される。回転操作部品6,6が装着された支持部材4
が支柱3,3に装着される際に、回転操作部品6,6の
操作軸6c,6cが挿通孔8a,8aに挿通され、装着
孔1a,1b(リブ8c,8c)の中心から操作パネル
1の外部に操作軸6c,6cが露出する。この操作軸6
c,6cの先端に操作ノブ2,2が装着されることによ
り、回転操作部品6,6を手動で回転調節することが可
能となり、例えば音量調節や高音、低音などの音質調節
ができるようになる。
【0006】また、操作ノブ2,2が装着されると、操
作ノブ2,2の基端の外周面は、前記リブ8c,8cの
内周面に対向する。そして、支持部材4などに設けられ
たLEDやランプ等の照光部材が発光することにより、
導光部材8の内部を透過した光が前記リブ8c,8cか
ら操作パネル1の外部に放出され、操作ノブ2,2の回
りが明るく照らし出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の操作装置で
は、操作パネル1に複数の装着孔1a,1bが形成さ
れ、操作パネル1の内側に固定される支持部材4に、複
数の回転操作部品6,6が固定される。したがって、操
作パネル1の装着穴1aと1bの間隔寸法Lの公差と、
操作パネル1に対する支持部材4の取付け位置公差、さ
らに指示部材4の保持穴4bと4bの間隔寸法Lの公差
が累積され、装着穴1a,1bと、支持部材4に取付け
られた回転操作部品6,6の回転軸6c,6cとの間に
軸芯のずれが発生しやすい。したがって、操作パネル1
の装着孔1a,1aと、操作ノブ2の外周面との間にク
リアランスを設けておくことが必要である。しかし、こ
のクリアランスが十分な隙間寸法に形成されていない
と、累積公差が大きくなったときに、操作ノブ2を操作
パネル1に装着できなかったり、または操作ノブ2の外
周部分が操作パネル1などに当たって回転負荷が増大す
ることがある。
【0008】前記クリアランスが操作ノブ2の裏面側に
隠れる箇所に形成されている場合には、前記クリアラン
スをきわめて大きくしておいても、操作パネル1を正面
から見たときに、違和感を生じさせることがない。しか
し図5(A)(B)に示すように、操作パネル1の装着
孔1aと1bに導光部材8のリブ8cが嵌着され、操作
ノブ2の外周面がこのリブ8cの内側に対面し、リブ8
cの内周面と操作ノブ2の外周面との間にクリアランス
Cが形成される構造では、前記クリアランスが過大であ
ると、操作パネル1を正面から見たときに、操作ノブ2
の外周部分の外観を損ねることになる。また、各操作ノ
ブ2ごとに、その周囲のクリアランスCが不均一である
と、リブ8cによって、操作ノブ2の外周を均一に照明
することができず、操作パネル1を正面から見たときに
違和感を感じるようになる。
【0009】そこで、従来は図6に示すように、支持部
材4の一方の取付け孔4aをX軸方向に延長した長孔4
a′とすることにより、操作パネル1に対して支持部材
4をX方向へ位置調整でき、操作パネル1の装着孔1a
と1bとの間隔寸法Lと、支持部材4に固定された回転
操作部品6,6との位置調整を可能としている。しか
し、この構造では、操作パネル1と支持部材4との相対
位置を調整することが可能ではあるが、装着孔1aと1
bとの間隔Lと、支持部材4に固定された回転操作部品
6,6との中心間の間隔寸法を確実に一致させるのが困
難であり、操作ノブ2の外周面と、導光部材8のリブ8
cの内周面とのクリアランスCを、全周にわたって均一
に設定するのが困難であることに変わりはない。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、操作パネルに形成された装着部と、操作パ
ネルの内方に固定される回転操作部品との相対位置を調
整可能とし、操作パネルに対して操作ノブが常に最適な
クリアランスを有して装着できるようにした操作装置を
提供することを目的としている。
【0011】さらに本発明は、操作ノブの外周面と操作
パネル、または操作ノブの外周面と導光部材との間にク
リアランスが形成される場合に、操作ノブの外周のクリ
アランスを全周にわたって一定にできるようにした操作
装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作パネル
と、前記操作パネルの内方に設けられた回転操作部品
と、前記操作パネルの内方で前記回転操作部品を支持す
る支持部材と、前記操作パネルに回転自在に挿通されて
前記回転操作部品の軸に固定される操作ノブとが設けら
れた操作装置において、前記回転操作部品と、この回転
操作部品が固定された可動部材とが、前記支持部材に対
し前記軸と直交する方向へ移動余裕を有して取付けら
れ、前記可動部材の一部が前記支持部材に掛止されて、
前記回転操作部品と可動部材が回り止めされていること
を特徴とするものである。
【0013】たとえば、前記支持部材に形成された挿通
孔内にスリーブが前記軸と直交する方向に移動余裕を有
して挿入され、前記スリーブに、回転操作部品および可
動部材が固定されているものとなる。
【0014】本発明では、操作パネルの内側に設けられ
た支持部材に回転操作部品が移動余裕を有して取付けら
れている。この移動余裕は、回転操作部品の軸と直交す
る全方向であることが好ましい。この移動余裕を設ける
ことにより、操作パネルにて操作ノブが装着される装着
孔などと、支持部材との間に位置ずれの公差が累積して
いても、回転操作部品と操作パネルとの嵌着位置に対し
て、回転操作部品が追従する。したがって、操作パネル
に対して操作ノブが過大なクリアランスを有していなく
ても、操作パネルに装着される操作ノブと、回転操作部
品の軸とを確実に連結できる。また可動部材の一部が支
持部材に掛止されて回り止めとされているため、操作ノ
ブの回転により、回転操作部品および可動部材が自由に
回転することがない。
【0015】上記において、前記可動部材の少なくとも
一部が前記支持部材に弾圧されて、回転操作部品および
可動部材が、前記支持部材に対して前記軸方向へがたつ
くのが防止されていることが好ましい。
【0016】この場合に、可動部材とは別体の板ばねや
コイルばねにより、可動部材が支持部材に弾圧されてい
てもよいし、可動部材が板ばねなどで形成されて、可動
部材が自らのばね力で支持部材に弾圧されていてもよ
い。この弾圧構造を採用することにより、回転操作部品
と可動部材が、支持部材に対して軸方向へがたつくのを
防止でき、ラットルノイズの発生を防止できる。
【0017】さらに、前記操作パネルの内側に、照明光
を伝達する導光部材が設けられており、前記操作ノブま
たは前記軸は、前記導光部材に形成された基準穴に回転
自在に挿入されていることが好ましい。
【0018】すなわち、本発明では、操作ノブまたは、
回転操作部品の軸が、基準穴に対して最小のクリアラン
スでほとんど軸と直交する方向への余裕がなくても、操
作ノブと回転操作部品の軸とを連結することができる。
この場合の基準穴は、操作パネルに形成してもよいし、
導光部材に形成してもよいし、あるいは操作パネルおよ
び導光部材以外の部品に形成してもよい。
【0019】さらに、前記導光部材には、操作ノブの外
周に現れるリブが形成されており、前記操作ノブまたは
前記軸が前記基準穴に回転自在に挿入された状態で、操
作ノブの外周面と前記リブとの間に全周にわたってほぼ
均一なクリアランスが形成されるものとすることができ
る。
【0020】この場合に、操作ノブは基準穴を基準とし
て回転自在に支持されるため、導光部材にリブと基準穴
の双方を形成しておくと、操作ノブの外周面と、操作パ
ネルに現れる導光部材のリブとの寸法を全周にわたって
均一にできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の操作装置の実施の形態
を示し、各部材の分離状態を示す一部断面図、図2は図
1の各部材が組み立られた状態を示す断面図、図3は支
持部材および可動部材を示す正面図、図4は他の実施の
形態を示す部分断面図である。図1に示す操作装置は、
車載用の音響機器やナビゲーションシステムなどに設け
られているものである。電子機器の操作パネル11に
は、装着孔11aが形成されている。操作パネル11の
背面(図示Y2側)には、支柱13、導光部材18、回
転操作部品16および調整機構Aなどが設けられてい
る。なお、調整機構Aは支持部材14、可動部材19、
スリーブ20等で構成されている。
【0022】操作パネル11は、例えばABS樹脂など
で成形されるが、このとき前記装着孔11aおよび支柱
13が操作パネル11と一体に成形される。支柱13の
先端は、断面形状が凸状の段差部13aが形成され、そ
の端面にねじ孔13b,13bが形成されている。支持
部材14は、例えば金属板で形成されており、取付孔1
4a,14a、貫通孔14b、貫通角孔14cが穿設さ
れている。上記支柱13の段差部13aに前記支持部材
14の取付孔14aが外挿され、ねじ15,15によっ
て、支持部材14が支柱13に固定される。
【0023】また支持部材14の図示Y2側には、可動
部材19が設けられている。可動部材19は、図3に示
すように薄い金属板を打ち抜き形成したものであり、弾
性を有して板ばねとして機能できるようになっている。
可動部材19は、本体19Aの一端(X1側)に掛止部
が設けられている。掛止部には、弾性を発揮する屈曲部
19Bが一体に折り曲げ形成され、支持部材14に穿設
された回り止め部として機能する貫通角孔14cに挿入
されている。また、屈曲部19Bに隣接する本体19A
には、図示Y1側に突出する凸部19bが加圧成形され
ている。この凸部19bは、例えばポンチ加工などによ
って形成され、その高さα1は極めて微小である。
【0024】可動部材19の本体19Aには、前記支持
部材14の貫通孔14bに重なり合う位置に固定穴19
aが穿設されている。固定穴19aの内径W3は、前記
貫通孔14bの内径W2に比べ小さく形成されており
(W2>W3)、この固定穴19a内に後述する回転操
作部品16が挿通される。また、操作パネル11の背面
と支持部材14との間には、導光部材18が設けられ
る。導光部材18の図示Y1側には、上記装着孔11a
の内径とほぼ同じ外径を有するリング状のリブ18cが
周設されている。この導光部材18のリブ18cの内側
が、操作ノブ12が装着される受部18bとなってい
る。この受部18bの中心に基準穴18aが穿設されて
いる。図2に示す組立状態では、回転操作部品16およ
び操作ノブ12が、この基準穴18aを基準として取付
けられる。
【0025】図2に示すように、導光部材18に形成さ
れたリブ18cは、図示Y2方向から操作パネル11の
装着孔11aに嵌合されるが、これにより装着孔11a
には導光部材18の受部18bおよびリブ18c、さら
に基準穴18aが現れることとなる。導光部材18は、
例えばアクリルなどの透明な樹脂で形成されたものであ
り、操作パネル11の内部に設けられたランプやLED
などの発光部材(図示せず)からの光が導光部材18内
を透過することにより、操作ノブ12の回りのリブ18
cが明るく照らし出されるようになっている。
【0026】図1に示すように、回転操作部品16は、
本体16aに操作軸16cが突設され、この操作軸16
cの根元に螺設部16bが周設されている。螺設部16
bの外周面にはねじ溝が螺刻され、これにナット17が
螺着できるようになっている。回転操作部品16は、螺
設部16bが可動部材19の固定穴19aに挿入される
とともに、支持部材14の貫通孔14bにも挿入されて
ナット17により螺着される。ただし、ナット17を締
めこむ前に図1に示すようなスリーブ20が介装され
る。スリーブ20は、筒部20aとこの筒部20aに連
続するフランジ部20bとから構成されている。
【0027】図1および図2に示すように、スリーブ2
0の筒部20aの外径W1は、支持部材14の貫通孔1
4bの内径W2よりも小さく形成されている(W1<W
2)。また、筒部20aの長さ(Y軸方向の高さ)h
は、支持部材14の肉厚t1よりも長く(h>t1)形成
されており、支持部材14と可動部材19との間にはわ
ずかな隙間α2が形成される。前記スリーブ20が支持
部材14の貫通孔14b内に挿入された状態で、スリー
ブ20内に、回転操作部品16の螺設部16bが挿入さ
れ、底面20cが可動部材19に当接した状態で、螺設
部16bにナット17が締め付けられ、図2に示すよう
に、可動部材19を挟んで、回転操作部品16とスリー
ブ20およびナット17が固定される。この状態で、回
転操作部品16は可動部材19に対して確実に固定され
ることとなるが、支持部材14には対しては、全く拘束
されない状態となっている。
【0028】また上述した貫通角孔14cに、可動部材
19の屈曲部19Bが挿入されているが、図3における
貫通角孔14cと、屈曲部19Bとの間のZ方向への幅
寸法の差はわずかである。しかし、可動部材19では、
前記屈曲部19Bから離れた部分が、前記屈曲部19B
を支点として、図3で破線で示すように回動余裕を有し
ている。また、可動部材19は、支持部材14に対して
X1−X2方向へ移動可能である。したがって、可動部
材19に固定されている回転操作部品16は、スリーブ
20の直径W1と、貫通孔14bの内径W2との差の範
囲内において、操作軸16cの軸方向と直交する方向へ
自由に移動できる。また、可動部材19は板ばねとして
機能し、屈曲部19Bの先端部分が支持部材14に弾圧
され、また凸部19bが支持部材14に弾圧されてい
る。この凸部19bを支点として可動部材19の図示左
端側が反時計回り方向に付勢され、スリーブ20のフラ
ンジ部20bが支持部材14に弾圧させられる。よっ
て、回転操作部品16の軸方向へのがたつきが抑えられ
るため、ラットルノイズ等にも対処できる。
【0029】また、たとえば図4に示すように、凸部1
9bの高さα1を支持部材14と上記の可動部材19と
の隙間α2よりも充分に大きくすることにより(α1>
α2)、屈曲部19Bを支持部材14に弾圧させなくと
も、回転操作部品16のがたつきは抑えることが可能と
なる。すなわち、凸部19bが支持部材14の背面を押
圧することにより回転操作部品16が取り付けられるX
2側の可動部材19の端部が図示Y2方向に付勢される
ため、回転操作部品16が支持部材14に押圧されてが
たつきの発生を防止することができる。よって、屈曲部
19Bは必ずしも貫通角孔14cよりもX1方向へ延び
て設ける必要はない。また、可動部材19の支持部材1
4に対する弾圧力は、可動部材19自体の弾性による微
弱なものであるため、可動部材19の操作軸16cと直
交する方向への可動を妨げない。
【0030】また図2に示すように、回転操作部品16
の操作軸16cは、前記導光部材18の基準穴18a内
に挿入され、操作パネル11の装着孔11a(リブ18
c)内に露出する。操作ノブ12は、操作パネル11の
前面(Y1側)から装着される。このとき、操作ノブ1
2の軸部12aが、導光部材18の基準穴18a内に回
転自在に挿通され、軸部12aの端面に形成された嵌合
穴12c内に、回転操作部品16の操作軸16cが嵌着
される。この状態で、操作ノブ12の基端の外周面12
bが、導光部材18のリブ18cの内面に対向する。図
2では、操作ノブ12の軸部12aの外周面12bと、
基準穴18aとの隙間をS2で示し、操作ノブ12の基
端の外周面12bと、リブ18cの内周面とのクリアラ
ンスをS1で示している。図2ではS1とS2が同等の
寸法で示しているが、実際は、S2がS1よりも十分に
小さく、軸部12aが基準穴18aを基準として回転自
在に保持される。よって、操作ノブ12の基部外周面1
2bと、リブ18cの内面とのクリアランスS1を、操
作ノブ12の外周において均一にできる。
【0031】また、前記のように操作ノブ12の軸部1
2aが、導光部材18の基準穴18aに挿通される際、
支持部材14に支持されている回転操作部品16は、可
動部材19と共に支持部材14に対して可動状態であ
る。よって、回転操作部品16の操作軸16cは、操作
ノブ12に追従して、嵌合穴12cに嵌着される。よっ
て、支持部材14の操作パネル11に対する取付け位置
に誤差が生じていても、基準穴18aを基準として取付
けられる操作ノブ12と、回転操作部品16とを確実に
連結することができる。また操作ノブ12を回転させた
ときには、可動部材19の掛止部が支持部材14の貫通
角孔14cに掛止されているため、この可動部材19お
よび回転操作部品16が操作ノブ12と共に自由に回転
してしまうことがない。
【0032】なお、上記説明においては操作パネル11
には1つの操作装置しか示されていないが、複数の操作
装置を設けた場合にも対応できることは当然である。こ
の場合、操作パネル11に複数箇所の装着孔11aが形
成され、支持部材14には、複数の回転操作部品16お
よび可動部材19が取付けられる。このとき、1つの貫
通角孔14cに一対の可動部材19を掛止させ、各可動
部材19の反対側の端部にそれぞれ回転操作部品16を
取り付けることにより、より小さなスペース内に操作装
置を設置することができる。
【0033】また、操作ノブ12は、操作パネル11に
対して常に最適な状態で回転できるように支持される。
さらに、図2に示すように、操作ノブ12の外周に導光
部材18のリブ18cが現れる構造の場合に、操作ノブ
12を基準穴18aを基準として装着することにより、
操作ノブ12の周囲に均等に導光部材18のリブ18c
が位置することになり、操作ノブ12の外周を均一に照
光できる。さらに、図の実施の形態では、操作ノブ12
の軸部12aが、導光部材18の基準穴18aを基準と
して最小の隙間を有して回転自在に保持されているが、
回転操作部品16の操作軸16cが、導光部材18の基
準穴18aに最小の隙間を有して回転自在に保持されて
いてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、操作パネ
ルに取付けられる操作ノブと、回転操作部品との位置関
係のずれを修正できる。よって操作ノブは操作パネルに
常に最適な状態(最少のクリアランス)で保持され、且
つ操作ノブと回転操作部品の軸とが確実に連結される。
よって、操作ノブの外周に導光部材が現れる構造の場合
に、操作ノブと導光部材とを同心円に配置でき、操作ノ
ブの外周を均一に照光できる。さらに可動部材が支持部
材に弾圧される構造にすると、回転操作部品と可動部材
とのがたつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作装置の分離状態を示す一部断面
図、
【図2】図1の各部材の組み立て状態を示す断面図、
【図3】支持部材を示す正面図、
【図4】他の実施の形態を示す部分断面図、
【図5】従来の電子機器の操作パネルを示し、(A)は
分離した状態を示す断面図、(B)は(A)の組み立て
状態を示す断面図、
【図6】従来の支持部材および可動部材を示す正面図、
【符号の説明】
11 操作パネル 11a 装着孔 12 操作ノブ 12a 軸部 13 支柱 14 支持部材 16 回転操作部品 17 ナット 18 導光部材 18a 基準穴 18c リブ 19 可動部材 19B 屈曲部 20 スリーブ A 調整機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作パネルと、前記操作パネルの内方に
    設けられた回転操作部品と、前記操作パネルの内方で前
    記回転操作部品を支持する支持部材と、前記操作パネル
    に回転自在に挿通されて前記回転操作部品の軸に固定さ
    れる操作ノブとが設けられた操作装置において、前記回
    転操作部品と、この回転操作部品が固定された可動部材
    とが、前記支持部材に対し前記軸と直交する方向へ移動
    余裕を有して取付けられ、前記可動部材の一部が前記支
    持部材に掛止されて、前記回転操作部品と可動部材が回
    り止めされていることを特徴とする操作装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材に形成された挿通孔内にス
    リーブが前記軸と直交する方向へ移動余裕を有して挿入
    され、前記スリーブに、回転操作部品および可動部材が
    固定されている請求項1記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記可動部材の少なくとも一部が前記支
    持部材に弾圧されて、回転操作部品および可動部材が、
    前記支持部材に対して前記軸方向へがたつくのが防止さ
    れている請求項1または2記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記操作パネルの内側に、照明光を伝達
    する導光部材が設けられており、前記操作ノブまたは前
    記軸は、前記導光部材に形成された基準穴に回転自在に
    挿入されている請求項1ないし3のいずれかに記載の操
    作装置。
  5. 【請求項5】 前記導光部材には、操作ノブの外周に現
    れるリブが形成されており、前記操作ノブまたは前記軸
    が前記基準穴に回転自在に挿入された状態で、操作ノブ
    の外周面と前記リブとの間に全周にわたってほぼ均一な
    クリアランスが形成される請求項4記載の操作装置。
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